Googleが作った新キャンプ用品とは?

表題の答えは、2020年10月現在テレビでのコマーシャルも多く配信されているGoogleの新しいスマートフォン、5G対応のGooglePixelなんだそうです。ツイッターの広告のフレーズでこの言葉が出てきた時には少々驚きました。あわててもう少し説明文を読むと、1泊2日は充電いらずの長持ちスマートフォンだからということなのだそうですが、少なくとも「新キャンプ用品」なんてキャッチフレーズを付けるようなスマホではないのではないかと私は思いますね(^^;)。

ちなみに、 Googleストアでのこの製品の直販価格は税込7万4800円ということなので、アップルの出した新しいiPhoneの中でも廉価版と言われるiPhone12miniの価格が74,800円(税別)ということなので、消費税分GooglePixelの方が安く買えるくらいですが、安いとは言われるもののやはり普通の人が一括で買うにはハードルが高いくらいの製品であるとも言えるでしょう。今後、また第二段の給付金が出るようなら、買う人も増えるとは思いますが。

グーグルが出すスマホということで、OSのアップデートがある程度見込めるメリットが有り、その点ではiPhone並に使い続けられるというメリットはありますが、今回注目した「1泊2日は充電いらず」という点について調べてみると、「スーパーバッテリーセーバー」という機能をONにすると(具体的にそのモードでどのくらいの実用度があるかは不明)最長48時間連続で持つようになるそうです。

技術仕様で調べると内蔵電池の容量は4080mAhと確かに多いですが、さすがに電池がいくら持つと言っても、つい「スーパーバッテリーセーバー」機能をついオフにしてしまった中でキャンプに出掛けてしまった場合、気が付いた時には電池容量がわずかになっているような事も考えなければならないでしょう。

こんな当り前の事を書くのも莫迦みたいなのですが、たとえ1泊2日の旅でGooglePixelを持っていたとしても、小さくて容量の多いモバイルバッテリーと充電用ケーブル、さらに車での移動ならシガーソケットに差すタイプの充電器や大き目のポータブル電源を「キャンプ用品」として持っていくことこそ大事なのではないかと思うのですが。

そもそも、スマホの電池節約アプリというのはGPS・Wi-Fi・Bluetoothをオフにすることで電池の消耗を防ぐものが多く、私はあえてそうした機能をオフにせず、多少電池が消費されてもモバイルバッテリーとの併用で補うことをまずは考えます。ワイヤレス機器をストレスなく使うためだったり、位置確認の必要なアプリを起動した時に改めて設定を開けるちょっとしたストレスを避けるためにあえて電池を消費する設定にしておいても日々の生活の中では本体充電するまでには行かないくらいの電池容量を今のスマホは持っています。

もし、長時間の停電が起き、さらにモバイルバッテリーを持っていなかったり使い切ってしまった場合にスマホだけで運用しなくてはならなくなった場合には「スーパーバッテリーセーバー」も役に立つだろうとは思いますが、そこまで考えるのなら電源を一定の時間切って一日数時間の限定運用にしてもいいでしょうし、太陽電池パネルを使ったモバイルバッテリーの充電を行なっている間(直接スマホに太陽電池パネル充電器を使用すると、不安定な天候で充電した場合、内蔵電池を痛めやすいため買い替えが比較的容易なモバイルバッテリーでの充電を個人的にはおすすめします)、使えるように管理する方がいいので、わざわざ「新キャンプ用品」と名付けられたスマホを使わなくてもいいだろうと思うのです。

個人的にはこの広告がツイッターで回っていたのを見て、いくら世の中がキャンプブームだからと言っても、こじつけし過ぎで、この広告コピーを真に受けてスマホ単体で持ち出す人がいない事を祈るばかりです。個人的にはカメラの性能もいいし、OSのアップデートも安心なので長く使うには便利で、製品自体は悪くないとは思っているのですが、さすがにこの広告コピーにはびっくりしてしまいました。キャンプの時はテレビもラジオも入りにくい山間部に入った時など、スマホの機能を最大限に使う場面も出てくると思いますので、くれぐれもスマホ一台で何もかもやろうとはせず、いざという時にいつでもスマホを充電できる用意をきちんとした上で出掛けるようにしましょう。


カテゴリー: スマートフォン | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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