地上波同時配信アプリ「NHKプラス」モバイル回線での挙動

NHK総合とEテレの地上波とネットで同時配信するサービスが昨日から始まりました。パソコンのブラウザ上でも使えますが、今の日本国内ではどの家にもテレビがあるので、やはりスマホでどのくらい使えるか気になります。そこで早速スマホやタブレットで使えるアプリが出てきましたので、とにかく現状のモバイル環境でどのくらいきちんと見られるのかどうかを確かめてみました。

モバイル回線では、高速で見るにしても画質を上げてしまうと同じ番組を見ていても多くのデータを使用してしまいます。スマホ用アプリの「NHKプラス」では通信品質その他についての設定項目があり、使い方によってはちゃんと設定した方が幸せになれるでしょう。

画質については「モバイル回線」および「Wi-Fi回線」に分かれて設定することができるようになっています。モバイル回線でもWi-Fiでも設定項目は同じです。具体的な内容は以下のように分かれています。

・高(1時間視聴あたり約0.7GB)
・中(1時間視聴あたり約0.4GB)
・低(1時間視聴あたり約0.2GB)
・最低(1時間視聴あたり約0.1GB)

ちなみに、低速にすると常時200kbps以上出ると言われている旧OCNモバイルONEのSIMで試したところ、最低の設定でもちょくちょく配信が止まり、頻度はそこまで多くはないものの、画面がブラックアウトする場合がありました。ただエラーにはならず番組は続けて見ることはできます。そんなことから、「最低」か「低」あたりの画質で利用する場合でも、全く止まらずに見るためには、できれば300kpbs~500kbpsくらいのスピードが出るMVNOを利用するか、今後このアプリ利用で高速クーポンを消費しないオプションがあるところで利用するのがいいと思います。

私の場合は、多少止まったとしても常時流し続けていれば、途中で止まることはあるものの番組の内容はなんとかわかるくらいの感じでは旧OCNモバイルONEのSIMでも何とかなるように感じたので、緊急避難的に使うのはありかなと思います。

設定の部分でもう一つ気を付けたいのは、デフォルトのままアプリを使っていると設定内容の中の「再生中画面ロック有効」をONにしておかないと、スマホを省エネ設定で使っていると再生している途中で頻繁に画面が落ちてアプリの挙動もストップしてしまうので、モバイルバッテリーにつなぎながら連続して見られるように、設定しておくことをおすすめします。

あと、今回はまだログインしていない状態で試したので、「見逃し配信」を除いてライブ配信はそのまま使うことは使えますが、画面右下にBSで出てくるような登録及びログインを促す画面が出てきます。どうしても見逃し番組の利用をしたい場合にはログインをした方がいいですが、およそ4分の1画面が潰れても現在放送している内容のだいたいの内容がわかればいいというなら、そのままログインしなくても使えますし、現状ではアプリを使ったことによる料金の支払いも発生しません。

個人的には早く民放のキー局にNHKと同様の同時配信サービスを行なって欲しいですし、そうなった時に改めてモバイル回線の切り替えが必要かどうか、さらに検討したいと思っています。最近ではソフトバンク回線のモバイルルーターを使った大容量でも月額料金が安い通信サービスもありますが、単にスマホでこうした動画や配信を見るだけならそこまでの容量を必要としません。逆に大画面のテレビで動画を見まくると足りなくなるくらいの容量なので、固定回線のADSL終了まではそうしたものは利用しない方がいいのかな? と思っています。当面はこの同時配信は主にスマホやタブレットで見るという風にして、今後の同時配信の進行状況および、そのサービスへのMVNOの対応状況を見ながら特に「ワンセグが映らない地域での情報収集」にこうした同時配信を利用させていただければと思っています。


カテゴリー: 通信サービス全般ニュース | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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