ついに使い切れない高速データの翌月くりこしをすることに決めたワイモバイル

先日、LINEMOのライトプランが3GB・低速最大300kbpsで税込990円で出た時には、これは系列会社のワイモバイルの「シンプルS」プランを潰すかも知れないと思ったのですが、今回新たにワイモバイルの方が「シンプルS/M/Lプラン」の内容を変えることで、単体でさらに魅力のあるプランになることがわかりました。

すでにワイモバイルに加入している方についてはYahoo!関係の特典があるので、今回の改定でも毎月の支出を抑えたいという方はLINEMOに変えるのも有りだと思いますが、そうでない場合は今回の変更を考えるとワイモバイルにとどまることも十分ありのようになってきています。

それだけでなく、ワイモバイルと同じようなプランを持つUQモバイルのユーザーでさえ、ワイモバイルに乗り換えるという選択肢まで出てくるようなプランになっているので、ここでその概要についてお知らせします。

まず、今までワイモバイルがUQモバイルと比べるとウィークポイントではないかと思われていた「データの翌月くりこし」を2021年8月から提供することになりました。これで、主にMやLのプランを契約されている方で、月の高速データ容量Mの月15GB・Lの月25GBを使い切れなかった場合、翌月に使えるデータ容量がまるまる未使用分増えることになります。Sの場合については、月に3GBというのはさほど多くない容量なので、微妙ではあるのですが。

ニュースリリースを見ると、私が読んだ限りではUQのように低速をアプリで切り替えることはできないようですが、ワイモバイルの方式では確実に高速データ量を使い切りたい方におすすめになるでしょう。UQの場合はM・Lの場合は低速でも最大1Mbpsで無制限でなまじ快適に使えてしまうので、せっかく繰り越した高速データを翌月分までも使えないケースもあるかも知れません。そんな心配をするなら、月初から使った分だけ高速データを消費するワイモバイルのようなデータくりこしの方が合っているのだろうと思います。

このように、どこかの会社が画期的なプランを出してきても、同じ系列の会社であればすでにその画期的なプランとの差別化をはかるプラン変更を用意していたり、競合する会社であれば対抗プランを改めて出すことも十分に考えられます。

現状では、ソフトバンク系列のサブブランドで変化があり、UQ(au系列)はそれを静観し、au系列ではもう一つ別のBIGLOBEがdonedoneという新ブランドで勝負しているという格好ですが、今回のワイモバイルの発表でもう一波乱あるのではないかと個人的には思っています。現状では私はUQモバイルの「くりこしプランS」を継続していますが、今回のワイモバイルの発表で、もうしばらく各社の動向を見極めた方が良い結果になるのではないかと思いは強まり、もうしばらくはこのままのプランをキープすることにします。

具体的には今回変更のあったワイモバイルのプランではなく、料金の安いLINEMOのライトプランとの比較になってきます。LINEMOの方はワイモバイルと違ってデータの翌月くりこしはありませんが、音声通話が使えて月額990円という安さで月3GBのデータが使える(制限時最大300kbps)のが大きな魅力です。ただ、UQの方は低速でもバースト転送でページの読み込みは速いので、3GBの高速データを翌月に残して必要に応じて毎月3GBまで使うパターンを掴むと、月初には最高で月6GB使える余地が出てくるので、これで料金が下がってくれれば先に乗り換えてしまった場合、後悔することになるかも知れません。何より、MNPをして回線を移行することは結構なエネルギーがかかりますので、今は家でおとなしくしながら状況の推移を見ることになるでしょう。


カテゴリー: 通信サービス全般ニュース | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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