月別アーカイブ: 2013年12月

室内で電気調理器による調理を試す

 冬の車中泊というのは寒さとの戦いでもありますが、寒い中でも暖かく過ごすためには車の中から出ないで温かいものをいただきたいものです。車中泊で調理をする場合に気を付けなければならないことは、車自体がガソリンを積んでいるので、下手にガスなどの調理器具を使って倒してしまったりしたら危ないので、できればサブバッテリーを用意して電気で使える調理器具を使いたいものです。

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 今回は以前紹介したことのある海外旅行用に作られた「ヤザワ トラベルマルチクッカー 」(出力350W)を使ってみることにしました。一応室内で使ってはいるものの、室温および水温はどちらも13℃くらいのところでスタートしました。

 今回作るのは沸騰後3分煮込んでできるインスタントラーメンでした。袋には500mlの水を入れるとあったのでその通り入れましたが、ガスと違って鍋をヒーターに乗せても全く変化がありません。そこで、蓋をした状態でしばらく待っていると20分くらいでようやく鍋の底がボコボコいいだしました。そこで、乾麺を投入し3分ほど煮込むと何とか食べられるようになりました。ヒーターを切ってスープを入れれば完成ですが、やはりガスで調理をする場合とは少々違うようです。

 というのも、ある程度沸騰している状態とは言え乾麺を入れることで水温が下がってしまうので、いい具合に水分が蒸発しません。スープを入れた後の味が多少薄いと思ったのは私の個人的な感想ですが、麺の方は十分においしかったのですが、水は規定量より少なめにした方がいいような気がしました。

 あと、このトラベルクッカーを使ってみて改めて思ったのは、ヒータ部がすぐに冷めないということです。車中泊の場合ヒーター部のみ外に出して冷やした方が早くしまえますが、車内に置いておく際にはヒーター部を1時間くらいは触らないようにする方がいいように思います。普通の調理に慣れてしまっている人にとってはずいぶんストレスが溜まるものだと思いますが、それでも車内で安全にお湯を沸かしたり調理をするためには今のところ一番現実的な選択であることに間違いはないでしょう。ちなみに、出力350Wというそれほど高くない電力を使うとはいっても、サブバッテリーをインバーターに直結させるような方法を取らないと動きません。アイドリングしながらシガーソケットに繋いだインバーターから電力を得る場合はせいぜい150Wくらいまでのものを動かすことしかできないと思っていた方がいいでしょう。車の中で調理をしてみたいと思っている方は、まずはトラベルポットを長時間使い続けられるだけのバッテリー装備をまず考えるようにしてください。


ネット検索でどこまで紙の時刻表に迫れるか

 年間を通じて冬タイヤに交換することなく過ごせてしまう幸せな地方に住んでいる私は、冬の旅行にはなかなか車で出掛ける決心が付きません。そんなわけで、年末年始にかけての旅行はJRグループ間の普通列車乗り放題の「青春18きっぷ」を利用しての旅を計画しています。そうして訪れたところを、改めて雪のない季節に車で訪れてみたいという思惑もあったりするのですが。私はこのようなブログでモバイル端末を紹介していながら時刻表だけは紙のものを使うことが多かったのですが、この紙の時刻表というのは持ち歩くにも大変で、何とかしてタブレット端末あたりでそれに近い使い勝手を実現できないかと以前から思っていました。今回は改めてネット上から使える青春18きっぷの行程検索に便利そうなサイトを紹介しましょう。

 まず、ネットの中でさまざまな路線検索サイトがある中、そのまま「青春18きっぷ検索」をうたうサイトがあります。「乗換案内」を提供するジョルダンのサイトで、PC用のぺーじのみになりますが、普通列車のみを使って検索してくれる機能があります。スマートフォンで使う場合は自動的にスマートフォン用のページに飛ばされてしまいますが、私は使っているchromeブラウザの設定で「PC版サイトを見る」にチェックを入れて利用しています。PCサイトが見られないブラウザしかないスマートフォン単体で使う場合は、有料の会員登録が青春18きっぷ検索をするためには必要なようです。

http://www.jorudan.co.jp/index.html

 こうしたサイトは直接目的地までの行程を出してくれて便利なのですが、紙の時刻表を愛好する方には駅ごとの停車時間などもきめこまやかに知っておいて、寄り道するようなところがあればその可能性も調べたいと思われる方もいるでしょう。そうした場合に頼りになるのは「えきから時刻表」というサイトです。このサイトでは駅を発車する時刻表および、路線を列車が通過する時間が載った時刻表に書かれている時刻表がそのまま画面で見られるようになっています。

http://www.ekikara.jp/top.htm

 接続する列車を探す場合にはページを何回もまたいだり、時刻表は「平日」「土曜日」「休日」の3つに分かれていて違うところを見ているとあるはずの列車がないなどという落とし穴があったりしますが、このサイトで調べた行程が本当にあるかどうかを上記のジョルダンのサイトで確認するようにすればいいでしょう。また、どうしても紙の時刻表を見て確認したいと思った時にはJRの駅には必ず大きいところには時刻表が置いてありますから、そこで確認した内容をメモしておくようにしておけば万全でしょう。

 本日20日は紙の時刻表の発売日ですが、旅の計画を練るにはやはり紙の時刻表の方がいいと思うので、購入はすると思います。ただ、次回の列車を使った旅には紙の時刻表は持って行かず、ネット検索だけで何とかしてこようと思います(^^)。


MNP弾にはしない(^^;)ソフトバンク「プリモバイル」の使い方について考える 

 前回紹介した「携帯電話SIM」が、2年縛りなどの契約にとらわれない携帯電話の新しい持ち方の一つだというところはあると思います。ただ、キャリアのメールアドレスは使えず、SMS送信料は無料通話分に含まれないということで、もう少し何か方法はないかと考えてみた時、意外にもオールマイティーに使えそうなのがソフトバンクが扱っているプリペイドカードで使った分だけ払うタイプの契約「プリモバイル」です。最近では3Gのスマートフォン向けの新しい「プリスマ」なるものもあるようですが、魅力的には日本通信の「スマホ電話SIM フリーData」と比べると微妙な感じがするので、ここでは従来の携帯電話用の「プリモバイル」について見ていこうと思います。

 まず、利用料金について見ていくと、基本料は無料で、通話は国内一律6秒9円というシンプルなものです。「携帯電話SIM」は最安のプランSでは30秒20円ですが、プリモバイルの料金では30秒では45円とかなり高い感じがしますが、一回の通信を12秒以内に済ませてしまえば、一回の通話料はプリモバイルの方が安くなります。また、チャージした金額から30日ごとに300円でソフトバンクのメールサービスであるS!メール(MMS)の利用が追加料金なしででき、SMSについてもソフトバンクの番号宛には(他社への送信はできません)自由に送受信できるようになります。

 今まではチャージした金額の有効期限までに5,000円と3,000円があるプリペイドカードを購入してチャージする必要がありましたが、クレジットカードを登録するとパソコンを使ってオンラインからチャージができるようになり、カードを購入するのが難しいような場合でも無理なく契約を継続させやすくなったように思います。このようにチャージを切らさないように続けていれば6万円まで貯めることができるので、あえて番号維持のため定期的にチャージを続けていれば、いざという時には十分な通話時間を確保できるというメリットがあります。携帯電話会社の基本料金が安いプランを見ると、メール定額のプランには無料通話はなく、無料通話が入ったプランにはメール定額は付けられないということになってしまいます。このソフトバンクのプリモバイルは、それほど毎月の通話がないものの、いざという時のために無料通話が欲しいという方にはいいかも知れません。チャージは約60日ごとに3,000円分チャージして、さらに60日分増やすというパターンでもいいでしょうし、一気に3,000円分を6回分チャージして360日間(一度でのチャージ分最大)使えるようにしておくパターンもあります。チャージ分の管理が必要にはなりますが、意外と使えるのではないかと思います。

 このように使う場合は60日以内に最低3,000円のカードチャージが必要にはなりますが、とにかく安く携帯電話を維持したいという人にもやり方によってはできるのがこのプランの特徴です。期間内にいちいちチャージしない場合は、一応待ち受け専用電話として電話を受けることは一定期間できます(その場合には以前にチャージした金額はリセットされます)。とにかく解約せずに電話番号を維持したい場合にはチャージした残高のある利用有効期間が終了しても、その終了日から360日以内にチャージをすれば大丈夫です。例えば父母や祖父母への連絡のためだけに待ち受け可能な携帯電話を用意したいような場合には、購入したプリモバイル契約のチャージを自分で管理し、パソコン上から1年に1回チャージを繰り返すことで端末の維持費用は相当安くなり、解約したい場合はそのまま放置でもいいので、実に気が楽ではないでしょうか。もしチャージ料金を使い切ってしまった場合は、定期的に連絡を入れた際にも発信が必要かどうか聞き、必要と言われたらその都度チャージしていけばいいだけなので、それほど管理が難しいこともないと思います。なお連絡を入れる場合こちらでソフトバンクのホワイトプランを契約したものがあれば、プリモバイルへの通話は午前1時から午後9時までは無料なので、その特典を十分使ってやり取りをすればいいですが、ウィルコムの「ウィルコム/イー・モバイル通話定額」の場合は、プリモバイルへの通話は定額の対象外になるそうですので定額を付けたウィルコムのスマートフォンからプリモバイルに掛ける場合は、「誰とでも定額」分の10分で切り上げるように気を付けましょう。


電話だけしか使わない人のための 日本通信 携帯電話SIM

 携帯電話の新規加入や、機種変更の際に多くの人が不要と感じているオプションを強制的に付けて契約してしまうことに疑問を持つ方も少なくないと思います。ただ、こうしたオプションを一定期間付けてもらうことによって販売店側には携帯電話会社から報奨金が出て、それが経営にとって欠くことができないという側面があることも事実です。多くの人は販売店がお願いした期間だけオプションを契約し、自分でオプションを外すのですが、契約時に販売店で言われたことを忘れてしまった人や、そもそも販売店側の説明もよくわからないまま契約してしまっている人については、普段全く使わないのに高いオプション料金を何の疑問も持たないまま払い続けてしまっているというのが実情だと思います。もし、そうした人に払い続けてもらいたいためにこのような販売の仕方を会社側が奨励しているとしたら、ユーザーの側も何らかの対抗措置を取らないと毎月の支払いだけが増えて大変です。今回は純粋に電話の機能だけがあればいい人に向いたプラン、日本通信の「携帯電話SIM」についてその概要を紹介しようと思います。

 世の中では通信はLTE、端末はスマートフォンへという風潮がありますが、いわゆる3Gと呼ばれるデジタル携帯電話網でも通話する分には何も支障がありません。LTEで通信するスマートフォンであってもLTEのサービスエリア外では3Gのネットワークを使っていますし、昔のアナログ携帯電話のように全てのサービスが停止されることがはっきりした段階で後の事は考えればいいでしょう。日本通信という会社が提供する「携帯電話SIM」は、ドコモではFOMAと呼んでいる3Gを使った電話およびショートメール(SMS)のみが使えるサービスです。

 このプランは携帯電話を開けると中に入っている通信カードそのものがパッケージに入っていて、そのカードをお使いの携帯電話に入れればすぐに使えるようになります。プランについては無料通話時間と通話料金の違いで3つに分かれていて、最安の「音声プランS」では30秒20円の計算で1,300円分の無料通話分が付いて月額1,290円(税別・他にユニバーサルサービス料あり)となります。主に待ち受けに使うくらいならこのくらいでも十分でしょう。ただし、他携帯電話会社でよくある、無料通話分の翌月繰り越しや家族間での使い分けなどは一切できないのでその点については割り切りが必要かと思います。また、SMSの利用には無料通話分は使えず、別に送信料金が請求されるとのことなので、SMSを今まで使っているような場合はその点も了解する必要があります。

 今使っている電話から番号を引き継ぎたい場合には番号をそのままこのサービスでも使えるようにもできます。ただその場合、店頭で購入したパッケージは対象外となってしまうので、インターネットから直接申し込みをする必要があるので注意しましょう。なお、利用に当たって、10か月の最低利用期間がありますが、これは携帯電話会社を渡り歩きながら様々な特典を短い周期で利用しようとするユーザー対策の意味合いが強く、普通に使い続ける方にはあまり関係ない部分ではあります。

 また、普通の契約と違って注意したいことは、法人契約はできないということと、料金の支払い方法がクレジットカードのみということなど、なかなかインターネットを使い慣れている人でなければ敷居が高いところもありますが、身内の人でよくインターネットを使いこなしている人に契約のみ頼むという方法もあります。こうしたプランは、知っている人が自分から申し込みをして初めて使えるようになるのですが、新たに電話番号を取るつもりだったらパッケージを家電量販店で購入した上でプランを決め、クレジットカードを登録するだけでドコモの携帯電話限定ですが、すぐに使えるようになります。詳しい取扱い店舗については、以下のリンクから「お取り扱い店頭販売店」というタグをクリックすれば出てきますので、現在契約している携帯電話の毎月の支払いを圧縮したい方は我慢しないで行動を起こした方がいいでしょう。そうして移る人が増えてくれば、さすがに携帯電話会社の方も現状の販売方法について再考せざるを得ないのではないでしょうか。

http://www.bmobile.ne.jp/shop/index.html


詐欺対策以前の問題

 昨日、テレビ朝日系列の「TVタックル」を見ていたら、高齢者が言葉巧みにお金を振り込ませてしまう詐欺グループの被害に遭わないためにはどうしたらいいかということを、脳科学まで使って解説していました。見ていて感じるところは私にもあって、自信過剰になって決して騙されないと思う心に隙があるということを実感しました。電話相手の言葉をどうやって打ち負かそうかと思って力を入れると相手の思う壺になってしまうような感じがするので、今後はそうした相手の話は真面目に聞かずに(^^;)、話の途中で電話を切ってしまうくらいの方がいいかなと思ったりしました。

 この種の番組で主に紹介されるのは摘発されれば犯罪となる詐欺の事だけなのですが、実は高齢の方は日常生活でも様々なところでもっともらしい理屈で言いくるめられ、騙されているようなところもあるので、本当はそうした注意もテレビで喚起して欲しいと思うのですが、残念ながら大人の事情で紹介できないところもあるのではないかと思います。

 私が思うに、営業の電話で私のところでも一番多いのが、インターネット勧誘や電話回線自体を光回線に変更した方がいいという強引な言い方で回線契約の変更を迫ってくる電話です。勧誘の内容については、まずは電話回線をNTTから別会社に変更した方が安くなると料金面で押すパターンがあります。いいと思って相手の言うがままに変更してしまった場合、もし電話の故障などトラブルになった場合に、NTT以外の会社に変更していたら、高齢者が電話関係のトラブルの際によりどころにする電話帳の番号に電話しても取り次いでもらえないばかりか、どこに電話をすればいいのか途方に暮れてしまうことにもなりかねません。そんなこんなで途中で元に戻そうとすると、一定期間は契約を続けないと違約金がかかったりする条件があると知らされるというような落とし穴があったりします。インターネットでトラブルの際の問い合わせ先を探すことができるくらいのスキルがあればいいですが、そういう事が全くわからない場合は安易に変更すべきではないと私は思います。

 あと、本当に多いのがインターネットなどまるで使わないだろうと思われるところにも光通信インターネット付きのひかり電話を契約させようとあの手この手を使って勧誘電話をかけてきます。私が実際に電話を受けてひどいと思ったのは、本当はNTTの代理店なのにあたかもNTTから直接かけてきたような感じで話し出し、こちらの電話がメタル回線(昔からの回線)とすでに個人情報を入手して知っているのか、「そちらの地区では光ファイバーが使えるようになりましたので回線の変更をお願いします」という風に半ば強引に光ファイバーの営業をかけます。話している中で全ての電話回線が光ファイバーに変わらなければならないとこちらに誤解させるような話術も出てきますが、騙されてはいけません。今のところ光ファイバーにしなくても電話するだけなら全く問題はありませんし、むしろ光ファイバーが不便な部分もあります。昔からある電話回線には微弱ですが電気が流れていて、それで黒電話のベルを鳴らすことができました。昔を知っている方はおわかりかと思いますが、昔の電話機は電話線で繋がっているばかりで、家庭用のコンセントを使わなくても電話を掛けたり受けたりできたのです。それは今でも変わっていなくて、家電量販店で売られている電話機の中には停電時でもベルが鳴って単体で使うことができるものがあります。今お使いの電話機でもコンセントを抜いて発信着信ができるか試してみるといいでしょう。これが光電話の場合はこうはいきません。光電話の仕組みはインターネット回線をモデムにつなぎ、そこから電話機に繋がっているため、モデムを動かす電気がなければそれまでです。

 このような勧誘電話が来る前には毎月の電話代の支払いが2千円より安く収まっている場合、光電話にしてしまったらまず間違いなく毎月の支払い額は上がり、それでも電話会社が言うことだからと文句も言えずに高額な電話(インターネット料金含む)を支払っている高齢者の方はかなりいるのではないでしょうか。これと同じように、携帯電話の機種変更時に強引にスマートフォンを勧め、さらに毎月それなりの料金がかかるオプションに入らされて、そのままオプションを外すことなく(その場で説明しても自分ではオプションを外すことができない人は多いと思います)どうして機種変更しただけなのに毎月の料金が上がるのかわからないまま携帯電話料金を払っている高齢者の方々も多くいるはずです。直接電話をしてくる業者の方や、有料オプションを進めまくるお店の方にモラルを求めるのは難しいとは思いますが、少なくともテレビで高齢者を狙った詐欺について放送するなら、こうした大手通信会社がからむ業務に高齢者が巻き込まれている現状についても切り込んでほしいものです。でも最初に紹介したように大人の事情で突っ込んだ内容まではテレビで出せない可能性が大なので、近くにいる両親や祖父母など、お店の人の言うがままに高額な支払いを続けている状況を見付けた場合は、ぜひ声を掛けてあげて月々の負担の軽減化できるように助けてあげてほしいと思います。


Windows 8.1搭載8インチタブレットへの期待

 旅行先でも日常と変わらない操作のできるパソコンを持っていきたいとなると、今までは小型のノートパソコンを持っていくような選択になっていたと思います。もちろん私自身もそうしながら旅先でのモバイル通信に使っていた時期もあったのですが、最近ではもっぱらAndroid搭載のスマートフォンやタブレット端末に変わってきています。

 ただ、本音を言えば、ワードやエクセルが使えたり、慣れ親しんだ日本語変換ソフトを使えたりするパソコンを持っていった方がストレスがたまらないのですが、旅先で使うには大きな問題がありました。10インチの画面を有するアンドロイドタブレットでも充電はマイクロUSB端子を介した汎用の充電器を使い5V2Aを出せる環境さえ整えば十分に充電ができます。車ではシガーソケットからUSB出力のあるアダプターを用意すれば自己責任にはなりますが充電環境を共用でき、AC電源が確保できるところでも、用意したUSB出力のあるアダプターを使えばタブレットとスマートフォン、携帯電話まで充電環境を共有できます。持って行く荷物を極力減らしたいということだけではなく、もしACアダプターの入手が困難な災害時であっても代用品を見付けることで使い続けることができるというメリットは大きいものです。そういう理由で今まではWindows8搭載のタブレットには全く興味がなかったのですが、最近になって状況は変わってきたようです。

 2013年末に出てきたWindows 8.1搭載8インチタブレットは、従来のものと違ってフルバージョンのWindows8.1が使え、最初からオフィスソフトが付いてくるものもあるということだけでなく、USB充電にも対応してきています。8インチという大きさということも合わせ、モバイル端末の条件としてはかなりいいものではないかと思えます。

 アンドロイドタブレットでは実現しているものの、多くのWindows8タブレットに残る懸案としては、直接SIMカードが差さるSIMフリーの通信が本体のみでできるかということも問題になります。この点ではまだこのエントリーを私が書いている時点で発売はされていないものの、DELL「Venue 8 Pro」というタブレットがメーカー注文時に3G対応(LTEは現状では非対応)SIMカードスロット搭載のものを選べるようになるそうなので、その動向およびスペックには注目してみたいですね。このタブレットにはケースにもなるBluetoothキーボードがオプションとして用意されているそうですが、8インチのタブレットなら片手でも持てますし、今のパソコンでできていることが全てできることが確認できれば私の購入対象にもなってきます。価格も現状で売られているアンドロイドタブレットの価格に近いのですが、OSとオフィスソフトが最初から入っているモデルも選べ、それほど高くないことを考えると、スマートフォンに加えてiPad miniやNexus 7くらいのタブレットを持とうと考えている方は、ウィンドウズタブレットの動向についても購入前に見て行った方がいいのではないかと思います。


トップバリュー ミント タブレット ストロング 28g

 旅行のための必需品の中で、私が常に用意するのがフリスクやミンティアなどの強力ミント味の付いたタブレット菓子なのですが、これは体の調子がいい時にはほとんど食べないのですが、頭がボーっとしてきたり、少々頭痛がするような場合に気分転換できるのでないと心配になってしまいます。

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 この種のものはコンビにでも道の駅やサービスエリアでも買えるとは思うのですが、今回はスーパーのマックスバリューに置いてあったイオングループの自社ブランドのタブレット菓子の中に、写真の袋入りのものを見付けました。量的には同社のケース入りのものの4箱分で198円ということで、フリスクと比べて安いミンティアよりかなり安く購入することができます。ひとつ買っておけばこれが尽きるまで旅行中に食べ切ることはないと思い、試しに購入してみました。

 メーカー製でないスーパーのブランドの製品というのはどの企業が創っているのかなかなか素性がわからないのが不安になることもあるかも知れませんが、味の方は他のミント味のタブレット菓子と変わらず、フリスクやミンティアの代替として個人的に使えるレベルであると思います。

 袋は開けてもジッパーで再び密封できるようになっているので、開けたまま落とさないように気を付ければいいですし、別のケースに入れ替えるのも有りでしょう。ちなみに、空になったミンティアのケースに入れたところ、ミンティアと同じように一個ずつ取り出すことができました。せこい真似とはわかっていますが(^^;)、袋から中味をぶちまけないためにはこの種のケースに移し替えて使った方がいいかも知れません。同じような清涼菓子の中でも強力ミントのものはそう頻繁に食べるものではないのですが、体調の変化が起きやすい旅行最中のリフレッシュのためにあるとありがたいので、今度旅行に行く際にはリピート購入し、インスタントコーヒーとともにロングドライブの友としてそばに置いておきたいと思っています。実際問題、これだけの量のものを購入して全て食べきるのにどれくらいかかるのかすらもわからないのですが、残ったからといって一気に食べようとするのは控えたほうが賢明です。というのも、お砂糖を使わないお菓子によくあるお腹がゆるくなる状況が、一気に多量に食べた場合に起こるかも知れませんのでその点にはご注意を。


高速道路を使った長距離旅よりもLCC航空の方がいい?

 当初、2014年3月末で高速道路のETC休日半額が終了する予定だったそうですが、その期限が6月末になるという話が入ってきました。これでとりあえずは来年のゴールデンウィークは今まで通りの料金が維持されるということになるのですが、他の値上げなどの絡みもあり、今後は車を使っての旅も高速道路を使って長距離移動にはそれなりの交通費がかかることになりそうです。

 このような状況を考えると、首都圏以外の高速道路通行料が上限1,000円だった頃が懐かしくもあるのですが、その当時は日本を縦断するような旅に高速道路を使って行っても車中泊との組み合わせで行けばかなり安く旅することができました。でも、今同じように遠方に安く行きたい場合は、やはりLCC航空会社を使ってプランを練るのが時間とお金のバランスを考えればセオリーでしょう。

 飛行機の旅というのは年末年始やゴールデンウィークに安く行くことができないのは残念ですが、バーゲンセールを利用すれば一区間5千円以下という価格で移動することも可能です。首都圏にお住まいの方は空港までのアクセスが良く羨ましいですが、私のようにアクセスに多少時間がかかる場合でも、安い駐車場のある空港からなら自分の車で空港までのアクセスを確保できます。早朝の便がある場合は前夜に出発し、車内で仮眠を取りつつ駐車場で待つというパターンでもいいでしょう。また、車を使わない場合は季節切符の「青春18切符」との併用で空港までの交通費や到着地からの移動のための手段および料金も節約できます。到着地からもレンタカーを使う手もありますし、出掛ける人数にもよりますが、長距離を運転して、さらに高くなった高速料金とガソリン代の負担を考えると、もはや片道1000キロ以上の車旅というのは割に合わなくなってきてしまうように思います。

 ちなみに、私が以前静岡から鹿児島まで高速1,000円の時代に出掛けた際には往復の距離は2,800kmあまり、使ったガソリンは150リットルくらいでした。今のガソリンは1リットル150円くらいだとするとガソリン代だけで2万円を超え、現状の休日割引でも片道1万円弱かかるので、6月以降になると、軽自動車でも交通費だけで5万円前後になるでしょう。高速1,000円当時にはだいたいこの半分で行けていたので、何人かで出掛けるなら1人分の料金は安くはなるものの、少ない人数で旅するなら、飛行機を使いビジネスホテルを利用する方がいい期間というのも出てきます。車に関する諸経費が上がる可能性が高い中、高速道路会社がこうした流れに逆らってでも車で旅がしたいと思えるような魅力あるプランを出してきてくれることを望みたいですね。


東名・新東名から伊豆半島への新アクセス

 昨日の地元紙の一面トップは、軽自動車の税負担の話ではなく、自動車の税金の使い方に関するものでした。車に乗っていて思うのは、車だけでなくガソリンにも課税されていながら慢性化する渋滞はなくならず何とかしてほしいということもあると思います。静岡県の渋滞の名所というのはいろいろありますが、いつ行っても混んでいると思うのは東海道から伊豆半島に入る道で、本当に抜けるのが大変です。最近になって東名高速を下りたところからすぐに下道に入らずにバイパス化されているものの、修善寺方面に行くためにはやはり渋滞する下道を通らなくてはなりません。

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 それが写真の記事によると、とりあえず修善寺までは沼津インターから直接つながるようになり、予定では平成26年(2014)2月11日からということで、来年のゴールデンウィークには間に合いそうです。河津桜のシーズンにもかかってきます。ちなみに2014年の河津桜まつりは2月5日からを予定しているようですので、桜の開花具合にもよりますが、渋滞を避けたい場合は11日以降のお出掛けがおすすめかも知れませんね。

 地元にいる人間からしても、ちょっと用事で伊豆方面に出掛ける時には渋滞する時間を考慮に入れて出掛けなければならなかったのですが、これでかなり楽になります。

 今のところあくまで開通予定という話なのですが、今後実際に開通したら早いうちに出掛けてみてどの程度の時間で修善寺まで行けるかとか、修善寺を降りたらどうなるのかという事をレポートしてみたいですね。ある意味、河津桜を見に行くパターンは下手をするとゴールデンウィーク並の人出が予想されますので、渋滞状況をはかるいいシミュレーションになるかも知れませんし。

 ただ、肝心のETCを使った高速料金の割引が少なくなってしまうかも知れないという集客にとっては逆風もあるので、これは実際に行ってみて確かめたいと思っています。


軽自動車の「買い換え需要」は本当にあるのか

 軽自動車の自動車税について、与党の税制調査会は軽自動車の増税についての新たな内容を発表しました。ニュースでは増税になるのは平成27年4月以降の新車に限ると発表され、多くの人は胸をなで下ろしていかもしれませんが、政府とメーカーにとっては都合のいい内容であっても、ユーザー側にはそこまで税金が上がらなかったと安堵できるものではないように思われます。というのも、私が参考にした一連の内容を報道した四国新聞の記事のよると、以下のような記述があります。

(ここから引用)
 ただ既存車の税額を据え置けば、新車への買い替えが進まない恐れがあるため、一定期間を過ぎた車の税額を重くする制度も導入する。
(引用ここまで)

 つまり、古い車(一説では新規登録から13年を超えるものに20パーセント増しという話もあります)に乗っている人は、税金を上げるのでそれが嫌なら買い換えなさいという事でしょうか。しかし、私自身はたとえ税負担が今より上がるとしても、車を新しい年式のものにしようとは思いません。お金がないからという事が全てではなく、以前にも書きましたが、私が現状の軽自動車を購入したくない理由には装備に不満があるといことと、増税分以上にかかるかも知れない維持費の問題があると認識しているからです。それは「エコカー補助金」を出すために政府とメーカーが一体となり、とにかくカタログ値の燃費を伸ばそうとしたことにより、数々のことが変わってきてしまいました。具体的には以下のようなものです。

・新しい軽自動車のほとんどがスペアタイヤを搭載していない

 これは、車のタイヤがほとんどパンクすることがないという統計から、スペアタイヤおよび工具を積むとその分だけ重くなることで燃費が悪くなることを回避しようとしたメーカーの方策で変わってしまったものです。街乗りだけならそれでもいいでしょうが、山の中で修理不能なパンクをした場合、救援が来るまで身動きが取れなくなります。新車にオプションでスペアタイヤとジャッキを加えてもいいですが、新品の値段は高いですし、税金の負担分以上にコストが掛かるでしょう。個人的な見解ですが、古い車なら最初からスペアタイヤが入っていますし、それで多少燃費が悪くなるとしてもどうせ旅行する時にはそれなりの装備を積んでいきますので、標準価格の中にスペアタイヤと工具が入っている車の方が私はいいです。ついでに言うと、スペアタイヤの代わりに搭載されているパンク修理剤には消費期限があり、いざ使おうと思っても消費期限切れになっていてうまく修理できない場合も想定されます。常に非常時の事を考えるならばパンク修理剤の定期的な買い替えおよび古いものの廃棄が必要になり、その負担はユーザーが負うことになるでしょう。将来的にパンクしないタイヤが一般化すればいいのでしょうが、乗り心地の問題はどうかということもありますし、少なくとも今のタイヤ代と同じくらいにならなければまだスペアタイヤ搭載の方がコスト的には一番有利でしょう。

・アイドリングストップ機能に関する専用バッテリーおよび高品質オイルのユーザー負担

 アイドリングストップ機能についても、燃費をよくするために軽乗用車の新車にはほとんど搭載されていますが、機能が搭載されていないものと比べて トータルの維持費が安くなるのかはなはだ疑問です。以前こちらのブログにコメントいただいた方からの情報によると、アイドリングストップを実現するために装備されているバッテリーは従来のバッテリーに加えて2つ目のバッテリーとして搭載されていて、交換費用もそれなりにかかるそうです。また、元々小さいエンジンでそれなりに重くなった車体を動かすため、以前から普通車と比べると高い負担のある軽のエンジンをアイドリングストップ機能は自動的に切ったり入れたりすることになるので、従来よりも細やかなメンテナンスが不可欠になります。具体的には今までカー用品店でオイル交換をする場合、従来はある程度安いオイルでも問題なかったものが、少なくともメーカーの純正オイルにしないと長い間使っているうちにエンジン負荷による不具合が出る可能性がないとは言えません。こうしたアイドリングストップ機能を維持するための費用がガソリン代と自動車税増税分より高くなるかどうかは検証してみないとわからないかも知れませんが、バッテリー代だけでも一度に高額な負担になると思うので、それなりの距離を乗る人でなければ燃費および自動車税の差額でこうした維持費を回収できないのではないてしょうか。

 今回紹介した内容はもちろんそのまま適用されるかはわかりませんが、もしこの通り古い軽自動車の税金が上がるとしたら、確かに買い換え需要で中古市場に増税されるような古い車が安く出てくることは間違いないでしょう。私のように新しい軽乗用車に乗りたくないと思っている方は、あえて古い車でほとんど乗られていないものがあったら(もしもの時の足用としてただ置いてあるだけというご家庭も多いと思うので)、それを中古車で買うという選択も十分にありだと思います。本心では軽自動車のメーカーには燃費の数字を伸ばすことだけを気にせず、装備はシンプルでエンジンだけでそこそこの低燃費を実現し、もちろんスペアタイヤ標準搭載の軽乗用車が出てきてほしいですが、今まで通りの新車のラインナップでは買い換える気が起きないユーザーがいる事もメーカーには考えて欲しいものです。