ポータブル電源とソーラーパネルを買っただけでは節電は難しいが考え方を変えることで電気代も安くなる?

NHKのクローズアップ現代という番組で、2023年10月4日の放送された家庭内太陽光発電を行なっている家庭について取材をしていたのに目がとまりました。私だけが焦ってソーラーパネルとポータブル電源を導入して頑張っていたわけではないことがわかり、ほっとしたというのが正直なところです。取材を受けていた家では、ベランダに早朝から折りたたみ式のソーラーパネルとポータブル電源を置き、毎日ほったらかしにしてポータブル電源およびLEDライトを充電するのが日課だそうです。

2023年7月(まだそれほど暑くない時期)には前年と比べて5千円くらい電気代が安くなったそうですが、室内の電気を消してその代わりにソーラー充電したLEDライトを天井からつり下げて使い、エアコンや大型冷蔵庫などはポータブル電源ではなく家庭用のコンセントから使うと割り切っているそうですが、晴れの日はともかく、取材日の曇りの日ではポータブル電源は0から35パーセントまでしか充電されていませんでした。

取材を受けた方のソーラー充電セット(ポータブル電源とソーラーパネル)の価格はトータル6万円くらいで購入したといい、私が見ただけではありますが、ポータブル電源は300~400Whくらいでソーラーパネルが100Wくらいかなと思いました。それだけで月5千円電気料金を節約するというのは、ポータブル電源をソーラーパネルで充電して使ったからというよりも、家の証明をソーラーパネルから充電した電気を使った明かりに切り替えるなど、ポータブル電源とソーラーパネルのセットを購入したことにより家庭での電気の使い方を見直すことで、電気の消費量を節約できたからなのではないかと私には思えました。

それはそれで素晴らしい事だと私は思います。私の場合でも、家庭内での電気消費量全てをポータブル電源からの電力供給でまかなうことは自宅においては難しいと思っていますが、小さなポータブル電源にためて使う際に、一気に残量が減っていくのを見ると、家庭用の電気をきちんと供給してもらう有難さを感じますし、いつでも当り前のように使えるという今の状況についても考えるところがあります。

現在、イスラエルとパレスチナではかなりの緊張状態になっていますが、戦闘状態になる前にパレスチナで生活する非戦闘員の人が困るようなライフラインの供給を止めるような事を実際に目にしてしまうと、そうした力から自由になるためには、まずは電気にそこまで依存しないでも生活できるような方法を考えるということと、自分の住む環境の中でソーラーパネルを使って電気を作り、その範囲内で何とかできるような方法について模索することは、今後においてどんな悲惨な状況がこの日本で起こっても電気が全く使えないというストレスはなくなるでしょう。

ただ、何を用意していても戦争は駄目ですね。今回の空爆されたガザ地区の様子を見ていても、元から電力の供給が不安定だったためか、市街地には少なくないソーラーパネルを設置している建物があるのを映像で見ましたが、爆撃はソーラーパネルを破壊し、充電池の機能を停止させます。発電セット一式は重いので、それらを持って逃げることになってももたもたしていれば逃げ切れない事になる恐れがあり、折角の太陽からの恵みを受けられない状況を戦争にともなう破壊は作り出してしまいます。現地で被害を受けている方の状況が改善されることを祈るとともに、日本がそうした争いに巻き込まれることが無いように願わざるを得ません。


カテゴリー: ソーラー自家発電 | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

スポンサーリンク

コメントを残す