防災関連ニュース」カテゴリーアーカイブ

防災に関する新たな話題や、画期的な新製品の紹介などをこちらで行ないます。

白昼堂々と高級品を強奪していく事件が起こる日本社会の変化は私たちも深刻に捉える必要がある?

高級時計、貴金属、ブランド品などを取りあつかうお店が夜でなく昼間に襲われる事件が最近しばしば起こっていますが、昨日の東京銀座において多くの人が通行している中で犯行が行なわれたというのはちょっとショッキングでした。普通なら犯行後に逃走するために人目に付かないような場所や時間帯を狙うのがセオリーだと思うのですが、犯行後拘束される可能性について考えていないかのごとく、すぐにお金になる物品を狙っての犯行は、今後も増えていくだろうと思われます。と同時に、私たちにとっても無縁ではないだろうと思います。

恐らく件の犯行グループは即時換金可能な物品やお金そのものを狙うだろうと思いますので、例えば時計やブランドバッグ、金製品などを持ち込んで即換金できるようなお店の場合、運悪くお店に訪れて査定を受けていた際に犯行グループが入店してきた場合、体に危害を加えられるだけでなく本来受け取るはずのお金を強奪されたりする事についてのリスクも感じた上で、慎重にやり取りをすべきだろうと思います。出入口を裏からにして、表との接触を避けることで危険を回避できるかも知れませんし、直接現金でやり取りをするのではなく、後日振込みしてもらうとか、電子マネーによる決済にするとか、多額の現金のやり取り自体をしないことによって、被害を防ぐことも可能になってくるでしょう。恐らく業者の方々にとっても、現物をお店に置かないような取り引きや、お客側も現物を直接お店に持ち込まないで、現品を荷物として送ることでリスクを下げるような取り組みも考えていかなければならないような気がします。

また、そうした高級品という認識はないものの、私たちの多くが普通に持っていながら極めて換金性の高い物として認識して置かなければならないものに、iPhoneのようなハイグレードのスマートフォンやスマートウォッチがあります。私は、さすがに3年から5年の分割払いにして市場価格10万から20万のスマホを日常使いにする気はないのですが、現在の日本では一番人気のスマホがiPhoneやApple Watchであり、中古市場では相変わらず人気で取引されています。

こうした状況を犯罪者側から見ていくと、明らかに無防備に、iPhoneを無造作に持ちながら使っている人が多いということは、高額転売を目的とした強奪事件が生まれやすいということにもなります。厄介なのは、銀座の高級時計などより一つごとの単価は下がるものの、組織で特定のスマホを狙い、SIMロック解除および海外への転売をかけるルートができてしまうと、全国で同じような事件が起こるものの、すぐに犯人グループが逮捕されるような事も起きにくくなってしまうかも知れません。

こんな事を考えるのは本当にいやですが、改めて多くの人に考えていただきたいことは、物によっては3年も使えないスマホを高額の費用を出して購入する意味があるのか? ということです。いったん購入して分割やレンタルでハイグレードなスマホを持ったものの、盗まれてしまったらどうなるでしょう。結局、残りの費用についても自分で支払う必要があり、レンタルの場合は当初の支払い金額より多い金額を出さなくてはならなくなります。とても買い換えのお金まで出せないという場合は、スマホやスマートウォッチ購入時にきちんと保証に入る必要もありますが、安いスマホやスマートウォッチで十分対応できるなら、そうした方向にシフトチェンジを行なうことも自分の生活を守るためには必要になってくるのではないかと思います。現在の傾向は、なかなか変わっていかないと思うので、スマホ関連の買い物については無理をしない方向で考えていくことも大切ではないかと思います。


太平洋プレートを伝わって起こった異常震域の地震発生は過去にも起こっていた

昨日午後5時過ぎに三重県沖のかなり深いところ(約350キロ)を震源とするマグニチュード6.1の地震は、比較的三重県沖と近いと思われる静岡の自宅では地震があったことすらもわからない状況(実際は震度1を観測)で、テレビの速報を見てただただびっくりしたというのが正直なところです。

大きな揺れが感じられた所では震度4が最大で、小刻みな揺れが長く感じるということで、気象庁では「異常震域」と発表されました。改めてこうした地震のメカニズムについて調べてみると、太平洋に沈み込んでいる太平洋プレートの中で起こったことにより、プレートの中を揺れが伝わったことで、震源の真上では深い場所であるがためにほとんど揺れずに、プレートの先の方が地面に近いところにプレートがあるため、大きな揺れとして認識されてしまうとのことです。

長い竿を揺らすと、根本より先の方が大きく揺れるというのと感じは似ているのか? とも思いますが、こうした小刻みな揺れが長く続くような事で思い出すのが、私が住む静岡県で感じた東日本大震災の揺れがそんな感じでした。その際は東京でも高層ビルでの揺れはかなり大きかったそうなので、今回のように地下350キロという深くて緊急地震速報が出せないというような地震においても、日本の広範囲に今後大きな影響を与えるかも知れないので、注意深く状況を見ていくことが大切なのではないでしょうか。

今回、揺れの中心は茨城県や福島県という、ここのところ福島県沖で起こっている地震で大きく揺れている場所と同じようなところだったので、ついその関連性を感じてしまうところもありますが、今回の地震はそうした一連の地震とは別のものであるという、しっかりした認識をすることも大事です。

ちなみに、過去の記録をひもとくと色々と興味深いことがわかってきました。2003年11月12日に、同じ三重県南東沖で起こった深さ395km・M6.5の地震でも今回と同じような関東から東北において広範囲で揺れに見舞われました。その後三重県沖では2019年9月にも同じ深さと大きさの地震が起こっています。すぐにまた同じような地震が起こるかはわかりませんが、もう一つの例がちょっと個人的には気にかかります。

2015年5月30日に小笠原諸島西方沖で、今回の地震よりもさらに深い、深さ682kmで地震の大きさは何とM8.1という大地震ですが、小笠原諸島ではほとんど揺れず、震源地から1,000キロ近く離れた埼玉県で震度5弱を記録しています。この時は全国で震度1以上の揺れが観測されたという広範囲の揺れが確認されています。今後、同じような場所で同じような規模の地震が起きた場合、特に関東の高層ビルの上の階に住んでいる人はどうなるのかと、首都圏直下型地震とは違った危険性があります。

過去にこうした地震は起こっていながら、私自身はこうした震源地から離れたところで大きく揺れる震源地が深いところにある大きな地震の存在を認識していませんでした。今のところ同じような地震は今回紹介したように、場所はある程度特定できそうなので、その辺も頭に入れながらリスク管理を行なっていこうと思っています。


Jアラートが当初間違った地域にも通知されたことからその対応を考える

昨日(2022年10月4日)朝に一部地域に通知された「Jアラート」の情報は、たまたまその時テレビを付けていなかったので、ツイッターの通知によって知りました。幸いにして私の住む地域への警告はされなかったものの、テレビでは全国放送の中でJアラートが出たことを中心に情報が流れましたので、かなりびっくりした方もいたのではないかと思います。

今回の警報については、本来は東北や北海道方面に飛んできたと考えられるので、最初東京の島(小笠原など?)への警報というのは、はっきり言って間違った情報であったと言えます。地震の場合は全国にある地震計が記録する数値を読み取って緊急地震速報が出るので、そのアラーム音にかなりやられてしまうということはあっても、大きな揺れが来る前に身がまえることで、対策らしきものはできますが、Jアラートについてはどうしたら良いのか、正直わからないということですね。

政府の説明では、もし日本国内にめがけてミサイルが発射されるようなことがあった場合、着弾する前に迎撃して空中でミサイルを爆破するというミサイル迎撃の仕組みがあるということではあります。しかし、国民へ向けたアラートを出す地域を特定できない時点で、今後も発射したことはわかるものの、その詳細を明らかにするためには時間がかかるということを覚悟しなくてはならないでしょう。

自宅や学校、職場など地域で生活をしている場合にはテレビからの情報を確認しながら、その状況を見守るしかないでしょう。改めて、今回はもし車での旅をしている場合にJアラートが出た場合、どうすればいいのかということを考えてみましょう。

自分の住む地域から離れて旅をしている場合、例えば音楽を聴きながら運転している場合で、Jアラートの対象地域ではない場合には、スマホのアラームも鳴らないので、そもそもJアラートが出たことすらわからないという状況は十分考えられます。

ですから、大切なことは、音楽を聴いているような時でも、道路上の電光掲示板(特に高速道路上の渋滞表示されているようなもの)には、通常時でも注目することが大切だと思います。もしJアラートが出たらそこから情報を入手するしかないわけで、もしそうした情報を得たら、音楽を消して地域のローカルラジオ(NHK・民放どちらでも良い)に切り替え、速度を上げないで次のSA・PAまで走り、そこで改めてどんな情報があるのか確認しましょう。

ほとんどの場合、今回と同じように日本列島を飛び込えてミサイルが着弾するようなことで、国内での影響は出ず、スムーズに自宅まで帰ることができると思いますが、もし本当に国内のどこかがミサイルで被害を受けてしまったら、かなり物々しい警戒がされることになると思います。交通機関および高速道路についても通行止の措置が行なわれる可能性もあります。ここでも大事なのは、そうした情報の入手です。通行止めを回避する形で帰ってこられるようなルートをナビ任せではなく自分で作ることも必要になってきます。

とりあえず、高速道路のサービスエリアには近隣の地図が入った高速道路ガイドが置いてあると思うので、最悪の場合にはこの地図を見ながらどこを通って帰るのかという検討が必要になることも考えておきたいです。ただ、地図は非常時には必要とする人によって一気にどこのサービスエリアに行っても品切れになってしまう可能性はありますので、通常時にもらっておいて、車のダッシュボードにでも忍ばせておくことも必要になるかと思います。

Jアラートに関係なくても、バッテリートラブルで車から電気を取ることができないままスマホの電池も切れてしまうようなトラブルも無いとは言えません。そんな時には電気を使わなくてもルート検索や調査ができるものが道路地図というところもあります。もし自分の車に道路地図を入れていないという方は、出掛けた際にでも無料でもらえる道路地図をもらっておくことをおすすめします。

あと、車の旅であれば多少荷物が増えても困らないと思うので、帰ってから人にあげるお土産を考えている場合には、できるならすぐ食べることのできるお菓子などをお土産にして早めに買っておくこともおすすめします。基本的に、よほど好きな人でないと、食べ物でないお土産というものは、もらった当初は有難がられても、いわゆる「捨てられないもの」として厄介なものになりがちです。いわゆる食べてなくなる「消えもの」というのは、手軽にその地方の名物を味わってもらえるというメリットの他に、非常時には非常食にもなります。これからの季節には、「新そば」「新米」をお土産として買っていく方もいると思いますが、キャンプをそこまでやらない方でも、最低限の野外調理キットを車に積み込んで出掛けることで、水からお湯を作れたり、お土産として買ったものを調理して食べることができるので、いざという時に役立つと思います。

雪で立ち往生した場合にエンジンを掛けずに暖を取るための一つの方法として、雪を鍋に入れて水からお湯を作り、簡易湯たんぽを作って温まるという方法があります。その場合には高温のお湯を入れても大丈夫で、熱が外にも伝わるようなナルゲンボトルとセットで持ち出すと、あとはそのボトルをタオルでくるめば、簡易湯たんぽになりますので、せっかく車で出掛けるなら、それくらいの準備をして出られることをおすすめしたいですね。


新型コロナへの緊張感が無くなるのは仕方ないのでその対処方法も同時に考えていく必要性

ここのところ、新型コロナ感染者が全国的に増えてきています。昨年も思ったのですが、普通風邪やインフルエンザが流行るのは、季節としては夏ではなく冬であるわけで、なぜ増えたり減ったりするのかという理由について、いまいちその理由を知ることができないでいます。ですから対処法としてもマスクをして不特定多数の人がいるところにはなるべく行かないぐらいしか自分ができることはないのですが、ウィルスの変異が原因なのか、これからも新型コロナは夏と冬にピークを迎えるようになるのか、素人の考えでは全くわかりません。しかし、世間では行動規制だけはゆるくなり、マスクの着用についても、屋外で人と話をするような状況では付ける必要がないと言われたり、運動時にはマスクを外し、熱中症予防の方を優先すべきという話が出てくるなどの状況もあります。

そうした社会にまん延する緊張感の緩和によって、私自身の緊張感も最近は緩んでしまっているようで、昨日車で出掛けた際には何の疑問もなく家を出て車に乗り込み、買い物のためにショッピングセンターまで行ったのですが、そこで車を降り、歩いてしばらくして自分自身の違和感に気付きました。家を出た時からマスクを持って行くのを忘れていたのです。

幸い、車の中にはもしマスクが無いと気付いた時のために不織布マスクを常備していたので、その時はあわてて車の中に戻ってマスクを付け直して買い物を済ませたのですが、マスクの予備のない状態で自転車で出掛けていたら、せっかくお店にたどり着いたとしても、自宅に戻ってマスクを付けて出直すようにしないと、まだマスク無しでお店の中に入って買い物というのは難しい状況だと思います。こうした事はあまりなかったのですが、やはり自分自身緊張感が緩んでいるという感じはあります。

海外ではすでにマスク無しでの生活が当り前になり、そうした基準で日本国内の様子を見ると、かなりの違和感を持つ方もいるのかも知れませんが、最初に書いたようにまだ私たちは新型コロナウィルスについて、その正体を見極めることは難しいと言わざるを得ません。

とりあえず、こんな事が再度起こった時のために、マスクを忘れて外出してもいいように、常に持って出るバッグ2つ(大と小)にそれぞれ予備のマスクを入れて持っていくことにしました。これで、車で外出した時のように外に出てから気付いても、その場でマスクをすることができます。

暑い中でマスクを付けながら動くと、それで熱中症になる危険性が増えるということはあるのですが、同時に首を冷やすタオルを付けて行ったり、小さめの水筒を持ち出し、常に水分補給を意識するなどして、対策の両立を目指すしかないでしょう。

現状ではまだ行政の対応が遅れがちで、同じようなタイミングで感染者が増えるという状況が繰り返されている中、やはり個人的にできる対策といえば、改めて緊張と緩和を意識しつつ、会食を控えマスクは常備して飛沫感染を防止するくらいしかやることがありません。本来は、しっかりとお金を掛けてこの病気の事についてその原因を探ることも治療や予防とともにやって欲しいのですが、このままでは四回目の予防接種も受けないとならないかなと私自身は考えています。この夏に旅行を考えている方は、対策を万全にして自力で感染しないような緊張感を持って出ることも仕方がないのではと思います。


緊急警報放送が就寝時に発信された場合に正常に私たちに伝わるか?

昨日の夜中、いきなりスマホのアラームが鳴りました。地震に関する情報で鳴ることが多いアラームなのですが、今回はちょっと違っていたというのは多くの方々が感じたことだろうと思います。

一昨日、トンガの海底火山が噴火したものの(トンガおよび一部の国では改定ケーブルが切断されたことで通信が遮断されるなどまだ被害の内容も確認できない深刻な状況であるとのことです)、当初気象庁は日本に影響する津波の心配はないと発表していました。しかし、その後の潮位の変化や周辺の国での状況を見て、まさに突然の津波に関する情報(一部の地域が津波警報で日本の太平洋岸の地域のほとんどが津波注意報が発令)が出るとは思わなかったため、全く地震が起こったような状況でない中で鳴ったアラームは、私の今いる場所でないところでものすごい地震が起こったのではないかと一瞬思いました。

ちなみに、自宅では緊急警報放送を受信できるラジオをセットしていて、定期的に試験放送を勝手に受信してくれるので、市が出す広報と同じ内容を寝ていても知らせてくれるようになっています。そこで、とにかく津波注意報が自分のいる地域で出ている事を知ったのですが、音声だけでは何がどうなって津波がやってくるのか具体的にイメージしにくいところがあります。

実は、自宅にあるテレビにも緊急警報放送受信設定というものがあり、一応ONにしているのですが、実際にテレビを消している状況で緊急警報放送が入ってきた体験が無く、本当にこの機能が使えるようになっているのか半信半疑だったのですが、今回リモコンを探してテレビを付ける前に、きちんと緊急警報放送受信設定が働き、見事にNHKのニュースが見られるようになりました。

今回は、直接被害を受ける心配のない状況で、緊急警報放送を問題なくラジオとテレビで受けられることが確認できましたので、正直ほっとした気持ちです。ただ今回のトンガの海底火山については、もし今回より大きな噴火が起こった場合、日本全国に大きな被害を及ぼすような津波がやってきても不思議ではないことから、現状でも警戒は怠らないようにし、用事もなく海岸を走るような事についても細心の注意をすべきかと思います。また、トンガ以前にも日本の周辺で海底火山が爆発することによって津波が発生するリスクについても考えておくべきではないかと改めて思うことになりました。

今回の日本に到達した津波についても80センチくらいでも漁船が転覆する被害が出るなど、甘く見てはいけない事はしっかりと認識すべきです。もちろん、そうなったらトンガを含む周辺国も大変な事になってしまうわけで、こちらからできる何らかの援助についても考えなくてはいけないでしょう。皆さんも今回の事を心に留めながら、続報についても慎重に入手するようにしたいものです。


感染症が軽く済むものだとしても地域や社会の対応が変わるまでは無謀な動きは避けた方が無難

南アフリカで新型コロナウイルスのオミクロン株に感染した患者が出た時から、今までより重症化しにくいのでは? という見解がテレビなどで語られ、それは日本で患者数が増えても同じように言われることが多くなりました。

こうした見解はもっともだと言われる部分もあるものの、その事が多くの人に認知され、それが常識とならなければ、まだ今の日本ではそうした情報に踊らされ、今までの風邪やインフルエンザと同じような対応を取ることは難しいと思わざるを得ません。

これは、私が以前インフルエンザに感染した時に感じたことですが、受診したお医者さんに、家で寝ている時に仕事を休むことは仕方ないものの、いつになったら仕事に復帰できるのかと質問したら、何とも言えないと言われてしまいました。症状は収まっても完治したと断言することは難しい部分があるので、再び仕事に戻るまでには現状を報告した後で職場の方の判断を仰いだ上で復帰したということがありました。

今の場合は感染した本人や濃厚接触者について、細かな隔離日数が定められているようですが、恐らくどこの職場でもそうした事を受けて、出社しても良いのか自宅療養になるのかの判断をされると思います。

たとえ、普通の風邪くらいの症状で、熱がすぐに治まったとしても一定の日数を経過する前に職場復帰をしてしまったら、自分が感染源になって職場全体に感染を広げてしまうのではないか(風邪と比べるとワクチン接種をしていても誰も免疫を持っていないので可能性は否定できない)という風にも思えてしまいます。

私自身医療についてはそれほど知識はありませんし、やはりかかりつけ医からの情報をしっかりととらえ、3回目の接種の案内を受ければ接種を受けるつもりでいます。それは、正直な話、先に書いたインフルエンザにかかった時の苦しさを忘れていないので、単純に苦しい思いをしたくないですし、それが新型コロナでもインフルエンザでもない、普通の風邪であっても、かかりたくないという思いが強いからと言うことになります。

今後の事を考えると、できるだけ早く今回の新たなオミクロン株に対しての研究が進み、今行なわれている隔離政策を変え、できるだけ社会への影響を最少限に留めながら、ウイルスとの共生を図っていって欲しいと思います。しかし、新しい感染症ウイルスの正体が解明されないうちは、やはりいかにして身の回りで感染者を出さないようにするかということが大切なような気がします。

ここで改めて、アルコール消毒や手洗いの徹底および、体力的に無理をしたり睡眠時間を削ったりして免疫力を弱めるような行動は慎むという基本的な事から実行していくことの大切さをかみしめたいと思います。まだ社会制度が変わらないうちに、私たちのライフラインを支えている人たちの中で感染が広がってしまったとしたら、社会自体の停滞が本格化してしまう恐れがあります。医療の力や政治の力も大切ではありますが、まずは一人一人の自衛という面にももう一度注目してみたいと個人的には思っています。


雪の降る冬のキャンプは事前に現地の状況と天気予報を確認の上危なければ撤収を

昨年末に起こった兵庫県宍粟市の氷ノ山での遭難事故で、取り残されていたと見られる男性の遺体が車の中から発見されたというニュースがありました。今回のグループは冬キャンプを行なうために出掛けたものの道に迷い、積もった雪で身動きが取れなくなったことが遭難の原因かと思われます。さらに現場付近は携帯電話の電波もつながりにくい所だったようで、悪天候で雪が降り積もる中で事態は最悪の方向に向かってしまったことが想像できます。

今回車の中で見付かった男性は、下山することを諦めて、車中泊をしようと試みたのではないかとニュースでは紹介されていますが、車自体が雪で埋もれてしまうと、もしエンジンを掛けてヒーターを使おうとした場合、排気ガスが車内に充満し、一酸化炭素中毒になってしまう危険性があります。少なくとも常に車の回りに積もった雪をどける必要も出てくると思いますが、寒さでドアが凍りつき、開かなくなってしまうようなこともあるので、雪が積もった場合の車中泊というのは細心の注意が必要になると思います。私など、雪のない冬のキャンプなら、虫も出ないし人も来ないし、焚き火をすれば暖も取れますし、悪くはないと思いますが、雪が降る場合にはちょっと怖いので自分では行こうとは思いません。

過去には、降雪とともに吹く風によって起こる地吹雪によって、晴れている時なら簡単に帰ることができる自宅に帰ることができず、自宅の数十センチ手前で力尽きたという事故を紹介したことがありましたが、それくらい怖いのが「ホワイトアウト」という現象なのです。

私自身は自分一人で雪の降る中を車中泊に出掛けることはなく、というか今住んでいる場所が一年を通じて全く雪と縁のない場所であるので、少なくとも雪国の怖さを知る人と一緒に出掛けたことはあります。それは、キャンプではなく天体現象の観察のために向かったのですが、七輪で暖を取りながら外で観測することが基本だったので現地での天気は雲がかかっていれば中止にしたので、雪の恐怖はなかったものの、夜でも氷点下20度くらいまで下がったことにより、車に戻ろうとしたところドアが凍りついて開かないという状況を身を持って体験することができました。

その時には七輪に掛けていたヤカンのお湯をドアにかけることでドアを開け、帰る時には七輪を消火してからしばらく車で持って行けるまで冷まさなければならず、撤収するにも時間がかかったことを覚えています。ただ、私の経験は周辺に雪は残っていても視界は良好でしたので、その点は大丈夫だったのですが、もし天候が急変したらすぐに撤収しないと、車で帰るにしても道すらわからなくなってしまうでしょう。

今回遭難された方はどのくらいのキャンプ経験があって、その中で冬山でのキャンプについてもその恐ろしさを十分にわかった上で出掛けたのか? という疑問は出てきてしまいます。デイキャンプの予定であったとしても、それなりの食料や雪山対応の寝袋(暖房が使えなくなった時に備える)やスコップ(テントや車の周辺の雪をどけるため)は持って行くべきであり、当然ながら車中泊をする場合にはアイドリングは避けて、さらに緊急時の連絡が付く場所を選定するか、携帯電話のエリア内であったとしても山中では繋がりにくくなることは当然起こり得るので、できれば携帯電話でなくアマチュア無線の無線機を持って行くなどの備えはしっかりしていないと自分の命を守れないのではないかと思ったりもします。

今後、次第に観光でキャンプをする人が増えてくるようだと、できるだけ人の行かないところを目指すあまり、危険な区域に突入するような形で進んでしまう人もいるかも知れません。晴れていればそこまで問題にならなくても、ちょっとした天候の変化が自身の運命を左右することもあるので、やはり安全を第一にして低気圧の接近するような場合には予定を中止するくらいの慎重さはあっても良いのではないかと思います。皆様もこうした遭難事故を軽く考えず、慎重な行動を心掛けましょう。


乾燥する季節は少しの火でも一気に燃え上がる 火災を出さないための心掛けを

昨日、大阪・北新地の雑居ビルにおいて多くの犠牲者を出す火事がありました。ニュース内容について、放火の疑いがあるということですが、今の季節は空気が乾燥しているため、それほどビルの中で火が回らず、迅速な消防活動のためもあってか、他の階などへの延焼は防がれたものの、火元の場所では一気に火が回り、さらに有毒な煙が充満したために多くの人が犠牲になったようです。

実は、先日このブログでも小出しにして紹介していた電車を使っての日帰り旅を実行したのですが、帰りの車窓を見ていた同行者が突然「火事だ」と言うので走行中の電車内から振り返ったら、木造のアパートらしき建物が大きな炎とともに燃えており、空気の乾燥のせいでしょうか、一気に全ての建物が灰になってしまうほどの勢いでした。その建物は線路のすぐそばに位置していたのですが、電車の方はそのまま通り過ぎ、停まることはありませんでしたが、まさか電車の中から家が燃えているところを見るとは思わなかったので、それまでの旅の印象も少々変わってしまったような感じでした。

そんな事を目撃した中では、今後いかにして火事を出さないか、家での行動であったり、レジャーで火を使う際についても十分注意すべきではないかと思えます。自宅はオール電化ではないので、一番気を付けるのがガステーブルになります。一応ガステーブルには空焚きをした場合の安全装置が付いているので、不注意で消し忘れてもそこまで燃え広がることはないとは思うのですが、他のものに引火する可能性は捨てきれないので、やはり調理中にはガス台から目を離さず、ちょっとでもおかしな事があったらすぐに火を消すような心掛えは必要になるでしょう。

家の暖房についてはエアコンとこたつというともに電気を使ったものに限定していて、石油ストーブはあえて置いていませんが、電気でも発火の原因となるコンセント回りにホコリが付かないように気を付けたり、スマホやモバイルバッテリーを充電する際にはバッテリーの爆発事故を防ぐため、充電する前に電池自体が膨らんでいないかなどを日頃から確認しながらの取扱いが大事ではないかと思います。

そして、今年はまだ大きな事故としては起こっていないものの、キャンプ場などの火気使用が認められている所以外の野外で調理や焚き火をする際にも、山火事を引き起こす危険性があるのがこの季節なので、十分な注意が必要になります。回りに燃えそうなものがなく、何かあったらすぐ火を消せるような準備、そして爆発的に燃える場合がある燃料(アルコール燃料など)の取り扱いについて、自ら爆発を引き起こすような使い方はしないなど、基本的な扱い方を理解することや、強い風が吹いて火の粉が舞うような可能性のあるようなケースでは焚き火台を使っていても、薪などを使った焚き火については控えるか十分な防火対策を行なった上でやるということでしょう。交通事故と同じく火事のニュースもこれから多くなってくると思いますが、くれぐれも小さな火でも甘く見ないようにお互いに気を付けたいものです。


山梨県富士五湖と和歌山県紀伊水道で連鎖的に地震が起きたことで改めて考えておきたいこと

この文章を書いている当日で、この内容をアップした前日の12月3日は、未明から各地で大き目の地震が相次ぎました。スマホの方に連続して地震速報が流れてくるので、テレビなどを付けなくても、朝からこれだけ頻繁に大きな地震が発生しているのには改めでびっくりです。ここで改めてその内容をまとめてみることにします。

・AM 2:18 山梨県東部富士五湖地方で最大震度4(マグニチュード4.1)
・AM 2:23 山梨県東部富士五湖地方で最大震度3(マグニチュード3.6)
・AM 6:37 山梨県東部富士五湖地方で最大震度5弱(マグニチュード4.9)
・AM 9:28 和歌山県で最大震度5弱(マグニチュード5.4)

私が見た発表によると、最後の和歌山県の地震は、紀伊水道が震源地であることから南海トラフと関係あるのでは? という風に素人は考えてしまうものの、今回起きた地震の震源が浅いのでそれとは関係ないという見解が出ています。また、山梨と和歌山の地震との相互関係はないという見解も出ています。

ちなみに、和歌山ではさらに前日の12月2日の夜11時過ぎに震度1(マグニチュード2.5)の地震も起こっていて、この小さな地震が大きな揺れの引き金になった可能性はあります。こうした流れを見ると、今後和歌山だけでなく山梨の方でもまだエネルギーの放出が終わったかを判断することは難しく、同じ地域で和歌山県で起こったくらいのマグニチュード5を超えるエネルギーが放出されると、揺れの大きさは6を超える可能性もあるので、やはり注意が必要でしょう。

私自身は常にこうして全国の地震の様子を見ているわけではないのですが、地震が多いとされる地域に住んでいるということもあり、毎週テレビでは地域で起こった地震情報がニュースで出たりしていた関係で、気象庁から発表のある地震情報についてはテレビで頻繁に地震速報のテロップが出るような場合には、夜寝る時には一応気にして自分の身の回りを再確認したり、持出用のグッズを確認するなどしています。

やはり、寝ている時に大きな地震が起きるのが一番怖いので、自分と家族が就寝している場所で寝ている時に倒れてきた家具に挟まって抜けられなくなることにならないように、寝る位置には気を遣っています。寝る位置についてはそう変わらないものの、長く生活している中で、周りにある物が増えたりするので、改めてそうしたものが落ちて来ないかどうかの確認は必要です。また、こうした事があると、停電が恐いので改めてモバイルバッテリーの充電をしたりバッテリーの残量を確認したり、電気・ガスが使えなくなった場合に備えてのアルコール燃料のチェック(カセットガスよりもアルコール燃料派なので)、水道が出なくなった場合に飲める飲料水の確認(日常的にスーパーの水をストックしながら使用しているので、空の容器が出来たらなるべく早めに汲みに行くようにしています)あたりの再確認をしっかりしようと思っています。

あと、部屋の中で大きな地震に遭遇すると、棚から色々なものが落ちる可能性があり、その中でも特にガラス器や陶器が落ちて割れた場合、そのまま部屋を移動しようとしただけで足や手を切るなどの怪我をする危険性があるので、ここ数日は枕元近辺に部屋履き(スリッパでも可)および軍手を用意して、何かあったらそれを履いたり付けたりした上で行動するように考えています。特に今回の地震で余震の恐れがある地方の方は、とりあえず今後一週間くらいは、寝る前に明かりと同時に履物・軍手の準備も忘れないようにしましょう。


新型コロナのオミクロン株の感染者がすでに発生済みの中でどう抑え込むのか

国としての感染症に対する政策というものは実に難しいものだと思います。感染者を抑えるためにはあらゆる方法を使って人流を抑える必要がありますが、ようやく経済活動も戻ってきた中でまたそんな事ができるかというと、なかなか難しいものがあるように思います。現在問題になっている18才未満の人に対する給付金についても、もし大きな感染の波が来た場合にはぶっ飛んでしまい、改めて他の給付金についても考えなくてはならない状況になることも考えられます。

そうならないように、今の感染者が少ない状態をキープしていくことが行政には求められ、私たちの側としても、今までと同じように感染しないための細やかな対策を引き続き行なっていくことは必要になってきます。その際、やはり考えていただきたいのは、過去に感染症対策についてうまく行かなかった点について、個人的にも社会的にもきちんと回避してよりよい対策を講じていけるかということです。

これを書いている状況では、ナミビアから来日した人が新しいオミクロン株の新型コロナに感染していることがわかったのですが、そもそも同じ飛行機に乗っていた人の動向は把握できているのかすら報道がない中、最悪の場合そのナミビアの人から空気感染した人がオミクロン株を日本国内で広げてしまう可能性があります。それだけでなく、そのナミビアの人は最初に発見されただけの人ですので、それ以前に発症はしていないもののオミクロン株に感染したまま日本国内に入ってしまった人がいる可能性も考えなければならないでしょう。

とりあえずは、今後症状が出て新型コロナに感染した人については詳しく調べてもらい、都道府県ごとにオミクロン株が全国に広がるか否かの情報提供をしていただく事は当然やってもらえると思いますが、過去の事を考えると居住地域で感染が発生しても、どこで発生したのかまでは報道されないことも多く、かなり広いエリアの中で疑心暗鬼になってしまうことがありました。私の住む静岡市で言うと、静岡市としての感染者が発表されるものの、地域的には葵区・駿河区・清水区という三つの区があり、特に清水区というのは旧清水市で、旧静岡市の2つの区とは生活のエリアが違うため、静岡市とひとくくりにされても困ってしまうのです。

また、もし東京や大阪などの大都市でまとまった数のオミクロン株感染者が出てきた場合、単に感染して症状が出た人だけでなく、感染しているもの症状が出ていない人についてもきちんと対処するようでないと、無症状の人から感染が広がってしまう可能性もあります。これは以前から言われていたことですが、以前には感染者が出た場合でも家族ですら感染の可能性を考えた上でのPCR検査は行なわれていませんでしたが、やはり勤務先、学校くらいの範囲では感染者が出たらもれなく行政の方で積極的に検査を行ない、できるだけその時の感染者の実数を計上することが大切ではないかと思います。

そういう事が行なわれず、以前のような絞った検査や、地域を絞らない感染者数の発表が続けて行なわれてしまうとしたら、個人的にはもはや旅行や会食は諦めて、自宅に引きこもっての生活に戻ることも致し方ないでしょう。まだ実際に感染者数が増えている状況ではありませんが、今後どのように過去にうまく行かなかった事を取り返すような対応を本当に期待したいです。