KDDI通信障害の返金についてはサブブランドやMVNOの動きにも注目を

通信だけでなく電話すらできず、さらにその状態が一日では収まらず、人によってはかなり長く続いたKDDI(au回線)のトラブルについて、「一人あたり200円返金」という「おわび返金」という内容がニュースで出てきました。ちなみに、私が契約しているau回線は「UQモバイル」「povo2.0」と「donedone」ですが、UQモバイルはauとの契約ではなく、povo2.0はauの提供しているぷらんではありますが基本料金を払っておらず、donedoneについても基本料金は払っていません。

私の場合は他回線をメインで使っているということもあって、よくて「おわび返金」を受けられるくらいのものなのですが、auの発表ではpovo2.0については1GB/3日間というデータトッピングでおわびをするということのようです。私の場合、少し前にはpovo2.0を通話用のメインとして使っていたのですが、もし障害がその時に起きていたら、広く人に知らせている電話番号でのことなので、向こうからかかってきた電話を受けられなかったり、緊急通報を含む電話を掛けられなかった可能性があります。個人的にはお詫びのお金が欲しいということもないのですが、やはりメインの回線として考えるものにはしっかりお金を掛けておいた方が、もしトラブルになっても明確に対応に差が出たとしてもきちんとした対応を求めるためには必要かなと思ったりします。

ちなみにこの「おわび返金」はauでスマホの契約をしている方へのものだろうと思いますので、これを書いている時点ではUQモバイルではどうなるかははっきりしません。そんな中、auが返金の対象としていないMVNOの「IIJmio」ではau回線で契約している人についてauと同じように200円分の返金を請求金額から差し引くといった対応をすることが発表されています。

今後、他のMVNOはどのような対応をするのかわかりませんが、返金するところと返金しないところが出てくるようであれば、今後いざという時の対応がそれなりにあるところと、ちょっとわからないところをユーザーが選ぶ材料に今後なっていくかも知れないというところもありますね。たかが200円とは言え、単に回線を借りているだけで、自身も被害者の立場であるMVNOが、かなりまとまった契約者全体に払うというのはMVNO自体の経営にも影響が出てきてしまうかも知れませんので、そこまで対応しないMVNOの事をとやかく言うつもりは自分にはありませんが。

またau利用者で24時間以上通信・通話が使えなかった方については、200円とは別にauの方で実態を調査し、確定次第SMSで通知するということです(契約の料金プランの基本使用料等の2日分相当額を請求額から減額)が、これについてもMVNOやサブブランドではどうなるのか、今後の発表を待ちたいと思います。

改めて思うのは、実際にトラブルに遭遇し、電話やデータ通信が2日以上できなかった事による損失というのは200円ではとても賄えないと考えるなら、いざという時に備えて複数の回線を契約して、一つの回線が使えなくても別の回線で賄う方法を自分で考え、できれば2回線を並行して使うことのできるスマホの導入も行なうことを考えた方が良いと思います。

そんなわけで、私自身は今回のことで全く返金処理されなくても別にいいやと思ってはいますが、前に書いた通り、今後の各社の対応などを見ながら今後の契約の見直しについても考えたいと思います。IIJmioのように複数の回線を提供しているところの場合、他社のトラブルでも同じように借り入れ先のキャリアが行なう条件に準じた対応をしてくれる期待がありますが、他のところはどうか、MVNOにとっては大変な状況であると思いますが、ユーザーとしてはシビアに考えることも必要ではないかと現状では思っています。

(追記)ここでは新たに返金発表をしたところについて(全てau回線のプラン)、分かる範囲で記載していきます。

・IIJmio
・JCOM
・NUROモバイル
・BIGLOBE
・donedode(無料プランは対象外)
・mineo(詳細発表は後日)


カテゴリー: 通信サービス全般ニュース | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

スポンサーリンク

コメントを残す