月別アーカイブ: 2013年5月

自動車税納付と納税証明書

 5月というのは新緑の香る素晴らしい季節ですが、ゴールデンウィークの終了とともに現実に引き戻される通知がやってきたりします。ぞれが車やバイクに乗っている人には避けることができないのが税金なのですね。
 自動車税の仕組みは良くできていて、請求が来ても払わないでいると車検が受けられなくなってしまいます。納付書には「納税証明書」がもれなく付いてきますが、この納税証明書が車検を受ける際に添付することが必要で、ない場合は県や市町村の窓口で再交付の手続きをしなくてはなりません。その際にもし自動車税の未納分があった場合は、延滞金を上乗せした額を支払わないと納税証明書が発行されません。
 人によって車検時期はいろいろで、納税証明をすぐに使わない場合もあるかも知れませんが、個人的には支払いが終わったらすぐに車の中の車検証と一緒にして保管しておくことをおすすめします。車検を通した翌年には2年車検の場合必要はないということもあるのですが、車を手放す場合に納税証明書の提示を求められる場合があります。確実に自動車税を納めてある場合は大丈夫ですが、もし何かの拍子で納税を忘れている状態で売買契約をしたことがわかった場合、次の持ち主が車検を通そうと思った場合に本来必要ない支出を強いられるわけですから、業者から本来収めなければならなかった税金+延滞金分を請求されることになってしまいます。それが売買時にわかればいいですが、車検を受ける時に発覚した場合は、いろいろ面倒なことになるかも知れません。
 車を長く乗る場合でも、事故に巻き込まれて仕方なく車を手放す場合もあるかも知れません。車検証の他、自賠責保険の証書とリサイクル券までは車に常備させている方は多いと思います。しかし納税証明書だけは車検時にまとめていても、翌年5月を過ぎるとそれまでの納税証明書は効力を失ってしまいますので、今の時期納付が終わったら自宅に置きっ放しにしないで車の中に早く移動させるクセを付けておくというのがいいのではないでしょうか。

B84cot (OEM:Grizzly) の組み上げと簡単なグレードアップ法

 すでに車中泊用に低床コットのボイジャーコット(現在はOEMのB24 cotとして販売されています)を北海道夕張で営業しているアウトドアショップ・快速旅團さんから購入して便利に使っているのですが、当時の購入金額は一万円弱だったと記憶しています。今回、同じ快速旅團さんのネットショップから、ボイジャーコットより一回り大きいサイズの通称「グリズリーコット」のOEM商品、B84cotを購入しました、お店の方でが円高の時に仕入れたものらしく、当時のボイジャーコットと比べても格安の値段で売っていたので、その値段で買えるうちにと注文を出してしまったのです。

 実際に品物が届いてみると、仕舞いの寸法すら大きいという感じですが、何とか今の車にも搭載できるギリギリのサイズといった感じです。このコットは車内で使えるサイズではありませんが、大きさを除いては組み方などはボイジャーコットと同じです。このコットは最初はかなり硬く、組み上げるのにかなりの力がいるのですが、ボイジャーコットの組み立てに慣れているせいか、意外とスムーズに組み上げることができました。ここでは組み上げの手順および簡単なグレードアップ方法について、今後ボイジャーコットを購入される方の参考にもなるかと思いますので、詳しく紹介します。

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 まず、袋からコット本体を出します。足が4本と最初から布が張られたパイプ部分に分かれています。こうした形になっているため、パイプを組むだけでコットが完成するのです。

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 作業の第一段階として、写真のように3つに分かれたパイプをつないで一本ずつにします。これで組み上がった時のだいたいの大きさがわかるでしょう。当然ながらそれなりの広いスペースがないと組み上げは困難なので、十分なさ行スペースを確保するようにしましょう。

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 次に、足の部分のパイプを本体にはめ込むのですが、ここがかなり大変なのです。何の予備知識もなく手の力だけではめ込もうとすると、下手をするとパイプの先が手に当たって怪我をする危険もありますので、心配な方は軍手をして作業される方がいいかも知れません。私の場合は写真のように足で両側のパイプの穴を思いっきり広げたまま足のパイプを押し込みます。何とか両方の穴にパイプが入ったら、上から叩くようにしてでも根元まで押し込むようにします。最初は一連の動作にかなり力が要りますが、何回も組み上げていくうちに金属部分がスムーズに入るようになり、それほどの力をかけなくても済むようになります。力がなくてどうしても組めない場合は、どなたか力の強い人を頼んで何とか数回組み上げてもらい、その後でもう一度組み上げを試してみましょう。

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 このように足を全て差し込めば完成です。ただ、最後のパイプをきっちりと差し込むにはやはり力がいります。とにかく最初だけだと思って頑張りましょう。布の張りが以前購入したボイジャーコットに比べてゆるい気がしますが、その分ゆったりとできるような感じになりました。このままでも十分便利なのですが、足と床面を保護するためのカバーを足のパイプの部分に付けたいと思います。

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 使うのは、100円ショップで購入してきたガーデニング用のホースです。たまたまあったものは内径15ミリのホース1メートル10センチのもので、今回はこれを2本使います。

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 まず、ホースを半分に切ります。コットの足の地面に接地する部分はだいたい60センチ弱くらいなので、半分に切った55センチというのは意外とベストマッチングな長さかも知れません。

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 このままでは足に付けることはできないので、写真のように切りこみを4本全部に入れます。このように切るためには細長いはさみを使うのがいいでしょう。

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 切り込みを入れることによってパイプにホースを通すのではなく、一枚になったホースを足のパイプに巻きつけるようにして装着することができます。四本の足全てに装着すると結構立派に見えます。これで、屋内で使う場合でも床を傷つけることはないですし、屋外で使う場合でも、汚れたらホースの部分だけ取り外して洗えば元々の足はそれほど汚れずにすみます。

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 最後にひっくり返して完成です。改めて寝転がってみましたが、男性でそれなりに背が高くてもコットの上で寝返りができるというのはいいですね。カバーを付けたことにより心配した収納についても、ホースを付けたままで収納袋にそのまま入り、車にも積載することができました。このコットは家の中やベランダで使うほか、夏の暑い時期に車中泊ではとても過ごせないような場合は積極的に設置して活用していこうと考えているところです。


2013 静岡ホビーショー

 毎年5月中旬に行なわれるプラモデルの見本市、静岡ホビーショーの一般公開に出掛けてきました。週末に一般公開されるため、全国からやってくる人たちで会場はとんでもなく混雑するのですが、自宅から会場まではそう遠くはないので、会場時間の朝9時頃に思い立って出掛けてみたものの、すでにすごい人の列になっていました。他県からお越しの際は前日から会場近くに入って車中泊の方がいいぐらいの混み方で、一通り見終わって私が会場を出た時には皆車で会場に入ろうとしていたせいか、大きな交差点をふさぐようになってしまっていたほどで、渋滞の発生源になってしまっていました。主催者からのアナウンスではできるだけ車を避けて公共交通機関でと案内されていますが、公式サイトにある臨時駐車場からシャトルバスでの会場入りが無難だと思われます。

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 ブースの大きさとしてはバンダイやタミヤには多くの人が集まっていましたが、そんな中、タミヤのブースの片隅に興味深い品物を発見しました。タミヤマークの付いた非常食のセットです。地元企業とコラボしたと思われる焼き鳥の缶詰やカンパン・ビスケットの缶詰がありました。私はこれ以上缶入りの非常食を増やすと収拾が付かなくなりそうだったのでスルーしましたが、ネタとして持っていても十分受けるだけでなく実用にもなる品々だと思います。

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 製品そのものの展示という点では、ハセガワやアオシマのブースを中心に回ってきました。特にアオシマには、このブログでも紹介したことのある、軽自動車の生産から撤退してしまったスバルのサンバーの試作モデルが展示されていました(^^;)。個人的にはサンバーのキャンピングモデルが出たら欲しいなと思ったのですが(^^;)、残念ながら様々な車が展示されている中、キャンピング仕様というのはほとんど見付けることはできませんでした。

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 あと、別の意味で面白いと思ったのが実際に動く蒸気エンジンの模型を実演していた斉藤製作所のブースでした。実際に火を付けてボイラーを使った船のスクリューを回したり汽笛を鳴らしたりしたデモンストレーションはかなりそそられるものがありましたが、こういう趣味はキャンプ用のストーブに火を付けてそれ自身を楽しむのと近いものがあるのかも知れませんね(^^;)。

 会場内では展示即売もあり、ジャンクのパーツなどは格安で売っていて、マニアの方々が群がっていたのですが、私はそれほど興味がなく、ぶらぶらしていたところ見付けたのが空クジなしの抽選イベントでした。その中でいわゆるはずれの5等に非売品の1/12モトコンポ(アオシマ製)があったのがなぜかABC HOBBYという別のブースだったのですが、一等二等よりもハズレの5等のモトコンポが欲しくて一回500円の抽選にチャレンジしました(これの素性は以下のリンクにあるプレゼント用の余りみたいです)。

http://www.abchobby.com/productimg/gamb/city/moto/motocompo.html

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 そして何とか無事にモトコンポのプラモデルを手に入れたのですが、この時ばかりは自分のクジ運の悪さに感謝しました(^^;)。ホンダ・シティに載せられる小型の原付であるモトコンポは憧れていたものがありますが、実際に所有した場合にはおせじにも便利には使えないと思いますので、所有欲を満たすためにはプラモデルで十分かなとも思います。そういったニーズも模型にはあるような気がしますね。会場にはメーカーの展示のほか、全国から出展されたユーザーの作品展示スペースもあり、本当に多くの人が押しかけていました。こうしたイベントを大した苦労もなく毎年見られるのは本当にありがたいことです。毎年の詳しい日時については事前に公式サイトから確実な情報を得た上で行かれることをおすすめします。


太陽電池でニッケル水素電池充電しながらの旅レポート

 2013年の5月3日から5日にかけての車中泊旅行では、全ての行程において太陽電池パネルを車のダッシュボードに設置して移動や休憩の際でも継続して単三や単四のニッケル水素電池を充電しながら移動していました。

 実は今回の旅では普段の旅なら必ず持って行くノートパソコンを持って行きませんでした。というのも、全ての行程においてホテルの利用は全く考えていなかったので、コンセントから充電するという事は全く期待していませんでした。その代わり、全ての電気を太陽電池パネルや車のシガーソケット経由で充電して対応しようと画策しました。旅先でもコンセントからの電気を使わないでインターネットにアクセスし、外からでもブログを書き、旅先から更新するための最低限の機材は私の場合以下のようになります。

・キングジム ボメラDM100(単三電池2本で動くテキスト入力マシン)
・Apple iPod touch(ポメラ専用アプリがあり、ポメラで作成したQRコードを読み込める)
・ドコモ無線ルータL-09C(格安SIMカードで使えるモバイルルータ)

 もし私がiPhoneを持っていれば無線ルータはいらないのですが、モバイルルータを持っていれば他の端末もインターネットに接続できるので、ネット閲覧にはタブレット端末(Nexus 7)を使えます。この他、通話用のガラケーや、スマートフォンが充電できるようにすれば何とかなるのではないかという感じです。あと充電した電池を使ってスマートフォンやタブレット端末を充電するためには単三電池を4本使ったモバイルバッテリーを用意する必要がありますが、ガラケーについては単三電池2本で使えるタイプのモバイルバッテリーがあれば十分です。この他、車内で音楽を聞くためのICレコーダーが単三電池2本を使っていたり、ランタン、髭剃りや歯ブラシが単三電池を使っているものの、これらのものは旅行中に電池が切れるという事はなかなか考えられないので、携帯電話を含む通信機器の充電を旅行中に気にするだけで私は大丈夫でした。

 また、通信機器のうちスマートフォンについては、私の場合カーナビとしても使っていたので、車のシガーソケットに差すUSBアダプタで常に電源を確保していたので、夜に空の状態から充電するという事はほとんどありませんでした。ですから、実際に車を止めてから使う電気というのは言うほど使わないというのがあり、それが太陽電池パネルを使った充電でも何とかなるのではという事になったわけです。(使用した電池は全てエネループかエボルタのノーマルタイプを使用しました)

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 今回は、私が持っている太陽電池パネルで充電するハードを全て使いました。3種類ありますがそれぞれに特徴があり、使い分ける事によって便利になるように思います。充電能力も高く曇りでも一番粘るのがGOAL ZERO Guide 10 Plus Adventure Kitでした。これで充電した単三電池4本をタブレット端末の充電に使うのが一番効率がいいような感じです。

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 次に、中規模のパネルを持つエレコム ソーラー充電器セット DE-SCSET01WHですが、出力が汎用のUSBケーブルで何にでも(携帯端末を直接接続することも可)つながるというのがポイントでした。今回はUSBケーブル経由で単三電池および単四電池を一本から充電できる充電器を100円ショップで売っているUSB延長ケーブルを使って動かしましたので、ここで充電した電池は直射日光の影響を受けませんでした。日が陰ると充電中を示すパイロットランプが付かなくなる事もありましたが、一度日光にあたってから徐々に日が陰るような場合はそこそこ充電が粘る場面もあり、当初の印象から比べると思いの外使えるという感じがした事もつけ加えておきます。個人的には安くなった時に買っておいて良かったと思います。

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 最後に、単三電池および単四電池を2本ずつ充電できるバイオレッタソーラーギアです。これは以前から書いている通り、利用可能かどうかの判定がボタン一つででき、曇っていても確実に充電しているかどうかもボタン一つでできるのがありがたいです。充電能力は3つの中では一番悪いと思いますが、前日に携帯電話を充電したものの、まだかなり容量があると思われる単三電池2本を1日で再度使用が十分可能な状態にまで持って行ける一方、ほとんど使い果たしたエネループをバイオレッタソーラーギアに入れたところ丸2日充電しても一応使用可能にはなるものの充電完了までは行きませんでした。エネループは継ぎ足し充電も問題なくできるため、少し使ってすぐにまた充電という形で回していくのがいいような気がします。空に近い電池を充電する場合は素直に走行中にシガーソケット経由で充電するか、多少でも日差しがある場合には4本まとめて大きなソーラーパネルのGOAL ZERO Guide 10 Plus Adventure Kitを使う方がいいという事になりそうです。

 なお最初に書いたように、今回は連日十分な日照時間があったので、太陽電池パネルによる充電を十分に活用できましたが、雨などの天候ではほとんど使えないという事があるというのが太陽電池パネルによる充電の問題でもあります。多少雨の天候が続いても大丈夫なくらいの電池のストックが無い場合には走行中に充電できるよう、車のシガーソケットに差して使うタイプの単三・単四電池用充電器を持つ事も必要になってくると思います。私は今回用意しませんでしたが、軽自動車に適合する程度の小さなサブバッテリーを車内に持ち込み、走行充電のできるアイソレーターIS-330を繋ぐと、この機器には普通のバッテリーからシガーソケットで出力できる端子がありますので(家庭用コンセントは使えないので、使いたい場合は別にインバーターを用意する事が必要です)、走行中にはそのままシガーソケットを使え、停車中にはサブバッテリーから電源を取るシステムが組めます(詳しい内容は以下のリンクを参考にしてください)。

http://syachu.cocolog-nifty.com/blog/2012/10/post-3625.html

 単三・単四電池くらいならこのシステムでも十分に余裕を持って充電ができますので、今後長期旅行で車内でしか充電できないような状況では今回紹介したシステムと組み合わせれば、少なくとも単三・単四電池の充電には苦労しないで済むようになるでしょう。もちろん、大型のサブバッテリーと正弦波のインバーターを搭載し、家電製品を使いまくる車中泊の旅の方法もあるかとは思いますが、走行充電だけではサブバッテリーを満充電することは難しいということもあります。というわけで、私としては長期の旅の際には単三・単四のニッケル水素電池を充電してローテーションさせていく太陽電池パネル中心のシステムを今後も継続して行こうと思っています。


普段の生活の中でできる水の確保

 災害時に備えるために必ず言われるのが水の確保をどうするのかという事です。ひとくちに水といっても飲料水からトイレの水まで様々で、断水時にトイレの水という事だけならお風呂の水を流さずにそのままにしておくことでも何とか用を済ませることができますので、ここでは飲料水をどのように用意するかという事について考えてみたいと思います。

 飲料水を家庭で備蓄するには様々な方法がありますが、簡単でいざという時に安心して使えるものとして、市販されているペットボトル入りの水を購入するというのがあります。水を購入するという事に抵抗がある方もまだおられるかも知れませんが、水道水を備蓄する場合は品質管理が必要ですし、その点製品として売られている水というのは賞味期限までに飲み切ってしまえばいいわけなので、賞味期限に気を付けて時期が来たら使い切るようにすればいいわけです。しかし、そうした確認を怠ると賞味期限をとっくに過ぎた飲料水を抱え込むことにもなりかねません(^^;)。実は私のところにも賞味期限をとっくに過ぎたペットボトルの水が1ケースあるのですが、この水は、いざという時には飲料水以外の使い方で使おうと思っています。とはいうものの、ケース内の6本(どれも2リットル)の存在を忘れてしまっていたため、気が付いた時には飲料用として使えなくなっていたのはショックでした。

 こうした経験を踏まえた上で、差し当たって自分で用意している水は大きいものではなく、500mlのペットボトルに入ったものに変更しました。これだと私が最近では常用しているコーヒーメーカー、ネスカフェのバリスタに入れると大体3杯弱コーヒーをいただく事ができます。すぐに水を使わなければならない場合でも使いやすいサイズであるというのは結構重要だったりします。さらに500mlのペットボトルの場合、車内のドリンクホルダーに置いておくことができるので、車の中でもそれなりの本数をストックできます。あとは、通常の2リットルのペットボトルを一本車の中に入れています。これでだいたい3リットルは確保できますが、よく言われる備蓄推奨の量から考えると少なめです。

 そうした状況をカバーする方法として、私の家の場合ですが、自宅近くのスーバーでアルカリイオン水を専用のペットボトルに給水可能な、カード会員向けの無料のサービスを行なっているので、そのサービスを利用しています。主に炊飯やお茶に利用していますが、水道水のように消毒していないので、少ない期間で飲み切るような感じで利用しています。これも、災害が起こるタイミングにもよりますが、とりあえる自分達が当面飲むくらいの水を用意できるという点で有利です。人によってはこうしたサービスを行なっているスーパーに水を汲みに行く人が常に多くいて、マナーの悪い人が常にいるから買った方がいいと思われる人もいるかも知れません。しかし、そうしたストレスも考えようによっては災害時の訓練だと思ってしまえばいいのではないでしょうか。実際に水がなくなり、給水車に多くの人が押し寄せた場合、その混乱は半端なものではなく、そこに集まる人たちの本性がにじみ出ます(^^;)。つまり、日常的にそうした人間の行動に慣れていれば、ひどく不愉快な目に遭ったとしてもそれが初体験ではなくなるため、ある意味理不尽な状況に耐える力を日々培えるわけです(^^)。これだけでは足りない場合もあるかも知れないのですが、今のところはこれに加えてやかんの水をいっぱいにしておくという感じの対策ぐらいしかしていないのですが、これから夏にかけて、備蓄する水の量を増やしていこうとは考えています。

 あと、これは災害が起こってしまった後の話として、足りなくなった水をどうしてもらい、保管するかという問題もあります。備蓄の目安というのは、災害時直後からどのくらいの期間で実際に避難所に給水車が来るのかというのを考えて作られたものであるので、実際に給水車がやってきた場合にどのようにして水をもらい、どのように運ぶかという事も考えておいた方がいいのではないかと思います。

 水を入れる容器というのは様々なものが売られていますが、一般的には水用のポリタンクが思い当たるでしょう。ただ私は、ポリタンク自体が外からホコリが入らないような構造になっていることから、何かの拍子で中が汚れてしまった場合使えなくなってしまうのが災害時には心配です。私はそうした事を意図して用意したわけではないのですが、水を非常時に入れるために蓋が閉まる布製のバケツと、これもちゃんとした蓋のあるプラスチック製バケツを用意しています。これらを運搬する場合にはパンクしないタイヤを装着した台車が必要かも知れませんが、そうした運搬のための用意はまだしていないので、こちらも早めに考えようかと思っています。水容器としてのフタ付きのバケツというのは、中が汚れたら最悪濡れティッシュで拭くような事でも見える汚れは落ちますし、災害時には強いのではないかと私は思います。現在車には布バケツを入れてありますが、状況によっては荷物を満載している大型コンテナの中を空にして使うことも考えています。用意したものがこちらの思惑通りに使えるのかという事も当然ありますが、水の確保という事を考えていく場合、最低限水を入れて運べる容器がないと困るので、水容器として使えそうなものも家の中に用意しておきたいものです。


Speedpass+(スピードパスプラス)の従来とは違う点

 車で長距離ドライブに出る場合、こまめに給油することが燃料切れの不安を感じなくなるので、先日のゴールデンウィークには燃料計が半分を切ったぐらいでガソリンスタンドに飛び込んでいました。支払いはもっぱらクレジットカードでしたが、かばんからサイフを出してクレジットカードを取り出すことすらめんどくさくなったりするもので(^^;)、車のカギと一緒にしてあるスピードパスが使えるガソリンスタンドを目ざとく見付けようと努力していました。

 結論から言うと、ゴールデンウィークの旅では1回しかスピードパスを使う機会がありませんでしたが、セルフ形式のスタンドでスピードパスを軽くタッチするだけで給油できるシステムというのは大変便利で、もっと多くのスタンドがこうしたシステムでも給油できるようになればいいのにと思ったのですが、スピードパスが使えるスタンドで気になる表記を発見しました。それが、買い物もできるという触れ込みの「スピードパスプラス」でした。

 これは、従来の給油のみに特化し、登録したクレジットカードからガソリン代を引き落とせるチップの入ったスティックに、クイックペイというコンビニをはじめとするさまざまな店舗で利用料金を決済できるクレジットカードによる後払いの電子マネーがセットになったものです。他の電子マネーと違い、現金のチャージが必要なく、クレジットカードのようなサイン、デビッドカードのような暗証番号入力の必要もありません。実は私は、車中泊のように車で遠出する際に財布をなくした時のために、クイックペイが使える専用のカードを新たに作ってしまったのですが、スピードパスプラスを作ってしまえば、これが一つにまとまって車のカギと一緒に管理できるので、サイフを忘れてコンビニなどに買い物に来てしまっても何とかこれでしのげるというわけです。

 現状ではまだスピードパスプラスが登録できるクレジットカードが限られているということもあるので、全ての人におすすめできるものではないのですが、車のカギと一緒に電子マネーを管理できるメリットはそこそこあるかと思います。日常的に電子マネーを使わなくても、私が専用のカードを手に入れたように、旅行中できるだけ現金を使いたくない場合にのみ使うという方法もあります。

 さらに、スピードパスプラスを使うと、従来のスピードパスが使えないセルフスタンドであっても、決済方法としてクイックペイをサポートしているスタンドでもカードなしで決済できるというメリットもあります。セルフスタンドでは昭和シェル石油が全国約500箇所、エネオスのスタンドの一部で使えるとのこと。紛失時には従来のものよりも使われてしまう可能性が高いので注意が必要ですが、もし今使っているカードでスピードパスプラスが使えるようになったら従来のものからの移行も考えてみようと思っています。


荷物をさらに整理するために

 人から私の今の車を見ると、何か怪しい荷物が後部座席に満載されている車に見えるかも知れません(^^;)。車を交換した際に積載できる物理的な量が少ない事もあって今まで積んでいたものをかなり降ろしたのですが、それでもまだ多くの荷物が積まれてしまっています。

 実は今乗っている車で車中泊するためだけならそれほどの荷物を必要とはしません。コット(キャンプ用ベッド)と寝具類および、目隠し用のグッズくらいがあれば十分なのです。それも、旅行に出掛ける前に車に乗せればいいのですが、普段走行には余分な荷物を積んでいるのは防災上の観点からです。

 現状の私の車の中に、車中泊の旅ではほとんど使わないのに車に入れてあるものは、

・非常食(缶詰)
・キャンプ用調理セット・焚き火台
・ペットボトル入り水
・簡易トイレ
・テント
・マットおよび寝袋

 のような防災用品をまとめて入れてあります。いざという時に車に乗って逃げられる場合(東海地震の警戒宣言が出たような場合など)はそのまま乗って移動する事もできますが、突発的な災害の場合はそれも無理かも知れません。しかし、とりあえず自分の身の安全だけ確保して、車の置いてある場所へ戻れるようになった場合、用意した防災用品を探すのは比較的簡単です。食料は缶詰の形で保管しているので、ある程度の衝撃や汚れにも耐えられるのではないかと思われます。

 今まではこうした防災用品をとにかく入るだけ詰め込んでしまっていたので、肝心の旅行の際に寝床を作るのに苦労するような事になってしまっていたのですが、先日のゴールデンウィークの旅での反省から、日常的に乗せておく荷物の見直しを行なう事にしたのです。

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 この写真だけではわかりずらいかも知れませんが、防災用品を詰め込みながら何とか一人分の就寝スペースを確保できるように荷物をまとめました。写真でいうと右側の大きなコンテナにほとんどの荷物をまとめるというのがまずはポイントです、助手席側に物を置かない事でそのスペースをまるまる使えることになり、就寝スペースを作るのも簡単になるのです。

 写真ではコンテナやかごが置かれていますが、空ならば簡単に折りたためたり、コットを設置するならばその下に押し込むこともできるので、空間を作るのにはそれほど影響を受けません。左側にある折りたたみマットはサイドの目隠しに使うので助手席側に置いてあっても邪魔にはなりません。

 今回のポイントは、別のケースに入れて車内に置いていたものを強引に大きなコンテナボックスに移し、用途がかぶるものは極力排除したことです。キャンプ用品はできる限り折りたたんで小さくなるものや、大きな容器の中に小さな容器が入るようなものを優先して残しました。寝袋もできるだけ小さくまとまるものに入れかえる事で、写真のコンテナにかなりの量が入ったように思います。こうしたコンテナに入れる事のメリットは、降ろす際にも簡単にできるので、車の中の荷物を全て出して掃除したり改めて整理することも簡単なので、さらなる荷物の減少を目指すこともできます。写真手前にはすぐに出したい小物類をケースに入れたまま収納していますが、コンテナの中の整理が更にできれば、この入れ物ごと大きなコンテナの中に入れてしまう事もできるかも知れませんので、さらに旅の荷物がコンパクトになるかも知れません。今後もこのような取り組みについては継続して紹介していければと思っています。


高速で渋滞にはまった場合の運転の心得について

 ゴールデンウィークに車を使って旅に出る場合、どうしても渋滞に巻き込まれる可能性が高くなります。以前テレビでどちらのレーンにいる方が進むのかということをやっているのを見たことがあり、コメンテーターの方が左方向(走行車線)の方がいいという話をしているのを記憶しています。先日テレビで言っていたコメンテーターのブログを発見したのですが、どうやら必ず左側が早く進めるわけでもないということがわかりました(^^;)。

 渋滞は右車線から始まることがわかっています。道が混んでくると早く進もうとする車は右側の追い越し車線へ進路変更するように集まるので、渋滞の発生源が走行車線になるという理屈です。そのように発生した渋滞ならば、遅くではありますが確実に動くであろう左側車線にいれば比較的右車線より動くという事です。しかし、渋滞の原因が車線の減少や合流のためである場合、それが左車線に関するものであれば当然左車線の方が進まなくなるわけで、場合によっては右車線を走っている方が早く進むわけです。

 今回私が利用した高速道路は断続的に合流とは関係なく渋滞していたので、セオリー通り左側をキープして走っていた方が比較的流れていたようですが、個人的には高速道路で渋滞にあった場合は左側をキープして走ることをおすすめします。

 というのも、何らかの理由で高速道路から降りたり場合や、サービスエリアで休憩やトイレタイムをと思っても渋滞の中で右車線にいたら、出たくても本線から出られないということが起こります。ゴールデンウィークの時期には高速出口やサービスエリア入口のはるか前から車の列になっていることもありますので、いち早くそうした状況を察知するためにも左車線走行がいいということになります。

 個人的な実感として、高速道路がどこでどう合流するかということを熟知していない限り、左右どちらが早く動くかということは確率的に半々ではないかと思います。それならば右車線から急に左車線に移らなくてはならなくなり事故の原因を増やすよりも、動かない状況でイライラしながらも、左車線キープが何かと安心できるというものです。ただ、どうしても目的地に早く着くために渋滞をうまくすり抜けたいと思うなら、事前に十分リサーチして自分の使う高速道路ではどこでどちらの車線から合流するのかをきちんと把握し、ぎりぎりまで合流しない車線に入り続けるようなルートを考えるしかないでしょう。

 あと、渋滞の発生源にならないためにも高速道路走行には注意が必要になります。よく赤信号から青信号に変わってもなかなか車が動かずにイライラする経験をした方もいるかと思いますが、全ての車がスムーズに走行できることもないので、一台の車が極端に坂道などでスピードが低下したりすると、後続車が続々とブレーキを踏むことによってついには停止してしまうことにもなり、それが渋滞の発生源になるのだそうです。高速道路の最低速度は50キロですが、走行車線の流れを妨げることなく、急な上り坂でも60キロはキープし、どうしても無理な場合は登坂車線に早めに移るなどの心掛けが必要です。

 現在、渋滞中に前の車から一定の車間距離をとって着いていくオートクルーズが搭載されている車もありますが、こうした装置がもっと普及すれば、事故渋滞以外の自然渋滞もかなり緩和されるのではないかと思いますね。


車中泊用の汎用目隠しを作る

 今乗っている軽自動車はいつまで使うかわからないため、できるだけこの車だけでしか使えないものは使いたくないという考えから現在の車中泊装備を決めています。車中泊をするためには必需品とも言える目隠しを考える際、一番簡単で安いのはキャンプ用の銀マットを窓ガラスの大きさに切ってはめ込むのが一番いいと思っているのですが、車が変わったら使えなくなるので今あえてそうした用意をしたくないというのがあります。前のワゴンRで使っていたものは、もし次の車で使えるならそちらの方で使いたいということもあるので、とりあえずは今あるものを工夫して簡単に使える汎用目隠しの作り方について考えてみました。

 キャンプ用銀マット自体を車の側面に設置するというのが一番簡単かも知れませんが、この種のマットは丸めると癖がついてしまうのが問題です。本来の使い方で寝床に敷いて使う分には何の問題もないのですが、側面に沿わせただけではかなり隙間が空いてしまうと思うので、すでにあった別のキャンプ用マットを利用することにしました。

 このタイプの折りたたみマットは収納時にかさばるものの、繰り返して使っても変な方向に反ることもないので愛用しているのですが、たまたま2つあるということで、これを側面の目隠しとして使ってみることにしました。このまま単にセットしただけでは内側に倒れてきてしまうので、マットを止めるために100円ショップでいろいろ調達してきました。

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 最初はすでにあった洗濯用のロープをピンと張ることもやってみたのですが、それだけではマットを支えることができないので、自転車用の荷ひもを使うことにしました。この荷ひもは伸び縮みするので、長さは150センチのものを2本購入しました。ただ、ロープだけではマットの固定に不安があったので、少々厚めのマットでも簡単に挟めるように若干大型の洗濯ばさみを用意しています。

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 まず、後部座席の窓の後ろにあるシートベルトのところに荷ひものフックを引っ掛け、フロントガラスの日よけの部分に通したら、ドアの部分に引っ掛けるようにして写真のようにマットを付けられるようにします。

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 そうしてマットをセットするのですが、これだけでは安定しないので、適当なところを洗濯ばさみで止めます。これで一応完成ですが、この方法なら車の改造をすることもなく普通の車なら目隠しを設置可能になるのではないかと思います。レンタカーを使って車中泊をしたいという場合にも、この方法なら当日になって思っていた車種と違っていたりしていても、何とか外から見えないようなセッティングができると思います(前後の窓の幅が180cm程度なら一応マットで隠れます)。

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 最後に、外から見ようとしても中が見えないことを確認しました。写真で紹介したZライトという折りたたみマットは比較的高額のため目隠し用だけに使うのは勿体無いので、こうした用途のために揃える場合は、安いものでも十分です。私がもう一枚と買い求めたものはCAPTAIN STAG EVAフォームマット M-3318ですが、これだと一枚2千円程度で購入可能です。このような折りたたみマットは、災害時など体育館の床に直接寝なければならなくなった場合でも設置面の凸凹を体に伝えにくいので、もし何かあった場合には車に常備しておくことの有難みを実感するかも知れません。私自身、次の車に移行した際にもこの仕組みを残しつつ、さらにより良い方法があれば更に工夫していきたいと思っています。



新東名静岡サービスエリアにある変なお土産について

 私自身、全国各地を旅していると様々な土産の品に出会います。自分が見て面白いものもないことはないのですが、そうしたものを購入しても人にあげて喜んでもらえるかという事を考えた場合、無難な食べものになってしまうことがほとんどだったりします。名物に美味いものなしとは言うものの、全く趣味が合わないものを送ってしまうと、もらった方も捨てるに捨てられずに困ることもあるでしょうし。

 しかし、冷静になって考えてみると、自分が面白いと旅先で思ったものでも、意外と後までとっておくものは少ないと思われます。そういう事もあるので、先日出掛けた際には益子焼の実用品を買って帰るなど、買い物のための旅というのを先に考えてしまうという手もあります。考えてみると、様々な陶器市をはじめ、昨年は関の刃物祭りに行ったりして、旅が買い物の延長になっていたりもします。ただそれが旅のお土産と言えるのかどうかなんて事を考えたりもするのです(^^;)。

 昨日はたまたま新東名のそばまで行ったため、夜に久しぶりに新東名の静岡サービスエリア(上下とも)を訪ねてみました。時間が少々遅かったため一部の店舗は閉まっていたものの、一般道から入る事のできる駐車スペースは車もまばらで、完全に新東名という施設の鮮度は落ちてきたことを実感させてくれます。

 しかしながらサービスエリア内の土産品はなかなか充実していて、お菓子や食品類だけではなく、地元の産業と結びついたものも置いてあります。静岡というとプラモデルという事で、タミヤのミニ四駆を始めとしたプラモデルや、タミヤという事でロゴマークの入ったTシャツがここ限定で売っていたりします。同じくプラモデル業界の雄、BANDAIがのガンダムグッズを売る店舗が下りのサービスエリアにあるのですが、今回同じく下りのサービスエリアの中にちょっと珍しい物を見付けてしまったので紹介させていただこうと思います。

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 写真が小さいので、何なのがわかりずらいとは思いますが、写真右の黄色の封筒に入っているものがそれです。売店は高速道路にありますが、なぜか地元を走る鉄道のコーナーがあって、静岡市周辺を走る静岡鉄道と、金谷から千頭をSLで結ぶ大井川鉄道のグッズが上下線の売店で購入できます。しかし写真のものは下りのサービスエリアでしか確認できませんでした。

 封筒の中味は大井川鉄道で使われた使用済切符の束で、それを「使用済硬券入福袋」として1,000円で売っているのです(^^;)。束の中には現在は買えないものも入っているかも知れませんが、どちらにしても鉄道を趣味にする人でなければ単なる紙くずの束に過ぎません。しかし、単なる紙の束にも付加価値が付いて売れるというのは良く考えたものだと思います。私自身はこの福袋を買っても持てあましそうだったので購入しませんでしたが、車での旅行で切符が買えてしまうというのは面白いので、ここで紹介させていただきました。常に置いているとも限りませんので、欲しい方は見付けたら早めに確保しておくことをおすすめしておきます(^^;)。