抗体検査はやはり大切だ

先週に、今の新型コロナウィルスとは関係ないものの、自分の記憶の中で今までに感染したかどうかがわからず、さらに予防接種を受けたかどうかもわからなかった「風しん」についての抗体検査を受けたことを書きましたが、昨日その結果を聞きに行ってきました。

結果は、抗体が体の中にしっかりあるということが検査結果からわかったということで、長年の不安をようやく払拭できました。今回は抗体検査および、もし抗体がなかった場合に受けることのできる予防接種の費用は全て国が負担(クーポン券の提出が必要)してくれるということで、普通に全て受けると1万円~2万円かかってしまう費用の心配をせずに一連の検査を受けることができました。

私の場合、別に無料でなくても受けることはできたとは思うのですが、やはり突発的に一万円以上の費用がかかるかも知れないというのは、ちょっと躊躇してしまうところがあります(^^;)。今回の場合も、かかりつけのお医者さんに行ったので全く無料というわけではなく、医師と話すだけでも診療報酬を払わなければならないということはあるのですが、それでも負担は少ないので抗体検査までたどり着けました。

今回の新型コロナウィルスについても、検査数を増やすことの是非が言われているものの、現状では自分がすでに陽性になっている人との濃厚接触がなければ、PCR検査は自費で受けるしかないということがあるので、検査のお金を出せるか出せないかというところで、自分および家族・職場・学校でのクラスター発見が遅れる可能性も出てくるわけです。

ちょっと話は変わりますが、自宅にいてテレビを見ていると、街頭インタビューで都会の盛り場をウロウロしている人生の先輩にインタビューしている中、「歯を入れていない人」をいじる傾向にあることがしばしばあります。これは、表面的には面白いと思っても、今後の社会のあり方として考えると、かなり怖い話で、私などはとても笑ってはいられないところがあります。

なぜかというと、歯が悪くて治療できない人というのは、日々の仕事が忙しすぎる場合もあるかも知れませんが、どちらかというと治療代を捻出できない人が多いのではないかと思われるのです。生活に不自由はあってもお金は他の事に使うので仕方がないというのは、だったら酒を止めた方がと言いたくもなりますが、そうした人たちは同じ理由で、もし熱を出してその熱が続いたとしても自宅で寝ているだけで医者には行かず、熱が引いたらまた街に出てくだを巻くような生活をしている可能性があります。症状がひどくなれば周辺の人が病院に連れていくなどするでしょうが、そこまで調子が悪くなければ実際は新型コロナウィルスの陽性かも知れない人が多く市中をウロウロしているような状況にもなりかねません。

今回、政府が行なってくれた「風しん」に対する政策によって私自身大変助かっただけに、特になかなか自費で検査しにいこうとできない生活弱者に対する援助を考えることも、これからの季節には大切になってくるのではないでしょうか。先日のニュースではお買い物券をもらうために三密の状況で3時間以上行列を作った地域のことがニュースになっていたのですが、多くの人が日々の生活を送ることに汲々としている中で、あえて感染のリスクをおして金銭的な援助の方を優先するようなところまで来てしまっているということも確かなのではないでしょうか。GoToキャンペーンを続けなければ生活できない人以外にも多くの苦しんでいる人がいることを考えた政策を期待したいと思います。


カテゴリー: 防災コラム | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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