月別アーカイブ: 2019年5月

ネットの予測できるトラブルはきちんと伝えないと

日本の社会の中でも初めてと言われるゴールデンウィークの10連休が終わり、初めての週末を迎えます。基本的にはそこまで何かあったということもなかったのですが、そんな中でも連休前に予想すらしなかったトラブルが身に降り掛かってきました。というのも、私は楽天銀行の口座を持っているのですが、連休明けの5月7日に口座の残高を確認しようとしたらネット上からログインできない状況になってしまい、何が起こったのかと思ったら、恐らく私と同じ事を考えた人が一斉にサイトにアクセスをしたらしく、その集中によってログインできない不具合が起こっていたことをネットニュースで知ることになりました。

私の場合は気付いたのが午後に入ってネットニュースの項目になっているのを見てからだったので口座の残高の確認はできましたが、そこからの振込などの手続きをしようとするとエラー画面になってしまって、送金をすぐすることができなくなってしまいました。楽天銀行の発表では、コンビニATMを使っての残高確認や振り込み、入金出金の手続きは可能で、あくまで連休明けに実店鋪を持つ銀行のATMに長蛇の列が出るのと同じなのですが、そこは実店鋪を持たないネット銀行で、ネットによる決済ができないわけですから、特に近くにコンビニがなく、決済をネットだけに頼っているユーザーにとってはとんでもないことです。今回の不具合は、楽天銀行にとっては致命的な失態だったのではないかと思います。

同じようなトラブルが、楽天銀行のトラブルのすぐ後に起こったというのも気になるところです。先日、一部の人にとっては待ちに待ったという形で、東京オリンピックの観戦チケットの抽せん申込のためのサイトがオープンしたところ、先着順でもないのにアクセスが集中してネットに繋がらなくなり、数時間も画面をにらめっこしながらようやく申込ができたという話の方が大きくニュースとして扱われていました。

東京オリンピックの観戦チケットについては、受付が始まる直前からテレビなどマスコミが焚きつけるように申込方法について詳しく解説していたことで、テレビを見ていた人は当然すぐ試してみようと思うはずたと思いながらテレビの情報番組やニュース番組を見ていました。全局でそうした告知をしていたことから、当然それだけの人数が一度にアクセスしてもサイトが止まるトラブルは出ないだろうと私は思いましたし、多くの人も普通にすぐ抽せんの申し込みができる思ってアクセスしたでしょうに、実際は全く申し込みできない状態でした。

こんなことになってしまったのは、十分にアクセス過多に耐えられるかどうか分からなくて、そのサイトの実情もよくわからないままマスコミが報道したのか、それともマスコミに情報を流し、オリンピックに向けた気分を盛り上げようと、サイトの回線状況を確認しないままマスコミに情報を出して、これで多くの人が盛り上がるのではと簡単に考えた大会運営側が悪かったのかは正直わかりません。結果として、すぐに抽せんの申し込みくらいはできるだろうと思った多くの人の時間を奪うことになったということは確かで、国民に向けて情報を流すならまずは「連休の行楽地に向かう高速道路なみにネットの混雑が予想されるので、初日にすぐというのは止めた方がいい」という形で現在のネットの状況についての適切な説明もする方が良かったのではないかという気がしてなりません。そのくらい、今のマスコミというのはネットの実態についてそこまでの危機感がないのか? という気がしてならないのです。

私自身は現在、楽天銀行はサブ的に使ってはいますが、もし当日中にどうしても楽天銀行の口座から先方に振り込まなければならないような場合は、きちんと送金の結果が出力されるコンビニATMから行なうことを心掛けようと今回のトラブルに接してみて思うようになりました。本来はもっとマスコミの方が、ネット銀行についての注意喚起を行ないつつ、そうしたニュースを広めていく過程で銀行の方の改善を期待したいところではありますが、今のままだとそこまで劇的にネット銀行のサービスが変わるとは思えないところがあります。

こんなことが続くようだと、ネット自体を使えないような人からだけでなく、それまで当り前のようにネットを使っている人の中にも不信感を持つ人を増やしかねないところではないかと思います。楽天銀行も東京オリンピックのチケット申込サイトも、「ネットでしかできない」という事を声高にアナウンスするなら、きちんと回線を用意するか、事前に混雑情報を流して利用者の分離を促すとか、何らかの対策を講じてからアクセス集中が予想される日に備えて欲しいものです。


大手キャリアの「ガラケー・ガラホ」乗り換えプランに違和感

先日、ドコモの新料金プランについて調べてみましたが、ソフトバンクも2019年6月12日から「さよならガラケー!」という何やらガラケーを持ち続けることが悪いようなキャッチフレーズと共に「スマホデビュープラン」という新しいプランを始めることがわかりましたが、これでまたガラケーを便利に使っていた人がスマホに巻き取られるかと思うと、ちょっとどうかなと思わざるを得なくなります。

というのも、私の周りにいる世代の上の人の多くはスマホを使って電話をしたり、電話を受けるやり方を何度教えても、かかってきた電話を逃してしまったり、掛けようとしてもすぐには掛けられずに諦めてしまうことが少なくないからです。

生まれた時に黒電話しかなくて、ダイヤル式の電話からボタン式の電話器に移行された時には、力を入れてダイヤルを回さなくても楽に掛けられるようになり、基本的には受話器を持って電話するという行為自体は変わらなかったので、そこまでの違和感はなかったように思いますし、携帯電話が出てきた時にも、電話を発信する場合のボタンと、電話を切る時に「受話機を置く」ことの代わりに「終話ボタンを押す」ということだけを覚えていれば、物理的にある数字のボタンを押して掛けることは説明不要でできるというのが普通です。

しかし、スマホでの電話というのは電話用のアプリを起動するところから始まり、まごまごしているとスマホの設定によってはバックライトが消えてしまってパニックになってしまうかも知れません。登録した電話帳を使って電話を掛けるにも、画面が小さいと電話帳を呼び出すことも大変です。また、電話がかかってきた時にどうやって電話を受けるかというところで、画面をタッチするだけでなくボタンをスライドさせるという概念が無いと受けることも難しく、それはショップでスマホに初めて触れた人が丁寧に説明されたとしても日常的に電話を使わないとすぐ忘れてスマホの電話の受け応えさえもできなくなる可能性をはらんでいるように思うのです。

さらに、通話時間についても「定額なし」「5分定額」「無制限の定額」という3つのパターンに分けられるのがスマホの通話パターンになってしまうことも不満がある方がいるでしょう。私が今持っているドコモのガラケープランの一つに、2年契約が前提ではあるものの通話のみに特化し月額934円で無料通話1,000円分が付き、繰り越しが3,000円分まで付く「タイプSS バリュー」がありますが、このプランのいい所は、無料通話の利用について、通話だけでなく相手の電話番号に直接メールを送信する「ショートメール(SMS)」の使用にも使えるということです。これをうまく使うと、通話定額を契約している先なら折返し電話をしてもらうような連絡も出来ますし、友人の範囲が限られていればショートメールで連絡をして直接会って話すという選択もでき、通話料をそもそも払う必要がなくなるということもあるでしょう。

今回のソフトバンクの「スマホデビュープラン」は「月額980円」という大きな文字でガラケーユーザーを誘っているような感じですが、詳しくプラン概要を見ると月額980円で利用できるのが、「またか」と思うほどこの業界では恒例の「契約翌月から12ヶ月間のみ」という期間限定の客寄せ料金です。そしてこの割引の提供条件は「2年契約」をすることと定められています。ソフトバンクの「通話基本プラン」は他のソフトバンクのスマホプラン共通です。具体的には以下の通りになります。

・2年契約なし(いつ解約しても手数料なし)月額3,900円
・2年契約(フリープラン)24ヶ月以降の解約手数料なし 月額1,500円
・2年契約(自動更新)更新月の解約のみ手数料なし 月額1,200円

12ヶ月の限定割引を利用するためには「フリープラン」を含む2年契約をする必要がありますし、さらにソフトバンクのモデルプランである「月額980円」を実現するためには月額1,200円の自動更新のある2年契約が必要になっていますので、その点をまずは理解して次に進みましょう。ソフトバンクのWebページに有る内訳を以下に紹介します。

・データ定額スマホデビュー:980円
・通話基本プラン:1200円
・ウェブ使用料(ISP代):300円

以上の合計が2,480円になりますが、ここで出ている「データ定額」とは1GBまでの高速クーポンの利用が可能で、1GBを超えた場合は128kbpsに制限されることになりますので、スマホを初めて使う人が制限にかかった場合、そのギャップに困ってしまうこともあるかも知れません。そして、ドコモでは表面上なくなった「ウェブ使用料」の項目もしっかりと残っています。ただ、これだけだと月額980円にはなりませんので、ここから様々な割引が出てきます。

・1年おとく割 -1,000円(12ヶ月限定)
・スマホデビュー専用割引 -1000円

「1年おとく割」を適用するためには2年契約を結ばないといけないことは先に説明しましたが、この部分で注目したいのがこのプラン特有の「スマホデビュー専用割引」です。この割引が適用になるには通話関係のオプションが必要になります。それが通話定額についての2つのオプションのどちらかを契約する必要があります。

・準定額オプション(5分までの通話が定額)月額500円
・定額オプション(通話時間の制限なし)月額1,500円

こうして基本料金である2,480円に準定額オプションを付けた2,980円から2つの割引を適用させた額が月額980円だということです(12ヶ月経過後は1,980円/月)。そして、通話オプションを定額オプションにした場合には12ヶ月までは月額1,980円で、期間経過後は2,980円のスマホ料金がかかるということになります。

さらに、今回のキャンペーンでは2019年9月30日までの期間限定で「スマホデビュープラン」加入者に電子マネーのPayPayを2019年10月から毎月1,000円ずつ6ヶ月間付与することで、実質6ヶ月の料金を無料にするということです。しかしこれも毎月の利用料を0円にするわけではなく、限られたお店で使える電子マネーを付与するだけなので、注意が必要でしょう。

もちろん、今までガラケーを使っていたもののどうしてもスマホに代えたいと思っている人にとってはこうした新プランやキャンペーンを活用するのはいいことで、その点について否定はしません。ただ、私が同じような状況でスマホを使ったインターネットを使いたいと思ったら、ガラケーは今のままで最初に紹介したような無料通話付きの月額千円前後の回線を持っているなら、データ通信専用のスマホかタブレットを増やす形で対応した方が安く便利に使えるようになります。MVNOなら月額千円前後でも高速クーポンは3GBくらいありますし、その半額の500円でも今回のソフトバンクのプランと同じ1GBの高速クーポンの使えるプランを出しているところがあります。

通話定額を使わずにLINEでの通話やコミュニケーションで十分なら、ラインモバイルの「LINEフリープラン」(データ専用)を使えば高速クーポン1GBとは関係なくLINEを使う場合には高速での通信によるテレビ電話を含む通話や、写真・動画の送受信ができて月額500円から620円(SMSオプション付)です。しかもデータ専用プランならいつでも解約した際の手数料はかかりません。

もちろん、MVNOと大手キャリアの回線状況は違うところはありますが、1万円前後で中古でも程度のいいスマホや通話のできるタブレットを用意することができれば、通話用のガラケーを維持したまま昨日から始まった東京オリンピックのチケット抽せんにも参加できるわけで、抽せんに外れたらすぐにスマホの契約を解約し、新たなチケット入手のプランが発表されたらまた加入するなんてこともできます。それだけ自由に利用者側から使える方が、私はいいと思うのですが、こんな考え方をしているのでつい大手キャリアのガラケー巻取りプランに違和感を感じてしまうのかも知れませんね(^^;)。


運転中の視野を広げることの大切さ

昨日のテレビのトップニュースは事故のニュースで、滋賀県大津市の琵琶湖に面した丁字路で、2台の車がからむ事故が起き、そのうち一台の車が保育園の子どもと保育士が信号待ちをしていた歩道の列に突っ込んで大きな被害が出たという事故について報じられていました。

事故の一報が入った段階では、また高齢な運転者がブレーキとアクセルを踏み間違えたのかと思ったのですが、実際に事故現場からの中継を見たり、事故直後の写真を見るなどしてわかったのが、この事故が信号機のある丁字路で起き、その内容は実際にはどこでも起こり得る「直進車と右折車との出会い頭での衝突事故」であったということがわかってきました。

今回直接歩行者の列に突っ込んだのは直進してきた軽乗用車ですが、あくまで2台の車同士の事故として考えた場合、一般的な過失割合というのは右折車の方に多くあり、割合は8割と右折車の方が悪いという風な解釈となります。2台の運転手はどちらも逮捕されたそうですが、もし信号待ちの人がいなかった場合には右折車の運転手に多くの賠償義務が出てくるわけです。詳しいことはわかりませんが、今回の事故の原因を作ったのは主に右折車が無理に直進車が迫っている中で右折を開始したか、直進する車のじゃまになるような場所で止まっていた可能性を考えなければならないでしょう。

しかし、今回の事故がここまで大きく報道された理由というのは車同士の事故ということでは収まらず、今回の事故については何の過失も責任もない、単に信号を渡って琵琶湖方面に遊びに行こうとした保育士と園児が犠牲になってしまったことにあります。

ここで考えたいことは、車同士の事故では過失割合を基にしてその損害をお金に代えて補償するしかないのですが、事故は起こしても今回のような悲劇を起こさないようにドライバーの観点から何かできないかということになるでしょう。右折車の責任については過失割合が多い分、当然追求されると思いますが、ここからは直進車について、それ以外の被害が出ないようにできなかったかという風に考えてみたいと思います。

まず、直進車は果たして道路の制限速度を守っていたのかどうか、さらに交差点に入る前に右折しようとする相手車を見付けた後、衝突する以前にハンドルを切って相手車を避けようとしたのかしなかったのか。この辺が鍵になってくるように思えます。報道ではそれほど相方の車のスピードは出ていなかったという見解が報道されていましたが、自分が直進車を運転していると仮定すると、前方に交差点に進入して右折しようとしている車があり、自分が通り過ぎるまで待ってくれるのか先に曲がろうとするのかの判断をしなければなりませんが、それと同時に確認したいのが相手車だけに視線を集中しないで交差点周辺まで視野を広げることが大切だと思います。

よく、何も視野を妨げるものがない田んぼの中の信号のない交差点で、多くの事故が起きる魔の交差点があるという話がありますが、これは走りながら前方の一点を注視するだけでは、同じようなスピードで交差点に入ってくる車の確認が遅れ、交差点の直前で急に車が出てくるように見えてぶつかってしまう可能性が増えることも事故の一因だと言われています。

車によっては車の前方にあるピラー(柱)が死角となり、運転しながら左右にわたっての視野を広げていないと、死角に入る前の左右から交差点に向かって進んでくる車の発見が遅れることもあるようです。信号も何もない交差点に向かってくる車はどちらもスピードを上げていたりしますので、かなり遠くにいると思っていても自分が交差点に入る時にはすぐ近くまで来ている可能性があり、事故の危険性が増すと言われています。

今回の事故は田んぼの交差点での事故とは違いますが、直進車の運転手がもし視野を広く取って、右折車をハンドルで避けるのではなく減速や停止の方向で運転操作をしていたら、また早めに信号待ちをしている保育園児たちに気付き、反対方向にハンドルを切っていたら(まだ今回の事故がハンドル操作が原因と特定されているわけではないため直接の原因と言うところまでは言えませんが)、少なくとも信号待ちの人の列に車が突っ込むようなことはなかったかも知れません。

最近の高齢者が運転する事故については、加齢による判断力欠如や誤操作が問題になりますが、そこまで高齢ではなくても年令により周辺の様子を注意しながら走行できる視野が狭くなるところでも深刻な事故を起こす可能性は上がるということはあります。また、加齢が原因でなくても、人によっては一点注視で周辺を見ないというようなことは、若いドライバーでもついやってしまいそうな事でもあります。

こうして考えると改めて車に乗るということは、運転を誤って人の列に突っ込んでしまった場合には凶器にもなり得るため、大きな責任が付いて回るということを理解し、いわゆる「予測運転」「広範囲の目視による周辺を確認しながらの運転」を意識することで、自らが加害者になるような事故はある程度は防げるのではないかと思うところがあります。交通事故での悲劇を減らすためにも、多くのドライバーには実際の事故報道を深刻に受け取めつつその事故から何らかの教訓を引き出して注意することが増々今後は大事になってくるのではないでしょうか。私達が再び悲惨な事故のニュースを聞かないで済むために、ドライバー一人一人が深刻にこの問題について考える姿勢を持っていきたいものですね。


大手航空会社・スカイマーク・LCC それぞれの選択基準

前回書きました次回の旅の予定というのは今から3ヶ月~6ヶ月くらい時間が空いていて、大手航空会社でもLCC並みに安い運賃を選べたりするので、今のところ大手航空会社の便を利用する予定ですが、常に飛行機を使っていない身としては、何を基準に航空会社を選べばいいのかわからなくなりそうなところも出てきます。そこで、利用範囲を国内に絞って、どういう時にどこの航空会社を選ぶべきなのかということを改めて考えてみたいと思います。

・その1 各社のセールの日から旅行日程を決める時

これから紹介するチケット予約の方法とは別に、日本の航空会社は独自に利用期間が決まった状態で航空券を安売りする「バーゲンセール(予約変更は不可)」を行なうことがあります。Webをこまめに見るだけでなく事前に無料で会員登録をしたり、有料の会員になることでセール案内の連絡が来る会社も多いので、人気の路線については多くの競争相手がいることになりますが、もしこの利用期間の中に自分で出掛けられる日程があれば、先に航空券を取り、もし航空券が取れたら宿や仕事の休みの申請を後回しにするような形で安く飛行機を使った旅に出掛けることができます。

JALやANAでも同日のLCCより安くなったりすることがありますが、LCCのバーゲンセールでは片道千円以下というようなえげつないほど安いプランも出てきたりするので、とにかく安く飛行機で旅行に行きたいという場合は、事前にセール情報をゲットして、予約開始時間になったらとにかく目的の航空券をゲットできるようにセール開始時間になったら、時報とともにアクセスしてチケットの争奪戦に加わるというのがいいでしょう。

・その2 旅行日まで期間がある場合

バーゲンセールの場合は行きたい日があったとしても希望日にそもそもバーゲン価格の便が設定されていない場合もあったりしますので、どの飛行機にも一定数用意されている「事前予約割引」の席が残っていればそれを狙うことで、直前では高くて利用できない大手航空会社のチケットもLCC並みの安い価格で入手できます。

JALとANAでは、

・75日前まで
・55日前まで
・45日前まで
・28日前まで
・21日前まで(ANA)

のように期間で区切った形での事前割引の設定があります。ただし予約変更は不可になります。もし、旅行日程が決まったのが旅行予定日の一ヶ月前より前でしたら、まずはJALやANAの事前割引の運賃を調べてから、スカイマークやLCCと比較してみるといいでしょう。スカイマークは基本運賃が安く、決済手数料無料で荷物預けも料金の中に入っているなど大手に準じたサービスですが、LCCの場合は1フライト600円かかる決済手数料の他、座席指定や手荷物以外の荷物預けは別料金になりますので、トータルの費用も考えながらどの航空会社がいいのか決めましょう。行きはLCCで良くてもお土産を買って帰って来る場合などの事も考えて、「行きはLCC,帰りはスカイマークor大手航空会社」という組み合わせで予約をするという手もありますが、自社都合の遅延・欠航時の対応では大手とスカイマーク・LCCでは差が出ることがあります。

JAL・ANA・スカイマークでは自社都合の欠航では他社を含めた振替便を用意してくれますが、LCCではそうした対応はありません。欠航時の食事や宿泊の費用については、LCC利用で出ない事がわかっている場合は、損害保険の「国内航空旅行保険」の中の補償でカバーできるので、航空券とは別に保険代もしっかり用意して事前に保険に加入した上で出掛ける方がいいでしょう。ただ、大手の場合は空港内の売店で使える食事券を提供したり、ホテルを無料で用意してくれることもあります(こうした内容の例外として、LCCの中では「JETSTAR」がホテルを用意するケースもあるという口コミがあります)。楽しい旅行でトラブルは起きて欲しくはないですが、そこまで考えるとLCCと大手の事前割引の料金が数千円くらいしか違いがないなら、個人的にはJALやANAといった大手からのチケット事前割引購入をおすすめします。

・その3 安くても一通りのサービス込みの運賃を希望する場合

事前割引の期間を過ぎると、大手航空会社の料金はかなり高くなってしまうため(その代わり事前の予約便変更は可能)、安い航空会社を探すということになります。ただ、LCCの場合、大手航空会社では運賃の中に入っているサービスが別料金になり、購入時に別の手数料が必要になってきます。

・運賃決済時の支払手数料(おおむね1フライト600円)
・座席指定手数料(指定する場合)
・受託手荷物手数料(荷物を預ける場合)

LCCでも、JETSTARでは機内持ち込みの手荷物の重さが7kgまで(バニラエアやピーチは10kgまで)と制限されたり、各社で荷物の大きさによって手荷物とはならずに受託手荷物の追加料金を払わなければならなくなるケースも有るなど、旅慣れない人にとっては自分の思っていた状況とは変わって別料金を請求されるかも知れず、旅先でのトラブルの元になる可能性が出てきます。

そんな中で、一応受託手荷物や座席指定手数料が運賃の中に入っていて、支払いの際の手数料もかからないのがJALやANAに次ぐ規模の航空会社である「スカイマーク」です。スカイマークの場合は機内持ち込みの手荷物はLCCと同じ10kgまでですが(サイズについては省略)、それとは別に預ける手荷物は20kgまでは無料で預けられます。

そのような大手に準ずるサービスを展開しているのに基本料金は大手の約半分くらいで、前日(たす得)あるいは3日前(いま得)までの予約状況に応じて安く乗れる可能性のある料金プランが用意されているので、直前に旅行が決まった場合でもそうした割引された席がある場合で希望の航路にスカイマークが乗り入れている場合は、LCCよりもスカイマークを選ぶという方法もあります。ただしスカイマークには他社にあるマイレージ会員のようなサービスはありませんので、マイルを貯めている方にとっては想定から外れる場合もあります。また、大手と比べると搭乗場所に行くまで時間がかかったり、全体的に空港が混んでいたりするとJALやANAの後回しになるなどしてタイムスケジュール通りに到着・出発しない場合もあるので、その点は理解した上で利用するようにしましょう。

・その4 とにかく一円でも安く航空券をゲットしたい

最後になりますが、とにかく安くという条件で飛行機の利用を考える時、様々な方法があるのですがここまで書いてきたことを総合すると以下のような事になるのではないかと思います。

1.事前に会員になったりWebサイトを見て「バーゲンセール」の情報をゲットする

2.まとめて航空運賃の照会ができるサイトから、現時点での最安値を把握する

3.JAL・ANA・スカイマーク・LCCの違いを理解し、実質の往復経費で比較する

4.場合によっては宅配便の利用、航空保険の加入などLCC運賃では担保されない代替サービスも自分で用意する

改めて書くまでもないですが「安い」という言葉の裏にはその理由が隠されています。人によってはその理由が全く問題にならない場合もあるでしょうし、この部分はないと困ると思う場合もあるでしょう。私自身も一人で気ままに行く場合と、家族や飛行機未経験の友人と出掛ける場合では選ぶ航空会社は違ってくる可能性があります。どんな状況でもこれが正解だというものではありませんが、私個人としては上に挙げた4つの事を念頭に置きながら今後の航空券探しに生かしていきたいと思っています。


「LCC」と従来の航空会社との運賃の差について

昨年の今頃は、急に6月に沖縄から石垣島~波照間島に行くことが急に決まり、交通費を考える段になってかろうじて安く購入できるチケットを入手できたのですが、改めてその時の記録を引っぱり出してみると、中部国際空港から那覇空港までは往復で13,520円(スカイマーク)、那覇空港から石垣空港までの往復は12,000円(日本航空)でした。この時は、平日の行程も入っていたということがあるにしても、一ヶ月ちょっと前の予約でも那覇までの片道が6千円代で行けたことに今さらながら感慨深いものがあります。

というのも、それほど近くない時期の週末にまた沖縄に行く用事ができそうなので、ともあれ飛行機で行く場合にはどのくらいの運賃がかかるのか調べてみたら、今回の方がはるかに前に予約ができる状況ではありますが、沖縄には土曜日に行なわれるとあるイベントのために行くため、静岡からだと静岡空港からの運賃が一番高くて事前割引を適用しても往復3万円以上、成田・羽田・セントレア・関西からの出発・帰りでもだいたい同じくらいの運賃で片道7,500円~10,000円くらいで、往復にすると15,000円から20,000円くらいの運賃になってしまいます。

ここから乗る便を絞る場合、今回の場合は土曜に行って日曜に帰るというかなり過酷な弾丸ツアーになることが予想されるので(^^;)、空港からの出発時間と那覇空港への到着時間が問題になります。イベントの時間は決まっているので当日の夜6時半から7時くらいには会場に到着しているようなスケジュールがこなせる便を予約する必要があります。

安く飛行機で移動する場合には格安航空会社のLCCを利用することが前提となりそうですが、そこも絶対条件とは必ずしも言えないところがあります。というのも、本来は一番自宅に近く交通費も安くて駐車料金も掛からない富士山静岡空港の利用をしたいところなのですが、その運賃の高さから自分の構想から外れたように、問題はいかに余裕を持って安く空港まで行けるのかというところにもなってくるからです。

今回の私の場合は、帰りの便についてはいつ那覇空港を出ても、到着する空港が(関空・中部・羽田・成田)どこでも大丈夫ですが、行きについてはイベント開始の時間が決まっているため夕方までに着く便に乗らなければなりません。さらに、交通渋滞の影響を受けずに行けるということを考えると、東京の羽田空港か千葉の成田空港かということになり、安く行くには羽田ということになります。LCCの方では成田からのフライトが多いのですが、料金的には7500円から8000円くらいの値段の割には様々な制限および追加の利用手数料がかかってきます。

この辺の制限はLCCが利益を上げるためには手荷物の制限、各種サービスの有料化、座席指定の有料化というのも仕方ない気がするのですが、私が気になったのはクレジットカード決済をする際に1フライト毎に600円の支払手数料がLCCではかかってしまうというところです。

スカイマークを含む大手航空会社では、カード支払いの際の手数料がないので、実際の運賃を比較する場合、LCCの方に1フライト/600円をプラスして比較しないと正確な比較はできません。個人的には条件に見合うLCCでの往復は約15,000円くらいで収まるのですが、その航空会社はジェットスターで、利用空港はどちらも成田です。ここに支払手数料を加えるとジェットスターで決済する金額は約16,000円と少しになりますが、同時に大手航空会社の羽田発着の便を調べたところ、同じような時刻の便を予約した場合に19,000円くらいでANAの便が事前予約できることがわかりました。

静岡から羽田と成田では時間もお金も余分にかかりますし、荷物を預けても座席を指定しても追加料金がかかるジェットスターとANAを比べた場合、あえて制限およびトラップの多いLCCを使うよりも、変更はできないものの様々な状況で安心して利用できる大手の運賃の格安料金が利用できるうちなら、そちらを選ぶ方が有利な点もあるということが改めてわかりました。

今年の10連休はどこへも行かなかったので、その分の資金がまるまる沖縄弾丸ツアーで飛んで行ってしまいそうですが、こういう事があるから、やみくもにお金を使っていると後でボディブローのように効いてくるということも確かでしょう(^^;)。ともあれ、ここを読まれている方は、見掛け上の「安さ」ということだけではなく、様々な可能性を考えた上でどの方法が自分に合っているのかというところまで考えてから物事を決めることをおすすめしたいと思います。


災害用にも使える? DCモーター扇風機

ここ数年、日本列島の夏は暑くなるばかりで、そのため東京オリンピックも一番暑い時期に開催して大丈夫なのか? と思ってしまうほどですが、そんな中ではいかに熱中症にかからないために部屋にエアコンを入れようかという話はあっても、扇風機の話にはなかなかならないという状況はあると思います。

しかし、車中泊の旅を夏にやらざるを得ない状況になった場合、なかなか車のアイドリングをしながら車内エアコンを動かし続けるというのは難しく、大きな電池を積んでいる電気自動車やハイブリッド車では夜間にエアコンという事もできるかも知れませんが、古いガソリン車では長時間のアイドリング自体が地域の条例で禁止されている可能性もあるので、エアコンに代わる暑さしのぎの方法を考えなければいけません。

基本的に暑い中では車中泊はしたくはないのですが、どうしてもやらざるを得ないような場合には、車で標高が高い場所に上ることで外気温を下げるという工夫をし、できればポータブルバッテリーで動く扇風機の風で何とか寝られるようにしたいと色んな小型扇風機について物色したことも過去にはありました。

以前にこのブログで、単一電池を8本使用するロゴスの「どこでも扇風機」は乾電池使用で連続50時間駆動するということで、夏の車中泊の秘密兵器としておすすめしたことがありますが、単一電池を継続的に8本用意することの難しさおよび、充電池を使う場合でも一度に8本もの電池を充電できるのかという問題がありました。

そんな中、家庭用の扇風機の世界でも技術革新が行なわれていまして、現在の主流は「DCモーター」を搭載した扇風機というのがキーになっています。当初はかなり高価でしたが、最近では安く入手できる機種も生まれてきています。DCモーターの何がすごいかというとその圧倒的な電力消費量の少なさで、家電量販店でもそうした特徴を押し出してディスプレイされているのですが、個人的にはそこから来るもう一つのメリットを感じています。

今までのACモーターを使った扇風機より弱い微風を出せるのがDCモーターを使った扇風機で、微風を出している時の消費電力も数ワットとかなりの省エネ効果が見込めます。たとえ扇風機であっても就寝時に強い風を体に当てると体が冷えすぎでしまうことは知られていますが、こうした微風を出せることで快適な就寝環境を作れるだけでなく、僅かな電力で使えるということは、つまりACコンセントの付いたポータブルバッテリーでも長時間の利用が可能であるということになります。

先日紹介した私が購入したポータブルバッテリーは155Whなので微風で就寝時のみに使うだけなら例えば5Wの消費電力の風なら計算上は30時間以上使えるということになるでしょうか。災害時に大きな太陽電池パネルから比較的安定的にこのくらいのポータブルバッテリーに充電することが可能になるなら、真夏に災害による大規模な停電があったとしてもポータブルバッテリーからの電力供給だけで一日分の扇風機を回すだけの電力プラスαを得ることができます。念の為同じポータブルバッテリーを2個用意すれば、扇風機を使いながらスマホの充電も可能になり、暑苦しい夜を多少は快適にすることもできるでしょう。

また、その応用としてキャンピングカーや乗用車内に2人以上が寝られるスペースを作っての就寝環境を作った車内においては、自宅で使っているDCモーター扇風機をそのまま持って行くことで、エアコンがなくても暑い夜をやり過ごすための利用度の高い車中泊グッズにもなり得るということです。

実のところ、まだ自宅で使っている扇風機はACモーターを使った扇風機なのですが、最近ではDCモーターの扇風機も安くなってきて、安いものなら5千から6千円くらいでも入手できるようになっています。車内で使ったり、災害時に利用するとなるとその大きさも用途によって変わってくると思いますので、具体的な機種についてはもう少しじっくりと考えながら、自宅でも車内でも使えそうなDCモーターの扇風機を探してみたいと思っています。


ボディバックを濡らさない「キャンドゥ」の汎用リュックサックカバー

連休の前半は雨に泣かされ、ここ数日晴れていたものの、昨日は午後から雷が鳴るような不安定な天気になってしまい、最後まで雨に泣かされてしまっています。急な雨になって問題なのは、小さな傘だけでは自分の体だけでなく持ち歩くバッグがびしょ濡れになってしまうことです。私のバッグの中には色んなモバイル機器やバッテリーを入れているので、中まで濡れてしまうと高価な機器が動かなくなってしまう可能性も出てきます。

そういう事もあるので、バックパックを購入する時には必ず専用のレインカバーが付属しているものを購入するようにしているのですが、毎日バックパックを持ち出すというのもめんどくさいですしこれからやってくる梅雨に備え、今回の休みを使って色んな100円ショップを回って、小さめのボディバックにも付けられるような汎用のレインカバーを探しに行ってきました。

そこで行き付いたのが、100円ショップの「キャンドゥ」で売っていた「リュックサックカバー」(左・108円)でした。お店を回る前に、自転車のサドルカバーやバイクのシートカバーを流用するような方がいるのを見てはいたのですが、「キャンドゥ」には薄い透明なビニールの使い捨て用のレインカバーがある事をリサーチしていてお店の中を物色していたところ、思わぬところで汎用のレインカバーを見付けてしまいました。

カバーのサイズは、パッケージの裏側に書いてあり、バックパックには少し大きそうでしたが、広げると縦50センチ、横34センチというサイズなので、小さくて付けられないということだけはわかり、もし大き過ぎたら他のバッグに流用しようと思って買ったのですが、実際に付けてみたら以下のようになりました。

これだけしっかりとバッグを覆うようにセットできれば、まず雨の時には中のものを濡らさないようにできるでしょう。もしカバーから水が漏れてくることが心配になったような時には、水をはじく防水スプレーを掛けてもいいでしょう。このカバーのパッケージは何度でも開閉できるジッパーが付いているので、スプレーの匂いがバッグの他のものに移らないのでパッケージは捨てないで流用するのが賢い使い方と言えます。

少し大き目のレインカバーをボディバックのサイズに合わせるコツは、余った縦の部分をベルトのすき間に通すことで特に縦に長いところを使わずに合わせることができました。このボディバックが使えなくなっても次に購入するバッグをこのレインカバーに合わせて購入するようにすれば同じように雨の日でも安心な環境は維持できます。

購入したばかりなので耐久性は心配になりますが、そもそもこのカバーを利用する時というのは歩いていて急に雨に降られた時や、雨の中長い距離をバックを持って歩かなければならない時で、そこまで利用することはないので、しばらくは便利に使えるだろうと思います。こうしたものをとことん探せるのも、連休の有り難さですね(^^)。


新茶の「詰め放題」は果たしてお得なのか?

連休も後半に入ってきましたが、全くどこにも行かないというのも残念なので、車で楽に行ける近場の直売所に行ってきました。直売所といっても色々ありますが、今回は今の時期に市場に出てくる静岡県の特産品である「新茶」を製造するJAのお茶工場に併設された直売所になります。

JA大井川茶業センター藤枝工場(藤枝市堀之内848 電話054(643)5511)では5月1日から5日まで、新茶の詰め放題のイベントを行なっています。詰め放題のお茶は「荒茶風緑茶」というリーズナブルなお茶ですが、そこは年に一度のイベント用と割り切って十分に楽しんできました。

受付と同時に一般的な200gのお茶缶一個およびお茶を汚さない用のビニールの手袋と引きかえに1,000円を払います(複数の購入も可能です)。お茶缶には中フタが付きますが、この中フタは後で使うために詰め放題では使わず、とにかく缶の中とフタの部分にお茶を詰めます。ここで注意したいのは、過去に紹介したことのある山梨県の桔梗信玄餅の詰め放題のように潰すようにして入れるような人もいましたが、そういった事をお茶でやると茶葉が折れてしまいお茶の風味が損なわれてしまいます。そこで、農協の方の推奨する方法として、缶の底を叩くように茶葉を缶の中に密集させて詰め込むくらいのやり方で十分です(^^)。

実際の会場の様子ですが、大きなお茶の箱に入っている新茶を思い思いのやり方で缶に詰め、同時に用意してあるセロテープで止め、お茶がこぼれなくなったところで終了です、細かに見られるわけではありませんが、溢れてしまうと缶を運ぶだけでお茶がこぼれてしまいズルをしたことが丸わかりになりますのでこれはこれでいいのではないかと思います。

パンパンに詰めたお茶缶は、網目のある袋に入れてもらって持って帰ることになりますので、どちらにしてもこぼれないくらいまでが限度です。写真でおわかりの通り、缶の本体とフタの部分にぎっしりとお茶が詰め込まれていることはおわかりでしょう。私は自分の分と親しい友人にこのお茶を送ってしまおうと思い付き(^^;)、2,000円分詰め放題をやってきました。

自宅に戻って、果たしてどのくらい余分に入れられたのか調べてみましたが、きちんと中フタをして閉められる程度に入っていたお茶を出してみると、だいたい100gくらいはありました。缶の本体の茶葉についてもかなり密度があるように入れていますので、300~400gくらいは入っているのではないかと思います。

ただ、さすがにちゃんと「新茶」として売っているものと比べると新茶の香りという点では劣るような感じではありますが、どちらにしても今年の新茶であることには変わりはないわけで、たまたま自宅で飲んでいたお茶が切れてしまい、最近はほうじ茶を飲んでいたということもあり、これだけの新茶を入手できたことは、思い立って出掛けてきて良かったと思っています。

ただ、それほど広くない場所に人が押し寄せるため、駐車場がうまってしまうとなかなか駐車場に入れない状態になってしまいます。私が現地に行ったのは午前11時過ぎでしたが、その時にJA大井川のPR活動をするつのだ☆ひろさんがプロデュースしたアイドルグループ「茶果菜」がステージをやっていたこともあって(^^;)、少々待たされてしまいました。営業時間は午前9時から午後4時までですが、実際のところはお客さんの落ち着いた午後の訪問がおすすめだということでした。

この施設では毎年この時期(5月1日~5日)にかけて新茶の詰め放題をやっているようで、今回の詰め放題は思いの外楽しかったので来年も自宅用のお茶を確保するためにも行こうかなと思ったりしています。もしたまたま静岡県を通過するような方であっても、会場は国道一号線バイパスの谷稲葉インターチェンジからすぐですので、ドライブの間の休憩も兼ねて寄るというのもいいのではないかと思います。営業時間内に静岡県中部を通過する予定のある方は是非お越し下さい。


静岡酵母の酒まんじゅう飴

連休は地元から離れずに近場をウロウロしているのですが、昨日は友人が地元に帰ってきたのでささやかな飲み会を行ないました。基本的には日本酒を多くいただく場合が多いのですが、今回も日本酒中心の飲み会になりました。

そんな集まりの中で、ちょっとしたおみやげをということで、たまたま近所のスーパーで見付け即買いしたのが写真の「静岡酵母の酒まんじゅう飴」という製品です。製品を作っているメーカーは様々な商品を企画している飴屋さんですが、この製品は2016年から発売になっているようで、数ある製品の中でもそれなりに売れているのではないかということが想像されます。

お酒に弱い方は、いくら酒まんじゅう飴でも酔っ払うのではないかと思うかも知れませんが、そこは大丈夫です。商品名にある通り、静岡の日本酒の蔵元が使っている酵母である「静岡酵母」を使って作った日本酒「志太泉」(藤枝市)の酒粕を使って作られているため、なかなか本格的で、さらに中には本物の酒まんじゅうのようにあんこが入っています。感じとしてはかなりくどそうな感じではありますが、意外にもつい口にしたらもう一つという感じで進んでしまうから不思議です。

この飴を日本酒好きな友人に持って行ったのですが、一袋200円前後という安いものではあるものの結構好評でした。何よりもそれなりに酒まんじゅうの味と静岡酵母の味わいが広がり、普通の飴としても美味しくいただけるからなのではないかと思います。中味は一個ずつの個包装なので、食べ残しても味が変わる心配もありません。

地元にいるとなかなか地元の名物というものに注目することはないのですが、今回紹介した酒まんじゅう飴は安くておいしく、日本酒の事を良く知っている人なら静岡みやげとしても立派に通用するポテンシャルを持っています。静岡県中部の大きなスーパーにおいてあるのを見付けたらぜひ確保して新たな静岡みやげとして試してみていただければと思います。


UQモバイルの「データ高速プラン」低速の実力について

先月末までUQモバイルのデータ専用プランのうち最大速度500kbpsの「データ無制限プラン」を使っていたのですが、5月になってちょっと別のプランを試してみたくなり、高速クーポンが3GB/月付き、翌月まで高速クーポンの繰り越し可能という「データ高速プラン」にプラン変更してみました。

UQモバイルでは同じデータ専用のプラン同士なら、特別な手数料は発生せずとも月ごとのプラン変更ができるようになっています。「データ無制限プラン」(月額税抜1,980円)の良さは十分わかっているのですが、旅先での連続動画鑑賞くらいにしかデータ無制限の恩恵を感じなかったので、試しにデータ無制限プランより1,000円月額が安い「データ高速プラン」(月額税抜980円)の、特に低速での挙動を確かめてみたくなったのです。

ちなみに、「データ高速プラン」の低速時の最大スピードは200kbpsくらいですが、日本の格安SIMの業者の中での低速(アプリで低速にするか高速クーポンを月内に使い切った場合の制限速度)は安定して200kbps近く出て、さらに接続後すぐにはバースト転送機能があり最初だけは高速でつながるので、スマホ用のウェブサイトならさほどストレスなく見ることができることは確認しています。さらに、ネットラジオの配信や音楽のストリーミング再生のアプリについても十分この低速で利用できることを確認しております。

ただ私にとっての問題は、低速のままで動画サイトのうちどれとどれが見られるかということでした。ちなみに、「データ無制限プラン」での動画はアプリの「TVer」こそ止まって見られなくなりましたが、他の動画サービスの中でも「You Tube」「AbemaTV」「Amazonプライム・ビデオ」「DAZN」でも、アプリやブラウザで利用回線を「低速回線」に設定することで途中で止まらずに見ることは可能でした。

昨日からプランを変更し、改めて低速プランでスピードテストのアプリで速度計測を行なったところ上り下りとも200kbps前後で安定しているのを確認の上で動画サイトでの視聴を試みましたところ、「You Tube」は最低画質の144pで視聴可能、「AbemaTV」は最低画質なら少々止まることはあるものの何とか見られるくらいのレベル、「Amazonプライム・ビデオ」「DAZN」は止まることが多く少々厳しいという結果になりました。

以前契約していた「OCNモバイルONE」では「データ高速プラン」の低速で見られないものでも、低速に切り替えた回線で何とか見られるくらいで、他のサイトでの計測によると240kbpsくらい出ているのではないかということでした。同じUQモバイルでも通話セットのプランでは低速制限で最大300kbpsまで出るということなのでさらに条件は良くなりますが、データ専用SIMでも月千円前後の価格でこれくらい使えれば、いざという時には役に立つように思います。

先日のブログで書きましたが、モバイル環境でのインターネット接続というのはどんどん利用できるところが増えてきています。公共交通機関で移動の際もJRの高速バスや一部の新幹線などを使えば無料で高速インターネットを利用することができますし、カフェやファミリーレストラン、コンビニでWi-Fiが無料で利用できるところも増えています。また、常に低速で接続しておいても、いざという時だけ高速クーポンを使うようにもできます。UQモバイルではアプリの他に画面に置くウィジェットでも高速クーポンの残りと現在の「高速」「低速」の状態を確認できますので、このまま数ヶ月利用してみて、低速でうまく見られない動画については「高速」に切り替えて見るようにして毎月3GBの消費で収まるくらい使うだけなら、「データ高速プラン」の方でも十分使えるということになるかも知れません。

ただ、自分で使いたい使い方ができずに我慢するだけになってしまったらプランを元に戻して500kbps固定で使うようにもすぐ戻せるので、夏休み前あたりまでプランを変えずに試してみたいと思っていますが、状況が変わるとモバイルインターネットの利用法も変わるので、今後はまた自分で契約しているMVNOの再編を含めてまた色々考えていきたいと思っています。