紙の通帳の繰越とともに磁気不良で機械に通らない通帳の修復までできるATM

現在、新しく銀行口座を作る場合には紙の通帳を出さない形での口座開設が進められています。それで十分だと思う人もいると思いますが、紙の通帳がないと困るという人もいて、まだもう少し両者が混在する状況は続いていくでしょう。

かくいう私の使っている銀行口座も紙の通帳を繰り越していく形で運用しているのですが、スマホがあれば入出金明細や残高も見ることができるので、その場では問題なく使えています。ただ、紙の通帳があるので、定期的に記帳に行かないと溜まってしまうという事はあります。昨日は、私自身が良くやる失敗なのですが、通帳を磁気にさらしてしまったのか、ATMに入れたら読み取らない状況になってしまいました。

ATMは近くのショッピングセンターにあったいわゆる無人店舗にあり、銀行の支店のようにすぐに窓口に行って通帳を機械で読み取れるようにお願いすることもできません。これは仕方ないので近くの支店まで行こうかと思ったところ、何と最新(?)のATMにはユーザーが操作するだけで読み取りができない通帳の読み取りを復活させる機能が付いていて、これにはちょっとびっくりしました。

通帳を読まない場合は、今までは「お手数ですが備え付けの電話でお話し下さい、ないしはお近くの行員にお尋ね下さい」というような機械での修復を最初から諦めるようなメッセージが今まで出ていたのですが、今回の場合は違いました。画面に「磁気修復を行ないますか?」というメッセージが出てきたので、とりあえずそれを行なおうと操作したところ、通帳が排出された後、口座で利用しているキャッシュカードをATMに挿入することを求められました。

当然、口座の暗証番号を入力してシステムに入るわけですが、そこで、店番と口座番号の入力を促され、そこから具体的な操作に入ります。まずは、通帳のページに印字してある最後の記帳分が何番目の桁かを入力し、次に通帳に記載してある残高を入力させられます。恐らく、銀行のコンピューターに記録された情報と実際の数字を合わせて、現在印字されているところまでのデータを改めて通帳の磁気内に入力し直すような事になっているのでしょう。そうして、「正常に通帳が使えるようになりました」という表示とともに、通帳が排出されるのですが、その時点では最終の取引状況は印字されないので改めて通帳の記帳を行なう必要がありますので注意しましょう。私は通帳の修復が終わったので残りの記帳もできたと思い込み、ATMから離れてしまったのですが、改めてATM待つの行列に並び直す羽目になりました。

少々手間取るものの、基本的にはスマホを使えるくらいのスキルが有れば、無人のATMでも通帳の修復ができるというのは良いですね。こうした事は、完全に現金を使わない生活になればする必要はないのですが、直接銀行の支店に行かなくても出来ることが増えてくるのは有難いです。


カテゴリー: ノンジャンルコラム | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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