月別アーカイブ: 2020年6月

あえて「ガラパゴス化」することで魅力が上がることもある

新型コロナウイルスの流行は、海外から輸入したり生産することのリスクを明らかにしてしまいました。そして、なかなか物が売れない中で、いかにして企業は業績を回復させていくかを考え直さないといけなくなっている気がします。

日本の一番の輸出品は自動車ですが、海外での売上を上げるためにはその国でのニーズを調べてその国に合った形で車を作ることが必要になるとは思いますが、最近のネットニュースで「軽トラ」がアメリカで人気というものがあり、ちょっと不思議な感じになりました。

アメリカの車というのは、とにかくデカイという感じで、それ故に細い道の多い日本では売れないという印象がありますが、逆に考えると車での移動距離が長く、道も広いアメリカでは軽トラを始めとする日本独自の軽自動車を好んで乗るような人はいないだろうと普通に考えると思います。

しかし、日本だけでなくアメリカでも日本の軽トラは農家の人に人気なのだそうで、使い方としてはゴルフ用のカートのように作業中の移動手段としてかなり使い勝手が良いのだそうです。さらに、燃費が良いこと。日本独自の車ということで、日本国内生産だという点や、あの小ささでかなりのものが載るということ、さらにあえて定員を2名にした潔さも受けているようです。

日本の軽自動車の規格というのはしばしば海外メーカーの参入を妨げる「ガラパゴス化」した規格であるという非難もあるものの、日本の古い街の中には普通自動車では通り抜けることが難しいところもありますし、そんな中で日本人の細かな自動車に対するニーズに合わせて変化していくことで、あらゆるニーズに対応できるくらいまで軽自動車は進化を遂げています。もともとは国内専用の車のはずが、日本から見るとしたたかな貿易相手国のアメリカのユーザーからも特に軽トラがそのニーズを認められることになったのだろうと思います。

産業のガラパゴス化というのは、まさに「ガラケー(ガラパゴス携帯)」という言葉に象徴されるように、日本独自の進化を遂げることによって世界の流れに乗り遅れ、業界のイニシアチブを取れなくなることの弊害が言われてきました。しかし、軽トラのように日本の農家や配送業、一般ユーザーの意見を聞きながらグレードアップを繰り返していくことによって、何の売り込みもしなくても向こうから求められるくらい、ニーズを認めてくれるということもあるわけです。

そういう意味からすると、ガラケーという形態だって各種メッセージアプリ(LINEやTwitter、InstagramやFacebookが)使え、普通にGoogle Playが利用なくてもバージョンアップで必要十分なコミュニケーションが取れるガラホが出てくればそれなりの国内需要はあるでしょうし、日本製ながらの細かな利用者に対する配慮が海外のユーザーにもアピールするものに仕上がっていく可能性もあるのではないかと思うのです。

スマホの場合便利ではあるものの、電池の持ちが悪かったりアプリの入れ過ぎで動作が不安定になったり、タッチパネルを使っての電話に出たり電話を切ったりするのに違和感を持つ人がいたりと、すべての機能を詰め込むことによってのデメリットはあると思います。そうした思いを持つ人のために、日本のメーカーが本腰を入れて新しいSIMフリーのガラケーやガラホ(つまり、SIMを入れ替えると海外でも使える)を出してくれてもいいのではないかと思います。

この辺は自動車業界と通信業界の違うところで、現在ガラケーを不満なく使っている人に対してまでスマホに買い替えさせて高額な基本料金に換えさせるというのは、自動車業界でいえば軽自動車の生産を止めてしまい、小型自動車の税率を換えずにディーラーが強引に小型自動車への乗り換えをすすめるようなものです。

そんなことが自動車業界で行われていたとしたら、最初に紹介したようなアメリカでの軽トラ人気が起きても一時の限定的なブームだけで終わってしまっていたでしょう。個人的には固定電話のような「親機のような子機」とセットで使えるガラケーの新製品が出たら、固定電話の代わりに使えるので自宅用にほしいですが、日本のメーカーはなんとか考えていただけないものでしょうか。


シェアサイクルサービスが地元でスタート

昨日、買い物のため車で出掛けたところ、多少派手にのぼりを立てた集団が目につきました。自転車のイラストがのぼりにあったので改めて新聞を見てみたところ、市役所や駅、公園や観光地に電動自転車を置き、最低15分70円、12時間1,000円で利用することのできるシェアサイクルサービスが7日の日曜日から静岡市で始まっていることがわかりました。「PULCLE」というのが静岡でのサービスの名称になります。

このサービスはスマホアプリの「HELLO CYCLING」をダウンロードし、利用者登録と利用料金の決済方法を登録することで利用可能になります。アプリの地図から、現在利用できるサイクルステーションと台数がわかります。自転車が置いてあるステーションは市内に40ヶ所あり、静岡駅・清水駅などを中心に観光地もカバーし、静岡・清水地区中心に点在しているような状況です。

静岡市の街自体はそれほど急な坂はないため、自転車に優しい街であるのですが、何しろそんな街なので家庭での自転車普及率はかなり高いので、あえて自転車を借りて使うということがなかったのではないかと思います。

ただ、今回配備される自転車はほとんどが電動アシスト付き自転車のようですし、今回のサービスが始まってそれなりに使えるようになることがわかれば、自分も電動アシスト付き自転車を買ってみようかなという気になるかも知れません。

このサービスは静岡市だけのものではなく、最初に書いた通り「HELLO CYCLING」のプロジェクトなので、今回の地元サービスの開始に合わせて会員登録しても、今後出掛けた先で利用できる可能性も生まれてきます。

車で色々の場所に出掛けた後で困るのは、お目当ての場所が駐車場所のない中心街にある食堂だったりした場合、車が近くに停められないと歩くかバスを使うかということになるのですが、そこで事前にこのサービスでサイクルステーションがあり、さらに隣接する駐車場があるような場所を見付けられたら、サイクルステーションを拠点にして自転車で観光した方が時間を無駄にせず、その土地のディープな場所を探しに行くことができるでしょう。

新型コロナウィルスの影響で日本の観光はどうなるかわからない状態ですが、訪れる人が少なくなる中で、目的地まで不特定多数の人と会わないようにするためには自動車での移動がセオリーになるものの、そこからの移動手段としては、密にならないという点もあり自転車の利用というのは悪くないチョイスだと思います。

まだサービスが開始されたばかりで、サイクルステーションにある自転車が全て利用中になっていると使えないという場所が多くなっているのですが、今のままだと県外からの観光客の方々がやってくるようになった場合、借りようと思ってもなかなか借りられなくなるのではないかと心配にはなるものの、逆にそのくらい利用されることで全体の台数も増えていくことでしょう。

個人的にはお酒抜きの状態で自宅までのバスに乗り遅れ、次のバスまでかなり時間があるような場合は、自宅もよりのサイクルステーションまで15分以内でたどり着ければ、バスより安く移動可能になるので、とりあえず「HELLO CYCLING」アプリをダウンロード・会員登録しておきました。自転車での移動がしやすい地域だからこそ、全国を人々が移動することに心配がなくなったら、レンタサイクルサービスを利用するのはおすすめの観光手段になります。その時になりましたら、ぜひご利用いただきたいと事業者になりかわってお願いしておきます(^^;)。

・HELLO CYCLINGのサイト
https://www.hellocycling.jp/


OPPO Reno Aでドコモの3G通話SIMを試す

ここのところ、UQモバイルとワイモバイルもスマホプランの低速制限時に最大1Mbpsという速度が使えるプランを出してくる中で、年末にやってくるドコモのメイン回線をそのままにしてガラホ(ガラケー)運用にすべきか、回線を乗り換えて使おうか、最終的な結論は出ていません。

料金的な点でいうと、5月に「通話無制限」から「5分以内定額」のプランに変更したことで月々の料金は1,200円に下がったのですが、これはケータイプランだからで、ガラホに入っているSIMカードをスマホに入れてしまうと、デバイス外使用ということで月々1,700円に上がってしまうという問題があります。一応ガラホはずっと使っていて問題ないのですが、もし何かの拍子に壊してしまったら、同じドコモのガラホでないとまずいので、不安要素ありというところです。

ちなみに、個人的にはドコモにはもう一つの通話専用回線を持っていまして、こちらはFOMAという3GのSIMになっています。ずっと標準タイプのSIMにしていたのを、当時最新のガラケーに機種変更したことで、今はnanoSIMになっていて、こちらの方はスマホに入れても追加料金は取られず、さらに月々千円の支払いで無料通話が最大3,000円で、通話だけでなくSMSにも使えるという、寝かしにはもってこいの回線になっています。

今回は今年の年末から年始にかけての複数回線の使い分けを視野に入れつつ、このFOMA回線のSIMをSIMを2枚入れて同時に使えるOPPO Reno Aに入れて満足に使えるのか試してみました。

果たしてどうなるかと期待しながらトレイにFOMA回線のSIMを入れ、本体を再起動したところ、以下のような通知がSMSで入りました。本体の方で自動的に3G回線を選択したようで、問題なくSMSが受信できたのでした。

次に、設定の中にある「デュアルSIMとモバイルネットワーク」を開き、FOMA回線のSIMを「ダイヤル」に設定します。さらに、FOMA回線ではインターネット契約をしていないのでモバイルネットワークは設定する意味がないのですが、何らかのアクセスポイントを選ばないと何度もしつこく通知が来るので、適当にチェックだけを入れたら通知は入らないようになりました。

ちなみに、現状では楽天SIMは別のスマホに入れて、OPPO Reno AではOCNモバイルONEのデータ専用(SMSオプションもありません)SIMを入れているのですが、Rakuten UN-LIMITの提供する「Rakuten link」アプリから楽天からもらった電話番号を使って無制限に通話と携帯電話からの着信、そしてSMSができるようになっているます。さらに今回FOMA回線のSIMを入れたことによって、FOMA番号からの発信着信とSMSの送受信ができるようになりました。

「Rakuten link」アプリでは緊急通報やフリーダイヤルの利用ができないので、そうした発信が必要な際にはFOMA回線を使って一般の通話アプリから電話を掛けることで、一つのスマホで2つの番号を使い分けることができるようになりました。

しかも、現在入れているSIMはどちらもドコモ回線を使用しているので、エリアに関してはほぼ問題なく、もし楽天のシステムトラブルで「Rakuten link」アプリからの電話やSMSが使えなくなった場合でも、同じ端末から別番号にはなりますが、すぐに連絡することも可能になるので、とりあえずこの状態でOPPO Reno Aを使い続けてみようと思っています。

問題は、以前にも書きましたが、もし今のメイン番号をRakuten UN-LIMITにMNPした場合、現在の使い方で楽天SIMの入ったスマホと「Rakuten link」アプリの入ったスマホに分けて利用していると、固定電話から電話がかかってきた場合にOPPO Reno Aの電話は鳴らず、直後にアプリからの通知のみになるという仕様があるのですが、この問題については例えばOPPO Reno Aとの2台持ちをしてもそれほどかさばらず同時持ちできそうな「Rakuten Mini」を追加すれば、固定電話からからの着信のみをRakuten Miniで受けるという技は使えます。全く楽天およびauのエリア外であった場合も、ドコモエリアに入っていればどちらの番号からでも発信・SMS送信ができますし、フリーダイヤルしか載せていない宿に電話するような時にもFOMA回線が効いてきます。

現在、Rakuten Miniは1円で買えるのでかなりの人気で入荷待ちになっているのでMNPには全くおすすめできませんが、今年の年末あたりにその価格と材庫がどうなっているかというところで、私の選択も変わってくると思います。もちろん、それまでに他の業者がさらに面白いプランを出すかも知れませんが、もしRakuten Miniが購入できれば、おサイフケータイ対応のスマホを2台持ちすることになるので、様々な利用方法が考えられます。

もし今後新型コロナウィルス騒動が収まって、鉄道を使って関東方面に行く場合、JR東日本のホームベージを見ると「 1枚のSuicaで、Suicaグリーン券を2枚以上購入することはできません。」とあるので、Suicaを持っていない同行人がいた場合には、クレジットカードにモバイルSuicaアプリを紐付けることで、台数分の座席を車内で検札無しで利用することもできるでしょう。そんな事も考えつつ、現状のままにするのか、番号を乗り換えるのかについては様々なシミュレーションをしつつ、安くて使い勝手の良い組み合わせを選べるように準備したいと思っています。


夏用マスクの物色で再度入手困難になるか

私の住む静岡市のある地域では、まだアベノマスクも給付金も全く来ていない中で、連日上がっていく気温に、例年にない恐さを感じています。昨日、立体でない布マスク(これは知り合いが作ったものをご好意でいただいたもの)をしたままショッピングモールの上にある駐車場まで階段で早駆けしたら、体力が落ちていてゼーゼー言うのは仕方ないにしても(^^;)、異様にマスクの中が熱くなりまして、このまま冬から春用のマスクを外出時に付け続けると、マスクが原因の熱中症になりかねないので、夏用として使えそうなマスク情報を色々調べてみました。

まず、このブログを書いている時点で購入できるものとして「無印良品」のネットストア限定の「繰り返し 使える 2枚組・三層マスク 約17.5×9.5cm」が2枚で999円+送料で売っています。綿100%で、30回繰り返し使用可というものです。

ただ、今の注目は各スポーツメーカーやショップが作る独自の夏用マスクでしょう。近くにあるスポーツショップ「アルペン」では水着素材を使った洗えるマスクを一枚999円で販売されている夏用と思われるマスクがありますが、近くのお店では売り切れていて、予約してもすぐには手に入らないようです。

ただ、今後の注目マスクとしては「MIZUNO」「YONEX」「ユニクロ」の夏用マスクだと思います。このうちMIZUNOのマスクは第一弾の発売は一瞬で売り切れ、二次販売のための抽せんサイトにもアクセスが集中し、現在はシステムの整備が行なわれているようです。早めに抽せん再開の情報を入手するには、公式オンラインショップに会員登録してメールマガジンを購読するのが近道です。

同じように、YONEXについても夏用マスクを7月からオンラインショップで販売することが発表されていますので、どうしてもこれらのマスクが欲しい場合には、オンラインショップの会員登録は今のうちに済ませておくことをおすすめします。

恐らくYONEXのマスクも抽せんによる販売になると思うのですが、これは本当に運というしかありません。抽せんと言えば、同じく洗えるマスクをアウトドアブランドとして日本では人気のmont-bellが抽せん販売したのに申し込んだのですが、残念ながら外れてしまいましたが、外れたので次の新しいものを買おうと思えるようになったわけで、外れることを恐れるよりも、数打ちゃ当るぐらいに新たなところで出たマスクの情報をチェックし、何とか今シーズン中に夏用のマスクを手に入れたいと思いますね。

まだ具体的な情報は出てきていませんが、夏用下着のエアリズムの生地を使ってのマスクになる予定だそうなので、いくらで出るか、どんな販売方法になるかは全くわかりませんが、何しろかなりの規模で全国に出店しているお店ですので、何とか入手して真夏に間に合って欲しいですね。ただ、ネットを見ると早速新品のエアリズムを切ってマスクを作っている人が多数いるような状態なので(^^;)、どうしても手に入らない場合は自分で作るという手も最後に残しておこうと思います。

もちろん、熱中症の予防にはきちんとした水分&ミネラル分の補給も大事ですので、この夏はマスク&ボトル&ビタミンタブレットのトリオでこの夏を乗り切ろうと思っているところです。


真夏のナルゲンボトルを一工夫して冷たさをキープするには

一昨日は日本各地で30℃を超える天気になり、梅雨を前にして真夏の気候になってしまいました。さらに今年はマスクを付けたまま外出することで体の表面に熱が溜まりやすくなるので、感染症だけでなく熱中症対策も必要になるでしょう。

このブログでは実に様々なボトルを紹介しているのですが、保冷・保温の性能が高い真空断熱のステンレスボトルは水かお湯を入れることで長持ちさせており、コーヒーやお茶・麦茶を直接入れることはしません。やはりそうした色の付いた飲み物(スポーツドリンクも含む)をこれからの季節持ち運ぶには、洗いやすくてニオイも付きにくいナルゲンボトルの優位性を生かしたいところですが、言っても普通のプラスチックボトルなので、「保冷」という点がウィークポイントになります。

ただ、今水の持ち運びに使っているボトル用に購入した内部に銀マットのようなシートが貼ってあるボトルカバーは、朝持っていけば午前中いっぱいくらいまでは冷たいと飲んで感じるひんやりさをキープしてくれるので、それならそれでいいかなと思っていたのですが、今回扱いやすいナルゲンボトル500mm丸形にピッタリとハマるボトルアクセサリーを装備したボトルに100円ショップのダイソーで遭遇してしまいました。この裏技を使うと、ある程度真夏のナルゲンボトルでも冷たさをキープできる時間を長くすることができると思いますので、ここでちょっと紹介させていただきたいと思います。

その商品とは「冷んやり水筒」という名前で売られている100円のボトルです。ボトルはかなり柔い感じですが、フタはカラビナを使えばどこにも吊るせる形状をしていて、容量は400mlです。写真を見ると中に何か棒のようなものが入っているのがわかると思いますが、これがこの製品のキモです。

中味を分解すると、このようなパーツに分けることができます。左上はフタですが、上中央はボトルのボトルの直径にはまるサイズの小さな呑み口のついた中フタで、写真にある何かが付けられるようになっているのがポイントです。

ちなみに、ダイソーにある他のボトルの中フタもこれと同じ構造になっているので、このボトルのパーツを付け替えて利用することは可能になっています。右上のパーツは下にある棒状のパーツのフタになるもので、このフタを中フタの下に固定してセットできます。ではこの棒状のパーツには何をするかと言うと、水を7~8分目まで入れて凍らせるのです。ここまで書けばおわかりかと思いますが、このボトルに凍らせた筒を中フタの下にセットすると、通常のプラスチックボトルよりも長く冷たい状態を保たせることができるというわけです。

ただ、これはダイソーにある同じ中フタを持つボトル同士でなら付け替えはできるものの、果たして目的のナルゲンボトルにこの中フタが合うのかどうかが心配ではあったのです。ちなみに、このボトルとナルゲンボトル500ml Tritanに合うのかどうか、自宅に持って帰ってすぐに試してみました。

結果、最初はかなり挿入するのがキツく、一回入れてしまうと中フタを壊さずに取れるかなと心配するほど入りにくかったのですが、何回も出し入れを繰り返していくうちに、スムーズに付けたり外したりすることができるようになりました。ナルゲンボトル用に直接ボトルからではなく小さな呑み口を空けた専用の中フタも売ってはいますが、これはボトルと冷却パーツまで付いて100円なのですから、最初だけ何とかこの中フタをナルゲンボトルに慣らしていただきたいと思います。

実際に、全てのパーツを付けてナルゲンボトルにセットしてみました。実際に持ち出す際には中に銀マット仕様の保冷対応になっているボトルケースにセットし、さらに冷気が逃げないようにタオルで巻いて持っていき、ボトルケースに入れたまま使えば、ナルゲンボトル自体を凍らせなくても十分冷たさをキープでき、ナルゲンボトルのウィークポイントの一つを克服できるでしょう。

こうしたシステムができるなら、ぜひ次にはこの筒状のパーツに細かい穴を開け、中に茶葉を入れてお手入れのしやすい水出し茶メーカーなんかもぜひ出して欲しいと思います(^^;)。旅の途中で何回も使うわけにはいかないとは思いますが、毎日自宅から持っていくものとしては、ナルゲンボトルは中に何を入れても洗えばニオイもしませんし、様々な冷たい飲み物を入れてこの夏には活躍してもらいたいと思っています。とりあえず中フタだけでもあると便利ですので、お近くのダイソーでぜひ探してみて下さい。


パソコン本体にも余裕がないと……

昨日は、ちょっとこのブログも更新できなくなるのでは? と思えるほどのいつも使っているパソコンにトラブルがありました。

何が起こったかと言うと、私はスマホで撮った写真をいったんクラウドにアップして、改めてパソコンで使う場合にはネットからダウンロードした上で画像表示ソフトを使って画像ファイルに埋め込まれている情報を整理したりリサイズをしているのですが、何がどうなったのかわかりませんが、ネットから各種ファイル・ソフト(アプリ)をダウンロードしようとしても、導入しているウィルス対策ソフトの方で強制的にどんなファイルもウィルス認定されて、全てダウンロードされるとすぐに消されてしまい、結果的に全くネット上のものをダウンロードできなくなってしまったのです。

こんな時には一時的にウィルス対策ソフトのリアルタイム監視をオフにして、一時的に自分のパソコンを危険に曝してでもデータだけダウンロードしようと思ったところ、確かにウィルス監視はオフにしているのに、ウィルス対策ソフトは動いていてどうしてもファイルをダウンロードできなくなってしまいました。

一応、パソコンの再起動も試してみましたがそれでもダメで、他のウェブブラウザを使ってファイルのダウンロードを試みてみても全くダウンロードできず、全く途方に暮れてしまいました。

ブラウザやウィルス対策ソフトをいったんアンインストールすることも考えたのですが、それをやると、改めてソフトのインストーラーを入手すること自体ができない事に気付き、このまま前にも後ろにも進めない感じになってしまいました。

そんな時、思い出したのがWindows10の「システムの復元機能」です。この機能は、少ない記憶容量しか持っていないパソコンでは、システムアップデートを行なうためにフラッシュメモリーの容量を空けざるを得なかったのですが、今回トラブルを起こしたパソコンは比較的本体の容量を気にしなくてもいいハードディスク搭載のものだったので、パソコンがトラブルを起こす前の設定が残っていました(^^;)。そこで時間をかけて「システムの復元」を行なうことにしました。

ハードディスクからの読み込みのためか結構復元まで待ちましたが、ずっと何もできないままパソコンの画面をながめつつ復元を待ち、ようやく復元が完了した後に同じように画像データのダウンロードを試したところ、問題なくダウンロードできました(^^;)。何が悪かったのか今だにわかりませんが、トラブルは起きて見ないと何が問題なのかわからないということもあり、改めて「余裕なき運用」の恐さというものを実感しました。

一応、バックアップ用途も兼ねて、もう一台ノートパソコンは持っているので、すぐに何とかしなければならない場合はこれら一連の復元作業をしながら別のパソコンで作業を始めてもよかったのですが、こうした用意のない場合は、特に本体フラッシュメモリの残りが心もとないような運用をされている方は十分注意して様々な対応を考えながら使う方がいいと思います。

少なくともトラブルを起こす以前の復元ポイントだけはキープできるくらいの本体フラッシュメモリ容量は確保しておくべきでしょう。安いノートの場合は本体メモリが32GBなんてものもありますが、その倍の64GBでも個人的には心もとないので、できればその倍の128GBくらいの容量のあるものを中古でも用意しておけば、いざという時にはそれほど慌てなくても復元することで何とかなる可能性は高いと思います。

というわけで、次回以降にスマホで撮った写真を本文に貼った内容をアップしたいと思います(^^)。暑くなってくるとパソコン自体が熱を持って暴走することも起こりやすいので、そうした点も気を付けながら、今後もきちんと更新していきたいと思っています。


今後の旅の交通手段には深刻な影響も

今まで、当り前に行なわれてきたサービスが、これからは同じように行かないという見通しが大きくなってきました。それは、全国規模での移動をともなう旅行について、ウィルスのワクチンができ、発生が抑えられたとしてもいったん変わった活動自粛の状況を元に戻すのは並大抵の事ではないと思えるからです。

旅行のためには宿泊する宿と、現地まで行く交通手段が必要になりますが、今回の騒動で中小の旅館・ホテルの多くはかつてない経営危機に見舞われておりまして、私が過去に訪問したところも将来にわたって安泰ではないと考えられます。この問題は個人や当該施設自体の努力だけではどうにもならないところでもあるので、いかにこの国の政府が観光業を延命させるための方策を取ってくれるのかにかかっているでしょう。

次に、公共交通機関についてですが、路線バスの地方路線についても、小中の宿と同じ構造でバス会社の営業努力だけではどうにもならない路線消滅の危機はすぐそこにあります。今回の状況の怖さというのは、そうした中小規模の事業者だけでなく、大手の企業も相当の危機感を持っているでしょう。

具体的に言うと航空業界がそれに当たります。航空機はその路線がないと困るくらい世界を行き来していますが、一部の航空会社に倒産する所が出るなど、長く運休が続く航空業界も今後の見当しは決して明るくはありません。

そんな中でも日本航空や全日空といった我が国を代表する企業については政府からの助力もあると思いますが、昨年まで安く飛行機を利用する人々の味方だったLCCと呼ばれる格安航空会社は存続できるのかと考えると、これも安泰ではないでしょう。

元々格安航空会社は、通常料金では席が埋まらないことを料金を下げることで満席にし、さらに各種サービスを有料化することで黒字化を目指すビジネスモデルであるのですが、現在は運行が再開されたとしてもこれまでのように狭い席でギュウギュウのように人を詰め込むわけにはいかないでしようし、そもそも県外への移動が厳しく制限されるような状況の中では飛行機を飛ばすだけで赤字になってしまう可能性も考えられます。

過去には、今回の状況とはちょっと違うかも知れませんが、東日本大震災の前には全国の高速道路が一律1,000円という政策があり、ゆくゆくは高速道路の料金自体も無料化されるのではないかという時代もありました。しかし、震災復興にお金がかかる中で高速道路無料化というものは一切語られなくなり、過去に1,000円+大阪府内の高速道路料金で鹿児島まで通しで車で車中泊旅行に行ったなんてことも昔話として語るだけになってしまいました。

もしかしたら、今後格安航空会社自体が無くなってしまい、数千円で日本全国を移動するような旅の形というものも無くなってしまう可能性も考えておかなければならないかも知れません。今回の騒動前であれば、安く沖縄や北海道に行く手段としてLCCでの移動と鉄道や高速バスの移動を組未合わせて安上がりに出来上がる旅の計画を立てることも可能でしたが、今後はそうした旅の方法は難しくなってしまうかも知れません。

そうなると、改めて考えてしまうのは現在の状況が昔話として語られるようになった未来に、日本の観光業と航空業界はどうなっているのかということですね。個性的な一軒宿や使い勝手の良い格安航空会社が利用できたとしても利用単価が上がってしまって気軽に利用することができなくなると、ますます観光全体がしぼんでしまうと思うので、現状ではまず、今ある経営母体を無くさないように今どうするのがいいか考えて欲しいものです。


筆記具は一種類だけでは心もとない

私自身、文字を書くというよりもパソコンで打つ方が早く正確に自分の頭の中にあるものを文章化できるので、「書く」という行為は通常ではあまりしないのですが、書類の記入などで使うのはほとんどがボールペンで、現在は普通のボールペンの芯を後方から圧縮することでボールペンを横にしたり逆さにしても途切れることなくインクが出るパイロットの「ダウンフォース」というボールペンを首から下げていつでも使えるようにしてあります(このボールペンには本体にストラップホールがあるので、100円ショップでストラップを買ってくれば、簡単に首から下げて使えるのです)。

今の時代、荷物にサインをする以外にも、例えば役所へ行って書類を書く場合であっても、誰が触ったかわからない据え付けのボールペンを使うとそこから手にウィルスを付けてしまう恐れがないとは言えません。となると常にボールペンを持ち歩きたいのですが、私の経験では胸や他のポケットに差すよりも、首から下げた方が確実に持ち続けることができるので、首から掛けることが気にならないなら、おすすめの携帯方法ではないかと思います。

それはそれで、日常の生活で「書くこと」で困ることはないのですが、昨日はボールペンしか持っていなかったことで困ったことになりました。というのも、提出する書類にボールペンが使えず、マークシートを鉛筆でマークするタイプの書類だったのでした。

その時には手元に鉛筆やシャープペンシルがなかったので、自宅まで書類を持って帰って改めて書類を書こうとしたら、最近は全くボールペン以外使わないので、どこにペンケースを仕舞ったのか忘れてしまい(^^;)、書類を書く時間よりも鉛筆を見付け出すまでの時間の方が長くなってしまったのでした。

改めて考えると、学生の時にはかなり筆記具には凝りまくりまして、シャープペンシルも0.5mmではどうしても筆圧が上がってしまうので、0.7mmや0.9mmといった製図用のシャープペンシルをノート書き用に持っていました。濃いめの芯でそれほど力を入れずに書けるので、学生時代は受験勉強中でも、それほど手首が疲れた記憶はありません。その際に使っていたものはどこかにあると思うのですが、まだ見付からないので(^^;)、改めてまたお休みの時にでも探してみようと思っています。

最初に書いたように私自身、ボールペンではもちろん、シャープペンシルを使って長文を書くということはほとんどないのですが、今回のようにボールペンの使用不可な書類を書く場合もありますし、大きな災害があってメモを取る場合、ボールペンでもいいのですが消して直しつつ、別に替え芯もケースに入れておけばまず途中で書けなくなる心配はなく、後で電気が復旧した時に電字化も簡単にできます。そう考えるとボールペンの他に「シャープペン」「替芯」「消しゴム」くらいは常備しておいてもいいかなと思います。

「消せる」ということでは熱で消えるインクが入っているパイロットの「フリクションボール」も便利ではありますが、このボールペンでは逆に「消せるボールペン」であることを意識しないで公的に提出するような書類に使ってしまうと、新たなトラブル(通常は訂正印が必要な場合でも簡単に修正できてしまうことから公的な文書での使用が禁止されている場合があります)に遭遇する可能性もあるので、私の場合は「消せない」ボールペンと「消せる」シャープペンという旧態依然とした組合せで今後も使っていきたいと今は思っています。


ソフトバンク系のY!mobileも楽天・UQに追随プラン発表

Rakuten UN-LIMITの全国サービスが始まったのが2020年4月でしたが、このプランに対抗するような形でauのサブブランドであるUQモバイルが「スマホプランR」のサービスを開始したのが今月からですが、さらにこの状況でユーザーの流出も考えられる他のキャリア陣営では、ソフトバンク系のサブブランドのUQモバイルも対抗してきました。まずはそのプランについて紹介することにしましょう。

ワイモバイルの対抗プランは2020年7月1日から新プランとなる、「スマホベーシックプラン」のうち月10GBの「Mプラン」(3,680円/月)と月14GBの「Rプラン」(4,680円)になります。今回の変更で高速クーポン消費後の最大速度が1Mbpsに変更になり、この点では楽天とUQに揃ったので、ここではより安く利用できるMプランで他社と比べてみましょう。

Mプランは3,680円/月と他社よりも割高になっていますが、これにはカラクリがあります。ワイモバイルのスマホベーシックプランは、10分間の通話定額が基本料金で利用できるようになっているので、UQと比べると、元々通話定額が欲しいと思っていた人にとってはUQのプランと料金的には同じです(700円が10分定額の場合のオプション料金です)。これについては、無制限かけ放題のオプションと(1700円)、月間60分の無料通話オプション(500円)を任意で選んだり、選ばなかったりできる(当然月ごとにオプションを付けたり外したりできる)分、UQモバイルの方が契約内容に自由度があるのが違いと言えるでしょう。

また、ワイモバイルの場合、高速クーポンの翌月繰り越しは利用できません。ですからそこまで毎月高速通信を利用しない人は「Rプラン」に入っても無駄にするデータ容量が増えてしまいますし、「Mプラン」でも使い切れない場合は、UQモバイルのデータの翌月繰り越すが可能な「スマホプランR」の方を選んだ方がいいように思います。

ちなみに、上記金額は割引金額を加味していませんが、半年間たとえ安く使えたとしても、結局は決められた料金を後々払わなければいけないので、あくまで割引のない料金で比較させていただきました。通話定額がいらなかったり、逆に無制限で電話したかったりする場合はワイモバイルよりもUQモバイルの方が出費を抑えることができる分有利ですが、いつも使っているエリアで使えるかということの方が大切な点であるので、ソフトバンクエリアを中心に移動している人にとっては今回のワイモバイルの発表は有難いと思います。しかし、UQモバイルの動きを見て同じレベルまでサービスを追加しただけのプランと言われても仕方がないような感じがすることも確かですね。

こうなるとドコモの方はそのままスルーするのか、対抗プランを何かしら出してくるのか気になります。ただ、大手3キャリアの中では唯一ドコモだけUQやワイモバイルといったサブブランドを持たない中、どういう形で出すのかどうかも気になりますね。純粋なサブブランドではありませんが、OCNモバイルONEが新しいUQ・ワイモバイル新プランに対抗するものを出してくるのかどうか。ただ、全くの横並びであるなら、そもそもエリア整備がどうなるかわからないものの、Rakuten UN-LIMITに比べればプラン内容の斬新さというものは見劣りすることになってしまうでしょう。

個人的には、高速クーポンは必要なら別購入でいいと思うので、最大速度1Mbpsで高速クーポンなしの中速プランを他社より安く出してくれるだけで十分だと思います。今回ワイモバイルがそういう形で安くスマホプランを出してきたら(具体的にはスマホベーシックプランSの高速クーポン利用後の制限を1Mbpsにしていたら)、最初から10分以内のかけ放題もセットされている分、それなりのインパクトはあったと思うのですが(私の場合、今のメイン回線の移動も考えたかも)、そうならずに128kbpsのままなのは残念でした。

どちらにしても今後のスマホ用のメインプランは高速クーポンを使い切った後の低速制限された状態でも約1Mbps前後のスピードを保つプランが普通になったわけですので、既存ユーザーで通信制限後の遅さに耐えかねている方は、多少料金は上がってもとっとと新しいプランに乗り換えた方が満足度は上がることになるでしょう。


二台持ち・複数回線にこだわる理由

現在、私はデータ閲覧をスマホとタブレットで、通話はもっぱらガラケー(ガラホ)で、という風に二台持ちを基本にしています。ガラケータイプの端末の方が画面を触っても変な動作をせず、通話専用にしていることでガラホの電池が切れる心配も殆どないということで、スマホ一台に2枚のSIMを入れずに端末ごとに用途を分けているのですが、今のところはスマホ一台に集約せず、通話SIMとデータ専用SIMを複数契約し、さらにデータ専用回線も一つでなく今は3回線も持ってしまっています(^^;)。

ちなみにその内訳は、Docomo(通話用)、Rakuten UN-LIMIT(通話&通信用)、OCNモバイルONE(通信用)、mineo(通信用)といったことになりますが、それぞれに特徴があり、これらの回線の料金を合計しても6千円くらいにしかならないので(現在0円で使えているRakuten UN-LIMITの2,980円/月を計算に入れています)、常に外でネットを使い続けるためには必要な出費だと思っています。

最近はこのブログもRakuten UN-LIMITの事しか書いていませんが、「もし一回線しか契約できなかったら?」という風に言われたら、利用エリアとデータ通信の使い勝手のバランスがいいDocomoの「ギガホ(5,980円/月)」に通話定額オプションを付けて(5分700円/月、無制限1,700円/月)使うと思います。ちなみに現在はキャンペーンで月間60GB使え、それを使い切ってもRakuten UN-LIMITの低速制限と同じ最大1Mbpsでデータ通信が利用できます。UQモバイルの「スマホプランR」は、Docomoのギガホほど高速データ通信を使わない場合は確かに魅力的です(高速クーポンは10GB/月で基本料金2,980円・通話定額オプション料金はDocomoと同じ)。

ただ、そこまで高速通信を使わない場合でも、auとDocomoの利用エリアを比べると、やはりDocomoのエリアの方が安心感があります。一人2回線までならよければ(^^;)、UQの「スマホプランR」に通話定額オプションを付けたものにDocomo回線のMVNOを合わせて使う方がいいかも知れませんが、そんな風に考えてしまうほど、やはりまだDocomoのエリアと安定した使い心地というものには信頼を置いていることが私の考えの根本にある気がします。

しかしながら、一昨日のネットニュースで知ったDocomo回線が西日本で通信障害を起こしたニュースを見ると、やはりDocomoといえども一回線だけでは心もとないという気にさせてしまうのです。ネットニュースのコメントを見ると、お店でQRコード決済で支払いをしようとし、アプリからネット接続がない通知があったことで焦ったというような書き込みであふれていたのを見て、せめて「おサイフケータイ」で決済をすればネット非接続でも支払えたのにと思うと同時に、QRコード決済を現金と同じようにいつでも使えるようにするためには、通信サービスの障害が起こった時のために(今回のように大手キャリアのDocomoでもかなりの時間ネットが使えなくなることが起こるため)、ユーザー自身が代替の通信手段を確保しておかなければいけないところまで電子決済が広まってきていることを改めて感じた次第です。

とは言っても多くの方はほとんどがスマホの中に一枚のSIMカードを入れているだけでしょうから、まずはDocomoがお願いしている「スマホの再起動」か「機内モードのOFFからON」をしてもネット接続が不可能な場合は、今いる場所でWi-Fiスポットの利用ができないか探してみましょう。コンビニの場合はほぼ間違いなく店内に無料Wi-Fiや大手キャリアユーザーが利用できるWi-Fiのスポットがありますので、接続をWi-Fiに切り替えてから決済に入れば何とかなるでしょう。このことは覚えておいて、一度コンビニに立ち寄ったら、お店の中で自分のスマホをWi-Fiに繋いで、その手順を覚えておくといいでしょう。

私の場合はこういう場合に備え、メインスマホは全く無線でのネット接続ができなくなっても決済が可能なおサイフケータイ機能のあるスマホを使い、さらに他の回線とBluetoothでペアリングをしてあるので、メインスマホに入れているDocomo回線のOCNモバイルONEが使えなくなっても、Rakuten UN-LIMITとのテザリングをすることで、楽天回線かau回線(パートナーエリア)が使えていれば問題なくネット接続が使えますし、Rakuten UN-LIMITが楽天エリアだった場合はmineoのau回線を利用して何とかします。Rakuten UN-LIMITはパートナーエリアで高速クーポンを使い切っていても最大1Mbps出ますし、mineoには低速を最大500kbpsで使えるオプシヨンを導入しているので、電子マネー決済に使うには問題ないと思えます。現在、ソフトバンク回線は持っていませんが、大きな天災によって複数のデータ通信ができなくなったら全てできなくなるだろう(逆にソフトバンクだけ使えるというパターンは無いだろう)と考えた上でソフトバンク回線のLINEモバイルは先々月で解約しています。

現在は一つのスマホに2枚のSIMカードを入れて運用できるものもあり、Docomo回線とau回線を一つのスマホで用意することも可能です。もし今回の西日本地域のようにDocomo回線が使えなくなったら本体の設定からデータ通信に使うSIMの変更をするだけですぐに別のSIMが電波を掴んでネットも利用できるようになりますので、そうして切り替えるのもいいでしょう。私がやっているように、複数回線を入れる端末を分けると、一つの端末を常に待機状態にしておけば、メインスマホの簡単な操作でいつでもBluetoothテザリングが使えます。回線トラブルの場合はWi-Fiによるテザリングでも何とかできますし、こうしたいざという時のための準備というものは、これだけあらゆることをスマホを使ってのネット接続に依存するようになった身としては重要なことだと考えます。

今回のDocomoの西日本でのトラブルは、そこまで大きく報道されなかったので、トラブルに遭遇しなかった方や、地域が違う所にお住まいの方にはそこまで問題とは思っていない方も少なくないと思いますが、トラブルは本当にいつやってくるかわかりませんので、現在の自分の生活がスマホ依存だと自覚している方は、ぜひ自分なりのバックアップ回線の必要性についても考えてみてください。