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いつの間にか使用中のChromebookの利用期限が伸びていたことで今後のChromebookにも期待

以前、Googleの出しているChromebookについて、Appleから廉価版のMacBookが出る対策として、自動更新ができセキュリティが保たれる有効期限が長くなるというニュースについて書きましたが、私の使っているChromebookはその対象なのかわからないまま、設定画面から見たところ、今まで2027年6月が期限だったと思って使っていたものが2029年6月まで期限が伸びていることがわかりました。

つまり、今から5年と少しはセキュリティの事を考えずに今のChromebookを使い続けることができるということになります。スマホやタブレットと比べると、相当長くウィンドウズノートと比べたって、そこまで本体のパフォーマンスを落とさずに使い続けられるということになるわけで、今回の変更は私にとっては大変有難い変更になったと感じています。

ちなみに、発売当初のモデルを今後購入した場合にはだいたい10年のOSアップデートが保証されているのですが、Chromebookの場合には、ちょっと発売開始から時間が経ってしまったものが安くなったり、文教用として納入する予定だったものが余ったり、さらにはそれなりに中古の出物もあるので、程度を言わなければ1万円以下でも普通に使え、さらに私の場合のようにOS更新期限も5年以上残っていて安いような出物をつかみやすいというのは大きなメリットです。

もし、タブレットにキーボードを付けて使っている方がいたら、タブレットはキーボードを付けないで使い、その代わりに追加のハードとして安い文教用のChromebookを用意した方がスムーズに一連の作業ができるのではないかと個人的には思います。今後の廉価版MacBookがどんなものかにもよりますが、スマホやパソコンのブラウザとしてChromeを使っているなら、その設定やブックマークがそのまま使えるようになるので、重くならずに使えるChromebookは今後持っていても悪くないハードになると思うのですが。

私自身は、ともかく今使っているハードが2029年半ばまで使えるということなので、今後は今のハードを使いながらさらに有効期限の長いものを手に入れたいですね。次に購入するものは今使っているものの更新期限が切れてもさらに5年は使い続けられるようなもの、つまり現在新製品として出たものが安くなった時に買い足すというのが理想です。

また、今後出てくるであろうMacBookの廉価版がどんな感じで出てくるのかも、あと5年あれば十分余裕を持って製品を見ながら自分にとって有用なものかを判断することができます。Chromebookとの比較で、使ってみたいと思えるものになっているか楽しみです。

ただ、私の場合はモバイルマシンとして持ち出すことが多いので、今のものと同じくらいの更新期限のものでもスペアとして安く買えれば抑えにかかるかも知れません。その際、しっかりと更新期限がいつまであるかということについては調べた上で購入することをおすすめしたいです。


安いモバイル用のウィンドウズノートの限界を感じる中でモバイル用にはChromebookという選択は正しいか

今まで、Windows11が載った2in1のミニノートの中に入れていた(LTE通信のできるスロットがあるので)SIMカードをスマホの方に移すことにしました。今まではWindows11を入れたパソコンはその一台しかなかったので、必要に迫られて使っていて、さらにはLTE通信が単体でできることから、出掛ける時には持っていくモバイル用途としても重宝していたのですが、とにかくCPUが非力なため、大きなOSのアップデートがあるとシンプルなソフトを使っての操作すら滞ってしまうようになってしまいました。さらに、本体の記憶容量が少ないので、今後のアップデートに対応できない可能性が出てきたということもあります。

現在は、モバイル用途ではChromebookを使い、出先でどうしてもWindowsOSが必要になった場合にはリモートデスクトップを利用してこれも新たに購入したMini PCを使えるようにセットしました。Mini PCのCPUはN100で、非力ではあるもののそれなりの基本的な作業なら何なくこなしてくれますので、出先で常にスムーズにパソコンを使う場合にはこちらの組み合わせの方が良いと感じるようになりました。

Chromebookのネット接続は、Wifiでの接続の他、スマホを通じてテザリングで接続するのですが、一度スマホとペアリングしてしまえば、スマホ側の作業は必要なくChromebook側だけでネット接続および切断ができるようになります。こうなってくると、当初モバイルパソコンを単体で動かそうと思って入れていたSIMカードはパソコンに入れておくよりも、Chromebookとペアリングしているスマホの方にSIMを入れた方が使い勝手が良いことは明らかです。

今回入れ替えたSIMはpovo2.0のSIMで、au回線ではありますが基本的には0円で維持しているため、最大128kbps(実際のところは64kbpsほど)で通信は可能で、音声通話も普通にできます。改めて書くまでもないかも知れませんが、povo2.0は様々なトッピングを付けることで、通常は0円で維持していたとしても、万が一の場合には24時間フリーのトッピングもあるので、いざという時には役に立つでしょう。それを常に持ち歩いているスマホで使えるようにし、Chromebookと連携が取れるなら、かなり自分的には安心できます。

改めて思うことは、ウィンドウズノートでそれなりに外でも使えるようにするためにはいわゆる格安のものだと購入直後は使えていても、長く使うことは難しいという事と、外で高性能なノートパソコンを使う場合、落としたりすると壊れてしまうリスクを負わなければならないということです。現在のChromebookは、実は最初に紹介したWindowsノートよりもスペックは低いのですが、Chromeブラウザ上で動く事しか基本的にできないということと、リモートアクセスで別のWindowsパソコンを画面から操作するだけという軽い処理に限定することで、ほとんどストレスなく家でも外でも使えるようになっています。前にも書きましたが、今使っているChromebookは文教モデルなので、落下しても壊れにくく、キーボードを水で濡らしても使えるような基準をクリアしています。安く買えるものを選んでいけば、外で乱暴に扱って壊してしまっても、そこまでの経済的なダメージを負いにくいハードだと思います。

今後、アップルのChromebook対抗MacBookがどんなものになるかが気にかかりますが、MacOSをそのまま載せるようだと、最初に紹介した私のWindowsノートのように、重くてアプリケーションも動かすのに苦労するようなものになってしまうかも知れません。それなら、単にブラウザを動かすだけに特化したChromebookの方が快適に長く使える時間が多くなるでしょう。今後のChromebookが今と同じように格安のモデルが提供されていくなら、常にスペアを用意しながらメインのノートパソコンとして使うこともこれから考えていきます。


アップルの学習用低価格帯パソコン販売の方向がChromebookの状況も変えつつあるのでそちらに期待

アップルの出しているハードというと、MacやMacブックのパソコンと、iPhoneやiPadのような携帯端末に分かれていましたが、今後はそれらのハードと違って価格がお安い、学習用の端末(低価格の新しいMacBook?)の生産にも打って出るのではないかというニュースが有りました。学習用のパソコンというと、NewtonOSを使ったeMateを思い出してしまうのですが、本当にそういった端末が出たら学生以外でも欲しい人が沢山いるのではないかと思います。

恐らくそうした端末は、現在Googleが出しているChromebookに対抗する意味であるのだろうと思います。学校単位で導入してくれるところが増えれば、会社の業績も上がるでしょうし、今のChromebookと同じような事やそれ以上の、パソコン的な作業が低価格でこなせるのなら、私も欲しいくらいです。

そんな中、まだ海外で発表されたニュースで本当にそうした事になるのかは不透明なのですが、興味深いニュースが入ってきました。今後、新しいアップルの低価格端末がどのくらい使い続けられるのかはわかりませんが、Googleは2024年から、2021年以降に発売されたChromebookや、それ以前に発売されたChromebookでも、自動更新機能を10年間は保証するというアナウンスを出したと言うのです。2021年以降発売のものは自動で延長され、それ以前に発売されたものについては手動選択(?)で延長の手続きができるという話です。

今までのChromebookは、発売されてから6~7年が自動更新の期限で、現在私が使っているChromebookは発売されてから日が経っているので、あと3年くらいで自動更新されなくなるという事を了解の上で使っています。ただもし私の使っているChromebookでも10年の自動更新保証が利用できるということになると、安心して使える時間が増えるだけでなく、今後もし安売りされるChromebookが出た場合、自動更新できる期間も増えるということになります。

現在、Chromebookの市場を見ていると、ものによってはかなりディスカウントされて学習用として作られた端末のデッドストックと思われる未使用品がかなり安く売られているので、今後も同じように安く買える状況が続けば良いなと思います。

こうした学習用の端末は、安いとは言え一通りのネット利用は十分に可能で、スマホだけでない大画面を利用できるので、パソコンを持っていない人が補助的に使うのにも良いのではないかと思います。

話はアップルの学習用ハードに戻りますが、特に今までは、パソコンを持つまでもないものの、キーボードを使っての入力などを広い画面を使って行ないたい時には、iPhoneを使ったいる方はiPadにワイヤレスキーボードを付けて使っていた方もいるでしょう。ただし、iPadは基本的にはiPhoneの画面が大きくなったものでもあるので、パソコンと同じように使うには不満点も出てきていたと思います。

もし低価格なMacBookが発売されれば、そうしたアプローチには別の方向で、iPhoneとセットにしてパソコンのように使いたいようなニーズにも新たに出てくるでしょう。私の場合は気軽にChromeブラウザを使いたいということもありますが、Linuxを起動させて日本語入力にMozkを使いたいのでChromebookを使っているようなところもあるので、基本的にはChromebookを使い続けると思いますが、これからは持っているスマホの種類によってChromebookかアップルの学習用ハードかを選ぶように変わっていくのではないかと思います。

特に、学生が最初に触る端末がアップルになるかGoogleになるかというのは、その後の消費活動にかなりの影響を及ぼすだろうと思います。新ハードの性能や価格がどんなものになるのか、今回のGoogleの発表からすると、それなりにアップルの端末が魅力的な端末になるのなら、その内容が出てくるのが楽しみです。今後もこの関連のニュースがあったらこのブログで紹介させていただこうと思います。


Chromebookはマウスを使わなくても色々できてしまうモバイル用途に向いたノートバソコン

今年は、ぎりぎりになって親戚へのお中元をネット注文したのですが、このくらいのことだとわざわざWindows搭載マシンを起動させなくても、Chromebookだけで十分に間に合ってしまいます。そんなわけで、現在は自宅でも基本的なネット利用にはChormebookを使い、どうしてもWindowsで行なわなければならない事でもChormebookでミニPCをリモートデスクトップで使っているので、Windowsノートの出番がめっきり減ってしまいました。今後の事を考えると、自宅据え置きで使える画面と解像度の高いChormebookに、高性能なCPUを搭載したミニPCを組み合わせて、ウィンドウズノートでやることをChormebookの画面上でリモートデスクトップを使ってやっても良いのではないか(もちろん、状況によっては専用モニターを使ってのWindowsを使うこともありますが、今の私の使い方ではそこまで使いたおすことはないと思うので)と思ったりしています。

こんなことを書くのも、Windowsノートを使っていても快適に使うには「マウス」の利用がどうしても必要になったりしていたのですが、リモートデスクトップでWindowsOSをChormebookで使う時を含め、現在ほとんどマウスはつながずに、タッチパッドのみで使っていたりするのです。

当初、Windowsノートと同じものと思って、左右のクリックボタンがないタッチパッドでどうして「右クリック」をするのかわからず、Bluetooth接続のマウスを使っていたのですが、Chromebookのタッチバッドの使い方を覚えるうちに、ほとんど全ての事をタッチパッドからできることがわかりました。このように文章を打っている場合、両手は常にキーボード上にあるわけで、その状態で様々な事をマウスを使わないでできるなら、家だけでなく特に外に出てChromebookを使う方がマウスが必要ない分荷物を減らせますし、極端に言えば膝の上に乗せて入力や各種操作が完結するので、本体と電源回りの小物のみで使うことができ、かなり合理的です。というわけで、ここではChromebookにおいてのタッチパッドや、数字キーの上にあるWindowsなどではファンクションキーのある位置にある上部キーについても紹介させていただこうと思います。

まず、Chromebookではタッチパッドを「指一本」「指二本」「指三本」使って動かすことでできることが違ってきます。ここではその動作の違いをまとめてみることにします。

・指一本でできること
ポインタを動かす
普通のクリック及びダブルクリック(パッドの下半分を一本指で押す)
ドラッグ&ドロップ(一本指でアイテムをクリックしながら移動・放す)

・指二本でできること
右クリック(二本指でクリックすると右クリックになります)
スクロール(二本指で上下左右に動かすと画面をスクロールできます)
ページ間移動(履歴の前のページに戻るには二本指で左スワイプ、元に戻すには右スワイプ)

・指三本でできること
Chromeのタブを閉じる(上部のタブにポインタを合わせ三本指でタップ)
新しいタブでリンクを開く(リンクにポインタを合わせて三本指でタップ)
タプを切り替える(三本指で左右にスワイプするとタブ間を移動できます)

次に、上部ボタンについても説明をしておきましょう。これについては、他のキーボードと違っていることをわかっていただくために、私のChromebookのキーボードの写真を付けましたので、この写真の通りに説明します。

左から
「エスケープキー」これはWindowsと同じ
「矢印キー」ウェブサイトを閲覧の際、左矢印で履歴を前に戻し、右矢印で後のページに進めます
「リロードキー」ウェブサイトを再読み込みします。ページに更新があれば新しい情報が見られます
「フルスクリーンキー」上下のタプなどを消して全面画表示になります
「ウィンドウ切り替えキー」開いているウィンドウが並列に出てくるのでクリックで切り替えられます
「照度変更キー」画面を暗くしたり明るくできます
「ミュートキー」本体から出てくる音を一時的に消すことができます
「ボリュームキー」本体から出る音の調整ができます
「電源キー」長押しすることで電源を落とすことができます。(私のノートの場合物理的な電源キーもあるので、長押しするとロック画面になります)

と、簡単に紹介しましたが、自分で設定を変えているとこるがあります。Windowsでは「CapsLock」キーのあるところが、検索用のキーになっているのですが、検索自体はブラウザを開けばできますし、オール大文字で打ちたい場合もあるので、設定から左にある検索キーを「CapsLock」にして使っています。キーボードショートカット(コピーペーストなど)はコントロールキーと別のキーの組み合わせでそのままできるので、必要に応じて自分の使いやすいようにカスタマイズすれば、そこまでChromebookでマウスが必要なく使えるのではないかと思います。

個人的にはこのタッチパッドのおかげで、リモートデスクトップでWindowsを操作する場合でもマウスをあえて使わずに操作できるようになったので、家でもChromebookの画面でWindows11を使ってしまっています。自宅で使う場合には早くて安定する光回線の利用がおすすめです。


ミニPCの画面をChromebookのリモートデスクトップで利用できるようになって変わったことは

CHUWIのミニPC「LarkBox x 2023」(メモリ12GB・SSD512GB・CPUインテルN100)が届きました。パッケージは普通のダンボールのようで、シンプルなものでした。包装も梱包材の付いた封筒でやってきて、実にラフな届き方でした。ただ中国からではなく日本国内から発送されているので、その点は多少安心です。

大きさ比較のため、写真左にはRakuten Hand5Gを置いてあります。箱の中に入っていたものは、本体と説明書にACアダプターまでは同じですが、以前私が見たレビューでは入っていないとされていた、モニター裏や壁に取り付けられる金具がビスといっしょに入っていました。私の購入したタイミングが良かったのかどうかはわかりませんが、これがあるとないとでは今後の使い方にかなり差が出ます。今後新しいミニPCを購入した場合、安いスピーカー付きモニターを購入すれば、使いたい時にセットで出してきて適当にキーボードとマウスを付けて外に持ち出さないノートパソコンのように使うこともこれでできることになります。HTMLケーブルやType-Cケーブルは付属しませんので注意しましょう。

端子類は前にUSBのAタイプが2つとType-Cが1つ、さらにイヤホンジャック1つで、Type-Cは電源用にも使えます。側面には何もなく、裏には上部から空気を取り込んで吐き出す通気孔と、有線LAN端子が2つ、USB Aタイプも2つ、HDMI端子とディスプレイ端子が1つずつあります。正面のType-C端子とともに3つのモニターを同時使用できるようです。

インターネットは有線ポートにつないでも良いですし、Wi-Fiの設定をしてもどちらでもつながります。Bluetooth機能も使えるように内蔵されています。セッティングの際にはBluetoothマウスは使えませんが、まずは次の作業のためにインターネットへの接続ができるようにすることがまず第一です。あと、キーボードが日本語キーボードの場合は、本体の設定から英語キーボード設定になっている状態を変える必要が出てくるかも知れません。多くの方が日本語キーボードを使っていると思うので、日本語環境のインストールと日本語キーボートレイアウトへの変更を行なうことも大切です。詳しくはネット上で「Windows 日本語キーボードレイアウト変更」と検索すれば出てくると思います。

最初のセッティングはユーザー名とパスワードを登録すればそれほど時間を掛けずにできてしまいます。ただ、モニターはもちろん、キーボードとマウスはUSBでの接続(マウスはUSBの無線マウスで使えます)が必要です。一応、その後マイクロソフトのアカウントを設定(One driveを使っていることもあり)し、それからすぐにWindowsUpdateを当てました。それにはかなり時間がかかりますが、これをやらないと安心してWindowsが使えませんので、ぐるぐる回る経過画面をずっと確認しながら時間をつぶしましょう。

今回、基本的には単体でミニPCをセットして使う予定ですが、単体でも使うために、普段は出さない収納ケース(無印良品製)を引っぱり出してきて、その上に15インチのモバイルモニターとキーボード、マウスをセットしました。本体前にあるUSBのType-Cポートは電源を含め全ての機能が使えるということだったので、そこから直接モバイルモニターに接続したところ、問題なく画面が出てきました。モニターにはスピーカーも付いているので、これでもうWindowsが使えるということになります。次に、手持ちのクロームブックでミニPCの画面を表示できるようにリモートデスクトップの設定を行ないます。やり方は以下のリンクを参照して下さい。

https://support.google.com/chrome/answer/1649523?hl=ja&co=GENIE.Platform%3DDesktop

設定が済めば、ChromebookでWindowsをリモート操作して使えるようになります。電源を入れてパスワードを入れる前の状況でもリモートで画面が出てきますので、外出前に起動ボタンを押して出れば、必要な時に使えるようになります。

ただ、このままだとモバイルモニターとの画面の大きさの差で表示が少しおかしくなってしまいますので、リモートされたWindowsの画面の方から、使っているChromebook(あるいはノートパソコン)の解像度と同じになるようにディスプレイの設定を変更しましょう。これで、主にリモートデスクトップを使ってChromebookからWindows11が使えるようになります。リモートで使っても、ネットサーフィンや動画視聴くらいなら十分にChromebookからできます。全画面表示にしてリモートデスクトップをしていると、このパソコンはChromebookではなくWindows11の入ったパソコンなのではと勘違いしてしまうくらいに使える感じです。

最後に、ここまで来る中で私がやってしまった失敗について紹介します。セットアップ当初からずっとミニPCは有線LANでは接続せずにノートパソコンと同じWi-Fiで接続していたのですが、いったん本体の電源を安全に切ってから改めて本体のボタンを押し起動しているはずなのに、Chromebookの方では「オフライン」となってどうにもならなかったので、改めてモニターを接続して状況を確認してみたところ、何とミニPC本体がうまくWi-Fi接続できていなかったようで、インターネットにつながっていない状態でした。これではリモートデスクトップ以前の問題です。そこで改めてLANケーブルでルーターと接続することにしました。物理的に接続してインターネットにつながれば、Chromebookの方から安定してWindowsにサインインできるようになるので、外出先でのトラブルを避けたい方は、有線でのネット接続を利用する方が良いと思います。

また、Windows11の設定の「電源」のところで、初期設定だと全くパソコンに触れていない場合には一定の時間でスリープに入るようになってしまっているので、これを解除しましょう。解除すると、電力消費に対する警告のような文面が出てきますが、その言い訳的に、このパソコンの電力消費量はどのくらいなのかということを、最後に確かめてみます。

たまたま私が持っているポータブル電源が利用ワット数を出せる表示があるので、バッテリーに繋いで動かし、数値を見てみることにしましょう。


パソコンのCPUに負荷を掛けると電力を消費するということになりますが、ポータブル電源の消費数値は、0から20W前後をウロウロしていて、最大でも25Wくらいで止まって使わないとまた0に戻るという感じでした。リモートで使う場合にはモニター・キーボード・マウスは外してありますので、本体のみの電力消費ですが、本当に省電力ですね。このくらいの電力消費であれば、外でWindowshe使いたいという時にはボタンを押して出て行ってもそこまで電力消費を気にせずに使うことができるかと思います。

もっとも今後は、利用が終わったらリモートで電源を切り、再度利用したい場合には電源ボタンを指で押す動作を外出先からリモコン操作で行なうようなSwitchBotの導入も視野に入れています。それはまた近いうち、SwitchBotがセールで安くなった時に改めて考えてみようかと思っています。


Windowsをモバイル用途で使うより自宅に置いたミニPCをChormebookでリモート利用する方が都合が良い?

すでにミニPCは到着し、簡単なセッティングは終わり使えるようになりました。ただ今回は、私のミニPCの購入レポートを書く前に、低電力消費で極端な話電源ONのまま外出しても電気代がそれほどかからないインテルN100搭載のミニPC(OSは最新のWindows11homeでした)を導入するきっかけとなった事についてまずは紹介しようと思います。

まず、私が自宅で色々工夫しながら使うようになったノートパソコンがChormebookに変わったということが大きなポイントになっています。Chormebookというのは一部Andoridのアプリも使えるようになってはいますが、基本的にはWebブラウザのChromeとその機能拡張でやりくりするような仕組みになっています。インターネットにつながっていなくても多少利用できるものの、基本的には常にインターネットにつながっていることが求められるハードになっています。

ただ、多くの方は少なくとも自宅では常にどのパソコンもインターネットにWi-Fiでつながるような環境にあることが普通だと思うので、Webを色々と見たり、動画やネットショッピングをするなら、圧倒的に早く起動してすぐ使えるようになるChromebookの方が私は便利だと思うので、もはや今まで使っていたWindowsノートは使わなくなってしまいました。

さらに、Chromebookの使い方を突き詰めるうち、Linuxアプリを利用してWindowsとほとんど同じ入力環境を手に入れ(Chromebookの日本語入力はWindowsの「Google日本語入力」と同じではないので)、テキスト入力マシンとしても使えるようになりました。簡単な写真のリサイズと加工もブラウザ経由でできるので、最近はほとんどブログの記事更新はChromebookで行なっているほどです。

そうなると、ちょっとしたお出掛けや旅行の際に持っていくパソコンについても、単にブログ更新やネットを見るだけならChromebookで良いのでは? ということになってしまいます。Chromebookはとにかく安いし、学校で使うために作られているものは、雑に扱われても壊れにくい対策が施されているものがあります。私が今使っているものもそうした対策がされていて、外で使うことを考えると、完全に壊れてしまってもそこまで惜しくない価格で買ったこともあり、モバイル用のパソコンとしてはこれが一番なのではないかと思うこともあります。

ただし、多くの人にとっては(特にビジネスで使う方)、やはり既存のソフトが導入できないというChromebookをメインで使うことに対しては躊躇するところがあるでしょう。私の場合も本格的な文書作成を行ないたい場合、やはりWindowsでないとMicrosoft Office(あるいはその互換ソフト)が使えないというディメリットを感じてしまいます。この辺のところは、私個人だけで使っているならいいのですが、他の人とファイルのやり取りをするような場合には、Windowsマシンでの作業が必要になる事が多かったりします。

ここで、改めて考えたのが、だったらWindowsマシンは自宅に置いておき、必要になったら「リモートデスクトップ」で自宅のPCを呼び出し、ChormebookでWindowsPCを操作してしまえば良いのではないかという事です。ここまで書けばわかる方はわかると思いますが、電源を入れっぱなしにしても消費電力が僅かなN100搭載のミニPCは、Chormebookで操作するための自宅待機用Windowsマシンとしようと思ったのです。

リモートデスクトップ自体は、Windows11で対応しているのはhomeでなくproの方なのですが、別のやり方もあります。すでに家にあるWindowsノートとChromebook用のリモートデスクトップアプリを組み合わせて、外でも問題なく、起動したWindowsをChromebookで操作できることは実証済みなのです。ノートと比べてミニPCは、置き場所を選ぶことなく、リモートで使うなら、一度設定してしまえば、後はキーボードにもマウスにも、ディスプレイにもつながない素の状態で置いておくだけで使えてしまいます。基本的に自宅にいる時には電源を切っておき、出掛ける時に本体の電源を入れれば、Windowsを使って作業したくなった場合にすぐChromebookから操作することができるようになるわけです。

こうした使い方をするためには当然、外でも常時高速接続できる環境が必要なのですが、旅行の時だけならpovo2.0の24時間使い放題をセットするだけでも良いでしょうし、単に作業をするだけなら最大1Mbpsくらいのスピードでも何とかなりそうなので、ahamoやmineoの最大1.5Mbpsプラン(平日昼間以外)のSIMをスマホに入れてテザリングで使っても良いでしょう。

ただ、こうした「Windowsのリモート使用」をより普通に簡単に使えるようになるには、Chromebookの方からの歩み寄りも必要なのではないかなと思います。画面を大きくし、解像度もWindowsノート並のハードを出してもらうとか、一部のハードではあるもののまだハードルが高い、LTE内蔵(今後はeSIM対応も)で単体で常時接続が可能なものが出てきたら、Windowsとの連携はさらにやりやすくなります。

というわけで、ミニPCが到着したら早速Chromebookと連携させ、外からの作業がどの程度快適にできるかをチェックしてみたいと思っています。ちなみに、私が購入したChromebookとミニPCのハード導入コストの合計は、2台で約3万5千円くらいと、本格的なWindowsモバイルを購入するよりもかなり安くなっています。興味のある方は、今後のレポートにご期待下さい。


Amazonセール前に楽天でつい購入してしまったCHIWIのミニPCですが果たしてこの購入は正解だったのか?

ここしばらくの間、ミニPCの魅力に取り憑かれ、様々な製品についてそのレビューを読み、またYouTubeに上がっている動画も見ながら、現在の自分の状況に合ったミニPCは何か? そして購入するならいつが良いのか? ということを色々と考えてきました。ミニPCはそれこそピンからキリまであって、安定して5年くらいは使えるのではないかと思われる性能の高いものもあれば、価格は安いものの性能の低いCPUを使っているため、ある程度の割り切りが必要になるようなものもあります。セールで安売りしていて、1万円前半くらいのものは、やはりそれなりの性能しかなく、安く見積もって現在の出ているもので5万から6万くらい出せれば、そこそこの性能のものが手に入る感じになっています。

私の場合、何せ現在使っているウィンドウズノートの性能はどれもWindows11にアップグレードできないほどの低性能のものだけなので、現在のWindows10のサポートが切れる頃に何とかその時からしばらくは使えるくらいの性能を持ったパソコンが買えるように貯金を始めたばかりなのですが、その間のつなぎとして購入を考えていたのが安価でもそれなりの性能を持つインテルのN100というCPUが入ったミニPCで、当然ゲームをやったり動画編集をバリバリ行なえるようなポテンシャルは無いのですが、消費電力が極めて少ないので、現在の電力事情にも合い、状況によって電源を入れたままサーバーとして使うにも、電気代のかからないN100くらいのCPUでも十分ではないか? と思い具体的に製品を絞っていました。

過去のブログで書いたMinisforumのN100を搭載したミニPCはまだメーカーから連絡がないだけでなく、メモリが8GBしかないということで購入候補から外しました。そんな中、バランスが良くしばらくは使えそうだと思ったのが、現在アマゾンではかなり売れているらしいCHIWIという中国のメーカーの「LarkBox x 2023」という製品で、この価格をチェックしていたのですが、アマゾンの方ではセール品にすでになっていて、セール前は29,900円に3千円引きのクーポンが付いて26,900円だったのが、これを書いている時点ではさらにセール価格で25,415円まで下がっていました。この価格は、少し前にタイムセールで売り出された価格と同じなのですが、果たしてアマゾンのプライムセールでこれ以上下がるのかと考えるとアマゾンのサイトからこのまま購入するのは少し待った方が良いかもと思い、しばらく状況を見ていたのですが、違うチャンネルからアクセスすると、現状でさらに安く購入できることがわかりました。

というのも、CHIWIは楽天市場に直営店を持っていて、アマゾンのセールに合わせるように出店の一周年セールというのを行なっています。基本的にはこのミニPCも定価(29,900円)販売なのですが、セールによってアマゾンのクーポン使用後の通常販売と同じ26,900円になっていますが、期間限定でお店ではさらにどんな商品でも10%割り引くクーポンを用意しているので、このクーポンを利用した場合の購入価格は24,210円となり、さらにポイントが(楽天ポイント)が付きます(送料は無料です)。

この製品のスペックはCPUにインテルN100の他、メモリはオンボードですが12GB、SSDが512GB(SATA)で、端子類は電源からデータ通信、ディスプレイ出力までできるUSB4(Type-C)が一つあり、電源は別になっています。本体にはHDMLケーブルは同梱されませんが、手持ちのモバイルディスプレイにはType-Cケーブル一本でつながると思うので、かえって使いやすいのではということで、この機種に狙いを定めました。全くソフトの動いていない状態では5W以下の電力消費しかない(動画で紹介してくれていた製品紹介での情報で自分で確認したわけではありませんが)というN100というCPUの消費電力の低さは、個人的にはCPUの性能よりも省電力なPCを使って電気代を節約したい自分には合っています。

本来はアマゾンのセールまで待つのがセオリーかと思うのですが、ポイント還元の点ではアマゾンでの購入と比べると何のキャンペーンもなくても、私の場合はAmazonと比べて楽天のポイントの方が多く付くだけでなく、毎月ポイントをガソリン代として消費することで、ほぼ現金が還元されると私の中では考えて良いことから、さすがにアマゾンのセールでもこちらが後悔するような2万そこそこでの販売はないと思い(もしそうなったら悔やむでしょうが)、楽天の直営店の方に注文を出してしまいました。

今回こんな買い物ができたのも、最初に大型テレビの電気代をできるだけ安くするようにと、モバイルモニターを安くなった時に最初に購入したことが生きています。モバイルモニターがなければ、トータルの出費はノートパソコンの方が安く、そちらになびいてCHIWIでは同じN100を使ったノートパソコン「GemiBook Xpro」に行ったかも知れません。そのスペックはメモリ8GBのSSD256GBで、Amazonでも楽天公式店でもなく、メーカー直営の公式オンラインショップ価格が最安で33,900円で新品を販売しています。モバイルモニターが無ければこの製品を選択していたかも知れませんが、スペックだけで見るとこの製品のメモリは8GB、SSDも256GBと少ないので、長く安定して使うことを考えればミニPCの方が良く、ノートPCと比べて別の用途に利用するような潰しも効くため、今回はミニPCにして正解だろうと思います。据え置きで使うため落下などの心配もありませんし、あとは耐久性がどうかなどの点も心配ではありますが、今回このくらいの価格で入手できたということで納得することにします。一応アマゾンの製品リンクを張っておきますので、製品自体に興味がある方だけでなく、私の決断が良かったのか悪かったのかを確認する意味でも製品リンクの価格表示に注目してみると面白いと思います。

また、すでに最近は円安も進んでいるので、今売られている製品については変わらないかと思いますが、今後出てくる製品については同じスペックのものであっても為替の関係で日本円での価格は上がる可能性もあります。この辺も今後の状況を見てみないと、逆にもう少し待った方が安く買えるのかも知れませんが、今回購入した金額でN100搭載マシンが買えなくなる可能性もあるので、どちらが良かったかの結果は今後出てくるとして、少なくとも購入金額分を使い倒すために色々と今ある周辺機器をどう組み合わせようか、品物が来る前ですが色々と楽しみです。ちなみに、これ以上の条件でセールが行なわれた場合、タイミングを逃すと売り切れになってしまって次の納期まで待たされるとか、そもそも安い価格で購入できなくなるとか、買い時を逃してしまう可能性もあります。改めて安いものであってもいつ買うかを判断するのは難しいものですね。

実際にモノが到着しましたら、一通りのレビューと私が考えている普通とは違った使い方の紹介をさせていただく予定です。


もはや日本メーカー製だから買って安心ではない性能と価格との関係を知れば選ばれないPCの販売価格

昔はパソコンを購入する際には、日本国内のメーカーが国内で製造することにこだわって購入していた時代がありました。国内メーカーの場合、過去に手痛い思いをした外国のパソコンメーカーのように、全く知らないうちに夜逃げのように国内から撤退しようとしてもできることではありませんし(以前Getewayの地元にあった販売店が前日までは普通に営業しているのに安心してノートパソコンを購入したのにいきなりもぬけの殻になった販売店の姿を見た時のショックは今だに忘れられません)、実際国内メーカーのパソコンはユニークで性能も高かったということがありました。私は最初のパソコンからMacを使っていて、ノートパソコンもPowerBookを重いのを我慢して持ち歩いていたのですが、当時のアップルはハードの理想はわかるものの技術が追い付いていないように思えたNewton MessegePadの方にモバイルユーザー用の製品をシフトしていて、いわゆるモバイルパソコンの開発には積極的ではありませんでした。

そんな中、友人から見せてもらった東芝のリブレットシリーズのあまりの小ささ(当時はWindows95)に、今までのAppleに対する想いはあったもののWindowsに乗りかえ、その後、今もそうですが日本国内で開発されていたIBMのThinkPad(現在はLenovoが作っています)など、質実剛健でキーボードも打ちやすいながら小さくてあらゆることのできるノートパソコンに乗り換えました。当時は、パナソニックもレッツノートがトラックボールを搭載していて、外にパソコンを持ち出す場合には国内で企画され作られていたものの中から選ぶのが当然という感じでした。

また、富士通についてもノートパソコンはともかく、乾電池で動き、小型ワープロとしてだけでなく、当時富士通が経営にかかわっていたパソコン通信の「ニフティサーブ」への通信機能も使えた「オアシスポケット」なんて魅力的なハードもありました。オアシスポケットには、まだ当時ではキーボードによる日本語入力をスムーズに行なえる「親指シフト(ニコラ配列)」の型式のキーボードタイプがありまして、外でも親指シフトを使いたいという場合の選択肢も用意されていました。乾電池で動くマシンといえば、今では考えられませんがオムロンも「マシフ」という小型パソコン(ユーザーの改良によりDOS/Vマシンとして動く乾電池駆動パソコン)を出していた時代があります。

それが今や、ThinkPadはまだ残っていて、レッツノートについては国内のモバイルパソコンの中でも一つのジャンルとして認知されているとは言うものの、やはり価格が手軽には手を出せないというような感じになってしまい、そのうちに台湾・韓国・中国のメーカーが色々な個性的なノートパソコンを出してくるようになっては、日本メーカーの優位性は失なわれてしまったような感じになっています。

それでもまだ、日本のメーカーのパソコンにこだわって購入している方はいるかと思いますが、そんな中で起こって先日ニュースになったのが「富士通クライアントコンピューティング」が、ホームページでの販売価格の表示に不正があったということで消費者庁から措置命令が出されたということでした。

ニュースを見ると、この会社は富士通のノートパソコンをウェブ上で販売する事について、通常時と比べると安い「キャンペーン価格」で期間限定で販売するかのように表示していたということです。しかし、そもそもそこに書かれていた通常時の価格で販売した実績がないのに、さもキャンペーン期間だけというようなあおり文句を付けて販売していたことが問題視されたようです。

私など、最近はとことんミニPCの価格を調べているのですが、あまりにも多くのチャンネルから販売されていて、果たして定価がどれなのかもわからない中、同じアマゾンでも同じパソコンの型番とスペックを持つものを並べ、どこから出品されているものが安く単に型番やスペックで検索しただけだと、最安値よりかなり高い価格で知らずに買ってしまうような恐れがある現状をつぶさに見ています。

こうした複雑な販売状況でも最安値を狙うためには、まずはきちんと自分の欲しいハードのスペック(CPUの種類やメモリ、ディスク容量や付いている端子の状況や付属品の有無)をしっかり把握し、同じものであっても別の業者(別の業者でもアマゾンの場合は別項目が立っていることがあるので)が出している場合もあるのでそこでの比較もします。

さらに、私自身は日本製にこだわらず例えば中国のメーカーの中でもどのメーカーの製品がいくらかは安心して使えるだけの実績を積んでいるかというところまで、多区のレビューや動画など、忖度なくメーカーのPRでないことを確認しながら選んでいくこともしないと、安く買えたとしてもトラブル続きで使いものにならなかったり、アフターサービスが受けられなくなったりすることもある(逆に言うとあまりに安い場合は壊れたら諦めることも含め)ということを考えながら購入するパソコンを決めるようにはしています。ただ、そうした検討の範囲には、今の日本のパソコンメーカーのものはほとんど入ってこない状況です。

最近は廉価版のCPUでも最新のものは中古の高性能であったCPUを積んでいるものと比べても遜色ないような状況になっているので、次に購入する可能性があった中古PCを導入すべきか否かという事についても考えてしまっています。中古で出ているノートパソコンのメモリは殆どが8GBくらいですが倍の16GBくらいないと長く使うには不安で、かといって最初からそれくらいのメモリが載っている中古を買うよりは、中華メーカーでそこそこのスペックのあるパソコンにすれば、最初から高性能で長めに使えるという現実を見てしまうと、改めて日本メーカーの立ち位置はどこにある? という風にも感じてしまうのです。

紹介した富士通のパソコンについても、いくらキャンペーン期間中の値引きだと言っても、冷静にそのスペックを確認した上で他社のPCと比較すれば、全く問題にならないくらい価格が高いと最初からスルーできる人がほとんどだと思います。わざわざ不正をしても売り上げアップになったかどうかも疑わしく、今回のような消費者庁から企業名を発表されるくらいなら、もう少しユニークで興味を引くような性能であったり価格のものを出す努力をお願いしたいものです。個人的に言えば、多少海外メーカーより高くてもきちんとしたアフターサービスがあれば、日本のメーカーのものを選択する余地はあるかも知れません。

ちなみに、今回のニュースで出た「富士通クライアントコンピューティング」のアフターサービスについてですが、故障時などの窓口の電話番号は0120から始まるフリーダイヤルでした。この点については購入者が時間を気にせずに相談できるということで、個人的には評価できます。国内のパソコン会社は企業へのリースなどを考えて作られているものも多いので、個人のお客さんに対しての売上が上がらない点もあるかと思うものの、高いなら高いなりのセールスポイントを出し、それを見て購入する人たちに選ばれるようなやり方を今後は目指して欲しいですね。


低スペックな低消費電力ミニPCのモバイル運用について本体そのものを持ち出す新たな可能性を考える

相変わらず、Chromebookを購入して便利に使っています。一応、ブログを書いたり、スマホで撮影した写真を加工(主にリサイズ)してブログに上げたりするくらいなら、全てChromebookでできてしまうので、今まで使っていたWindowsOSのノートパソコンの出動回数がかなり減りました。

ただ、全くウィンドウズパソコンが必要ないかというとそんなことはありません。Chromebookはほぼウェブサービスを利用しての運用になるのですが、便利なアプリケーションはWindows上で使えるものも多く、作業によっては当然ウィンドウズを使いたいですし、使える状態をキープしておきたいと思います。

今までは、置き場所が無いということと、昨今の電気料金の値上がりの関係から普通のデスクトップPCをあえて導入するメリットは見いだせなかったのですが、最近になってタブレットよりも小さくスマホと同じくらいのスペースに機能が詰めこまれた「ミニPC」に注目することになりました。大きなディスプレーの裏にミニPCを設置すれば、ほぼモニターのみで高性能なパソコンとして使うことも可能になっています。

私のWindowsパソコンの使い方としては、動画の方には手を出していないこともあり、そこまでのCPU性能を追求してはいません。逆に、電力を消費しない低電力のCPUを使ったものの方が、私にとっては色々な理由で購入する理由が出てくるのですが、今回はちょっとその事について書いてみようと思います。

You Tubeやウェブを見たり、簡単な作業をオフィスソフトによって行なうくらいだったら、2万~3万円くらいの間で出ているミニPCのスペックでも十分で、特にインテルの「N100」というCPUはかなり話題になっているようです。とあるメーカーのN100を搭載したミニPCに付属するACアダプターは36Wのものが付いているのだそうで、これだとデスクトップながら、ノートパソコンと変わりません。ちなみに今使っているChormebookのACアダプターは45Wとなっています。

さらに、メーカーによってはACアダプターの端子が独自規格のものだけではなくUSB Type-CタイプのPD端子からでも利用可能なものもあります。私が見た中ではMinisforum UN100というミニPC(現在人気のため?売切で次回販売分の予約受付登録中)は、付属する独自規格のACアダプターだけでなく、汎用のACアダプター(あくまで自己責任になりますが30Wのものでも動く?)でも動いたというようなネットでの報告もあるので、デスクトップ型のPCとはいえ、ミニPCは持ち運んで使うことも十分にできるポテンシャルを持っているということになるでしょう。

私がこの種のミニPCを購入した場合、僅かな部屋の隙間に本体だけを置き、基本的にはChormebookからリモートデスクトップを使って動かしたほうが余分なものを使わずにChromebookだけで完結してしまうので、そんな使い方を考えています。リモートでなく直接操作したい時には、すでに購入しているモバイルモニターがあるので、それとキーボート・マウスの組み合わせで単体で利用することも可能になり、いざというときには心強いです。

ただ、これだけ小さくて省電力ということになると、この本体とコード類・キーボード・マウスをセットで持ち出して、宿泊場所のテレビに接続してそれをパソコンとして使うというようなこともできてしまいそうです。さらにミニPCが進化して、当初購入したものから買い替えたような場合、自宅に置くものと持ち出すものとを分けて使うというようなこともできてしまいます。その際に、Chromebookで使っている汎用のACアダプターがそのまま使えてしまうというのは結構便利です。

現在販売されているミニPCはOSにWindows11Proが載っていて、Proであれば標準でWindowsのリモートデスクトップが使えるというのも大きいですね。耐久性には不安はあるものの、利用する範囲を限定し、Chromebookでできることは極力行なうようにすればそれなりに長く使えそうです。

また、自宅据え置きだけでなくセットを持ち出しても使えるミニPCは、車の中にパソコンを常備しなくても持ち込んでセッティングし、ポータブル電源を使えば問題なく車中泊のお供としても使えるマシンになりうると思います。ノートパソコンの方が便利という声も聞こえてきそうですが、モニターの大きさを後から変えたり、自分の使い方に親しんだ手になじむキーボードのある方なら、使い慣れないノートパソコンよりもミニPC一式をまとめて車内でセッティングした方がリモートワークを車中泊をしながらしたいと思っている方には合うのではないかと思います。

私はすぐに購入することはないと思いますが、今後のWindows11への乗り換えを考える中で、一台は持っておき、もし追加で買い足してしまったら、本格的にモバイルユースで使うような事もするかも知れません。そうなると、荷物は増えるものの、ChromebookとWindowsノートの2台持ちよりは様々な可能性が出てくるのではないかと思います。モバイルモニターやキーボードはOSとは関係ないので、良いものを長く使うことができますし、今後の状況に合わせてWindowsOSのサポートを継続させていくためには、こうしたミニPCの活用が案外良いのではないかという気がします。


Androidスマホを利用中ならChromebookをセットで使うことのメリットはかなり多い

現在の私はまさに浦島太郎状態で、Chromebookを使っています。私の現在使っているのは、中古PCやスマホ販売のイオシスで中古でないアウトレットを格安で購入したASUSのChromebook Flip M214MA(BU0029)というモデルで、アプリを入れて使うにはちょっと心もとない32GBのモデルですが、ウェブブラウザ上で動くサービスなどを利用しつつ、必要なアプリはAndoridで動くアプリを入れることもできるので、ノートバソコンとタブレット(Andorid)の二刀流的に使えることもあり、現在かなり気に入って使っています。

過去に使っていたCromebookは、Andoridアプリは入らないし、現在はWi-Fi経由でつながっているプリンターであれば普通に印刷は可能なのですが、当時は単体での印刷も難しく、単にウェブブラウザの「Chrome」を使うだけといった感じでした。それでも、OSのベースがLinuxだったので、Linus OSでブートして遊んでいたらフラッシュメモリがクラッシュしたらしく全く使えなくなってそのままChromebookとは距離を置いていたのですが、私の中では使えるマシンとしてかなりまとまってきているという気がしました。

以前ブログで、LinuxについてはブートしなくてもChrome OSが立ち上がっている状態でLinuxアプリを立ち上げれば、並列して使えるようになったので、不具合が出る可能性が少なくなった状態でLinux用の日本語入力環境である「Mozc」を使えるようになったことを書きました。これで、私にとっては最強の文章書きツールへとChromebookが成長したわけですが、特殊な事をせずにChrome OSだけで使っても、モバイル運用ではAndroid OS搭載のスマホとリンクさせることで、かなり使い勝手のよいハードになります。

本体の設定で、Andoridスマホとペア設定をすると、ChromebookとBluetooth接続をすることで、Chromebook上でスマホのアンテナの状態や電池の残量、撮影した写真のリスト表示、メッセージの表示など色々なことをChromebook上で表示できるようになります。それだけでなく、設定の中にはスマホをアクセスポイントとして使うためのスイッチも付いており、スマホはポケットやバッグの中に入れておいても、スマホからのWi-FiテザリングでChromebookをネットに接続することができるようになります。

外でもネットにつなぐことができれば、Chromebookでは常にオンラインでつながっていることになるわけで、ウェブブラウザを使っての作業(クラウド利用でデータのダウンロードや更新もOK)もできるようになります。継続しての利用にはスマホの方にモバイルバッテリーをつなぐなどの対応は必要になるものの、契約しているスマホのプランによっては、動画視聴を大画面のChromebookで行なえます。今使っているモデルはキーボードと画面の取り外しはできないタイプですが、画面を360度回転させることによってタブレットのように手で持って画面をタップして使うこともできますし、平らな面に立たせてスタンド要らずで画面に集中して動画などを見るようなスタイルにすることもできます。本格的にタブレットとして使うことは難しいものの、スマホの小さな画面では難しいことをアプリを導入してできるようにしておくことは可能です。

個人的に便利だと思うのは、Chormeの機能拡張アプリの中に、LINEのトークをChromebookでも使えるものがあり、LINEのやり取りをする中で、さっとメッセージを返したい時にはChromebookでLINEアプリを立ち上げ、メッセージ入力は本体のキーボードから行なうことができるのは大変便利です。相手から見るとスマホの入力では考えられないくらいのスピードでメッセージのやり取りを行なうことができるので、話が長くなりそうな時にはChromebook(実際はChromeの機能拡張なのでパソコンのChromeでも可能なのですが)を開いてLINEのトークを使うことが増えました。

また、今まではちょっとしたメモを書きたい場合にはスマホアプリなどを活用していたのですが、ウェブブラウザで動くサービスをChromebookで使っているうちに、ウェブサービスをそのままメモ書きに活用した方が便利だということに気が付きました。

というのも、ウェブサービスではブラウザを開いた状態でメモ書きのできるサービスがあり、それらはブラウザが開ければ使えるのでOSやアプリを同じように揃えなくても良いわけです。つまり、Chromebookが使えないようなシチュエーションであっても、スマホでウェブサービスのサイトを開き(ブックマークは同じChromeを使っていれば共有できます)、そこでメモをすれば、改めてChromebookで同じページにアクセスすれば、その内容を確認した上で新たな作業を行なうことができるようになります。スマホの場合は、自分で意識していなくても常時ネットにつながっているので、ちょっとしたことをメモするには十分でしょう。

ただ、どうしても特定のソフトを使わざるを得なかったりする場合にはWindowsやMac bookなどのパソコンを持ち出す必要が出てくるかも知れませんが、その場合はリモートデスクトップを仕込めばChromebook上でWindowsやMacOSを操作することも可能です。今のところそこまでする必要性を感じることはありませんが、最近何かと話題のMiniPCとセットにして使うのも今後考えても面白いかも知れませんね。自宅内で使う場合も、開くのはChromebook一台で済んでしまうことが私の場合ではさらに多くなり、場所も取りません。今後のWindows11への移行を考える際に、一台が調子が悪くなっても作業が続けられるように、複数のハードを揃えるのに、両方ノートパソコンでなく片方はMiniPC(小型のデスクトップPCでも可)にし、それにノートパソコンを併用するというのは、もう一つ私にとって便利な点もあります。

外からパソコンの電源を入れる方法として、Wake On Lanの仕組みはかつて私がシグマリオン3という昔なつかしいキーボード付きモバイルマシンを使っていた時に行なっていましたが、設定がめんどくさいというのがあります。最近では外からスマホを使って各種家電の電源を入れるためのSwichbotなる便利な道具もあるので、外出先でどうしてもWindowsOSを使っての作業が必要になった場合、スマホからSwichbotを動かしパソコンの電源を入れて、Chromebookからリモートデスクトップを使って作業するような事も実現は十分に可能です。すでにこうした道具についてはスマートスピーカーと連携して家電を動かすリモコンや、電球を導入していますが、その延長ということで自宅内で使うこともできますし、旅行先から使うこともできるわけで、持っていくものは非力なChromebookだけで良い環境を今後は作っていくことを目標に、徐々ではありますが色々と考えていきたいと思っています。