月別アーカイブ: 2016年6月

モバイルルーターは専用品かスマホタブレットでテザリングか?

今使っているスマホやタブレットを整理していくうち、外へ持ち出すものとしてはノートパソコン以外にWi-Fi接続のみというものはなくすことにしました。今まで持ち出していたiPadmini2は家の中で十分活用できますし、新たに使っているドコモ白ロムのタブレットのSH-08Eは月額298円(税抜)のロケットモバイルのデータ専用SIMを入れて使っているので、使いたい時にはすぐにネットに接続できます。そうなると、どうしてもモバイルルーターを使わなければというシーンはなくなってきてしまったのです。

それでも、外でパソコンを使いながらネットも使いたい時にはモバイルルータの出番はあります。今までは考えることなくNEC Aterm MR04LNを使っていたのですが、最近になってちょっと状況が変わってきました。

MR04LNとSKT01

写真の、MR04LNより少し大きいくらいのSIMフリースマホ、京セラのTORQUE SKT01にワイヤレスゲートの無制限プランのSIMを入れて運用することにしたのですが、なかなか便利です。ちなみに、普段持ちのスマホもタブレットもあるので、最近はほとんどモバイルルーターとしてしかSKT01は使っていません(^^;)。さらにMR04LNの方には今so-netの0SIMを入れていて、490MB前後データ通信を使った場合に強制的にデータ通信を行なわない設定にしているので、全く使わないということはないのですが、この使い方ではちょっとMR04LNがもったいないかなという気もします。

ただ、最近新たな端末を増やした事により、MR04LNのBluetoothテザリングが使えるようにペアリングできる台数が5台までという制限があることを実感し、さらに設定が本体上だけではできず、Webブラウザ上にアクセスして設定し直さなければならないのも面倒と言えば面倒です。さらにその画面にはペアリングされた個別の機種名が記録されているわけではないので、どの機種とペアリングされているかということがにわかにはわからないという問題もあります。新旧含めて何がどれだかわからなくなるくらいのモバイル端末を持っているのが悪いのだと思ってはいても、やはりスマホのように一目見てわかる形でペアリングしたものがどれかわかるSKT01の方が、出先で何か設定変更をしなければならなくなったような時には楽です。

この他に、SIMフリーのスマホをモバイルルーター代わりにするメリットを挙げるとすると、以下のような事が言えるでしょう。

・それ自身でメールおよびネット接続ができる

・スマホを経由して公衆Wi-Fi接続をBluetoothテザリングで共有化できる

・いざという時のバックアップスマホとして機能させられる

さらに、SKT01というスマホ自体が普通の防水防塵ではない相当なタフさを誇る端末なので、他の通信機器が水没や破損で全滅したとしても、これだけは使える可能性があります。さらに電池も電池パック交換式なので、電池パックさえ入手できるなら相当長くモバイルルーターとして使い続けることができるでしょう。

そういう風に見ていくとMR04LNの立つ瀬がないような気もしますが、やはりそこはいざという時に役立つことは確かです。SKT01ではUSBテザリング(有線での接続)ができないのですが、もちろんこちらではできますし、同じSIMフリーと言ってもau回線のmineoやUQmobileのSIMも使えるようになっています。さらにSIMスロットも2つあって切り替えられるので、例えば私のメインスマホに入っているmineoのau回線のSIMカードを入れて使うこともできます。また、モバイルルーターを休止状態にしておいて専用アプリを入れている端末からモバイルルーターを起こして使うことも可能になっているので、いちいちルーター側を操作しなくても使い始めることができます。このような使い方が必要になれば、今後も状況に応じて使うことも出てくるでしょう。

さて、これからモバイルルーターを買おうかSIMフリーのスマホやタブレットをテザリング可能な形で使う事でで済まそうかと考えている方は、モバイルルーターを接続して使う端末をどの程度使うかによって専用品か兼用かを選ばれるべきではないかと思います。例えばWi-Fi専用のタブレットをスマホと一緒に持ちたいと思った場合、頻繁に使わなければスマホでテザリングするだけでも大丈夫でしょうが、常時とはいかないまでも一日のうちかなりの長い時間使うならテザリングを行なうスマホのバッテリーが切れてしまうと電話もできなくなってしまうわけですから、やはり別に専用品に新たなSIMカードを入れて運用した方がいいということになります。

また、すでにWi-Fi専用の端末があるのではなくて、新たにモバイルルーターを購入しようと場合にはSIMフリーのタブレット端末を持つのも一つの手です。タブレットは7インチクラスのものでもスマホより大きな電池が入っていてテザリングをしながら使っても十分電池が持つ場合が多いので、普段はスマホとタブレットをそれぞれ独立して使っていて、いざという時にスマホでもパソコンでもタブレットからテザリングして使えるようにできます。

ただし、SIMフリーの端末をモバイルルーター代わりにする場合に気を付けていただきたい事があります。一般的にはドコモ回線を借りているMVNOがほとんどだと思いますので、ドコモについてのみここでは紹介しますが、海外メーカーのSIMフリーと言われるものの中には、ドコモのサービスエリアを極端にカバーしないものもあります。ドコモの主なサービスエリアは以下の通りになっています。

・LTE
2.1GHz帯 (バンド1)
1.7GHz帯 (バンド3)
800MHz帯 (バンド19)
1.5GHz帯 (バンド21)
700MHz帯 (バンド28)

・3G
2.1GHz帯(バンド1)
800MHz帯(バンド6)
800MHz帯 (バンド19)

これらのうち、最低でもLTEのバンド1,3(東京・名古屋・大阪で主に使う場合),19および3Gの1,6に少なくとも対応しているものを選びましょう。特に3Gのバンド6をつかめないとドコモショップでもらえるエリアマップのうち、FOMAプラスエリアで使えません。具体的には山間部での通信ができなくなる可能性があります。その点やはり専用のモバイルルーターについてはきちんとカバーしています。スマホやタブレットをテザリングの親機として使う場合はこのバンド対応についても十分調べてから購入することをおすすめします。


「歩行者保護義務違反」対策には二重の注意を

今年になってようやくゴールド免許に復帰できました。その前の違反というのは実は車ではなく、原付に乗っていた時の事だったのですが、その内容というのが「歩行者保護義務違反」というものです。

原付や自動車に比べて自転車や歩行者というのは交通弱者になりますので、運行にあたってはその保護をするように求められています。私が警察に違反を指摘されたのは、横断歩道で道路を横断しようとしている歩行者がいるのにも関わらず、その歩行者を無視して通り抜けようとしたためで、表題にある「歩行者保護義務違反」となり2点減点の上反則金が課されます。

教習所や安全運転講習でその都度交通法規については渡された資料によって確認していたはずなのですが、ついつい車や原付に乗っていると公道を注意せず走ってしまうことで減点の憂き目に遭ってしまったわけですが、この5年はとにかく道路上の歩行者や自転車に気を付け、横断しようとしている人がいたらその前で停まってということを繰り返していました。

ただ、こういう違反でも切符を切られてしまう事を知らない場合というのは車やバイクに乗っている人だけではなく歩行者側にも認識が薄い場合があります。というか、普段車に乗らなければ交通安全のための講習を受けたりすることはないでしょうから、これは容易に推察できることです。

車の方から自分が道路を渡る前に止まってくれることが当り前でないと思っている人がどういう行動を取るかと言いますと、逆に歩行者の方から道を譲って車を先に行かせてくれようとする場合があります。ただ、こういうケースでそのまま歩行者より先に行ってしまうのはどうかという疑問点はあります。歩行者に悪意がなくても、道を渡った先にたまたま警察がいるような場合です。

この場合はすぐに道をゆずってくれた人にお願いして、自分が意図的に歩行者の通行を妨害したという事実はないということを説明してもらうしかないですが、意外と車の方を先に通そうとする人はいるので、その誘導に従って先に進む場合は、さらに周辺の様子をしっかりと確認して、安全に問題がないとわかった時点までは進まない方がいいでしょう。

というのも、車の事故の形的に少なくないのが、交差点などで道を譲られて進行しようとしたところ、譲ってくれた車やバイク・人以外のところから急にやってきた別の車などと事故を起こしてしまうことが少なくないからです。

よくひやっとするのは、右折するために交差点で待っていて、ようやく行けると思ったら別の方から新たに来た自転車などを引っ掛けてしまいそうになるようなケースと似ているような感じもあります。この場合も事故を起こしたのが横断歩道内ということになると、いくら自転車が急に出てきたとしても青信号で横断歩道上ということになると100%車が悪いと言われても仕方がありません。

逆に言うとそれだけ車を運転するということは大変で、何かの拍子で事故を起こした場合には大きな責任を負うということでもあります。紹介した「歩行者保護義務違反」については、私の住んでいる静岡県では事故も多いということなのでしょうが県警の方では重点的に歩行者の保護ということについては厳しく取締りをやっていますので、特に旅行で静岡県を通られる方というのは、普段以上に歩行者保護の観点から歩行者に優しい運転をするように心構けていただければと思います。

(2016年7月1日 追記)
2016年6月30日にTBS系列で放送された「ケンカ上等!大激論!好きか嫌いか言う時間SP」という番組の中で、この件に関する発言が漫才師の千原せいじさんからありました。

千原さん自身の経験という話で、千原さんが横断歩道を歩いて渡ろうとしたところ車に乗ったおじさんがムッとした表情で自分を先に行かせようとしたのが気に入らず、横断歩道を渡らずに引き返したのだそうです。

もちろん、その場にいたわけでもない私がどちらがいいか悪いか判断することはできないものの、もしかしたらムッとしながらも歩行者に道を譲る仕草を見せたおじさんは、過去に「歩行者保護義務違反」で切符を切られた経験があったのかも知れません。一連のやり取りの中で車の方が先に進んでしまったのを白バイや現場に居合わせた警察官に見られてしまうと、車を運転する者としては歩行者の通行を妨げ保護しなかったと言われても仕方ないので、早く千原さんに横断歩道を渡ってもらいたかったからイライラしていたのかも知れないのです。

今回こうしたことを紹介するというのは、あまりにも「歩行者保護義務違反」について、多くの人の認識が欠けているために、事故の危険性だけでなく何が何だか分からないまま違反切符を切られてしまう人が出てしまうのではないかという危惧があるからです。今回のテレビ番組で、テロップでも良かったので横断歩道を渡ろうとしている歩行者に道を譲らないでそのまま走行した場合、運転者が受ける罰則があるということをしっかりと伝えて欲しかったのですが、そういう方向に全くならなかったのは大変に残念です。

少なくともここを読まれている方は、いかに車の方が早く行けという感じで横断歩道であえて待っている人と遭遇した場合でも、横断歩道の手前では一時停止して歩行者の保護行為を行なうようにして下さい。


クーラーボックスについて考える その2 ソフトクーラーは小容量が便利

私がクーラーボックスにの中で一番持ち出して使っているのは前回紹介した20リットルのハードクーラーですが、保冷性能を保つためにはできるだけ開閉の回数を減らしたいものです。旅行中にちょこちょこ取り出して飲んだり食べたりするものをいただく場合には、大きいのとは別に、小さいものを用意しておいた方が便利なような気がします。

旧ブログで購入紹介をして今も便利に使っているのがサーモスの5リットルのミッフィーのデザインがされたソフトクーラーボックスで(^^;)、これには様々な使い方があります。飲み物や冷やした食べ物を入れておく普通の使い方だけでなく、出来立てのお弁当などを運ぶ時にはこのサイズがぴったりで、ほか弁なら2つくらいなら十分入ります。

先日、お弁当の他に焼きたての餃子を買って家で食べるため持ち帰ったのですが、さすがに1つのクーラーボックスでは無理でした。そこで、たまたまネットのタイムセールで安くなっていた同じサーモスのクーラーボックスで、今回はキャラクターの入らないものを買い足してしまいました(^^;)。型番はRDR-005というものです。大きさとしてはわかりにくいかもしれませんが、500mlのペットボトルを横にするとそのまま入って、4本ないし6本がそのまま入るくらいの大きさになっています。

RDR-005 01

サーモスのクーラーボックスで気に入っているのはそこそこの保冷性能を持ち、使わない時にはたたんで小さく持ち運ぶことができるということです。車だけでなく自転車や原付バイクを使って運ぶ時にもこのくらい小さい方が運ぶには便利で、なぜもっと早く2つ目を買わなかったのかと今さらになって思う程でした。ちなみにたたんでしまう時にはこのくらいにたたむことができます。

RDR-005 02

出発時に何も用意せずにこのソフトクーラーだけを持って出掛けたとしても、冷やしておかなければならないお土産を運ぶくらいだったら十分役に立ちます。一つはお土産を入れ、もう一つは旅先で飲んだり食べたりするものを入れて運ふようにもできて、かなり使いでがありますね。また、大きいクーラーボックスと併用し、大きなクーラーボックスの中にこのクーラーボックスを入れると、さらに中の熱が逃げなくなるので長時間の保冷にはおすすめです。

日常の中でもお弁当をこのクーラーボックスに入れて持ち運ぶこともできます。2つあれば二人で分けて使うこともできますし、日常使いをしながら旅にも使え、いざという時にも役立つものということで、ハードクーラーの補助的に使うにはおすすめの一品だと思います。


クーラーボックスについて考える その1 ハードクーラーは一つ用意しよう

まだ東北や北海道では梅雨に入ってはいないようですが、これからの季節は食べ物をそのまま運ぶと傷みが心配になります。そこで、ここからは改めて車中泊とクーラーボックスについて考えてみることにします。

タフクール1

私が主に使っているクーラーボックスは釣具メーカーのDAIWAがレジャー用に作ったと思われる「タフクール」というシリーズのもので、現在は販売を終了しています。安価に購入できるレジャー用ということで最高の品質というわけではありませんが、底面が真空パネルになっているため(残り五面はウレタン)頻繁に開け閉めしなければ長距離の移動でも保冷性能はそこそこありますし、下の写真のように中で水が漏れたとしても水を逃がす栓が付いているので、汚れた場合の水洗いも簡単で、幅広い用途で使えます。

タフクール2

サイズについては大きければ大きい程いいとは言うものの、利用する車の大きさによってはスペースを圧迫することもあるので、バランスが肝心です。私の場合は元々軽自動車で車中泊を行なっていたこともあり、「SU2000」という20リットルのタイプにしています。もし、このクーラーボックスだけでは足りず、他のお土産が中に入り切らない場合には折りたたんで置いておけるソフトクーラーを使うようにしています。

ただ、車中泊の旅で家族で出掛けるということになると、どうしてもクーラーボックスが邪魔になるので、使い終った後は折りたためるソフトクーラーのみでまかなおうと思われる方もいると思いますが、個人的にはそこそこの能力のあるハードタイプのクーラーボックスも用意しておくことをおすすめします。なぜなら、クーラーボックスは車中泊やキャンプの時だけ使うものではないと思うからです。

例えば、災害時に長時間停電が起こった場合、何が困るかと言えば冷蔵庫の中のものがすぐにだめになってしまうということです。まず注意したいのは大量に冷凍食品を買い込んでいる方で、クーラーボックスがない場合は食べる前にほとんどのパッケージを台無しにしてしまう可能性があります。

ということで、ある程様性能のいいハードクーラーを用意する場合、少なくとも冷凍庫に入る分くらいはまかなえる大きさのものを用意しておけば、停電がわかったらできるだけ早くクーラーボックスに移し、できるだけ早くだめになりそうなものから食べていくことでロスを最小限にできます。冷凍庫ではもらってきた保冷材を入れておき、他の食材についても大きめのソフトクーラーや安いハードクーラーに保冷材といっしょに入れて、これもできるだけ早く調理して食べる事を考えましょう。

いざという時にどのくらい冷たさを保てるかということは、実際に車で旅に出た時に十分確認できるでしょうし、今後冷凍食品を購入する時は冷蔵庫に入る分ではなく、クーラーボックスに移す場合に入る量なのかということを考えて購入した方が冷蔵庫自体も無理して冷やすこともなくなるので、余裕を持って運転できるようになるでしょう。

タフクール3

今の日本ではほとんど停電がないのでここで書いたような事はあまり心配する人がいないのかも知れませんが、車中泊・キャンプ用品を災害用品として転用するためには、最初から考えて、ある程度保冷性能の高いものや、先に紹介した水抜きの栓が付いているような機能の他に、写真のようにフタが外せて手入れのしやすいものを一つ用意するようにすれば、長い間使い続けることができるでしょう。

「タフクール」は現在販売されていないのが残念ですが、釣具屋さんにはいろんなクーラーボックスがありますので、自分の使い方に合うものを探してみてはいかがでしょうか。


ソフトバンクモバイルから離れるにあたって

私が今のソフトバンクモバイルと契約をしたのは、実はかなり前になります。というのも、まだソフトバンクによって買収される前のJ-PHONEの時代からの付きあいなのです。

このキャリアが他社と違うことは、「SKYメール」という仕組みがあり、月額料金不用、さらに受信した文字数もメールアドレスを含めた全角64字までを無料で読むことができるので(64文字を越える残りのメールをダウンロードする場合には追加料金がかかります)、パソコンで使っていたプロバイダで作ったEメールアドレスへのメールを携帯に転送して個人的なメールが入っても、別に契約していたPHSのデータ回線で改めてメールをダウンロードすれば定額料金しかかからなかったので、必要があればPHS電話機の方からすぐにレスポンスできるようにしていました。

SKYメールはメールが来たら即時配信されていたので、バソコンに来たメールの確認や、自宅の留守電にメッセージが入った時に電話の転送先にしたりして、J-PHONEの電話機を当時ひポケベルのように使っていました(まだパソコンのメールを即時受信できなかった時代でした)。

その後、アナログからデジタルに移行していく中でこのような無料で使えるメールの優位性は薄れていきましたが、ソフトバンクモバイルに買収された後に、今につながる通話定額のはしりとも言える「ホワイトプラン」が出たことで、とにかくソフトバンク同士で契約を揃えれば、午前1時から午後9時までは月額980円で定額だけでなく、ソフトバンク同士ならばSMS送信も追加料金がかからずに利用できるということも大きく、家族の連絡用として今までずっと契約してきてしまったわけです。

ホワイトプランは開始当初から加入していたこともあり、いつ解約しても解除料はかからないパターンの契約が残っていて、端末料金の残債もないため、タイミングさえ合えばいつでも追加料金を払うことなく解約できたのですが、今までずっと契約を続けたのには、やはり時間的な制限があるとは言え通話時間を気にせずに電話できたという点が大きいです。

ただ、今回DTI SIMが5分以内の通話定額とデータ通信をセットにして、最安でも税抜2千円弱で持てることになり、ソフトバンクのホワイトプラン2回線分と同料金で済むということになったので、自分が家族と通話する回線と親が持っている2回線を解約することにしました。自分の回線は24時間通話無料の契約がすでにありますし、親の方もまず5分を超える通話をすることはないと思うのでかなりスッキリした印象があります。

ソフトバンクの解約はネット上だけではできず(MNPで移転する場合はネット上でできます)、お店での対応が必要とのことだったので実際に出掛けてきたのですが、解約自体はかなりスムーズにできました。

お店での担当者は新入新員らしき人だったので、本当に解除料無料で解約できるのかを先輩社員に聞きに行くという手間はありましたが、iPadに署名するだけで解約自体はすぐに完了しました。SIMカードの返却も必要ないということだったので、それなら電話やネットでもできるだろうと思ったのですが、実は少し裏がありました(^^;)。

というのも、どの事業者もそうだと思いますが、今は電力が自由化されたということで、解約の話が終わった後ですぐにソフトバンク電気の話をされ、半ば強引にソフトバンク電気の仮申込の手続きまでされてしまったのでした(^^;)。

90日間のうちに本手続きをしなければ電気会社の移行はないということでその場では大人しく申込み用の書類をいただいて帰ってきましたが、こういうものは契約者側の方が自ら興味あるから行くものだと思うのですが、これを断れずに入ってしまいまだソフトバンクとの付き合いが続く人もいるのだなあとしみじみ思ったりしました。

個人的に私はソフトバンクモバイルに恨みがあるわけではないのですが、やはり今加入すると今回のようにいつでも解約できる形でなく2年縛りがある携帯大手の会社での契約は、できれば使いたくないというのが本当のところです。ちなみに今回移ったDTI SIMでは1年間は解除料は出るもののその後はいつやめても転出しても良く、自由でユーザーが主導することのできる内容になっています。

もちろん、携帯大手の会社は身軽ではなく、自前の回線を維持することも含んでの料金体系ではあることも承知していますが、私などNTTの固定電話を入れる時に保証金を払ったにも関わらずそれをうやむやにされてしまった恨みもあるので(^^;)、今後はできるだけ身軽に移って行けるようなところを渡り歩きながら、ソフトバンクモバイルをはじめとする携帯大手三社が今のMVNOのような料金大系を前にして変わっていくのかということも見ていければと思っています。

ただ、まだ私の契約の中ではガラケーの通話専用に他の大手とは縛りのある契約をしているので、これもMVNOに変えられるかどうかは今後のMVNOが出してくる通話プランがどうなるかにもかかっています。とりあえずはあと半年後に契約の更新月が来るので、その時にどうなっているのか、それも楽しみです。


水の大切さと恐さ

北海道で起こった7才の男の子の行方不明騒ぎは、一週間という長期にわたって捜索が行なわれたものの結果として男の子が無事ということがわかってほっとした方も多かったのではないかと思います。ただ、普通に考えると一週間もの長い間、北海道では一部では雪が降る場所もあるという天候の中で、半袖で食料も持たないまま生命を維持できたのは奇跡という他ありません。

時間を置いて読む人のためにこのニュースの概要を簡単に説明しますと、遊びに来ていた家族が今回の事件の主役となった7才の男の子の行動を叱るために、夕方に山の中に車で入り、車から降ろすとその場から一旦離れて改めて戻ったところどこへ行ったのかわからなくなってしまい、ニュースになったのです。

行方不明の男の子を探すため、消防団や自衛隊の方々の含めた大捜索が行なわれました。山の中で雨の降った日もあり、さらに6日という時が過ぎたため大がかりな捜索も中止されたのですが、何と男の子は大規模な捜索の行なわれた範囲を遥かに超える距離を自分の足で歩いて屋根のある自衛隊宿舎のある所まで当日中に行き付いていたようで、水道から水だけは飲み、夜は就寝用のマットの間に入って休んでいたことが幸いし、無事に両親の元に元気な姿を見せる事ができました。

今回はたまたま男の子が歩いて行った先に自衛隊の宿舎があり、食料はなくても水道から飲める水を得ることができたという奇跡が男の子の生命維持をアシストした格好です。今回はあれほど大規模に捜索をしたにも関わらず、7才の男の子の脚力を過小評価して捜索範囲をしぼったために男の子が避難していた場所までは探していなかったそうで、改めて子供といえど火事場の馬鹿力というものはあるんだという事も感じました。

ただし、今回一週間もの長きにわたり生命を維持し続けることができたのは、野営でなく屋根のある所で休み、体力を落とさずに最低限の水分だけは摂っていたということになるのですが、ここでのキーワードはどちらも「水」になるでしょう。水は人間が生きていくには必要不可欠のものですが、体内に入れないで体を濡らしてしまうと低体温症の原因となり、生命の危機にもつながりかねません。

もし男の子が当日に自衛隊宿舎のある所までたどり着けなかったとしたら、そして部屋のドアにカギがかかっていたとしたら直接夜露や雨に濡れてしまったでしょう。自力で体を温めるように火を起こすことは、ある程度サバイバルの知識を持っている大人でも難しいと思いますので、今回の無事の生還は本当に良かったですが、ただただ奇跡としか言いようがないとしみじみ思います。

今回のような単身でのサバイバルというのは大人でも厳しいと思いますが、車で旅行をしていて孤立してしまったような場合、車が側にある場合とそうでない場合に最低限何を用意しておけばいいのかという事も考えて準備をしておくことも大事かなと思いますので少し考えてみます。

まず、車の中ならとりあえず風や雨の影響を受けることはありませんが、食べるものがなければ体温は下がっていきますので、夏であっても羽織ることのできる使い古したような毛布があれば車の中に入れておくことができれば何かの時に役に立つかも知れません。

また、直接体を温めるためには最後の手段として、燃やすものは現場回りで探すとして、火を起こすためのマッチ・ライターが必要ですが、火事を防ぐためにももしできれば、直に焚き火をしなくても火を起こせる焚き火台やウッドストーブがあればいいと思います。急に雨が降ってきたとしてもこうした道具があれば、焚き火ごと場所を移動することもできます。さらに軍手と一緒にもし蓋のあるクッカーがあれば、雨水を沸かした上で飲み、体を温めることもできるでしょう。

最近は災害用に長期保存の効く飲料水や非常食もありますので、小分けにして食べたり飲めたりするために小さなカップと一緒に用意しておくのもいいでしょう。旅行中のサバイバル用としてだけでなく、大きな災害時に自分の力でお湯を作ったり体を温めることができるグッズとしてもおすすめです。

また、今回の子供と同じように歩いていてはぐれてしまった場合のことを考えると、まずは外に助けを呼べる携帯・スマホは持っていた方がいいでしょうし、歩いて移動する場合には両手が自由になるバックパックを背負って移動しつつ、中にはおかし類・水筒・雨具として傘でなく頭からかぶることができるポンチョを用意しておいた方が何かと応用が効きて便利だと思います。バックパックに入れるものは考えればきりがありませんが、車から出てインキーをして閉めだされてしまうこともあり得ますので(^^;)、最悪でもスマホは持って車から出る習慣を付けることだけは徹底したいものです。


シニア向けのスマホをプラン設計する その4 Arrows M01に入れた裏アプリ

前回はホームアプリからすぐに起動できるアプリについて紹介しましたが、当然それ以外のアプリを入れておいた方が良いこともあります。というわけで、今回はホームには入れていないものの裏で使えるアプリを紹介します。

まず、入れておく必要があるのはウィルス対策アプリでしょう。無料のものもいろいろありますが、今回は試しに「TrustGo Antivirus & Mobile Security」を入れてみました。

次に、スマホで撮影した写真を自動的にクラウドに無制限に保存するためにGoogleフォトを入れました。自宅のWi-Fiに接続した時だけにファイルをアップロードし、アルバムを自動で作るようになっています。

また、いざという時のために、スマホ用に多く出ているお薬手帳アプリのうち、「お薬ノート」も入れて毎日飲んでいる薬の情報を入れておきました。これも本人が直接使うものではあるのですが、いざという時にスマホが使える人に操作してもらって中の情報を取り出してもらえれば、より詳しい医療に関するサービスを受けられる可能性も出てきます。

そして、とりあえず使うことはないかと思いますが、ガラケーにあってスマホにはないQRコードリーダーも導入しました。アプリは定番の「QRコードスキャナー」です。

次に、電話に関するアプリということでデフォルトの電話帳の置き換えアプリとして「g電話帳」を入れました。細かな内容まで電話帳の内容を入力できたり、多くの分類を作れたりすることがあるのですが、電話帳から直に発信する際にすぐに発信せず、ワンテンポ置いて改めて発信許可のダイヤログを出してくれる設定があるので、知らないうちに電話帳から発信してしまう問題解決のためにもということで入れてあります。

そして、5分定額を付けたことで生じるかも知れない、知らないうちに通話時間が5分を超えていたという可能性を消すために、自動的に電話を切ってくれる通話時間タイマーのアプリ「通話時間タイマー設定」というアプリを導入しました。デフォルトでは4分経過でバイブで知らせ、4分30秒で強制切断になるというものです。もちろん設定で切断をやめることもできるのですが、仕事での電話をスマホからすることがなければ、家族か友人への電話が全てということになれば、急に切れれば相手から掛かってくるでしょうし(^^;)、もし重大な話の途中なら改めて掛ければいいということで、一応の説明をして使ってもらうことにしました。

ここまでで紹介したアプリを全て入れて、合計8GBのうちまだ3GBほど空きがあるのでいらないかも知れませんが、一応メモリ開放アプリ「Y!スマホ最適化ツール」も入れておきました。Yahoo!のものなのでいちいち告知がうるさいという事はありますが、充電終了後にボタンが現われるので、その都度ボタンを押してもらってメモリを開放してもらうくらいはできそうなので、これも気休め的に入れてもらっています。

恐らく前回紹介したアプリを含めて全てを活用してもらうことは難しいとは思いますが、これだけ使え、さらに今のホームアプリでは他の事ができないから変更してくれと来るようならスマホの買い換えを考えるという事になるかも知れませんが、恐らくこの状態でも使い切ることは難しいでしょう。

このArrows M01は普通に予備電池が購入できるので、物理的な故障がない限りは電池交換をしながら使い続けられます。こちらの気持ち的には壊さないで大事に使って欲しいですね(^^)。今後状況に変化があれば改めて紹介させていただくかも知れませんが、同じように全くスマホが使えなさそうな人にスマホを持たせる際の参考になれば幸いです。


シニア向けのスマホをプラン設計する その3 Arrows M01に入れた表アプリ

前回紹介したArrows M01では標準のホームアプリの中に「シンプルホーム」というシニア向けと思われるアプリが入っています。このアプリは大きなイラストで示された使い方のわかる用途別のボタンがあります。

・電話
・電話帳
・メール
・インターネット

この四種類は変えることができず、ボタンを押して起動するアプリも決まっています。電話と電話帳はその通りですが、メールボタンを押して起動するのはSMSのメッセージアプリで、今の時代にはあまり使い道はないでしょう。

さらにインターネットのボタンではブラウザが立ち上がるものの、これも標準搭載の「ブラウザ」が起動するので他のブラウザを使いたいと思う場合は、ホームの上にあるGoogle検索窓に入力して開くブラウザを設定されるのがいいかと思います。一応、ブラウザを開いて最初に出るページはYahoo!Japanにしてありますので、ヤフーニュースを見たいと思ったり地震の情報がすぐに欲しい場合は(Yahoo!のサイトは地震速報が早めにトップページに出ます)インターネットボタンからブラウザを開くように言っておきます。

「シンプルホーム」にはその下に写真のような小さな8つの区切りがあります。その中にアプリやウィジェットを自由に入れることができるので、工夫する余地があります。この中にどのアプリを入れたかというこをここで紹介しつつ、もっといい案があれば教えていただきたい気持ちです(^^;)。

シンプルホーム

・カメラ
さすがにガラケーの時代からカメラだけは使えていた親なので、このアプリは外せません。Arrows M01に入っているのはGoogleのカメラアプリでNexus5のものと同じだと思います。このアプリの問題はデータを直接microSDカードに保存できないことですが、プリインストールされたアプリ「KSfilemanager」を使ってmicroSDカードに移動できるので、こちらが折を見て月別にファイルを作り、後で見直しやすいようにして手動で移そうかと思っています。

・ギャラリー
標準のアルバムを見るアプリです。軽くて扱いやすいですしここまではデフォルトのまま使っています。撮った写真を家族や友人に見せたいというニーズも当然ありますので、トップ画面からいつでも過去に撮った写真へのアクセスができるようにしておくことはやはり大事です。

・マップ(Google Map)
ガラケーの時にはその画面の小ささから、地図を見たりナビをしたりということは考えもしなかったでしょうから、恐らくスマホを手にして何をしたいかということを考えた時、スマホでまず地図を見たいという事は誰でもあると思います。地図のアプリには色々ありますが、元々入っていて地図の閲覧だけでなく車・電車・徒歩でのナビゲーションまでできてしまう「Google Map」はやはり基本なので、トップから常に呼び出せるようにしました。慣れてくればお店の名前を入力してそこまでの行き方を表示したり、さらにウェブに表示された電話番号から直接電話を掛けることもできるので、使う気さえあればかなり広動範囲が広がるアプリになると思います。

・歩数計
残念ながら、Arrows M01にはプリインストールされた歩数計アプリはありません。スマホを持つということによってあらゆるものを一つにまとめる事ができるという事があり、歩数計も使えるならスマホで歩数を見られるだけでも便利なのでフリーの歩数計アプリを入れました。アプリによっては本体電池の消耗に関与する可能性が言われるものもありますので、私は使わない時には止めておけるタイプのものを入れてみました。

・LINE
今回スマホをセッティングするにあたってGmailのアドレスを新規登録し、メールが使える状況を作りはしましたが、たぶんメールをやり取りすることはできないだろう(^^;)ということで、Gmailアプリはこの中に入れないようにし、代わりに入れたのがLINEです。家族や友人とのやり取りに使えるのはもちろんですが、「LINE NEWS」を使えば大きな事件事故があった時や定時にもYahoo!トップのようなニュースを配信してくれますので、いちいちブラウザを開かずにだいたいのことがわかり、詳しい内容も確認できます。ニュースソースとしてこれだけでも十分役に立つのではないでしょうか。

・tenki.jp(天気予報アプリ)
スマホで天気予報を見るメリットは、設定をしておけば常に現在地の天気を示してくれるということでしょう。多くの方は体験していると思いますが、ちょっと場所が違うだけで雨の降り方が違ったりすることがあります。私の住んでいる静岡市でも、市内の狭い範囲に葵区・駿河区・清水区があるため、スマホのGPSを使った位置情報による天気予報アプリを入れておいて気になった時にいつでも見られる環境があると便利です。

このアプリは日本気象協会が監修するアプリで、他のアプリと比べるとお天気マークが大きいので今後の天気がどうなるかを目の悪いシニアの方にも多少は見やすく、地震などの情報も網羅するということで入れてあります。もう少し見やすくわかりやすいアプリがあるようなら乗り換えるかも知れません。

・お父さん電卓
ガラケーの時からあると便利なアクセサリというもので挙げられるのが電卓でしょう。もちろん本体に入っている電卓でもいいのですが、微妙に市販の電卓と比べると使い勝手が違うので、慣れないと使いづらい気がします。で、できる限り市販の電卓と同じように使えそうだということで、ソフトバンクのCMキャラクターである北海道犬のお父さんがあしらわれた電卓を入れてみました。起動に多少時間がかかり、広告も出てくるなど気になる部分もありますが、これも具体的に使用感に関する文句が出たり、もっといいものが出れば入れ替える予定です。

・「ボリュームスイッチ」のウィジェット
ガラケーを使っている人がスマホに変わる場合、一般的なガラケーと違ってスマホの場合は音量ボタンを押してすぐに音を出さないようにできても、ガラケーのようなマナーモードにすぐに移行できる物理的なボタンがないものがほとんどです。これは慣れないと使いにくいだろうということで、「通常モード」「バイブレーターモード」「サイレントモード」の設定をしてアプリから切り替えることができる「ボリュームスイッチ」というアプリを入れました。

ただしこのアプリを入れても簡単に音量のモードを簡単に切り替えることができないので、使ったのがこのアプリをインストールすると同様にインストールされるウィジェットでした。このウィジェットを「シンプルホーム」にセットすると、タッチ一つで「通常」「バイブ」「サイレント」の順に誰が見てもわかるアイコンで切り替えることができます。(最初の写真のアイコンは通常音量を出す設定)

これで普段は通常モードで使っていて、電車やバスに乗る時にはバイブかサイレントモードに本人の操作で簡単に移ることができるので、かなりガラケーのように使えるようになりました。

ここまで書いて相当長くなってしまいました(^^;)。実はまだこのホームの裏で動かすように入れたアプリがありますので、次回はそのアプリについて紹介します。


シニア向けのスマホをプラン設計する その2 最終的に選んだスマホは?

シニア向けに作られたスマホというと、MVNOの格安SIMが使えるということではドコモのらくらくスマートフォンのシリーズが思い浮かびますが、このらくらくスマートフォンというのはAndroidスマホであるのですが、勝手にアプリを入れ過ぎて動作が不安定にならないためかGoogle Playが使えない設定になっているものがほとんどです。

ただ、メールやBluetooth経由でアプリ本体を送ることでアプリの導入自体はできるのですが、問題となるのはメニュー画面にドコモ関連のサービスメニューが鎮座していて、MVNOではそれらが全く使えないのにメニューに有ることで利用者の方が混乱する可能性があるので、そこまで苦労してカスタマイズするなら普通のスマホをシニア向けにアレンジした方がいいと思い、ドコモのらくらくスマートフォンのシリーズをチェイスすることはやめました。

そうなると、選ぶスマホについては新品で購入するならSIMフリーのZenfone Goが2万円くらいで買えますし、充電台が付いている国産スマホなら富士通のarrows M02ですが、さすがにこういうものを買って結局使わないなんてことになったらちょっと悲しいので、中古で安いものから選ぶことにしました。

中古というとドコモの白ロムが思い浮かびますが、中古を購入する場合に考えたことは、やはり電池パックを交換して使えるものがいいと思いましたし、防水機能が付いていればなおいいでしょう。さらに充電台が付いていてある程度はシニア層をターゲットにしていてと思ってふとひらめいたスマホがありました。

これを書いている時点ではほぼ販売が終了している富士通のarrows M01はドコモのらくらくスマートフォンの中の一台のスペックと似ていて、メニューもシニア向けのものを選べ、後継機のM02よりも電池の持ちは良いなど、基本的な機能を使うだけならまだ十分使えるモデルです。
たまたま大手の中古販売店が値下げをしていて1万円くらいで程度のいい物を入手できそうだったので、まあ失敗してもいいやと思ってその品を注文してしまいました。実際に届いてみると、手になじんでスムーズに使える印象です。

arrows M01全景

細かな内容については改めて紹介させていただこうかと思っていますが、通常のスマホよりもシニアに使いやすいような設定項目もあり、ホームアプリもいろいろ工夫すればかなり使いやすくなりそうです。もちろん、あらゆる機能を使おうとしてあれもこれもと考えていけば容量は少ないですし難しい点はありますが、どこまで用途を絞るかということを考えながら、DTI SIMのSIMカードが届くまでいろんな設定にチャレンジしていきたいと思っています。


シニア向けのスマホをプラン設計する その1 その目的について

私自身がシニアに入る年齢層かどうかは置いておいて、今回このような形で書いていこうと思ったのには自分の親のガラケーの契約をどうにかできないかと思ったからです。元々は携帯で電話を掛けることすらもできないところ、最近ではようやく親族同士なら電話を掛けたり受けたりできるようになりました(^^)。

ただ、ガラケー自体で写真を撮ることは多いらしいので、二つ折りタイプのガラケーでは満足のいく写真が撮れず、自分の撮った写真がうまく見られないのも不満なようです。昨年にガラケーを新しく換えたばかりなのですが、撮った写真を友人に送ろうとしてどうしてもできないと泣きついてきたので、そこて改めて今の契約は通話のみの契約なので写真をメールで送ることもできないんだよとやさしく言ってあげたら、どうにも納得出来ない様子でした(^^;)。

それまでのガラケーの契約はソフトバンクの旧ホワイトプラン(通話のみ)で、メールは契約していません。同じソフトバンクの人となら通話やSMSは定額なのですが、他の友人が同じ会社であるという保証はないので、あくまで家族内や親戚でソフトバンクを使っている人のみ電話帳に登録して使っていただけなので、そちらの点でもストレスは多かったのかなと思います。せめてSMSを使いこなせれば良かったのですが、ガラケーからSMSを使うためにはまず普通のメールとSMSの概念から説明して使い分ける方法を教えなければならなかったので、ちょっとSMSを使いこなすのは無理かなと思っていたのでした。

今回、いよいよソフトバンクから決別し、本格的にMVNOの格安SIMに乗り換えてついでにスマホデビューをさせようと思ったきっかけは、やはり先日サービスを開始したDTI SIMのそのまま使える5分以内の通話なら定額にできるオプションの存在が大きいです。もし買い与えたスマホが馴染めずにガラケーにしたいと言っても、SIMアダプターをかましてデータ通信を諦めてガラケーにSIMカードを差して使うこともできなくもないので、ここは一気にガラケーからスマホを使わせてやろうと思ってしまったのです。

ソフトバンクは旧のホワイトプランを契約していることからもわかるように、かなり長く自分の分と2回線契約していたのですが、その料金が980円×2で約2,000円/月でしたが、DTI SIMの音声プランの最安はデータ通信1GBのセットですが、キャンペーンで3GBコースの音声プランの基本料金が6ヶ月無料になり、その後1GBプランに変更すればだいたい月2,000円程度に抑えられるということで、今の支出を変えることなくグレードアップできます。

さらに親や親族との連絡のために自分自身もソフトバンクの回線を残していたのが、その分も回線を減らすことができるので、その分回線数が減らせて気分的にも楽になるという点もあります。

こうなるともうすぐに動いた方がいいということで、まずは新しいシニア向けのスマートフォンを確保し、そのスマホに合うSIMカードをDTI SIM の音声付き3GBプランに5分定額のオプションを付けて申し込むことにしました。月末にDTI SIMに申込んだ分については全て5月31日に発送ということになるので、6月から開始ということになります。なお、今までの番号はごくごく限られた人しか知らない番号なのであえて移行することもなかったので、番号移転に関する費用は使わずに済みました。

また、ソフトバンクの締め日は私の契約の場合月末ではなく毎月10日で切り換えになるので、あせって月末に先に解約せずに、新たな番号の入ったSIMをスマホに入れて動作を確認した後で解約という流れの予定です。しかし、うちの親はかろうじて電話を掛けられる程度で、フリック入力でメールなどとても作れそうにないのですが(^^;)、それでもLINEやメールを受けられるだけでもスマホにする意味はあり、何よりも写真はスマホの方が簡単に撮影できるし、バックアップも設定さえしてしまえばクラウド上に無限に収まる今、何とか使ってもらえるような工夫の数々をここで紹介させていただこうかと思っています。