昨日は、伊豆諸島を中心にしてお昼前から津波注意報が出ていましたが、その時にはテレビが近くにあったのでニュースを注視していたところ、少しいつもと何かが違うことを感じました。今回の津波注意報は大きな揺れを注意報が出た地域では感じられなかったということで、テレビなどで注意報が出たことを知っている人は、外に出ている人に対して電話などで知らせて欲しいとアナウンサーは喋っていました。
津波のシステムは、大きな地震と関係がありますが、それともう一つの原因はどこが震源地かというところにも関係します。今回注意報が出た伊豆諸島では揺れはほとんど感じられなかったものの、マグニチュード6.6というかなり大きなエネルギーの放出によって、津波が襲ってくる可能性が出たことでの注意報なのですが、そうした理屈はともかく、海の近くにたまたまいた場合、津波にのまれてしまうこともあったかも知れないので、特に海沿いに近い地域で生活している場合は、実際に地震を感じなくても、こうした津波に関する情報についてはテレビ・ラジオがなくてもわかるようにはしておいた方が良いとしみじみ思いました。
今回は伊豆諸島だけの注意報でしたが、南米チリで大地震が起こった際には、日本の太平洋沿岸でも津波が観測され、多くの被害が発生しました。これについても、まさか日本で地震が起きたわけでもないのに、なぜ津波が来るのか? という疑問はあるかと思いますが、今では地震があればその場所と大きさはすぐに観測され、必要があれば津波についての情報は出てきます。大切なのはそうした情報を早く入手し、適切な対応を取ることではないかと思います。
実は今回、テレビの近くにはいたものの、注意報が出た時にはテレビは付いていませんでした。ではなぜ私が津波注意報が出たことを知ったのかと言うと、スマホに来たLINEの速報で注意報が出て、まずはスマホにメッセージが入ったのですが、自分のスマホと常時手首に付けているスマートバンドはBluetoothでつながっているので、一度スマートバンドが振動して、メッセージの内容が画面に出るようにセットしてあったからです。
電話の着信とLINE通知は手元でわかるようにしてあったのですが、今回はそのおかげで津波注意報が出ているのを知り、あわてて近くのテレビを付けてもらって状況を理解することができました。もちろん、津波警報などもっと危険な情報が出たら、スマホが音を消していても最大音量で鳴るようにはしているので、その時にはスマートバンドで通知しなくても状況はわかったと思います。ただ今回の注意報でも予報では1mの津波が来るかも知れないような情報も出ていましたし、スマホ自体からは音はしなくても、自分だけが気付き、必要があればスマホを取り出してすぐに情報の確認ができる、スマートバンド(スマートウォッチ)との連携機能というのは、いざという時には役立つのではないかと今回思いました。
ただ、単体でeSIMを登録可能で通話・通信も可能なものもあるスマートウォッチと違って、単体では通信機能のないスマートバンドの場合には、Bluetoothの届く範囲にスマホを常に置いておかないとこうした通知は入りませんので、その点だけは注意しましょう。ちょっと外出する時についスマホを持っていくのを忘れてしまうような方は、単体利用可能なセルラーモデルを選んで、さらに単体での利用可能環境を整えるようにしましょう。