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ワークマンの角型真空断熱コンテナがこの夏に間に合わないだけでなく販売も危ういのか?

先日、サーモスのソフト保冷バッグを購入しましたが、ウーバーイーツのバッグよりは小さいものの、何とか自転車のかごに入るくらいの25Lサイズは日常使いには大きいと思ったものの、実際に買い物に行った時には大変に便利に使っていて、特に肉や魚のパックをそのまま入れて運べるのはそれだけでも便利です。ただ、簡易的なものであるので、用途は買い物や本格的なクーラーボックス・バッテリー駆動の冷蔵庫へ入れるまでのつなぎには十分使えるものの、それ自体で長距離の移動をまかなうには不向きでしょう。

この夏というか、本来は今年の夏前くらいに、ワークマンから「スクエア真空ハイブリッドコンテナ」が出るという話を聞きつけ、めでたく販売になったらワークマンの方からメールをもらう手はずになっていたのですが、一昨日ついにそのメールが届いたものの、中味を読むと大変残念な事が書いてありました。

「生産工程上の遅れ」が理由で、この夏の販売が難しいということだけでなく、今年の秋以降の販売も難しいということで、現在出ている丸型の真空ハイブリッドコンテナを代替としてどうかという事がメールには書いてありました。今回販売が見送られた角型のものも同じですが、現在販売されている丸形のものは、真空断熱ボトルと同じ製法で作られているので、ウレタンや発泡スチロールのクーラーボックスよりも保温・保冷効果が期待できますが、丸形だと500mlのペットボトルが4本入るくらいの容量で、丸形ということでどうしても無駄な空間ができてしまうというディメリットがありました。だからこそ、四角型で隙間なく物を入れて運べそうな製品の販売を期待していたのですが、これでしばらくは入手不能ということになりそうです。

今後の展望ということで書くと、それでなくても現在はじわじわと円安の流れになってきているので、海外で生産するにもコストがかかったり契約を見直さなくてはいけなくなったりと、今後もスムーズに生産が行なわれないことが予想されます。どうしても真空断熱構造のコンテナが欲しい場合は、今ならまだ普通の店舗にも丸型のコンテナは置いてありますので、そちらを購入して使うしかないでしょうが、私はやはりその容量と物を入れても隙間が出てしまうというのがネックですね。

ワークマンのキャンプギアというのは、特にインターネット上のインフルエンサーによって広められ、普通に購入して買おうと思ってもなかなか買えないような状況が続いています。確かに、ワークマンのキャンプ・レジャー用品はアウトドアグッズショップに売られているものよりもかなり安いものは少なくないですが、安くて良い物であることは確かであっても、最高の性能を追求するためにはそれなりのコストを掛けて高いものを購入するという選択肢も出てきます。

たとえ、販売してすぐに売り切れになってしまう人気グッズであっても、冷静にその性能を見れば、自分の使い方と照らし合わせてそこまでして買うべきものばかりということでもないのでは? というものもあるような気もします。多くの品が売り切れになってそのまま廃版となれば、それだけ残念に思う人はいるかも知れませんが(だからこそ競って買って売切れになる流れになる)、その前に本当に他の製品と比べて優位なのか? ということも考えましょう。

今回の角型真空断熱コンテナも、発売が延期されることで、より性能の良いものが他社から出ることもありますし、別のアプローチをすることで必要なくなる場合もあります。もし、それほど必要がないと思いつつ買ってしまうと、お店にとってもなかなか商品を提供できなくなることにもつながりますので、消費者の立場として今後の新製品についても冷静に対応したいものです。

そうは言っても、やはり今回の「スクエア真空ハイブリッドコンテナ」は他のクーラーボックスとは違って、小回りが効きながらも小型のクーラーボックス以上に使えそうなスペックなので、今回の公式からの販売延期の連絡は残念です。ただ、色々情報を漁っていると、今後の状況によってはもっと別の保冷バッグやクーラーボックスに乗りかえる事も自分の中ではあるかも知れません。

今後は真空断熱で保冷機能を上げるよりも、外から電源を取ったり、バッテリー駆動できる保冷温庫の方が車中泊利用では価格も下がり、使いやすくなっている可能性もあります。私自身、この夏には通常の冷凍食品の他にアイスなどの暑さ対策の食べ物も家に用意したいと思っているのですが、どうしても自宅の冷凍庫は満タンになりがちです。専用の冷凍庫を買い足す方法もありますが、だったらバッテリーだけでなく車のシガーソケットや家庭用のコンセントからでも電源を取れる冷蔵庫(冷凍庫にも温度調節をすればなるもの)を買ってしまうというパターンの方が車中泊の旅の中でも自力で氷を作ることも可能になるので、そちらの方に流れてしまうかもしれません。車中泊をする人が新型コロナが広がる中で増えたことで、過去には考えられなかった車中泊用のクーラーとか、冷蔵庫の専用品が出てきたこともあり、この夏のバーゲンセールで安くなるようなら、面白そうだとは思います。ともあれ、ワークマンの角型真空断熱コンテナについては、来年度には出るのかどうか、そのまま販売されないのかということも含めてもう少し待ってみることにします。


日々の買い物から旅行での買い出しまで対応させるには大がかりなクーラーボックスより保冷バッグ

昨年あたりから注目しているワークマンのキャンプグッズがあります。水筒などで使われている真空断熱構造になっているコンテナボックスの丸型は店頭にあるものの、角型の真空断熱コンテナボックスはその形状が丸型よりも入るものが多いということで、いつ出るかと期待していながら今だに発売されていません。丸型のものは近所のワークマンでも売っていて、手を出したくなるところですが、何しろ物が入らず、それならすでに持っている安い小さめのクーラーボックスの方が軽くて取り回しも便利なため、ずっとそのままなのですが、今年もいよいよ食中毒が心配な季節がやってきまして、基本的に日々の買い物に利用でき、軽くて折り畳める保冷バッグ・ソフトクーラーボックスの中から一つを購入することも考えてみました。

いざという時には釣り道具メーカーが作ったレジャー用のハードクーラーボックスを持っていくこともあるのですが、ハードタイプのものだと、車に入れるとそれだけで大きな場所を取ってしまうだけでなく、大きく重く、思ったほど入らない(断熱効果を上げるため中の容量はクーラーボックスの大きさと比べるとちょっと少なめ)ということもあるので、もっと現実的な対応を取ることにしました。

といっても、100円ショップに売っている保冷バックだと実際に使ってみてもすぐに壊れてしまうという経験をしたことも多々あるので、安いものでも使い慣れたメーカーのものを使うことにしました。この場合、同じような機能のものでも、いわゆるキャンプ用品のメーカーのものはそれなりに高く、最近のお気に入りグッズが多いワークマンでもソフトクーラーや保冷バッグについてはそれほど選択肢がなく、私の用途にも合わなかったため、安くても実用性が高く、安心のブランド「サーモス」の保冷バッグの中から物色しました。以下のリンクは色の違いで私が購入した時に一番安かったタイプのものになります。状況によって最安のものは変わってくるかも知れませんので、念のため他の色の価格についても調べてからの購入がおすすめです。

この保冷バッグは25Lと容量も大きく、かなり前に購入して現在も普通に使っている5Lタイプのソフトタイプの保冷バッグと同じ構造になっているので、ある意味安心できます。私が詳しくレビューしなくても、色々な方がすでにレビューをしてくれていますので、その点でも安心です。これはその大きさから自転車やバイクのかごに入れるのには大きすぎそうなので、車の中に常に入れておき、ちょっとした外出の帰りに買い物をするような場合に使うことを想定しています。

こうしたタイプだと長時間の運搬には向かないものの、スーパーで購入したものを運ぶ場合、スーパーのご厚意でいただける氷が溶け切る前に目的地に着けるような時間で使うのであれば、十分使えると思います。長時間購入したものを冷えたまま運ぶ方法というのは、今ではバッテリーで動く冷蔵庫などもキャンプブームもあってかなり多くの種類のものが出ていますので、用途によって使い分けるというのが良いと思います。

車中泊仕様の車やキャンピングカーで冷蔵庫を完備しているなら、現地での食品の買い出し用としてこうしたものでも十分な性能を発揮しますし、朝出てお昼に食べたり飲んだりするものを運ぶぐらいなら、事前に保冷剤を入れて食料と一緒に持ち出せば、大きくて重いハードタイプのクーラーボックスと比べても、そこまでだめだとも思えません。当然限界はあるので、私は基本的に日常の買い物で使いながら、その性能を計っていき、旅行の際にどこまで使えるかという判断に活用することも考えています。


ニトリの「ゲーミング座イス」は自宅でも車中泊前提でも狭いスペースを有効に使えるグッズだと思う

先日ブログに、新たに座椅子を買いたいという話を書きましたが、面白そうな座椅子を見付けたので一気に注文してしまい、昨日自宅に届きました。ニトリの「ゲーミング座イス」というものです。

ぱっと見て腰から足を付けて伸ばす部分に変な切込みが入っているのがわかると思いますが、その部分も背もたれのように展開させることができます。座った状態でノートパソコンやゲーム機、キーボードなどを置くテーブルが作れるようになっているのです。しっかりとした姿勢で座椅子に座り、その上にパソコンを置いての作業をやりやすいようになっています。

実際に手持ちの11.3インチのChromebookを置いてみましたが、サイズ的には10~13インチクラスのものだったら十分に置いて使えるような感じです。というか、現在この文章は「ゲーミング座イス」に置いたChromebook上から書いていますが、長時間使っていても体が痛くなるような事も無く、ゲーム用というよりはリモートワーク用に最適という感じがします。

そして、先日のブログの中でも書きましたエアウィーヴの「お昼寝マット」(かなり昔のもの)をフルフラットにした状態で敷いてみました。実際にはこの上にシーツを付けて寝ることになると思いますが、少しお昼寝マットの長さがあるものの、横幅はピッタリしていて、足の先の方にクッションを追加すれば、フラットな状態であれば十分寝られる環境を作ることができると思います。座椅子使用の時には腰当てのように使っていたクッションを枕として使えるというのも有難いですね。

これで、自宅でも一畳くらいのスペースがあれば、個人の仕事用兼くつろぎスペースとして使えるようになるということがわかりました。ということは、例えば軽のワンボックスカーで後部座席にフラットな空間を作ることができれば、これを置くだけで車中泊および車の中でくつろぐスペースができてしまうということです。個人的には、このくらいの幅であれば、同じく軽のワンボックスカーを使って車中泊の旅に出る場合には、半分くらいのスペースにコットを設置し、荷物はコットの下に置き、車内でくつろぐ場合にはこのゲーミング座イスに座って明日の予定を立てたり、旅行記を書いたりとリラックスして過ごすことができるのではないかと思います。

二人で車中泊旅をする場合でも、コットとセットにして、背の低い方が座椅子+お昼寝マットの上に寝て、もう一人がコットで寝るようにすれば、上の人がコットから落ちない限りはぶつかることもなく、快適に寝られるのではないかと思います。

さらに、このままの状態だと厳しいかも知れませんが、ゲーミング座イスのテーブルスペースにトレーを固定して、汁物はやばいですが軽食系のパンなどを置いて食事にも使えそうです。その場合は、サブとしてミニテーブルを左右どちらかに置き、飲み物や汁物はローテーブルの上に置くようにすれば、その場から動くことなく食事もできてしまいますね。

このような座椅子は色々なところから出ているようですが、私はこれ一つでテーブルも必要なくパソコンでの作業ができてしまう点が気に入り、できたら車中泊旅で使ってみたいとも思っています。自宅で座椅子があると便利だと思っている方であれば、この座椅子は横幅49センチ、奥行き158センチなので、それ以上のスペースを作ることができるテントと組み合わせると、家の中でも誰にも邪魔されない個室的な使い方もできると思います。

ちなみに、現在使っているChromebookでは動画だけでなくテレビチューナーからWi-Fiで飛ばして自宅内でテレビを見ることのできるAndroid用アプリを入れているので、テレビや録画した番組(同じチューナーで録画した番組も見られるようになっています)を一人でパソコンの画面ではありますが見るような事もできます。ワークマンの一万円のテントのインナーだけを室内で設営して、LEDランタンをともしつつ、この座椅子を入れて普段使いするのも十分にありだと思います。


USB端子のAタイプに接続できるミニライトが100円ショップのセリアにあったので早速レビュー

以前のブログで、いざという場合の用意として手持ちのモバイルバッテリーを懐中電灯にできる、USB端子につなぐミニライトを使っての工夫を紹介したことがありました。その時のライトは、エネループの充電器に付いていた白色のLEDライトだったのですが、今回手近なところで同じタイプのミニUSBライトを見付けましたので紹介することにします。

写真の商品がそうですが、100円ショップのセリアに置いてあった、その名も「USBライト」です。びっくりしたのは、ライトには二種類あって、一つは白色のLEDなのですが、もう一つが暖色(昔の電球のような色あい)LEDの2タイプでした。私の持っているヘッドライトはスイッチで白色と暖色を切り替えることができ、その場の雰囲気などで色を変えていたのですが、こちらの商品は一個110円なので、両方買っても220円です。これで二つのモバイルバッテリーに差して使ったり、その場の雰囲気に応じて使い分けることもできそうなので、すぐ購入してしまいました。

以前のブログでは、バッテリーとライトの間にスイッチが付いているアダプターをかませることによって、まさに普通のライトのように使わない時にはスイッチを使って消すことができるようになります。停電時などでずっと点灯させておきたいような場合にはスイッチは必要ないかも知れませんが、懐中電灯として使うのなら、スイッチ付きのUSBアダプターは必要だと思います。

二つのUSBライトを点灯させてみました。写真だとちょっとわかりずらいのですが、色の差はそれなりにあり、暖色LEDの方は温かい色なので、ランタン的に使うにはなかなか良いのではないかと思います。また、このライトは直線的に光らせるのではなく、全体にカバーをかぶせてあるので、前方だけではなく側面にも光が当たるので、ランタンとしては使いやすいのではないかと思います。

LEDを使ったライトは他にもたくさんあると思うのですが、モバイルバッテリーや複数のUSB端子があるパソコンなどにも付けられますし、新しいモバイルバッテリーを買ったおかげで使わなくなったバッテリーを生かすためにも、こうしたものを使うようにすれば、スマホを満充電させるには大変でも、それなりにライトとしては使えるくらいの電気を貯めることは古いバッテリーにもできます。充電についても、災害時などはソーラー充電しか手段がないような場合でも、古いバッテリーだったらそんなに神経質にならずに充電をして停電の続くような場合には便利に使えるのではないでしょうか。

今回、全国にある100円ショップでもこの手のLEDライトが売られるようになったので、いざという時にはスマホ内蔵のライトだとスマホ本体のバッテリーを消耗すると心配する方は、それこそダイソーの500円くらいのモバイルバッテリーとこのUSBライトをセットにして使うというのも良いのではないかと思います。旅先でも入手が可能なので、今は買わなくても覚えておいて損はないと個人的には思います。


ビーズクッションを常用しているうちに起こる「ツブレ」を考えると別の方法を考えた方がいいかも?

車中泊を小さな車でする場合の様々なグッズというのは、過去のブログにも散々書きましたが、個人的には車内に設置できるのであればコットの利用が無難だろうと思っていましたが、高級なビーズクッション「ヨギボー」を体験してみて、大型のものを一つ購入して、ある時はソファーとして利用しつつ、就寝時にはクッション全体に体を預けるようにして寝てみては? と考えたことがありました。ただ、どちらにしても安いものではないので、自宅でまずはくつろぐために無印良品の「体にフィットするソファ」を買って使っていたのですが、一年くらい使ったところで徐々に中のビーズが潰れていき、買い替えるか追加のビーズを入れるかしないと使えないくらいへたってきてしまいました。

あらゆる物には良い点と悪い点があります。無印のビーズクッションも1万円以上(カバーを入れるともう少し)しましたが、商品名の「ソファ」の代わりになるのはある程度使ってしまうと難しいということがあるのですね。ですから、それよりも高額なヨギボーといえどもだんだんとビーズが潰れて小さくなってしまうので、数年に一度の買い替えを前提に考える必要がある商品であると思います。

さすがに、我が家にはそこまでの経済的な余裕はないので、自宅でくつろぐことをしつつ、ちょっとしたフラットスペースを用意できれば車中泊用としても使えるリラックスグッズについて、現在色々と考えているところです。自宅には、低反発のウレタンマットレスがあるのですが、このマットレスは折りたたむと二人がけのソファーのように使えるアイデア商品なのですが、ビーズクッションと同じように使っていても、明らかに耐久性はマットレスの方が長そうな感じです。

というわけで、現在は自宅だけではなく車内に持ち込んでも使えそうな、フルフラットになるリラックスグッズの中でも座椅子を物色しているところです。ちなみに、以前寝具メーカーのマットレスとしては評価の高い「エアウィーブ」のお昼寝マット(高額なマットレスと違ってかなり薄いものの中味は同じもの)を車中泊用として持っているものの、単体ではその薄さから使いずらいので、普段は座椅子として使いながら、ちょっとお昼寝したい時には二枚重ねで使えるような感じのものを購入すれば良さそうですが、これから自分にはどんなものが合っていて、自宅内だけでなく持ち出しても使えそうなものがあるのかを探してみようと思っています。


ダイソーの「コーヒードリップポット」で湯沸かしをしたい場合のフタを何とかする

先日ダイソーへ行ったら、どのお店にも550円という低価格で買えてしまう「コーヒードリップポット」は品切れになっていました。同じサイズ感(350ml?)のものがニトリでは倍以上の価格になっていますし、最近はずっとこのポットを使っていますが不具合を感じたこともなく、十分使えると感じるものが安く買えたと思うので、その人気というのもうなずけます。

一つ思ったのが、比較的しっかりしたステンレス製なので、一人分のコーヒーを淹れる場合にこのドリップポットを直接火に掛けられるか? ということでした。もちろん利用は自己責任になりますが、最近セリアの「蚊取り線香スタンド」を使ってのチタンカップによる湯沸かし実験をしている身からすると、それほど強くなく中央に固まるような火の出方を蚊取り線香スタンドの中に燃料用アルコールを入れて点火するとしてくれ、さらには周辺に火が回らないので、そこまでハンドルが熱くならないというメリットを生かせそうだと思ったのです(我慢すれば直接手で持てるが過信は禁物です)。

というわけで、普段はsnowpeakのチタンシングルマグ450を使っているところ、この「コーヒードリップポット」をケトル代わりにして、一人用のコーヒーを飲む場合なら、直接コーヒーを淹れられるように使ってみるのもありかも? と思ったわけです。

「蚊取り線香スタンド」を使用した必要最少限まで絞ったアルコールストーブセットの概要については改めて紹介することにして、今回は「コーヒードリップポット」をケトルにするための「フタ」をどうにかすることと、一杯分のコーヒーを淹れるためのドリップをどうするかというところまで考えることにします。

ご承知の通り、少ない熱量しか出ないアルコールストーブを効率的に使うためには、様々な工夫が必要です。それは外からの風を抑える風防だったり、熱を逃さないための囲いだったりするわけですが、熱気が上部から逃げるのを防ぐためにはケトルには普通にある「フタ」をきちんと閉めるということが大事です。

ちなみに、コーヒードリップポットの口径は約7センチでした。ということですぐに連想したのが、100円ショップのセリアで主に売っているステンレスの小皿のうち一番小さい口径7.5センチのものでした。凹んだ方を下にして上に乗せると、見事に隙間なくはめることができました。

 

ただ、このままだと沸騰した際に手でフタを開けることはできません。何かしらの取手が必要になるのですが、この解決方法は簡単でした。ちょうどお皿の平らな部分に収まるような直径5センチの吸盤のセット(こちらはダイソーで購入したもの・ポットの右側にあります)を付けると、まさに普通の鍋のフタのように熱い部分を触らずに済むようになるのです。

 

このようにセットしてみると、全て100円ショップで揃えたとは思えないくらいにはまっているように感じます。蚊取り線香スタンドをそのまま利用したアルコールストーブに5~6mlくらい燃料を入れて8分ぐらい燃え尽きるまで火にかけると、沸騰までは行かないもののコーヒーを淹れるのに最適な温度くらいまでのお湯を作ることができます(今の時期の水温が20℃くらいからスタートする場合)。ガスバーナーを利用する場合には本体の底面積が小さいため、バナーパッドの利用を推奨します。これも最近は100円ショップに置いてあるお店があるので、気を付けて探してみるとさらに応用範囲が広がるでしょう。

 

そして、現在ドリップに使っている「ハイブリッド茶こし」を直接飲むカップにセットできるように、カップも新しくしました。実はこちらもダイソーで購入した「真空2重ステンレスタンブラー(コンビニアイスコーヒーカップ対応)370ml」が絶妙なのです。ちなみに、写真の茶こしは以下のリンクで紹介されているものです。

容量的にはコーヒー一杯は200mlくらいなのでもっと容量が少なくても大丈夫なのですが、今後は牛乳を足してカフェオレも楽しみたいと思っているので、これだけ余裕があれば十分ですし、茶こしを付けても茶こしの底が水面に付く心配をせずにドリップできます。さらに真空2重構造なので熱を逃さないので、外で飲むには十分な保温性能を持っています。

コンビニのアイスコーヒーカップが入るサイズになっているので、このカップだけ持って出ても結露せず冷たさをキープできるのですが、それだけに使うには勿体ないと私は感じます。さらにこのカップは、スタッキングも可能なので、複数持ってもかさばらないという特徴も合わせ持っています。ダイソーのキャンプコーナーには最初からスタッキングに特化したステンレスカップもありますが、応用範囲の広さから考えると、こちらのタンブラーを常用した方が結果が良いような気がします。

これで、一人分のコーヒーを淹れる場合には、ドリップケトルと茶こし、ステンレスタンブラーだけを用意すれば、後は粉コーヒーを出先で入手すれば、これでコーヒーが淹れられ、飲み終わった後も主に茶こしからコーヒーを捨てて、茶こしとタンブラーを軽く水で流すだけでも十分なので、後片付けのしやすさという点でもおすすめの組み合わせではないかと思います。

さすがにコーヒーミル(豆から粉をひく場合)は100円ショップでないものを用意した方が良いと思いますが、それ以外はほとんど100円ショップに売っているもので揃ってしまうとは良い時代になったものです。今回紹介したセットは室内だけではなく外出先でも大変に実力を発揮できると思いますので、一人から二人用のコーヒーセットを作りたいと思っている方は、ぜひ100円ショップを巡ってみて下さい。


実際にお店に出掛けて見付けたセリアの「蚊取り線香スタンド」はアルコールストーブになる?

私の生活の中でブログを書くということは、単に文章を書いているというよりも、毎日を以前とは違うことをして楽しもうとする中で、アイデアを具現化する場所でもあります。もし私がブログを書いていなかったら、色々なものを買ったとしてもノーマルな使い方だけで満足していたでしょうし、そこからの発展も現在のようにはなっていなかったと思います。

今回は、先日紹介した「折りたためるミニ五徳」をセリアで購入した時、ちょっと興味を持ったもののいまいち確信が持てずにいたものについての事です。折りたたんで小さな口径のカップなどを使って固型燃料とセットで使えるミニ五徳は便利なものでしたが、私自身は常に固型燃料を使っているわけではなく、主にアルコールストーブを使って楽しんでいるので、折りたたみミニ五徳とアルコールストーブをセットで使いたいと漠然と思っていました。もちろん、今まで紹介したセラミックフェルトが入ったミニアルコールストーブや、アルミ缶を加工して作ったグルーブストーブをセットに入れても良いのですが、五徳の並んでいる場所に置かれていたある物にふと興味が湧いてしまったのです。

それは、「蚊取り線香スタンド」という商品名のもので、細長い蚊取り線香や渦巻き型の蚊取り線香を折ってその中に入れることで、短い時間燃焼し、その時だけ蚊を寄せ付けない空間を作る便利グッズです。装飾の入ったものもあるのですが、何も装飾がないものにはアルコール燃料が少々入りそうだったので、この中にアルコール燃料を入れて火を付けたらどうなるか? と思ってしまったのでした。

その結果が上の写真なのですが、アルミ製の内部に入れたアルコール燃料が良い具合に燃えています。5mlくらいが安全に入れられる量なのですが、チタンカップに200mlの定温の水を入れて火にかけるとだいたい10分くらいは燃え続け、沸騰には至りませんでしたが、70℃くらいまでは温められ、ミネラルウォーターなら安心してお茶が飲めるくらいの実力を持っていることがわかりました。

実際に使えることがわかったので、もう一つ同じものを買い、さらに燃焼終了したらすぐに取り替えて使えるように小さめのトングを調達してきました。グルーブストーブでは効率を上げると大体20ml弱くらいで500mlの水を沸騰させることができましたので、きちんとした風防を付けたり室内で安全に使えるところで使用すれば、スノーピークの450mlカップと組み合わせ、カップ麺用のお湯を最少限のアルコール燃料で沸騰させることもできるのではないかと思います。アルコール燃料なら自宅に常備しているので、小さめの30mlのボトルに入れていっても、このシステムで6回ぐらいは使えることになります。

コストを考えると固型燃料よりもアルコール燃料は安く(500mlで330円で買えるので、5mlでは約3.3円?)、気軽に一人分のお湯を作るセットが作れそうです。

まさか五徳を買いに行ってアルコールストーブに流用可能なグッズがセリアで併売されているとは思いもしませんでしたし、これで炊飯なし湯沸かしだけならコンパクトメスティンよりさらにサイズを小さくできそうです。

こういうことがあるので、ネットショッピングだけではなく、実際にお店に出掛けることは大切だと思います。ただし、「蚊取り線香スタンド」のアルコールストーブ化は本来の使用方法ではない使い方になりますので、少しでも異常を感じたりした場合は改めてこのブログで紹介させていただくつもりです。


セリア「折りたためるミニ五徳」購入を機に作ってみた常にバッグの中に入れておける調理・保温セット

そろそろキャンプブームもひところの勢いは失なわれがちで、高額なギアを買ってキャンプへ行っていた方がが出品したと思われるキャンプグッズがリサイクルショップやネット上のフリマサイト、オークション上に表れるような状況になってきたのではないか? と思っています。

しかし、100円ショップのキャンプグッズのコーナーは2023年も新商品を出してきていて、定番化した商品と合わせて使えば、これは十分に利用価値があると思えるようなものもあります。ただし、100円ショップはキャンプ用品店とは違い、一度売れないとレッテルを貼られた品物についての再販はまずないと思われますし、さらにキャンプブームがしぼんでしまった場合、新たなジャンルの製品に一気に置き換わる可能性もありますので、自分で見て面白そうだと思ったら、一通り確保しておくことが大事ではないかと思います。今回はそんな100円ショップの中でもセリアがこの春に出してきた「折りたためるミニ五徳」を中心にして、毎日持ち歩いても苦にならず、もし大きな地震などが出勤してから起き、いわゆる帰宅難民になってしまっても自力で何とかできそうな究極のソロセットを作ろうと思い立ち実行しました。

これが今回発売になった「折りたためるミニ五徳」のパッケージです、平らになったところを∨字に開くことで、上にカップ類やクッカーが乗るようになっていて、本体はかなりしっかりしています。今までは小さな五徳というと、100円ショップではエスビットのポケットストーブもどきが定番で、普通の大きさだけではなく小型のメスティンに入るサイズも売っていたりして、これはこれで便利なのですが、メスティンの中にポケットストーブを入れてしまうとそれだけでいっぱいになってしまうのですが、これなら何とか他のものもメスティンの中に入れられそうです。

今回のミニ五徳を使うイメージについては、同じくセリアで売っている固形燃料用のホルダーとともに使います。このホルダーは旅館などで出てくる青い固型燃料を入れるようなサイズなのですが、私は袋状になっているピンクの固型燃料の方がどんな形にもなり青色のものより長期間の保存ができるので、こちらの方を愛用しています。今回のセットでは2つはセットの中に隙間を探して入れることができるようです。

次に、固型燃料ホルダーを反対にしてその上に、ミニタイプのキャンドルを乗せると、長時間の明かりを確保できるだけでなく、五徳の上に温かい飲み物を置けば、長時間その温かさをキープさせることができます。これは停電時の屋外でも役に立つ仕様で、いざという時のためにこのタイプのキャンドル(ダイソーではこのサイズのキャンドル15個のセットが税込110円で売っています)も同時に持っておくと、いざという時には役に立つかも知れません。

基本的に調理は固型燃料で、保温はキャンドルでということになると、五徳の上に乗せるクッカーが必要になりますが、これについては一式のケースも兼ね、さらにバッグの隅に放り込んでもじゃまにならない四角サイズのメスティンの中でも、容量が500mlと少ないダイソーで主に販売されている小型のメスティン(550円商品)を利用することにしました。ダイソーには小型・中型(普通)・大型の三種類ありますが、今回はメスティンの中にそのまま収容できる専用設計の木製まな板と中にセットし、小量の水を入れて使うと蒸し料理のできる網も同時にセットの中に入れました。折りたためるミニ五徳も、まさにあつらえたように小型メスティンの中に折りたたんだ状態で収納できます。

そうして固型燃料ホルダーにキャンドルを2つ入れ、端のところに袋に入ったカトラリー類(連結できる金属製箸とバターナイフが入っています)、そうして空いたスペースにピンクの固型燃料を押し込んで、その上から小型メスティン用の網をかぶせても、余裕を持って蓋は閉まります。

バッグに押し込むことからメスティンをこれも100円ショップで売っている小型の袋に入れ、調理をするためには欠かせない火起こしのためのライターを一緒に入れればセット完成です。トータルでも千円前後くらいで、いざという時のための非常用ソロセットの完成となりました。

この中にはありませんが、私自身は毎日水分補給のために200ml~350mlの真空断熱ボトルを持ち歩いているのですが、今回新たにそのボトルよりちょっと口径の持ち手を折りたたむことのできる大きなステンレスカップを購入し、今後はそのカップに真空断熱ボトルを差し込むような形でいっしよに持って行くことにしました。こうした用意をすると、メスティンで沸かしたお湯を真空断熱ボトルで保温しつつ、これも毎日持っていきお昼にお湯だけをもらって作るスティックコーヒーを複数個常備することで、水さえゲットできれば冬でも温かいコーヒーを作り、さらにステンレスカップに入れたコーヒーを保温しながらキャンドルで僅かながらの暖を取るようなこともできるかなと思っています。自宅までの長い道を歩いて寒さに震えながら帰るような状況に陥っても、ペットボトルの500mlのお水をゲットできれば2回分の温かいコーヒーを確保できるわけで、もしもの時に役に立つセットとしてバッグの端で出番を待つことになりそうです。


メーカー純正の二段ベッドキットを付けたスズキエブリイワゴンとは?

自動車メーカーのスズキは2023年1月に千葉・幕張メッセにて開催される「東京オートサロン2023」の出展概要を発表したことがニュースになっています。
その中でも興味深いのは「エブリイワゴン」の純正用品装着車で、スズキ純正の二段ベッドキットです。後部のフラットなスペースを上下で二分割するような足の長いベッドにマットを装着し、二段ベッドの上を作ります。ただそのままでは二階部分に上がれないので、助手席を倒した上にもマットを敷くことで上段に上がるためのステップとするような構造になっているようです。具体的なイメージは、期間限定になるとは思いますが、ニュースサイトにリンクを貼っていますので、以下のサイトからご確認下さい。

スズキ軽「どこでも車中泊仕様」集結!? 4人全員が足を伸ばせる「2段ベッド仕様車」も! 東京オートサロン2023に登場

他の装備としては後部ドアを開けても虫が入ってこないような網状のシートや、後部自体に着替えスペースを作るような車体と一体化したタープも純正で出るようですが、価格との兼ね合いでオプションを付けるかどうかは決めることになると思います。ただ初めて車中泊をと考えている人向けの車中泊用車として考えるならば、メーカーが純正で二段ベッドキットを用意してくれるというのは有難いですね。

二段ベッドということで、主に二人での車中泊旅行を想定していると思うのですが、元々軽ワゴンの空間というのには限りがあり、それこそ多くの人がその空間をどう使うかということを考えながらレイアウトを考えてきたろうと思います。大人二人で利用する場合、手持ちの小荷物は寝床の横にでも置けるとは思いますが、場合によっては荷物が車内に収まらない場合も出てくるでしょう(最初から就寝することを考えた場合)。その時には荷物を収納するためにルーフキャリアを別に設置するような事も必要になるでしょう。

個人的にはこの二段ベッドキットを搭載する場合には、あえて上段に一人で寝るようにして、下段を荷物置き場にすれば、かなり余裕を持って車中泊できそうな気もするのですが、それでも下段が単なる荷物置き場になるだけでは? という感じもしなくもありません。

個人的には下段と上段を互い違いにして、落下防止のフレームを上段に付ける図で下段の高さを確保し、下段は底上げしたコットを置いたり、ベッドの下に収納が可能なようにすれば、下段のベッドをソファーのように使うようにして非就寝時のスペースを確保できるような気もします。

ただどちらにしても、新車として納車してすぐ車中泊旅に出掛けられる環境をメーカーが用意してくれるのはなかなか嬉しいですね。現在、NTV「有吉ゼミ」の八王子リフォームのコーナーを見ながら書いているのですが、全てDIYで車中泊用の車を作るということと対局にあるこうした選択肢が他のメーカーでも普通になってくるとなおよさそうです。


年末の時期になってわかる冬用衣料は早い時期に確保しておくのがベスト

2022年はかなり長く天候の穏やかな日が続いたため、かなりの時期をTシャツと半ズボンで自宅内では過ごしていました。冬用の上着についても買わなければと思っていたものの、購入するのが後手に回ってしまったことから、本格的に寒くなった今になって様々な種類の衣類を買おうと思っても販売終了になってしまっている場合が今年は特に多いのではないかと思っています。

幸いにも、そんな中で真冬用のジャケットについては店頭ではなくオンラインショップで自分に合った大きさとデザインのものの在庫を見付け、後先なく注文したため、最悪の状況は免れたのですが、こうした衣類についてはなかなか一つ持っていれば全てのパターンで快適に使えるというわけでもないのです。

今年に購入した上着は、暖かいのは良いのですが性能が良すぎると言うか、ちょっと日差しが強い日に着ていくと、中で汗だくになってしまうことでした。本当は厚手のものとは別に、車を運転しながらでも着ていられるような薄手の上着も欲しかったのですが、普通の品物とは違い、様々なサイズの関係もあり、物によってはかなり早い段階で確保しておかないと、全く手に入らないということも起こり得るということを今回改めて学びました。

今使っている比較的薄いものの保温性のあるジャンパーを買った時は、かなり早い時期だったのですが、その時にお店の方に早いうちに買わないと品切れになってしまうからと言われたのを思い出しました。ただ、お店では無くてもお店のやっているネットショップがあるので、一時的に品切になっても人気商品なら再販売もあるのでは? と思っていたところ、昨日改めて同じお店のネットショップで確認したところ、同じ商品は全て生産終了になっていたのでした。

この時期にはユニクロやGUでも歳末のセールを行なっていて、オンラインショップでも宣伝をしていますが、値下げされている商品はほとんどが品切れになっていて、これもどうしても買っておきたいものがある場合には(特に自分に合うサイズがXSやXXLなど通常店舗で売っていない場合)、シーズン開始の発売直後からチェックするようにしないと、他の人に先を越されてしまう場合もあります。

それでも、冬用のインナーはそれなりに数はあるようなので、日常用としてということもありますが、冬の車中泊用に揃えるのも良いかも知れません。さらに人気商品でも在庫が放出されることで、自分に合うサイズで欲しいものが値下げされて買える場合もあるので、今は冬用の衣類を安く買うための最後のチャンスかも知れませんので、ここのところの寒さに追加で衣類を購入したいという方は、こまめにネットでチェックして購入して、品物は自宅近くの店舗まで取りに行く(その場合の送料は無料になる場合が多い)のがおすすめです。しかし、確実に自分の欲しいもの、必要なものを手に入れるには、年末も押し詰まった状態から探すのではなく、早めに準備するのがやはり良いと思います。この反省を生かして、来年は早めに必要なものを揃えて万全の冬を迎える体制を取ろうと思います。