月別アーカイブ: 2013年1月

関西近辺お手軽グルメの旅 その4 京都 「新福菜館」の中華そばとヤキメシ

 だらだらと普通列車の旅をしていると、やはり長々と電車に乗り続けているのに我慢できなくなってストレスのはけ口を探すようになります(^^;)。ホテルで朝食は軽く取ったものの、お昼までかなり動いたせいか猛烈な空腹感に襲われました。そんなわけで、これからしばらく電車に乗り続けなければなりませんでしたし、差し当たってお腹を満たそうとして向かったのが京都駅から歩いてすぐの新福菜館というラーメン好きの方ならご存知なラーメン屋さんです。

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 訪問したのは2013年の1月3日ということで、確実に開店しているのか確証はありませんでしたが、店の前へ出る角を曲がったところに半ば恒常化している行列を発見したのでそのまま列の後ろに並ぶことにしました。列車の接続の関係でお店に着いたのがお昼過ぎというピーク時であったのに加え、夜行バスで京都に早く着き過ぎた際にも早くから隣で営業していることで利用したり、お互いのお店が混んでいる場合に分散してお客さんが流れる「第一旭」というラーメン屋さんがお正月休みになっていたということもあり、いつもより行列は長めでしたが、ほどなく席に通されました。

 このお店は新横浜ラーメン博物館に出店するほど、真っ黒なのに食べやすいスープを持つ中華そばが有名ですが、同じく通常のものより色が濃いヤキメシ(チャーハン)も人気があります。注文の際にチャーハンと言ったところ、お店の方がチャーハンだけでいいの? と言われたので、同時に中華そばの小盛りを頼んでしまいました(^^;)。

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 まずやってきたのが中華そばですが、こんな色をしていても胸焼けもせず、おいしく食べられます。私が頼んだ小盛りは550円ですが普通盛りは650円、その他肉の多いチャーシュー麺や、逆に肉なしの中華そばも注文できます。小盛りとはいってもそれほど違和感がなく、スープがおいしくてどんどん食べられます。

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 続いて運ばれてきたのが500円のヤキメシですが、こちらも普通のチャーハンと比べるとしっかり色が付いています。こちらの味の方はしっかりしていて、中華そばのスープと一緒にいただくとどんどん箸が進みます。普通のチャーハンに物足りなさを感じている方は、ぜひ一度試されてみるのもいいと思います。ただ、周りはほとんど中華そばをすすっているので、複数の方で出掛けてシェアするというのが一番いいかも知れません。今回は頼みませんでしたが、通常500円ながら特別価格の400円で販売されているご飯の上にチャーシューがのった「まかない丼」も多くの方が中華そばと一緒に注文されていておいしそうでした(^^)。次回訪れた際にはまかない丼の方も試してみたいものです。


特定の店舗で使える無料の無線LANサービスを利用する

 全国規模で店舗を展開しているところで無線LANサービスを無料でやっているローソンやセブンイレブン(イトーヨーカ堂なども含む)をここまで紹介してきましたが、知らないうちにチェーン店で無料の無線LANサービスができるところが増えてきています。

 たまたま昨日、車用のグッズを見に近くの自動車用品のお店、オートバックスへ行ったら無線LANが使えますの表示がありました。しかしどうやって接続するのかという説明が一切なく(^^;)、とりあえずスマートフォンのWi-FiをONにしてアクセスポイントを確認したところ、セキュリティマークの入っていないポイントがありました。これは月額300円程度で利用できる公衆無線LANのサービスを展開するWi2 300のアクセスポイントになっていて、これだとお金がかかかるのではないかと思いつつ接続手続きを進めたところ、案の定Wi2 300のページが開きました。

 実のところ、オートバックスがWi2 300のローミングパートナーになっているので、オートバックス店舗からの接続については無料でできるようでしたが、IDとパスワードを入れて新規登録する必要があるような表示になっていて、IDの方はオートバックスで作ったポイントカードの会員番号を入れるように説明があったのでいいのですが、パスワードには何の記載もありません。とりあえず自分で適当に考えたパスワードを入れて登録ボタンを押してみたところやはりというか認証エラーになり、9文字以上でないとだめだとのメッセージが出てきました。そこで改めて9文字以上のパスワードを作り入力したらまたしても入力エラーになりました。

 とりあえずブラウザ上でIDとパスワードを入れて登録すればログインしてから無線LANが使えることはわかりましたが、パスワードがわからなければどうしようもありません。意を決してお店の人に聞こうとも思いましたが、とりあえずスマートフォン自体のネット接続で調べてみたところ、今のところパスワードはカードを作った時の電話番号でよいような話が書いてある個人ブログがひっかかりました。そこでその通りに入力したところかなりあっさりネットにつながりました(^^)。私の利用した店舗でのスピードの方はADSL程度ですが、オートバックスはオイル交換など時間がかかるピットサービスがあり、そのための待合所が充実していますので周辺に気がねすることなく無線LANでのインターネット接続が利用できて大変ありがたいです。全国的にどこまで使えるようになっているのかはわかりませんが、すでにオートバックスの会員になっている方なら、旅の途中にちょっと立ち寄るのもいいかも知れませんね。こうしたサービスがあらゆる業種に及んでくると、あえて有料で無線LANサービスを契約しなくてもピンポイントでこうした無料サービスを展開するお店を利用しながら使わせてもらえばいいので、これからもこうしたサービスの有無については行った先で確認していきたいと思います。


関西近辺お手軽グルメの旅 その3 相生の牡蠣料理

 2013年1月2日も午後になり、四国から折り返しに入ったお正月の旅行ですが、単に来たルートを戻っても面白くないので、昼食もそれなりの名物というものを食べようと調べてみました。そうしたら今まで単なる通過駅として通り過ぎていた新幹線が停車する相生で新鮮な牡蠣が食べられるとのこと。正月の三が日で開いているお店がないことが心配されたのですが、とりあえず電車を一本やり過ごすことにして途中下車しました。

 一応、前日のホテルにいた時にインターネットで調べていた駅前(といってもちょっと歩く)の相生ステーションホテルアネックスに併設しているレストランを訪れました。ここのお昼のメニューには牡蠣を使ったメニューはないのですが、別に一品料理として牡蠣を使ったメニューを選べるようになっています。とは言っても最初に出された通常のメニューには牡蠣のメニューは全くなかったのでウェイトレスさんに催促したところ(^^;)、全て600円という牡蠣のメニューが出てきました。バター焼きやら牡蛎フライなどおいしそうなものがある中、それほどカロリーが高くないだろうというとで蒸し牡蠣を注文しました。他の定食は全て800円均一なので牡蠣を付けても1400円とそれほど高くはありません。

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 で、やってきたのが見事に盛られた蒸し牡蠣でした。レモンをかけた牡蠣に薬味を入れたポン酢でいただきます。私が食べたのは小振りなものでしたが、やはり新鮮なだけあって大変おいしくいただきました。本当は海のそばまで行って焼いたものを一気にいただきたいところなのですが、それはまた車で訪れた際の次の機会にとっておきたいと思います。牡蠣ということでは相生とともに赤穂も有名ですが、私のところでは主に三重県産のものがほとんどで、西の方では広島で食べたぐらいだったので実に新鮮な体験でした。でも本当は通常の定食にプラスアルファしてもいいので、牡蠣の入った定食を冬季限定で提供していただいたら食事の量を必要以上に増やすことがなかったので嬉しかったのですが(^^;)。


デジカメのシーンモードを使いこなそう

 先日の旅行ではミラーレスのカメラですら持ち運ぶのが大変なほどバッグに荷物を詰め込んでしまったので、カメラ任せで撮影することが基本のコンパクトデジカメしか持っていきませんでした。そうは言っても、最近のコンパクトデジカメの撮影能力は進化していて、オートモードに合わせるとカメラの方で自動的に最適なシーンを選んでくれるような機種が増えています。今までは被写体に近づいて撮影する場合は手動でマクロモードに合わせる必要がありましたが、今では被写体にカメラを向けるだけでどんな場合もほぼ思い通りの写真が撮れるようになっているのは実にありがたいことです。

 しかし、こうしたオートモードが全ての場面に適合するかというとそうでもありません。細かい設定がコンパクトデジカメでできないということもあり、それを補完する意味でさまざまな「シーンモード」という撮影補助の機能があります。

 私自身、夕日の入った風景をコンパクトデジカメで撮影する際にはこの機能を積極的に使っていたのですが、先日の旅行途中にちょっと気になったことがあって改めて私のカメラSONY DSC-WX10のシーンモードを再点検してみることにしました。そこでちょっと気付いたことがあります。

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 最近のデジカメでは「シーンプログラム」の中にペット撮影用の「ペットモード」が多くの機種で搭載されています。各メーカーによって差はあるかも知れませんが、単に動きの早いペットを捉えやすい設定になっているだけではなく、ペットが撮影される際のストレスを軽減するように工夫されていました。シャッター音やピントが合った時の音というのはシステムメニューから消すことができますが、室内で至近距離からペットを撮影する場合、AF補助光が光るのを止めることはできません。しかし私の持っているデジカメではペットモードにするとAF補助光が点灯しない設定になっていました。

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 また、RICOHのデジカメCX6の場合、写真のようにデジカメではAF補助光だけでなくデジカメから出る音を消し、フラッシュを発光禁止にしてくれるものもあります。ここまでの設定のないデジカメでも、AF補助光を光らせないようにできれば、デジカメ自体のレンズが伸び縮みするところはペットに見せず、操作音を消してフラッシュ発光禁止にして撮影すれば、大切なペットにストレスを与えることを極力抑えることができるわけです。

 先日の旅行の途中、神戸でオフ会に乱入させていただいたのですが、その際壮大なペット撮影会になり、やはりというかデジカメをペットに向けて撮影しようとすると顔を背けるペットがほとんどで(^^;)、やはり鬼門はAF補助光が撮影前に光ってしまうことだなあとその時にしみじみ思いました。車中泊をなさる方にはペットを連れて行かれる方も多いと思いますので、カメラ任せのオート撮影でうまく撮影できないと思われている方は、とりあえずお手持ちのカメラの設定を確認してみることをおすすめします。


関西近辺お手軽グルメの旅 その2 善通寺市 長田in香の香 釜あげうどん

 まず最初にお断りしておきますが、年始に四国香川県へうどんを食べに行くというのはあまりおすすめできるものではありません。全国から多くの観光客が行く有名店の多くが正月の三が日は定休日になっていますので、まず行くべきお店が相当限られてしまいます。

 さらに問題なのは、今回の旅は車ではなく電車での旅だと言うことです。事前の調査で年始の早い日付から営業している店は少なからずあったものの、とても公共交通機関だけでは回れないことは調べるまでもなく明らかでした。そんな中私が出掛けたのは、1月2日に通常営業している有名店で、善通寺のそば金蔵寺駅から歩いて行くことのできる釜あげうどんで有名な、「長田in香の香」です。ネット上の口コミサイトで2013年の年始営業を確認して予定を組んだこともあり、かなり前に金蔵寺駅に着いてしまいました。

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 お店は四国八十八カ所の札所である金蔵寺からすぐのところにあるので、まずはお参りをということで境内を散策してからお店に向かいました。私が着いたのは開店15分前くらいでしたが私より前に車で来ている人はいたものの、寒いので車の中で待っている人がちらほらいました。しかしこちらとしては待避する場所もなかったのでそのままの流れで先頭に並んでしまいました(^^;)。そのあとで結構な人がぞろぞろとやってきて、かなりの行列になったのではないでしょうか。

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 お店に入るとまずは注文を取られます。私はお店で一番注文する人が多いという「釜あげうどん大(350)円」を注文し、できあがったうどんと交換してもらえる1番の木札をもらいました。つけだれになるだしは大人気ということもあって、一人一杯でお願いしますという掲示がお店に出されています。お代わりをしたり、ひとつのうどんを二人で食べる時にはだし代として100円追加になるとのこと。開店すぐということで、私が席に着いたときにはだしはまだなく、しばらくして作りたての温かいだしがとっくりに入って私の座ったカウンター席にやってきて(テーブル席もあります)、わくわくしながらうどんがゆで上がるのを待ちました。

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 やはり最初に並んだだけのことはあり、一番最初に待ちに待った釜揚げうどんがやってきました。うどんには程よいもちもち感があって、温かいだしに本当に良く合います。ホテルの朝食をキャンセルしてやってきたこともあって一心不乱に口に運んでいたら、あっという間に完食してしまいました。そのまま店を出るのは勿体無かったので、うどんの器に残ったゆで汁をこちらも残っただしの中に入れ、つゆを全部のみ干して完了です。味の感想を考える間もなく食べ終わってしまったような印象ですが、特に冬の寒い時期には体も暖まって大変満足しました。おみやげに日持ちのする半生のうどんを購入し(2人前だし付きが400円)、今後はじっくりと食べてみようと思っています。。本当は四国内にとどまりもう二三軒食べに行きたいところだったのですが、時間の関係で残念ながらこの一杯で四国を後にしました。今度は有名店が開店している時期に車で行って、さまざまな看板うどんに再チャレンジしてみたいですね。


電車の旅と車の旅

 昨日は日帰りでまた電車を使って出掛けていました(^^;)。というのも、1月1日から3日まで青春18きっぷを3回分使っていて、有効期限の1月10日までに残り2回分を使うために今回は同行者と2人で出掛けてきたのでした。どこへ行ったかというと、

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 眠り猫のいる日光でした(^^)。何とか無事に東照宮に参拝して日帰りできたのですが、やはりというか電車の旅というのは途中で何が起こるかわからないので全ての日程をちゃんと消化できたというのはラッキーだといえるかも知れません。朝地元を出発して、神奈川県に入ったあたりで群馬県内で人身事故があり、乗車予定の湘南新宿ラインのうち、高崎方面に向かう列車が軒並み運転できないでいるという情報が入りました。それでも私が乗った宇都宮方面行きの方はこの人身事故の影響を受けなかったので、何とか定刻に宇都宮~日光へと赴くことができました。

 しかし、日帰りするためには帰りの列車がどうなるかによって自宅の最寄り駅までたどり着けない可能性も出てくるのですね。帰りに乗った逗子行きの列車が車内点検のためということで出発が遅れ、何だと思っていたところ今度は突然渋谷駅直前でストップしてしまいました。車内アナウンスによると、何と列車の非常停止ボタンを押した人がいたそうで(^^;)、渋谷駅でさらなる車内点検が行なわれることとなり、結果は10分程度の遅れのみだったので次の接続列車には何とか間に合い、予定時刻に最寄り駅に到着したのですが、もし何らかのトラブルに巻き込まれていたら、当然列車の中に缶詰になってしまうわけですから帰ってくること自体もできなかったかも知れません。車の旅だったら旅の行程を自分で作ることができ、例えば高速道路が通行止めになったとしても何とか別のルートを見付けて帰ってくることができますが、列車の旅は運行が終了してしまえばそれ以上進むことができません。

 それでも、ダイヤが正常に動いていさえすれば、渋滞とも無縁で移動できるというメリットは確かにあります。今回は東京近郊の移動については全て普通列車の自由席グリーン車で行なったので、体への負担も少なく車と比べても乗っている時にはかなり快適でした。個人的には車と比べると、常に次の列車の接続時間を気にしながら移動するというのがネックではありますが、さすがに冬の間だけは雪の降らない場所での生活に慣れてしまっているので大雪の中慣れない運転をすると事故を起こす確率が相当上がると思いますので、列車での旅の方がいいかなとは思います。

 実際、これほど連続的に車以外の旅をするのは久しぶりだったのですが、改めて思ったのは身一つで出掛ける場合は使うか使わないか迷ったものは持っていかない方がいいということでしょう(^^;)。やはり電車移動の場合は常に荷物を持たなくてはならず、場合によっては次の列車にダッシュしなくてはならないので、そこでの重い荷物は体にこたえます。逆に車の旅でスペースが許すなら、迷った場合は持って行ってもいいと思いますが、車の旅のつもりで電車での旅に出てしまうとえらい目に遭ってしまうと言う事ですね(^^;)。ちなみに、昨日の旅は日帰りの旅ということもあり、極力荷物を減らしたので体力的なダメージは軽減できました。お正月の3日間の旅の反省を踏まえてきちんと対応できたので、同行者にもそれほど迷惑は掛けなかったのではないかと思っております。


2013年の初売りで入手したもの

 お正月の旅行中は、初売りの福袋をたくさんぶら下げた多くの人に遭遇しましたが、私自身はそうした喧騒とは無縁でした。旅先でもできるだけ無駄な買い物をしないようにしつつ、帰宅後の地元のお店で何かいいものが残っていたら買おうという感じで昨日は大型家電量販店を回ってきました。

 めぼしいものは何もないかなと思っていたのですが、1月4日の仕事始めあたりでも多くの人から無視されながらも(^^;)、私の興味を引く変わったものは結構ありました。とりあえず二種類のものを購入してきましたので、今回はその報告を。

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 まずびっくりしたのが、夏の間近所のお店(今回購入した店舗も含む)のどこへ行っても見付からず、隣町まで出張してようやく手に入れ、ブログでも紹介した冷蔵庫の冷蔵室程度の温度で凍る保冷剤「冷気まもるくん」が通常価格のほぼ半額という500円で投売りされているのを発見し、とりあえず2個確保しました。現在も自宅の冷蔵庫には2個入っているのですが、予備として常温のままの形で置いておき、出掛ける際には凍っているものをクーラーボックスに移し、予備用を冷蔵庫に入れておくようにすればうまくローテーションもできますし、出掛けている間に停電がある程度続いても冷蔵庫の中の温度がそれほど上がらずに済むのではないかと思います。家電量販店でこの保冷剤は売られている場合が多かったので、こちらと同じようにこの商品のメリットがあまり知られないまま残っているものが放出されているところがあるかも知れませんので、探していた方は家電量販店のワゴンセールに注目してみるのもいいかも知れません。

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 そして、これもブログネタでひどく否定的な書き方をしてしまった電子ブックリーダーを4,980円の安値でゲットしてしまいました(^^;)。とりあえず言い訳をしておくと、今回購入したソニーのPRS-T1はWi-Fiを使ってのインターネット接続ができ、普通にホームページを見られたり、Dropboxでデータの受け渡しもできます。さらに、先日購入したSony Tablet Pのブックリーダーとデータを共用できるので、いろんなことに使えるかなと。展示品だったのが残念ですが、とりあえずテキストやフリーの書籍データを入れて旅先での読書用端末として使ってみようかなと思います。また、この端末については改めて詳しいレビューを書かせていただこうかと思っておりますので、詳しい内容については先日の旅の報告の後にでもと思っています。


宝塚にある手塚治虫さん由来の「蛇神社」を訪ねる

 2013年正月の旅は、電車を乗り継いで既に帰宅済みなのですが、旅の最終日、神戸の三ノ宮にあるホテルに泊まっていたのですが、朝食を待つ間、地元の神戸新聞の1月3日の記事を見ていてちょっと気になった地域ニュースの記事を見付けました。

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 手塚治虫さんの掌編マンガの中に「モンモン山が泣いているよ」という作品があります。白蛇の祀られている小さなほこらが、太平洋戦争のための軍用道路を建設するため取り壊されることになったのですが、手塚さん自身がモデルになっている少年が何とかほこらを守ろうと抵抗するというお話です。マンガでは少年の抵抗むなしく壊されてしまうのですが、何とそのモデルとなったほこらが実在するというのです。地元住民の手によって日々の清掃が行なわれ、立派に白蛇の祀られたほこらを守っているというのでした。

 記事には詳しい場所は書かれていませんでしたが、ホテルのインターネット回線を使って調べたところ、宝塚駅から徒歩でも10分少々で行けることがわかりました。そこで、他の観光プランを中止し、このほこらにお参りするために宝塚へと向かったのです。

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 神戸新聞の記事には「宝塚市御殿山2」とだいたいの住所が書かれていたので、その内容をスマートフォンに入力してナビゲートしてもらいます。閑静な住宅街を通るのですが高台のため結構な上り坂で、ゼイゼイ言いながら上っていきました。

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 しばらく行くと池が見えてきて、ネット上で仕入れた独自マップによるとここからもう少し行ったところに蛇神社があるはずです。目印は大きな銀杏の木だということだったのでそれらしい木がないか上を見ながら歩いていったところ、確かにそれらしい木がありました。

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 写真にある木の根元まで行ったところ、その先にあったのがまさしく目指していた白蛇がまつられたほこらでした。その日も地元の方がお掃除をされたのか実にきれいになっていました。

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 ほこらの脇には木でできた鳥居が立てられているのではなく地面にそのまま置かれていました。このあたりでも阪神大震災の被害はすさまじく、この鳥居はもちろんですが、今は建っているほこらまで倒壊してしまったとのこと。しかしほこらの方は2002年に再建されて、ベンチも新調されたのだそうです。そのベンチに荷物をおかせていただきお参りをし、お賽銭を上げて帰ってきたのですが、前の日に行った生田神社よりも何かご利益がありそうな感じがします(^^)。手塚治虫ファンには有名な場所でが、今年は巳年ということで、こんな小さなほこらにもお祈りを捧げるのも悪くないといいのではないかと思います。私自身はこの掌編の事は知っていたので、実際に訪れることができて嬉しかったです。ただ、ホテルで神戸新聞を手にとらなかったら写真とともにブログに紹介することもできなかったわけですし、巡り合わせの妙というのを感じた今回の探訪でした。


関西近辺お手軽グルメの旅 その1 姫路駅の「えきそば」

 今回の旅は関西方面へ用事があって、青春18キップを使いながら列車を乗り継いで移動するという関係から、どうしても早くすぐに食べられるものに食事がなってしまいがちでした。恐らく今後の日程を考えていくと、まず間違いなくせわしない食事の食べまくりの行程になることが予想されますので、今回の旅で私が食べたさまざまな食事を紹介かたがた記録していくことにしましょう。

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 旅の出発は2013年の1月1日ということで、まずまともな食事は無理だろうと諦めていました。さらに目的地へ向けてどんどん普通列車を乗り継いでいくということになると、だいたい乗り換え時間が7~8分という状況がほとんどでした。しかしそんな中、割と長めの20分という乗り換え時間が確保できたのが兵庫県の姫路駅でした。私が前の電車で姫路に到着した時にはすでに次の電車である岡山行きがホームで待っていたのですが、それほど人は乗り込んでいなかったのでホームで営業してる「えきそば」に飛び込みました。

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 実は姫路駅のえきそばというのは、他の駅での駅そばとはちょっと違います。ここはなぜか日本そばを使わず、かんすいが入った黄色のおそばになっています。私は天ぷらそばと迷ったあげく、写真のきつねそば(350円)を注文しましたが、つゆは普通のおそばのそれなのに、麺が違うというのは面白いですね。味的にはごく普通の味ですので、あえてこれを目当てにやってくるものではないと思います(^^;)。

 なぜ姫路駅ではこのようなおそばになったのかということですが、終戦後の時期、なるべく日持ちをさせるためにかんすいを入れたことのなごりだということなのですが、そのためあえて「駅そば」と表記せずひらがなのみの「えきそば」ということなのかも知れませんね。

 味がどうかということはひとまず置いておいて(^^;)、全国でもこのような形態で駅そばを出すところというのはまれだと思います。これを書いている2013年1月現在ではまだ国宝の姫路城は改修工事中で観光として訪れても姫路城の姿が見えないのが残念ですが、工事完了後姫路駅から姫路城に行かれる方で、興味があったら話のネタにでも食べてみるのもいいかと思います。何しろホームで食べるということでは移動中心に時間を節約できますので、ついでに土地の名物というものを食せるというのは何かちょっと得したような気分になりました(^^)。


旅先での取扱説明書が必要になったら?

 何とか無事に静岡を電車で出発し、現在はある程度落ち着いた車内でポメラを使ってブログネタを書いています。ここへ来るまで、人にとってはどうでもいいことですが、本人にとってはちょっと深刻なトラブルに見舞われることになってしまいました。

 というのも、今回は正確なダイヤを確認しながら移動するということなので普段は使っていない電波時計を腕にしてきたのですが、何せ普段使い慣れないものですからいろいろといじっているうちに普段見たことのない表示が液晶画面に現れ、それを何とかしようとさらにいじっていたところ、今度は時刻表示が全く今の日本のタイムゾーンとは違う時刻を表示するようになってしまいました。こうなってしまうともはやどうしようもないと諦めるしかないのかも知れませんが、とりあえず込んでいる車内でも扱えるスマートフォンでネット検索をしたところ、腕時計メーカーが提供する取扱説明書ダウンロードのページに辿りつきました。

 しかし、そこでもうひとつ越えなければならないハードルが出現しました。同じメーカーの時計でも型番によって取扱説明書の内容も違うので、識別のための番号を入力しないとダウンロードできないのです。その番号とは時計の裏に刻印されているということなのですが、これはかなり目のいい人でも容易には確認できないほど小さいものです。そこで、私は持っているデジカメで腕時計の裏面を撮影し、デジカメの画面で拡大させることにしました。そうして型番を入手し、ようやくpdf形式の取扱説明書をスマートフォンで表示させることができたのでした。pdfファイルを読むことのできるアプリを事前に入れておいたことがこんなところで役に立ちました。

 そうしてようやく突如出た液晶画面のマークを消し、時刻表示も通常パターンに戻すことができたのでした。あたふたした分、普通なら長時間乗車していい加減飽きてくることがなかったのでまずは良しとした方がいいのかも知れませんが、普段使い慣れない物を持って行く場合は事前にメーカーのサイトから取扱説明書をダウンロードしておくというのもいいかも知れません。何しろ今回はおよそ1.5MBもあるファイルをDTI490円のSIMを使って落としたので相当時間がかかってイライラしてしまったということもありましたし。それと、自戒する意味で思うことは、わからなそうなら無駄に機械にさわらないというのも大事かも(^^;)としみじみ思いました。