冬の緊急用食料の準備は定期的に少しずつ行ない単体で食べられるカップ麺は便利

テレビのニュースではここ数日、日本にかなり強い寒波が襲い、最悪の場合車の立ち往生や停電が起こることが心配されています。比較的寒波に対しての影響が少ないのではと思われる私の住んでいる地域でも、水道管の凍結に備えるための方法などをニュースが伝え、台風の襲来時までとは言わないものの、かなり緊張感を視聴者に持たせるような報道が目に付きます。

果たしてここ数日でどのような影響が出るのかはわからないものの、あまり性急に危機感を煽られてしまうと、スーパーから生活必需品が無くなったりすることも考えられますので、今後の事を考える中で日々の生活の中で天候の急変に対応できるようなやり方について考えておいた方が良いような気がします。

やはり、普通に考えると当り前のように使っているライフラインが使えなくなった場合に困ることは確かなので、その対策について考えておく必要がありそうです。今回の寒波については、空気も乾燥しているので停電で明かりが必要になった場合、できればLEDランタンが使えるように準備しておいた方が良いでしょう。常に火を使った明かり(ロウソクやオイルランタンなど)を利用している方であれば、それが原因で火事を起こさないような準備ができるだろうとは思いますが、慣れない人が火を使い、その使い方を誤ったり火の付いたものを倒してしまったりして火事になるような事が心配される場合には、暖房には安全装置のしっかりとした石油ストーブを使うようにしたいものです。

石油ストーブがあれば、時間はかかるものの、天板の上にヤカンを乗せるなどすればお湯をわかす事ができます。その際、できれば貴重なお湯について、沸騰したお湯をストーブに乗せたままにせず、真空断熱ボトルに入れることで電気を使わずに常に利用できるように準備しておくと便利です。我が家では、日常的に1L以上の真空断熱ボトルを常に複数用意しておいて、朝沸かしたお湯を昼に使いつつ、容器が空になったらまた沸かすというようなことを繰り返すことで、手間と燃料の節約を行なっています。冬の時期はお湯には色々な使い方があります。食事やお茶のために使うことの他に、湯たんぽ用のお湯があれば、暖房を付ける時間を短くして暖かく寝ることも可能です。また、翌日の洗面用に湯たんぽのお湯の残りを使うことで、新たに湯沸かしをする必要もなくなるでしょう。

お店に行くと真空断熱のポットもありますが、同じ容量であればカップ付きの水筒タイプのものの方が保温性能は良いので、そうしたものの中から備えておくことが良いでしょう。個人的なおすすめは、ニトリの超保温ボトル「N-HEATEX 900mL」です。価格は四千円弱ですが朝沸騰したお湯を入れておけば、夕方でも熱々のお湯をキープできるだけの性能を持っています。

そうして、明かりと暖房、お湯を停電時でもキープすることができれば、お湯だけで食べられる食材についても考えておけば良いのではと思います。基本的にはお湯を注ぐだけで食べられるもの、さらに言うと食べた後の食器洗いについても水道が凍結していたりするとなかなかできない場合もあるので、スーパーで安く販売された時にカップに入った麺類や最近ではご飯物(カレーメシのようなもの)を一気に買うのではなく、普段より安く売っている時に買い溜めておくようにすると、もし停電が一日ないし数日で復旧するぐらいであれば、何とかその間を逃れることができます。

アウトドアでの調理を日常的に行なっている方であれば、例えば固型燃料やアルコール燃料を使っての炊飯も簡単にできますが、これも慣れないとうまく炊けないばかりか、火器を倒して火事の危険性があります。ですから基本的には停電時でもお湯を沸かせるようにして、そのお湯は長くキープできるようなボトルを揃え、そのお湯を使って温かい食事ができるようにある程度のストックを日常的に行なっておくことが大切ではないかと思います。今後の天候の状況によって、日本のどこで大きな影響が出るかわからない状態ですので、安全に注意しながらもしもの時に備えましょう。

カテゴリー: 防災コラム | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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