日本通信「合理的みんなのプラン」が料金変わらず内容充実で初スマホのキラープランに

現在、今まで大手キャリアで契約していた方が、安い通信会社に変えたいと言ってきた場合の選択はなかなか難しいものがあると思います。昔からあるのが千円弱で月3GB前後の高速容量を利用できるプランが安いとされてきましたが、初心者であればあるほど様々なコンテンツを見たり、長電話をしてしまったりして、月千円前後だと思っていた通信料金が高くなってしまうような事もそうしたプランには起こり得るので、あくまで自分の使い方を自分で熟知し、自分で利用をセーブできるような人でないと格安プランとして機能しないという事があります。

povoのようなオールトッピングのプランにしても、足りなければ追加するということに慣れてしまうと、特にデータ通信は青天井になりがちですから、最初から月3千円くらい払って15~20GB高速通信が使えて、通話も5分定額が付いているようなプラン(オプションで最初から付けるのもあり)の、サブブランドが提供するプランの方が毎月の料金を一定化できるので良いのではないかという考えもあります。

しかし、昔ならそれでも安いと感じられたものの、今までガラケーの安いプランに慣れていた人がスマホに変えて使うようなケースだと、その3千円というのも以前支払っていた金額より高くなってしまうケースも出てくるかも知れません。ただ、だからといってスマホにしないでガラホ(Androidなど搭載されたフィーチャーフォンタイプの携帯電話)にしたところで、現在の様々な電子マネーの利用や、マイナンバーカードに紐づけるようなサービスの利用を考えると、やはりスマホを使っていた方が生活の便利度は違ってくるので、何とかガラケーからスマホにしても今までと料金を同じくらいで安定させながらそれなりに使えるプランというものを考えるべきなのではないでしょうか。

前々から、通話も通信もそこそこ使う人にとっては良いプランだと思っていたのが、日本通信の「合理的みんなのプラン」(月額1,390円)です。回線はdocomoで、通話は月70分までは追加料金なし(70分を超えても専用アプリなしの発信で30秒11円と大手キャリアの半額)、高速通信は月6GBまで(繰り越し分なしの翌月リセット)、高速通信を使い切った場合の容量追加は1GBごと275円になっています。

実はこのプランが、2023年4月28日から料金は変わらないものの、さらに条件が良くなるので、差し当たってのガラケーからスマホに乗り換える場合のキラープランとしてますます存在感が出てくるように思えます。今回はその内容について紹介します。

まず、通話については今までは月の合計70分までの一択だったのが、「5分以内定額」のプランを選ぶことができるようになりました。相変わらず0570から始まる電話番号への通話は定額にはならないものの、スマホのアプリを利用し、こちらから掛ける電話を5分に達する前に強制切断させることも可能ですので、切れたら改めて掛けることを実践でき、さらにほとんどの電話が5分以内で終了しているなら、月70分にこだわらなくても良いかなという気もします。逆にほとんど電話はしないものの、親しい親族や友人と5分以上の通話を何回も月にする場合は月70分まで利用可能な今までの通話オプションを選ぶのがいいでしょう。

さらに通話については、今まで付けられなかった24時間定額も付けられるようになりました(オプション料金1,600円でその場合の合計は2,990円となります)。オプションを付けない状態の追加通話料金が1,600円を超えるような使い方をしている方は、早めに付けた方が良いですが、使い方をセーブしたり5分強制切断できるアプリを使ったりすれば、日常生活の中ではオプションを付けなくても十分ではないかと個人的には思います。

また、月間利用できる高速データ通信も今までの6GBから10GBに増量されました。これも使ってみなければわからないものの、どうしても10GBを超えて高速通信をしたいという場合のデータ追加料も値下がりしています。1GBあたり275円が220円に下がったので、これはどうしても高速を使いたい場合に使うような、あくまで緊急用として考えておけば良いと思います。普通の場合であれば、最初面白がって動画を見まくっていれば当然10GBもあっという間に使ってしまうかも知れませんが、段々慣れてきて自分の使い方がわかってくれば、10GBあればまず満足される方が多いのではないでしょうか。

さらに、このプランの良い点というのは、いわゆる「合理的」と付いたプラン同士、月ごとの乗り換えが可能になっている点です。具体的にはシンプル290プラン・みんなのプラン・20GBプラン・かけほプランは相互に行き来可能ということです。特に「シンプル290プラン」に乗り換え可能なので、最初は通話もデータ通信も使っていたものの、ほとんど通話もデータ通信もしないような状況になったら、月額290円の高速データ1GB、無料通話オプションなしの「シンプル290プラン」に変えることも可能です。

電子マネー決済時のみデータを使うなら「シンプル290プラン」で大丈夫ですし、通話をちょくちょくしても、目安的に通話料・データ増量の合計が千円を超えることがないなら、月290円のプランに後で変更するかも知れないと思いつつ「合理的みんなのプラン」を使ってスマホデビューしてみるのがおすすめかと思いますし、今月末からはさらに条件が良くなります。加入時のみ新規手数料がかかりますが、今回日本通信が「合理的みんなのプラン」の内容を充実させたことで、mineoの格安プランよりもつぶしが効くプランに「シンプル290プラン」がなったような気もしています。すでにdocomoのスマホを持っている方は検討する価値はあるのではないかと思います。


カテゴリー: 通信サービス全般ニュース | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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