月別アーカイブ: 2021年2月

モバイルルーターで利用する楽天回線とauのパートナー回線 どちらを受信しているかを把握するためには

Rakuten UN-LIMITの回線を使って自宅の固定回線代わりにするミッションは着々と進んでいるものの、急にインターネットのスピードが落ち、テレビの大画面で見ていた動画が止まってなかなか復旧しないという事も結構あります。

それでも何とか工夫して、楽天回線を自宅回線として使うために、現在使っているモバイルルーター(NEC MR04LN)を国際ローミングモードにして、起動したら楽天が使っているBand3に接続しに行くように設定しているのですが、これには一つ問題があります。モバイルルーター側は、できるだけ強く安定した電波を受けようとするため、楽天からの電波が弱い場合、起動時には楽天の回線を掴んでいたとしても、ずっと接続しているうちに楽天の電波が弱くなると、強力に電波を発しているパートナー回線のBand18(au)を掴んだままになってしまうことも結構あるのです。

Rakuten UN-LIMITでパートナー回線を使うと、月間5GBまでは高速で利用が可能なのですが、5GBを使い切ると最大1Mbpsに制限されます。最大1Mbpsというスピードはスマホで使うのには問題ない速さではあるものの、自宅では複数のネットに接続する機器があるので、さらにスピードが個々の端末で下がってしまうのです。できる限りパートナー回線に接続しないようにしたいというのがここに来ての課題になってきているのですが、安定して楽天の回線につながるようになるには、楽天の方で基地局を増強して自宅内までちゃんと電波が入るのを待たなければ難しいという事があります。

なお、この現象はNEC MR04LNと同じように手動で優先して接続する回線を楽天回線に指定することのできる通称「パンダルーター」Rakuten WiFi Pocketでも起こる現象のようです。何とかして楽天回線での接続を維持できないかと思い、私がやっている方法をここでは紹介します。

まず、パートナー回線の速度について、あえて最大1Mbpsの「低速」を選択します。そして、パソコンやテレビで利用する前に、自宅ネットに接続したスマホから以下のサイトを開きます。

https://fast.com/ja/

上記サイトはいわゆるインターネットのスピードテストを行なうサイトなのですが、ここで楽天回線がどのくらいのスピードが出ているかを確認します。モバイルルーターの電源を入れたり、リセットした時くらいのスピードが出ていればいいのですが、上下とも最大1Mbpsを下回っている場合にはパートナーエリアの電波を捕まえている事を疑いましょう。

そこで改めてモバイルルーターのアンテナの数を確認してみます。自宅の場合、楽天の基地局からの電波はせいぜいアンテナ2本立ちという感じなので、アンテナが3本立っていたら、これはもう間違いなくauのパートナー回線を掴んでいることが予想されます。

この場合も、手動で設定した楽天回線優先の設定は生きているので、単純にルーターの電源をいったん切って再度ONにすることで、改めて楽天回線をつかむ可能性は高いです。改めてアンテナの本数を確認し、再度スピードテストを行なって元の速度に戻っていれば大丈夫です。

一つ気を付けたいのは、部屋の中の置き場所によっては最初から楽天回線を掴むことができない場所があると、再度電源を入れてもパートナー回線につながってしまうということです。窓から離れた場所の場合、安定して楽天回線を掴むことは難しいため、頻繁にパートナー回線につながってしまうこともあるので、日に何回も切り替わる場合には改めて部屋の中のモバイルルーターの置き場所について考えた方がいいかも知れません。

幸いにして私の部屋からは弱くても何とか楽天回線が受信できるので、基地局が増強されるまではこうしてこまめに回線のチェックを行ないつつ、どうしても安定してネットを行ないたい場合に備え、楽天回線のバックアップ回線を増強するということもしばらくは考えなければいけないと思います。

とりあえず、楽天はユーザーにパートナー回線に接続されるたびに接続料金をauに支払わなくてはならないので、楽天エリアとされた地域においては徐々にパートナー回線のエリアを廃止しているので、私のように固定回線代わりにRakuten UN-LIMITを使う人にとってはいい傾向にはなっています。個人的には早く楽天に部屋の中でも繋がりやすいプラチナバンドを取得してもらい、専用のホームルーターが発売になって欲しいですが、現状ではそこまでの繋ぎとして、色々考えています。現在は全て有線ではなく無線でネット環境を揃えていますので、こうした試みは今後車中泊する車の中でも役に立つのではないかと思います。モバイルルーターやスマホのテザリングで複数のネット機器を快適に使うための試行は今後も続けていきます。


パナソニックエネループ充電器 BQ-CC87 USB充電が基本のモデルその使い勝手は?

すでにネットから注文していた、パナソニックエネループ充電器のBQ-CC87が届きました。色々試しているのでその内容について書かせていただこうと思います。

パッケージに同梱されているのは充電器本体およびmicro-B用の短いケーブルに、USB Aタイプの端子に繋がり充電器に充電されたエネループやアルカリ乾電池を入れてモバイルバッテリーとして使える状態にして利用可能なLEDライトがあり、USB出力のACアダプターは付属しないので注意して下さい。もっとも、この製品に興味を持つ方はほぼUSB出力のACアダプターを持っているでしょうし、モバイルバッテリーと本機をつないで充電しようと思っていると思います。メーカーの方でも市場価格との関係でACアダプターを付けていないのではないかと思います。

ただ、そう考えるとあえてLEDライトを付ける必要があったのか? という風に思ってしまうのですが、このライトは通常のUSB端子があればほとんどのモバイルバッテリーに接続可能なので、ライトが付いていないモバイルバッテリーを活用するためのグッズになり有ます。また、USBメス端子のある延長コードがあれば、普通のミニライトとは違ったこともできるかも知れませんので、私はバッグの中に放り込んでおき、何かの使い道を探ろうと思っています。

本体の入出力についてもう少し詳しく見ていきましょう。写真の右側がUSB Aタイプの端子で、本体をモバイルバッテリーとして使う時に接続し、一番左にあるボタンを押すとスマホなどに給電することができます。まん中にあるのがmicro-B端子で、こちらはエネループを充電する時に使います。スマホの充電にmicro-B端子を使う場合は付属のコードを流用できますが、Type-C端子のあるスマホやiPhoneを充電したい場合は、ケーブルを別途用意する必要がありますので、そうしたケーブルもセットで用意するとよいでしょう。

エネループは表面をスライドさせて本体を開いて入れます。単三と単四を合わせて4本まで充電できますが、最初に予備充電を行ない(LEDは赤色点滅)、問題なければ本充電に入ります。一本ずつ電池の中味を分析し残量20%以下が赤点灯、20~80%で黄点灯、80%以上で緑点灯と変化し、100%でLEDが消灯します。また、この充電器で充電できない電池についてはずっと赤点滅で知らせ、エネループそのものが劣化している場合には黄色点滅で知らせてくれます。

エネループ自体が化学反応で電気を供給する仕組みになっているので、ずっと使い続けていると劣化することは仕方のない事ではあるのですが、大きな電力を使わない機器専用にするなど使い方はあります。こうした判定機能は、いつでも最大の性能を出せる「一軍」とそれ以下の電池をより分ける場合にも役に立ちますので、長くエネループを使っている方も、こうした機能を有効に使って、電池のより分けをしてみるといいでしょう。

実際に様々な電池を充電してみましたが、何しろ今まではスタンダードタイプの充電器で全てのエネループの充電をまかなっていたので、最大ではないにしても中速くらいで充電のできるBQ-CC87が、コンセント経由(別にUSB出力の5V1A以上の出力があるACアダプターを用意すれば利用できます)だけでなくモバイルバッテリーからも充電できるというのは大変便利です。車の中でもUSB出力のアダプターをシガーソケットから出しているので、外に持ち出した際の活躍が期待できます。

また、普通の旅でも最近は複数のUSBポートの付いたテーブルタップが旅行用として売られていますので、直接USB端子からホテルで充電することも可能です(この場合も5V1A以上の出力が可能な製品を選びましょう)。野外ではソーラーで充電したモバイルバッテリーやポータブル電源から充電でき、一本や二本の充電なら比較的短時間で充電が完了することから、出先で急に電池が切れた場合の用意としては十分です。micro-B端子を使う時に本体端子の破損に気を付ける必要はあるものの、普通に使っていれば長く使える製品だと思います。基本的に5V1A以上の出力のあるACアダプターやモバイルバッテリーがあればカタログ値通りに充電できますので、今後もしType-C端子を搭載した急速充電器(例えば5V2A以上の出力を必要になる可能性もあります)が出てきたとしても、使い分けはできるかと思います。

本体も小さくて収まりが良いですし、メーカー純正なので安心してエネループを充電できるということもありますし、本体だけで充電はできないので使う人を選ぶかも知れませんが、基本的には良好な製品だと思います。早く感染症関連の不安が無くなり、旅行にも自由に出掛けられるようになったら、この充電器を持って行こうと思っています。


100Wの実用的な折りたたみソーラーパネルを購入してみて思ったこと 複数の小さめポータブル電源との併用が便利そう

先日、そのさわりだけを紹介した100Wの折りたたみソーラーパネルが到着しました。Amazonで購入したのですが、商品名は「Enginstar ソーラーパネル 100W ソーラーチャージャー 折りたたみ式 DC出力 最大100W/18V/5.5A」というものです。

折りたたんでの大きさは、比較のために並べてみた、これもAmazonで購入した15インチノートパソコン用のバッグより一回り大きく、重量は4kgとちょっと重いですが、これは発電量の大きさから考えるとある程度は仕方がないでしょう。パネルは4枚あり、パネルの裏に自立するような布製のスタンドがあるので、不安定ではありますが一応自立します。

このような感じで展開するのですが、広げると結構な大きさになります。さすがに走りながら車のダッシュボードで展開するのは難しいというか無理でしょう(^^;)。あくまで日の当たるベランダに設置するとか、出掛けた際には車を停めてまったりしながら太陽の方にパネルを向けながら充電をするような形になるでしょう。多少曇ったり、雨であっても防水機能もあり少しは発電はするので、そのまま置いておいてもいいのではないでしょうか。

この製品には様々な端子があり、出力は付属の様々なプラグが使えるDC出力の他に、USB端子が2つ、USB TypeC端子が1つの合計4つの出力合計が100Wになっています。当然、光の当て方で出力は変わってきますが、様々な機器に対応しているのは有難いです。日が当たっている時には最大100Wに近い出力があると思いますが、曇りや影になった時などは出力が落ちますので、複数端子に差さないで利用する方がいいでしょう。

今回購入に至ったのは、以前購入した155Wh(14000mAh/11.1V 42000mAh/3.7V)でACコンセントの定格電力100W 瞬間最大電力150Wのポータブル電源(現在カタログ落ちになっているものです)を充電できることを期待してだったのですが、DC出力のケーブルに、写真のように多数の付属の変換プラグがある事で多くの電源に対応しやすくなっています。プラグの内容を確認した上で、変換プラグを装着し、持っているポータブル電源に接続すると、ちゃんとAC電源で充電していると同じように充電することが可能でした。変換プラグは他にもあるので、今後はプラグ交換をすれば複数のポータブル電源での利用もできそうです。

ちなみに、私は今使っているポータブル電源を7千円くらいで購入したのですが(Amazonのタイムセールでの購入なので、セールでないと同等のものはもう少し高いと思います)、同じくらいの価格でもう一台ポータブル電源をゲットできれば、災害時でも車中泊旅でも連続して電力を使い続けることができるようになると思います。恐らく、この比較的小型のポータブル電源でも空の状態からだと天気に恵まれていてもほぼ一日掛けて満充電できないのではと思います。実際天気の良い日に4分の1くらいの残量になったポータブル電源を朝9時半から夕方4時半くらいまで充電しても半分を少し超えるくらいの量しか充電はできませんでした。

さらに、曇りの日や雨の日にはさらに出力が落ちますので、満充電にするためには数日間かかるのではないかと思います。これは別にこの製品のウィークポイントではなくて、ソーラーパネル自体の特性ですので、大容量のポータブル電源を早く充電したい場合には、この製品を並列に接続し(本体には製品同士を接続するためのケーブルが付属しています)、かなり大がかりなソーラー充電システムを作るようにしないと難しいということもしっかり理解しておかなければならないでしょう。

車の旅の場合は移動中にシガーソケットから充電することもできるのですが、長く走ればその分ガソリンも消費しますし、長く同じ場所に留まることができれば翌日以降の電気をソーラーパネルから充電できるので、このくらいの大きさのパネルであっても、長期にわたる車での旅をする場合には、ポータブル電源でなくてもモバイルバッテリーをUSBケーブルで繋いで充電することもできますので、あると便利です。ただ、私が持っているモバイルバッテリーの場合、出力が不安定になると充電ができなくなるソーラー充電とは相性の悪いモバイルバッテリーもありましたので、これは手持ちのもので試しながら、ACでもソーラーパネルからでも充電のできる製品を揃えていくしかないと思います。

私の場合、何とかポータブル電源が充電できるので、基本はポータブル電源を充電するために使うつもりです。専用のソーラーパネル付きのキャンピングカーではなく、普通車で工夫して車中泊をしているので、車内で通信機器の充電や夏には扇風機、冬には電気毛布が使えるポータブル電源を充電する手段を増やしておくことは、あらゆる状況に対応することも可能になるため、将来的には大容量の電源ではなく、複数の小型ポータブル電源を揃えたいですね。そうすれば、モバイルバッテリーもポータブル電源で充電するようにすれば良くなるので、焦って充電することも無くいざという時に備えられます。ただ、私の場合常用するまでは行かないので、またポータブル電源が安く売られていて、このソーラーパネルで充電が可能なことがわかったら、そのチャンスに購入してみようかと思います。

幸いなことに、送られてきた製品は不良品ではなく、きちんとポータブル電源を充電することができることを確認しました。私と同じように購入した場合、やはりその使い勝手を購入後すぐに試さないと、いざ使おうと思った時に保証期間が切れてしまっているなんてことにならないように、電源・バッテリーをすぐに充電できるような状況で購入するのが良いでしょう。車旅時には折りたたんだ状態で、今の車に載せても邪魔にはならないような感じで収納できるくらいの大きさなので、この記事を読んでソーラーパネルを購入したいと思った方は、その収納サイズに注目してみて下さい。ちなみにこの製品の収納サイズは52.5 x 35.5 x 6cmです。


区切りの日を前にしても未だ注意する日々が続く日本の現状 東北地方の地震に思うこと

2021年2月13日23時7分、その時私はすでに床に入っていて、さらに震源から遠かったので感じることはなかったのですが、当時起きていた人に話を聞くと、かなり長く目まいを起こしたかのような錯覚に陥り、まさに10年前に起きた東日本大震災当時の事を思い出したということでした。

13日の地震は東日本大震災の余震だという指摘があったのですが、地震の規模を表わすマグニチュードは7.3と相当に大きいものでした。さらに今後一週間にかけて大きな余震が来る可能性があるということで、多くの人が決して忘れていないにも関わらず、新たな地震がやってくる可能性のある今の日本で生活をする私たちは、改めていざという時の心構えというものを考えておかなければならないと強く思いました。

この文章を書いている現在ではほとんどの家で停電は解消したようですが、まだ一部の地域では断水が続いていて、高速道路や一般道も一部の区間が土砂崩れの影響で通行止になり、さらに東北新幹線もしばらく一部区間で運行の見込みが立たないなど、当り前に利用できていたライフラインが寸断されることとなっています。

今回の地震の場合は多くの人の寝入りばなを襲い、外の様子を確認しようとしても暗くて良くわからず、さらに家の中が停電になってしまってテレビもインターネット(光回線など)も使えないということになると、不安な心だけが増大されることになってしまいます。現在、対策をしていない方は、停電・断水になっても少しの間は家にあるもので代用できるような用意をしておくことをおすすめします。私が考える必要なものとしては、

・飲料水
・明かり
・情報
・食料品

こうしたものが最低限利用できれば、給水のお知らせやスーパーマーケットの開店状況などが入ってくるまでは家から出ないで過ごすことができます。私の場合は、飲料水についてはスーパーマーケットで買い物をする際に、お店の利用者に向けてサービスしてくれている水道水をフィルターを使ってきれいにした純水をもらってきて、水が傷まないくらいの期間で飲みきり、飲み切る前にまた汲みに行くことを続けています。この一連の行動はなかなかめんどくさいとは言え、家にこもりっきりになるのを防ぐとともに、ペットボトルの水を備蓄しなくてもいいというメリットがあります。ただ、今はネットでもペットボトル飲料を家まで配達してくれるので、500ml×24本で12Lくらいの水は家に常備しておいて、定期的にローテーションするのも一つの方法だと思います。

食料品については、停電すると冷蔵庫が冷えなくなってしまいますので、常温で食べられるものを中心に、日頃の食事の中でも使えるようなもの(缶詰など)を切らさないようにしておくことを心掛けています。加えて水があればインスタントラーメンのようなものもカセットコンロとセットで作れますし、パックご飯とレトルト食品を湯煎して温かいものを食べることもできます。

そして、地震が起きたのが夜だった場合、何をするにも必要なのが明かりですね。これは情報を得るための準備とも重なるのですが、スマホやスマホを充電するモバイルバッテリーとは別に、乾電池で利用できるランタンや懐中電灯を用意しておくことをおすすめします。電池は充電式のエネループにして満充電したものを保管しておけば、朝までの明かりは大丈夫ですし、同じく乾電池で使えるポータブルラジオも使えます。手回し発電ラジオはラジオ内の蓄電池をいっぱいにするまでハンドルを回しても、数時間でラジオが聞けなくなってしまうので、夜通しラジオを付けっぱなしにしても大丈夫な乾電池を入れてでも使えるタイプのものを用意し、もしこれから購入する場合には、できれば明かりとラジオの使用電池を揃えておきましょう。

懐中電灯の場合、白色のレジ袋に懐中電灯を入れると光が拡散し、部屋全体を明るくすることができます。基本的には周辺が見にくい夜に家から出て避難することは避けた方がいいですが、どうしても家から出なければならない恐れがある場合には、頭に付けるヘッドランプを用意しておくと、家の中では懐中電灯、天井から吊るせばランタン代わり、外に出る時には両手を自由にした状態で付けた人の目線の先を照らせるということで、災害時には心強いアイテムとなります。単三電池一本で動くものもありますので、これにプラスして単三電池2本で動くポータブルラジオを購入し、充電池はエネループと充電器のセットを用意しておけば、そこまで費用は掛けずにいざという時に備えられるのではないかと思います。

そういう意味では前回このブログで紹介したエネループのUSB充電器というのは、もし充電池の容量が少なくなっても、常にモバイルバッテリーを使っている場合にはそのモバイルバッテリーを使って単三・単四の充電池を比較的短時間で充電することができるので、モバイルバッテリーを充電できるバックパックにぶら下げて移動できるくらいのソーラーパネルとセットで用意しておくと、100円ショップで購入できるS字フックを使えば家の物干し竿にぶら下げて発電できるようになります。これで規模は小さいですが必要最低限の電気を自力で何とかできるということにもなります。今回の地震による停電で心細い思いをした方々は、そうしたグッズの用意も考えてみてはいかがでしょうか。


パナソニックの単三・単四充電器の違いを調べてみると 急速・スタンダードの他に中速充電器があった?

現在単三・単四の乾電池の代替として使っているのが充電式のニッケル水素電池の中でも一番高性能なパナソニック(旧三洋電機)のエネループの製品が無難でおすすめなのですが、そうなると充電器についても純正であるパナソニックの充電器をセットにして使うのがおすすめです。

現在私が使っているのは、単三電池を1本ないし2本充電し終えるまでに3時間半もかかるスタンダードタイプの充電器です。時間がかかる充電器になぜしたかと言うと、急速充電器の場合、その分一度に流す電流が多くなるため、充電池に与えるダメージがスタンダードタイプの充電器よりも大きいことが考えられるためです。

ただ、最新の急速充電器(この文章を書いている現在ではBQ-CC85が最高速の充電時間を誇ります)では単三電池1本ないし2本を1時間半で充電することができるので、旅先で限られた数の充電池しかない中で使う場合には、多少充電池にダメージを与える結果になっても、急速充電器のお世話になるべきケースも出てくるかも知れません。具体的にカタログスペックを見ると、急速充電器BQ-CC85とスタンダード充電器のBQ-CC83の充電池に流れる値は以下のようになっています。

・BQ-CC85(急速充電器) 定格出力
単三型 750mA×4
単四型 275mA×4

・BQ-CC83(標準充電器) 定格出力
単三型 300mA×4
単四型 225mA×4

こうしてみると、単三電池充電能力は倍以上の差があるものの、単四電池についてはそう差がないことがわかります。個人的には最近単三よりも単四を充電する機会も多いので、そうしたことも考えつつ、価格差も考えながら充電器を選ぶのが良いだろうと思います。

さて、実はここからが本題なのですが、先日のブログで、カタログデータを出した上記二機種のようなコンセント直結の充電器ではなく、USB出力から充電のできる充電器がパナソニックから出ているものの、本体の入力端子が今標準になりつつあるUSB Type-Cではなく従来のmicro-B端子なのが残念だと紹介したのですが、もしパナソニックがUSB Type-C端子を実装した急速充電器を出してきたらそのスペックはどうなるのかということを、現行のUSB接続の充電器であるBQ-CC87のスペックを見ることで考えてみました。

すると、このBQ-CC87という充電機はBQ-CC85と同等の急速充電器ではなく、かといって2020年末に出たUSB経由で充電できるスタンダードタイプのBQ-CC91ともその充電能力が違っていて、急速充電器とスタンダード充電器の中間タイプであることがわかりました。言うならば中速充電器という新ジャンルの充電器がBQ-CC87であると言えるのです。BQ-CC87の定格出力は以下のように、まさしく急速とスタンダードの中間のデータになっています。

・BQ-CC87 定格出力
単三型 500mA×4
単四型 250mA×4

さらに、BQ-CC87はUSB出力で5V1A以上のACアダプタかモバイルバッテリーを使えば上のような出力が出るものの、それ1A未満の場合には「タイマー充電モード」になり、スタンダード充電器よりも長時間の充電時間がかかります。ソーラーパネルと直結して充電しようとした場合には時間がかかったり、500mA以下に出力が下がった場合には異常終了するとのことなので、ソーラーパネルでエネループを充電したい場合には、いったんリチウムイオン電池が内蔵されたモバイルバッテリーに貯めたものからするのが無難です。

話をこのBQ-CC87に戻すと、一般的なモバイルバッテリーならその出力をクリアにできる5V1Aのものであればカタログ値通りの中速充電器として使えるので、利用する機器(USB出力のACアダプターやモバイルバッテリー)を選ばないというメリットがあります。今後、USB Type-C端子を装備したタイプが出た場合には、高出力をカバーする現在の急速充電器BQ-CC85と同等の性能を持つ充電器になる可能性が高いのではないでしょうか。そうなると、5V1Aの出力では心もとなく、急速充電をするためには5V2Aやそれ以上の出力を要求される可能性もあります。

その辺は個人的には悩むところで、電池へのダメージを考えると、常に高速充電をしない方が電池には優しいものの、旅先で少ない本数の電池を少し早く充電したい場合には、最高速ではないもののそこそこの速度で充電でき、急速充電器よりも電池に優しそうなBQ-CC87を手元に置いておくというのもありかな? という気がしてきました。

こちらの予想通りUSB Type-C端子を装備した新たなUSB充電ができる急速充電器が出るかどうかはわからないものの、以上のような理由でBQ-CC87が販売終了になったら後悔するのではないかという気もしてきたので(^^;)、前回のブログの内容から違った判断になってしまいますが、ネットでBQ-CC87を注文してしまいました。

近所の家電量販店で実物を見られなかったままのネット発注なので不安な点もありますが、パナソニック純正の充電器ということなので、不具合が起きても交換できそうですし、改めて品物が到着したらその使い勝手などをレポートさせていただきたいと思います。


紙の新聞から電子版の新聞へその利用をうまく移行するには? 家庭に必ずあるハードで媒介させれば良さそうだが問題も……

現在、私の家では新聞を購読していません。ニュースはテレビ・ラジオ・ネットで確認し、テレビの番組表についてはネットとは関係なく今のテレビにはほぼ番組表機能があるので、テレビ番組を確認するためにわざわざ新聞を読むことがなくなったことも、新聞を取らなくなった理由の一つです。

ただ、テレビでも事前に記者の方が見たおすすめポイントや、テレビ批評が新聞に載ったりすることもあるので、全く新聞がいらないということもないのです。もちろん、一面から社会面まで細かくじっくり見る事もしたいと思っているのですが、お金がかかるというよりも毎日配達されることでどんどん古新聞が溜まっていってその処理が大変ということもあります。

そんなわずらわしさから解放されるものとして新聞の電子版があるのですが、この電子版というのは限られたパソコン・タブレット・スマホの画面上から記事を探すようになるわけで、画面を拡大するなどの作業しながらだとわからない点が出てきます。現状では紙面の一面を景色のように見ながら面白そうな記事を見付けるような事ができないのですね。

何とか電子版でそんな事ができないかと思ったところ、多くの人の家の中にある、だいたい新聞一面分くらいの大きさのモニターということで考えると、丁度いいのが42インチ以上(自宅のが42インチなので)の大型テレビではないかと思いました。もし今使っているAmazon FireTV用のアプリとして各社新聞が閲覧用の手段を提供してくれることで各新聞の電子版が読め、さらにFireTVのリモコンでページめくりや記事をクリックしてさらに大きな文字で記事の全文をじっくり読めたり、記事先の内容を動画や音声と合わせて利用できるようになれば、紙の新聞と併用する必要が無くなるのではないかとふと思いました。

ただし、家のテレビで新聞を見るようになると、家族がたくさんいる場合に新聞を見るかテレビ番組を見るか、はたまたネット動画をテレビの大画面で見るかで喧嘩になる可能性はありますね。喧嘩にならないようにするにはネット対応のモニターを別に用意してそれを新聞閲覧用にすればいいと思いますが、一人暮らしであればテレビの取り合いになることはないので、テレビで放送だけでなく新聞も読めればそれはそれで便利です。

現状では、紙の新聞を購読している人に対して、電子版を新く利用できたり、新聞によっては無料で読めるところもあるようですが、紙の新聞を読んでいる人が改めて電子版の新聞を隅から隅まで読むということはあまり考えられないように思います。新聞の場合には宅配という仕組みが定着していて、完全に電子化されると新聞配達で働いている人たちの仕事を無くすという問題もあるので軽々しくは言えないものの、今まで新聞を取っていない人にとっては、紙の新聞より安い価格でテレビの大画面で紙の新聞と同じように読め、さらに過去のアーカイブ紙面も検索して見られるということになれば、それなりに契約して読もうと思う人も出てくるのではないでしょうか。

また、過去に遡ってまでのアーカイブは見られなくても、国内の主要紙が定額でradikoのように一週間くらい前までの記事を見られるような仕組みができると、テレビで新聞記事の検索をして読むことができるようになります。テレビでも同じようなニュースを流してはいるものの、自分から能動的に記事を選んで見るのと、ただ流れてくる情報に飲み込まれるようにして見続けるのとは、自分の中の情報の入り方も違ってくるような気もしますし、現在私が有料で加入しているradikoプレミアムのように、新聞にもお金を出して情報を取るようになると思います。

今までは多くの新聞を読むには図書館へ行けば良かったのですが、新型コロナウイルス関連で不要不急の外出を自粛する中では、図書館へも行きにくくなっているというのが実情です。また、車中泊用とか車内ワーク用に自分の車の中を仕事ができるように仕上げる場合、テレビで新聞が読めるようであれば、40インチクラスのテレビ(モニター)を車内に設置すれば(車の大きさで設置できない場合もあり)、どこへ行ってもインターネットがつながっている場所であれば新聞が違和感なく読めるようになるので、旅先の朝に最新の情報(ニュース)を仕入れながら移動することができるので、旅の空でもより日常と同じような感じで情報を切らすことがなくなるようにできそうなのですが。

ただ、先述の通り新聞の電子化については様々な意見があり、全面的に電子化という事は難しいというのは仕方ない部分があるとは言え、新聞紙と同じくらいのモニターを用意すれば古新聞の心配をしなくても購読できるようになるといいのですが。


Rakuten UN-LIMITを固定回線代わりに使う場合のバックアップ回線について ahamo・povo・Softbank on LINE・UQの中で考える

すでにADSLを解約し、自宅のインターネットをRakuten UN-LIMITに試験的に移行しているのですが、モバイルルーターの設定で何とかauのパートナー回線(Band18)ではなく楽天回線のBand3を常時つかむようになったことでの見切り発車でした。

確かに上下ともパートナー回線の低速時の速度である上下1Mbpsを超えるスピードが出ていたのですが、現状ではモバイルバッテリーのアンテナが三本中常時二本しか立たず、速い時でも自宅の場合は7Mbps以下で、下手をすると1~2Mbpsにまで落ち込み、動画を流していても頻繁に1分以上止まったりしてADSLの解約を早まってしまったかと思うほど、不安定な状況だというのが正直なところです。

これは、普通にモバイルルーターを起動すると電波の強いパートナー回線を掴むところを強引に楽天回線を掴みに行ったため、こうした不具合も基地局の増強ができるまで我慢しなければならないわけなので、楽天の電波が切れた場合以外にも起こり得るこうした不具合に備えることも必要になるのではないかと思います。

本来は、バックアップ用にADSL回線を残しておいた方が良かったのではないかと思うこともありますが、今のところは動画がスムーズに再生できないくらいの状況なので、その点は我慢しつつ、どうしても我慢できなくなった場合や、楽天回線が使えなくなった場合に備えてのバックアップ回線を主に大手キャリアが新しく出してきたプランの中からどれがいいのかを考えてみたいと思います。表題にも並べてみましたが、おおよそ月間20GBまでの高速通信が利用できる月額2,980円(通話オプションの通話一回5分以内定額料込み)のプランは以下の通りです。

・NTTdocomo「ahamo」
・au「povo」
・Softbank「Softbank on LINE」
・UQ(auのサブブランド)「くりこしプランM」

この中で、au系のpovoとUQモバイルのプランは通話オブションが最初から付いていない代わりに500円安く、月額2,480円で加入することができます。UQのプランは毎月のデータ量は15GBと少し少ないですが、その代わりデータの翌月繰越および、あえて低速にして必要な時だけ高速データ通信を使うという、大手キャリアプランにはできない技が使えます。

大手三社のエリアは、楽天と比べると広くて安定していますが、会社によって繋がるところとつながらないところはあります。そんな中でも基地局を多く管理していると安心感のあるのはドコモですが、今回のドコモが出したahamoは4Gおよび5Gでの利用に限られており、ドコモの特徴として語られることの多い、山間部でもつながりやすいと言われる3GのFOMAプラスエリアが使えないということにまずは注意しましょう。

3GのFOMAプラスエリアが使えないと何が問題なのかと言うと、車旅や山登りなどで山深い場所で通信および通話をしようとした場合、ahamoでないスマホプラン(3Gの電波も利用可能)で通信や通話ができる場所で通信自体ができなくなる可能性があるということになります。今後、3G電波の停波とともに4Gでも利用できるエリアは増えていくことが予想されるものの、現在の状況で考えるならば、ドコモをそのエリアの広さから検討している方は、特に山間部への移動をしながら外でもインターネットをしたいという場合は、一連の2,980円・20GBプランではなく別のプランを考えた方が良いのではないかと思います。

auとSoftbankについては、ドコモの4Gと同じく自分の生活エリア内で使えない所がないように選べばいいくらいだと思うので、一連のプランに限って言えば、エリアについて言えば、恐らくどれを選んでもほとんどの方はあまり変わらないのではないかと思います。各社の出しているエリアマップを見ながら、自分に合った会社を選べばいいのではないでしょうか。そして、話を最初のところに戻して、楽天モバイルを自宅インターネットの代替として使用する場合のバックアップ用としてはどれが最適なのかという点にしぼって、これからは各プランについて考えてみます。

今回挙げたプランの中では大手三社のプランは、基本的に月初に20GBの高速クーポンが使えるようになり、低速への切り替えはできません。さらに、高速クーポンを使い残した場合には当月分の権利は消えてしまうので、平均的に外でのデータ通信に20GB以上使うのが当り前という人にはいいプランではあるものの、いざという時に備えて高速データ容量を残したいと思っている人にはちょっと勿体無いプランでもあると言えるでしょう。

ちなみに、私が先日スマホの方のメインプランにしたのがUQモバイルの「くりこしプラン」です。私自身はモバイル通信上でのそこまでの高速インターネットというのは必要としておらず、現在は「くりこしプランS」を契約しているのですが、その低速時の最大300kbpsでもアプリのダウンロード・標準以上の動画の閲覧・各種アプリ利用時以外のメール・LINE・WEB閲覧ではあまりストレスを感じていません。今後プランをSからMに切り替えれば月間の高速容量が3GBから15GBに増え、さらに低速に切り替えた場合でも最大1Mbpsのスピードが出るので、高速クーポンをスマホ通信ではなくテザリングで思い通りのスピードが出ない自宅インターネットの代替としても使うことが可能です。

現状ではそこまで長時間動画を見続けず、パソコンでのインターネット用という風に考えれば、だいたい一日に2~3GBあれば(自宅での巣篭もり需要を考えての数字です)むしろUQモバイルの高速通信の方がストレスなく自宅でもインターネットが使えるのではないかと思います。

くりこしした場合の最大の容量(Mプラン)は2ヶ月分で30GBとなりますので、普段から高速通信を使わずに低速で運用をしていれば、最大10日/月は自宅用ネットの代替として利用できるということになります。くりこしをしなくても、およそ30日の間に5日ぐらい使える計算になるので(15GB/月の場合)、楽天回線自体のトラブルではなく、自宅での電波の状況が悪くてパソコン上でストレスが溜まるような場合の限定で使えば、バックアップ回線としては及第点を与えられるのではないでしょうか。

今後、楽天モバイルではauのパートナー回線を徐々に縮小していく予定になっています。現状では自宅での楽天モバイルでのパートナー回線の速度は(月/5GBまで)だいたい上下とも20Mbpsくらいです。UQの場合はauとほぼ同じくらいのスピードと言われていますが、昨日の実測で下りは30Mbpsくらいまで伸びているので、月の後半に繰り越した分が使い切れないような場合でも、あえて自宅の楽天回線を使わずに、UQのデータ通信で映画やTVの見逃し配信を楽しむような事も気がねなくできます。

問題は、日頃のスマホでのネットについて低速切替の最大1Mbpsというスピードで我慢できるかということになるのですが、私の場合はそれでも十分で、さらに出先ではauやドコモのWi-Fiスポットが無料で利用できるようになっているので、そうしたサービスを利用するということも、UQの高速通信を楽天自宅回線のバックアップとして使う場合の鍵になるような気がします。

ここまで紹介したやり方が全ての方にとってベストな選択ではないかも知れませんが、大手キャリアが提供する「無制限プラン」よりも紹介した「楽天とUQモバイルの組み合わせ」の方が価格的には安いですし、楽天の電波が安定してくれば、UQのプランを月3GBプランにしてさらに毎月の通信費を抑えることも可能です。現状で、あえて全てのネットを有線から無線に安く移行したいと考えている方は、参考にしてみて下さい。


出掛けることのリスクは感染症だけではない 久しぶりの車の運転には慌てずに注意を払おう

昨日は、日々籠もって暮らしている部屋の中で不満が残る部分を解決するためのグッズと、小さめのソーラーパネルを物干し竿に吊るすためのS字フックを100円ショップに買いに行ったついでに、先日ブログで紹介したUSB経由で単三・単四のエネループを充電できる専用充電器BQ-CC87Lについて、実際にどんなものか見たくなったため近くの家電量販店も車で回ってきました。

今回の話とは関係ありませんが、100円ショップを回った際に、先日紹介したダイソーの「燃料用五徳」(ダイソーの500円メスティンの中に入る組み立て式の鉄板三枚構成の五徳)が、早々と店頭から無くなっていました。大型の三枚五徳はあったのですが、やはり小さくてコンパクトに持ち運べるゴトクへのニーズは相当あり、人気商品になっているようです。商品の詳細については内部リンクになりますが、このブログの当該記事をリンクしています。見付けた方はぜひ手に取ってみて下さい。

ミニマムコンロのゴトクが100円ショップで手に入る ダイソー「燃料用五徳」

100円ショップから家電量販店に向かったのですが、売場をうろうろしながらやっと充電池を売っているところまでたどり着いたところ、昨年末に新たに発売になったライト内蔵の充電およびモバイルバッテリーになるUSB充電器(残念ながらこちらは普通の充電時間なので旅行用としては不向き)「BQ-CC91」しか置いてありませんでした。そこで、改めて少し遠くにあるもう少し大きな家電量販店へとはしごをしてみたのですが、何とそこでもお目当ての充電器は店頭には置いてなく、これではやはり人はネット通販に流れるのも仕方ないとしみじみ思いましたね。とにかく、ガソリンを無駄に使ってしまったと思いながら自宅へ戻ってきたのですが、走行中にびっくりするような光景に出くわしてしまったのです。

帰り道は片側二車線の幹線道路の左車線を通っていたのですが、急に前方の車が右車線に進路変更をする車が続出し、工事か事故か? と思って進んでいたところ、前方に交通整理をする警察官の方の姿が見えました。別に交差点もない普通の道でどんな事故が起こったのか? と思いながら進路変更のタイミングをはかっていると、左車線が塞がれている原因がわかりました。一台の車(本論とは直接関係ないが車種は日産リーフでした)が路外からかなり頭を出した状況で止まっていたのです。車自体に損傷はないので事故ではないと思ったのですが、その車が走行車線にはみ出して身動きが出来なくなった理由がわかると、かなりおかしさがこみ上げてきました。

その車は、左にある建物に用事があり、建物正面に車を停めていたのだろうと思います。この道には歩道もあるのですが、歩行車保護のために簡単には車が入ってこられないように長く縁石が続いていました。恐らくその車が駐車場に入る時には縁石のない車入口から入ったのだと思うのですが、出る時に久し振りの運転だったかどうかまではわからないものの、正面に縁石が続いていることを忘れ、そのまま縁石を乗り越えて発進してしまい、ちょうど車の腹のところできれいに止まってしまい、前進も後退もできない状況になってしまって、多分その車の中からドライバーは警察に連絡をしたのではないかと思います。

私はさすがにそこまでの凡ミスはしないと思いますが、つい駐車場所の前後左右にあるちょっと高くなっている部分や縁石を意識せずに無理に出ようとしてホイールをこすってしまうことは過去に何回か経験し、その都度恥ずかしい思いをしてきました。最近は、車を停める時に、できるだけ出る際に縁石とは関係ないところに停めるように気を付けていますが、今の新型コロナウイルス騒動でしばらく運転をしていないような人なら、こんな基本的な事もすっかり忘れてしまうのかも知れないと思ったりしました。

私の現在の生活の中では、そこまでして車を使う状況というものはないのですが、常に少しでも車は動かしていたいので、近場まで車を出すことは一応しています。そうでなく、このステイホーム状況の中で、車に乗る機会を逸してしまっている方については、感覚自体が鈍るかも知れませんので、思わぬところで車に傷を付けてしまうようなうっかりした運転ミスを起こす可能性も出てくるのではないかと思ったりします。

私自身、最初はそのドライバーの事を笑ってしまいましたが、まさに明日は我が身でもあります。さらに車を運転するということは、ちょっとしたミスでも人に怪我をさせたりする可能性もあるので、改めて慎重に発進してから駐車を終えるまで気を付けたいと思います。


今さらながら単三・単四充電池の現況について考えてみる 新充電器の購入はもう少し待つのが吉か?

何気なくネットサーフィンをしていたら、「エネループの時代は終わった」というようなことが書いてあるページを見付けました。今やバッテリーはスマホを始めとして高容量化しているだけに、各種モバイルバッテリーを使って本体を直接充電するような利用が主で、単三・および単四電池を利用する場合、多くの人がテレビのリモコンや体重計・血圧計など、そこまで頻繁に電池交換を行なわないなら、たまに格安で販売されるアマゾンの非充電の乾電池が安く売られていた時にまとめ購入し、ストックしておいた方が便利なのではないかという内容でした。

これは、確かにそのページで書かれている事にも一理あると思わざるを得ません。充電池が増えるとそれだけ同時には使えませんし、充電器自体もどこへ行ったかわからなくなると、充電自体ができないトラブルというのも十分に考えられます。昔はデジカメを始めとして単三・単四電池を使う機会はそれなりに多くの人にありました。ゲーム機のリモコンにも単三電池が使われていたので、そのためにエネループのセットを購入した方も少なくないのではないでしょうか。

翻って自分が今使っているエネループの用途を考えてみると、やはり各種リモコンに単四型電池を入れ、体重計と血圧計、電動歯ブラシとハンディタイプのラジオ、ひげ剃りおよび各種ランタンや懐中電灯にエネループを入れています。昔からこうしたものを使い続けているために人より使っている頻度が高いと思うのですが、特に「ひげ剃り」については、フィリップスの回転式シェーバーの乾電池式(単三2本用)は旅行用として持っていると、もし充電池が切れても(実際は充電池を入れての使用は保証外です(^^;))、コンビニに飛び込んで電池を買えばすぐに剃れ、使い方のコツを覚えるとかなりすっきりと剃れるのでおすすめです。

・フィリップス 乾電池式 ポータブルシェーバー PQ208(過去の当ブログ記事です)
https://syachu.net/2014020801-2

現在は、エネループ充電のために急速充電のできないパナソニックのBQ-CC53という四本タイプの充電器を使っています。とにかく充電池のストックがあるので、使った電池をすぐに充電して使わなくても、電池を傷めないようにゆっくりと充電すれば良いという事でメインで使っているのですが、最近になり別のニーズによって急速充電ができる充電器についてもあった方がいいのかなと思えてきました。

というのも、今後長期に旅に出た場合、先日注文した100Wのソーラーパネルを使うと、ACコンセントの使えるポータブル電源を直接充電したり、USB経由でスマホ・タブレット充電用のモバイルバッテリーを充電できるのですが、できればUSB経由で一度に四本のエネループを充電できる急速充電器があれば、旅先でポータブル電源のACコンセントを塞ぐことなく(今あるエネループ充電器はACコンセント直結型)、複数ある満充電にしたモバイルバッテリーと接続してエネループの急速充電が旅先で可能になるからです。

そんなわけで、本家パナソニックのホームページを探したところ、USB充電のできるエネループ用の急速充電器はBQ-CC87Lという型番のものがありました。この充電器はモバイルバッテリーとしても使えるのが特徴で、エネループだけでなく同社のエボルタや乾電池を混在して入れても利用可能になります。出力が5V1Aと、タブレット充電をするには少々心もとないですが、それでもいざという時に充電できるパターンが増えるということは有難いことです。さらに、モバイルバッテリー出力用のUSB Type-A(普通の大きさの端子です)に差せるLEDライトが付属し、本体を懐中電灯の代わりとしても使えるようになっています。

ただ、購入するのに躊躇した点は、本体からエネループを充電するための端子がType-Cではなくmicro-B端子であるという一点です。最近では母親用にスマホを代えたのですが、その理由は、充電を行なう場合にmicro-B端子の場合には裏表を逆にすると差し込めず、無理に差そうとすると端子そのものを壊してしまう可能性があるからでした。現在は充電ケーブルはType-Cのものを使っていますので、端子の裏表を気にせずに無理なくケーブルを差して充電することができています。

そういう事で、他のメーカーでUSBケーブルで充電できる単三・単四充電池用の充電器はないかと探して、パナソニックでない他のメーカーが作った充電器を見付けたのですが、基本的には自社の電池以外の電池を充電して起こった不具合についてはクレームが効かないので、充電器本体は安くても今ある電池の事も考えると、選択肢としてはmicro-B端子仕様のBQ-CC87Lしかないということになります。

幸いにして、まだすぐには長期間かけて車で旅に出られるような状況ではないので、BQ-CC87Lの性能で端子だけをUSB Type-Cに変更するような新しいモデルが出てくれることを期待しつつ待つのが賢明かな? と思います。ただ、今後そんなモデルをパナソニックが出してくれる保証はないので、これからエネループを使ってみたいと思われた方は、BQ-CC87Lを先買いしても問題はないのではないかと思います。ただし端子部分を壊さないようにご利用には十分気を付けることを忘れないで下さい。

話を最初に戻しますが、「エネループの時代は終わったのか?」と問われると、私自身は断じて違いのではないかと思っています。エネループ(スタンダードモデル)の特徴の一つに、10年後でも残容量約70%保持というのがあります。災害用に単三エネループをそれなりの数用意し、満充電してその存在を忘れたまま災害用持ち出し袋の中に入れておいても、しばらくの間夜間の明かりについての心配をしなくて済みます。私が常備しているのは単三電池1本で使えるモンベルのコンパクトランタンですが、照度を最低に落としても、真っ暗な部屋ではそれなりに明るくなるので、長い期間の利用でも十分使えます。

ちなみに、リチウムイオン電池使用のポータブル電源は、数ヶ月何もしなかったら見事に放電してしまっていました(^^;)。全てのリチウムイオンバッテリーでこのような事はないとは思うのですが、大きな災害が起きた場合、明かりとラジオを連続して鳴らせるだけの用意として、満充電したエネループは100円ショップで購入できる単三電池が10本入る電池ケースに揃えておこうと思っています。と同時にUSB Type-C対応の急速充電器の登場を待ちながら改めて乾電池の使える機器の使用についても考えていこうと思っています。


スマホで適当に画面を触っただけで…… ネット有料サービス加入への注意とその発見方法

自分のGmailアドレスには様々なサービスを登録しているので、ちょっと気を抜いていると一気にメールが溜まってしまうのですが、今回はちょっとしたトラブルをメールから発見することができましたので、その内容を紹介するとともに、ちょっとした自分の行動によって陥りやすい失敗についてこちらの経験に基づいて紹介させていただこうかと思います。

メールアドレスに来たメールの中で、クレジットカードを使った場合には決済した数日後に「速報」という形でいくら決済されたのかのみを表示するメールが届くのですが、たまたま速報メールが来たので内容を確認したら数日前に780円というかなり中途半端な決済の連絡がありました。

具体的に何に使ったのか思い出せなかったため、さらにメールを読み進んで行くと、もしかしたらという内容のメールを発見しました。現在私はAmazonのプライム会員なのですが、動画も音楽もプライム会員の範囲で楽しめる「Prime Video」および「Prime Music」を利用しています。すでに使っているサービスのため、これに関連したメールというのは「Primeサービスで利用できる作品が改定されました(Primeサービスのソフトは定期的に変更されて今まで見たり聴けたりした作品が突然利用できなくなるのです)」というものなのですが、発見したメールは「ようこそ! Amazon Music Unlimitedへ」というものでした。個人的には全く、さらなる有料サービスに申し込んだ覚えはなかったのですが、決済日になっている日にスマホから「Prime Music」のアプリを起動した覚えだけはありました。

ちなみに、プライム会員がAmazon Music Unlimitedに加入する場合の月額は780円なので、もしやと思って調べてみたらすでにUnlimitedに加入していました。恐らく、Prime Musicアプリを開いた時に出てくるUnlimited誘導のボタンに知らずに手が触れてしまい、そのまま登録をしてしまったようです(自分では確信はないものの、恐らくそうだと思われます)。

とにかく、被害は最少限にとどめたいということで、すぐに契約をキャンセルしましたが2月末までは契約が続くので、一ヶ月分の780円は引き落としされるようになってしまいました。自分の身から出たことなので仕方がないと思いつつも、今後同様な失敗を避けるために、スマホのホームから直接アプリを起動させないため、別のフォルダ(「音楽」など)を作り、その中に「Prime Music」アプリを移動させました。これで、カバンに入れたスマホが何らかの形でホームから何らかのアプリを起動させても、有料サービスへの加入を誘導することもあるアプリの起動を抑えるための手は打ちました。

今後は、ショッピング系のアプリなども直接ホームに出さないで(1クリックで購入というボタンを勝手に押してしまうと考えただけでも恐ろしいので)、スマホの操作が終わったらできる限りホームの一画面目に戻し、一画面目には勝手に起動しないアプリを揃えておくことも徹底しようと思います。

まあ今回は、決済はされてしまいましたが最少限の出費で済み、さらにかなり早くお金の流れから利用料金が発生したのではないか? という違和感を感じたことで契約そのものをすぐにキャンセルすることができました。皆さんの中にはかつて様々なサービスを利用する際に登録したメールアドレスの管理をなかなかできずに未読がたまっていくような事をされているかも知れません。その際は、とにかく毎月のクレジットカードの利用明細のチェックだけは怠らないようにしましょう。よくわからない支出は、何もクレジットカードの不正使用の場合だけではないということを、私は今回しみじみと感じました。毎月の支出について確認していると、毎月出ている費用以外に出た支出について身に覚えがあるものだけなら問題ないのですが、全く身に覚えのない内容が出てきた時には、今回の私のような「勝手に契約」という可能性も考えましょう。