いざという時に浄水器を通して使える雨水を得るには居住環境の再点検が鍵になる

先日のブログで、自宅の環境(集合住宅で川からも遠い)中で、少なくともどんなものが入っているかわからないものではなく、濾過器に掛ければ飲料用となり得る水を得るためには「雨水」の活用が大事だと書かせていただきました。

昨日は日本列島で雨や雪になって、一時的に強く降ったことによって、自宅周辺でどのように雨水を得るかということについて考えながら色々と考えてみました。集合住宅の場合、ベランダがあればそこに雨を受けるものを置いて集めるということが考えられますが、自宅のベランダには天気が悪くても洗濯物を濡らさないように庇が出ていて、風の具合で正面から吹き込むようでないと、なかなか雨でベランダすら濡れないという住むには良い環境ではありますが、雨を集めるという点でいうと残念な仕様になってしまっています。もっとも、大きな器を多く並べて雨を受けるというのもなかなか大変なことなので、とりあえずはベランダから雨を集める事は、よほど外に出るのが難しい時だけにチャレンジするようにしました。

次に考えたのは、現在自分が車を停めている駐車場周辺の状態です。一応、今の駐車場には屋根が付いているのですがちょうど自分の車の置いてあるところで屋根が切れてしまっていて、雨の時の運転席からの乗り降りでは雨に濡れやすいというストレスがありました。しかし、改めて自分の駐車位置をよく見たら、ちょうど屋根の切れ目ということですぐ横に樋が伸びており、うまい具合にそこからかなりの雨水が出ているのを発見しました。

実際問題、大きな地震の際に屋根部分は無事なのかという問題もあるのですが、もし無事な場合は、車の中で待機しながら樋の下にバケツや水用のタンクを設置して待っていれば、それなりに雨水を集めることは難しくないことを発見したのです。実際問題、この雨は誰のものなのか? という問題もあるのですが、雨が降ってくる間ずっと落ちてくるわけなので、給水車がなかなか回って来ないような時には、とりあえず雨水を汲んで、その水を浄水器にかけて飲用水にすることはできそうです。

また、集合住宅に住んでいる他の人のために飲用でなく生活用水として水を分けるような事もできるのではないかと思っています。大き目のバケツに水が溜まったら、小さな子供でも持って上がれるように500mlの空ペットボトルに移してまとめて一階にカゴにでも入れて置いておけば、必要な分だけ持って行ってもらうことは可能です。駐車場の建物には反対側にも樋があるので、実際に大きな災害が起きた時にはそちらも使わせてもらって雨水を溜め、ペットボトル入りの生活用水を作りながら、全く水を飲んでいない住民の方がいたら、その人用に浄水器を通して飲めるようにした水を渡すこともできるのではないかと思います。

この辺は管理人の方との話し合いも必要になるかと思いますが、例えばペットボトルに付けて使える浄水器を複数用意してもらえれば、いざという時には自分だけでなく他の住人の方の水を用意することもできそうなので、もしマンションなどの共用部分から雨水が得られそうな場合には、そうした用意を個人でしておくと、自宅の分だけでなく他の人のためにもなると思いますので、皆さんのところでもまずは雨水を利用できる環境はないか、点検してみてはいかがでしょうか。


カテゴリー: 防災コラム | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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