昨日、お正月の食生活の影響なのか、突然歯が欠けてしまいました。こうした場合、仕事や学校の関係なのですぐに歯医者に行けない状況である方も少なくないので、全ての場合に当てはまることではないと思うのですが、幸いにというか昨日はたまたま休みだったので、ダメ元で行き付けの歯医者さんに電話してみました。
その歯医者さんは、結構人気があって当日に連絡してもほぼ翌日以降の予約しか取れなかったのですが(もちろん直接出掛けることは予約制のため緊急時以外は遠慮)、その日は何とか夕方の最後の枠が空いていたそうで、無事に予約が取れ、その日のうちに応急措置をすることができました。今後、どれくらい治癒までに時間がかかるかはわかりませんが、普通に処置していただけばそれほど時間はかからずに済みそうです。
今回は歯の不調の話でしたが、自分の体とは言え突然何が起こるかわららないということは2024年になったばかりで本当にとんでもない地震が起こったことで、1日の夕方を境に、生活のベース自体が変わってしまった人を多く見ていて改めて思いました。地震から10日間が経過した今、普段通りの生活ができない事により、感染症対策や口内ケアの必要性について語られる中、避難生活をしながらいかに健康を守っていくかという事にも考えを巡らせ、日頃から次の瞬間何が起こっても良いように、今日できることは今日のうちにやる(特に自分の体について)という事を今年は考えながら生活していくべきではないか? と思っています。
全く健康に問題がない人はあまり考えないかも知れませんが、もし何かの拍子で体を痛めた場合、病院に行くのを躊躇しても、数日のうちに通院することができれば、通常の時期であれば体にも問題は生じないでしょう。しかし、先伸ばしをしたその翌日に大きな災害に見舞われてしまったとしたらどうでしょう。災害時には病院に行っても、シビアに症状で分けられてしまいます。地震の被害に遭った人がいるのでなかなか受診できないと思っているうちに、後々に大変な事になってしまうような事もあるような気がします。私の場合は特に、歯に不調が出て、そのままにしているうちに歯医者に行くどころではなくなってしまったら、これは単なる歯の不調だけでなく感染症にかかってしまう可能性も出てきます。それは実に恐ろしいと思ってすぐに歯医者さんに電話してしまいました。
その他、定期的にかかりつけ医に行って薬を定期的にもらっている方についても、あまり早くだとだめかも知れませんが、ギリギリで行くようにはしないで、ある程度日程に余裕を持って追加の薬をもらってくるようにするなど、薬が無くなって慌てることがないように、早めの行動が大事でしょう。ちなみに、今回出している問題提起とは違いますが、毎日飲んでいる薬がある方で、罹災中に薬が切れてしまった時に備えることも大事でしょう。お薬手帳の携帯が無理なら、処方されている薬の一覧があればそれか、スマホのカメラでその一覧や、薬そのものを写真に撮ってスマホ本体だけでなく、クラウド上に収めておけば、もし全く何も持たずに逃げることになっても、最悪避難所にあるインターネットに接続されたパソコン上からログインして自分や家族のお薬情報を見て、現地に救援に入っている医療スタッフに、いつも飲んでいる薬を正しく請求することができるようになります。
ただ、そうした用意が無い場合でも、かかりつけ医と連絡を取るなどして処方されていた薬のリストを取り寄せることは可能でしょう。その手間を掛けたくない場合には、説明したようなやり方で、事前に自分の方でちょっとした準備をすることが大切だと思います。
日頃の準備ということだけでなく、ちょっと無いと困るものを失くしたりとか、自分の体の事で不安があったら、時間を置かずにすぐ補充やその対策を行なうために動くことが大事だということです。今回の地震は他の地域に影響を及ぼすことは無いとは言われているものの、関連はなくても、いつでも起こる可能性があるのが災害だと思います。常に非常時の事を考えて暮らしていくというのもあまり良くないとは思いますが、災害への備えということよりも自分の前に起こったことで対処しなければという風に考えて、それを先伸ばしにするのか、それともすぐ解決するような方向で行動するのか、今だからこそじっくりと考えるのも良いと思います。