家庭内での食料備蓄は自宅療養中にも役立つ

昨日も書いたように、2020年2月末からはひどい風邪を引き調子が悪くなると、単なる風邪なのかそれともインフルエンザなのか、そして今回の騒動の原因となった新型コロナウィルスによる肺炎なのかということはわからないので、政府の方針として会社や仕事をしばらく休まなければいけなくなりそうです。社会全体がさらに厳しく体調の管理を求めるようになった場合、体調が悪くなったら仕事を休むにしても、その時には家から一歩も外に出られないような事にもなりかねません。

そうなった場合一番困るのは食べるものの心配だと思います。個人的には主食として用意するのはパンがいいのかごはんでいいのかというと、いつもパンを食べている人も毎日ご飯に変えることをおすすめします。なぜなら、小麦粉からパンを作る場合には「パン焼き機」やパン焼き機能のあるオーブンが必要になるというのが一般的な認識になるのではないでしょうか。鍋やフライパンでパンを焼くにしてもそこまで一般的ではなく、パンを家庭内で食べるというのは、出来合いのものを買ってくるというのが普通でしょう。しかしパン屋さんに毎回行くということになると、それこそ多くの人が集まるスーパーの中ではあまり何度も行きたくないというのが正直なところです。

その反面、お米とご飯は以前から食べていたということもあるので、専用クッカーの炊飯器があり、さらに無洗米を使えば米を研がなくても炊飯器の内蓋にある目盛りの通りに水を入れてスイッチを押してやれば一発でご飯が失敗なく炊けるでしょう。そしてもちろん炊飯器のできる前はかまどでお釜を使って炊いていたのですから、普通の鍋でも問題なく炊けます。

そういう意味では自宅から動かずに食べものを確保するのには、まずはお米を購入しておくというのがおすすめです。極端な話おかずがなくても、ご飯さえあればあとは家で自炊をしている方なら、家にある調味料で何とか食べられますし、おにぎりにして置いておけば、体調が悪い時にも多少食欲が出てきた時に食べられるでしょう。冷え切ったおにぎりでも、お椀の中に入れてお茶を注げはお茶漬けやお粥風になるので、炊いたお米そのものが傷まないように気を付ければ、多少多めにお米を買っておいてもいいくらいなのではないかと思います。

さらに、炊きたてのご飯があればすぐに食べられるものの定番としてはレトルトカレーやふりかけ、各種缶詰もセットで買っておくといいでしょう。缶詰はシーチキンのようにおかずとしても他の料理の材料としても使えるようなものであれば、大量にストックがあっても大丈夫なので、数多くある缶詰の中で自分の好みのもので、何もないような時でも食べられそうなものをリストアップしておくことをおすすめします。

普通、非常用食料というと、お湯を入れて3分待ってから食べるカップラーメンを思い付く方もいるでしょう。これも今後を考えると主食とは別に用意しておいた方がいいと個人的には思っていて、スーパーで安売りするような時には気を付けて消費した分を補充するような形で購入しています。

ただ、カップラーメンの場合は体調を崩して食欲がないような場合もありますので、そんな時に激辛やこってりしすぎているカップラーメンしか残っていなかったら流石に食べられないかもしれません(^^;)。普段はおやつ代わりに夕食までのおなかを満たすために、それほど味がどぎつくないものをストックの中に入れておけば、食欲がなくても食べなくてはいけないような時に有難いものです。カップラーメンについては買っておけば、とにかく動くのも大変だという状況であっても、お湯を沸かすことだけが必要なものですので、一人暮らしの常食ではバランスの良い食事という観点からするといけないと思いますが、一人暮らしの非常食という風にとらえて備蓄するのもいざという時には使えると思います。

あとは、袋を開けるだけで食べられるおかし類もありますが、これは個人的には決しておすすめしません。なまじ調理を必要としないものですので、非常時になる前につい開けて食べてしまって通常のごはんが食べられなくなってしまうようではいけません。お菓子はその都度、自分で食べたいものをその時のために食べ、お菓子の備蓄をするなら、「缶を開ける」という行為のともなった備蓄用として作られたお菓子を災害時には揃えるのがいいと思います。

また、これもすぐに作れて味も良い冷凍食品もあると便利ですが、災害用の備蓄という観点では停電のときなど一気に溶けてしまいますので、一回か二回の食事で消費できるくらいに購入をセーブするように私はしています。今回のような場合はもう少し多めにストックしておくのもありだと思いますが、常日頃から備蓄をするという観点で考えると、ここまで紹介した数多くの種類の食品をバランスよくストックし、賞味期限が近づいたら無理なく食べて新しいものと入れ替えられるような感じで考えるのがいいでしょう。

まさかインスタント食品はマスクのように一気になくなってしまうことはないかとは思いますが、やはり台風の前など場合によっては地元のスーパーからインスタント食品が消えたということもありましたので、今後の日本政府の動向を見て、都市封鎖なんて言葉が出る前に、しばらくは外に出ないでも何とか自分の食べる分くらいを用意しておくこともありなのではないかと思っています。ただ、くれぐれも買ったその都度から食べないように気を付けましょう(^^)。


カテゴリー: 防災コラム | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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