月別アーカイブ: 2013年12月

コインパーキングの料金内容は要確認

 月極でない時間制のコインパーキングは私の周辺でも増えてきたような感じがしています。さらに最近思うのは、時間が経てば経つほど青天井で料金が上がるのではなく、12時間なり24時間での上限が付いたところがほとんどになっています。これは、ある程度長い時間駐車する人にとっては有難い傾向でしょう。しかし、中には注意しなければならないところもあります。

 私自身は今まで、駐車場に書かれた1日上限の金額については、そのまま適用されるものだと思っていたのですが、コインパーキングの中にはそうではなく、上限金額は駐車した一日(一回)のみとちょっと見たらわからないくらいの小さな文字で看板に書いてあり、単純に1日×上限金額だと思って数日間車を置いたままにしていると、2日目以降は上限のない分単位の料金で24時間計算され、支払いの段になって予想より高額な料金請求されるところもあるのが問題になっていると新聞記事で見てびっくりしました。私の使い方では海外旅行にでも行かない限り数日またいで長い期間駐車し続けることはないので、この点については大きな問題ではないのですが、やはりコインパーキングの細かい表示が気になる場合があります。ともあれ、必要に迫られて数日間駅の周辺に車を停めなければならない場合には看板の内容をよく読んでもわからなければ、問い合わせ先に電話で確認するなどしてから入庫するのがいいでしょう。

 さて、車中泊をする場所が見付からない場合、コインパーキングに停めたまま一夜を明かす方もおられるかも知れません。その場合に気を付けたいのが、そのコインパーキングにおける料金体系がどうなっているかということです。例えば、「12時間」「24時間」と書いてあっても、駐車した時間をスタートした実質の時間なのか、「午前8時から」のように指定された時間からカウントがスタートしているのかによって料金は全く変わってしまいます。さらに、昼間と夜間や、休日と平日で定額金額に差がある場合もあります。例えば午前8時から料金が昼間料金に変わるような場合、つい寝過ごして出庫が8時を回ってしまった場合はかなり割高な料金が寝過ごした分だけかかってしまいます。

 駐車場を利用する側からするとちょっと納得がいかない料金の仕組みになる場合もありますが、駐車場を管理する側からすると、いかに駐車した車からお金を取るかという事を考えながら料金を決めているという部分もあるので、そうした料金に疑問を感じた場合はそのコインパーキングを使わないなどの自衛策も必要かなと思います。コインパーキングは管理者も常駐せず無人のところがほとんどですから、いくら料金に憤慨したとしても請求金額を投入しないと出庫自体ができないものですから、こうしたトラブルを心配する場合にはちゃんと管理人がいるところにして、事前に料金の確認をしてから利用するなどの心構えも必要になってくるでしょう。


軽自動車・二輪の自動車税増税をにらんだユーザーの対策は

 ある程度予測はしていましたが、軽自動車の自動車税増税とセットで原付を含む二輪の税金も増税の方向で話が出ているようです。現在年間1,000円の原付でも税額の最低料金を2,000円から3,000円あたりにするという案が出てきているそうで、他の二輪車についてもおよそ倍額という話なのだとか。軽自動車の税金が現状の倍額、一万五千円くらいに落ち着くとしても(この金額は楽観的なものかも知れません)、軽自動車と原付を持っている私の場合、年間最大1万円くらいの負担増になります。ちなみに、この話はあくまで試案の段階で、これからユーザーだけでなくメーカーの大反発があるとは思いますが、現政権の突っ走り方というのは、そういう逆風をものともしないで、場合によっては強行採決してしまうのではと思えるほど迫力があるので、最悪の想定として自動車関連の負担増を見込んだ対策というのも考えておいた方がいいかも知れません。

 実は、先月あたりから一連の増税の話とは全く関係なく、日々の移動手段について見直しを行なっています。人によってはなかなか難しいかも知れませんが、毎日の移動のうち、それほど急を要しないものならば車も原付も使わずに自転車でも大丈夫なので、極力自転車を使うようにしています。これで多少は運動不足を解消し、生活習慣の改善を目指したのですが、かなり自転車を使っているのにも関わらず体重にはまだそれほどの変化はないのですが(^^;)、毎月のガソリン代は確実に減っているという印象です。

 最初に書いた軽自動車と原付に関する税金の上昇が年1万円だった場合、実際にどれくらい自転車に乗り換えれば大丈夫なのかというと、レギュラーガソリンが1リットル150円で計算すると、だいたい67リットルくらいです。自転車の行動範囲が近いところという風に考えると、車の燃費は私の場合伸びても12km/l程度です(実際はもっと悪い)。そうなると、年間で約800km、毎月に直すと67kmということになります。この数字だけを見ると相当げんなりするかも知れませんが、1日あたりではだいたい2kmちょっとになります。私自身通勤や、かなり近くに行くにも車や原付を使ってしまっていたので、その分をできるだけ自転車で行くようにすれば増税分を節約出来るだけでなく、直接的に自分一人で使ってしまっているガソリンの消費量を抑えることができるようになります。実際1ヶ月ばかり自転車での移動を主にしていると、自転車を出して済んでしまうならあえて車を使わないようになったりもするので、ことガソリン代節約に関して言えば自転車は効果が高いと思います。

 ただ、自転車を主に使う場合には、それにかかる経費についてもかかってくるので、その分も考えておかなければいけません。私の場合は、以前から自動車保険にセットしていた自転車事故を含む、日常生活上の損害賠償請求をカバーする保険に入っているので、今までと負担は変わりませんが、この種の保険に入っていない場合には何らかの保険に入っておいた方がいいでしょう。少なくとも対人対物の賠償を保険で肩代わりできるような自転車用の保険か、怪我の保険に賠償責任保険を付けるなどの準備の上、本格的に自転車を使うようにしないと、自転車で事故を起こした場合、自腹で賠償しなければならなくなり、わざわざ車の代替に使い意味がなくなってしまいます。最近は自転車対歩行者の交通事故による賠償額の高騰が話題になっている時でもありますので、何とか自転車を使うことで毎月のガソリン代を減らせる見通しを持っている方は、自転車に関する保険だけは躊躇せずにかけていくべきではないかと思います。


お歳暮に送った「旅先の味」

 毎年この時期になると気が重くなるのは年賀状と並んで、お世話になった方にお歳暮で何を送るかということです。お酒が好きな人なら最近ではぜいたく品になりつつあるプレミアムタイプのビールで決まりかも知れませんが、お酒をそれほど飲まないご家庭の場合は、何を送っていいのか迷ってしまうのですね。とりあえず送り先が喜ぶような食品をということで考えているのですが。

 そういう時のためにデパートや大型スーパーではコーナーを設けて、さまざまなギフトの中から選ぶことができるようになっています。同じものをできるだけ安く送りたい方の中には、お歳暮もネット通販で間に合わせてしまうということもあるのではないでしょうか。かくいう私もネット通販で対応していた時もあったのですが、こうして送った場合に自分で味を確かめられないのが問題なのです。もちろん、厳選されたギフトの中から選ぶのですから味にはまず間違いはないと思うのですが、それでも自分の口に合わないかも知れないものを送るのにも躊躇するところがあります。

 そこで今年は窮余の一策ということで、今年一年の旅に出た中で食したものの中から選ぼうと思い立ちました。念のため送り先周辺の方に、そのお宅に送って問題ないものか確認の上白羽の矢を立てたのが宇都宮で食べた「みんみんの餃子」でした。

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 写真は冷凍で6人前ですが、普通のお店でいただくものより安く買えるので、この箱を数箱まとめて送り、それなりのボリュームも出たように思います。別に私は餃子屋さんから何かしてもらっているわけではないのですが、実際に現地まで出掛け、行列に並んでまで食べたものですから、味について聞かれたらちゃんと答えることができます。見る方から見ればしみったれたお歳暮と思われるかも知れませんが(^^;)、今年は本当に何を送ればいいのか悩みまくったので、旅先での行動に救われた感じです。

 一般的に旅をしない人からすると、何が楽しくていろんなところに出掛けるのかと言われることもあるのですが、もし土地の名物があるとしたら、その味を現地で食べることで強烈に記憶に残すことができます。地元デパートの物産展やネット通販で購入して食べるのとは印象の残り具合が違ってくるのです。これからも日本国内でさまざまなところに出掛け、その土地の名物をいただく中で、他人にも勧められるような物に出会うことができれば、来年のお歳暮候補になってくるのではないかと思います。来年もそんな感じで他人に勧められるものを旅の中で探して行きたいですね。


ネットにアップする文章を書く前に

 私はブログを中心にインターネットにいろんなことを書いていますが、ツイッターのような即時性のメディアというのは見るには便利ですが、即時発信という方法がちょっと気になったので現在はブログ中心にしています。というのも、もしこちらのツイッターの発言を時系列的に追っていかれた場合、特にそれが外出中の時だった場合は、自分の行動をすべて自分でさらけ出してしまうことになります。自分にはプライバシーなどないと開き直って発信を続けている方もいるかと思いますが、特にストーカーの標的になりやすい世代の方は、あえて自分から狙われるような活動をする場合は、常に最悪の状況になるかも知れないということを考えながら発信をした方がいいように思います。ということで、そんな方の参考になれば幸いですが、私が気を付けていることについて紹介させていただこうかと思います。

 定期的にネット上に書き込む場合、つい「私は今どこにいて何をしている」という情報を包み隠さず発信してしまう人が多いような気がします。私が旅に出て出先から書く場合には、少なくともその日に宿泊する場所については決してその日には書かないようにしています。友人と会ったりオフ会をするために告知したい場合には、必ず閉じられた場所にアップするかメールや電話など、外に伝わらない方法をとり、その結果は翌日以降か旅が終わってからじっくりと報告するような形を取ります。私の場合車中泊のブログのため、その日のブログで車中泊場所を明らかにしてしまうと、確実に自分の居場所を教えてしまうことになりますので、そうした行動は慎むようにしています。

 あと、私がさまざまなネットにおける炎上事件を見ていて思うのは、ネットに写真や文章をアップすることについてのハードルが低い人がトラブルに巻き込まれているということです。車やバイクを運転している中で、つい道路の制限速度を超えてしまうことというのは良くあることで、たとえそれが警察やパトカーの面前で起こったとしても、よほどひどいところでない限りは検挙されることはないと思います。しかし、スピードメーターを映像や動画で撮影してそのままアップしてしまうということまではしなくても、制限速度で移動していては到底着かないような時間で移動しましたなんて書き込みから日常的な速度違反を指摘されるというようなこともあり得ます。いわゆる「武勇伝」的な行動は、ネットで出せばトラブルの元になることもあるかも知れません。

 最後に私自身の経験から言うと、こうして書いたものをアップする前に一通り見直してアップするようにはしているのですが、それでも単なる誤字脱字以上の間違いをしでかし、数多くの訂正を余儀なくされているという事実があります。これは、多くの文章を書いてアップする中でつい自分の思い込みをそのまま書いてしまい、しっかりした検証を怠ったツケが出てきているということでもあります。再度読み返せばつじつまが合わなかったりおかしいことがわかったかも知れませんでしたが、いったんアップしてしまえば問題を残したまま公開されてしまうことになります。たとえ短文の投稿であったとしても、本当にこのまま投稿してしまって大丈夫なのかという気持ちを持ち続けることもまた大切ではないかとしみじみ思います。私もたいそうなことは言えないのですが(^^;)、今後はよりアップ前のチェックに気を配り、致命的なミスを残したままブログをアップしないように気を付けたいと思っています。


写真のアップロード前に確認したい「写り込み」

 前回のエントリーでは、うかつにGPS情報が入った画像ファイルをインターネット上にアップロードすべきではない理由について書いてみました。ただ、その点をクリアしたとしてもまだ気を付けたいことはあります。それが、自分で意図しないところで写真の中に写ってしまったものによって起こる問題の数々です。

 一般的に言われている個人情報流出の問題というのは、知らない人には特定されないように自宅周辺の写真を撮影した際に、目印となりやすい建物が一緒に入ってしまったため、周辺の地理に詳しい人から見ると容易に自宅の場所を特定されてしまうというような場合で、たった一人にでも解析されればその人が詳しい住所をネット上にアップするだけで個人情報はあっという間に広まってしまいます。まあ自宅の場合は自分で自分の責任を負うようなところがあるのですが、もっと問題なのは友人の家だったり、著名人の自宅などを撮影したような場合、同じようにその場所がネット上の捜索で判明するようなことになたとしたらこれはもう個人の問題ではなく、最悪の場合撮影先の方とトラブルに発展する恐れがあります。ネットにアップする前には目的物の周辺に、何かその場所を特定されるようなものが写っていないか確認することが大事だと言えます。

 もう一つ言われることは、写真の主題の周辺にとりまくように存在する人物の写り込みです。都会の雑踏の中で行きかう多くの人というのはまず避けることは不可能で、多くの場合問題になることはないでしょうが、偶然自分の姿がネット上にアップされているのを発見して憤慨する方もいるかも知れません。個人的見解ですが、あまりはっきり写ってしまった人については、画像処理ソフトでモザイク処理をするなどの手直しが必要かも知れません。また、こんなことは私の妄想の中だけのことかも知れませんが、たまたま顔がはっきり写った人物が、犯罪やテロ捜査のために職務中の公務員だったとしたら(^^;)、もしかしたら特定秘密保護法にひっかかってしまうかも知れません。何しろ一般人の側としては何が秘密で何が問題なのかわからないまま処理されてしまう案件になるだろうと思いますので、実際に法律違反で捕まったとしても、摘発された写真の何に問題があるかわからないままである可能性が高く、ここで私が書いていることも全くの見当はずれかも知れませんが、できる限り写真をアップロードすることによるリスクを下げる方向で対策することは必要でしょう。そして、群集の中であっても児童・生徒の集団というのはより学校名を特定されやすいということで、写り込みには注意した方がいいように思います。

 最後にもう一つ気を付けたいと思うのは、本体自体に重大な情報が付いている自動車やバイクのナンバーの写り込みです。ご存知の方もいるかも知れませんが、車のナンバープレートがわかれば、管轄する陸運支局へ行き閲覧を申し込めば、免許証の提示は必要になりますが使用者や所有者の住所氏名が入った情報を引き出すことができます。これは、例えば当て逃げやひき逃げ事故の被害に遭ってしまったような場合、ナンバープレートさえ正確に記録しておけば運転者かどうかはわかりませんが、少なくともその車の所有者を割り出し、賠償を求めることができます。こうしたことを悪用し、自分が全く知らないうちに写真に写った車の情報を入手されてしまうことは十分に起こり得ると思われます。車での旅行のブログをやっている方の中には自分の車の入った写真をアップロードすることもあるかと思いますが、少なくともナンバープレートについてはモザイク処理などでわからないように加工してからアップしましょう。そしてこれは群集写真と同じように、自分とは無関係な車のナンバープレートが読み取れるような写真があったら、その掲載自体を考え直すか、ちゃんと加工した上でアップロードするのが無難と思えます。

 こうしてみると、写真をインターネットにアップロードするのにも結構大変だということになりますが、やはりそれなりにチェックしてから出すようにしないとまずい状況も出てきてしまうかも知れないので、こうした手間も仕方ないでしょう。先述の通り、今後はこのように十分注意をしたにも関わらず、何らかの問題をアップロードした写真で国家機密に関わる問題が見付けられたらアウトになるかも知れず、そして問題になる「秘密」が何なのか一般の人は知ることができないということで、対策の立てようがない部分も出てきてしまいます。取り越し苦労と言われればそれまでですが、この辺のことが気になる方は、むしろ今後一切写真をアップロードしないという選択も出てくるのではないかという気もします。


スマートフォンの写真におけるGPS情報の危険性

 特定秘密保護法案に関する報道がすごいことになっていますが、私自身の感想は報道とは若干隔たりがあります。元々前回の衆議院参議院選挙の結果が出た時点で、安定多数を確保した現政権がこの種の法案を強行採決するようなことをやるだろうという事は十分予想できました。今、怒りで顔を真っ赤にして特定秘密保護法案に反対するテレビに出ている人たちの中には、政権交代前の前政権のことをかなり強い論調で批判し、当時野党だった現政権の人たちを待望する発言を口にした人たちもいたはずです。そうして肩入れした政党が政権を取った上でやることですから、現政権も強硬で強引なところはあるにしろ、その行動を応援するようなマスコミ報道があっても良さそうなものです。しかしながら、ここまで政府批判に足並みを揃えて報道するとは思いませんでした。今さら言うことではないかも知れませんが、各種報道については完全に鵜呑みにするのではなく、自分で調べ考えて結論を出すことの重要性を思い知った感じがします。

 さて、ここからはしばらく特定秘密保護法が可決成立してもしなくても、普通の生活の中で起こり得るかも知れない、インターネットを利用して情報発信をしている人がさまざまなトラブルに巻き込まれないための方法について考えていくことにします。人に伝えるためというのもありますが、私自身がブログで発信を毎日しているため、自分の意図しないところでこのブログの内容が問題になることは避けたいと思っているので、自分への戒めという面もあります。退屈なところもあるかも知れませんが、その点はどうぞご容赦下さい。

 昨日はたまたまテレビの朝の番組を見ていたら、個人情報を自ら流出させないための方法と銘打って放送しているコーナーが目に付きました。インターネットに写真をアッフロードする場合、写真が「自宅」で撮影したものであるとわかると、それだけで自宅を特定される危険があるという指摘がされていました。

 これは、ほとんどのスマートフォンや一部のデジカメに付いているGPS機能との連動が行なわれることによって、写真のデータの中にGPSで特定した撮影場所の情報が埋め込まれている場合に問題になります。画面で見るだけでは普通の写真であっても、画像ファイルに記録されている内容を詳しく解析する中で、GPS情報が加わった写真を常にアッフロードしている場合は写真を撮影した場所が特定されてしまい、日々の行動や自宅が簡単に特定されてしまいます。また特定秘密保護法が成立した場合、出先や旅先で、例えば移動している自衛隊の一団に出くわし、興奮してつい細かく車両や航空機を撮影してすぐ画像をアップした場合、もしそれが自衛隊にとって都合が悪いことがあったとしたら、法律に触れる危険が出てきます。単なる写真データなら問題ないかも知れませんが、撮影した位置情報込みということになると、移動している状況が把握されることにもなり収集された場合の問題が増えることが予想されます。そんなデータを何も考えずにインターネットにアップするというのは、それこそ国の秘密を全世界に向けて紹介してしまうことになると危惧する人たちもいるでしょう。逆に情報を取ろうとする側はインターネットにつながったパソコンがあれば情報収集が日本で活動していなくてもできてしまうわけで、いくら一般人がやったことだとしても出した情報の質によっては許されない場合も出てくるのではないかと思います。そうなると今まで以上に写真をアップロードする前に確認することが必要になっていくでしょう。

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 先述のテレビ番組ではスマートフォンのGPS機能そのものが問題だから元から切っておいた方がいいというような感じで対処法を話していましたが、単にスマートフォンのカメラで撮影した写真を後でアップするというような使い方だけだったら、カメラアプリの設定でも大丈夫なような気もします。ちなみに、私の使っているスマートフォンP-07Dではこのような形で設定項目があります。周りに目印がない場所へもう一度来たいと思って撮影する場合には、GPS情報が入っていた方が後で検索するのに楽ですが、そういったGPS情報を活用したい場合にはインターネットに直接アップしないようにして、位置情報を消した上で改めてアップするような配慮が必要になるのではないかと思います。

 また、インターネットに写真をアップする場合の怖さは、本日アップした写真がすぐに問題になるわけではなく、たまたま何かの問題が発生してかなり昔にアップした過去ログまで漁られる中で問題になる場合もあるということです。今回紹介したような写真をアップしていてもほとんどのケースではすぐに問題になることはないかも知れませんが、いつ問題がぶり返すかというのは誰にもわかりません。まさにいつ爆発するかわからない時限爆弾を自分の身の回りに置いておくのと同じなので、すでにGPS情報付きの多くの写真をアップしてしまっている方は、多少でも問題が出るかもと思った写真については画像だけでも削除しておいた方がいいかも知れません。


ウィルコムとイー・アクセスの合併後はどうなる?

 私がウィルコムの電話機を新しいものに変えてようやく一か月が経ちました。契約時の約束として、私自身全く使うことのないオプションを契約し、さらにこれも全く使わないネットサービスの申し込みもされてしまいました。結局、機種変更時に付けたさまざまなオプションは一回も使うことなく、昨日全て解約しました。実に無駄な作業だと思いますが、付けないとそれらの月額合計より多くの頭金を払わなければならず、仕方なしに入ったのです。それでも私のようにきちんと解約するスキルのある人は頭金を払うよりも安く上がっていいのですが、つい忘れてそのままにしてしまう可能性があると思っている方は、契約時には注意が必要です。

 本来、どんな契約も契約者に良かれと思って加入を勧められ、加入するものであると思うのですが、普通に電話とメールだけしかしない人に対してまで本体からのWeb関連のサービスなど使うはずもなく、もし忘れて毎月のオプション料金を知らずに払い続けてしまう人も少なからずいることでしょう。ただ、後になってユーザーがお店に文句を言ったとしても、加入時に説明したという根拠により、過去に支払った分を取り戻すのは不可能で、その分が電話会社の利益となってしまうわけです。ここを読まれている方は少なくともそんなことにならないように、きちんとオプションを期限までに外すことは実践されていると思いますが、もし忘れてしまうか不安になったら、あえて高い頭金を払って毎月の支払いを必要とするサービスのみにしておくこともありだと思います。期日までにきちんと自分で処理できる自信がない方は、多少不利になるところもあるかも知れませんが、それでも数千円くらいの負担増のみで済みます。解約手続きを1ヶ月忘れただけでも結構な負担のかかるオプション契約に入らされているのです。

 さて、そんなウィルコムとイー・アクセス(イー・モバイル)が2014年4月から合併することが正式に決まったということです。世間ではこの2社とソフトバンクが統合されるメリットについて憶測が飛びかっているようですが、私には違った感覚があります。最初に紹介したウィルコムの機種変更にかかる費用はどんどんユーザーにとって不利になっていますし、ぱっと見で素晴らしい端末やプランが出ても、加入するためのオプション契約が露骨に高くなっているかも知れません。合併を前にしてウィルコムでソフトバンクモバイル/ディズニー・モバイル・オン・ソフトバンク/イー・モバイルへの通話が24時間無料で、さらにPHSが圏外の時に上記回線への転送料金についても無料になるという「ソフトバンク/イー・モバイル通話定額 」というサービスが開始されたのですが、これはスマートフォン契約でのみ使えるという事で、今後2年間はガラケーの支払いを続けなければならない私には無関係です(^^;)。今後、通話はウィルコム、データ通信はイー・モバイルという感じのサービスになっていくことが予想される中、あえて一部サービスが競合するウィルコムのスマートフォン利用者だけに恩恵を与えるような感じでは、それほどウィルコムで通話中心のユーザーにメリットがないのではないかと思えてしまうのですね。

 まあ、具体的なところがまだ出ていない中、文句ばかり書いていてもしょうがないのですが、世の中自体が厳しい状態になる中、全てがユーザーに有利になるような形にはならないかと思います。まずはあわてて契約を動かすことなく、私の使い方で一番メリットが出そうな使い方を模索しつつ、新会社のプランを今後検証していくことにしましょう。


SOTO G`z G-STOVE STG-10

 災害に遭って避難し、そこで生活していくためには多くのものが必要ですが、まずは明かりとともにお湯を沸かしたり簡単な調理ができるコンロの用意も大切ではないかと思います。一口にコンロといっても様々な種類があり、果たして何を用意した方がいいのか私自身も迷ってしまうのですが、救援物資が手に入るか入らないかで用意するものも変わってくるでしょう。

 まず、救援物資が届かない中煮炊きをするためには、とりあえず周辺で手に入るものを使うことになります。キャンプ用品の中には、自動車用のガソリンが使えるもの、火を付けるのにコツがいるようですが灯油を使うもの、はたまた木材一般を使って利用するウッドストーブのようなものなら燃料はその場で調達ということもできるでしょう。ただ、いつもキャンプで使っている人でないと、なかなか火を起こすことも難しいでしょうし、液体燃料の場合は一気に炎が大きくなってやけどをする危険性があります。私自身、さまざまな燃料が使えるキャンプ用の個人用コンロはいつかは手に入れて使ってみたいとは思いますが、買ってはみたものの全く使わないままということなら、もう少し現実的な品揃えをする方がいいような気がします。

 日常使っているもので扱いが簡単で、液体燃料と比べて火事の危険も少ないものというと、カセットコンロが思い浮かびます。家庭用のコンロは室内用で、外に出して使う場合は風の影響を受けやすいという問題はありますが、誰でも簡単に火を付けられて、火力の調整も簡単で、何より後片付けの手間もありません。さらにガスを使い慣れている人なら、少なくとも使い方を間違うようなものではないため、防災用品としては実用的ではないかという気がします。カセットコンロの中にはケース付きのものや、風防が付いた屋外でも使えるものもあるので、家庭の備蓄ということでこのようなカセットコンロとカセットガスを用意しておき、救援物資としてカセットガスが来たらかなり安定して使い続けることができるようになります。

 しかし、カセットコンロ自体が大きくてかさばるため、なかなか他の防災用品と一緒に持って逃げるというわけにはいかないところが問題であるかも知れません。そこで、あると便利なのが家庭用カセットガスを使うタイプのキャンプ用小型コンロというジャンルの製品です。私のブログでもSOTOのST-310という低温下でも使えるという触れ込みの小型コンロを紹介したことがありました。このコンロは折りたたむと小さくなり、付属の収納袋に入れれはそれほどかさばらずに防災用品としてまとめておけます。風に弱いというウィークポイントも風よけのウィンドスクリーンというものと併用すれば外でも使え、私も車内に積んでいます。

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 今回紹介するのもキャンプ用の小型ストーブで、どこでも手に入る家庭用カセットガスを使うタイプのもので、SOTOのSTG-10というものです。この製品は前掲のST-310と比べて低温下ではボンベの出力は確実に落ちるので、秋から冬にかけての屋外の使用には適しませんが、写真のように付属のケースに入れるとかなりコンパクトにまとまり、何より衝撃にも強い無骨な形をしています。

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 バーナー部は頑丈で風にも強そうな五徳になるケース部に守られており、かなり乱暴に扱っても大丈夫なような感じです。独特な形状のため、カセットガスを装着してセットするのに少々戸惑うかも知れませんが(上の写真では、右側の部分にカセットガスをセットするようになります)、慣れればそれほど時間もかかりません。普通のキャンプ用の小型コンロと比べるとかなり重心が低く、さらに五徳自体がかなりの重さであるため、何かの拍子でひっくり返る心配も少ないと思います。

 このセットは重さはあるものの持ち運ぶためのサイズは片手で持てるくらいの小ささですむので、今はバックパックの中に放り込んでいざという時のために持ち運んでいます。カセットガスはさすがに持ち運びませんが、お湯だけはわかせるようにsnowpeakのチタンシングルマグとその昔100円ショップで見付けた蓋と一緒に用意していますので、カップラーメンくらいはカセットガスと水さえあればいつでも作ることができます。気温が下がるとカセットガスがまともに使えないということはあるのですが、それでも持っていれば何かあった時には使えるという安心感があります

 もちろん、大きなものでもいいというのなら、ケース付きのカセットコンロの方がさまざまな調理に使えて便利ではありますが、徒歩での移動が主でできるだけ余分なものを持ちたくない方が小型コンロを揃えたいと思う場合には、こんな選択肢もあるのではないかと思っています。ただ、購入した場合、ちゃんとカセットガスを装着して使えるかどうかを一度試してみないと、独特の組み立て方に戸惑っていざという時に使えない可能性もありますので(^^;)、その点には十分ご留意下さい。


BIGLOBE LTE・3G 「エントリープラン」は高速1GB+Wi-Fi通信付

 ドコモMVNOの契約の中で、何が最強かというところは新しいプランの登場ですぐに変わってしまうことになりますが、私が見てきた中でOCNの「ocn モバイル one」と「BIC SIM」が双璧かと思っていたところ、それに割って入るような魅力的なプランがBIGLOBEから発表されました。自社のウェブサイトやAmazonのサイトの他、イオンの実店舗による対面販売でもパッケージの購入ができるようです。なお、イオンの店舗では期間限定で通常3,150円のパッケージが980円で購入可能とのことです。

 新しいプランの中で注目したいのは、、最安の月額980円(すでにBIGLOBE会員なら、ベーシックコース月210円分を差し引いて月額770円というかなり安い価格になります)の「ベーシックコース」です。このプランは月に1GBまで高速通信が利用でき(今のところ速度切り替えアプリはない模様)、高速の1GBを使い切った場合は送受信最大128kbpsに制限されるようにはなるものの、980円で月1GBというのはかなり使い出があるでしょう(使い切ってしまった場合でも、100MBにつき315円の「ボリュームチャージ」を購入して高速を維持することも可)。

 さらに、有料のWi-Fiスポット(Wi2 200のステッカーがある場所との記載があります)をスマートフォンやタブレットで利用可能とのこと。ただしWi-Fiスポットについては、以下のリンクを見てみるとわかりますが、「BIC SIM」のように「Wi2 300」のサービスをまるごと使える感じではないようです。

http://support.biglobe.ne.jp/mobile/wifispot.html

 かいつまんで気になる記述について触れてみると、エントリープランは「BIGLOBE LTE・3G」の「その他のプラン」に該当するので、端末1台分まで利用可能にとどまるというのがこれを書いている時点での解釈になるでしょう(2013年12月2日確認の情報で記載しています)。利用には「オートコネクト」という賢くWi-FiとLTE・3Gを使い分けてくれる専用アプリ(Androidのみ)を利用するか、接続機器のMACアドレスを登録することでWi-Fiスポットが使えるようになります。「BIC SIM」と比べると制限もあるように感じるサービスのようなので、加入前に自分の使い方に合うかどうか確認が必要になるでしょう。

 自宅のインターネット接続がBIGLOBEの場合は、相当安く1GBという容量を高速で使えるのでおすすめですし、スマートフォン中心にWi-Fi接続をするだけ(他の端末でWi-Fi接続は使わない)ならかなりコストパフォーマンスの高いプランだと言えます。ただ、今回のBIGLOBEのプランではiPhoneでも使えるnanoSIMはあるものの、現状ではSMSが付けられません。iPhoneで使う場合はSMSオプションがあった方がいいことを考えると、BIGLOBEではSMSオプション付きのカードを2014年2月に出すとのアナウンスも出ていますので、すでに他社の契約をされている方は、もう少し様子を見るという選択肢もあるのではないかと個人的には思います。契約プランの中には、スマートフォン(AQUOS PHONE SH-06Eがベースの端末でテザリング可、エリアメールの対応はなし)、タブレット端末(Nexus 7(2013))をセットしたプランもありますので、全く端末を持っていない方にも魅力的ではあります。私は今のところ、マクドナルドでも使えるWi2 300のサービスは旅先でのもしもの場合に残しておきたいので、とりあえずBIC SIMはそのまま使おうかと思っています。


高速道路料金値上げ後の車旅のスタイルに変化は出るか

 ニュースで消費税なり、自動車に関する税の変更なりが報じられる中、ETCを搭載する車での高速道路料金も変わることが発表されています。細かいことは色々あるものの、私のように土曜日曜、休日、深夜に小旅行に出掛ける人にとっては今まで5割引だったのが来年になると3割引と、割引は維持されるものの、結果的には負担が増える方向になっていくことで高速道路会社の方では固まったようです。もちろん、直前になって政治的な判断が働いて割引が継続し、現状の料金がしばらく続くかも知れませんが、基本的には高くなると考えていた方が慌てずに済むような気がします。

 以前のエントリーにも書いたことがあったかも知れませんが、今までの高速道路のETC利用料金というのは実は政府の緊急経済政策によって税金の中から出されていたということで、永遠に続くことはないものではありました。個人的には国の借金を増やしてまで高速道路を割引し続けても、それで国の財政が苦しくなるのであれば、私は値上げ絶対反対とまでは思いません。ただ、自動車に関する税金は今でもかなりのユーザー負担になっているので、あくまで自動車に関する税金の中から高速道路割引のためのお金を融通してもいいのではないかという気もするのですが、これは個人で言っても仕方のないことなので、具体的に値上げ後にどうするのか、その対策というものを考えていくことが大切だと思います。

 私が車で旅をする中、車中泊と組み合わせるようになったそもそものきっかけは、まだETCもない昔に遠くまで車で行く際に高速道路を使うと結構お金がかかるので一般道を夜から夜中にかけて走るようになったからと言えるかも知れません。郊外を走るにはそれなりに一般道でも流れるものの、大都市圏を昼間に一般道で抜けるのにはかなり時間がかかってしまうので、高速料金を払って時間をお金で買うか、夜間から深夜に移動するように時間のやりくりをするかということになり、私は後者を選びました。しかし、夜中ずっと運転して昼間も運転してなんてことは体が持ちませんし、何よりも事故の危険もあります。そこで、夜間に距離を稼ぎ、都市部を抜けてから深夜に車中泊をするというのが私が車中泊の旅を始めた頃のパターンでした。

 今のところはまだ来年高速道路の料金改定があっても、ETC搭載車における割引のメリットは残っているので、すべてを過去のようにして全く高速道路に乗らないという風に戻さなくても大丈夫かと思いますが、これからはカーナビの渋滞情報なども利用して高速道路を使うところと使わないところをきっちりと分けることが限られた予算の中で旅をするためには大切になってくると思いますね。以前と比べると有料道路が無料化されたところや、国道のバイパスが充実しているところも増えてきています。安易にカーナビの「有料回避」機能を使うのではなく、事前に道路の状況を把握しておき、だいたいの行程を頭に入れておくだけでもかなりスムーズに一般道中心で走ることができるのではないでしょうか。また、高速道路会社がシーズンに販売している周遊プラン(事前にインターネットで申し込み、特定の区間を走行する料金が割引になる)をうまく利用するという方法もこれまで以上に考えておいた方がいいかも知れません。