新茶の「詰め放題」は果たしてお得なのか?

連休も後半に入ってきましたが、全くどこにも行かないというのも残念なので、車で楽に行ける近場の直売所に行ってきました。直売所といっても色々ありますが、今回は今の時期に市場に出てくる静岡県の特産品である「新茶」を製造するJAのお茶工場に併設された直売所になります。

JA大井川茶業センター藤枝工場(藤枝市堀之内848 電話054(643)5511)では5月1日から5日まで、新茶の詰め放題のイベントを行なっています。詰め放題のお茶は「荒茶風緑茶」というリーズナブルなお茶ですが、そこは年に一度のイベント用と割り切って十分に楽しんできました。

受付と同時に一般的な200gのお茶缶一個およびお茶を汚さない用のビニールの手袋と引きかえに1,000円を払います(複数の購入も可能です)。お茶缶には中フタが付きますが、この中フタは後で使うために詰め放題では使わず、とにかく缶の中とフタの部分にお茶を詰めます。ここで注意したいのは、過去に紹介したことのある山梨県の桔梗信玄餅の詰め放題のように潰すようにして入れるような人もいましたが、そういった事をお茶でやると茶葉が折れてしまいお茶の風味が損なわれてしまいます。そこで、農協の方の推奨する方法として、缶の底を叩くように茶葉を缶の中に密集させて詰め込むくらいのやり方で十分です(^^)。

実際の会場の様子ですが、大きなお茶の箱に入っている新茶を思い思いのやり方で缶に詰め、同時に用意してあるセロテープで止め、お茶がこぼれなくなったところで終了です、細かに見られるわけではありませんが、溢れてしまうと缶を運ぶだけでお茶がこぼれてしまいズルをしたことが丸わかりになりますのでこれはこれでいいのではないかと思います。

パンパンに詰めたお茶缶は、網目のある袋に入れてもらって持って帰ることになりますので、どちらにしてもこぼれないくらいまでが限度です。写真でおわかりの通り、缶の本体とフタの部分にぎっしりとお茶が詰め込まれていることはおわかりでしょう。私は自分の分と親しい友人にこのお茶を送ってしまおうと思い付き(^^;)、2,000円分詰め放題をやってきました。

自宅に戻って、果たしてどのくらい余分に入れられたのか調べてみましたが、きちんと中フタをして閉められる程度に入っていたお茶を出してみると、だいたい100gくらいはありました。缶の本体の茶葉についてもかなり密度があるように入れていますので、300~400gくらいは入っているのではないかと思います。

ただ、さすがにちゃんと「新茶」として売っているものと比べると新茶の香りという点では劣るような感じではありますが、どちらにしても今年の新茶であることには変わりはないわけで、たまたま自宅で飲んでいたお茶が切れてしまい、最近はほうじ茶を飲んでいたということもあり、これだけの新茶を入手できたことは、思い立って出掛けてきて良かったと思っています。

ただ、それほど広くない場所に人が押し寄せるため、駐車場がうまってしまうとなかなか駐車場に入れない状態になってしまいます。私が現地に行ったのは午前11時過ぎでしたが、その時にJA大井川のPR活動をするつのだ☆ひろさんがプロデュースしたアイドルグループ「茶果菜」がステージをやっていたこともあって(^^;)、少々待たされてしまいました。営業時間は午前9時から午後4時までですが、実際のところはお客さんの落ち着いた午後の訪問がおすすめだということでした。

この施設では毎年この時期(5月1日~5日)にかけて新茶の詰め放題をやっているようで、今回の詰め放題は思いの外楽しかったので来年も自宅用のお茶を確保するためにも行こうかなと思ったりしています。もしたまたま静岡県を通過するような方であっても、会場は国道一号線バイパスの谷稲葉インターチェンジからすぐですので、ドライブの間の休憩も兼ねて寄るというのもいいのではないかと思います。営業時間内に静岡県中部を通過する予定のある方は是非お越し下さい。


カテゴリー: 地域情報・イベント | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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