月別アーカイブ: 2013年9月

日本版 Nexus 4 の49,800円は高いか安いか

 知っている人はすでに知っていると思いますが、GoogleはNexus 7(7インチタブレット)のようなタブレット端末だけでなく、SIMフリーの通話できる高性能なスマートフォン「Nexus 4」の日本語版を49,800円で売り出しています。Nexus 7のSIMフリー版は残念ながらドコモのSIMカードで使う場合、800MHz帯のFOMAプラスエリアは使えないのですが、今回紹介するスマートフォン「Nexus 4」ではこの帯域も利用できるので、現在ドコモで販売されているスマートフォンと同じように山間部でも安心して使えるようになっています。

 このNexus 4は、通販だけでなく、スーパーの「イオン」の中に携帯電話コーナーがある場合、そこでも販売しているところが多くあります。昨日私が行ったイオンスーパーでは現物はなく、「予約受付中」ということでしたが、イオンの店舗で購入する場合、例えばIIJmioのようなドコモを利用したMVNOの業者のスターターキット(SIMカードが付いていて、どの業者でも3,150円くらいで売っているもので、簡単な開通手続きを自分ですればすぐにデータ通信を始められます)をサービスで付けているようです。こうしたデータ通信を始めようと思っている方にとっては、その分安く買えるものの、5万円に迫る価格は高いと思われる方も多いかも知れません。

 しかしよく考えてみると、携帯電話会社経由で端末を購入する場合、2年程度の継続契約が前提で、さらに月5千円前後の(各種割引などは考慮していません)データ通信を利用しないと端末に関する割引が受けられないなど、安く買えたと思っても2年間の通信費支払いを考えた場合、支払い金額の総額が結構な金額になるのがわかるでしょう。ちなみにNexus 4の小売価格である49,800円に加えてIIJmioの月額945円を24回利用したとして(実際は途中で解約するのは自由で、いつでも別の業者に乗り換え可能です)、本体との合計(2年間利用)は72,480円となります。「本体実質0円」というスマートフォンを購入して使っている場合でも、現在支払っている料金の端末の割賦販売が終了するまでの総額とを比較してみると(キャンペーンなどで商品券の支給などメリットがある場合もありますので確実に安いとは言えませんが)、他の新品スマートフォンと比べてべらぼうに高いというわけではないと思うのですが。

 Nexus 4は海外仕様のものを利用している方もいて評価も悪くないので、これを最初のスマートフォンにする方もいるかも知れませんが、おサイフケータイやワンセグが付いていない事に納得出来れば十分便利に使える端末だと思います。また、個人的に購入をおすすめしたい方というのは、実はドコモのスマートフォンを購入し、その不具合に泣いている方だったりします。

 私が今使っているスマートフォン富士通のF-10Dは2012年7月発売のものですが、私が中古店で購入したのは2013年の夏でした。このハードを売った方はどちらにしても中古の白ロムで代替をしたのでなければ、割賦契約で購入した場合、データ通信の割引を捨て、さらに途中での機種変更のためかなりの手数料を支払ったのではないかと思われます。このように、購入してから端末の使えなさに絶望したような場合(^^;)、イオンの店舗でNexus 4の本体のみを購入すれば本体価格のみで新品のスマートフォンが入手でき(保証はメーカー対応になるものの白ロムのように諦めなくても大丈夫です)、毎月の支払いも変更ありません。SIMカードをNexus 4に入れ替え、何とかNexus 4で残りの縛り期間をやり過ごせば、本体の割賦料金支払い期間終了後、機種変更や他社への転出も通常の期間でやることができます。

 現状では中古の白ロムでも人気機種や高性能のものは結構な値段がしながら短い保障期間しかなく、その保障期間を過ぎれば有償での修理となってしまうので、いざという時の保証が効く新品で購入できるNexus 4のメリットは場合によっては結構大きいでしょう。ドコモの契約を生かすなら付いてきたMVNOサービスのスターターキットは使わなくてもいいですが、スターターキットを契約して今まで使っていたスマートフォンに入れてデータ専用機として使うという生かし方もあるでしょう。おサイフケータイやワンセグが使えるスマートフォンを使っていたなら、Nexus 4にはないこれらの機能を使いたい場合はMVNOのデータ通信専用SIMカードでも普通に使えます(私のF-10Dで確認済)。また、Nexus 4が故障してメーカーに修理を依頼する場合、恐らく代替機の用意はないと思いますので、そういう場合のために本体は割賦契約が終了するまでとっておいてもいいでしょう。

 本当はメーカーの方でデータ通信契約とセットで売るという現状の方法とは別に、本体のみで販売する売り方もしてくれればいいのではないかと思うのですが、一部の限られた販売チャネルとは言え、Nexus 4が49,800円で出てしまっては、今後新品のスマートフォンをメーカーが売ることがあったとしても、10万に近いような売値は出せないでしょう。そういう意味からも5万弱というこの設定額というのは結構絶妙だと私は思います。Nexus 4については後継機の発売も噂されていますので、LTE対応などの動向および価格についても、果たして妥当なものかどうかじっくり考えながら今後の端末選びの参考にしていきたいと思っています。


2020年 東京オリンピック開催にともなうインフラ整備の展望

 2020年の夏季オリンピックは、トルコのイスタンブールとの決選投票の結果、東京開催に決定しました。国内ではまだ東北地方の復興の見込みが立たない中、東京周辺の競技場や道路、公共交通機関のインフラ整備が優先されるようになる状況に素直に喜べない方もいらっしゃるかと思いますが、7年後に開催されるという事実は動かしようがありませんので、招致を支持していた方も支持できなかった方も、あくまで冷静に今後の状況を見ていく必要があると思います。

 イスタンブールが支持を得られなかった理由には、様々な事が考えられます。イスタンブール市内で混乱が起こったり、トルコの隣国がシリアであり先の見えない中東問題に関する懸念があったとも言われていますが、それを言うなら日本の福島原子力発電所周辺の問題および、いつまた巨大地震が起こるかわからないという不安の方もいつ収束するかわからないので、個人的にはこの問題だけで選考が決まったのかというと少々疑問に思います。というのも、たまたま前の日に、テレビのドキュメンタリーで世界一と言われている中国・北京の道路が慢性的に渋滞している状況を取材した番組を見ていまして、ふと長野五輪のジャンプ競技のことを思い出しました。ジャンプ競技場へ向かう道路が大渋滞を起こし、観客の中には競技開始に間に合わなかったということがありました。今回の開催地の中では、イスタンブールの交通渋滞もかなり深刻だということが言われていたので、開催都市の交通インフラについても考慮がなされ、候補地の中では比較的ましな東京が選ばれたのではないかと思ったのですが。。

 とは言っても、東京に交通渋滞での不安要素が全くないかと言うと、そんなことはありません。そんな不安要素をつぶすためにも、これから東京オリンピック開催に向かい、鉄道などの公共交通機関の整備とともに新たな道路建設が行なわれ、東京中心部での渋滞を減らすためのインフラが整備されることになるでしょう。ただ、別の問題として、会場の周辺についてはテロおよび騒乱を抑制する目的で厳重なる警備体制がしかれる可能性がありますから、どちらにしても車で会場周辺まで雰囲気を感じに行くということはちょっと無理でしょう(警備が厳しすぎると多くの国民にとって、オリンピックが遠いものに感じられてしまう危惧がありますので個人的にはほどほどでお願いしたいものですが)。さらに本大会のチケットは恐らく私にはほとんど入手不可能だと思いますので、テレビで競技を見るのに時差がないくらいが東京にオリンピックがやってくるメリットかなとも思えますが、オリンピックのために建設されるインフラは、今後多くの人の役に立つような場合もあるでしょう。

 私は静岡在住ですが、2013年現在東京方面から例えば東北方面に車で向かう場合、新東名が合流する御殿場から神奈川県にかけて日常的に渋滞が発生して、そこから東北や関越方面に向かう場合でも都内へ入って行かざるを得ない場合もありますので、東京を抜けるにはかなりの時間を見なければなりません。少なくともこうした状況はオリンピック開催準備の事業として行なわれる外環道の整備などで解消され、東京の中心部を通らずに東名高速・中央道・関越道・東北道がつながることになれば、慢性的な首都圏に向かう渋滞がオリンピック開催前までにはある程度解消されることが期待できるわけです。

 ただ、現在想定されているインフラ整備のための費用はかなりのものになり、道路や地下鉄の建設も予定より前倒しされるとなると、税金が上がる傾向が強まることは十分に予想できます。しかし、こうした道路を使っても使わなくても同じように税金を取られてしまうことには変わりないのですから、自分の環境でこうした道路を使うことによって恩恵を受けられるならば使った方がいいでしょう。、今後東京周辺の道路が整備されていくに従って、新しい道路を利用しながらいろんな場所に車で旅行してみたいですね。個人的なイメージとしては、道路整備によって東北道へのルートがスムーズに進むようになったら、積極的に東北地方に出掛けてみたいと思っています。東京周辺の道路整備とともに、ある程度の台数の車が車中泊できるような休憩施設の建設にも期待したいところです。


ポメラ DM100 とiPhone iPod touch との相性は抜群

 このブログで以前に有線無線問わず、さまざまな外付けキーボードを紹介してきましたが、ホテルのような落ち着いた場所で使う分には使い勝手はいいですが、旅先でちょっとした時間に使う用途に関しては少々面倒です。人が大勢いるようなところではキーボードを出して準備をして、使い始めるまでに時間がかかるだけでなく、人によっては興味津々といった趣で注目されてしまうこともあるかも知れません。

 その点、本体を開けばすぐに使え、周辺の状況を察してすぐに作業を終了してしまうことができるキングジムのポメラDM100は、旅行の際には実に便利だと言えるでしょう。実はポメラには本体だけで使う方法の他に、以前紹介した専用アプリを使ってQRコードを読み込み、携帯電話やスマートフォンに文章を読み取らせるる方法と、Bluetoothを使ってiOSの乗ったiPhone iPad iPod touchの外付けキーボードとしても使用することも可能になっています(外付けキーボードで使う場合はローマ字入力のみ対応です)。私の場合、スマートフォンもタブレット端末もアンドロイドOSを使い、持ち歩くのもそれらの機材が中心になってしまっているので、ポメラのキーボードがアンドロイドでも使えればいいのにと常々思っていました。現状ではBluetooth接続のキーボードしか使えず、ローマ字入力メインのiPhoneはメインで持つ気にはなれないのですが、キーボード自体が独立してワープロとして使えるポメラでなら単体で私が主に使っている日本語入力の方法である「親指シフト入力」が使えますし、iOS搭載のハード外付けキーボードとしても使えるならと、今までそれほど稼働率が高くなかったiPod touchとセットで持ち出すことにしました。

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 写真のようにポメラの画面の部分の上にiPod touch(写真のものは第4世代のもので、OS6にバージョンアップ済みです)を置いても何とか倒れることなく使えますし、ポメラのケースに一緒にiPod touchを入れて運ぶこともできるので、このセットの他にモバイルルータを持ち歩くことができればこれだけでも何とかなります。というのも、キングジムが提供するiOS用の専用アプリはQRコードの読み取り精度が高いので、メールの本文を書いたり、長文のブログやブログのコメントをポメラだけで書き、ポメラで生成したQRコードをかざしてiPod touchに読み込ませれば、ほぼ修正の必要なくデータの移行ができます。そうして本文を作り、メールの題名やアドレスなどの細かい入力についてはポメラを外付キーボードにして入力することで作業効率をアップさせることができるというわけです。

 iPod touch自体は画面も小さく、なかなかそれ自身で文字入力をしてインターネットにつなげようとは思わないのですが、私が今利用しているブログに直接アップロードすることができるアプリもありますし、Gmailも使えますのでポメラとインターネットを仲介するような形で便利です。すでにアンドロイドのスマートフォンやタブレット端末を使っている方でも、価格が安く中古品もタマが豊富なiPod touchを選んでメールやブログのアップロード専用にすれば、旅先でのスマートフォンの電池を無駄に使わないようにもできます(iPod touch自体は使わない時は電源を切っておけばいいので、こちらもそれなりに電池は持つでしょう)。さらにポメラは単三電池2本で長時間使え、もし電池がなくなったとしても日本国内だけでなく海外でも簡単にアルカリ電池なら入手できますから、時間がある時にブログの内容をまとめて書いてストックしておくにも便利です。ポメラ自体はSDカードも使えるのでSDカード経由で他の機器に移したり、専用のアプリはありませんが、連続バーコード読み取りアプリを使ってiOS以外の機器で使うことは可能ではあります。ただ、いろいろ面倒なことをしなくても専用のアプリがあり、Bluetoothによるキーボードの接続をメーカーが保証しているiOSの方が楽であることは確かです。これだけでは不満な場合は、このセットにWi-Fi接続のタブレット端末を追加すれば、ネット閲覧はタブレット端末にまかせれば良く、品数は増えますがモバイルルータ以外の電池持ちは週末を使った旅行ぐらいなら何とか充電なしで持たすことも可能ではないかと思います。

 今後、ドコモからiPhoneが発売されるにあたり、今の端末をiPhoneに変える方も多いかと思いますが、今回紹介したiPod touchとは違ってポメラDM100とiPhoneの組み合わせは、通信機能を内蔵している分、それだけでちょっとしたノートパソコンの使い勝手に匹敵するのではないかと思います。特にiPhoneに機種変更した方で、今までパソコンを常に持ち歩いていた方にとっては、iPhoneに加えてiPodを買い足すような場合でもポメラは便利な周辺機器として使えますし、iPod touchのかわりにWi-Fi専用のiPadやiPad miniでセットを作るという方法もあります。私は今以上にiOS採用のハードにのめり込むのは金銭的につらいので我慢しますが、すでにこうした組み合わせを揃えている方がポメラを買い足すのは、一つの可能性として考えてもいいのではないでしょうか。


ドコモでiPhoneの波紋

 全国紙のうち、一部新聞の一面に、新しいiPhoneがついにドコモでも出るというニュースを聞いて、嬉しいと思う反面、全てiPhoneになって他は選べなくなったらいやだなあとも思います。

 アップルという企業は、iPhoneを通信業者に提供する場合、ある程度の台数を販売することが条件となる話を聞きます。最近のドコモの戦略として知られているのは、「ツートップ戦略」というソニーとサムソンのスマートフォンを優遇したものでしたが、このあおりを受けて他のメーカーのスマートフォンの売り上げが落ちたということがありました。すでにNECがスマートフォンから撤退するという話になっていますが、新たにiPhoneが発売されれば、同じどこもで出しているスマートフォンの売り上げは確実に落ちるでしょうから、端末を出すメーカーの勢力図に相当変化が出てくるでしょう。

 もちろん、ドコモの契約者だけでなく、格安のデータ通信専用SIMカードを出している業者でiPhone用のnanoSIMを用意されているところなら、そのままカードを差して使えるようになるので、いやがおうでも人気が高まるでしょう。ただ、白ロムが放出されたとしても、販売価格はそれなりに高くなることが予想され、中古としてのニーズが高まる分、なかなか安く買えない状態が続くことが予想されます。そうなると、とりあえず私にはしばらく縁はないハードになるような気がします(^^;)。

 ちなみに、私が今使っているドコモのスマートフォンは富士通のF-10Dですが、この端末は様々なウィークポイントが指摘されている端末であったので、発売されてからそれほど時間が経っていなかったのにも関わらずかなりの安値で入手することができました。しかし、iPhoneがドコモの端末の中心になれば、他の端末自体の売り上げが伸びなくなり、今まで参入していたメーカーが撤退してしまうような事になるかも知れず、結果として全体的なタマ不足になってしまうのではないかという予測もできます。iPhone販売開始直後には、中古市場には一時的に買い替えにともなう従来機の白ロムが多数出てくるかも知れませんので、白ロムを狙っている人にとってはチャンスかも知れませんが。

 ドコモとしては、このiPhoneの販売で流出を続ける加入者数を挽回したいという思惑があるのかも知れませんが、確かにこれからiPhoneを使いたいと思っていたような人は繋ぎ止められるでしょう。しかし、スマートフォンをあえて選ばない人もこれからは増えてくるでしょうし、そもそもジョブズ亡き後、アップルがどこまで私たちを魅了する製品を出し続けていってくれるかということも不透明です。今のところ私はiPhone用のアプリはiPod touchで使っていますが、いろいろいじってみて単体で使うならiPhoneだとは思うものの、ケーブル接続したキーボードやマウス、各種メモリカードが使えたりする(iPhoneではホストケーブルを使った周辺機器の利用は今のところできません)Androidのスマートフォンの魅力も捨てがたいものがあります。

 そうは言っても、今までは海外のSIMフリー端末しか選べなかったところ、ちゃんとドコモが動作保証した端末を国内で購入して使えるようになるメリットは大きく、選択肢が増えるというのはいいことです。でも、話は最初に返りますが、iPhoneをドコモが導入することによって他のメーカーを結果的に撤退させるような売り方を極力しないようにお願いしたいところです。


電子ブックリーダー Kobo glo

 テレビコマーシャルも派手にやっている楽天のセールですが、今回は電子ブックリーダーが期間限定でおよそ半額で買えたので、つい注文を出してしまいました。電子ブックリーダーは以前、SONYのreaderを買ったのですが、こちらの方が新しいのと、車中泊の旅で使うには便利そうなバックライトが搭載された電子ペーパー型の電子ブックリーダー「Kobo glo」です。

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 安く売ってくれた楽天さんには申し訳ないのですが(^^;)、私の個人的な趣味として、現在流通していない単行本や、今はもう買えない雑誌のコラムをいったんスキャナで取り込み、OCRソフトでテキスト化した上で手作業による修正を行ない、いわゆる「青空文庫」方式のルビ振りなどをして改めて電子ブック形式(私の場合はKobo gloに合った解像度のPDF形式)にして読めるようにしています。文字を画像として取り込むよりもかなり手間はかかりますが、いったんテキストファイルにまで起こしておくと、後で更に新しいハードや、新しい電子ブックで使えるファイル形式が出てきた場合でも簡単に変換することができ、さらに同じ作品を別のハードで共有する場合にも簡単にできるので、自分だけしか持っていない作品集を電子ブックリーダーの中に入れて旅に出るのには打ってつけなのです。電子ブックリーダーの中にはこのようにして自分で作ったファイルを一切読み込めないものもあるのですが、今回購入したKobo gloの場合はUSB接続で本体に導入するだけでなく、microSDカードスロットもあるため、より多くの作品をためておくこともできます。普通の本の購入方法としてはパソコンで購入してケーブルやカード経由で転送することの他に、本体そのものにWi-Fi機能が付いているので、アクセスポイントのパスワードを入力すれば直接内容をダウンロードできます。また、本体には「お試しブラウザ」というのが付いていて、簡単なネット接続くらいならできます。自分で作ったデータファイルの転送方法として、このお試しブラウザで例えば「DropBox」のサイトにアクセスし、アップロードしたファイルを本体内にダウンロードすることも可能なので、すでにDropBoxの中にデータ化したものを溜め込んでおけば、外出先でもWi-Fiが使える所や、無線ルータとの組み合わせで十分実用になります。

 以前購入して使っていたSONYの電子ブックリーダーとの違いは、何と言ってもバックライトが搭載されているところです。太陽の下や十分な照明がある場所で読む場合はバックライトがなくても十分なのですが、薄暗い明かりの元ではやはり読みにくくなり、暗闇の中ではまず読むことはできません。しかしバックライトの機能は大したもので、例えば車中泊する車の中でもはっきりとした文字を読むことができます。解像度も大きいため、小さな文字やルビもはっきりしますし、やはり新しいものは機能が豊富になっている印象です。

 ただ、Sonyのブックリーダーと比べて個人的に残念な点もあります。これは人によってはどちらがいいのかどうか議論があるとは思いますが、メニューやページめくりなどを全て画面をタッチして行なうKobo gloに対し、SONYのブックリーダーはハードキーで操作するようになっているので、手が汚れていても画面を汚すような事はありません。その分余分なハードキーがないため、物理的に壊れにくいという事もあるかも知れませんので、その点は好みなのかも知れません。また、気を付けたいのが、Kobo gloの付属品には本体を保護するケースも、本体を充電するACアダプタも付いていないことです。これは本来、パソコンのUSB端子に繋いで同期とともに本体の充電もやってしまうため、microUSBのコードが付くのみです。SONYのリーダーには一応画面を守る補強の入ったケースが付属していたのですが、専用のケースとともに購入しなかった方は100円ショップなどでケースの入手が必要です。ちなみに私は、SONYリーダーのケースを流用して持ち運んでいます。

 今のところ、漫画を読むのには電子ブックリーダーは使わず、無料の活字本しかストアから購入していないのでかなり一般的なレビューからかけ離れていると思うのですが(^^;)、ハードキー云々を除けば便利に使えていますし、車の旅でちょっとした空き時間に本を読みたいという方にはおすすめのハードだろうと思います。きちんとスキャンして漫画雑誌を丸々スキャンし、microSDカードに放り込めばかなり多量のデータも楽々持ち運びできるので自炊派(ストアから電子ブックを買わずに自分で本をスキャンしてデータ化する人)にとってもおすすめの端末でしょう。

 今後への希望としてはもう少し本体が厚くなってもいいので、単四電池2本くらいで動くものができないかなというのが今の希望であります。今のところ乾電池で動く電子ブックリーダーは、買い切りで自分でファイルを追加できないタイプのもので試作品が出ているようですが、こうしたグッズをできるだけ充電可能な乾電池でまかないたいですね。現状でのこうしたニーズに近いハードとしては単三2本でバックライトが付いている文章入力マシン、キングジムのポメラDM100あたりかも知れません。ポメラに電子ブックリーダーが付いて、液晶のサイズが大きくなれば、実に面白い端末になるような気がするのは私だけでしょうか。


今あえて、スマートフォンでカーナビのすすめ

 連日の大雨というのは今まで良くあった事だと思いますが、連日の竜巻被害というのは過去にこのような事を経験したことがない分、今度は自分の近くに来るのではないか? と不安になる方もいらっしゃるかも知れません。

 台風の直撃を受けた九州地方の方々をはじめ、連続してかなりの大雨が降っている中国・四国地方にお住いの方々も大変な思いをされているのではないかと思います。昨日はさらに範囲が拡大して岐阜県や名古屋市でもいきなりの豪雨によって急に水かさが上がり、被害を受けている様子をテレビのニュースで見ました。果たして私たちはどのようにして災害を予測し、対応すべきなのでしょうか。

 私のブログは車の旅について主に話題にしている関係から、車で移動中にどう対処するかという事を考えますが、車に乗って外の雲の様子を見ていると、周辺の天候が今後どうなっていくかというのは素人判断ながら漠然とわかるものです。積乱雲が間近に迫っていたり、真っ黒で厚い雲に覆われる状態になったような場合は稲光とともにほぼ間違いなく天候が悪くなるという事はわかります。移動中の場合はそんな中でも空が明るい方に向かった方がまずは安心できます。しかし、素人判断だけでは思わぬ形で危険な状況の中に入ってしまう可能性もあり、データの裏付けというのもほしいところです。

 そこで、車で移動中に私がおすすめしたいことは、もし今スマートフォンの契約が有り、データ通信サービスが使えるならば、スマートフォンをカーナビに流用して車内のいつでも見られる場所にセッティングすることです。その際、以前紹介した登録地点および自分の現在地周辺で各種の警報が発せられた場合、速かに通知してくれる(カーナビとして使っていても優先的に画面に出てきます)Yahoo! 防災速報のアプリをインストールしておくことで、竜巻の予測は今のところ無理でも、大雨の情報というのは少なくともカーラジオより早く入手することができます。安全なところに車を停車させて10分単位での雨の降り方についての情報を入手し、必要ならば安全なところに避難するような大勢が取れます。

 車に備え付けのカーナビを使う場合でも、別にスマートフォンを固定させるスタンドを用意し、警報をスマートフォンの画面でいち早く入手できるようにしておけばやみくもに不安にならずにすみます。スマートフォンからの情報は完全なものではないかも知れませんが、その時に自分がいる位置を測定し、その周辺の危険情報を流してくれるのですから、判断のための一つの指針として使わない手はありません。以前紹介した100円ショップにある簡単なスマートフォン用のスタンドを両面テープで付けるだけでも役に立つと思いますので、車で出掛けられる方はこうした用意の上でラジオを付けながら走り、いざという時に備えるのがいいのではないかと思います。


カップヌードルリフィルをアルミ寄せ鍋で作る

 災害用の備蓄として保管していたカップヌードルリフィルの賞味期限が近づいたので、おやつにいただくことにしましたが、ある意味実践的な作り方を模索してみようと思いました。先日紹介した薄手のアルミ製寄せ鍋を使って時間と燃料を短縮して作ってみようという試みです。

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 まずは鍋とカップヌードルリフィルを用意します。ご存知の通り、リフィルはなかなか全体を出すのが難しく、下手をすると勢い良く中味をぶちまけてしまう恐れがあるので、調理前にはこの写真にはありませんが、蓋のところに出して置いておくようにした方が後で楽になります。水はこれから鍋を火にかけるので、規定の量より多めに入れてあります。

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 まずはガス台を使って水を沸騰させたらカップヌードル本体を鍋にぶちこみます。写真でご覧のように、チキンラーメンと比べるとカップで食べるように高くなっていますので、この鍋ではこのままにすると麺が硬いところと柔らかいところの差ができてしまいます。

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 そこでとりあえず箸などを使ってめんをほぐし、写真のような状態になったところでもう火を止めてしまいます。

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 この鍋にはふたがあるので、写真のように蓋をして余熱で調理をし、元々お湯を入れて3分間待てば出来上がりというものですから、1分からせいぜい2分程度で食べられます。

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 そしてこれが出来上がりですが(^^;)、お湯を入れて待つだけよりも多少煮こまれていますので、私はこういうのもいいのではないかと思います。

 この方法のメリットはお湯が現地で用意されていない場合、一人分のお湯だけ沸けばすぐに出来てしまい、鍋が複数あれば、蓋をした段階ですぐ次のものを作り始められるということです。やかんでお湯を沸かしてからカップヌードルにお湯を入れ、3分間待つのと比べるとアツアツのものをすぐに食べれられます。

 この寄せ鍋はキャンプ用のものではありませんが、ご飯も炊けますし持ち手も大きいため器としても使えますし、色々な応用が考えられますね。ただ、もち手の部分がアルミ剥きだしなので、やけどが心配な方は100円ショップでシリコン製の鍋つかみを別に用意した方がいいかも知れません。現在はこの鍋は車に乗せっ放しになっているので、ゴミを最少限にして調理する場合、カップヌードルリフィルとのセットはかなりおすすめだと思います。火が使えない場合はカップヌードルの麺を砕いて全体が水に浸るようにしてお湯を注ぎ、3分間待って食べるようになると思いますが、個人的には調理できる場所をさがしてちょっと煮込んでからいただきたいですね(^^)。


災害時のWi-Fiスポット無料化の動きに注目

 携帯電話会社が提供する公衆無線LANスポットは、基本的に携帯電話会社に契約しているだけではダメで、恐らくどの会社でもスマートフォン用のパケット定額サービスに入っていないと使えないようになっています。私の例で言うと、ドコモと契約している端末はGalaxy Tabという基本的なデータ通信用のタブレット端末ですが、SIMカードを入れ替えて音声通話端末に差し、最低料金で維持しているためドコモが提供するWi-Fiサービスは一切使えません。

 しかし、大規模災害が起こったことを想定した場合、こうした利用制限は下手をすると生命にも関わる可能性があります。それでなくても携帯電話網を使った音声通話やデータ通信は通信の集中によりほぼ使えないと考えなければなりません。そんな中、日本国内でかなりのアクセスポイントがあるWi-Fiを使った通信が誰でも非常時に使えるようにならないかというのが懸案であったのですが、そうした問題を解決するようなニュースが入ってきました。今までは特定の会社のみ災害時に無料で使えるサービスはあったのですが、今回出てきたのは、通信業界団体の「無線LANビジネス推進連絡会」が音頭を取って複数の携帯電話会社(ニュース記事ではドコモ、au、ソフトバンク)で共通に使えるIDを非常時に発行するという試みです。

 まだ地域限定での実験的なものに過ぎないものの、この仕組によってどこか1つの携帯電話会社がサービスを提供するWi-Fiスポットが生き残っていれば、パソコンや各種端末をWi-Fiでネットに接続できるようになります。各自が通信環境が無かったり、通信サービスが不通になった場合でも情報収集したり自分から安否情報を発信することができるようになるかも知れません。

 実際に災害に見舞われた場合、どうやって各社共通のIDを入手するかという問題がありますが、避難所などに通信業者がアクセスポイントを設置した場合には、IDがすぐに掲示されると思いますのでその番号を控えればいいでしょう。またこうしたアクセスポイントはほぼ間違いなく、コンビニエンスストアに置かれていると思います。全国的にこの仕組みが浸透した場合、災害用の従業員のマニュアルの中に当然こうした各社共通のIDを掲示する事が書かれていると思いますが、最寄りのコンビニで掲示されていない場合には、従業員の人の手が空くのを見計らって直接聞いた方がいい場合もあります。災害時には何が起こるかわからないものですが、こうしたアクセスポイント利用の前提として、付近が停電している状態ではWi-Fiによる接続もできないという事もあります。その場合には、電気が復旧しネットが繋がった場合には各社共通のIDを速やかに公表してもらうように従業員の方に頼んでおくなど、使える状態にあるのに誰も使えないという事が起きないように、気付いた人が確認するようにすることが他の人のためにもなります。少なくとも、いざという時にこういったシステムの構築が始まったということを知っているだけでも何かの時に役に立つでしょう。スマートフォンがなくてもゲーム機でもWi-Fiが使えますし、こうした相互利用の流れについて、自分の住んでいる地域で使えるようになるように見守っていきたいですね。ちなみに、無線LANビジネス推進連絡会のホームページは以下のリンク先にありますので、今後の動向を注目していきたいと思っています。

http://www.wlan-business.org/


スズキの軽トラック「キャリイ」の全面改良の裏で

 車中泊と軽トラックというと、荷台にテントを張るくらいしか想像できないので、あまり車中泊用としては考えることはないかも知れません。そうした軽トラの中で、スズキが何と14年振りという全面改良(フルモデルチェンジ)した新しい「キャリイ」を出すという事を知りました。車体が50キロ軽量化されており、燃費性能も向上しているとのこと。室内の空間も広がるなど、地味にいい車に仕上がっているようです。

 ただ、本格的な車中泊のできる軽自動車を物色されている方にとってはこのニュースは意外と重要であると私は思います。最近増えてきた軽自動車のキャンピングカーはさまざまありますが、軽トラックをベースにして荷台のところに居住スペースを置くような作りの車もかなりあります。今後そうした軽キャンピングカーを購入する際、ベース車の違いによって当然走行性能も違ってきてしまうという事にもなります。あくまで価格だけで見た場合それほど違いはなくても、いくら新車であっても10年以上改良していない車をベースにするのと、新しくさまざまな工夫が凝らされた車を使うのとではその後の車中泊ライフがかなり違ってきてしまうかも知れません。

 そうしたスズキの事業展開はいいとして、そうして出したキャリイや、同じくスズキのエブリィを相手先ブランド生産(OEM)で日産だけでなく三菱自動車まで出すというのですからびっくりです。三菱のミニキャブなど商用車は今後生産を終了し、スズキからのOEMに頼って今後は電気自動車の生産に移行するとのことです。

 スバル・サンバーの生産終了(スバルは軽自動車の生産自体からも撤退してしまいました)にも寂しい思いをしましたが、このように軽自動車を開発、製造するメーカーが少なくなってしまうのは本格的にガソリンエンジンを改良することで燃費の向上を図っていく車が少なくなってしまうような感じになります。今もそうですがこれからの流れを見ていくと、ハイブリッドでもアイドリングストップ機能も使わずに乗れそうな軽自動車は軽トラックと軽バンの商用車くらいしか選択肢がなさそうでつらいです。ただ、今回のようにまだガソリン車の開発を行なってくれるメーカーがあるわけですから、個人的にはそういうメーカーの取り組みを応援したいですね。


SONYのオールインワン防災ラジオICF-B88の「死角」

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 2013年7月下旬から売り出されたソニーの新しい防災ラジオの上位機種ICF-B88は、以前の製品からようやく東日本大震災の教訓を生かしたような機能強化が図られています。ポイントは4つあって、

・正式にiPhoneなどスマートフォンの手回し充電に対応したこと
・本体上面に太陽電池パネルを配置し、内蔵充電池を充電できる
・使用電池が単四から単三(2本)に
・AC入力がマイクロUSB 携帯・スマートフォン充電用出力が汎用USB出力に

 となかなか魅力的です。その中でも最後の汎用のUSB接続ACアダプタや(メーカー保証の使い方でないのでご注意下さい)、100円ショップでも手に入るUSBコードが使用可能になったことで、今までのように付属のコードや専用のACアダプターがなければせっかくの性能を発揮できなくなることも少なくなるでしょう。付属品のところを確認すると、専用の袋の他に、USBコードと携帯電話用の変換アダプター、そして非常時のためのホイッスルが付いています。とりあえずこれを非常持ち出し袋に入れておけば十分実用になることでしょう。先日店頭で実物を触ってみましたが、小さくまとまっていてかなり中味が詰まっているなという感じでした。隣に東芝のTY-JR50がありましたが、ハンドルの回しやすさと安定性はSonyの方がかなり優れているように感じました。今のところ同種のラジオを選ぶならこれ一択という感じもします。

 ただ、個人的にはもう少し完璧に機能に関する問題をつぶして発売してほしかったと思います。それは、私が以前からこのような手回しでの充電ラジオについて感じていた不満と重なってきます。

 まず、ラジオ本体の機能についてですが、今の段階で首都圏のAM放送がどうなるかわからないということなので仕方のない部分ではあるのですが、可能性として大手の東京のAM局が周波数が空いたFMワイドバンドに移行するのではないかという話があるので、90~108MHzもカバーするようにしてほしかったです。それと、これは個人的な希望で一般的なニーズとは合わないかも知れませんし、コストがかかることでNGになったのかも知れませんが、南海トラフが動く巨大地震を想定した場合、被災地周辺のラジオ送信局が使えなくなった場合も想定される中、Radio Nikkeiが受信できるよう短波が聞けるようにするか、Radio Nikkeiの周波数のみ受信できるようになれば、非常用ラジオとしての付加価値は上がるでしょう。

 また、カタログスペックを見て大変残念に思ったのが、太陽電池パネルの大きさと内蔵充電池とのアンバランスさでした。ソニーのホームページで確認したところ、太陽電池バネルを使い晴天の屋外で60分太陽に当て本体内蔵の充電池を充電するよりも、手回し発電機を1分間回した方が長い時間ラジオが聞けるというのは、いくらなんでも太陽電池からの発電量が少なすぎですね(^^;)。さらに太陽電池の発電性能は、曇りになったりガラス越しだと効率が落ちますので、純粋に太陽電池からの内蔵充電池のみでラジオを動かそうとすると、太陽の出ている時間にはほとんどラジオを使えなくなるように思います。

 さらに、内蔵の充電池については本体仕様にも記載がありませんが、容量は本体に入れる単三アルカリ乾電池2本で得られる電力とほぼ同じという印象でそれほど大容量ではありません。その充電池を空の状態からACアダプタを使って満充電するまでに約3時間ということになると、災害時にAC電源を3時間近くも占拠することは大いに顰蹙を買うでしょうから、災害時に充電池を満タンにしてラジオを聞いたりスマートフォンを充電するというのは考えない方が良く、あくまで非災害時の使い方としておいた方がいいでしょう。あくまで太陽電池パネルを搭載するなら、敢えて充電池を内蔵せず、本体を動かす電力を蓄電するために蓄電容量は少ないながらも繰り返し充電に強く耐久性のあるキャパシタ(コンデンサー)にしたほうが良かったのではないでしょうか。ソニーのような大企業が本気になって大容量のキャパシタの開発に着手してくれ、実装されればそのラジオは国内だけでなく、電池の供給が難しい世界各地でもニーズが出てくるでしょう。災害用ラジオというのはずっと使わないで持ち出し袋に入れたままそれこそ災害が起こるまで使わないということも考えられます。そうしていよいよ使おうと思った時に、内蔵充電池が劣化していてほとんど充電しないようなことになることを防ぐために、ぜひソニーさんには充電池の代わりにキャパシタを内蔵した災害用ラジオの開発をしていただきたいと思いますね。

 以上かなり言いたい事を書いてしまいましたが(^^;)、現状でも手回しハンドルから携帯電話だけでなくiPhoneを含むスマートフォンの充電ができるだけの出力を得られるだけのポテンシャルはあるということなので、発想の転換として汎用のUSBケーブルが使える発電用ダイナモの代わりとして災害時に使うのもいいかも知れませんね。ただそうするとわざわざ使えない太陽電池パネルが付いたICF-B88を買うよりも、同時発売された下位モデルのICF-B08の方がACアダプタは付けられないものの(内蔵電池の充電は手回しのみですが、単三アルカリ乾電池でスマートフォンを充電する事は可)全て手回しで行なうと割り切ればそちらでもいいのではないかと思います。今のところ両者の価格差はわずかなので、多少高くてもICF-B88を購入した方がいいのかも知れませんが、時間の経過とともにICF-B08が安く売られるようになったら、私も購入を考えるかも知れません。

(2015.10.31追記)

このエントリーで問題にしていた点の一つ、FMワイドバンドの対応をしたモデルICF-B99とICF-B09が2015年11月に発売になるそうです。