月別アーカイブ: 2012年11月

カセットガスストーブの効率的な利用法

 暑い夏を秋まで引きずってしまったせいか、なかなか暖房器具を出さないまま来てしまいました。急に寒くなった場合にどうすると考えた時、便利なのがすぐに出せてスポットで暖められるストーブの存在です。私の購入したイワタニのカセットガスを利用したストーブは2シーズン目に入りましたが、元気に活躍してくれています。

 どちらかというと災害用という感じでの使用を前提に購入したものではありますが、新品のカセットガスを入れてもすぐに使い切ってしまうということもあって家の中ではそれほど活躍する場面はないのですが、今回はカセットコンロで使っていたガスが余っていたのでちょっと古いガスを使って部屋の中で暖を取ることができました。

 ところで、カセットガスというのは廃棄する場合にそのままの状態で捨てるべきか、専用器具で穴を開けてガス抜きをしてから捨てるべきかという問題があるのですが、最近のニュースで、カセットガスのガス抜き中に近くの火に引火したことにより爆発事故が起こったような事例もあるようです。そうは言ってもガスが残った状態でごみに出すと、それはそれで危ないのですね。安全にカセットガスのガス抜きをする方法ということを考えた時に、これからの季節限定ではありますが、カセットガスストーブの利用がいちばん手っ取り早いのではないかと思えます。

 あまり長期に保管したものを使うと逆に危険ですので避けた方がいいと思いますが、イワタニのメーカーサイトで見たところ、缶が錆びていない場合はおよそ6~7年は使用可能とのことです。カセットコンロなどで使ったガス缶を冬まで保管しておくことはそれほど大変ではないと思いますので、肌寒い季節になったら積極的にガスが残ったものを使い切ってから捨てるようにすれば、あとは地域のゴミ出しの規則に従って処理すれば安全でしょう。

 キャンプなどアウトドアで使うような場合もカセットコンロなど調理機具で使って余ったものは持ち帰るか、季節によってはカセットガスストーブに入れ替えてその場で使い切るといった方法も取れます。さらに考え進めていくと、大規模災害時の災害用品としてこのカセットガスストーブを使う場合、災害支援物資としてやってきたカセットガスを調理などで使った余りで動かすようにする流れを作れば(例えば、スポット暖房が必要な場所に使い切りそうなガス缶を集めてそこでストーブを使うようにするとか)、暖房としての使用とガス抜きの判定が同時にできるようになり、常にガスが抜けた状態のカセットガスを処分できて安心な状態を作り出せるでしょう。


エコノミークラス症候群 フォローアップ検診のお知らせ

 昨日は仕事関連の研修で、朝一番から夕方までずっと同じ姿勢で机に向っていたのですが、はっきり言って車の運転を続けるよりきつかったです(^^;)。自分でいつでも休んだり体を伸ばしたりできる場合と違って決まった時間は大人しくしていなければならないというのは結構大変です。しかし考えてみると学生時代には毎日こういった感じで授業を受けていたわけですから、年齢を重ねるにしたがってこらえ性がなくなっているなあとしみじみ感じてしまいます。ただ、実際に震災の影響で長期の避難生活を送られていた方々というのは相当ストレスが溜まる現場で生活をせざるを得なかったわけで、避難所や車の中での生活は今はしていなくても、その時の体への影響が今の生活にも微妙に影を落としているのではないかと心配になります。

 先日お伺いした新潟大学の榛沢和彦氏よりまた連絡をいただき、新潟中越地震や東日本大震災による避難により、長期間避難所や車の中で避難生活をしていた方のためのエコノミークラス症候群フォローアップ検診が新潟県内二カ所で行なわれることになったという報告をいただきました。折角なのでこちらの方でも紹介させていただきたいと思います。

 特に普通の車で車中泊という形での避難を行なっていた方で、この種の検査を受けていない方には興味深い情報かと思います。車の座席をそのままにしての車中泊での就寝時に体に圧迫を受ける状態が続くことで血栓が生じていた場合、もし自分で気付かぬまま放置してしまっていたら、それが引き金になって心筋梗塞や脳梗塞を発症する可能性も0とは言えないのだそうです。このフォローアップ検診は名前の通り毎年行なわれているものですが、避難時の行動にある程度の心当たりがある方で、訪れることができそうな方は、いい機会であると思いますので訪れてみてはいかがでしょうか。詳細については以下のpdfファイルによるチラシをダウンロードしてご覧ください。

「20122.pdf」をダウンロード

 さて、避難生活でなくても車中泊の旅の過ごし方によっては水分補給を怠ると、血がどろどろになって血栓が出来やすくなってしまうしまうような状況があります。車中泊で寝るということを考えてみると、自宅で寝るのと比べてのストレスになり得るのは、キャンピングカーなど車の中にトイレがある場合を除き、夜中のトイレは車から降りて車中泊場所に隣接する公衆トイレを使わなくてはならないというところがあると思われます。

 そのため、特に女性の方などは夜中にトイレに行かなくても済むように夕食後からの水分補給を極端に抑える方もいらっしゃるかも知れません。しかし、エコノミークラス症候群予防の観点から言えば、寝る前に一杯の水を飲むことは血液をどろどろにしないための有効な方法であるのです。

 また、起床後の体の状態を考える時、寝ている間にかいた汗が体から失われていますので、起きて行動を開始する前にも一杯の水を補給しておくことが大事です。車中泊をする状況にもよるかと思いますが、飲料水を現地で調達できないことも考えつつ、車内にミネラルウォーターのペットボトルを用意しておくようなこともやっておくといいでしょう。小さな血栓が大きな病気への引き金になりうるということで今回紹介させていただいたフォローアップ検診が毎年行なわれていることを考えますと、旅行中の水分の取り方ひとつにも私たちは十分に気を付けていく必要があるのかも知れません。 


シャトレーゼ 秋の新作 105円~カップ入りスイーツ

 先日新聞の折込ちらしにシャトレーゼの105円から(一個)というスイーツの広告が入っていたので興味半分に行ってきました。さまざまな小ぶりのスイーツがありましたが、私が注目したのが車のドリンクホルダーにすっぽりと入るカップ入りの和菓子でした(^^)。

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 写真はミニミニサイズのいそべ餅(130円)ですが、二段になっていてそれぞれ3個ずつ入っています。他にも興味があったのはそれぞれに2個ずつ串に刺さった団子が入っているみたらし団子とよもぎ団子(それぞれ4本入り)などがありました。

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 このようにカップは私のワゴンRのドリンクホルダーにしっかりと納まるので、ちょっと休憩という場合に水筒からお茶を煎れて飲みながらお茶菓子を車内でそのままいただけるということで、ドライブには便利なセットですね。何よりも1個105円からということで、いろんな種類のお茶請けを多数買っても懐にそうそう響きませんし、小腹が空いた時にも対応できます。

 以前はシャトレーゼというとアイスを大量に買うところといった認識しかなかったのですが、最近では洋菓子や和菓子など手広くやっているようですね。全国チェーンでもあるので、土地の名物をどうしても食べたいということでもなければ、和菓子ならコンビにスイーツよりも私は好みです。売り出しの様子が少々わかりづらく、秋以降にも販売されるのかどうか私にはわからないのですが、秋の行楽地へ出掛ける途中に店舗を見付けたらまたちょっと買ってみたくなりました。


ソーラー発電・手回し発電ラジオやライトは本当にエコか?

 東日本大震災の後、本当にさまざまなところから震災対応のラジオやライトが出てきたのですが、冷静に製品を見ていくと、単にそれらしいものが売れるから作ったのではないかと思われるものが結構あって、本当に非常時に使えるエコなライトやラジオというのは数える程しかないというのが今までさまざまな製品を見てきての感想です。

 例えば、電池を使い捨てない発電能力を持ったライトやラジオが売られています。そのほとんどはダイナモをハンドルで回すか、小さな太陽電池により充電するかということになるかと思いますが、実はそうした製品も電池を使っています。発電した電気は溜める仕組みがないと発電している間しか使えないわけなので、蓄電のための電池が存在します。

 充電池の仕様は主にニッケル水素電池で、まれにリチウムイオン電池もありますが、当然ながら使っているうちに劣化してしまう時期は遅かれ早かれやってきてしまいます。こうした電池を使っているものにコードレス電話の子機がありますが、電話の子機には交換用の電池なるものが売っていてコードレス電話がすぐに使えなくなった場合に電池交換すれば元通りに使えるようになっています。しかし災害用ライトやラジオの多くは、そうして蓄電するための電池を電池をユーザーで交換できない仕様になっているところが問題です。充電してもほとんど電気を貯めることができなくなるまで電池の性能が落ち、中の電池を交換できないということになったら、それはもはや防災用品と呼べるのかどうか。

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 写真のライトは実は日本のそれほどメジャーではないメーカーが出していたLEDライトで、相当前の話になりますが、たまたまその時はアウトレット扱いということで千円以下で入手したものです。特徴の一つにライトだけでなく通常のUSB端子を装備していて、100円ショップにあるようなUSBタイプの充電ケーブルなら何でもこれを使って給電できるというものでした。しかし実際に届いてみてこのライトがハンドルで発電したものを貯める先は簡単に開く電池ボックス内にある3本の単四充電池で、搭載された充電池が駄目になったとしても簡単に交換可能な事に気が付いたからです。

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 さすがにこのライトに高性能なエネループなどの電池を入れようとは思いませんが、よく100円ショップに置いてある一本100円(税抜き)の電池でも普通に充電をしてあげると結構ライトとして使え、もちろんハンドルでの充電もできます。私はこういった品物こそエコな災害用品だと思うのですが、いわゆる日本の家電メーカーは長期にわたって使えるこうした製品を世に出すことに熱心ではないようなのが残念です。本当はこのような製品が常に購入できればいいのですが、単に停電対策ということならあえて充電機能がないシンプルなラジオやライトを、充電したニッケル水素電池で使っていった方が結局は長く使え、エコであると思えますね。


自分で決められる行程だからこそ

 日々の生活の中で、ある程度の決め事があってそれをこなしていくことでメリハリを付けるということはあると思います。今のところ私にとってのブログ更新というのがそうしたものになるのかなと思いますが、何とかここまでは途切れることなく書いてはいますが、今後の状況によっては必ず毎日更新できるかということはわかりません。たかがブログでと言われるかも知れませんが、例えば風邪をひいて高熱を出し、はたから見ていても苦しいのがわかる状態でわざわざブログを書く人というのも世の中にいるかも知れません。

 このように、ある種の人たちの中にはこのように自分で決めたことを何が何でも必ずやらなくてはならないと考え、そんな縛られた考えによって大きなストレスを抱え込んでしまったり、悪い体調をさらに悪化させてしまうような状況がないとは限りません。それでもブログや日常にやることぐらいならそう深刻な結果にはならないとは思いますが、命にかかわるような意地の張り方をしてしまう場合だってあると思います。

 中国の万里の長城を巡るツアーで遭難事故が起きたという話は、52年振りという大雪によって日程の断念を余儀なくされなければならないものだったと思いますが(ツアーの日程に予備日はなかったようです)、とにかく予定の行程を消化しようと日程を強行してしまったため起こった悲劇であることは間違いないでしょう。もしかしたらツアーに参加された方やガイドの方はこれだけの大雪が降るということは予想しないまま出発したのかも知れませんが、出発後の降雪の様子を見て引き返すという選択もあったはずです。

 まだ第一報が入ってきている状況のみで、具体的に現場で何が起こったのかはわからずに書いていますが、こうした遭難事故が起こるたびに、止める決断の大切さについて思います。それでも今回の遭難事故については現地のガイドの方が下山して知らせたことにより遭難の事実が知らされることになりましたが、もしガイドも何もなく自分の意思で移動している中で無理な日程を消化しようとして事故になったり遭難したとしたらさらに絶望的な状況に陥る可能性もなくはありません。それは、車中泊の旅を楽しんでおられる人たちには常に関わってくる問題であると言えるでしょう。

 先日、新潟から能登半島を目指し、白川郷を通って帰ってきたのですが、現地でどうしようかと考えた際、まずは余裕を持って日階日の夕方前に自宅に帰り着くような日程を考え、特に帰り道は一度通ったことのある道を選ぶなどしました。それでも前半は無茶な日程だったのですが(^^;)、その分後半にゆるめたといった感じですね。初日は訪れる場所と時間が決まっていたので少々睡眠時間を削らざるを得ませんでしたが、翌日はかなり早めに宿泊場所に入り、早朝から活動するにしても普通以上の睡眠時間が取れるように行く場所をしぼりました。そのため、日曜日のお昼過ぎにはもう自宅に着いてしまってもう少し他の場所を回っておいた方がいいかなとも思ったのですが、ある程度余裕を持たせた日程の方が翌日への活力も出てくるというものです。秋の季節というのは車中泊にはいい環境なので、週末を中心にさまざまな所へ出掛けられることが多いかと思いますが、現地の情報収集をしっかりしながら余裕のある日程でお出掛けするようにしたいものですね。


防水でBluetoothが付いた WILLCOM HONEY BEE 5

 PHSのウィルコムの通話専用端末で、Bluetoothを搭載したスマートフォンなどの子機として使えるSOCIUSは今もそこそこ人気があるようですが、今回紹介するHONEY BEE 5の登場で、その座は完全に逆転するはずです。というのも、SOCIUSと同様にBluetooth搭載の上、待望の防水機能およびウェブブラウザ(Flash Java搭載)も使え、カメラも付いています。

 電話機単体でネットができるといっても、ウィルコムの電話機からの利用については携帯サイトも使えない狭い画面でのネットしかできないので、電話機をパソコンとUSB接続してモデムとして使う方が良さそうではあるのですが、通信を目いっぱいすると通話定額を付けていてもさらに3千円弱かかってしまいますし、カメラが付くことで持ち込みを制限される場所もあるでしょう。それでもやはり防水機能というのは魅力的です。というのも、メインの待ちうけがPHSでなく携帯電話会社のスマートフォンの場合、もしお持ちのスマートフォンが防水対応でなかったら、HONEY BEE 5以外の端末を水が入ってこないようなケースに入れて持ち運べば、通話関連は全て防水機能のある子機でやってくれますので、水の進入しにくいケースをセットにすれば普通は全ての機材が濡れてしまうところを回避したまま通話ができるというわけです。水濡れが怖いような場合は極端な話、ビニール袋の中にでもスマートフォンなどを入れてバッグの奥深くにしまっておけば、水の中に落とすようなことさえしなければ安心してどの電話も受けられるようになるわけです。

 さらに嬉しいのは、SOCIUSではできなかったBluetoothで親機としてヘッドセットやハンズフリー機器とリンクできるということがあります。コードレスのイヤホンマイクは状況によっては必要な場合があり、特に運転中に電話が掛かってきたときにもこれで安心です。

 以前のウィルコムの電話機で防水仕様のものもなかったわけではないのですが、他の携帯電話会社と比べると防水端末のラインアップが弱いのが残念なところでした。ただちょっと気になるところがあって、充電のためにACアダプターが付属するとあるのですが、これまでのHONEY BEEシリーズのように充電のためにコードをつなぐようだと、コードを付けるところのカバーがだんだん取れてきて防水機能が損なわれる可能性が出てきてしまいます。今私が使っている防水携帯ではそういうことを見越して卓上ホルダを同時に取り寄せたのですが、そういったオプションか、他の携帯電話会社でやっているように充電台に置くだけで充電可能な仕様であってくれるとうれしいのですが。ちなみに、今私が使っているSOCIUSの充電用microUSB端子のカバーはすでに取れてしまってありません(;_;)。

 さらに言うと、私の場合もう一つの問題があって、今使っているSOCIUSの電話機残債があと1年残っているんですね(^^;)。しかしSOCIUSから1年でこうした機種が出てきたことを考えると、Bluetoothによる他の電話の子機として使えるのがデフォルトとなるのかどうかというが気にかかります。もし何も進展がなかったとしたらそのままHONY BEE 5に機種変更すればいいので、多少は気が楽にはなりましたが。


標準SIMかmicroSIMか、それともnanoSIMか?

 NTTdocomoの通信カードの形で提供されるDTIのServersMan SIM 3G 100を先日申し込んだのですが(まだ通信カードは未到着(^^;))、私の契約した2012年11月からそれまでの標準SIMだけではなく、microSIMでも提供されるようになりました。料金はどちらも同じですが、今のところお互いのカードの切り替えについてのアナウンスはなく、標準SIMとmicroSIMを交換する場合には一旦現契約を解約して新たに契約を結びなおす必要があります。

 現状では私の持っている端末の環境の中には携帯電話機を含めてmicroSIMが使えるものはなく、あえてmicroSIMを入手しなくてもいいかと標準SIMにしたのですが、今考えるとあえてmicroSIMで契約しておいて、microSIMにかぶせて使うアダプタを使って利用するという手もあったかなという気もします。そうすれば、今後新たな通信端末を購入した際にその端末がmicroSIMカードを使うものだったらそのまま挿入して使うことができそうです。

 そう考えるとmicroSIMの方を手に入れた方がよかったかも知れませんが、話はそう簡単ではないような気がします。というのも、microSIMを標準SIMのようにして使うアダプターの強度に不安があるのですね。単にスライドさせて挿入するものならアダプターで固定すれば何とかなりそうですが、端末の中にはカチッと音がするまでカードを押しこむことにより挿入するものがあります。私の持っている端末の中ではSONY Tablet PとGalaxy Tabがそうなのですが、これらの端末にmicroSIM+アダプターの組み合わせでカードを使った場合、アダプターからmicroSIMカードがずれてしまった場合、最悪カードが中にはまったまま取り出せなくなる恐れが出てきます。はずれないようにテープで固定する方法もありますが、そうすることによってカードの厚みが増し、挿入自体ができなくなったり逆に抜けなくなる可能性もあるんですね。できればそうしたトラブルとは無縁でありたいということもあり、将来の事を考えてカードの形状を新しくするよりも、とりあえず今はアダプタを使って利用することは考えるのはやめにしました。今ある契約の中で標準SIMをmicroSIMに交換してくれるようなサービスが出てきてくれればそれを利用するというパターンもありかなとも思えますが、SIMカードの種類が最近また増えたのでややこしいことになってきました。

 実は現在iPhone5で採用されたSIMカードの形式が、microSIMより小さいnanoSIMカードというものを採用してしまったのです。そして何とNTTdocomoも現在発売している端末にnanoSIMカード対応のものがないにも関わらず、海外から入ってくるであろうSIMフリーのiPhone5でドコモの通信網を使えるようにnanoSIMの発売を開始したとのことなのです。

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 ちなみにこの写真で左から標準SIM、microSIM、nanoSIMとなっているのですが、元々microSIMもiPhoneでの採用とともに出てきたものだけに、今後はnanoSIMが他のスマートフォンにも採用され主流となるかも知れません。そうなったら今microSIMに変更してもまたnanoSIMに変更しなければならなくなってしまう状況も考えられなくもないわけです(^^;)。nanoSIMをmicroSIMにするアダプタを作るのは写真で見ただけですが難しいでしょうし、何よりも今の標準SIMでタブレット端末もスマートフォンも、普通の携帯電話もカードを差し替えて使える環境に満足して使ってもいます。私が今ドコモと通話用のプランで契約しているSIMは元々Galaxy Tabに差していた標準SIMですが、このSIMは現在キッズケータイに差し替えて使っており、通話用としてとても満足しているのでこれはそのままにしておき、私がSIMを変更する場合はデータ専用のものになると思います。さしあたっては、将来的にnanoSIMが採用されたiPhone以外のスマートフォンの登場を待ってからどうするか考えても遅くはないような気がします。とりあえずそれまでは何とか今使っているスマートフォンを使い倒せるように、大事に今のスマートフォンを使っていきたいですね(^^)。


SONY Tablet P 3G+Wi-Fiモデル SGPT211JP/S

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 以前、パソコンを使って外から仕事関係のネット接続が必要だという知り合いにiiJmioの950円SIMカードを紹介し大変有り難がれていたのですが、その方から改めての依頼を受けていました。

 今まではパソコンからのみ仕事用のツールが提供されていたのが、最近になってandroidやiPad系のタブレットでも同じようなことができるようになり、できれば飲み会の席で急にアクセスが必要になっても対応できるようにスーツの胸ポケットに入るようなタブレットはないかとかなり無茶な依頼だったのです(^^;)。とりあえずは発売になったばかりのiPad miniとか対抗で安値で出ているNexus7あたりとWi-Fiルータの組み合わせを紹介しようと思っていたのですが、最近いろんなお店で、今回紹介するSONYのTabletのうちPシリーズが予備電池やケースとセットで2万円ちょっとで売りに出ているのを発見し、これだと思ってその方に連絡しました。そうしていろいろ見ているうち、つい私も使いたくなってしまい、またモバイル端末を増やしてしまったという次第です(^^;)。およそ1年前に出たタブレットですが、すでに販売当初のandroidのバージョン3から4.03へのアップデータが提供されていて、しかもWi-Fiルータを必要とせずFOMAカードによる通信ができるSIMカードスロットを備えています。ちなみに、SIMカードは通常版なのでSIMカードの種類によってはアダプターが必要になりますので注意しましょう。私の場合もその方の場合も通常版のSIMでIIJと契約していたので、特にSIMカードを変更することもなく使えることがわかっていたので移行もスムーズに行きました。

 本体を取り出してのセッティングの際、ある程度(半分以上か?)のバッテリー容量がないとandroidのバージョンアップ作業ができませんでしたので、とりあえずはバッテリーの充電をしっかりしておいてと連絡し、一通り業務用のツールを使えるようにセッティングしてあげたのですが、その方はパソコンのキーボードは使い慣れているものの、スマートフォンの特別な入力の仕方についてはほとんど予備知識がない状態だったので、Tablet Pの独自の入力環境は実に有り難かったです。

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 写真のように、文字入力が必要な状況になると、二画面あるうちの下半分にキーボードが出てきます。小型のキーボード付きマシンを彷彿とさせる出来で、かなりスムーズに入力することが可能です。今までソニーがどのような売り方をしてきたのかわかりませんが、パソコンは習っていてある程度キーボードに慣れ親しんでいる人ならばいわゆる中高年向きに結構売れて、今安くなっているような状況もなかったように思えるのですが。

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 そして、やはり特徴的なのが2分割された画面です。多くのアプリケーションで上の画面のみ使うか2画面を両方使うかを選択できるので、上下で切れる部分はありますが領域を広く使うことができます。こうした形を見て多くの人が思い付くのが電子書籍のリーダーとしての使い方だと思いますが、写真はアプリの「縦書きビューワー」を使って表示を行なったものです。「縦書きビューワー」は青空文庫にも対応していますので、いわゆる名作をいつでもどこでも文庫本を読むような形で読むことができます。文字の大きさを「大」にしてもそれほど大きくはならないのが残念ですが、お金をかけないで過去の遺産を楽しむだけならこの組み合わせでも十分でしょう。

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 もう一つ、あまりこの機種で語られないメリットがあります。充電用のACアダプターは5V2Aのものになっていて、端子の形状はPSPで使われている一般的なものです。つまり、ケーブルはPSP用に出ているものが流用できますし、外出用にUSB端子の付いたACアダプターやシガーソケットアダプターを用意する場合はiPad用の5V2Aをカバーする製品を流用するだけで済みます。私の場合はすでに両方を持っていましたので、電源周りの新たな出費はしなくてすみました。あえて言うなら付属のmicroSDカードの容量が2GBと少ないので、必要に応じて大容量のものを支度しておけばいいでしょう。

 実は先日紹介したばかりのHONDAが提供するツーリングマップルはすでに持っているGalaxy Tab初代機ではバージョンが古い関係でインストールできなかったので、今回このタブレットを入手し、二分割ながら大きな画面で地図を一覧表示できるよりになり、購入できてよかったと思っています。ただ、この端末にIIJmioのSIMカードを入れてしまうと、スマートフォンに常にSIMカードがない状態なので、ここは思い切って月490円のDTIのSIMカードを増やすことにしました。使い勝手などは改めてここで紹介することができると思います。


HONDAが無料で提供する スマートフォンで使えるツーリングマップル

 ツーリングマップルという二輪車のための紙の地図があるのですが、これは以前のブログでもちょっと紹介させていただきましたが、地図に書き込みがありそれを見ながら観光するのも楽しい、コンパクトにまとまった紙の地図です。

 二輪車のツーリング用に作られたということもあり、有料道路の料金や道の説明はツーリングに便利なように二輪車用の情報に終始しているものの、有名な観光地の説明が地図上に直接書き込まれていたり、季節による渋滞情報(紅葉の季節に大渋滞など)が道路の位置を示しながら書かれているので車での旅でも結構役に立ちます。

 今回、HONDAが主に自車のユーザーのために、全日本エリアのツーリングマップルの本の内容をそのまま無料で提供されるということになったということで早速導入してみました。ありがたいことにこのツーリングマップルを使うための特別な資格は必要ありません。導入のためにはまず、「まっぷる マガジン」というアプリの導入が必要です。このアプリはマップルが提供するさまざまなガイドブックをダウンロードして利用できるようにするアプリで、普通は有料で書籍が提供されるのですが、無料でダウンロードできる書籍というわけです。

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 地図へのアクセスには全体のページの中からインデックスを選んで直接見るパターンと、スマートフォンらしく現在位置周辺の地図を自動的に表示してくれるパターンがあります。ページ全体をスマートフォンで表示すると上記のようにちょっと様子がわかりませんが、画面の拡大は画面にタッチすることで簡単に行えますので、何とか狭いスマートフォンの画面でも読めます。もちろん地図だけではなくツーリングマップルの巻末にあるおすすめツーリングコースの案内や各種問い合わせ先の情報などにもアクセスできます。高速道路や有料道路、フェリーの料金表示は二輪および自転車のみで車の料金はありませんので、その点は車の旅の場合は別に調べましょう。

 ただ注意したい点は、これはあくまで電子書籍であって地図上の点からジャンプしたり他の地図アプリでできるようなことはできず、あくまでページをめくる感じでの操作のみサポートされ、必要な情報にアクセスするためには改めて目次のページからジャンプするという形になります。地図も拡大すれば明細図が出るわけではなく、あくまで一枚の地図の拡大になるだけです。また、市街地の地図なども搭載していません。GPS用の地図としてこれを使えるのかと考えている人にとっては残念ながらそういうものではない紙の地図を電子化したものであることをご理解ください。

 ここのところ私は、紙の地図はほとんど持たずに、高速道路でもらえる大きな地図のみを使っていたのですが、全日本版ということで情報的には大味ではあるものの、知らない土地周辺にあるものが一覧でわかりますし、今後いろいろ使える状況も出てくるでしょう。HONDAの二輪車ユーザーでなくても、この地図自体は無料で使えるというのも実にありがたいことです。小さい画面のスマートフォンよりも、大画面のタブレット端末で使うとさらに利便性が上がると思いますので、従来の地図アプリやナビゲーションとお互いに補完しあいながら使うのがおすすめです。


Nintendo wii リモコン専用ストラップ

 スマートフォンの中でも最近では大画面が魅力の5インチタイプや、タブレット端末の中でも何とか片手で持てるiPad miniのような7インチ台の端末が数多く発売されるようになってきて、ちょっと心配なのが手から滑り落ちて落としてしまうことだと思います。

 そのためにということもあり、ストラップ用の穴がある端末ならぜひストラップを付けることをおすすめします。携帯電話や小さめのスマートフォンなら首にかけてしまうという手もありますが、さすがに片手で持てるとは言え大きくて重いタブレット端末ではきついものがあります。

 私は片手で持てる程度の端末用に、Nintendo Wiiリモコン用の純正ストラップを使っています。一本300円というのは100円ショップに置いてあるストラップと比べれば高いですが、作りという面ではしっかりしたものですので使っていて安心感がありますね。

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 このストラップはゲームに熱中した人が誤ってリモコンを飛ばしてしまわないように工夫されています。可動するストッパーが付いていて、いったん手に通したら手首の大きさまで絞って止めることによって、リモコンを離してしまうことがあっても落ちないようになっています。

 外出先で歩きながらタブレット端末を使うような場合は、このストラップで手首にしっかり固定していると安心です。手から外すのもそんなに面倒な手間ではありませんし、落として壊してしまうリスクを考えると、やはり付けておいた方がいいでしょう。また、私の場合以前ちょっと紹介したことがありましたが、車の中にスマートフォンを固定しカーナビ代わりに置く場合、急ブレーキや事故の時にどこかへ飛んで行ってしまわないように、このストラップをどこか取り付けられるところに付けておくことができます。支柱のような細いところでもこのストッパーで絞っていけばあそびがなく付けられますので、スマートフォン以外にもストラップ穴が付いているもの全般で便利に使えると思います。もしご自宅にゲーム機のWiiがある方は、ストラップをスマートフォンやタブレット端末と付け替えてみて、その使い勝手を試してみてはいかがでしょうか。