月別アーカイブ: 2014年12月

東名富士川SA上りの「エクスパーサ富士川」に注目

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 東名高速道路の富士川サービスエリア上りといえば、全国的に知名度のある「富士川楽座」の名が通っていると思いますが、昔からサービスエリアにあった施設がリニューアルされたのが同じ構内にある「エクスパーサ富士川」です。この施設の中に昨日の12月20から静岡伊勢丹が運営する「エムアイプラザ富士川」がオープンするという話を聞きつけ、雨の中出掛けてきました。

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 エクスパーサ富士川の建物内は、テレビ朝日のドラマ「相棒」や朝の情報番組「モーニングバード」とコラボした出店や装飾が目立っていたためそれほど目だっていなかったのが残念でした(写真がエムアイプラザ富士川の全景です)。以前エムアイプラザのスペースにあった雑貨を扱うショップと比べて、かなり幅の広い品揃えになっているものの、ちょっと統一感が取れていないような感じではありましたが、デパートに置いてあるブランドのお菓子もここで購入できたりして、いい意味でサービスエリアらしくないショップになっているなと感じました。

 フードコートの奥には富士山をテーマとした品物が並んだショップがありましたが、そこに併設されていたのが登山用具メーカーのモンベルの品物が並んでいて、いわゆるアウトドアグッズはこの部分にまとまっていました。モンベルの品々はなかなか面白いものがそろっており、普段登山用品に触れたことがない方にはぜひ訪れて欲しいと思います。

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 そして、個人的におすすめなのが、同じアウトドア商品を扱うコーナーに置いてある日本野鳥の会の長靴がSサイズから3Lサイズまで種類も豊富に置かれていることです(上の写真の下の棚です)。価格は5千円弱と手ごろで、他の長靴と違い折りたたんで小さく持ち運べるという特徴があります。まさに、車の中に入れておいていざという時に使うにはベストの選択ではないかと思います。見本が飾ってあるので、実際に履いてみて自分に合うサイズを確かめられるというのがいいですね。高速道路の移動中で足場の悪い所に行くのに専用のシューズを持ってくるのを忘れてしまったような場合は、ぜひチェックしていただきたい逸品だと思います。

 個人的にはもっと旅の途中で役に立つ品物を多く取り揃えて欲しいと思いますが、リニューアルオープンしたばかりということもありますし、今後に期待したいところです。どちらにしても、これから東名高速道路で東に向かう方で東名富士上りSAで休憩を取る際には、ぜひ忘れないでエクスパーサ富士川にも訪れてみてください。


月3円で維持しているauガラケーとポメラDM100で最強の発信環境を作る

 ブログを主に見ていただいている方には必要のない情報かも知れませんが、一応私もここのブログの更新情報を中心にツイッターで発信しています。たまたまツイッターで見た人をブログに誘導しようという魂胆ではなくて(^^;)、さまざまな理由でブログが使えなくなったり、ブログのシステムがダウンしたような場合のバックアップとしての利用を視野に入れています。もし何の予告もなくブログが見えなくなってしまった場合は、以下のリンクからアクセスしていただくようお願いします。

@syachuu

 ツイッター自体はスマートフォンでも簡単に発言を見たり書いたりできますが、今回はとにかく電気が使えない状況が長く続いても発言を続けられるように、キャリアメール使い放題のオプションを付けたもののほとんど使用する機会がない、月3円で2年間維持しているauのガラケーと、単三電池2本で長時間の利用が可能な(アルカリ電池30時間 エネループ25時間のカタログスペック)キングジムの文字入力に特化した文字入力端末ポメラDM100とを組み合わせて、ツイッターだけでなくブログの更新もこのセットだけで行なえるよう準備してみました。列車で旅をしていて、もし急な天候の変化で列車が動かなくなったり、人身事故で現地から動くことができなくなった場合も見越しての準備です。

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 写真に写っているのが今回用意したセットの全てです。

・ポメラDM100本体
・auガラケー(プランEシンプルとEZwebでキャリアメール送受信放題加入済)
・予備のエネループ2本
・エネループモバイルブースター(単三2本で携帯への充電可能)
・通信可能なminiBのUSBケーブル(ポメラDM100のケーブル接続用)
・miniBをmicroUSBに変換するアダプター(ガラケー充電用)

 ポメラにはすでに電池を入れていて、すぐに使える状況になっていますが、ガラケーの方はあえてスイッチを切ってあります。これは、メイン端末ではないということもありますが、実際ポメラで書いたものを送信する時だけしか使いませんし、いざという時に電池が少なくなっていると意味がないのでできるだけ電池を減らさないようにこうしています。ガラケーおよび単三電池を満充電して出発し、ツイッターやブログを書くにはポメラを動かし、内容を送信する時にだけガラケーの電源を入れるようにすることで、ポメラが電池切れを起こすまでは大丈夫だろうと思っています。

 今回、あえてauのガラケーを選んだのには理由があります。以前、auで契約していたガラケーでも使っていたのですが、auのガラケーに入っているQRコード読み取りアプリが実に使いやすいのです。あらかじめポメラにブログやツイッターの投稿用のメールアドレス(事前にブログやツイッターの設定で、携帯電話からメールを送ることで投稿が完了するメールアドレスを取得しておく必要があります)を入れた文書のひな形を用意し、作成が完了したらポメラのQRコード作成ボタンで画面にQRコードを映し出し、ガラケーのカメラで撮影するわけです。詳しい内容は以下のエントリーに紹介してありますので興味のある方はごらん下さい。

http://syachu.cocolog-nifty.com/blog/2012/02/gzone-type-x-e6.html

 この方法のいいところは、ひな形の中に送信先のメールアドレスを登録しておけば、ガラケー側の電話帳には情報を入れなくてもいいことです。電話帳の中にメールアドレスを残しておくと、つい間違って私信をツイッターやブログにアップしてしまうかも知れませんが、この一連の流れなら、まず間違えることはないでしょう(ガラケー内の送信済メールの中に発送したメールは残ってしまいますので、気になる方は発送済メールの削除を行なってください)。

 もちろん、こんなめんどくさいことをしなくても、スマートフォンやタブレット端末から直接アップしてしまえばいいわけですが(^^;)、旅の途中にさっと取り出してすぐ書け、しかも電池持ちのいいポメラは旅行中に旅日記も書けますし、パソコンに近い入力環境を保てるので手離せません。旅での使用でなく、災害時に細々とでも現地からの情報をアップしたい場合には、単三電池2本なら小さい太陽電池モジュールでも十分継続しての充電はできるので数週間単位で電気が使えなくてもこのセットだけでブログの内容を書き、携帯の電波が届き次第アップを続けることはできると思います。今回紹介した一式よりさらに荷物を少なくしたい方は、私の持っているポメラDM100ではなく、キーボード部分を折りたたんで携帯できるポメラDM20 DM25の利用の方がおすすめかも知れません。電池が単三から単四になってしまいますが、東日本大震災の時に単三電池から単一電池が最初になくなっていき、単四電池が若干残っていたということもあったので、もしもの場合はこちらの機種の方が頼りになるかも知れません。さしあたって今回紹介したセットは次に列車で出掛ける機会があれば持って行こうと思っていますが、大雨や大雪で立ち往生するなんてことにはならないようにと思いますね(^^;)。


ジャーサラダの持ち運びには メイソンジャーよりナルゲン?

 最近のはやりで、厚手のガラス瓶「メイソンジャー」に何層にも違う野菜を入れたジャーサラダが多く作られていると話題になっています。見た目がきれいで食べてもおいしいということになれば、家の中だけで楽しむだけというのはもったいないということにもなるでしょう。

 ただ、ガラス瓶を持ち出して使うというのは、やはり割れたらどうしようという心配が先に来てしまいます。となるとてっとり早くプラスチック製品で代用できればと考える方も多いでしょう。その種の容器は100円ショップでも簡単に購入できますが、問題はドレッシングを入れてひっくり返してしまった場合やバッグに入れて持ち運ぶ際に漏れないかということです。その点でおすすめしたいのは、パッキンは付かないものの、フタと本体が相当密着することで滅多なことでは液漏れしないことで定評のある、登山用品店に置いてあるナルゲンのキッチン用ボトルの数々です。

 ナルゲンボトルと言えば、私も持っていて湯たんぽとしても使えないこともない水用の1リットルボトルをメイソンジャーの代わりに使い、ジャーサラダを作っている方をネット検索していて発見しましたが、ボトルの中から取り出して食べるにはやはり口が小さいのが問題でしょう。しかし、キッチン用のボトルの中にはサラダを入れるにはいい口と大きさのボトルが存在します。

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 写真にある広口タイプの容器なら食べやすく、大きさもほぼ1人前の500mlとその倍の1lタイプもラインナップされているので、用途に応じて使い分ければいいでしょう。お弁当用なら保冷バッグの中にこの容器を入れて持ち運べば、朝入れて昼食べるくらいなら十分鮮度を保つことができるでしょう。もしジャーサラダを作ることを主目的にする場合は写真の左側にある1リットルの容器がおすすめです。ただ、1リットルタイプは写真で見るよりもけっこう大きいですし、旅先でいろんな用途に利用する場合は、サラダの量がだいたい一人前くらい入る500mlタイプのものの方が使いやすいように思いました。

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 私の使い方から考えると、あえて1リットルタイプのものよりも、500mlのものを2つ買った方が日常生活にも使う場面が増えるだろうと思って青と白のフタの容器を購入しました。ちなみに、登山用が青、キッチン用が白と言われていますが、両者の違いは全くないと思います。水用のボトルと比べるとプラスチックが薄いですが、ねじ込み形のフタは簡単に閉まる上に何かの拍子に外れてしまうこともなさそうで、サラダにドレッシングをかけた状態で持って行くのもよさそうです。

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 こんな感じでミックスサラダを入れてみましたが、さらに広口で100℃までの耐熱タイプなので、食器の代わりに使うというのもよさそうです。ひとつ気を付けたいのが、漏れないからといってドレッシングを掛けた状態で全体にドレッシングを行きわたらせるために激しく振ると、浅漬けのような状態になってしまうことです(^^;)。ということは、道の駅などで購入した野菜を浅漬けの素と一緒に入れて車の振動の中運べは、旅の途中でいい具合に漬けることもできるということですが(^^;)。

 あと、触っていて思ったのですが、車の旅行でもそうですが、日常においても例えばお菓子の袋を開けてバラけることが多いと思うのですが、その時にこの容器に乾燥剤と一緒に入れておくと非常に具合がいいのです。透明なので中も見えますし、しっかり閉まるのが本当にいいですね。登山用品のお店にしか置いていないかと思いますが、興味のある方はぜひ実際の物の見て確認してみてくださいね。



パイオニア ベーシックテレホン TF-12-W

 もしご自宅の電話がひかり回線のIP電話に切り替えてしまっていたら意味がないかも知れませんが、停電になっても使えるメタル回線を持っていても、電源がないと使えない電話を使っている場合、電話機が対応していないため停電時に使えなくなるということが起こります。その場合、今ある電話機を買い替えるよりも、停電用に専用の電話機を用意しておいた方がいいように思います。停電時に使えるのは昔の黒電話だと思っている方もいるかも知れませんが、ACアダプターを繋げて使う電話機の中にも、ACによる給電がなくても使える電話機はあります。今回紹介するのは、見てくれは普通の電話でありながらACアダプターを最初から使わない、電源不要で使うことを前提に作られた数少ない電話機になります。

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 メタル回線の電話線に流れている電流を利用してこの電話機でできることは結構有り、停電時用に黒電話を使うことを考えればはるかにできることは多いです。よく使う電話番号を最大3つまでメモリーすることができ(電話線を抜いたら記憶は消去されますのでご注意を)、相手が電話に出たのを確認してから受話器を取って話せるオンフックダイヤルや保留メロディー、リダイヤルやキャッチ機能(キャッチホンの契約が必要)、パルス回線での契約でも*マークを押せばトーン信号を送出できる機能もあるので、災害時にも各種テレホンサービスが利用可能になります。停電時に災害用伝言ダイヤルを使う場合にもこの電話機なら大丈夫です。

 ベルの音量も2段階で調整でき、切ることもできます。かなりの幅でベル音量や受話音量を調整できる電話機を当り前に使っている方には電話線からの電気だけで動くこの電話のベル音と受話音量は心もとなく感じるかも知れませんが、電話線だけでここまでできるという事実があるのも確かです。大きさも小さすぎず本当によくある家の電話という感じなので、設置して使ってもそれほど違和感を感じることはないでしょう。

 ちなみに、IP電話を使っている場合でも、モジュラージャックにこの電話をつなげば使うことは可能です。普段の受け応えには携帯電話を使っているものの、部屋にいる時に固定電話を設置したいという場合、家のコンセントを必要としない電話機というのはメリットがあるように思います。同じIP電話のサービスを使っている先に電話する場合は、こちらの電話から掛けることで時間も料金も気にしないで通話を楽しめますし、不在時には携帯電話に掛けてもらえばいいと割り切るなら、価格的にも安いこの機種で十分ではないでしょうか。

 先日のエントリーで紹介したように、メタル回線自体のサービスはいつまで続くかわからないため、電源の必要ない電話機というのはいつまで売られるかというのもはっきりとはわかりません。電話機がそれ自体でネットにアクセスできるような機能を盛り込んで進化していくのもありとは思いますが、その正反対のようなローテクを満載した今回紹介した電話機もあれば持っておいた方が何かで使うことがあるかも知れません。災害までは行かなくても大雨や落雷、大雪などで長時間の停電の可能性というのはやはりありますので、まだご自宅がメタル回線の方は、これだけで色々できてしまう電話機の購入を考えて見るのもいいのではないでしょうか。


携帯電話会社の解約金の妥当性を問う前に

 携帯電話の2年契約の割引プランを途中で解約する際、一律で9975円の解約金を支払わなければならない契約条項が違法かどうかが争われた裁判が最高裁で決着しました。判決は携帯電話会社の主張を全面的に支持し、どんな場合でも更新月以外の解約については一律の解約金がかかることが認められた形です。

 つまり、2年契約で携帯電話大手3社と契約した場合、2年経過する際に1度訪れる「更新月」に解約しないと一律で9975円がかかってしまうわけです。今回の裁判で争われた内容は解約金についての契約条項に絞ったものであったため、この問題に付随するもう一つの問題について語られたのかどうか不明ですが、私が問題だと思っていることはこの更新月の通知に関することです。

 2年の契約ということは2年経てば契約は終了します。ただし、契約時の取り決めで自動的に更新することになっています。それは、2年経って契約期間が満了した場合、改めて更新することを忘れると、2年契約でない「通常の」料金が適用されることになってしまい契約内容を理解していないとなぜ急に料金が上がってしまったのかわからずにトラブルの元になってしまうことを考慮したことが考えられます。ただ、中には2年の契約満了を待って他の会社に契約を移そうと考える人もいます。そういう人でもついうっかり自分がいつ契約をしたのか忘れてしまう人もいるかも知れません。更新月の前に、ダイレクトメールが無理なら端末への直送メールという形で更新月のお知らせを送ることは、利用者の立場に沿った情報提供として当然やるべきことだと思うのですが。ホームページからIDを作ってログインし、メールでの料金通知の申し込みをユーザーがやることで通知してくれる会社はあるようですが、紙の請求書自体をなくしていく方針の中であれば、ガラケーのみでネットは使っていないような契約者が更新月を知るためには、自分からショップへ行くか問い合わせをするしかありません。全ての2年縛りの契約者に必ず通知を出してくれた方が契約者も安心するのではないかと思うのですが。

 そしてもう一つの問題として、なぜ一般の人が選択肢がある中で2年縛りのある契約を選ばざるを得ないのかということもあまり話題になっていないのではないかと思います。データ通信のみの契約では、高速通信が月間2GB程度なら月千円以下でもすぐ解約しても解約金は取らないでMVNO業者は提供しているのに、携帯会社3社の料金が高いと感じる方も多いでしょう。通話中心の3Gプランにおいても、MVNOで提供している日本通信の「携帯電話SIM」では短期間の乗り換えで利用者を儲けさせることを防ぐため10ヶ月は解約金の9000円(税別)が請求されますが、それ以降はMNP転出にかかる費用はかかるものの解約金はかかりません。その条件において、毎月の料金は以下のようになっています(以下の料金は全て税別です)。

・無料通話1300円繰り越しなしプラン(通話料30秒20円)…月々1290円
・無料通話2700円繰り越しなしプラン(通話料30秒18円)…月々2290円
・無料通話5000円繰り越しなしプラン(通話料30秒14円)…月々3710円

 となっています。日本通信のプランはドコモのSIMを使っていますのでここではドコモのFOMA用通話プランと比較してみたいと思いますが、実は料金については結構複雑なので、まずは全く割引のない(いつ解約しても解約金はかからない)ベーシックプランについて上のプランに近いものを紹介します。

・タイプSS(無料通話1000円2ヶ月繰り越し家族間分け合い 30秒20円)…月々3600円
・タイプS(無料通話2000円2ヶ月繰り越し家族間分け合い 30秒18円)…月々4600円
・タイプM(無料通話4000円2ヶ月繰り越し家族間分け合い 30秒14円)…月々6600円

 ただこれが、2年継続を約束することで半額になるので安くなるわけです。

・タイプSS(ファミ割またはひとりでも割)…月々1800円
・タイプS(ファミ割またはひとりでも割)…月々2300円
・タイプM(ファミ割またはひとりでも割)…月々3300円

 さらに、ドコモが指定する端末を購入した人が入ることができるバリュープランに加入することにより基本料金顔体も安く変わるので、更に毎月の料金が安くなる仕組みがあり、ほとんどの方はこれから紹介する2年縛りの料金で利用されていると思います。この場合タイプは同じですがバリュープラン適用を示す名前が付きます。

・タイプSSバリュー…基本使用料1864円 いちねん割引付1204円 2年縛り934円
・タイプSバリュー…基本使用料3000円 いちねん割引付1950円 2年縛り1500円
・タイプMバリュー…基本使用料5000円 いちねん割引付3250円 2年縛り2500円

 こうして比較してみると、日本通信の「携帯電話SIM」はあくまでドコモの回線を借りて提供しているにも関わらず、とりあえず10ヶ月契約すればその後いつ解約しても1万円近い料金はかからないわけですから、同じ条件でいつでも解約可能なドコモのプランはちょっと高く請求し過ぎではないかと思えます。契約してから10ヶ月までは違いますが、10ヶ月を過ぎた段階では最初に紹介したドコモのプランの中では一番高いベーシックプラン各種割引前の料金との比較が妥当でしょう(日本通信の場合は端末自体は提供していないため)。私はこの料金体系は、以前ネットショッピングの楽天で行なわれたような、2年縛りにすることで50%割引後の価格を安いと出していながら、各プランの割引前価格ではほとんどの人が契約していないと思われるのに、それとの比較で安く思わせるような手法を使っているように思えてなりません。個人的には最安で千円を割る価格は十分安いとは思いますが、割引前の価格についてはもう少し実勢に即した価格に下げ、割引も50パーセントではなく割引率を少なくした上で現状の価格に据え置くような形に落ち着かせるのがいいと思うのですが。


NHKの「ラジオジャパン」タイムテーブルをもらってこよう

 先日の衆議院選挙は当日には行かず、期日前投票で行ないました。近くにある役所に行く必要がありましたが、そこで思わぬものを見付けてしまいました。

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 最近の役所ではパスポートの申請もやるようになっていて、そこに誰でももらえるような形で申請書と一緒に置いてあったのが、写真の「ラジオジャパン」のパンフレットでした。NHKまで行かないともらえるものではないと思っていただけに、今回投票に行ったことでの思わぬ収穫となりました。

 実はこのラジオは日本国内向けではないのですが、日本の人が海外に行った際の情報収集用であるとともに外国在住の日本人や、日本のことを知りたいと思う全世界の人のために世界各地に送信所を置き、NHKが定時放送しています。普通、ラジオのタイムテーブルについては季節によって変わることがありますが、さまざまな状況によってラジオ放送が聞きづらくなる場合には周波数自体も変更する場合があるので、このようなパンフレットも必要になるのでしょう。ここでこのパンフレットに書かれている周波数とタイムテーブルは2015年3月末までのものなので、こういったパンフレットを海外に行く直前に入手しておいた方が確実に日本からの情報を短波ラジオから入手することができるようになるわけです。なお、このパンフレットに書いてある放送時間は世界標準時で表示されているので、現地で聞く場合は現地時間が日本時間で何時なのかを把握する必要があります。日本国内で聞きたいと思う場合も、周波数は正しくても放送されてない時間に聞こうとしても無理ですので、パンフレットのタイムテーブルに書かれている時間から9時間を足して読みかえ、確認の上利用しましょう。

 海外も行く場所によってはインターネット環境が整っていない場合もありますし、この放送が情報元になることもあるでしょう。受信する場所によっては外部アンテナを用意していく必要も出てきますが、全く日本に触れることができない場所でのラジオの威力はまだまだ捨てたものではないように思います。

 ただ、肝心のラジオについて、国産の短波ラジオのラインナップに選択肢が少ないのが残念です。それでも、コンパクトな短波ラジオは国内の家電量販店で購入することができますし、アナログダイヤル式のラジオでも日本語での放送は他の放送との識別も聞こえれば何とかわかるので(日本のラジオ放送との同時放送が多いので)、海外へ行く方も国内のAM放送受信が難しい場所に行く方も、興味のある方は短波が聞けるラジオを入手した上でこのパンフレットを入手し、旅先の受信に挑戦してみてはいかがでしょうか。


年末年始に備えてまずは車の周辺点検から

 車を運転していると、走っている車の中に明らかに整備不良である車を見付けることがあります。ここで言う整備不良とは、車の前後左右にあるランプが切れているというようなことです。

 先日、夜間走行中、どうも前方の視界が見にくいことに気付き、車を停めて確認してみたところ何と車検を通したばかりだと言うのに片方のヘッドランプが点灯していないのを見付けました。もしかして接触不良かなと思ってヘッドライト付近を叩いてみましたが状況は変わらず(^^;)、それでも何とか自分で電球を買って付け替えられないかと見たところ、さすがに小さなスペースにいろんなものを詰め込んでいるフィットだけあって、とても人間の手がランプの裏側に入る隙間もありませんでした。

 仕方がないので車検でお世話になった業者の方に連絡をし、来ていただきました。その方もフィットの内部を見て、これはリフトで上げてタイヤを外し、下の部品を外さないと無理だと言われ、しばらくの間車を預けて作業してもらうことになってしまいました。

 せめて自分で何とか交換できる構造だったら良かったのですが、まあ遠出をした先でこのようなハメに陥らなかった事は良しとしましょう。その場で違反切符を切られることはないでしょうが、電球切れはパトカーに見付かればすぐに止められて注意を受けるレベルの不具合なので、皆さんをせめて、ウィンカーやバック時のランプを含め、全て問題なく点灯するかどうかを事前に確認しておくのがいいと思います。後ろのライト全般は一人では確認が難しいので、誰かに頼んで見てもらうことも必要になってくるでしょう。

 問題ないのは当り前とはいいながらも、私のように車検を通したばかりでしばらくは問題が出ることはないだろうと思った途端に電球が切れるという事もありえますので、年末のぎりぎりになる前に、一通り車の使用説明書を見ながらわかる範囲でも不具合がないか確認されることをおすすめします。


ADSL終了後の通信環境を展望する

 現状ではまだ影響は出ることはないと思いますが、auの提供するADSLのサービスが終了することがわかり、他社の動向が気になります。先日のエントリーでインターネットを使ったひかり電話の災害時における使えなさを指摘したばかりだったので、むしろニュースを見た人たちは、可能ならメタル回線の電話にADSLのインターネットに戻すようなこともあるのではと思っていたのですが、インフラ整備の状況から言うと古いものは消えていくしかないのでしょうか。個人的には現状のメタル回線が維持できるうちは契約を続けるつもりですが、ADSLサービスが先に終了してしまう可能性もあるので、常にインターネットのバックアップ体制は考えておきたいところです。

 メタル電話が残っている状態でADSLのみ終了した場合、データ専用の光回線を引くか、モバイルルーターを自宅でも使うかと考えた時、しみじみ思うのは高速の無制限利用も可能だったWimaxがWimax2になったことにより高速通信における月ごとの利用限度を付けられてしまったことです。そうなると現在で一応無制限をうたっているのは光回線を除けば携帯電話のLTEを利用する回線になってしまいます。自宅でもモバイル環境でも同じ回線を使っているとなると、もし携帯電話のサービスが止まってしまった場合、全く外とつながることができなくなってしまうということです。

 そうなると、今のところは唯一有線でつながる光回線への移行も考えながらADSLを使っていかなければならないということになるのでしょうか。どちらにしても、停電になったら光だけでなくADSLも使えなくなってしまうわけですから、停電直後は基地局の非常用電源で給電して稼働できる携帯電話網に一元化するという考え方もあるとは思いますが、家庭内で複数のパソコンとスマートフォン、はたまたテレビや情報家電までインターネットに接続してあることを前提に作られたものが結構あるので、多くの機器が同時にインターネットに接続された場合のスピードの低下が感じられるような回線は自宅用には向かない気もしますので、今のところはADSLが終わったら光にするしかないのかなあと考えざるを得ませんね。もちろんその前にモバイル回線の新たなものが出てくることを期待しながら待ちたいですが。

 そして、光インターネットに付ける形で従来の電話番号を引きつぐことができる光電話ですが、私の場合ですが現状でも固定電話からの発信はほとんどせず、昔の番号を知っている人から着信するだけになってしまっています。あと使うのはファクシミリの送受信くらいしか使わなくなっているので、メタル回線終了後は固定の番号を捨てることも視野に置きながら、主にスマートフォン用にアプリが出ている050plusやSMARTalkあたりのサービスをルーターに繋ぐアダプター経由でアナログ電話で使えるようにして、050から始まる番号で今使っている電話機およびファクシミリを動かすことも可能です。SMARTalkなら回線維持にはお金がかからないので、今までの電話部号を050から始まる番号に変えてもメリットは有るでしょう。メタル回線が終了した時点で、停電時のIP電話の利用は無理になりますが、050plusやSMARTalkはIDとパスワードを入れればスマートフォンのアプリでも使うことができるようになりますので、停電が起きても携帯電話の基地局が動いていれば同じ番号をスマートフォンで使うことも可能になり、スマートフォンの電池が残っていれば停電時でもしばらくは利用ができる可能性が出てきます。今後、ウィルコムのイエデンワのように乾電池で動き、ルーターとBluetoothで接続可能なIP電話機が出てきてくれるようなら、モバイルルーターのMR03LNとの組み合わせで多少の停電くらいなら使い続けられる最強のどこでもイエデンワになる可能性もあるので、そんなハードの出現も期待したいところです。


いつまでもあると思うな? その路線

 2015年3月14日からのJRダイヤ改正は、例年に比べるとかなりその様相が違ってくることになります。大きなニュースは北陸新幹線が金沢まで開通することと、いよいよ北海道へ向けて新幹線が運行される計画の中、最後のブルートレイン北斗星が廃止になるということです。これまでも新しい電車が走ることにより古い列車がなくなることは当然のこととして推移して来ましたが、個人的にまだ車での旅行など考えられなかった頃にお世話になった列車や路線はことごとくなくなってしまっていて、やはり寂しさは感じます。

 それこそ、車中泊という言い方が自動車を使って車内で寝るということでなく、夜行のバスや列車の中で座席に座ったまま寝ることを指すことが多かった時にはJR(旧国鉄)には多くの夜行列車がありました。関東から東北・北海道に安く行くためには今度のダイヤ改定で全てが廃止される運命であるブルートレインはあえて使わずに、急行料金がいらないミニ周遊券を使って座席指定のない普通の客車で深夜に走る急行「八甲田」「津軽」を利用して東北に行くのがお金もなく予約も全くしない学生にはありがたかったです(当時は「夜行折り返し」と言って、周遊券で急行が乗り放題になることをいいことに、あえて夜行急行の下りに乗り込んで、上りと下りが行き交うところで乗り換えて、翌日の朝に東北にとって返すという技で宿代を浮かす輩も存在しました)。その先は北海道ですが、青函連絡船は普通列車扱いだったので青春18きっぷでも乗れたので、安く乗り継いで北海道に渡ったのはいい思い出になっています。ただ、交通費をけちっていたあまり、ブルートレインとはなかなか縁がなかったことは本当に残念です。

 当時は青森・函館には青函連絡船の深夜便があったため待合室が夜中でも開放されていたので、とにかく最終列車で両駅にたどり着けば、青春18きっぷだけでも車中泊を続けて距離をかせぐことができました。当時の18きっぷでの旅行は、西の方面でも大垣夜行や、天王寺発新宮行きの普通列車の夜行があったりして、まさに行きあたりばったりでも何とか車中泊を続けて移動できる方法があったおおらかな時代でした。すでに周遊券という言葉も聞かなくなってしまっている中、行きあたりばったりに安い旅を楽しむためには、自分で車やバイクを運転して出掛け、必要に応じて車中泊やテント泊することが必要で、車やバイクを持たず、免許もない人には大変な時代になりつつあると感じます。

 今回の改定の中で、北陸を新幹線が走ることになったことで、並行して走る在来線が第3セクター化することが決まりましたが、一枚のきっぷで新幹線を使わない旅を選択する場合、第3セクターの区間が長野新幹線開通時からできたしなの鉄道の場合のように別に購入する必要が出てきます。18きっぷを使って旅を楽しんでいる人にとっては残念なことですが、そういった個人の都合ではどうにもならないところに、公共交通機関を利用せざるを得ない人のジレンマがあるのでしょう。

 ただ、このような傾向は時代の流れとともに決まっていくので、昔を懐かしんで反対しても今のままの状態が保たれるわけではありません。これからも日本全国に張り巡らせた在来線の鉄道やバス・フェリーの路線がいつまでもあると思わないで、行ける時に乗り行くことも、車でない旅を楽しむためには必要ではないかと思います。在来線と言っても、渋滞もなくそこそこの速さで進めば、高速道路を進むよりも早く行けるのが列車の旅の良さでもあります。予報で台風がやってきたり大雪が降るとわかっている場合にはおすすめしませんが、JRが運行しているうちに乗っておけばいい思い出になると思います。先日、モバイルSuica会員用にメールが来て、2015年2月に北陸新幹線の体験乗車会が開かれるようです。個人的には新幹線にはいつか乗れると思うので、一足早く新幹線に乗るよりも、ダイヤ改正でなくなってしまうJRの在来線やブルートレインを一通り乗り通しておいた方が思い出に残ると思うのですが(^^)。


電気スクーターはガソリンスクーターにとって変わるか

 季節も秋から冬になり、気温の低下とともに雨が降るようになって、なかなか原付バイクに乗る機会がなくなっていました。天気のいい時には体を動かすために自転車を使うことも多く、結果として原付バイクを動かすことが少なくなりつつあったのですが、昨日久しぶりにバイクを使おうとしたら、えらいことになってしまっていました。

 ここのところの寒さによってバッテリーが弱っていて、セルモーターを回しても全くかかる気配がありません。ただ、スクーターにはセルモーターの他にキックスターターがあり、多少バッテリーが弱くなっていてもキックでエンジンがかかれば、しばらく走行することでバッテリーに充電させることができます。しかし、昨日の私のバイクの状態は何回もキックスターターを蹴り上げても、全く動く気配がありませんでした。

 しかし、ここで諦めるわけには行かず、キーを抜き差ししながら何回もキックスターターを動かしていると、かすかにエンジンがかかる予感がするくらい回り始めました。これはこのまま繰り返していればかかるだろうとおよそ10分間けり続けたら(^^;)、ようやくエンジンがかかり、原付スクーターで出掛けることができました。出先で駐車して再スタートする際にはもはやセルモーターでもエンジンがかかるくらいに回復しましたが、今後外気温が下がるに従ってキックしながらエンジンをかける頻度は上がっていくだろうと思います。

 まさにこのことがガソリンを使うことのメリットでしょう。これがもし電気スクーターだったら、ついうっかり充電を忘れてしまったら満充電までの時間は走行することはできません。私のように自動車や自転車と併用する場合、しばらく乗らないままにしておくことがあれば、常に予備の電池に交換できるような用意がなければその日のうちに使うことは無理な状況もあり得ることでしょう。

 一口に電気スクーターといってもピンからキリまであり、高いものでは大型のリチウム異音電池を使うことで充電時間を少なくできるものもありますが、私のそれほど燃費の良くないスクーターでも一回の給油で100キロ以上は走り続けることができます。電気スクーターで燃料の購入が必要なくても、満充電をした電池で走り続けられる距離はそれほど多くないのが現状でしょう。ちなみに、近所のオートバックスで売られている10万円ちょっとで買える電気スクーターは、充電池として鉛電池を使い満充電で35キロから50キロ走れ、使い切った蓄電池を満充電するには3~4時間といったところだそうです。電気自動車と比べ家庭用のコンセントから充電できるので、こうしたことに理解のある職場でしたらそこでコンセントから充電させてもらって通勤用に使うことはできそうですが、いかに充電時間を短くしながら走行距離をのばすかにかかっているところがあると思います。

 結局のところ、電気を貯める仕組みとして、化学変化の原理を使う電池は、どうしても使っているうちに劣化しやすくなるという問題がまだ大きいですね。そんなわけで当分はガソリンスクーターにはがんばってもらうにしても、将来について比較的少ない電力で走行可能距離が伸びる電気スクーターにおいて、今の鉛蓄電池の容量と同じくらいのキャパシタ(コンデンサ)が開発されれば、街乗り用のスクーターについては電気スクーターが取ってかわる可能性はあると思います。ガソリンの価格に一喜一憂しなくても済むようになる時代が早く来るといいですね。