ブルーティの新しいポータブル電源の小容量タイプ「AC2A」に期待する

ポータブル電源の選び方には色々ありますが、容量が多いものは高額で、さらには大きなソーラーパネルをセットで揃えると結構な値段になってしまいます。外でも家と同じような家電を使いたい場合には家庭用のコンセントと同じ1500Wの出力が可能なくらいの大きさのものが欲しいということになるのかも知れません。

私の場合は元々、車中泊をする場合、大掛かりなサブバッテリーシステムを導入することなく、単三・単四のエネループで使えたり、モバイルバッテリーで何とかなりそうなところでしばらく外での電源については考えてきたのですが、電池が電気自動車の普及とともに急速に進化する中で、リチウムイオン電池のような爆発の危険のない「リン酸鉄リチウム電池」が採用されたポータブル電源は製品寿命が10年とも言われているので、ある意味安心して使えるようになっています。

私は、そうしたリン酸鉄リチウム電池搭載のポータブル電源を、主に200Whくらいの小容量のものを複数持っているのですが、これは今使っているソーラーパネルとソーラーパネルをぶら下げているベランダに日が当たる時間の関係で、充電をそれなりにできる時間がせいぜい4~5時間くらいという制約があり、これも複数あるソーラーパネルをつなげて使っても、入力は晴天時でも140Wくらいしか出せないことが理由になっています。天気というのは気まぐれで、晴天だと思っていても雲が出てくると充電出力は半分以下に低下することも少なくないので、空の状態から一日(最大4~5時間)で満充電にするには、容量はやはり200Whくらいのものがちょうど良いわけです。

私が最初に購入したのがエコフローのRiver2という256Whのポータブル電源で、今も便利に使っているのですが、不満に思っている点もあります。一番残念なところは、ソーラー入力が最大110Wまでしか対応していないので、二枚のソーラーパネルをつなげて最大値が出たとしてもそれを有効活用できないのです。

今回、ブルーティから2023年11月に発売になるというAC2Aという製品は、容量こそ200Whと少ないものの、大きさや重さはRiver2と同じか、一回り小さいぐらいの小型化に成功しています。ブルーティの他のモデルにもある「電力リフト機能」は、小型にも関わらず最大600Wまでの家電をワット数を下げて使えるようになっていて、最大450Wまでの製品しか使えないRiver2よりも使える範囲が広くなっています。さらに、ソーラーパネルからの入力については最大200Wまで入力可能なので、私の現在の環境ではある意味ベストな選択だと思えます。

ただ、問題は価格がどのくらいで出てくるのか? ということですね。ちなみにRiver2については、セールではあるものの2万円そこそこで入手していますし、現在出ているブルーティのEB3Aもセール時には2万3千円くらいで入手可能なので、通常価格はともかく、セール時には2万円以下で購入可能ならその時点で買っちゃおうと思っています。発売当初にまずはセール価格で出てくると思いますが、その際、予想価格より高いようなら、年末年始のセールになるまで待とうかなと思っています。ただ、このくらいの容量でもスマホの充電をしたりパソコンを使ったり、さらには車中泊用に使える「ちょよっと家電」のような調理家電は使え、さらに言うと車載用冷蔵庫もそれなりに電源なしで使い続けることができるので(その際はACコンセントでなくDCのシガーソケットから給電した方がロスが少なく長時間利用できます)、少ない消費電力の家電を探していざという時の調理や車旅に使おうとしているなら十分ではないでしょうか。

車中泊の旅では、このくらいの大きさのポータブル電源は、走行充電が比較的短時間でできるということも大きいですね。ソーラーパネルを持っていなくても、複数のポータブル電源を走行充電しながら使えば、うまいことローテーションさせると車中泊の規模にもよりますが、ご飯を炊いてお湯をわかすぐらいなら十分です。まだ発売前なので基本的なスペックぐらいしかわかりませんが、今後売出し価格からセール時にどのくらいまで買いやすくなるか、じっくりとウォッチしていこうと思っています。


カテゴリー: ソーラー自家発電 | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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