BULETTIの新しいポータブル電源「AC2A」とECOFLOWの「River2」との比較

かなり前から新しくBULETTIから新しいポータブル電源が出るということを知り、その機能および価格に注目してきましたが、昨日ようやく売出し価格が決まり、予約販売が開始されたのでその中でも200Whの低容量の「AC2A」に注目しました。

AC2Aのスペックは私が今年になって最初に購入したECOFLOWの「River2」を意識して作った製品のように思います。ここでは主にBLUETTIの製品ページからスペックを書き出し、「River2」のスペックをカッコ書きの中で紹介することで具体的に比較してみたいと思います。

容量        204.8Wh(256Wh)
バッテリー     リン酸鉄リチウムイオン電池(同)
充放電サイクル数  3,000回以上(同)
AC出力       2×100V/3A、 合計300W(同)
瞬間最大      600W(同)
電力リフト     600W(450W)
USB出力      USB-A × 2 USB-C × 1・100W(USB−C出力は60W)
DC出力       12V/10A(12.6V 8A)
USB-C入力     なし(最大60W)
ソーラー入力    12~58V、最大200W(110W, 最大8A)
DC入力       12/24V(11-30V)
パススルー充電   対応(同)
重量        約3.6kg(約3.5kg)
保証期間      5年(同)

これで定価が3万円弱、セール時の最安値(AC2Aは初売値)が約2万円と、価格ではほとんど同じです。容量とUSB-Cでの充電をしたいという方や、ここには書きませんでしたがアプリを使うとシガーソケットからの入力をセーブできる機能が付いていますので、この辺の機能を使いたい場合にはRiver2の今後のセール価格を見ながら今後比較していけば良いと思います。

対してAC2Aのポイントは、200Wのソーラーパネルで充電時間を早くできるということと、USB-C端子の出力が100Wなこと、電力リフトで対応する家電が増えるというところでしょうか。個人的にはシガーソケットから充電して旅を楽しむならその辺の機能が充実していて、いざという時には汎用の充電器(パソコンやスマホ用)も使える事にメリットを見出すならRiver2が有りですが、ソーラーパネルからの充電が中心であれば、AC2Aをおすすめします。私のように最初は小さなパネルでも、後から買い足して2枚のパネルをつなげることで100ワット以上の出力を得ることができますので、その太陽エネルギーを使えるかどうかは、ポータブル電源の仕様によって変わり、それは買い換えないとどうにもなりません。初めての一台をとりあえず買い、今後もう少し容量の多いポータブル電源を買いたいと思っているなら、将来的な事を考えてAC2Aの方が後で後悔しないと思います。

昨日からAC2Aはセールを行なっていて、19,800円という価格で予約販売を行なっていますが、正直言って安く、今後セールがあってもこの価格以上は下げないのではないかと思います。ですから早く買ってしまっても後悔しませんし、今後のECOFLOWの販売戦略の中で、River2の価格を見てから買うのも悪くない選択だと思います。ECOFLOWは価格だけでなく、専用バッグをサービスするような企画もやっていますので、持ち運び用にバッグを欲しい場合にはRiver2の方がトータルで安く買えますから、色々と購入に悩むのではないでしょうか。

どちらにしても、このくらいの容量のポータブル電源であっても、スマホやパソコンを車内で使ったり、200~300Wくらいの調理家電を使ったり、夏はDCモーターの扇風機、冬は電気毛布を使うくらいなら十分使えますので、2台のポータブル電源を時間を置いて購入することでローテーションして使うのも十分に有りだということもあります。

個人的にはこのクラスのポータブル電源が普及していくことによって、もっと気楽にソーラーパネルからの充電をすることが当り前になれば、個人レベルで長期停電時の電源を確保できることになるので、他のメーカーからも対抗する商品が出てきてもらいたいと思います。


カテゴリー: ソーラー自家発電 | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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