ソフトバンクモバイルの「データ通信専用3GBプラン」の詳細とSIMの組み合わせ(1)

データ通信のみを利用するようなモバイル回線は、普通は大手キャリアで契約すると言うよりも、MVNOで契約する方が一般的になっています。最近ではデータ通信だけの契約でも、電話番号を持ち音声通話もできる回線の基本料金の方が安くなっている逆転現象が起こっているところもありますし、それならあえてデータ通信専用の回線を使わなくても良いのではないかと思うところもありますが、今回紹介する大手キャリアの一つ、ソフトバンクモバイルが取り扱っているデータ通信専用の回線は、使いようによっては面白いプランではないかと思い、今回自分で申し込んでしまいました。そんなわけで、契約に至った敬意及び、その魅力について2回に分けて紹介してみようと思います。

現状で私はスマホを複数台持ちをしているのですが、基本的に電話を受けたり電子マネーの支払いをしたり、SNSでの連絡を取ったりするメインスマホには現在2枚のSIMカードを入れています。というのも、音声通話に使うSIMとデータ通信用に使うSIMを分けることで、2回線のメリットとディメリットをうまく融合することができるからです。

私の場合は通話用のSIMとしてOCNモバイルONEの500MBプラン(税込550円)を入れているのですが、この回線は通話専用に使うには、そこそこメリットが有るプランなのです。月額が安いのに、自動的につながる「OCNでんわ(30秒11円)」の通話料が毎月220円分までは基本料金のみで使えたり、国内へのSMS送信が月5回まで無料で使えるのです。しかし、データ用としても主回線として使うのは多少無理があります。

動画や音楽、ラジオなどを流し続けるような使い方はしないものの、アプリを動かしたりSNSを見たり、ウェブから情報を得たりするには、やはり月500MBでは足りないというのが正直なところです。そこで、現在使っているのは月3GBまで高速で使えるLINEMOのミニプランなのですが、このプランは高速と低速の切り替えはできず、3GB使い切ったら低速制限されます。ちなみに、2022年4月については一昨日の21日までで(月の約3分の2)、使用量が1.17GBでまだ1.83GB私の使い方では残っているので、3GBあれば余裕を持って使えるということになるでしょうか。

LINEMOの場合は、LINEに使う分のデータはカウントされず、低速制限される際のスピードは大手キャリアの最大128kbpsや、他のMVNOの最大200kbpsより少し早い最大300kbpsで、低画質のYou Tubeなら何とか見られるくらいのスピードなのですが、このように高速データを使い切らないぐらい、ある程度余裕を持って高速通信を利用できるような使い方をしているので、私の使い方ではそこまでLINEMOにこだわらなくても良いということがわかってきました。そこに登場してきたのが大手キャリアの一つであるソフトバンクモバイルが提供する「データ通信専用3GBプラン」だったのです。

このプランはLINEMOと比べるとその名の通り音声通話はできないデータ専用月3GBまで高速通信が利用できるプランになります(SMS送受信は可能)。SIMカードのみの契約は可能で、初期登録手数料は0円、通常は月額税込1,408円なのですが、現在キャンペーン中で、契約翌月から5年間は月額税込990円とLINEMOのミニプランと同額で使え、さらに契約翌月から3ヶ月は基本料金が無料で利用できるようになっています。

ただし、ソフトバンクの方では「タブレット(iPadおよびAndroid)」「パソコン」に限って使えるとしており、iPhone用の接続のためのプロファイルの提供はされていません。ネットを見るとiPhone用のプロファイルを入手する方法というようなページもありますが、iPhoneの利用については保証外利用になってしまうので注意が必要です。私の場合は申込時にAndroidタブレット用のSIMということで申し込んだのですが、できれば今メインで使っているAndroidスマートフォンで使おうと思っているのですが、Androidの場合は手動でAPNを入力することで接続できるので(スマホもタブレットも同じ手順を使います)、何とか大丈夫ではないかなと楽観しています。ただもし今のメインスマホで使えない場合でも、早期解約をしても解約料がかからないというのもMVNOやサブブランドと同じようになっているので、「SIMカードのみ」「タブレット使用」ということで申し込みました。

基本的には今までと変わることはあるものの、元々LINEMOのSIMでは音声通話は全く使っていませんでしたし、データ使用量も3GB未満で済むような使い方をしているので、費用的には全く変わらない事になります。ただ、それならLINEMOのままでも良かったのでは? 高速通信を使い切った場合の低速が300kbpsの方がソフトバンク回線の最大128kbpsと比べても応用範囲が広いのでは? と思われる方もいるかも知れませんが、実は「データ通信専用3GBプラン」にはそれだけではないメリットが有るのです。ただそれを説明するとかなり長くなってしまうと思うので、その内容については次回紹介します。


カテゴリー: モバイル活用ガイド | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

スポンサーリンク

コメントを残す