月別アーカイブ: 2020年6月

渋滞まで引き起こす? エアリズムマスクの浸透度

昨日は、朝からずっと雨だったこともあって、車での移動をしていたのですが、週末の金曜日とは言え、お昼前の道が週末並みに渋滞になっている箇所があり、なぜウィークデーから車が混むのか、昨日から県境またぎが許されるようになったので県外から多く車でやってきているのかなと思ったのですが、実はそうではなく、一つの理由があることがわかりました。

というのも、渋滞していたあの道この道の共通点を考えてみると、大型ショッピングモールでもユニクロが入っているお店であり、ユニクロの単発店に至る道はもはや近くの道から渋滞が起きていました。無謀にも反対車線から強引に入って行こうとして右折できず、反対車線もその車のおかげで大渋滞になっていたりと、かなりすごいことになっていました。

これはもしかしたら、あれらの車はみんな(とはいかないかも知れませんが)、エアリズムマスクを買うために押し寄せているのか? と思って、スマホのユニクロ公式アプリからマスク販売のところに行こうとしたら、まずログイン自体ができず、ようやくつながったと思ってもマスク売場にはまったくたどり着くことができませんでした。

それから自宅に戻って改めてパソコンのブラウザから公式ストアにログインしてマスク売場に行こうと頑張ったものの全くつながる気配はなく、しばらくは売切になったのかまだ材庫があるのかもわからない状態だったので、私と同じことをやる人がさらに増えたことによってさらに繋がりにくくなっているのかわからないまま、しばらくはチャレンジしてみましたが結局だめでした。その後、公式サイトからは当日の13時半にはオンラインストア分が完売とのお知らせがすでに入ってきます。しかし、発売当日のネット上での騒動はある程度想定内でしたし(まさか実店鋪におし寄せる人があれほどいるとは思いませんでしたが)、それなりに今後は安定供給もされると思いますので、多少他の夏マスクの報道があれば入手しやすくなる可能性も出てくるのではないかと思います。

ちなみに、昨日からはこれも最初の販売の際には人気が集中してサーバーが飛んでしまったスポーツウェア総合メーカーのMIZUNOの「マウスカバー」について「専用サイトに入ることのできる権利(^^;)」の抽選が行なわれていたので(6月29日午前10時まで)、一応申込みをしておきました。面白いのは過去に紹介したモンベルのように、最初から何枚購入という形で希望を出すのではなく、当選した人がサイトに入り、種類やサイズを決めて一人最大6枚まで購入できるとあり、状況によっては当選しても買えない可能性もあるかわり、ダメ元で申し込んでもそこまで申込者の負担にならないので、ちょっと興味があるくらいの方でも気軽に申し込めるのがいいですね。

ちなみに、この「マウスカバー」は、サイトの説明には「水着や陸上ウエアで採用している伸縮性に優れた肌触りの良いソフトな素材を使用し、フェイスラインを優しく包み込む設計で耳周りの締め付け等のストレスが少なく、飛沫拡散を抑制します」とあり、ユニクロのエアリズムマスクと違ってフィルター効果については書かれていませんが、夏用の飛沫拡散を防止するためには使えるのではないかと思っています。

その他にもネットを見ていくと夏用のマスク販売は色々あり、興味深いものも多いですが、基本的にはここでは多くの人が安心して使え、もし不良品にあたったとしてもアフターサービスが期待できる国内メーカーのものを中心に紹介していこうと思っています。


今年の大道芸ワールドカップは中止に

世間ではプロ野球やサッカーのJリーグが開催されるようになり、多くのお店も開き、県境をまたいでの移動についても許容されるという風に動いているのですが、私が心配なのは、自粛期間と現在とにどんな違いがあって自粛が解除されるのかということなのですね。

はっきり言って自分自身、新型コロナウィルスにかかっていたのか(つまり、自分の中に抗体があるのか)、まだかかっていないかということすらわからない中で、騒動が起こる前と同じような生活に戻れと言われても、そう簡単には戻れないと思うのですが、今後大都市在住の人々がどう動くのかというのは地方に住む人間にとっては結構な関心事だったりします。

とりあえずは観光地がどうなるかということと、毎年イベントで多くの人々が集まるようなことがどうなるのかという事は気になっていたのですが、私の住む静岡市内で言うと、やはり一年の中で一番県外から人が来るのは11月の連休前後に開催される「大道芸ワールドカップ」ですが、今年のワールドカップの開催は中止になると今回正式な発表がありました。

私の住む静岡というのは東海道沿いにあって昔から多くの人や物が流通してきたところなのですが、いわゆる「有名なお祭り」というものがありません。これはなぜかと考えてみると、江戸時代の昔から多くの人が行き交っているので、常に江戸や京都から新しい流行が入ってくるとそれが流行る代わりにそれまであったものが廃れてしまうということが繰り返されてきたためだろうと思っています。

これは逆の立場で考えると、今でも車でしか行けないような田舎町で、国の無形文化財として伝わる行事が残っているということも関係しています。人の往来が少なく、京や江戸に行ってそこの風俗を見てきた人が当時の「流行」であるお芝居などを伝え、それが当時の風俗を今まで伝えているような事もあるわけです。当然東海道上の主要都市であった静岡市中心部では昔のお祭りやお芝居は流行った頃はあっても今には伝わってこないわけで、その上で現代の都市にいかに興味を持って来てくれるか? という事を考えた中で出てきた一つの答えが「大道芸ワールドカップ」だったわけです。

まだ大道芸が市内で浸透していなかった頃は、大道芸人の方の主な収入源である「投げ銭」をしないでタダ見していく人も少なくなかったのですが、今では様々なアーティストの芸を見るために、ちゃんと両替してから現地へ行くのが当り前になりました。そういう意味ではフェスティバル不毛の地によくぞこうした催しを定着させてくれたと嬉しくもありますが、例年170万人も訪れる事業であるだけに、新型コロナウィルスのワクチンもなく、抗体検査もされない現状では人が集中するような状況をしばらくは作らずに感染症を防ぎ、来年には開催できるように状況が変わってくれることを祈るのみです。


ユニクロの「エアリズムマスク」の概要と販売方法

先日のヨネックスのマスク購入に門前払いを受けたばかりですが、少しでも夏の暑さから逃れるためのマスクはあった方がいいので、新たなマスクの購入計画を立てています。現在は選ばなければマスク自体の入手は難しくはないですが、安易にネットに出ているマスクを購入しても、思ったような性能でなかったり耐久性がなかったりするかも知れず、今後はこうしたマスクでも淘汰が進んでいくものと思われます。しばらくは、様々なマスクのニュースが出てくると思いますが、あくまで価格と性能のバランスの取れた使いやすいマスクが普通に手に入れられるようになればいいと思います。

そんな状況の中、今週末に実店鋪およびオンラインショップで販売を開始するユニクロの「エアリズムマスク」に期待がかかります。ただ、ホームベージの商品説明とテレビの報道とでは若干ずれがあるような気がし、さらに今後どうやれば手に入れられるのか、多くの需要があると思われるマスク市場の中で、ユニクロのマスクを手に入れるのも大変になってくるだろうと思うので、ここでは現在わかっている範囲での情報をここで紹介させていただきたいと思います。

まず、マスクについての情報ですが、三層構造の布マスクで、洗濯してくり返し再利用が可能なものの、洗濯の回数によってフィルター機能の性能に影響はあるようです。下着と同じように、破れていないからずっと使うというものではないようです。外側は紫外線フィルターの役目をするメッシュ素材、中には花粉などの粒子をカットするフィルターが入っていて、一番中(実際に口や鼻と接する部分)にさらさら感のあるエアリズム素材が使われているそうです。

しっかりとしたフィルターの付いた三層構造のため厳密には「夏用マスク」では必ずしもないということをまずは理解した上で購入するかどうか決める方がいいように思います。夏用の性能を発揮するマスクを欲しい場合は、手に入れるのは難しいかも知れませんがヨネックスなどスポーツ用品メーカーの出す製品を狙った方がいいとは思いますが、肝心の粒子を通さない性能については疑問があるので、その点の考慮は重要になります。

汗をかく状況の中での付け心地はこのユニクロのマスクもいいと思いますが、性能の高いフィルターがあれば多少息苦しくなるかも知れないので、すぐに購入できなかった場合は実際に入手して使った人のレビューを参考にして購入を決めるというのも手です。

良いと思ったのは3枚一組で990円(税別)という高性能っぽい布マスクとしては安く、サイズもL(大人用・ふつう)M(大人用・小さめ)S(子ども(小学生)用)という風に分かれていることです。当面の間は一人各サイズ1点(3枚一組)限りでの限定販売になるようですが、これはしばらくの間は仕方がないでしょう。店舗での販売方法については先着順になるのかどうかはわかりませんが、現在ネットストアでの予約は不可ということで、ネットでは「日中から」の販売で先着順ということになりそうです。

それだとヨネックスのマスクと同じく売り出されたものの瞬殺で手に入らないのではないかと思えますが、今のところユニクロではどんどん再入荷されるとアナウンスしています。ネットニュースで見た、メンズ・ノンノによる取材では、毎週50万パック(150万枚)を継続的に生産する計画で、海外の店舗でも販売する予定だそうです。ユニクロのサイト上にはこの点について気になる記載があります。

『※「再入荷通知」をご登録いただくと、再入荷した際にメールでお知らせします。』

オンラインストアでこの「再入荷通知」を利用すれば、少なくとも再入荷のタイミングを計ることができるようになると思うので、スマホを使って入手のために決まった日時にチェックをしつつ、こまめにサイトをチェックすることで、入手のためのチャレンジはしやすくなるのではと思っています。

もちろん、オンラインショップの再入荷通知を参考にしながら、たまたま店舗を訪れたらたまたま再入荷のマスクが入手できる可能性もあるので、日常生活の中でユニクロの実店鋪を通るようなら、ダメ元で入ってマスクのチェックだけはするような習慣をしばらくはしてみても、かえって購入できる可能性は高くなるのではないかと思います。

当り前ですがもし単期間に複数のエアリズムマスクを入手できるチャンスがあったとしても、他に多くの洗えるマスクを所望する人が存在することを忘れないでいただきたいと思います。時間の経過とともにかなり人々の間にエアリズムマスクが行き渡れば、来年の花粉症対策のマスクとして、普通にお店で購入して使えそうですし、今後エアリズムシリーズの中でも安定して売れるような製品になってくれれば、さらに入手しやすくなるのではないかと期待しています。もちろんユニクロのエアリズムマスクよりも夏用としてふさわしいマスクがあれば、そちらの方についても紹介できるように情報収集は続けたいと思っています。


テレワーク用のパソコンに異変も……

現在、主に使っているパソコンは全てノートパソコンですが、新型コロナウィルスで自宅での時間が増えるに従って15インチでDVDドライブ付、さらに本体キーボードにもテンキーが付いたお仕事仕様のノートパソコン(恐らくどこかの大企業のリースアップ品)です。

その分、外に持ち出してばりばり使おうと思っていたモバイルノートを使う機会は減っていたのですが、一応ウィンドウズや導入ソフトのアップデートはこまめにやっていましたが、今回実はメインPCがまたもやトラブルになってしまって、日頃のメンテナンスのおかげで慌てなくて済みました。

トラブルは、良くある故障ではあるものの、まさにウィルスのように画面左上に一本黒い線が入ったと思ったら、その線が大きな点になってしまって今後もどんな感じで画面を侵食してくるかわからなくなってしまうというものでした。

それでも初めはディスプレイドライバを最新のものに更新したり、電池を抜いてしばらく放置する放電作業を行なったものの、それでも症状は改善されませんでした。使っているのは中古で購入したものですが、以前も書きましたように、購入先は中古バソコンの無制限保証を行なってくれるリングローという会社で、これまでも複数回お世話になっていて、心苦しい思いはあったものの背に腹は代えられずに連絡を入れ、修理をお願いすることになりました。

ちなみに、過去にも書きましたが、往復の送料は会社もちで、修理や交換のための費用も一切掛かりません。ちなみに、パソコンを送る場合には梱包が問題になりますが、リングローではノートパソコンが中でガタガタしないように工夫された箱に入って届くので、今回もその箱の中に改めてノートパソコン一式(本体とACアダプター)および、サービスで入れてくれたWPS Officeのライセンスカードを同梱して送りました。

今回のこととはあまり関係がありませんが、荷物を送るために手書きの伝票では何だかなあと思い、今回はヤマト運輸の専用アプリ「クロネコメンバーズ」を使って宅急便の「着払用」ラベルをスマホアプリから事前作成して営業所へ向かいました。伝票を作るために相手先とこちらの住所氏名、品名などを入れるのですが、荷物の品名などはちゃんと書かないとエラーになってしまって伝票が作成されなくなっています。逆に言うと、作成してQRコードを表示させるまでできていれば記入内容については問題ないということになります。

伝票を印刷するには、お店に備え付けのタブレット端末のバックカメラにQRコードを認識させればあとはタブレットの指示に従って印刷をするだけで完了です。ワイヤレスでプリンタに接続して出力されたものを箱と一緒にお店の人に渡せばそれだけで、今回は着払いだったのでお金も必要ありませんでした。

同種のサービスは日本郵便でもゆうパックラベルを郵便局で印刷できるようにアプリを提供していて、そちらの方はまだ試せてはいませんが、今回もらった控え伝票を見てもきちんと印字されてあって手書き文字特有の読みにくさも、自前のプリンターでトラブった場合に起こりそうな文字かすれもなく、安心して出すことができました。液晶関連のトラブルは、もしかしたら本体を分解できれば簡単に清掃できるものかも知れないのですが、素人がそんな事を行なえば十中八九壊してしまうでしょう。何とか本体の調整だけで直って帰ってくることを信じつつ、今は予備的にモバイルパソコンからの更新をしています。


YONEXのマスク購入に参加したものの

前回、これではほとんどの夏用マスクを欲しいと思っている人が手に入れることは叶わないだろうと予告したYONEXのマスク販売ですが、一応お昼12時にパソコンを開いて待ち、購入にトライをするだけしてみました。

もちろん事前に公式ショップの会員登録を済ませ、事前にホームベージにアクセスしたのですが、まず会員ログインがエラーになって進みません。エラーになったページを再度読み込もうとすると、「混雑していますので時間を置いてアクセスし直して下さい」という混雑時に用意されたであろうメッセージが出てしまうので、ブラウザの「戻る」でいったんログイン画面に戻し、何回かログイン作業を繰り返し、ダメなら戻るを繰り返し、ようやくマスク販売のページに辿り着いたものの、その時にはもう時すでに遅し、SOLD OUT表示に予想していた結果だとは言え、こんな何もできないうちに終わってしまう状況というのは何か納得が行きませんね。

ちなみに、マスクを購入する方法にはもう一つあり、ハガキかWEB上から抽選申し込みをし、当選した人は東京にあるYONEXのヨネックス東京ショールーム、またはヨネックスフィッティングスタジオ秋葉原まで取りに行かねばなりません。地方在住では交通費がかかるということ以前に、県境をまたいでの移動を控えるよう通達が出ているのに、まさかの首都圏在住者に有利な購入方法を提示するというのは、あえて前回はこの購入方法については触れませんでしたが、これだけネット上からの購入が難しい中、実際はマスクなんて売る気がないのかな? さらに東京まで出向くことのできない消費者はどうでもいいのかな? という風に企業が考えているのかもと、私などは思ってしまいます。

昨日は、ようやく自宅にもアベノマスクが届きましたが、今年は本当に「マスク」について翻弄された一年になりました。細かいことと言われればそれまでですが、様々なマスクに恨みが残るような事が多過ぎます。私の場合、たまたまマスクが店頭から消える直前に50枚くらいの不織布マスクをコロナウイルス騒動以前の定価で入手でき、そのますくを消費しながらもご厚意で布マスクをいただいたり、職場で定期的にマスクを支給してもらったりしたので、マスクに法外なお金を払って購入することはなかったのですが、これからの季節は大変です。恐らくこれから数年間は日本国内でほとんどの人が付けて外出する、「生活必需品」となるであろうマスクについて、夏用のマスクとして手に入りやすい価格で、さらに多くの人が納得するような方法で販売を行なってくれる企業から私はマスクを購入するようにして、ここでもその情報をできる限り共有していこうと思っています。


Rakuten UN-LIMITのauローミングの実力は?

昨日、今回の新型コロナウィルス騒動以来初めて車でドライブしてきました。ただ、まだ完全に感染症の危機を脱したわけではないので、利用者が少ないことを確認しつつ静岡市から静岡県内ぎりぎりの位置にある東名高速足柄サービスエリアまでという、基本はドライブのみというパターンでした。

それでも、サービスエリアの建物の端にある地下200mから引いている「足柄の水」をゲットし(相変わらず水くみ場には全く人はいませんでした)、サービスエリア内にあった崎陽軒でシウマイ弁当を買ってきました(^^;)。ただ、今回のドライブはそれが目的ではなく、4月から開通したものの自宅周辺でしか試せなかったRakuten UN-LIMITのauローミングはどんな感じなのかを確かめるというのが主目的でした。

先日書いた通り、楽天はオリジナルの端末であるRakuten Miniにおいて、ドコモやauが主に使っているBand1を受信しない仕様のロットを出してきました。ということはつまり、auローミングサービスが使える地域においても、auのBand1は使えない仕様になっているということなのです。

では、auローミングではどのバンドを提供されているのかというと、いわゆるプラチナバンド(800MHz帯)のBand 18(Band 26)のみの提供ということになります。それでもプラチナバンドなので、山の中でもそれなりに使えるだろうと思って車の中で動画を再生しながら走ったのですが、主に幹線道路のみだったこともあって、民家が途切れる山道になると若干スピードは遅くなるものの、見る動画がそこまでのスピードを要求しないものであれば、低速(最大1Mbps)でも何とか利用可能ではあります。本当はもっと山の中まで入りたかったのですが、何しろ県をまたいでの移動は自粛せざるを得ず、それでも車で移動しながらでもauのローミングのみでも何とか使えることがわかっただけでも成果があったと思います。

しかし、今後楽天の電波が全く来る可能性がないような地域にお住まいの方なら、UQモバイルの同じ2,980円/月(通話定額はオプション)で10GBまで高速が使え、翌月の繰り越しも可能なプランの方がauの使える場所ならau本家と同じくらいの速度で利用できることが考えられるので、UQモバイルを選んだ方が無難です。全国のあらゆる地域を移動して、その移動先で安定してモバイルインターネットを利用したい方も同じです。

ただ、今回試した楽天のプランは、何しろ来年の3月まで月額0円で使えているものですから(^^;)、今後のポイントは自宅がいつ楽天のサービスエリアになるかというところになってくると思います。もし楽天のエリアが自宅に入った場合、これは本格的に今のADSLを解約して自宅用の固定回線の代替としてRakuten UN-LIMITのSIMが使えます。その際は楽天SIMをモバイルルーターに入れて家から動かしませんが、楽天linkアプリはスマホに入れていけば、楽天SIMに割り振られた電話番号は外に持ち出してスマホに入っているSIMのエリア内であれば、料金を気にせず電話することができるようになるので、あとはモバイル用に使えるSIMを別に用意すれば、工事不用でいつでも移動できる無線インターネット環境ができます(^^)。

ただこれは、楽天が自分の住む地域でいかに通信設備を整備してくれるかにかかっています。もちろん、他社がもっと魅力的なプランを出してくれてもいいのですが。あとは今回のように楽天モバイルに対しての使い勝手について、もっと範囲を広げていろんな事が調べられるように、毎月0円で使えているうちに普通に多くの人が移動できるようになって欲しいですね。


もしドコモが楽天およびサブブランドを意識したプランを出したら

先日紹介させていただいたように、大手キャリアのサブブランドであるUQモバイル(auのサブブランド)・Y!mobile(ソフトバンクのサブブランド)が楽天のRakuten UN-LIMITに対抗するプランを出し、7月から揃ってプラン提供されます(UQはすでにサービス開始済)。

そうなると、一つ取り残されてしまうのがNTTドコモの存在です。こうしたサブブランドの動きによってはドコモの契約者が相当移ってしまう可能性もあるので、何らかの対応を考えているのかも知れませんが、残念ながらというか大手三社の中では唯一サブブランドを持っていません。あえて言うなら、OCNモバイルONEがドコモのMVNOとして存在していますが、あたかもOCNモバイルONEがドコモのサブブランドのようなプランを出してしまうと、これは他のMVNOとOCNモバイルONEとの間で一悶着起こるような気もしますし、ドコモの方でMVNOに請求する帯域利用料の見直し(値下げの方向)についても考えねばならなくなるでしょうし、そうなるとこのまま黙って他社の動向を見ているだけなのか? という風にも思っていまいます。

ドコモには実際のプラン以外にも、ユーザーに選ばれる一つの理由があります。それはアナログ携帯の頃から他社に先んじて基地局の整備を行なってきたことにより、他社に比べると利用できるエリアが広いという、通信事業にとっては最も大切な根幹の理由です。私自身も山の中でもエリアの穴が少ないという理由で、メインの通話用SIMをドコモのケータイプランにしていますが、このメリットもちょっとした頭の切り替えで回避することができます。

というのも、今の私は楽天のアプリ「Rakuten Link」を使って電話やSMSをするのに、楽天のSIMカードが入ったスマホではなく、いったん楽天のSIMの入ったスマホに登録コードが送られてきたのをメモし、改めて別のスマホに入れた「Rakuten Link」をログインさせることによって、楽天SIMでない他社のSIMカード(つまりドコモ・au・ソフトバンク系回線どれでも)を入れたスマホで、通話・SMS無制限で利用することが可能になっていて、通話用のスマホにOCNモバイルONEのSIMカードを入れているのです。

現状では固定電話や公衆電話からの着信だけはリアルタイムに着信しないものの、電話があった通知だけは「Rakuten Link」の方に来ますし(公衆電話からの着信は「通知不可能」になります)、楽天SIMを別のスマホに入れておけば、固定電話からの着信および、緊急警報番号への通知やフリーダイヤルへの通話はもう一台のスマホで楽天エリアおよびauエリアから掛けられますので、あえて楽天およびサブブランドの料金プランより高いドコモを選ぶ人というのは限られてきます(自宅でのインターネットもモバイル回線で行なおうと思う方にはギガホで契約するドコモのメリットはありますが)。

個人的には、楽天もUQもワイモバイルも、一旦契約しても他にもっと良いプランが出てくれば簡単に乗り換えることができるので、基本的な回線の整備や問い合わせについてのアフターサービスなど、トータルの企業力ということが見られるのではないかとは思いますが、このままでは実店舗のある楽天・UQ・ワイモバイルの中でライトユーザーは動くだけでドコモには流れる人が少なくなる可能性もあります。

そう考えると、ドコモはワイモバイルの新プランが出て一部のユーザーが流出して慌てるのではなく、早めに中速(1Mbps)のネット速度でも良いというユーザーのために何らかの対抗プランを作っていかないと、一人負けのような状況が長く続き、企業としての体力まで落ちてくるのではないかということを心配します。

もしドコモが楽天およびサブブランド対策のプランを出してきたとしたら、例えばUQモバイルの「スマホプランR」に「かけ放題」オプションが付けられるようになったら、まずはその「かけ放題」オプションを従来の5分以内から10分以内に全プランが移行するようでないと、UQモバイルと比べるとエリアでしか優位性を保てないことになります(UQもワイモバイルも10分以内定額なので)。そうした変更の上で対抗してくれば他社からの移行はありますが、同時に今のプランからの大量の流入を招き、それが今までのドコモの収益に影響する可能性も出てきます。恐らく現在のドコモの沈黙は、その辺にも理由があるような気もします。

とりあえずは多くの人が0円/月で契約しているRakuten UN-LIMITが有料になる2021年4月以降に、既契約者がそのまま継続するのか、それとも別の所に移動するのかというのがポイントになってきそうです。それには、タイムリミットまでに楽天がいかに自社エリアを増やすかというもう一つのポイントも関係します。

もし楽天のエリアが自宅でも使えるようになったら、主に今のADSLの代替として継続するという、これは他社が対抗できない回線ともなり得るので、しばらくはこうした他社を巻き込んだ料金およびサービスの進化のためにきちんとした仕事でユーザーの期待に応えて欲しいと思っています。


いい製品でも手に入らなければ……

先日紹介した熱中症対策が施されたマスクとして本命視されていたYONEXのスポーツフェイスマスクの販売方法が明らかになりました。その内容について紹介しつつ、今後のマスク争奪戦についても考えてみたいと思います。

まず、マスクは6月15日の正午から予約を受け付けますが、申込順の予約になるそうで、恐らく瞬殺になるものと思われます。いわゆるオートパイロット系の購入用プログラムを事前に用意できるようなネットショッピングのプロに持っていかれるのではないかと思いますし、さらに用意する販売方法によって、誰も購入できないままネットにつながらなくなるなど、さらなる混乱が起こることも考えられます。

というのも、販売は1枚ずつではなく4枚で1セット3696円(税込)+送料で、合計2500セットの10,000枚の販売に留まります。さらにYONEXからの案内メールには転売禁止等の記載はなかったので、もしサイトのダウンがなく売買が成立したとしても、プロのネットショッピング術を行使した転売屋の格好の餌食になるような気がするのは私だけの危惧ではないと思うのですが。

ちなみに、過去に独自の布マスクを販売したmont-bellの場合は、先着順ではなく抽選方式で、事前にクレジットカードの番号を送信して仮購入の手続きを行なった人の中での抽選になっていました(当せんした人だけクレジット決済が行なわれる)。用意したマスクの枚数は90,000枚で、セット販売ではなく一人あたり2枚までの購入を受け付ける(1枚だけでも購入可)というものでしたが、予想を上回る申し込みがあったらしく、私自身申し込みましたが抽選から漏れてしまいました。

現在、紙マスクは価格も下がりかなり入手しやすくなっています。そんな中で、事前にテレビの取材を入れて多くの人に期待を持たせている中で、たった10,000枚のマスクを4枚セットで、しかも先着順で販売するとは、もう紙マスクには余剰があるからとたかをくくっているのか、あまりにも消費者の事を考えていないのではないかという風に思ってしまいます。事前の報道を見ると、この夏に外で仕事をする人にとっては魅力的なスペックのマスクではあるのですが、マスク自体の性能は高くても、手に入らなければどうにもなりませんし、今後YONEXのマスクより安く、さらに店頭での購入ができるようなマスクが出てきたら、そちらの方に人々はなびくでしょう。さらにマスクが転売されてプレミア価格が付いたらそれも大きく報道されるでしょうから、転売ヤーのために販売したのかという批判にもつながりかねないでしょう。

日本の企業は素晴らしい技術力を持つところが多く、YONEXについてもそうした技術については一歩抜けているからこそ高性能なマスクが作れるのだとは思いますが、さらにそこから進んで、いかに定価で多くの人に使ってもらえるように製品を供給するかということもしっかり考えてくれないと、良かれと思ったことが反対の作用をしてしまうことも十分にありえます。私自身さすがに月曜日の昼からマスク争奪戦に十分な用意のもと参戦できませんので、今回の販売についてはきっぱり諦め、もう少しユーザーの方を向いた企業が作ってくれる夏用マスクを手に入れられるように頑張ってみようと思います。


Rakuten Miniの最新ロットではBAND1が利用不可に

Rakuten UN-LINITは画期的なサービスだということで今年の4月から全国サービスをスタートしたのですが、すでにUQモバイルやY!モバイルでは楽天の新プランに対抗する形で新プランを出しているので、まずは楽天が第四のキャリアとして入ってきたことによって、日本の携滞電話市場は多少活性化したのではないかと思えるのですが、逆に楽天によってかき回されてしまったと思っている人も少なくないでしょう。

まずは、サービス開始初日にそれまでau回線を使ったパートナー回線について、高速クーポンが2GBで、高速通信を使い切った場合の低速制限が128kbpsと言われていたのが、まさかの高速クーポン5GBで、低速制限時のスピードが1Mbpsまでアップしたことで確かに使いやすくなりました。

ただ、楽天回線は他のキャリアのバンドとは違うので、いわゆるSIMフリーのスマホの中でも使えないものもあるのですが、最初のネット説明会では同社の販売するスマホの製品を、他社のSIMを入れても使えるような事を言っていたような気がします。

現在楽天モバイルで売られている端末のうち、唯一「Rakuten」の名を付けた独自携末「Rakuten Mini」もそのようなSIMフリースマホです。当初、2万円で売られた小型スマートフォンであるRakuten Miniは、本体にSIMカードを入れないeSIM対応のスマホで、さらにおサイフケータイも付いているということで、一年間通信料無料で利用できるユーザーの選択肢としてだけでなく、MVNOの中で唯一eSIMをサービスとして展開しているIIJmioのドコモ回線のeSIMを入れて利用するという方もいました。

一般的には、あまりスマホを買う前に事細かにスペックを見る方もいないかも知れませんが、先日から「Rakuten Mini」を楽天の回線とセットで購入すると1円で購入できるというキャンペーンが発表され、4月8日のサービス開始日にSIMの契約をした私はガクッと来たのですが、ここ数日のネット上で「Rakuten Mini」に関する話が盛り上がっていたのですが、一昨日のニュースでまさかの楽天の「Rakuten Mini」の売り方を目にして絶句してしまったのでした。

どういうことかというと、どのスマートフォンでも、携帯電話のどの電波を掴むのかということは本体スペックに記載されており、「Rakuten Mini」発表当初はこの内容はBAND 1,3,18,26,28,41と書かれていました。その後、シリアル番号の内容で、対応BANDが増え、BAND 1,3,5,18,19,26,28,38,41となっていたのだそうです。

しかし、現在の最新ロットでは国内で利用する場合に問題のある変更があったにも関わらず、その内容をアナウンスしないまま売っていたのです。ちなみに内容は、BAND 3,4,5,18,19,26,28,38,41となり、BAND1を掴まない仕様になっていたのです。

改めてバンドの違いによる使い勝手の差について書いてみますと、BAND1は、ドコモ回線の中では良く使われていて、楽天モバイルがパートナーエリアとしているau回線でも使われています。逆に追加されたBAND4,5は主に米国内のローミングサービスを意識したものではないかと言われていて、国内で使用するにはあまり関係ありません。しかし前述のIIJmioのeSIMを使ってRakuten Miniを使おうと思っていた人がBAND1が使えないとなると、使えるつもりでeSIMを設定した後で、かなり利用エリアが限られてしまうことに気づく可能性もあるので、購入者の間では大きな問題になりつつあります。

私を含め、現在新型コロナウイルスの影響でお店も開かず、楽天側もオンラインショップの利用を促している状況になっていますが、そうしたオンラインショップを利用するにあたり、一番重要なことはきちんと正しい情報を売る側が発信してくれるかどうかということになるでしょう。今回は指摘があるまであたかもBAND1が使えるような説明を楽天がしたままキャンペーンの1円売りをされては、ユーザーはどうしようもありません。今回のキャンペーンは楽天回線に紐付けされた購入なので、すぐには使わないにしても、ある程度の時期を経て、別の端末にeSIMを移した後にIIJmioのeSIMの契約を考えていた方にとっては大きなショックだったのではないでしょうか。

今回のニュースを受けて、BAND1が使えないと困るのに最新ロットの製品が届いてしまった人のために、楽天に答い合わせることで本体の交換もできるような話も上がっているものの、電話やメッセージがすぐにつながって早急に対応できるかわからず、これからの楽天の対応によっては騒ぎはさらに広がる可能性もあります。

今回の問題が怖いのは、現時点だけでなく時間差でもトラブルが出る可能性があるということもあります。今書いた問題をスルーして(楽天で使っている場合には今回の変更の影響は最少限なので気付かない?)、かなり後になって自分のRakuten MiniがBAND1を掴まないロットのものであると気付いても、その頃にはもはや楽天の方でも対応は難しくなっている可能性があります。そうなった場合、恐らく楽天はそこまでの交換対応はしないと思いますので、いわゆる「安物買いの銭失い」というものになってしまうかも知れません。

今回のような情報後出しのような事を日本の一流企業がやるわけですから、にわかには信じられない話ですが、それが今の日本のクオリティなのかも知れません。ここは知らずに購入してしまった場合の対応も含め、消費者としては遠慮せずにしっかりとクレームを言うようにしましょう。そして、今後Rakuten Miniの中古市場にも変化が出てくるように思います。

基本的にSIMフリースマホを市場に出す場合、いかに多くのキャリアで使えるかによって買い取り価格や売出価格が決まってきます。同じRakuten Miniでも異様に安いものがお店に出ていた場合、そのスマホはBAND1対応でない可能性がかなり高いのではないかと思われます。楽天回線で使うために買い足すならそれでもいいのですが、ドコモや他のeSIMで運用しようと思っている場合は、今後はこの問題を受けてBAND1の利用ができるかできないかを確認の上で購入するかどうかを決めないと、買ったもののほとんど使えずにゴミとなるようなケースも出てくるのではないかと思われます。この問題はそういう意味でもかなり尾を引く問題ですので、ここを読まれている皆様も十分お気を付け下さい。


もはやセリアにないものをアウトドアショップで探した方がいいかも

まだ新型コロナウイルスの影響でアウトドア生活が難しい状況が続きますが、そんな中での楽しみが近所にある100円ショップのセリアにあるキャンプグッズを探しに行くことだったりします。昨日少し久しぶりで出かけてみたら、多くの品物が増えていました。

以前紹介したナルゲンボトルライクの調味料入れには、新しく30mlのボトルが2セットのものが追加されていました。これで125ml・60ml・30mlの三種類揃ったことになります。シングルユースの調味料を持っていくなら、30mlのものが個人的にはおすすめです。

また、柄の部分を折りたたんで携帯に便利な金属製のおたまとフライ返しがありました。テフロン加工でないスキレットとセットで使うにはフライ返しはかなり使えそうで、おたまもとても100円では買えないクオリティなので、これからキャンプ用品を揃えようと思っている人は、まずセリアに行ってからアウトドアショップに行ったほうがいいと真剣に思います。

今回の戦利品は、しばらく入荷がなかったことからメルカリでプレミア価格を付けて売っている人を見つけてしまったほど100円では買えなそうな組み立て式の「クッカースタンド」です。

ステンレスではない亜鉛メッキされた鉄の板三枚のものですが、この三枚を組み立てることで、キャンプ用の鍋を乗せることのできる五徳になるというもので、同じようなものはアウトドアショップで売ってはいるものの、材質はステンレスだとしても、普通の価格で千円以上しているものも多いので、かなりのコストパフォーマンスです。

大きさは中にアルコールストーブが収まるくらいなので、小さなカップやシェラカップはこのままでは載りませんが、写真のように針金を本体のくぼみにセットすることによって問題は解決します。おそらくこうした細かいことも十分考えた上での製品化だということが想像できます。

また、固形燃料ストーブとして最小の「ポケットストーブ」も、うまく本体と噛み合わせれば多少ガタガタすることはあっても(写真では僅かに脚が浮いてしまっていますが、野外で使われるときは地面の傾斜をうまく使うなどしてセットしましょう)大きな鍋をポケットストーブで使用する用途で使うこともできそうです。

また、このゴトクの中にぴったり収まるくらいの金属製のキャンプ用のお皿(これも100円ショップで調達は可能でしょう)を敷けば、小枝を燃やして調理に使うことも可能でしょう。特にソロキャンプで遊ぶものとしては、焼き網と組み合わせてもいいでしょうし、そういった発展形を考えること自体も楽しいものです。

このように、頭の中で擬似キャンプをすることが今の楽しみになってしまっていますが(^^;)、何しろ様々なアイテムが100円で売っているので、大手を振って出かけられるようになったら、こうしたアイテムを活用したキャンプをしたいですね。