月別アーカイブ: 2015年3月

iPad mini2 Wi-Fiモデル その5 写真をFlickrで管理しよう

 本体メモリの容量に応じて価格が変わるiPad miniですが、今のところ32GBの容量の半分くらい使ってしまっています。というのも、以前のiPod touchで入れていた音楽ファイルを入れたので結構な容量を消費してしまいました。これからは音楽もクラウドに保存しておいたものをストリーミング再生させたりすることで対応しようかと思いますが、私のモデルはそれ自身ではネット接続はできないので、音楽くらいはオフラインでも楽しめるようにするためには改めてですが16GBでは足りなかった(私のモデルは32GB)かなと思っています。

 ただ、これ以上アプリ以外で大きなファイルを本体に残したくないので、たまっていくと大きな容量を食う画像ファイルの管理にFlickrというサービスを使うようにセッティングすることにしました。このサービスはネット上に1TBもの大きなスペースを無料で利用できるということで、普通に写真を撮って保管するならまず残りの容量を気にしないでアップロードできます。写真を公開することもできますが、プライベートでの利用で人に見せないで保管および閲覧だけの利用も可能です。ただ、このサービスは日本では行なわれておらず、アメリカ合衆国のユーザー向けのサービスです。しかし、日本国内からでもアメリカのYahoo!のIDを取得すれば利用は可能なようです。登録の仕方についてネット検索をすれば出てくるかと思いますが、その一つを以下に紹介しておきます。

http://flickr.no-tsukaikata.com/kihon/flickr_account_registration/

 iOSの場合は設定画面にFlickrのアカウント画面がありますが、iPhoneやiPadでFlickrを便利に使うためには公式アプリの導入が便利です。しかし問題は、日本国内のApp StoreではFlickrの公式アプリが入手できないのです。現状で日本国内でサービスを行なっていないのですからなくて当り前なのかも知れませんが、アンドロイドの場合は、Google Playで入手できないものの、amazonアプリストア用のアプリを入れれば、日本国内からでもそちらのストアから入手できるので楽なのですが、それでも何とか強引にアプリをiPad miniにインストールする方法があります。App Storeの設定をアメリカに変え、ダミーのアメリカ国内の住所を登録してアプリを検索し、見付けてダウンロードしたらまた設定を日本用に戻すのです。この方法は以下のサイトにある情報を参考にしました。

http://akiueo.hatenablog.com/entry/iphone-flickr-appstore201406

 これで、iPad mini2で撮影した写真を直接Flickrにアップすることができ、さらにWi-Fi対応のデジカメからいったんWi-Fi経由で写真をiPad mini2に送ってからFlickrにアップロードすることもできますので、パソコンを使わず、メモリカードも使わずに写真をクラウド上で保管し、見たい時に見たりダウンロードして利用することができるようになりました。iPad mini2の綺麗な画面はFlickrの写真を閲覧するにはかなり具合が良く、FlickrがiPad mini2で使えるなら使った方がいいのではないかと思います。早いうちにFlickrが日本でもサービスが始まり、App Storeでも公式アプリが入手できるようになれば言うことはないのですが、日本でのサービス開始を待てない方はぜひトライしてほしいと思います。


iPad mini2 Wi-Fiモデル その4 クラウドでのデータのやり取りについて

 iPhoneやiPadの特徴として、本体に入れて使えるメモリカードの存在が最初から考えられていないということがあります。当初は、いざという時にはメモリカードの中に入れておいたバックアップ済みのファイルからリストアすることも大事なので、やはりメモリーカードスロットのあるアンドロイドの方がいいかなと思っていたのですが、その点について心境の変化がありました。

 というのも、複数のモバイル端末やパソコンを持っているなら、一台が使えなくなっても他のもので代替できますし、全てのハードが災害などで持ち出せず全てが失われてしまった場合、バックアップを物理的なメモリのみに集約していたとしたらそれまでのデータは全て失われてしまうことになります。今回、iPad miniを設定した際も以前に購入して今も使っている古いiPod touchの設定が入ったiCloudを参照することで引き継ぐことができましたし、今では新しいハードを手に入れても、今ではその設定やファイルはほとんどクラウドから引き継げるようになっています。全てをクラウドに集約することにも問題はあるのかも知れませんが、SIMカードスロットのないiPad miniについては、いかに今使っているファイルやデータをクラウド上で共有し使っていくかということがさまざまなハードを混在させて使っている場合の鍵になってくるでしょう。

 私の場合、ウィンドウズやアンドロイドですでにクラウドサービスを使っていたので、それらのサービスをiPad miniでも利用することをまずは考えました。メインで使っているのはマイクロソフトのIDでサインインするOne Driveですが、これはパソコン上では直接ファイルから変更しても自動的に変更したファイルをアップロードできたりと便利なのですが、スマートフォンやタブレットでOneDriveを使っても即時アップロードはできません。これはiPod miniについても同じで、直接アクセスしてファイル更新をしたつもりが端末の中だけで更新されていたりするので、クラウド上のファイルを更新するためには結構な手間がかかります。さらにアプリでもOneDriveに対応しているものは少ないので、iOSと相性がよくiPad mini上でファイル更新をしたい場合に選ぶならDropboxが一番いいという印象ですね。Dropboxは、iPad mini2だけではなくスマートフォンで更新した書類も簡単にクラウド上と同期できるので、頻繁に更新するファイルをまとめて、いったんDropboxに作業ファイルを置き、後でパソコンを開いてDropbox経由でOneDriveにコピーしてまとめるのが無難かなと思います。この作業は二度手間になりますが、もし間違ってDropBoxでファイルを更新してしまった失敗をしても、OneDriveの中に更新前のファイルが残っている状態になるので、大怪我は防げるというものです。自動的にDropboxの中の更新ファイルとOneDriveの中にある同じファイルを同期することができれば、一連の機能がスマートフォンやiPad miniで作業をやった時点で完了させることができて便利ではありますが、ファイルのコピーは後でまとめてやってもいいので、iPad miniでもクラウド上のデータを使いまくりたいと思う場合は、Dropbox上で作業するようにクラウドのフォルダの中味を変えていくのがいいと思います。

 ちなみに私は金銭関係のエクセルファイルだけでなく、ブログ関連の書類および、覚え書きやメモ関連のテキストファイルを頻繁に更新することがあるのですが、iOSで動くアプリの中にはフリーでDropboxに対応したテキストエディタ「Plain Text2」があるので、エクセルのファイルが開ける表計算アプリだけでなくこのテキストエディタもそろえて置くと、アプリ上からDropboxにアクセスして内容確認および変更ができます。なお、iOSにパソコンがMacなら問題ありませんが、ウィンドウズを使っている場合、文字コードの違いによりiPad miniで作ったテキストファイルがウィンドウズパソコン上で文字化けを起こすことがあります。私の遭遇した問題は、ウィンドウズパソコンで使っているQXエディタがUTF-8コードに対応していなかったため文字化けしたようなのですが、文字化けの出たファイルについては、UTF-8コードに対応したサクラエディタを併用して解決しています。こうした違和感を感じて改めて、Macを全然使ってこなかった期間が長かったのだなとしみじみ思いました。


iPad mini2 Wi-Fiモデル その3 そもそもWi-Fiモデルを選んだ理由

 iPad mini2をいろいろといじりながらアンドロイド機との違いなども感じつつ使っていますが、とにかく画面が見やすいので、同じような画面の大きさであっても小さい字が読みやすくなったことが嬉しいですね。

 
 iPadシリーズにも通話はできないもののSIMカードが入るCellularモデルもあります。単体でインターネットができたりテザリングの親機になりモバイルルーターの代わりになるというような特徴があり、携帯電話会社との契約をしている方の中ではこちらのモデルを外でのモバイル通信に使う場合も多いでしょう。さらにCellularモデルにはGPSが付いていてiPad miniをカーナビの代わりとして使えるというメリットもあります。

 
 私がCellularモデルを購入する場合は、Apple StoreからSIMフリーのものを買うという選択になりますが、結局Wi-Fiモデルを選んだのは、その価格差ということももちろんありましたが、GPSがないというディメリットを除くと、モバイル環境で使用するには問題がないということが予想されたからです。では、外出時にはネット接続はどうするかというと、モバイルルーターを使ったテザリングを使うつもりでいました。

 
 私自身のモバイル環境が多くのハードを使い過ぎて参考にならないかも知れませんが(^^;)、常に携帯しているスマートフォンで使っているSIMカードの他に、2枚のSIMカードを所持しています(全てデータ通信専用)。その内訳は、

 
・スマートフォン用のmineo(月1GBまで高速)
・モバイルルーター用のぷららLTE(スピード3Mbps上限で速度、容量無制限)
・ワイヤレスゲートの公衆無線LAN付カード(低速200kbpsで固定)

 このうち、ワイヤレスゲートのSIMカードはiPhoneやiPadで使うことも考えてSMSオプションを付けたnanoSIMにし、SIM変換アダプター装着の上でNexus5に入れています。モバイルルーターは今まで使っていたアンドロイドのタブレットで便利に使っていただけでなく、仕事でも使うことの多いWindows搭載のノートパソコンやタブレット端末でもモバイル環境で使えるので、モバイルルーターのテザリングによるネット接続は私にとって必要不可決になっています。

 
 テザリングについては、元々ぷららのデータカードが3Mbps上限のスピードしか出ないということもあり、Wi-Fiテザリングではなくサービスの上限スピードには遠く及ばない(1~2Mbps程度なので動画も何とかストリーミング視聴可能)Bluetoothによるテザリングを使っています。Bluetoothテザリングの特徴はペアリングしたもの以外は侵入をシャットアウトできるというセキュリティ面についての優位性および、電池の低消費でモバイルルーターのテザリングを朝から夜まで繋ぎ続けていても1日電池が持つところにあります。以前、Wi-Fi専用のNexus7(2012)を常に持ち歩いていた時、ずっとBluetoothテザリングを接続した状態にしておいて、SIM内蔵のタブレットのように常時接続でメール着信通知を手元の携帯電話の画面にリアルタイムに送るようなこともできていました。

 
 こうした状況を踏まえると、Cellularモデルを購入した場合にはワイヤレスゲートの低速SIMを入れたとしても、低速の通信にストレスを感じたらモバイルルーターのテザリングで使うことになってしまいそうでした。しかもNexus5から出したSIMをiPad miniに入れて使うことになると、せっかくのNexus5が単体で使えなくなってしまうかなと思えてきました。また、ぷららのSIMをnanoSIMに変更してiPad miniに入れても、他のパソコンで使う場合に常にiPad miniを持ち歩かなくてはいけなくなりますし、電池の持ちも心配になるので、単純にモバイルルーターで使えるハードを増やす方がその後の事も考えても良かったなと思えます。

 
 今後は、外出時にはモバイルルーターのBluetooth接続を常に入れておき、メールだけでなくLINEもスマートフォンで使っているIDと同じアカウントで使えるようになりました。これは、「LINE for iPad」というiPad専用の別アプリを導入したことによります。この環境が整ったことで、LINEのメッセージ送信はiPad miniでやろうかなと思っています。


iPad mini2 Wi-Fiモデル その2 外付キーボードを有線で接続する

 注文したiPad mini2は予定通り到着しました。苦労しながら液晶保護シートを貼った後で、以前使っていたiPod touchで使っていたiCloudを同期しました。改めてiPad mini2用にアプリは入れますが、まず試したかったのが外付キーボードを使った入力でした。

 普通ならBluetoothを使った無線キーボードとなるところですが、WindowsやAndroidで併用しているケーブル接続の折りたたみキーボードが何とかiPadでも使えないか試したく、先日あるものを買ってきていました。

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 パッケージに注意書きが書きまくられているのは、Lightning接続OTGケーブルと言われるものらしく、Lightning端子に接続してUSB機器が繋げるようになっています。ただし、このパッケージの説明書きによると、アップルのライセンスのない製品で、製品対応はiOS6までとあります。しかし、この種の周辺機器は他にはないので、駄目元でおよそ千円ほどの投資をし、購入してきました。接続するキーボードはそれほど電気を食わないと思うので何とか動いてくれとiOS8.1.3の状態で接続してみました。

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 すると、このケーブルは接続できませんという残念な表示が何回も出てくるのですが、それらを無視して進んでいくと、普通に写真の状態でキーボードからの入力ができてしまいました(^^)。これで、キーボードについてはバッテリーを気にしないでいいですし、何よりローマ字入力ではありますがタップして入力するよりも早く正確に文章の入力ができるようになりました。なお、今回使用したキーボードはウィンドウズ用の日本語キーボードなので、iPadで出てくる文字に多少の違いがあります。よく使う「@(アットマーク)」は数字の「2」をシフトキーとともに押すことで出ます。他の記号については押して確かめればいいでしょう。また日本語と英語入力の切り替えは、ウィンドウズボタンを押しながらスペースキーを押すと、画面に日本語と英語の切り替え画面が出ますので、入力したい文字種のところをタップして切り替えました。

 問題はこのケーブルがどうすれば入手できるかということでしょうが、パッケージの型番で検索をしても全く出てこないほどのマイナーな製品なので、iPadに関する輸入製品を売っているお店で、LightningをUSBに変換するケーブルというのを興味のある方は探してみてください。なおその際に、キーボードからの入力ができなくても、運が悪かったと諦められる潔さがなければ、純正でないケーブルを使うのは止めた方がいいでしょう。このケーブルもOSのアップグレードによって使えなくなる可能性もあり、私もそのことは十分理解した上で使っています。良くも悪くも、アップル純正でないものについては動作するかどうかはケースバイケースであることをわかった上でiPad mini2と付き合っていくことが大切だなと思います。


iPad mini2 Wi-Fiモデル その1 本体保護のためのカバー選び

 まだ手元に本体が到着していないのですが、Apple Storeから出荷されたのは中国の深センからで、少々時間がかかるようです。その前に届いたのは液晶保護シートとサードパーティ製のカバーでした。

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 純正のカバーよりもこちらがいいだろうということで購入したのが、Ankerの出している「合皮レザーケース インナーケース&マルチアングルスタンド付属 オートスリープ機能付き」という長い名前がついたケースです。写真の通り、オートスリープ機能の付いたカバーだけでなく、本体がカチッと固定できる裏面を保護するインナーケースがくっついています。スタンドの代わりにして立てかけることもできるので、おもに本体中心に使うならベストかなと思ってこれにしまいました。

 購入する際に迷ったのは、iPad miniの画面を保護するようにはまるBluetooth接続のできるキーボード型のカバーだったのですが、この種のキーボードの電源はことごとく内蔵のリチウムイオン電池だったためパスしました。

 この辺は気にならない人は全く気にならないでしょうが、iPad mini本体の電池が交換できないのは仕方ないとしても、私の使い方だと普段それほど使わないキーボードについては、長い間使わないまま放置していても急に使いたい時に私は使いたくなることがあります。その際、たまたまキーボードの充電ができていなくて使えないとなるとやはり困ります。これが単三や単四電池で動くものなら予備の電池を他の機械にも使う前提で用意しておけば、急に電池が消耗していて使えない場合にもすぐに使い続けられます。それに、リチウムイオン電池内蔵のものは、内部の電池が不活性化を起こすほど使い込んだらもはや修理するよりも、新しいものを買った方が安くなりかねません。しかし、汎用の電池で動くものなら、物理的に壊れない限りはかなりの長期間において、別のハードでも使えるなどハードとしての寿命をのばすことができます。例えば、古いデジカメでも既に生産が中止された電池を使っているものについては実用的に使うことはできませんが、単三電池で動くものならば、エネループを入れれば今でも使えるでしょう。現在、私が持っているBluetooth接続のキーボードは、単三や単四電池で動くものがあるので、普段は本体のみで入力をしていても、旅行や研修などでパソコンのように入力したい場合は別にそうしたキーボードを持って出掛ければいいのではないかと思います。

 もちろん、常にキーボードとともにiPadを使うような場合で、キーボード型ケースの値段が電池が駄目になるまで使い切るだけ使えればいいと思えるなら、本体とキーボードが一体化したカバーは便利でいいと思います。今後もしセールなどで格安で購入できそうなら候補に上がるかも知れませんが、あとはどの程度キーボードをiPad mini2とともに使うかがケース選びのカギでしょう。画面をタッチして入力するのでもスマートフォンと比べで画面が大きい分打ち間違いは減りますし、それほど困らないかと今のところは思っています。なお、写真のケースを注文後に見付けたのが、シリコンタイプのものや、ノートと併用できるケースで、近所のお店のワゴンセールでそれぞれ数百円で購入できたので確保してありますが、このケースと一緒に買った液晶保護シートとは別に、それぞれのケースに付属する保護シートが入っていたのは誤算でした。改めて専用品のシートを買わなくても良かったとも思えましたが、保護シート自体も消耗品というところもありますし、画面にダメージが出るのではと思わせるほど液晶保護シートが傷ついても、追加投資なしで保護シートを変えられると思うことにします(^^;)。


コンビニコーヒー党に嬉しい小容量のチタンカップ

 全国どこにもあるコンビニエンスストアで24時間おいしいコーヒーが買えて飲めるのは普段の生活の中だけでなく旅先でもうれしいことですが、このブログでは現状で私が行なっている200ccの真空断熱水筒にカップの中味を移すことによって、コンビニコーヒーを持ち運ぶ方法を紹介してきました。しかしこの方法も気を付けないといけないことになるかも知れません。

 というのも、春から夏にかけ外気温が高い中での旅先で起こる失敗として、飲むつもりで入れていたコーヒーを飲み忘れてしまい長い間放置させることによって中味が駄目に成ってしまう可能性というのがあります。一応私の場合はブラックのままでミルクや砂糖は入れない状態で持ち運び、飲むのももっぱらブラックなのでまだましかも知れません。ミルクや砂糖を入れた状態で常温に下がったままの状態が長く続くと考えただけでも恐いので(^^;)、すぐ飲めるかわからずにミルクや砂糖を入れて飲む場合は真空断熱水筒の中に全てを入れないでブラックコーヒーのまま持ち運ぶことをおすすめします。

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 その時に、写真のようなハンドルの折りたためるキャンプ用のマグカップを別に用意しておくと、ゆっくりコーヒーをいただける場所に到着したら、改めてコーヒーをカップに移し替えてからコンビニでもらってきたミルクと砂糖を入れればいいのでおすすめです。私が用意しているスノーピークのチタンマグカップは様々な種類が揃っていて、写真のものはシングルマグの220mlということで、持ち運ぶ真空断熱水筒の容量(私の持っているのは200ml)より多めのものであれば移す際にあふれることもありません。この220mlというサイズだと粉末味噌汁の一杯分や、カップスープをお湯で溶かして飲むにも手頃なサイズです。ちなみに私のシングルタイプのマグカップは冷めても直接火をあてて温め直せますが、ダブルタイプのものは直火にはかけられないものの、空気の層のある二重構造になっているので、中の飲み物が冷めにくいという特徴があります。どちらのタイプを選ぶかは、自分の使用パターンを考えながら必要に応じて買い分けるといいでしょう。

 あえてキャンプ用のマグカップにするのは、ハンドルもおりたため、真空断熱水筒にかぶせるようにして一緒に袋に入れて持っていてもかさばらないからということもあります。小さなマグカップはコーヒー用だけでなく朝の歯磨き用にも使い回せますし、高速道路の給茶機用の紙コップが品切の場合に使えたりしますので、興味のある方はお店でその感触を確かめられてはいかがでしょうか。



買い物袋用フックのある車に傘袋を付ける

 季節の変わり目というのはどうしても天気が不安定になりがちなのですが、春先から夏にかけては梅雨の時期も重なるため、車の中が水びたしになってしまうことがしょっちゅうです。これは、濡れた傘を車内に入れることが主な原因で、さらにその傘をどこに置くかによってはフロアだけでなくシートもかなり濡れてしまいます。そこで、車内が濡れにくくなるようにいろいろ考えていました。

 今乗っている車は、カーラジオのアンテナが後ろにあるので、傘を持ちながら運転席に乗りこんでもアンテナが邪魔になり傘がうまく入らないようなことはないのですが、やはり車内は傘に付いた飴でびしょびしょになりがちです。

 専用の傘カバーを用意しておけば少なくともシートまで濡れる事はないのでそれでもいいのですが、同乗者がたくさんいる場合は自分一人だけ傘にカバーを付けていてもだめなので、パッケージに関するビニール袋を多く売っている専門店に出掛け、よく雨の日にお店の前に置いてあるビニール製の傘袋を買ってきました。

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 このように、製品には最初から吊り下げ用の紐が付いているので、買い物袋を吊り下げるためにあるフックにかけるといい感じです。人が乗ってきた場合はここから一枚ずつ袋を渡して傘を袋の中に入れてもらえば、車の中はそう悲惨な状況にはならないのではと思います。

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 晴れた日にはこのようにシートのポケットに入れてしまえばよいのですが、この写真ではあえてフックに掛けたまま中味をポケットに押し込んでいます。見えないように収納しておくと肝心の使いたい時に使えないような気がしたので(^^;)、このようにしてみました。

 自前で何回も使い回せる傘袋を置くという選択肢ももちろんありますが、やはり気軽に使えて他の人にも使ってもらえるというのは大きいですね。値段も100枚入りで300円弱で買えましたので、春から夏までの雨対策はこれで何とかなるような気がします。私の車のように買い物袋用のフックがポケットのあるシート側にある方は、とりあえず買って車の中に入れておくと結構役立つと思います。


ようやく本格的にiOS使います(^^)

 私のモバイル遍歴を紹介する場合、どうにも歯がゆいのができれば使いたいMacや、Appleが出してきたハードをことごとくモバイル環境では使ってこられなかったことです。私が最初に買ったパソコンはWindowsではなくMacのデスクトップパソコン、「カラークラシック2」で、もう一台パソコンをと考えた際、ノートパソコンを買い足すについていろいろ考えた結果、今ではとても持ち歩く気になれないPowerbook150(当時の廉価ノート)を、これも巨大なACアダプターと一緒にバックパックに入れて旅行に行ったりしていました。

 その後、大いなる期待を持ってNewton130なんてモバイル機器のはしりみたいなハードを購入したものの、はっきり言って普通の作業で使えるものではなく、持っていることに満足して終わってしまいました。それ以降もApple社も持ち運びしやすいA4サイズやそれ以下のサイズのノートパソコンも出してくれなかったので、仕方なく使っていたWindowsノートを買い替えながら今に至ります。

 そんな中、ようやく持ち運びできる小型端末としてのスマートフォンやタブレット端末をApple社が出してきたものの、iPhoneはしばらくsoftbankとの契約が必要でしたし、iPadはちょっと持ち運びには大きいしと思っていました。そんな中、それまで小型端末を出すことを決して良しとしなかった考えを持っていたと思われるスティーブ・ジョブズ氏亡き後に思わぬ展開から出てきたのがiPadとiPhoneの中間のようなサイズのiPad miniでした。

 アメリカのように自動車だけで移動するような社会は日本では難しいことから、日本人向けの端末をいよいよ出してきたかと思いつつ、いつかは購入しようと思って時間が経ってしまいましたが、最新のiPad mini3と基本性能で変わりないiPad mini2が安くなってきたところで、そろそろ頃合いかなと思い、定価より安く買えて1年保証もあるApple Storeの整備済み品を狙ってみました。しかし、定価より安く購入できるところがここしかないためか、サイトに出てもすぐに売り切れてしまう状態が続き、悔しい思いをしてきました。そこで先日ツイッターで整備済み品に製品が追加されたら報告してくれるユーザーの方をフォローして待ちかまえ、ようやく32GBのWi-Fiの整備済み品をゲット出来ました(^^)。16GBでも良かったのですが、iPadはNexus5と同じで外部カードが使えない本体メモリのみなので、こちらの容量で良かったと思っています。

 Wi-FiタイプはGPSが付かないということで、iPhoneとiPod touchの関係に似ていますが、カーナビアプリはアンドロイドで動かせますし、外での通信についても今持っているモバイルルーターやスマートフォンでBluetoothテザリングをすれば使い回せるので、あえて数万円上乗せしてSIMフリーのものを買わなくてもいいかという感じですね。

 iOS自体は既に使っている第四世代のiPod touchで一通り使っていますが、OSが6.1までしか上げられず、iOSで無料で使えるようになったMicrosoft Officeのアプリが使えないなどそろそろこちらの方も買い替えかと思っていたので、今後の持ち出しはNexus7からiPad mini2の方にシフトする予定です。

 これで、普段持ち歩く実用的に使えるハードは、以下のようになりました。

・Lenovo Miix2 8(Windows 8.1)
・iPad mini2(iOS 8.X)
・Nexus5(Android 5.0)
・au SHL23(Android 4.2)

 かなりバランス良くまとまった感じがしますが、これからケースと液晶保護シートを購入し(純正のカバーは高めなので(^^;))、週末ぐらいには使い始められると思います。モバイル環境でそこそこ使えるApple製品としてはそれこそPowerBook以来ということなので(^^;)、到着早々からWindowsやAndroidでできないこともチャレンジしてみたいですね。


パソコンソフトのダウンロード購入について

 前回紹介した家計簿ソフトは、店頭でも販売しているパッケージ版もありましたが、あえて新バージョンをダウンロード購入しました。こうした入手方法に不安があり、やはりパソコンソフトはパッケージに入ったCD-ROMでないとと思う方も少なくないと思います。

 ただ、今のスマートフォン用のアプリのほとんどは公式ショップから有料のアプリを購入しているわけですし、ゴミも出ずかさばらないダウンロード販売のメリットはそれなりにあります。今回購入したのはアマゾンのサイトですが、一応購入したソフトについては、ネット環境に接続できる対応パソコンからなら、サインインすることでいつでもダウンロードおよびインストールができるようになりました。

 クレジットカードで決済を行なう場合にすぐに使えるのもダウンロード販売の魅力ですが、それだけではありません。例えば災害に遭ってしまって逃げる時に、つい手持ちのハードを持って逃げようと思ってしまいがちです。すぐに持って逃げられずにパソコンを取りに戻って命を失うのはいやですので、ハードウェアが失われてもすぐに環境を復旧できるようにしておけばいいわけです。ダウンロード購入したソフトを含めてほぼすべての環境設定に必要なものをネット経由で入手できるようにしておけば、あえて今使っているハードウェアにこだわることもなくなります。

 現状でも頻繁に変更する書類はクラウドに入れて管理しているのですが、パソコン用のソフトもスマートフォンのアプリのように、そのほとんどをサイトからダウンロードしなおして導入できるのが理想なので、今後は使っているパッケージソフトのバージョンアップをする場合には、できるだけダウンロード販売のものを購入しようと思っています。ただ開発が終了したり会社がなくなってしまったような古いソフトで現在入手が難しいものや、日本語入力システムの設定ファイルなどはおいそれと入手することは大変なので、クラウドにまるごと入れておくようにしたいと思います。今後については、自分で使いやすいようなカスタマイズをまっさらなパソコンからでも回復できるような手順を書いて、これもクラウド内に保存しておきたいと思っています(^^)。


家計簿アプリの探求

 お金の管理をスマートフォンでやっている方は多いと思います。いろんなところで評判の高いアプリもありますが、いかに続けられるかということと、入力したデータをパソコンでも使い回せるかというのが長い間の懸案でして、いろいろなアプリをスマートフォンに入れて試してみたのですが、どうにもしっくりくるものがなくて、今までは結構めんどくさい方法を取ってきました。

 というのも、エクセルに限らず表計算アプリが動けば使えるファイルを作り、ごくごく簡単な金銭出納帳のテンプレートを月ごとに作ってクラウドの中に入れ、財布の中身とファイルの中身が一致するようにその都度入力していきます。そうして作ったファイルは今後どんなハードやOSの変更があっても使えますし、後から見ることのできる記録として保存しています。ただ、その記録だけではどうにもならない場合もあるので、パソコン上で使える銀行口座やカード決済と連動する家計簿ソフトを併用し、改めてパソコン上で入力していました。しかしこれだと二度手間になってしまうので、何とかしてもう少し入力環境を改善できないものかと思いつつ時が過ぎてしまいました。

 私が今使っているパソコン用の家計簿ソフトはウィンドウズ対応の「Master Money」というものですが、このソフトは現行のスマートフォンとの連携機能がありません。ただ、私がこのソフトの導入を決めたのは、はるか昔になりますが、まだモバイル機器としてのPalmが現役だったころ、Palm上で入力したデータを取り込む機能が付いていたからでした。しかしPalmが廃れていけばこの機能も使うあてがなくなってしまうわけで、Palmでやっていたことと同じことが今のスマートフォンででき、クラウドにも対応する家計簿ソフトをいろいろ探してみたのですが、なかなかうまくはまるものがないというのが正直なところでした。

 幸い、「Master Money」は今に至るまで販売は継続されていて、「Master Money6」はWindows8でも動作が確認されています。現状でのモバイル対応はどうなっているかというと、これも時代遅れの感が拭えませんが(^^;)ドコモ携帯電話用のアプリがあるのですが、アプリ自体は無料で使えるようなので、今使っているドコモの携帯電話にアプリをダウンロードして試してみることにしました。

 その携帯アプリは、アプリ上から入力した内容をコンマ区切りテキストに変換し、指定のメールアドレスに添付ファイル付きメールとして送信できるようになっています。パソコンでそのメールを受けたら添付ファイルをソフトで読み込ませることでデータをソフトに流すことができます。

 こうした一連の流れがわかれば、スマートフォンを使ってベースとなるコンマ区切りテキストファイルを作り、表計算アプリで更新したものを読み込ませれば「Master Money」のデータを更新することができることはおわかりでしょう。ソフトで読み込める形式のファイルを作り、それをクラウドに置いた上でスマートフォンやタブレット端末で更新し、ころあいを見てソフトで読みこませればいいのです。この方法だとソフト自体を動かすためには母艦としてウィンドウズの走るパソコンが必要ですが、データ入力のためのファイル自体はアンドロイドでもiPhoneでも、Chrome OSでも問題なく編集して使うことができそうですね。

 今回はあくまで私の例で説明させていただきましたが、パソコン上で動く他の家計簿アプリでも、入金出金データをインポートでき、さらに家計簿のデータをクラウド上で保存できるものなら(試用したソフトの中にはデータの保存場所を指定の場所から動かせないものもありました)、同じようにデータ入力はスマートフォンでということができると思います。個人的にはまだ確定申告の手続きができていないのですが(^^;)、このシステムがうまく使えれば、来年の計算はかなり楽になるだろうと期待しています。