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城めぐりの旅 その5 姫路城と大阪城の入場者の違い

 旅の2日目、何とか早起きすることができ、ホテルの朝食も開店早々からいただくことができました。団体客はまだ出てきておらず、城見物には大事な朝食をしっかり取ることができました。

 ホテルを7時半過ぎに出て、東海道本線を姫路へと向かうのにだいたい20分くらいで着いてしまいます。姫路城の開門は午前9時からですが、駅からお城がまっすぐに見えるくらい近いので、のんびり歩いていくことにしました。駅前通りはまだお店も開いていませんでしたが、その分まだ日陰も多く、アーケード商店街に行かなくても体力を使うことなく歩いて行ける感じです。歩いていくうちにどんどん城の姿が大きくなっていくというのは姫路ならではでしょうか。城内に入るとすでに観光客の方々はちらほら入ってきていました。

 ぶらぶら歩いていたのでお城の入口に着いたのは8時半くらいになってしまっていましたが、それより前に来た人も沢山いたようで、だいたい30分くらい開門を待つことになりました。この頃になるとだんだんと日差しが強くなっていて帽子がないときついレベルでした。

 そうして、ようやく開門になったのですが、順路としては最初に西の丸に行き、天主閣は後からというのがセオリーなのだそうですが、人が押しよせた場合は天主閣に入場できる人数を制限すると聞いていたので、まずは天主閣を目指します。熱中症にならないようにと、登城する途中のところでペットボトルの飲み物を売っています。夏の間は全く飲み物を持って来ない人が城内で倒れてしまう事例もあるそうなのですが、今回私は一応ホテルの冷蔵庫で冷やしてきた水を持ってきていたのでそこはスルーしたのですが、そこから天主閣まで至る道ははるかに想像を超えたものでした。

 何しろ昔の建物ですから、エスカレーターやエレベーターの設備はありません。大阪城は上りだけ途中まで登れるエレベーターはありましたが、さすがに世界遣産の中にエレベーターを付けられないということなのでしょうか(^^;)。そして、外敵を防ぐために階段は狭く急になっています。バックパックを背負っているとつっかえるところもあるぐらいで、階段を延々と登っていると自分の体力の無さをしみじみ感じてしまいました。

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 ただ、開門と同時に入場したせいか天主閣まではスムーズに進み、入場制限を掛けられることもありませんでした。一番上から見る姫路市街の景色は素晴らしく、この時だけは疲れを忘れることができました。

 帰りの道の中、すでに多くの人が天主閣に押しかけているのとすれ違いました。私が門を出た時には30分待ちという天主閣入場制限の看板が出ていました。これは、午後あたりからのんびり行こうと思ったらかなり暑い中待たされるなと思うと同時に、早めに出てきて正解だなとしみじみ思いました。

 そうして歩いていくうちに、用意していった水は底を尽き、行きにそのまま通り過ぎたペットボトルの販売所ではたまらず水とスポーツドリンクを買ってしまいました。人にもよりますが、天主閣にはトイレもないので、入る前にトイレを済ませて水の用意は十分にすることが楽しい姫路城観光には欠かせないものだと実感しました。

 その後、疲れた体にムチを打ちながら西の丸の方も見学し、一通り見学が終わりましたが、最初は城内にある動物園でも行こうかなと思っていましたがとてもそんな余裕は無くなっていました(^^;)。帰り道は屋根のあるアーケード商店街の方を通りましたが、この時点でまだ11時前だったので、疲れた体を癒やす水分と塩分補給のために喫茶店に入ったのですが、まだモーニングサービスを受けることができたのはラッキーでした。

 とにかく、駆け足で回っても一時間以上見学にはかかりますので、時間に余裕を持った計画および、特に夏に出掛ける場合は私のように開門と同時に入ろのがいいと思います。あと、私が開門と同時に入ったからかも知れませんが、回りにいた観光客の人は姫路城の場合はほとんと日本人だったのに対し、昼過ぎに入った大阪城の方は逆に海外からやってきた観光客の人数の方が格段に多かったということも印象に残りました。世界遣産を必要以上に有難がるというのが日本で暮らす人の特徴なのかも知れませんね。


城めぐりの旅 その4 ホテルのある相生と播州赤穂の町並み

 炎天下の中、歩き回ったことで体へのダメージを感じながらとりあえずは本日の宿のある相生まで移動となりました。私が乗り込んだ東海道本線の電車の中はかなり冷房が効いていて、これはこれで体が冷えすぎてしまうレベルでした。改めて汗が乾きやすい下着やタオルによる汗ふきの重要性を実感しました。ただ、電車の車両の中には弱冷房車というのもあるので、事前にわかっていれば弱めの冷房をしている車両に乗るべきだったかも知れません。

 とにかく体が疲れきっていたので、相生駅に着いて駅前すぐのところにあるホテルの立地は有難かったです(^^;)。ホテルに着いたのが午後6時くらいでしたが、同時に到着したらしいのがアジア系らしい団体客の人たちで、一瞬ここが日本なのかと思ってしまうほどでした。フロントで受付をしていると、そうした団体客を束ねる添乗員のような男の人が、フロントの方に文句を言っているのが耳に入りました。スマートフォンを利用するのに、ホテルが提供するWi-Fiがどうしてもつながらないというクレームらしいのですが、後で私のスマートフォンでパスワードを入れたところ問題なく繋がりました(^^;)。恐らくパスワードの細かい部分に違いがあったのだろうと思いますが、そこまでフロントレベルで説明するのは無理だったらしく、クレームを付けていた方も一時諦めたようでフロントを離れていきました。そのタイミングでフロントの方が教えてくれたのは、今の方々は翌日の朝食は8時からの予定なので、鉢合わせするのが嫌だったら、朝食開始の6時半から7時頃には下に降りて朝食を済ませた方がいいとのこと。そうした配慮に感謝しつつ、とりあえず部屋に入ります。

 このホテルはロビーだけでなく部屋でもWi-Fiが使えるようになっています。ただ気になったのはロビーでは強かった電波も、部屋の中ではかなり弱くなっているのです。さすがにこれだと海外客からはクレームが来るレベルかなとも思えます。ただ、個人的にはこうした状況を予測した上で出てきていましたので(^^;)、部屋内にあるLANケーブルを持ってきた小型のモバイルアクセスポイントに繋ぎ、部屋の中では問題なくインターネットが無線で使えるようになりました。今回メインで使おうと考えていたWindowsタブレットは電源と外部接続端子が一緒になったmicroUSB端子1つしかなく、充電しながら他の周辺機器を使うことができないので、簡単にケーブルレス環境が作れるグッズは本当に頼りになります。

 そうして落ち着いた上で夕食でも食べに行こうかと思ってホテル周辺を見たところ、居酒屋さんやコンビニはあるものの、食事処というのはあまりない感じだったので、今回は18きっぷで移動していることもあり、播州赤穂まで足を伸ばそうと電車移動をすることに。しかし案の上というか、駅から少し離れたところにイオンのショッピングモールがあるせいか、駅前のお店は相生よりも少しはましという感じでした(^^)。駅中の土産物店も閉まっていたのでお土産も諦め、駅ビルの中にある中華料理店で赤穂の塩を使ったという塩ラーメンをすすりながら餃子と生ビールをいただきました。食べ終わって外に出ると、駅から海の方を見ると花火が上がっているのが見えました。その日は赤穂の花火大会の日だったので駅前には人がいなかったのかも知れません。しばらく花火を見ながら時を過ごしましたが、相生や赤穂という場所は夏よりも冬に牡蠣を食べに行き、歴史的な街並みを巡るような形で計画を練った方がいいようですね(^^)。まあ今回の目的はお城を巡ることですし、その日は早々に相生に戻り、体の疲れを取るために早々にベッドに入りました。


城めぐりの旅 その3 大阪城までの道のりは今も大変だった

 大阪駅に午後1時半頃に着き、少々遅い昼食を取ってから向かったのが、環状線の大阪城公園駅でした。ここから天守閣まで歩こうというわけですが、当時の天候は晴れでこの夏一番ではないかと思われる程の暑さで、歩き始めた時点からへばり気味でした(^^;)。

 駅から進むと大阪城ホールがありますが、たまたま当日、Hey!Say!JUMPのコンサートが開催されるらしく、改札を出た所から余ったチケットを求めるチケットを買えなかったであろう女性達が大挙して待っていました。そこから進んでも進んでもコンサートの開門を待つ人の群れで溢れていました。8月の最初の土曜日というのは各地でコンサートが行なわれていたようで、今回静岡から朝電車に乗ったところでも、派手な刺繍のある特攻服を着た人が乗り込んできました。これは静岡のサッカーワールドカップ開催地であるエコパで行なわれた、ももいろクローバーZのコンサートへ行くために、朝の7時過ぎからテンションを上げて来ている男性中心の集団だとすぐにわかりました。男でも女でも、こうした人たちのエネルギーは本当にすごいと思いましたが、冷静に考えると、静岡からわざわざ普通列車を乗り継いで高台にある城を見に行くというのも相当いかれた行動ではないかと思えますし(^^;)、むしろ大好きな人を目の前で見るために出掛けるという行動の方がしごくまっとうで、適当に出掛けてわざわざ夏の暑い盛りに城へ登るなんてことの方が異常な行動なのかも知れませんね(^^;)。

 大阪城ホールを抜けるとようやくお堀端に出て、ようやく天主閣が見えます。橋を渡って中に入ってからが延々と登りになり、体力を徐々に奪っていきます。自宅から持ってきた水も飲み干してしまい、体中から汗をかきまくります。一応、日除けのための帽子は持ってきたのでかぶって向かいましたが、入場口のある広場に着いた時には本当にへろへろになってしまい、売店の脇にあったペットボトルの自動販売機に速攻で掛け込みました。当然ですが、水分補給してもすぐに汗となって出てしまう天候では水を切らさないことが重要です。ここでは自宅から持ってきたボトルにペットボトルの水を移し替えていよいよ大阪城の天主閣に向かいます。入口からしばらくはミストが設置されていて、中に入ると冷房も入っていたのでほっとしましたが、回りを見回すとお客さんのほとんどが海外からの観光客で、国内旅行で来ている人が少なかったのが印象的でした。天主閣は古くはないものの立派で、真下から見上げるとやはり迫力はすごいですね。

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 入口から途中までは昇り専用のエレベーターで行けるため、涼みながら列に並びましたが、これで多少体力を回復できました。ただ、エレベーターを降りてもまだ階段はあるので、お城特有の急な階段に難儀しながらも何とかたどり着きました。

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 今まで通ってきた大阪城ホールがかなり小さく見えましたが、またこの道を通って駅に戻らなければならないと思うと、大阪城へ行こうと軽く考えて結論を出してしまったことをちょっと後悔しました(^^;)。でもこんなことでもなければわざわざ天主閣まで上ることはないでしょうし、とにかく駅まで頑張って歩けば後は電車に乗って涼めると思って何とか気を入れ直し、上り下りのある道を戻りました。今考えるともっと別ののんびりとした大阪観光の方法もあったと思いますが、この後で行く姫路城は徳川秀忠の娘である千姫が大阪城から移り住んだ場所でもあるということで、時空を超えた旅としては一応ポイントは押さえられたのではないかと思います。ただ、私と同じように夏の暑い時期に大阪城を訪れようと思われる方は、日除けのための日傘や帽子と、十分な水力および塩分補給の用意をしてお出掛けされることをおすすめします。


城めぐりの旅 その2 出発時間から予定を決める

 今回の旅は題名こそ「城めぐりの旅」となっていますが、とりあえずは姫路城へ行くことは決まっていたものの後は全くのノープランでした。当日の朝も起きた時間に行くという感じで、夕方から夜に相生駅に着けば何でもいいという感じでした(^^;)。

 実際はそれほど早く起きれず、朝の6時半くらいに車で出掛け、駅から歩きで10分くらいの距離がある以前紹介した「スペースECO」という駐車場に入れました。この駐車場は1日1回いくらというパターンではなく、料金を先払いすれば2日とか3日とか連続して駐車し続けることができるのです。ちなみに料金はオープン記念の特価で一日500円ですが(静岡駅付近の駐車場の相場は安くても1日1,200円位)、先払いということの他にもトラップがあり、料金は全て100円か500円の小銭で用意しなければなりません。

 私はこの駐車場会社の無料会員になっているので、今回2日で1,000円払いましたが、駐車場利用にも使えるポイントが100円分付きました(^^)。まる48時間なので最悪翌日中に帰り着けなくても、月曜の早朝までに静岡駅にたどり着けばこの料金で済むということになります。これも計画を立てるにあたってはかなりいい加減な感じになります。

 そうして静岡駅に着いたのは朝の7時過ぎになっていました。ここから西へ向かうと、京都にお昼ぐらい、大阪には1時過ぎという感じになります。

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 電車を乗り継ぐ中、豊橋で有名駅弁の「稲荷寿司」を購入し、豊橋発の新快速の中で朝食としていただくことにしました。甘く煮た油揚げが私は美味しいと思うのですが、人によっては甘すぎると感じるかも知れません。乗り換えもスムーズで途中遅れもなく進んだので、どこかで降りて観光すると考えると、京都か大阪か神戸かという感じになると思いますが、実は京都は今シーズンもう一度行く予定があるので、今回のような全くノープランでなければ行けないだろうと思う所に行こうと思いました。姫路城へ行くなら、その前に外せないと思ったのは天守閣のある大阪城ではないかとそこで考えてしまったのです(^^;)。実際に夏の大阪城に行ったことのある方なら、それはやめた方がいいと言われるでしょうね。

 そういうわけで、いったん大阪駅で遅いお昼を食べてから環状線に乗り換え、大阪城へと向かったのですが、かなり大変な思いをすることになってしまいました。


城めぐりの旅 その1 宿泊場所の予約

 今回の旅は、日程から想定外のものとなりました。7月の連休が台風で出掛けられず、お盆も人が多いとなかなか出掛けられないなと思っていたところ、たまたま8月の始めに予定が空いたということで、思い切って出掛けることを思い付きました。
 
 交通手段は車でなく青春18きっぷを使っての電車です。行く場所はいろいろ考えた結果、今年改修したばかりの世界遣産、国宝の姫路城を中心に組みたてることにしました。普通列車での旅なので、欲張れば遠くまで行ける反面、単に電車に乗るだけの旅になってしまいかねないので、目的地の姫路周辺に宿を取り、朝の開門に合わせて混雑をさけて見学するように考えました。
 
 で、姫路で安いホテルを探したのですが、思い立ったのが7月の終わりだったということもあってか有名どころのホテルにはほとんど空きがないことがわかりました。まあ、世界遣産効果というのは大きいのか、海外から大挙しておし寄せる観光客が根こそぎ安いホテルを取りまくっているのかわかりませんが、自由に移動できる18きっぷ使用の旅であることから、周辺に安いホテルがあればいいやと思って姫路に泊まることは諦めました。
 
 その時に思い出したのが、数年前の正月明けに四国から神戸に行った際に途中下車した相生の駅前にあった東横インでした。まさに小さい駅のまん前という感じで、姫路までも15分程度で行くことができます。東横イン名物の朝食を食べてから出ても、十分に姫路城の開門に間に合う距離です。早速空室の確認をしたら、喫煙室は全て埋まっていたものの、禁煙室には数室の空き部屋があったのですぐに予約を完了させました。
 
 ホテルの予約さえできてしまえば、突発的なアクシデントがない限りは問題なく旅を楽しめます。後は天気の問題ですが、この時期は台風さえ来なければにわか雨や雷雨に気を付ければ良いので、きっぷを購入して旅の当日を迎えることになったわけです。
 
 ちなみに、宿にチェックインした際にはかなりの海外から来た旅行者でホテルはごったがえしていました(^^;)。うまく予約が取れたのは運が良かったのかも知れませんが、ホテル予約の際は目的地にこだわり過ぎることもないと改めて思った次第です。


気楽に旅に出るための心掛け

 日々の忙しさの中に余裕がなくなると、なかなか旅に出ることが難しいということがあると思います。人によっては完璧な計画を立ててしまうあまり、計画を立てた時点で行った気になってしまう人もいるでしょうし、旅行かばんに必要なものを詰めているうちに疲れてしまったりする事もあるかも知れません。

 実際、旅先で何が必要で何が必要でないかを考えた時、そう特別に必要なものはないのではないかと私は思うようになりました。ホテルに泊まるならアメニティは揃っていますので歯ブラシや髭剃りの類は持って行かなくても大丈夫でしょうし、どうしても着替えが必要な場合は現地で買えばいいと思えば、最初から重い荷物を詰め込んで出発しなくてもいいのではないかと思うのですね。

 それでも、雨具や下着類の替えは用意するとして、私の場合は全国どこへ行ってもブログ更新ができるようにするためのモバイル環境の持ち運びさえできれば、後はどうでもいいという感じです。そして、このモバイル環境については、日常の中で持ち運んでいるバックパックの中に入れているので、改まって追加するものといったら旅行用のデジカメくらいであとは適当に詰め込んで出発ということも可能です。

 私のように常日頃持ち運んでいるものをそのまま旅行にも持って行くということに抵抗があるという方は(^^;)、災害時の非常用持出袋を作るつもりで、その中にお財布など毎日持ち歩いているものを入れればすぐにでも出発できるセットを作っておけば、急に休みが取れて出掛けられるような場合、行動をすぐに起こすことができるのでおすすめです。宿泊や交通機関の予約が外出先からも確認できるようになると、更にフットワークが軽くなります。昔から旅の具多きは道の障りなりと言いますので、できるだけコンパクトに旅の道具をまとめてみるということは、ちょっとした休みを有効活用するためにもぜひやってみることをおすすめします。
 
 実はこの文章は旅先のホテルから書いています。ホテルのアメニティを頼ると、持って行くのもののほとんどがモバイル関連機器になってしまいました(^^;)。それでも十分旅は続けられています。旅の報告については後ほどまとめてする予定です。


2015年6月の観光イベント回り その2 かんてんぱぱ祭

 山梨県中央市の道の駅とよとみでの「スイートコーン収穫祭」は特別な用事がない限りは行くことにしているのですが、2015年は同じ日程で、長野県伊那市に本社のある伊那食品工業で毎年行なわれているイベント「かんてんぱぱ祭」が開かれているということで、そちらにも寄ってみました。

 会場のある「かんてんぱぱガーデン」は、工場直営の売店やお食事処などもあり、ゆっくりするには大変いいところなのですが、お祭りの日は全国から人が押し寄せるため、当日は近くの工場の敷地に車の多くは誘導されます。私の車もとりあえず会場内に入ったものの、空きが全くなかったので臨時駐車場に誘導されました。

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 臨時駐車場から会場までは無料のシャトルバスが用意されています。時間によってはかなり多くの人たちが並んでいて、なかなかシャトルバスが来ないと業を煮やして歩いて会場まで向かう人も多かったですが、どうせ会場内を歩き回るのにさらに歩くのも何だと思い、シャトルバスで会場へ向かいます。着いたのはお昼ぐらいということで、臨時駐車場にもものすごい数の車が停まっていて、かなりの行列になっていましたがシャトルバスがうまく回っていたせいかそれほど待ち時間もなく会場に向かえました。

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 イベントのエリアは道をまたいで2ヶ所あり、写真のように歩道橋により繋がっています。まずは本社のあるビルの方に向かうと、そこに無料の試食コーナーがあります。自社製品の寒天を使った「あんみつ」と「ところてん」を社員の方が振る舞ってくれます。どちらもそれ自体に味が付いていないので食べやすく、特にところてんは気に入ってしまったので、流し舟とところてんつきがセットになったものが売っていたので、自宅用に買ってしまいました(^^)。お祭りではこのように自社製品を購入してくれた人に対して、2,000円ごとにふくびき券がもらえて空くじなしの抽選ができます。外れでも一回につき100~300円くらいの景品がもらえるので、健康指向でカロリーオフされたドレッシングやおかしの素などをまとめ買いするにはいい機会だと思います。

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 その他、さまざまな屋台が出て、ちよっとした軽食が安い値段でいただけます。臨時駐車場からシャトルバスに乗る前に、屋台で使える100円分の金券をいただきました。同じ金券は1,000円で1,100円分のものが場内で販売されていましたが、家族でいろんなものを楽しむにはそれほどお金もかからないのでいいですね。私はやきとり3本を200円で買いましたが、他にもフランクフルトにからあげとやきそば、いか焼きやかき氷など、お祭りの屋台にあるようなものは一通り揃っています。

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 このお祭りを目的にし、家族で一日ゆっくりという方が多いのでここまでの混雑になるのだと思いますが、目的の寒天製品を購入した後は朝に買ったとうもろこしの鮮度の方が気になったので一通り見たぐらいで帰ってきてしまいました。お祭りの時にしかないいろんなものが見えて、大変興味深かったです。一年に一回しかお祭りはありませんが、普段でも十分楽しめる施設なので、興味のある方は旅の途中で立ち寄ってみることをおすすめします。


2015年6月の観光イベント回り その1 道の駅とよとみ スイートコーン収穫祭

 昨年はスケジュールが合わず断念してしまった山梨県中央市にある道の駅とよとみで一年に一回、この日だけ行なわれるスイートコーン収穫祭に今年は出掛けることができました。やっていることは同じですが、回を重ねるごとに微妙に状況は変わっている気もします。今回はそんな感想と合わせて報告させていただきたいと思います。

 一昨年は開始時間より早めの売り出しとなりましたが、今年は初めから開始時間を午前8時20分と早めに設定していました。この傾向は地元の人にはいいかも知れませんが、私のように朝早起きをして開始時間に間に合わせて出発するような場合には辛い状況です。ちなみに、私の所から会場までは車で約2時間かかるので、出発時間が朝の6時でも現地着が8時過ぎとなり、道の駅の中の駐車場には入れなかったものの、道を隔てた臨時駐車場には何とか入れられました。開始まで10分ちょっとしかなかったので、行列もかなりの長さになっていて、道の駅から道路に出て、楽に200人以上になっていました。開始直前にはさらに列が伸びましたが、今回は用意された本数がおよそ2万本あったということで多少の待ち時間はあっても購入には問題はなかったようですが、収穫高にはばらつきがあるため(一昨年は1万5千本だったため、早めに終了してしまいました)、提供される本数が少ない場合にどうなるかは不安が出ます。来年以降行かれる方は、事前にネットで開始時間と提供本数を確認し、提供本数が少ない場合はさらに早めに会場へ着く感じで出発するようにしたいものです。でも多くの人が同じことをすると、更に早く行かないといけなくなるわけで、イベントが有名になり人が集まることによる運営の難しさというのを実感するところです。

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 また、多くの人が集まることで変わってきたのが、当日のとうもろこし試食の内容でした。以前に紹介した一昨年のイベントでは、道の駅の中の配布所だけでなく、職員の方がかごを持って並んでいる列の後ろのところまで試食品を届けてくれたこともあったのですが、数に限りがあるものの中に多くの人が群がるため、試食は一人一回一個という風に職員の方がお願いしていました。ただ、同グループの人が複数回もらいに来てもわからないので、あくまでイベントに集まった方の良心に任されている部分があります。

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 試食のとうもろこしは本当に甘くておいしく、もう少しその場で食べたいと思う気持ちはわかりますが、道の駅の中では皮のまま蒸し焼きにした蒸しとうもろこしが一本400円で売られていました。今回のイベントで売られていた2Lサイズのとうもろこしは一本あたり200円でしたのでそれほど高くなく最高の味が楽しめますので、後から来る人の事も考えて欲しいと思いますね。

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 今年のイベントではとうもろこし関連の品が道の駅の中で売られていました。事前にホームページや地元紙の情報で出ていたのがとうもろこしを使った特製の「もろこしづくし弁当」でした。開場から時間をかけて何とか自分の分のとうもろこしを購入し、その後道の駅の建物の中に入ったのでまずこの弁当は売り切れていると思っていたのですが、何とまだ十分にあったのでその日の遅い朝食用にと購入しました。550円と安いのも嬉しかったですし、ところどころに入っているとうもろこしを見付けるのも楽しく、こちらの方もいい買い物が出来たという感じがしました。このお弁当は期間限定の販売だそうですが、グループで来ている方は、このようなとうもろこしを使った独自のメニューを探してみるのも楽しいと思います。


ぎりぎり日帰りの旅(9)今回の旅のまとめ

 今回の旅は、朝6時過ぎに自宅を出て、次の日にかかってしまいましたが、翌日の午前0時半頃に着いたということでぎりぎり日帰りの旅とさせていただきました。かなり長距離の旅の中で、いろんなところを回ってこられたのは、5月3日という日の割には、ゴールデンウィークの混雑にまともに当たらなかったからと言えるかも知れません。もし途中のルートで事故渋滞がなかなか解消しないようなことが起こったら、とてもここまでの内容の旅は出来なかったことでしょう。

 一応旅の出発前に思い描いていたことは全てできてしまったのですが、逆に言うと、ハプニング的に何か新しい面白いことにはそれほど遭遇できなかった旅でもありました。まあ、悪いハプニングで疲れるだけということも起こり得ますので、これはこれでいいのかも知れませんが、ある程度余裕を持って行くことは特にゴールデンウィークの旅では大事ですね。もし予定通りに進まないで遅れた場合でも、適当なところで車中泊をして悠々と翌日に帰ってくればいいわけですし、今回の帰りでは真っ暗で何も見えなかったとこで観光しながら帰ってくれば、さらにいろんなところを回れたということもあります。そういう意味ではもう少しのんびりしても良かったかなとも思ったりします。

 今回は高速道路よりも一般道を走っている時間の方が多かったかわりに交通費は安くできました。ただそれは、現状での道路の整備状況が全ての行程を高速道路でカバーできないからという事の裏返しでもあります。今回のルートで一般道走行となった所が将来繋がり、静岡の太平洋側から日本海側まで高速を降りずに行けるようになったら、それはそれで便利でいいですが、やはり通行料の高さが旅立つにあたってのネックになるでしょう。一人で出掛ける場合はなおさらで、長期休みのない一般の土日だけではなかなか今回走ったような広範囲は回れないと正直思います。

 ちなみに今年のゴールデンウィークのレジャーの傾向として、お金のある人とそうでない人との格差が話題になったように思います。全国でも有数の大規模な高速道路上にある休憩施設、刈谷ハイウェイオアシスでは、近場からお弁当を持ってやってきた人がかなりの割合に上がったとか。全国各地の観光地の方々は、いかに外からの観光客を呼び寄せるか考えていらっしゃると思いますが、件の世界遺産に推薦された様々な施設の中で、静岡県の韮山反射炉に特に人が集まったというのは、首都圏から近かったからという理由も大きいでしょう。今年の7月に推薦を受けた施設が世界遺産になったとしても、全ての施設に富岡製糸場のように人が集まるかというのは疑問です。もちろん、高速道路会社も収益を上げなければなりませんので単に安くしろという主張はどうかとは思いますが、今後高速道路の通行料が徐々に上がっていくなら、一般的な車で行く旅行では近場中心という傾向に更に拍車がかかってくるのではないかと思います。あくまで安く遠くに行きたいと思っている方は、やはり車中泊をからめて必要以上に高速を使わずに行くのがいいでしょう。その際気を付けてほしいのは、少なくとも車中泊する際は、十分に体を伸ばして寝られるようなポジションを確保できる環境を作ってほしいということです。単にシートを倒して仮眠を取るような車中泊をしている人は今回の旅でも多く見受けられましたが、短期なら勢いで走ってしまうかもしれないものの、血栓ができてしまう可能性も0ではありません。無理せず車中泊できる空間を作れるかどうかが長期休暇に遠くまで行けるかどうかの鍵になるでしょう。改めて車内環境の整備が今後の課題になるように思った今回の旅でした。


ぎりぎり日帰りの旅(7)パスタの町「高崎」のパスタの特徴とは?

 帰りの行程を決めるにあたり、関越道の小出インターからとりあえず前橋インターまで高速道を使うことにしました。それは、そこからのルートは下道を通っても、前橋から高崎を経由して富岡に至り、長野県の佐久市から清里方面に出てそこから韮崎市に下りるのが静岡方面への最短ルートであるとともに、サービスエリア以外の場所で夕食をちょうどいい時間に高崎で食べられるからでした。高崎で夕食ということになると、やはりパスタの町として最近売り出していることから、パスタといきたいところです。

 高崎でパスタというと、まず有名なお店というのは、「シャンゴ」というイタリアンレストランチェーンです。先日テレビで高崎のパスタを紹介していた際にもこのお店が出てきましたが、お店の看板メニューで、ミートソースの上にトンカツが乗った「シャンゴ風スパゲッティ」はさすがに栃尾の油揚げを食べたばかりの胃にはきついですし、帰りのルートからもちょっと離れてしまいます。関越自動車道を前橋インターで降りると国道17号線を高崎方面に向かえますが、高崎市に入ったところで富岡方面に繋がる環状線があります。今回夕食の目的地にしたのは、この環状線を入ってしばらく進んだところにあるお店で、こちらも高崎のパスタのお店としては古くからある「ボンジョルノ本店」です。詳しくはネット検索をすればお店の住所や電話番号はすぐに出てきますので、カーナビに登録して向かうのがいいでしょう。かなり効率よく行けますので、関東から富岡製糸場に行く際にもおすすめな立地ではあります。

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 高崎のパスタはその価格の割には量がすごいのが特徴です。どれを頼んでも同じくらいの量だと思いますが、写真の青ジソとツナが具のトマトソース仕立て「トンノトマトスパゲッティ」は大人でも少食の方はとても食べ切れない量で単品690円(税抜)でした。このお店はほとんどの単品パスタがこのくらいの値段です。こちらの品はソースがドロっとしてお腹にたまりやすいのが個人的な好みですが、トマト味のスープパスタがお好みなら、イカとあさりの具でスープ仕立ての「マーレトマトスパゲッティ」もおすすめです(^^)。他にもおすすめはありますが、さすがにこれ一品でお腹はいっぱいになってしまいました。ピザやリゾットも食べたかったのですが、それは次回のお楽しみにしましょう。

 本格バスタを出すからなのか、注文してからしばし待たされたことは帰りの時間を考えるとやきもきしましたが、帰りはそう急ぐ旅でもありません。ぼちぼち進めばいいやと思い改めて自宅まで全て一般道で行くと到着時間がどうなるか調べたところ、カーナビがはじき出した到着時間は全て下道だと深夜の2時半でした(^^;)。まあこの通りになっても途中で仮眠を取ればいいと思いつつ、少々満腹な体を起こしながら再スタートとなったのでした。