DAZNのためにドコモ契約をキープすべきか?

個人的にはテレビ視聴について、かなりの割合でネット経由のテレビにシフトしつつあります。最近ではテレビ放送とネット配信を同時に行なったり、見逃し配信を利用することが多いです。NHKはすでに地上波の一部の番組の同時配信を始めましたし、日本テレビも夜のゴールデンタイムを中心に同時配信を近々開始する予定になっています。

さらに、地上波およびBS・CSでも放送されないサッカーJリーグの全試合中継を行なっている有料配信サービスのDAZNや、ネット配信独自のコンテンツが話題になっているNetflixのような映画・ドラマの有料配信サービスも一般的になってきています。

また、無料で配信しているAbemaTVや、ニュース専門チャンネル、天気予報専門チャンネルもあり、大型テレビ(受信料を払いたくない場合はスピーカー付きの大型モニターでも可)をネットに接続し、ネット配信の放送だけを利用するようなことをしても日常生活に不自由はしなくなるような時代になりました。

そんな中、携帯電話のドコモユーザーにとっては、ネット配信のサービスを回線料金と一緒に払うと、普通に加入するより安く利用できるというサービスが有り、その中でも一番お得なのがスポーツチャンネルのDAZNが格安で見られる「DAZN for Docomo」です。一般的にはDAZNの料金は月額1,750円(税抜・以下同じ)ですが、ドコモの回線と紐付けすることによって月額980円で現在は利用できます。

ただ、ドコモがこのサービスについて2020年10月1日からは、ドコモの回線と紐付けしても月額1,750円に値上げをすることを発表しました。ただし、同年9月30日までに契約すれば解約もしくはドコモの回線を解約しない限り、月額980円をキープできるというキャンペーンを始めています。

実は現在、DAZNの契約は休止しているのですが、ここで改めて再契約するかどうかというのは、今後ドコモの契約をどうするかということにも関わってきてしまうので悩んでしまうのですね。日本の3大キャリアのうち、格安で安定したデータ通信が両立しているサブキャリアを持っているのはソフトバンク(ワイモバイル)とau(UQモバイル)のみで、こちらとしては2年縛りが終わったらすぐにでもこれらどちらかのサブブランドに回線を移すことを考えていたのですが、ドコモに残る選択の中で、特にJリーグファンだったらこの10月からのDAZNの値上げが影響してくることが考えられなくもありません。

ただ、ドコモ回線があるかないかで変わるDAZNの月額の差額は770円とそこまで大きなものではないので、ドコモからワイモバイルやUQモバイルに移った方が月額は770円以上下がる可能性が高いので、今回のドコモの決定はかえって安くスマホを(特にiPhoneSE)使いたい人にとっては、そこまで契約者を引きとめられないのではないかという気がしないでもありません。

あと、DAZN自体のコンテンツについても、いつの間にかMLBが見られなくなっているなど、サッカーが好きな人以外には見るべきコンテンツが少なくなっているような感じもします。個人的にはもっとモータースポーツや卓球・柔道・ウィンタースポーツなど幅広く配信してくれれば契約しようという気にもなるのですが、月額が安いうちにとりあえず登録するような方というのは、とにかく今後もドコモから浮気しないで使い続ける決意を持った人でないと難しいような気がします。

何かこのような事を書いていて、ドコモの行く末が不安になるのは私だけでしょうか。少なくともワイモバイルやUQモバイルに対抗できる料金プランを投入していかないと、日本の携帯電話の料金について知っている人はドコモのエリア自体に興味がある人は除き、流出となってしまうかも知れません。ちなみに、現在使える楽天モバイルの楽天リンクアプリをドコモ回線のMVNOが提供するSIMで使えば、ドコモ本体より安く通話もネットもできるようになるので、その点でもドコモ本体に依存する人の数も限られてきます。といいつつも、長くドコモで回線を使わせていただいている身としては、新しいプランをもう少し期待したい気持ちもあるのですが。

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