車内から脱出するために必要なもの

西日本を中心にした大雨による被害状況についての映像を見ていると、多くの車が水没してしまったことがわかりました。また、急に水が増えてそれまで普通に走れていた車が流されてしまっている映像を見て、特に日没後の状況では車を使って逃げるということはたとえ周辺の地理を知っていたとしても、何が起こっているかがわからないので車での避難は難しいのではないかという思いを強く持ちました。

また、岡山県や広島県では山が崩れて土砂に埋まったような状態の映像が見られましたが、たとえ車の側面の半分以下の土砂であっても中からドアを開けて外に出ることは難しくなると思われます。そんな時に役に立つのが先の尖った形の車のサイドガラスを割ることのできる緊急脱出用ハンマーの存在です。

ご自身の乗られている車に愛着を持っている方だと、自分の力でドアが開けられるならできるだけ車を壊したくないと思う方もいるかも知れません。しかし、容易にドアが開けられないくらい冠水した水で水没してしまった場合や、土砂に埋もれてしまった場合、もはやその事自体で車の機能(主に電気系統)は使えなくなり、普通は保険を使って全損扱いになってしまう状況にあります。雨が降り続いていたり、さらなる土砂災害の恐れがあるような場合は車の窓を割るか割らないか悩んでいる前に行動を起こさないと、運が悪ければさらに車の周りに水や土砂が流れてきて脱出にさらなる困難が起こる可能性があります。

脱出用のハンマーがない場合、かなりの力のある人がガラスを叩いても、ヒビは入るかも知れませんがなかなかガラスを割って脱出することは難しくなります。緊急脱出用のハンマーは先が尖っていることで少ない力でも一点に集中させることができるという特徴を持っています。

現状で私の車は普通車であるものの、後ろに人を乗せるということはあまりないので、前方ドアのサイドポケットに一つずつ入れています。こんな事を書いていてもまだこのハンマーを使ったことがないので説得力がないかも知れませんが、もし同乗者がいた場合は一人一つハンマーを持って叩き割ることができるので、どちらかが先に破ればそこから二人逃げてもいいですし、二人同時にやれば心理的にもパニックになることか少なくなるのではないかと思った上で用意をしています。

そんな私のように考えた人がいたのか、ネットショップの中では緊急脱出用ハンマーを2個セットで販売しているところがあります。実際にカーショップだったり100円ショップでも売っているところがあるのでネットで購入することが全てではありませんが、こうした「いざという時に役立つ」物というのは買おうと思った時に買って車に載せておかないと、本当に必要な時には間に合わない場合があります。本来は車を購入した際の標準装備として用意されるべきものではないかという感じもするのですが、まだ持っていないという方は真剣に購入を考えておくべき品ではないかと思います。


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日々の生活の中でいざという時にいただける食べ物は

台風と梅雨前線の影響で、日本全国のどこでもかなりの雨が降り、各地で被害が出ているようです。自宅を出て避難されている方は大変だと思いますが、そんな中改めて災害時の食事をどうするのかという事で考えてみました。

このブログでは過去に長期間保存可能な災害用に特に作られたいわゆる「災害食」というものを試したことがあるのですが、そうした蓄えとともに必要になってくるのは日常生活の中で購入している保存食やインスタント食品、主食を冷凍するなどしていざという時に備えるというものです。その方法では時間のない時にすぐできるものとしてストックしておくものがいざという時にすぐに食べられる非常食になるというところがあるので、特に今回のような被害が予測できる大雨の予報が出た時に買いだめをしておけば、すぐに活用することができます。

多くの方はお湯があればすぐ食べられるカップ麺や、電子レンジを使って調理が完了するパックごはんや各種冷凍食品を想像すると思います。もちろん、そうした食材をストックしておくことは間違いではないのですが、ライフラインが災害時にどうなるかということを考えると不安です。具体的には電気が止まったり水が出ない状態でどうなるかということです。

ですから、個人的には災害の状態に応じた数々の状況を想定した上で各種食品を組み合わせて用意しておくことが大事ではないかと思います。一応、4段階で考えてみると以下のようなことになると思います。

その1 電気・ガス・水道が使える場合

この場合は別に今ある食材をそのまま調理し、お米も炊けます。このお米という食材は、日本人がはるか昔から利用してきた備蓄が効く食品であり、普段の生活の中でもお米は常にストックしておくことが大事だと思います。何もおかずがなくても「塩むすび」にして食べてもいいわけなので、毎日の食事の中でお米を炊いて食べる食生活をされていない方は、毎日でなくてもご飯を炊いて食べる習慣を考えてみられてはいかがでしょうか。

その2 水はあるが電気・ガスが止まっている場合

先日の大阪の地震の後に、一部地域には家庭ごとにカセットコンロが配られました。水については早い時点でも給水車で供給されることは考えられますが、災害の規模にもよりますが、簡単な調理やお湯がわかせるだけでも有難いものです。そうなると、いわゆるカップ麺や袋麺のインスタントラーメンだけでなく、パックごはんやレトルトカレーなどのパックに入ったレトルト食品も活用できます。また冷凍食品の中でもレンジでなくフライパンで作ることのできるものもありますので、冷凍食品を買う場合は電子レンジでなくても使えるものも入れておき、鍋だけでなくフライパンも用意しておくといいでしょう。そして、多くの冷凍食品を常にストックしている場合は、保冷剤とともに大きめのクーラーボックスも停電対策として用意しておきましょう。

その3 水も電気・ガスも使えない場合

このブログでは主にキャンプ用品を使用し、カセットコンロがなくてもお湯をわかしたり主にソロ用の調理のレポートも載せてはいるものの、ここではあえてライフラインが全く使えず、給水車も来ないようなケースも想定してみます。水もお湯も作れないとなると食材をそのまま食べるということになります。そのままでも食べられる食材というのは限られますが、この場合はパンが役に立ちます。
よく、避難場所ではお弁当とともに菓子パンが配られるようなケースがありますが、袋に入っていて常温でいただけるのが良い反面、菓子パン自体を備蓄することは難しいという問題があります。
そこでおすすめしたいのが、日々の食事で食べている食パンのような味の付いていないパンが残ったら一枚ずつラップでくるんで冷凍しておくという方法です。これなら冷蔵庫の電気が切れても冷凍庫に保冷剤を入れておき、クーラーボックスに保冷剤とともに移すことができれば食べる分だけ解凍すればそのまま食べられます。いつも食事に使っているジャムやピーナッツバターもストックしておけば、好みの味でいただけます。
また、食パンはこれも常温で保存可能な缶詰を開けてそれと一緒に食べたり(ツナ缶は結構便利です)、かなり食事としてのバリエーションが増えるという特徴もあります。お湯が手に入る状況でもカップ麺だけでは物足りない場合にはスープに食パンを浸していただくという手もありますし、時間の経過とともにライフラインが復旧するまでのつなぎの食材としてのポテンシャルは高いものだと思います。

こうした日々の生活の用意の元で、もう少し何かが欲しいということになったら長期保存が可能な防災用の食品を補完的に使うような感じでもいいのではないかと思います。今回紹介した食品はどれか一つを用意していけば良いということはなくて、どんな状況でも対応できるような形で、普通の生活をする中で、それぞれの食材を用意しておくことの大切さというものを感じます。


中部横断自動車道の開通見込みの状況

先日、山梨県内にとうもろこしを購入しに国道52号線をひたすら走りましたが、その国道52号線沿いに工事が行なわれているのが「中部横断自動車道路」という高速道路です。現在は山梨県の六郷インターチェンジまでが開通しているのですが(六郷インターからは既に中央自動車道の双葉ジャンクションに接続できます)、特に新東名の新清水インターから直結するはずの静岡県側の工事が遅れ、国土交通省の発表によると、静岡から山梨県内に入った後のトンネル工事が難航しているとのことです。今回の発表をもとにして、その経路と開通情報をまとめてみました。

・新清水インターから富沢(山梨県)インター 2018年度中に開中予定

・富沢インターから南部インター 2019年夏頃に開通予定

・南部インターから下部温泉早川インター 2019年度中に開通予定

・下部温泉早川インターから六郷インター 2018年度中に開通予定

ただ、個人的には2018年度中の開通を目指している新清水インターから富沢インターまでは20.7キロあり、高速を降りないで直接静岡県側から山梨県に入ることができるので、かなり利便性は高まってくると思います。先日のブログで紹介した南部の道の駅について、これが高速道路と共用になる休憩施設になるのかによっても違ってきますが、もし南部の道の駅が国道52号線からしか使えないのなら、静岡から山梨に行く場合はあえて富沢インターで降りて下道でいろいろ買い物をするというのもいいかなとも思います。

今のところ、すでに完成している中部横断自動車道沿いにある休憩施設は「道の駅富士川」と、同じ道の駅ですが規模は小さい「道の駅しらね」がありますが、高速道路からはいったん降りないと利用できません。まあ、新東名から乗り入れる場合、新東名清水のパーキングエリアは充実していますから、中部横断自動車道路はスルーして中央自動車道に入ってから考えるというのも一つの方法ですが、先日国道52号線を通しで走ってみて、それなりに下道の面白さというものを感じたので今後、高速道路開通とともにこの状況もどう変わっていくのかというところについても、調べていきたいと思います。


セブン銀行はATMで攻める姿勢を貫くか

たまたま新聞でセブン銀行の社長さんのインタビュー記事を読んだのですが、2019年には全国のATMの入れ替えをするという意向があることがわかりました。セブン銀行と聞いてちょっとなじみがないと言う方でも、全国のセブンイレブンやイトーヨーカドーに設置されていて、多くの銀行と提携しているATMです。

今回の話が面白いのは、開発にNECとタッグを組み、「顔認証」の付いたATMを新たに設置するというものです。この顔認証というのは、ネットで調べたところすでにお隣の中国で一部の銀行が使っているようです。

その銀行では、お金の出し入れや振込でATMを操作する場合に、自分の顔をカメラで映して生体認証をすれば、後は身分証明用の番号を入力するだけでカードを持たなくてもお金の出し入れができるようになっているのだそうです。このような事が、セブン銀行に口座を持つ人だけでなく、提携の銀行を使っている人にも利用できるようであれば、一つの可能性が見えてきます。

車での旅行の際、冬の寒い時期にインキーをしてしまった場合、それでもスマホがあれば連絡やおサイフケータイを使った買い物をして急場をしのぐこともできましょうが、電話すら車の中に置いてきてしまったら万事休すです。しかし、この顔認証による出金の手続きがセブン銀行のATMでできるようになれば、マイナンバーか銀行の方で設定した証明番号の入力とセットになるのではないかと思うので、番号を頭の中に記憶しておく必要は出てきますが、何もなくても自分の顔が証明になって取引きができるということにもなっていくでしょう。

また、大きな災害があり、家の中のものが全て失なわれてしまったとしても、自分の体一つでとりあえず身近なものを購入することができる現金を引き出すことが、コンビニATMから直接できるようになるかも知れません。災害時にコンビニの営業が正常に行なわれるかどうかという懸念はありますが、自ら移動して災害の影響のない場所のコンビニまで行くという方法も取れるでしょう。

まだ何の具体的な発表もない中で書いていることですが、中国の顔認証付ATMは事実そのようにして出金することができるようですので、今後の展開が期待できます。また、例えば現在セブン銀行で使えているLINE Payなどで活用できるようになるなら、今のところはカードなしで電子マネーを手数料を掛けて急な利用のため現金出金できるくらいしか思い浮かびませんが、現状では考えられないような新たな使い方が出てくるようであれば、もはや地元の銀行の口座であってもセブン銀行のATMを利用するようになってくるかも知れません。

そんなわけで、今後セブン銀行および提携している金融機関で出てくるアナウンスに期待しながらその時を待ちたいと思っています。


ぷらっとこだまエコノミープランの「ドリンク券」について

新幹線を早く目的地まで到着する乗り物だと思っている方にとってはそれほど魅力的ではないかも知れませんが、多少時間はかかっても安全に旅気分を味わいながら列車での移動を楽しむことについて、東海道新幹線の各駅に停車する「こだま」専用の旅行クーポン「ぷらっとこだまエコノミープラン」は安く目的地に着くことができるという魅力があります。

さらに、各駅に停まる際に「ひかり」や「のぞみ」の通過待ちをするため出発を待たされるディメリットを補うために新幹線の乗車クーポンだけでなく、JR東海の駅構内にある一部を売店で交換することが可能な「ドリンク券」が付いているのもこのプランの特徴になります。

個人的にはまだこのプランを使ったことのない人にも便利に使ってもらい、一部を除いて特急列車が消えた東海道線の風景を楽しめる「こだま」での旅を楽しんでいただきたいということもあり、ここではぷらっとこだまエコノミープランの「ドリンク券」について詳しく紹介させていただこうと思います。

まず、ここは大事な話なのですが、新幹線自体にあまり乗らない方にとっては考えられないかも知れませんが、各駅停車の「こだま」には食堂車はおろか車内販売もないという事実です。ですから、車内で「ひかり」や「のぞみ」と比べて長い時間を到着まで過ごさねばならない場合、食べ物や飲み物は事前に購入しておくということが必須となるわけです。そんなわけで、この「ドリンク券」も駅構内にあってドリンク券との交換が可能なお店(そのお店の前にはステッカーが貼ってあります)を探して交換してもらう必要があるということです。少々手間は掛かりますが、乗車前に交換しておくことをおすすめします。もしぎりぎりになったりお店が閉まっている場合の対策については後で書きます。

その次に、この「ドリンク券」がどんなドリンク券と交換できるのかということについて、チケットを販売するJR東海ツアーズのホームページから引用して箇条書きにします。

・660ml以下のソフトドリンク一本(医薬部外品をのぞく)
・350ml以下の缶ビール
・500ml以下の酎ハイ、発泡酒

いわゆる健康ドリンクは除外になるものの、以上のドリンクがチケットと引き換えで追加料金なしに交換できます。ソフトドリンクの価格は最近は「トクホ」と呼ばれる飲料が高価ですが、その他にも「660ml以下」という条件もありますので、何を選ぶかでかなりお得に普段飲めない飲料を車内で楽しめるでしょう。

ただ、お酒については一つ例外があります。日本酒はこのチケットでどんなものであっても交換することはできませんが、187mlのワイン(赤・白)であれば、このチケットに170円を追加して払うことで交換が可能です。ワイン党の方にとっては追加料金を払っても飲んでみたければ、行きか帰りのどちらかに試してみてもいいのではないでしょうか。

さらに、このドリンク券については未使用の場合でも返金処理はできないのですが、その代わりにもう一つの特徴があります。というのも、乗車チケットについては指定した列車のみ有効なのですが、ドリンク券については出発日から1ヶ月有効になっているので、よく駅構内を利用する方であれば、乗車日にやむを得ない事由でドリンク券を使えないようなことがあっても、改めてドリンク券の引き換え店舗で交換して後日にいただくことも可能になっています。ただ、交換してくれる店舗は限られていますので、事前にそのステッカーの貼ってある売店についてリサーチしておけば、時間ギリギリで新幹線に乗り、飲み物との交換ができなくても財布やバッグの中に入れておいて、一ヶ月以内に消費するという手もあります。仕事でどうしてもお酒を飲んで行けないような場合は、プライベートの休日に旅行する際にビールや発泡酒、ワインに代えるということもやろうと思えばできます。

このように、ドリンク券で買える範囲の飲み物の中で比較的高い商品を交換することで、さらに旅行にかかる費用が節約できますし、ご自身で駅のお店をチェックしながら、単にお水やお茶という選択肢だけでない冒険をしてみるのには面白いと思います。私も機会があれば駅で売っているワインがどんなものかというのを試してみたいとも思います。


日本がサッカーで世界の強豪国になる条件を過去データから考える

2018年のサッカーロシアワールドカップは決勝トーナメントの初戦が行なわれ、日本は世界ランク1ケタのベルギーに惜敗し、ワールドカップを去ることになりました。個人的には日本とベルギーとの間に不可解な判定があって両国に遺恨が残るようなことがなくてまずは良かったなと思いますが、勝てた試合を落としたと落胆されている方もいるでしょう。

しかし、サッカーの試合を多く見ている人からすると、2対0で勝っている時の試合運びは大変に難しいと言われていることも確かで、ちょっとしたスキを(今回のベルギーの場合は大変に効果的なメンバーチェンジがありました)つかれて追い付かれ、逆転されてしまうことは良くあることです。今回の日本チームについて専門家でない単なるファンが語れることは限られているかも知れませんが、過去のデータを元にして分析することはできます。というわけで、今後日本がさらにレベルアップした場合、どこまで行けば世界でも強豪国だと認知してくれるのかということについて、今の時期だからこそ考えてみたいと思います。

まず、今回日本と対戦したベルギーはランク的には世界のトップに君臨してはいるものの、まだワールドカップを獲得したことはありません。1986年のワールドカップでベスト4(4位)に入ったことがあるので、実績はそれなりにあるとは思うのですが、大会のダークホースには挙がっていても優勝候補の本命とまでは大会前には思われていなかったというのが正直なところです。

なぜそんな風に考えてしまうかというと、サッカーのワールドカップで好成績を過去に挙げているチームは常に固まっていて、なかなかダークホースの存在がワールドカップを獲得するどころか決勝戦に行くことも難しいからです。ちなみに、ロシア大会前までのワールドカップ獲得国は以下の通りです。日本が属するアジアや、オセアニア、北中米カリブ海、アフリカのチームは蚊帳の外という状況です。

・ウルグアイ(南米)
・アルゼンチン(南米)
・イタリア(ヨーロッパ)
・ブラジル(南米)
・ドイツ(ヨーロッパ)
・イングランド(ヨーロッパ)
・フランス(ヨーロッパ)
・スペイン(ヨーロッパ)

さらに、ワールドカップ決勝まで行った国というのもその数は限られます。

・チェコスロバキア
・ハンガリー
・スウェーデン
・オランダ

このうち、「チェコスロバキア」は現在「チェコ」と「スロバキア」に分離独立していますので実質的にはヨーロッパの3国しか決勝の舞台を経験していないということになります。

この文章を書いているのは日本対ベルギー戦の後のことなので、その時点でトーナメントに残っている国について改めて確認してみると、ウルグアイ・フランス・ブラジル・ベルギー・ロシア・クロアチアに、まだ試合が行なわれていないスウェーデン対スイスの勝者、同じくコロンビア対イングランドの勝者となっています。これらの国の中でまだ決勝戦に出たことがないのが、ベルギー・ロシア・クロアチア・スイス・コロンビアになりますが、このうち準決勝に出たことがあるのがベルギーと当時のソビエト連邦(現ロシア)、クロアチアというように、やはり過去の成績が積み重なってワールドカップ獲得が見えてくるということがわかります。

最初からワールドカップ獲得を視野に入れた計画をするなら、3試合ある予戦リーグは2連勝し、3試合目を消化試合にしつつ決勝トーナメントでどの山に入るかを考えつつ試合をする余裕が必要になります。今回の日本は様々な意見が噴出した3試合目のポーランド戦でスタメンを6人代えましたが(そのためベルギーとの試合にハイパフォーマンスを出すことができたと個人的には思っています)、多くの選手を実戦の中で試すことができたのも、今回の日本の2試合までの状況があったからこそできたことであるものの、コロンビア戦の勝利はある意味コロンビアの自損事故に近く、大会特有の雰囲気の中でラッキーな面があったことも否めません。

ですから、ワールドカップの出場が決まったらまずは決勝トーナメントで勝つことが目標になり、1位で予戦リーグを抜けられるだけの実力を付け、最終的にはワールドカップの決勝を目指すだけの強化を行なうことが、日本のサッカーのレベルを更に上げるにはどうしても必要になってくるのではないかと思うとともに、今回のロシア大会で新たな決勝進出を果たすチームが現われるかということが個人的には最大の関心事になります。日本に勝ったベルギーをはじめ、コロンビア・スイス、そして今回開催国として実力以上の活躍でロシアが決勝に進めるのかどうか。日本が敗退してもまだワールドカップは盛り上がります。

(追記)
決勝トーナメント一回戦の結果、スイスとコロンビアというまだ準決勝に出たことのない両国が次戦に進めず、どちらも決勝まで勝ち進んだことのあるスウェーデンとイングランドが準々決勝に進みました。そう考えると日本が世界の強豪として認知されるにはまだまだだというように改めて思います。ただ、今回の悔しさを昇華させることでまずは今大会よりさらなる前進を目指して、皆で盛り上げていくのも大切な事なのではないかと思います。


富士山にはなぜ入山料が必要なのか

私自身、静岡県に住んでいながら富士山の頂上まで登ったことがありません。五合目まで車で行ったことはありますが、これは本当にタイミングと言うか、高校生の時に任意の呼び掛けで夏休みに富士山に登るイベントが有り、それに参加していれば良かったのですが、その時にはあえて疲れることをしたくない(^^;)という気持ちと、山登りのための装備を購入するのに費用がかかることから敬遠してしまい、現在に至るということになってしまっています。

静岡県の富士宮登山口からは7月10日から夏の山開きになるということですが(山梨県では既に7月1日から開山しています)、その際にいろいろ懸案になってしまっている事があるそうで、それが富士山が世界文化遺産に登録された2013年に社会実験として行なわれ、翌年の2014年から本格導入された富士山入山料(保全協力金)の徴収に関する問題です。基本的に富士山に登る人一人あたり1,000円を登山者が支払ってくれるように呼び掛けているのですが、多くの登山者が徴収していることに気付かずにそのまま山に入って行くケースが昨年までには多かったのだそうです。

地元のニュースでは静岡県は入山する箇所を人海戦術で固め、多くの人に呼び掛けるということですが、午前4時から午後9時まで徴収施設をオープンさせるとのことですが、その時間外に来た人は払わなくていいのかと素人的には考えてしまいますが、実は「事前支払」という仕組みも用意されています。インターネットによる支払いとコンビニでの支払いも選べるようになっているので、これから富士山に登ろうと思う人が入山金の支払いについて必要なことだと認識すれば、多くの富士山保全のためのお金が集まるわけです。

では、なぜ入山金が必要なのかということになってくるわけですが、これはやはり富士山や周辺が世界文化遺産に登録されたためだと言うことになります。過去に富士山は世界自然遺産として登録を目指していたのですが、この申請は通りませんでした。なぜかというと、実はその雄大で美しい富士山の姿とは裏腹に、富士山の周辺はゴミの不法投棄問題など、その自然を世界に誇ることができない現実が長く続いていて、改めて文化の面で日本人と富士という山岳信仰や浮世絵の題材としても使われたことを前面に押し出して申請して通ったという経緯があります。

世界遺産というものは、申請して通ったから安泰というものではなく、その後の状況の変化で登録を抹消される事もあります。ですから関係者は富士山についての環境を整え、具体的には山小屋のトイレ改修費や救護所などの施設運営のために使われ(主に静岡県側の使い道です)、富士山の環境を守るだけでなく、登山者が安全に快適に登山できるようにも使われています。山の事を知っている方なら、山のトイレについて考えなければならないことはわかるでしょうし、日本人の多くがそれほど頻繁に登るということもないので、富士山に登るための費用の一部として入山料を用意しても別におかしいということはなかなか考えにくいと思います。

富士山の土壌はもろいので、夜中にご来光を見ようと渋滞する中で誰かが石を落としたら、たとえそれが小さな石であってもその勢いで大きな石がくずれて登山者を直撃すれば大怪我をする可能性もあります。またそのような事故で安全に登れなくなった登山道を整備するのにも、地元の方々の奉仕的精神だけに頼るというのは、何か違うと思います。富士登山がブームになりそれをビジネスチャンスと捉える方々もいるかも知れませんが、現地の人達が大挙して訪れる登山者への対応で消耗してしまうような事になってしまっては、元も子もありません。

そんなわけで、このエントリーの最後にインターネットから富士山の入山料が払えるサイトへのリンクを貼っておきますので、この夏に富士山に登る予定のある方は、ぜひそのリンク先をご一読いただけると幸いです。

・山梨県富士山保全協力金 インターネット受付サイト(山梨県側から入る場合)

http://www.cnplayguide.com/asp/evt/evtdtl.aspx?dmf=1&ecd=CNI27456&ucd=&jdt=&kai=

・静岡県富士山保全協力金(静岡県側から入る場合)

http://mountainfuji.jp/


免許証やIDカードをかざして乗る車の可能性

運転免許を取得できる年齢でない人たちが、家族の車を運転して起こす大きな事故は定期的に起こりますが、先日もそのような自損事故が起こり、誰が運転していたのかの情報はないものの、シートベルトをしていなかった人がいて車外に放り出されてしまった方もいたそうです。今回のケースでは早朝の自損事故ということで、他の車や歩行者、自転車が巻き込まれたというようなことは起きませんでしたが、このような事故が起こるたびに、日本の自動車メーカーはなぜこんな悲惨な事故が起こる環境をそのままにしているのかと思います。

同じ想いというのは飲酒運転撲滅のために車内にアルコール検知器を付けた車があればいいと思うのですが、今回はもともと免許を持っていない人や、免許不携帯の状況で運転させないための仕組みが車に付かないかという話です。

免許証は中にICチップが入っていて、一部のスマホで専用のアプリを使うことで、そのICチップに何が記録されているかを見ることができますが(免許を作った時に指定した暗証番号が必要な場合があります)この仕組みを使ってICチップの内容を正常に読み取れたらドアが開きエンジンがかかるようになるような車というのは、今の日本の技術をもってすれば十分に作ることは可能でしょう。というか、大きな会社ではIDカードを使って無関係な人を仕事場に入れないようなシステムは普通に行なわれています。

今回事故を起こすような人が、他人の運転免許証を使って車を動かすような事も考えられはしますが、さすがに運転免許は車の鍵のように家族の誰もが手に取れるような場所に放置しておくことは考えられませんし、自分の子供や孫が不穏な行動をするのでは? と思われた場合は隠すこともできます。

また、ドライブレコーダーが標準装備になることが普通になり、事故や不法侵入を検知したら録画した内容をクラウド保存できるような仕組みもメーカーさえやる気になれば近いうちに実現は可能かと思います。そうなれば車内を中から撮影することで車上荒らしの瞬間をとらえることも可能になるでしょう。そういった車を所有する人のリスクを軽減するような装備が新しい車にも付いていれば、もし車を壊されたり車内に置いておいたものを盗まれたとしても(多くはドアをこじ開けられるようなことが多い)、犯行の様子がしっかりと記録されていれば、泣き寝入りのケースが減り、自動車保険の保険料の軽減にも繋がるかも知れません。

現在の新型車の新装備といえば自動安全ブレーキということになり、そちらが優先される傾向があるのかも知れませんが、自動ブレーキは車検の際の点検項目になるそうですので、車の保有コストは今後ますます上がることも考えられます。そんな中で、車にかかる経費を少しでも抑えるための装備についても自動車メーカーの方々には将来の標準装備になるよう期待したいと個人的には思います。


LCCで頻繁に旅行ができる人たち

これから学生の方々の長期休暇が始まりますが、データ通信が誰でも使えるようになったことと、格安航空のLCCを使った旅行に行けるというのは、そんなものがなかった時期に学生生活を過ごしてきた私などからすると大変羨ましいと思います。

たまたま見たニュースの一コーナーで、LCCを使いまくって安く長距離移動をしている人たちに取材している特集を見ていましたが、格安の中でも一番安い運賃でもさらに一番安い運賃のチケットを購入できたとしても、仕事や日々の用事について日程をチケットの方に寄せて変更する必要に迫られます。

もちろん、LCCを使いながら自分の休みが取れる日程に寄せていき、運賃の方が多少上がっても仕方ないとする方法もあります。テレビでは具体的な運賃を紹介しながらも成田から長崎まで千円を切るバーゲン価格で乗ったことを紹介しつつも、場合によっては安いことは安いものの大手の特割程度の運賃をあえて使っている状況もあり得ることを示しています。

そういう意味からすると、日々悠々自適に年金生活をしている人か学生でないとなかなか最低料金を目指してLCCを利用するのは難しそうですが、それともう一つ格差があるものとしては、地元からLCCが利用しやすいような場所に住んでいるかどうかということもあります。

そういう意味では東京と名古屋の中間点にある静岡に住んでいる私としては、多少時間はかかるものの成田空港や中部国際空港とそれほど離れていない場所に住んでいるのはそこそこ選択肢はあると思いますが、せっかく静岡にも空港があるのにそこから出発する国内LCCが全くないというのは、本当に残念であり本当に静岡に空港が必要なのか? という疑問も出てきてしまいます。

かくいう私も先日の沖縄への旅では最初から富士山静岡空港を使おうとは思いませんでした。LCCを使うなら成田か中部国際空港まで行くという選択肢の中、安いチケットの取れそうな空港から出ることになるでしょう。当然成田から出発して中部国際空港に戻るというパターンも考えます。

ただ、そうしても空港への交通費や場合によっては前泊のホテル代がかかってしまうので、それほど安く行けないというのが正直なところです。そう考えると、将来LCCを目一杯使っていろんな所に旅行に行きたいと考えられている方は、大きな都市の傍で暮らすのがいいという事になるかも知れませんが、今回ニュースに出てきた一つのパターンからもう一つの可能性を感じてしまいました。

というのも、関東近郊でLCCを使いまくっている月収約20万円という女性が、趣味の旅行に出掛けつつも、札幌市郊外で暮らす高齢の自分の母親に会いにいくのに、今までは年に一回出掛けるのが精一杯だったのが、今ではLCCを上手に使って月に一回は会いに行けるようになったという事例が紹介されていました。これは裏を返せば、札幌や那覇に生活の基盤を移すことで、LCCを使って日本国内の多くの都市に行けるということになります。しかも、人口は首都圏と比べると札幌も那覇も少ないので、チケットが取れる可能性も上がるかも知れません。

もちろん、今まで何の縁もない人が札幌や那覇に移住することの是非というものはあるかも知れませんが、安定して自宅からLCCを使える空港の近くに住むということでは茨城や千葉に生活の拠点を置くというのも一つの方法でしょう。

私自身は今後どうなるかはわかりませんが、飛行機で移動した先でレンタカーという形で回った方が効率的な上、LCCで安くチケットを手に入れれば他の公共交通機関で旅をするよりも安価に遠くまで行けることになります。今でも第二の人生を田舎暮らしでなんて風に考えている方も少なくないと思いますが、家族全員で移住する場合、格安で頻繁に首都圏と行き来できるLCCが使える空港がある田舎に移住するという風にすれば、家族の承諾も得やすくなるかも知れませんね。


サッカーワールドカップ2018の公正なジャッジに思う

サッカーワールドカップのロシア大会から、得点にからむような審判のジャッジについて、実際に確認が必要な場合にはVTRを見て確認することになりました。ここまで予選リーグの試合が行なわれ、日本チームはアジア諸国の中では唯一決勝トーナメントへの進出を果たしたわけですが、今後の結果はともかく大会全般の内容がVARというこのビデオ判定のおかげで勝っても負けてもかなりすっきりした感じがありました。これから決勝までの間でも同様なジャッジが行なわれることをまずは期待したいと思います。

今大会のここまでの日本の試合でもポーランド戦では前半にポーランドのシュートがゴールラインを割ったか割らないか微妙な状況があったものの、CGでボールがラインをまたいだかまたがないかのゴールラインテクノロジーで得点になっていないことを確認できましたし、日本と同時刻に行なわれていたコロンビア対セネガル戦でもいったんセネガルがペナルティキックを獲得したかに思えた状況をビデオ確認した結果ノーゴールとなり、後半にコロンビアが得点しそのまま試合が終了したことで日本に決勝トーナメント行きの切符が転がり込んできました。セネガルを応援する方々にとっては悲しいことだとは思いますが、結果については審判が非難されるようなこともなく、もし微妙な判定で日本が予選リーグ敗退になっていたとしても個人的には審判を恨むようなことはなかったのではないかと思います。

個人的に予選リーグを見て素晴らしいと思ったのは、ブラジル対コスタリカ戦で、ブラジルのスーパースター、ネイマールがペナルティエリアで倒されていったんペナルティキックの判定になったものの、ビデオで確認したところネイマールがわざと倒れたのではないかという(相手選手がネイマールが倒れるほど押していなかった)ことがわかり、判定が取り消されてノーゴールになった事実です(その際、ネイマールはシミュレーションとまで悪質とは判断されませんでした)。これで、今回出場しているチーム全てにおいて、審判の見ていないところでズルをしたとしてもそれが得点にからむ重大なものはしっかりと再ジャッジされ、最悪の場合シミュレーションと見なされて自分のチームの立場を危うくする可能性を自覚したことでしょう。

これは、過去に大会で目覚ましい活躍をした選手を暴力的な手段で潰して試合に出られないくらいの怪我をさせるような戦い方が許されていた状況を変え、イエローカード・レッドカードによる制裁措置を生んだ状況と似ています。その時は1966年のイングランド大会でブラジルのペレが予選リーグ対戦国の選手に露骨で執拗なファウルを受けたことが、サッカーにおけるカード導入の一つの理由になったという話があります。また決勝戦では今でも語り継がれるイングランドの「疑惑のゴール」もありました。はからずもこうしたゴールラインを割ったかどうかという点は、今大会のゴールラインテクノロジーですっきりと決着がつけられるようになったのも、ついにここまできたかという感じがします。今後は「これがサッカーだ」というような言い方もできないでしょうし、いかに実績があるサッカー王国であっても、公正にジャッジされて今までのような「演技力」は通用しないということだけでもこれから出てくるであろうサッカー新興国に勇気を与えてくれたことは間違いありません。

今の時点で今後の日本チームがどうなるかはわかりませんが、今後の試合は一発勝負になるのでぜひ正々堂々と戦って、胸を張って日本に帰ってきて欲しいと思っています。