太陽光で水を温めてお茶を飲む分くらいの量を作る日常的にも使える仕組みを実践してみました

先日のブログで紹介した、ペットボトルを太陽光で温めて利用できる仕組みを実際に作ってみました。たまたま自宅に捨てずに置いてあった発泡スチロールの箱を使い、これも通販で購入した箱をつぶしたダンボールをくり抜いて発泡スチロールの箱に合う蓋を作りました。

あとは、発泡スチロールの内部にアルミホイルを敷き詰め、蓋の穴の部分にはラップを張ってテープで止めて完成させました。中に入っているのは水を入れるためのペットボトル(1Lと500mlの2本)で、これには熱を吸収しやすくするため、全面に黒色の布テープを巻いてあります。

たまたま昨日が休みだったので、朝日が当たるくらいの時間になったらベランダにその箱を出し、ラップの面に日が当たるようにしてしばらく放置します。中は一応温室のようになっていて、熱も発泡スチロールになっているので、蓋の面は熱くても発泡スチロールの方は熱くならず、それなりにペットボトルは熱くなっているようです。お昼くらいになって中のペットボトルに触ってみると、ペットボトル表面はかなり熱くなっていて注ぐとわずかに湯気が立ちました。ただ、温度は計ったわけではないですが60℃までは行っていない感じで40~50℃といったところでしょうか。

とりあえず、真空断熱ボトルに保存し、夕方になったら多少ぬるいもののそれなりに温かい水をガスで沸かすような感じの流れになりますが、災害時の事を考えるととても心強い準備にはなると思います。さすがにこの装置に放置し続けたとしてもカップラーメンを作るには温度が足りませんが、ちょっとぬるめのお茶くらいだったらそのまま飲めるくらいではあります。ただ、同じ太陽からの光で発電するソーラーパネルで作った電気をポータブル電源に充電しておけば、電気ポットで沸騰させるためのエネルギーは少なくても良くなりますし、沸騰したお湯は真空断熱ボトルに入れておけば、お茶を飲むくらいなら1日くらいは温かさを保つことができます。

災害時の天候によって左右されるものの、こちらは単に日に当てて熱を受けるだけなので、ソーラーパネルのように影が入っても問題なく熱くなりますし、今の時期はあまり恩恵はないですが、水が冷たくなる真冬の時期であれば、ある程度水の温度を上げることができるだけでもありがたいものです。
基本的には災害用という感じのものではありますが、休みの日のお昼用のお茶を飲むような場合には、これで自分が飲む分だけ水を温めて、少しぬるいお茶を飲むだけなら全くエネルギーを使わなくて済むというのは、実に有難いですね。同じような装置は主に家にあるものを使って簡単に作ることができますので、興味のある方はぜひ試してみてください。


カテゴリー: ソーラー自家発電 | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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