やっぱり「スペアタイヤ」は必要だと思ったことについて

突然のパンクトラブルに遭遇し、まずは車を安全なショッピングモールの駐車場に停め、保険会社の事故受付ダイヤルに連絡しました。保険会独自のロードサービスはあるものの、正直どの業者が(保険会社が委託している地方の修理業者の可能性もある)いつやってくるのかわからないということもありますし、ずっとJAF会員だったこともあり保険会社の方からJAFに転送してもらい、内容の打ち合わせを行ないました。ちなみに状況などは先に保険会社の方に伝えてあるので、二重に説明することは無かったです。

ちなみに、保険会社でもJAFでもパンクに対する対応というのは基本的に「スペアタイヤ交換」になります。しかし、今軽自動車やコンパクトカーにはスペアタイヤが付いていない車が少なくないわけで、そうなるとロードサービスでできるのは車の中に入っているパンク修理剤で応急処置をしたり、外から塞ぐことができる程度の穴であれば、簡易的な修理(有料)を行なうか、それとも自宅あるいは修理工場までのレッカー移動を行なうかということになります。

ちなみに、今回の場合パンクしたのが夕方で、JAFの方に現地までの到着時間を伺ったところ、最初は大体2時間くらいと言われ、その時間ではタイヤ専門ショップは閉店してしまうので、最悪の場合はレッカーで自宅駐車場まで運んでもらうことになるのでしょうが、そこからの移動ができなくなってしまうので、翌日には出張での修理かタイヤ交換をお願いすることになってしまってけっこう大変になります。そうなると、高額の請求を覚悟して深夜営業ありのガソリンスタンドに移動してもらうということも考えました。

その後、作業を行なう方から直接連絡が入り、直前の要請がキャンセルになったため当初の予定より一時間早く来てくれることになりました。こちらはそれまでに車中泊用具でいっぱいの荷室をひっくり返し(^^;)、何とか今まで未使用だった応急用タイヤを出して待っていました。

JAF隊員の方はそのタイヤをしばらく調べていましたが、空気は抜けているもののヒビや穴はなく、バルブの状態も良好だということで、パンクしてしまった右前のタイヤを外し、さらに右後のタイヤを外しそのタイヤを右前に移動し、応急用タイヤを右後に付けるという少々手間のかかる作業を行なっていただきました(自車はFFのため、応急用タイヤは後輪に付けた方が安全に走れるのです)。JAFの方が持ってきたジャッキはかなり頑丈そうなものが2つで、過去に何回か自力でタイヤ交換をしたことがある私でも、プロに任せた方が安全で確実であることを改めて実感しました。ちなみに、今回の場合は結果的にスペアタイヤの交換だけで済んだので、料金はかかりませんでした。

今回、もしスペアタイヤがなく、パンクしたタイヤの応急処置だけだと、本格修理やタイヤそのものの交換を行なってくれるタイヤ専門店やガソリンスタンドまで走るのが精一杯だったでしょう。今回は応急用といえども正常に動作するスペアタイヤが装備されていたおかげで、何とか長い距離でも自走して帰宅し、さらに翌日にタイヤショップまでも自走して行くことができました。今考えてもスペアタイヤなしの状態でトラブルに遭遇していたらと思うとぞっとします。

一つの考え方として、スペアタイヤは一度も使われないまま廃棄される率が高いので、タイヤ対策はパンク修理剤で十分だということはあるでしょう。車を買い物くらいにしか使っていないならなおさらです。しかしトラブルは、時間・場所・天候を問わずいつ起こるかわかりません。今回の私よりも悪い状況でトラブルになる可能性も十分にあります。もし自分の車で車中泊旅行を考えているなら、オプションのスペアタイヤの設定があるなら、その追加購入を考えた方がトラブルには強くなると思います。私も最初は現場で途方に暮れかけ、頭の中でガソリンスタンドでタイヤ交換したらいくらになるんだろうとか(^^;)、悪いことばかり考えましたが、スペアタイヤ交換で何とか現状を乗り切れるとわかった時には心底ホッとしました。

あと思ったのは、走行不能になった時にどこに車を停めるかということです。今回はショッピングモールの駐車場だったので、区画の記号を言うことで場所の特定も容易になりましたが、お店の駐車場に停めさせていただく場合にはロードサービスがやってくるまでに時間がかかるので、地下など時間によって閉鎖される可能性のある場所は避けましょう。


カテゴリー: 車中泊での心構え | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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