満を持して出現したmineoの「パケット放題 Plus」は格安SIMマニアを虜にするか

更新月の来たドコモの通話専用回線をUQモバイルに乗り換えてからおよそ2ヶ月経過したのですが、その時にキャンペーンが実施されていたキャッシュバックの案内がついにやってきました。案内はメールで来て、指示されたリンクに必要事項を記入し、キャッシュバックを直接コンビニのローソン(ロッピー経由でレジで受け取り)に行くか、指定口座に直接振り込むかの選択があります。

私はこんな時期でもあるので口座振込を選び、無事完了しました。さらにびっくりしたことに、手続きを午前中に行なったところ、もう午後には口座に振り込まれていました。現在もUQでは、ウェブからの申し込みでこのキャンペーンを使うと、au系回線でない回線からでくりこしプランM/Lの契約では最大の10,000円がキャッシュバックされます。ただ、私の場合でもキャッシュバックを選ぶか、それとも最大キャッシュバック料金以上にうまみのある新規端末の購入補助にするか正直迷いました。

ちなみに当時はいわゆるスマホの予備機がなかったので、UQで安く他の会社で使えるスマホが買えるなら、予備機を購入する資金の足しにしようという考えもあったのですが、たまたま5G移行時期でなかなか5G対応機がなかったこともあり、今後の状況の中での端末代の足しにと考えてキャッシュバックを選んだのですが、正直キャッシュバックを受けたのは正解だったのではないかと思えます。

なぜかと言うと、当時はeSIMと通常SIMの同時使いのできる第二世代のiPhoneSEを持つのもいいかなと思っていたのですが、先日楽天モバイルからアップルから圧力がかかったとしか思えない楽天モバイルの根幹アプリ「Rakuten link」への楽天以外の通信会社からの直接着信(SMS含む)および、SMSの非iPhoneユーザー・非Rakuten linkユーザーへの送信が有料になるというAndroidスマホとのかなりの使い勝手の悪さがともなう改変が発表されました。そうなると、今後楽天モバイルを選ぶ際のメリットの一つをスマホをiPhoneにすることで手放してしまうことにもなるので、今になってみると安易にiPhoneを選ばなくて良かったと思います(当然ですが、この辺の考えには個人差があり、たまたま私の場合にiPhoneが合わないということで、iPhone自体は魅力的な端末であることには変わりありません)。

たった2ヶ月でこんな状況なので、まだまだ状況によって自分の選択を後悔する事もあるかも知れません。今後のスマホの買い替えについて色々なニュースサイトを調べているのですが、先日oppoから発表になった「Reno5 A」が魅力的ではあるのですが、このスマホはeSIMが使えるものの物理的SIMとの同時使用はできないとの情報も入ってきているので、複数回線はメモリカードを断念して使うことになるのはちょっと躊躇するところですね。

また、新たな流れとしてMVNOとしてはかなり頑張っている印象のあるmineoが2021年6月1日からオプションの「パケット放題 Plus」を発表し、今まで最低速度の200kbpsが500kbpsに上がるオプション料金の税込月額385円そのままで、最低速度をahamoなどの最低速度より早い1.5Mbpsまで引き上げる(高速クーポン10GB以上のプランではオプション料無料)ことがわかりました。ただし混雑回避のための速度制限(3日間で10GB以上利用時最大200kbps)があるので、自宅の回線代わりに使ったり、だらだらと外でも動画を見まくるような使い方には合わないと思います。それでも、毎日のお昼のデータ通信を控えることを宣言することで、夜間のデータ通信が高速で利用できる「ゆずるね。」サービスもあるので、工夫次第では相当使えるのではないかと思います。

このプランは、データ通信専用プランでも使えるので、月1GBが月額税込880円なので、ついに最安で1,265円+ユニバーサルサービス料で、スペック通りにスピードが出るなら、外でスマホを使う分にはその接続スピードにはそこまで不自由しないくらいのプランということになります。これでは、私としてはわざわざmineoからUQモバイルに乗り換えたことが意味がないような気もするのですが、昼間を中心にした通信の安定性はUQにはありますし、低速時(といっても1Mbps)の通信制限についてはほぼないと言って良いでしょう。さらにUQは低速でのバースト機能がすごいので、体感的には1Mbpsよりもかなり速く、au回線を使うものとしては他のMVNOでは太刀打ちできないほどコスパが良いので、これはこれで十分安いと言えます。

ただ個人的には実際にmineoの本気度が気になるので、mineoのデータプランをドコモ回線(3Gでの利用は不可だそう)で改めて契約し、UQモバイルの方はプランをくりこしプランSにダウングレードすれば、現状とほとんど同じくらいのコストで一回線増やすのも有りなのではないかとも思えてきました。

SIMは今のスマホにはmicroSDカードを諦めれば2枚同時使用が可なので、データをmineoにして電話をUQにすれば普通に通話もSMSも利用可能です。また、mineoのSIMをタブレットに入れて大きな画面での動画を見るために使うというのも有りでしょう。radikoや音声系アプリはUQのくりこしプランSに設定される低速300kbpsで使い放題の運用でも問題ないですし、普通にデータ通信は最大6GBまで貯めることができますので、解約するよりも同じ価格で2回線にした方が色々便利ではないかと思います。例えば、車の中で使う場合、データ通信用にメインスマホを使っている関係で、カーナビやカーステレオ代わりにメインスマホを酷使したくないという考えもありまして、その点でも回線増でハードも増やしてタブレット利用というのは今後のお出掛けを考えても魅力的ですね。

とりあえずは、3日で10GBという通信制限をどう捉えるか(特に旅行中の場合はいったん制限されると厄介です)という問題もあります。どちらにしてもこれから改めてmineoの契約を6月に入ってから申し込む方向で考えているので、9月まで3ヶ月あるオプション料金0円期間のうちに、どんな感じなのかということまでをこのブログで紹介できるように自分なりの使い方について考えてみたいと思っています。


カテゴリー: 通信サービス全般ニュース | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

スポンサーリンク

満を持して出現したmineoの「パケット放題 Plus」は格安SIMマニアを虜にするか」への2件のフィードバック

  1. ケータイオタク

    1.5Mbpsと言えば初期のADSLの速度ではなかったでしょうか。当時はそれでも早いと感動したものですが、最近はWebの重量化も進んだのでどうなのか。
    Amazonで70円のエントリーパックを手に入れて6月になったら申し込むつもりです。
    楽天モバイルの低速モード1Mbpsと比べてどうかです。
    ネットの快適さは単なる表示上の速度だけでなくバックボーンの充実さも大きく影響すると思います。その点自社エリア拡大で無理している楽天モバイルよりはmineoの方が余裕があるんでは。MVNOとしての評価は参考になると思っています。
    イオンモバイルも使っているのでしばらく並行しようと思っています。デュアルSIMのhauweiP30LiteにイオンとmineoのSIMを同時装着してテザリングで切りかえて使う予定です。
    無知と無関心なユーザーからキャリアはぼったくりですが、工夫次第で安く利用出来る面白い時代になっていますね。

  2. てら 投稿作成者

    ケータイオタクさん コメントありがとうございます。

    今回の発表は、少し前から考えると3日で10GBの制限はあるものの、相当の価格で出してきたと思うので、もっと注目されてもよいと思うのですが、相変わらずテレビはドコモなどの大スポンサーに配慮しているのか、コロナ関連で所得の減った人にとっては渡りに船のプランを紹介しないというのは残念です。

    他社との併用なら、mineoでは平日の昼間は使用を封印して「ゆずるね。」宣言を繰り返していくと、夜間フリーや24時間フリーチケットを獲得できたりしますので、今後への期待という点ではかなり高いです。私自身も1日付で新たにデータSIMを契約してその実力を試してみたいと思っています。

コメントを残す