ちょっとした情報でもわかるキャンパーとしての熟練度

車中泊に関する話題とは少しずれますが、先週のBSテレ東の金曜9時の旅番組枠で、先週と先々週の2回にわたって自転車で引っぱるキャンピングカーを使っての旅の様子を放送していたのでネット配信のTVerを使ってつい前後編とも見てしまいました。

旅人はYou Tubeに動画をアップしている女性のソロキャンパー、と言うより番組の説明では普段は軽自動車の箱バンに乗って車中泊旅をしながらキャンプ動画をアップしているというユーザーネーム「ちょもか」さんが、電動アシスト自転車に自転車用キャンピングカーをつなぎ、富士山周辺を散策するという内で、個人的にはもう少し自転車でも引けるキャンピングカーの情報が欲しかったところですが、今はやりの女子ソロキャンプ推しの番組になっていました。

私自身は今のキャンプブームについては、車中泊のブームと同じでブームにはピークがあってその後どうなるのかという風にしか考えていないので、それなりに楽しんで見ました。ただ、この「ちょもか」さんを選んだというのは、焚き火の起こし方から旅先で仕入れた食材をきちんと調理してインスタ映えのする食事を作るというところまできちんと行ない、さらには番組で当日のキャンプの様子を生配信しているところまで番組で紹介していて、いわゆる「仕事」でキャンプをする方として実に優秀な人をピックアップしているなという気がしました。

私の方は、どちらかというとキャンプ飯にこだわるよりも、芸人のヒロシさんのように鬼のように移動した日の食事はインスタントで済ますような形でも問題ないので、そこまでキャンプスタイルにはこだわらないのですが、番組を見ていてちょもかさんのキャンプ道具が映る中、ある事に気付き、ニヤッとしてしまいました。

というのも、火を起こして焚き火をするような事はせず、すぐに温かいものを食べたい時に重宝し、私も使っている、家庭でも使うことの多い「カセットガス」を燃料に使ったシングルバーナー、SOTOのST-310がちょもかさんの持ち物として出てきたのですが、そこにST-310のコアなユーザーならやっているだろうと思われるある仕掛けが施されているのを発見してしまったからです。

これは、100円ショップのダイソーで売っているクッキーを作る時に使う「かわいい抜型」(^^;)ですが、この「5個組」の外枠の金具を流用してST-310に合わせるとさらに実践的にこのシングルバーナーを使うことができるようになります。

このように、バーナーの火口のところにすっぽりと収まるので、多少の風が吹いても影響を受けない風防の役目を持たせることができるようになるのです(この写真は部品購入時に撮影したもので、最近のものではありません)。ご飯を炊くときなどとろ火が必要な時に強い風が吹いている時にはこの風防だけでは不十分かも知れませんが、簡易的に使うならちょっとしたことですがこの抜型風防でも十分に役に立ちます。

ちょもかさんのST-310には本体と同じくらいに変色したこの抜型風防と思われる部品が付いていましたので、こうした道具の工夫をしながらキャンプ生活を楽しんでいるのだなあとついにやっとしてしまったわけです。

テレビの旅番組でヒロシさんのような本当のキャンプ好きな人が出演すればそれなりのリアリティを担保した上で楽しめるのですが、ドラマや映画/舞台の宣伝のために出演してくれたような女優さんがソロキャンプをするような旅番組を作ったとしても、その方のファンならその場にいることを楽しみに見られると思いますが、純粋にキャンプ好きな人を満足させることは難しいでしょう。しかし、実際にそれなりの実績を上げているユーチューバーの方からピックアップすることで、それなりの説得力を持って番組を見ることができました。ただ、これだと将来的にはタレント自体必要なくなる時代も来てしまうのではないかという事も同時に思います。


カテゴリー: 車中泊のための道具考 | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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