路線バスの路線そのものが大都市であっても無くなってしまう世界に私たちはどう対応したら良いのか

大阪の富田林市などで路線バスの営業運転をしている金剛自動車が、2023年12月20をもって事業から撤退することを発表したことがニュースになっています。大都市ではない場所での利用者減による採算割れでの事業撤退というのは良くあり、現在はコミュニティバスとして地方の足としてその使命を全うしていますが、今回の金剛自動車については、単純にお金の問題ではないという事がこれからの社会に対する大きな問題を私たちに突きつけている気がします。

金剛自動車の説明では、慢性的な人員不足が改善されず、さらに2024年から運転手の働き方改革の実施、いわゆる「2024年問題」によって、早朝から夜間まで、全く乗客がいない中でも毎日運行しなければならない路線バスは、燃料の節約もできず、労働条件も良くないので人が集まらないというところがあるようです。今までは観光バス事業で利益を出して路線バスの赤字を補っていた部分もあるそうですが、最近のガソリン・軽油代の高騰は凄まじい勢いなので、そうした経費の支出増というのも路線バス撤退の背景にはあるのかも知れません。

そもそも、すでに車を買って使っている私としても、今後電気自動車にシフトしていく中で、さらには細かな調整が必要な事故防止のためのセンサーのメンテナンスや、自動運転車を作るコストは車の価格へと転嫁されるだけでなく、メンテナンス費用もかかるということになると、車を所有すること自体が難かしくなってくる可能性があります。私の場合はまだ昔に免許を取ったので、車を手放してもレンタカーや時間利用の車を使うこともあるかも知れませんが、今の20才前後の人については、どうしても車での移動が必要な地域にいれば別ですが、電車でどこでも行けるような都市部に住んでいる人は、もはや免許を取るという選択すらしなくなるのではないかという気がします。

そうなると、必然的に大型バスを運転できる免許を取得するような意欲を持った人も減っていくことが考えられます。すぐに世の中の車のほとんどが自動運転車になれば良いですが、まだ自動運転車が今の道路に入り込んできた時にどうなるかという検証すら済んでいない中で、新卒のバス運転手を雇用することはかなり難しいと思われます。今回の大阪の路線バス廃止のニュースは特別なものではなく、来年になると今の人員でも働き方改革を実行することによって今までのようにシフトを回せなくなり、路線は残っても通勤時のみとか、朝や夜間の便は全て廃止というようなダイヤ変更が行なわれるバス会社が全国で出てくるのではないかと心配しています。

そうなると、旅先では観光地へのバス路線が廃止された中では、最寄り駅からレンタカー利用ということになっていくと思いますが、同じような人が増えればレンタカーも取り合いになってしまって、現地までの新幹線の切符や、宿泊先のホテルの予約が取れていたとしても、現地のレンタカーが取れないことで旅を断念するような事も起こってくるのではないでしょうか。レンタカーの回送についても人手は不足していると思いますし、そうなると折りたたみ電動自転車や電動キックボードでも持って電車で現地まで行くような旅のスタイルが現実的になってきてしまうかも知れません。

それ以上に困るのが、今回の場合でもいわゆる坂の上に作られたニュータウンに住んでいる人たちは、行きは自転車で、帰りは自転車を載せてもらってタクシーで帰る(あるいは往復タクシー)ようなライフスタイルになってしまうのか、今後が読めない状況につながっていかなければ良いと思います。もちろん、タクシーの運転手さんも激務なので、人手不足は慢性的にあると思うので、単純にバスの代わりにタクシーをというわけにも行かないでしょう。

そうなってくると、やはり頼りになってくるのがスマホアプリを使ったコミュニティバスの運行ではないでしょうか。乗り合い場所から目的地と行きたい時間を入力して申請すると、他の人の申請状況によってAIがダイヤを決定するような事もできるでしょう。日中バスが走っている時間には、スマホアプリの地図を見てどこをバスが走っているか確認し、定員の関係でその場で乗車予約ができるようならスマホで予約処理をしてから乗り合い場所に向かってコミュニティバスを利用するようにすれば、空のバスをぐるぐる回さなくても済むので、比較的運行が成立しやすいような気はするのですが。

あとは、通勤時間によって大きなバスを出すことも日々の利用状況を見ながらできるでしょうし、徹底的に無駄をなくして経費を節減するためには、利用者自らがシステムを円滑に使用できるようにならないと難しいのではないかと思います。

こうしたシステムをいったん作っておくと、将来自動運転車のバスが町内循環で回るような場合でも、利用者の要請が無い時にはバスを止め、利用申請があった時に近い所にいるバスを向かわせるようなシステムを作り込めば、「あと◯分で着きます」というような情報もスマホで得ることが利用者にはできるので、24時間運行とは行かないまでも電車の始発に間に合わせたり、終電後の足として利用することもできるようになるかも知れません。

ただ、来年には2024年問題が一気にかかってくるので、急に路線バスが無くなってしまう地域が全国でも出てくるかも知れませんね。ただそうした場合にも、新たなシステムによるコミュニティバス路線の再構築で何とか自動運転が主流になるまでのつなぎを何とかして欲しいところです。


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日本代表チームの活躍が楽天モバイルに思わぬ付加価値を与えた感のあるNBA生配信サービス

バスケットボールというと、私の地元静岡では女子で過去に黄金時代を築いたシャンソン化粧品が近くにあり、その強さが際立っていた頃には実業団リーグ戦などテレビ中継をされている時には見る機会が多かったです。オリンピックにも出場してシャンソンの選手(古くは村上睦子選手や永田睦子選手など)の活躍を見ていたのですが、そのためか女子の試合は良く見ました。

その後、女子日本代表チームは、東京オリンピックで銀メダルという偉業を成し遂げ、女子のバスケは世界レベルに到達している事を世界に示したと言えるでしょう。逆にそうした事があって、女子の選手がテレビのバラエティ番組などに出ているのを見ると、男子との差が際立ってしまいます。東京オリンピックは開催枠で出場したものの、男子はというと世界で勝てずに人気も上がらないという状況でした。

特に男子についてはプロリーグを作る際に、様々な思惑があったのだと思いますがコート外で揉めたこともあって海外での試合禁止というとても重い処分を受けたことが尾を引き、漫画の「スラムダンク」は海外でも大人気なのに日本の男子トップの人気も実力も上がらないという暗黒時代が続いていました。

そんな中、プロリーグが軌道に乗り、静岡でも今季からB2リーグに昇格した地域密着のベルテックス静岡が人気になってきている中、パリ五輪の予選を兼ねたワールドカップが日本を含むアジアで行なわれることになりましたが、ヘッドコーチに東京オリンピックで女子チームを率いて銀メダルに導いたトム・ホーバス氏が就任した話題性はあったものの、世界の厳しさを知っている人にとっては大会で活躍することは大変で、日本でバスケットボールが盛り上がるのか懐疑的な想いがあったことは私の中では事実でした。

同じボールゲームとしてはかつての栄光を取り戻すかのように、近年メキメキと力を付けてきている男子バレーボールでも国際大会で勝ち進んでいても地上波ではなくBS放送での中継(生中継ですが)のみになっていたのを見ていて、果たして地上波で試合を中継しても見る人は限られるのでは? と思っていたのですが、初戦の強豪(結果的には優勝したからすごく強い)ドイツ戦で善戦し、後半の最後には互角の勝負をしていた日本チームの試合を見て、これは相当力を付けているのでは? と思いながら予選の試合を全て見ましたが、試合が進むにしたがって歴史的なヨーロッパのチーム(フィンランド)に対しての勝利もあり、まるで今までの不人気が嘘のように日本チームの試合がクローズアップされて盛り上がっていったのは本当に嬉しかったです。

結局、日本はパリオリンピックの出場権を獲得し、活躍した選手にもスポットライトが当たってきました。今後は活躍した選手の露出も増え、日本国内のリーグも盛り上がると思いますが、世界最高峰の試合を見たいとなると、やはりアメリカのNBAを見たいと思う人もこれからは増えていくでしょう。もしかしたらワールドカップで活躍した選手がNBAに呼ばれるかも知れませんし、八村選手や渡辺選手の本場NBAの戦いぶりを生で見たいと思う人にとって、すでに「楽天モバイル」に加入しているならば、2023年10月20日(金)より、「Rakuten最強プラン」および「Rakuten最強プラン(データタイプ)」に加入していると、「NBA LEAGUE PASS for 楽天モバイル」というNBAの試合のすべて(?)を配信するコンテンツを無償提供で見られるのはものすごい魅力になってしまいました。

恐らく、楽天モバイルの方もこうした奇跡のようなシナリオを予想できる人はいなかったでしょう。ただ、今回じっくりと日本チームの試合を見た後だと、前半でかなりリードを許していても、最後の最後まで何が起こるかわからないスリリングなバスケットボールのゲーム観戦の魅力を知ってしまったので、レベルの高い試合を見ていれば、今後は日本チームを見る目が肥えてくるようになるのではないでしょうか。

現在、日本のサッカーチームは親善試合ではありますがドイツに敵地で圧勝し、トルコにも余裕の戦いで勝利するなど、かなり実力を上げてきていますが、それは多くの選手が海外に出て活躍するようになったからだと思います。バスケットボールも、日本からNBAと契約して活躍する選手が増えれば今よりももっと世界で戦えるチームになっていくのではないかと思います。

ちなみに、NBAを楽天の配信で見るには、1プランの「Rakuten最強プラン」に入っていればそれで良いので、例えば普段はRakutenLinkでの無料通話を使うために使い、データは他のプランで使うような私のような使い方をしていても見ることができます。基本的には電話番号を表示させられる電話を無制限に掛けることができて、もしもの時には月3GB未満のデータ通信量で収められるなら、プロ野球パ・リーグの試合とNBAの配信を生で見られて月980円+税で済んでしまうわけで、コンテンツ利用料として考えただけでもお得なプランに今回のワールドカップで楽天のプランの魅力が増えたということになります。その後はわからないものの、今シーズンは無料で見られそうなので、今回のワールドカップを機にバスケットに目覚めたという方も、今シーズンのNBAを見るために試しに入ってみても面白いのではないかと個人的には思います。


今のうちから冬に向けての電力使用量を気にせず家電が使える環境を作るためにはどうすれば良いか?

新たにソーラーパネルとポータブル電源を購入し、本格的な家庭内ソーラー発電に着手していますが、意外にも自宅での発電量がそこそこ期待できることがわかってきたので、かなり今後への展望が開けてきたように感じています。

といっても、夏にエアコンを四六時中動かすというのは無理で、今のところはDCモーターの扇風機(20W)を付けながらノートパソコンやモバイルモニターを同時に使う(15W程度)くらいのものですが、これだけでも大型テレビを付けないでテレビやネット配信の動画を見ることはできるので、それほど意識しなくても節電にはなっています。

今挙げたものを全て同時に使った場合の一時間あたりの電気量は35Whくらいなので、新たに購入したEcoFlowのRiver2の容量が256Whなので、実質的に使える容量がカタログ値の8割くらいである約200Whあたりでも、6時間弱の連続使用に耐えられるくらいということになります。常に自宅に籠もっているわけではないので、これくらいなら一日の使用量をキープするくらいなら十分で、過去に購入したポータブル電源も同じくらいの容量があるので、一日おきに充電をすることでうまくローテーションを組んでいけます。ただ、これ以上の使い方を考えるとなかなか難しいというのが正直なところです。

現在、自宅のベランダで発電のできる環境については、色々と試行錯誤をしていまして、最初に購入したものの前に買ったポータブル電源で出力があまり見込めなかったことによってしばらく使っていなかった、100Wの折りたたみソーラーパネルを新しいポータブル電源につないだことで、それなりに発電することがわかってきました。改めてそのパネルを現役復帰させることができればと思っているのです。ポータブル電源に接続するケーブル類や物干し吊り下げ機具の整備を今は行なっています。2枚のソーラーパネルを並列に接続するケーブルは購入済みなので、先日購入した120Wのソーラーパネルとつないで使えば、理論上は220W・18Vで出力できる環境が作れ、さらにもう一枚60W・18Vのソーラーパネルを余らせることができます。さらに、3つのソーラーパネルはどれも18Vと同じなので、どれも組み合わせて使うことができるので状況に応じて使い分けることもできるように目論んでいます。

もっとも、新しく購入したRiver2はソーラー入力が最大110Wまでしかできない仕様になっています。120W単体のパネルでは当然110Wも出ませんが、60Wのパネルと連結すると、日が正面から当たる時には110Wぎりぎり出るので、River2を充電する際はこの組み合わせがベストです。ただ、恐らく100Wと120Wのソーラーパネルをつなげると、それ以上の出力になるものの、最大110Wというリミットがあるので、大きなパネル2つを繋げると大容量を出せるものの、今の環境ではその大容量を生かせなくなってしまっています。

そこで、今の環境で最大出力をスムーズに蓄電できるように、新たなポータブル電源の入手も早くも視野に入ってくるのですが、夏から秋にかけてはそこまで電気を使うことは少なくなる(エアコンも使わなくなるので)ので、今後また電気製品を使うことになるであろう、冬にかけてこのソーラー発電の出力を最大限に生かせるような蓄電池および家電の使い方について考えてみることにしました。

今は毎日暑いのでそんなに考えることはありませんが、やはり冬になると部屋はかなり寒くなってきます。ただ、自宅の構造はかなり断熱効果があるだけでなく、一日の中でも長い時間日が当たるので(これがソーラー発電を行なうには好条件になっています)、日が沈んでからと早朝に暖を取れればという感じで、国内でも恵まれている地域に私は住んでいると思います。

昨年はずっと使うのではなく、早朝の寒い時間専用ということで小さな石油ストーブを購入したのですが、電気がいらない反面、今年から来年に掛けても灯油価格の上昇が考えられるので、電気代だけでなく燃料としての灯油代を節約するという意味でも、電気を使った暖房器具が動くポータブル電源をソーラー発電で充電して使えないか? という事を考えてみました。

そうなると、現在使っているEcoFlowのシリーズの中の「River2 Pro」では、設定を変えれば1000Wまでの家電が使え、容量が768Whあるので、600Wくらいの電気ストーブやセラミックヒーターを朝の短い時間だけ使って、使った分を出勤時から夕方までソーラー充電するというような使い方をすれば、本来は冬に増えるはずの電気代をソーラー充電したポータブル電源でまかなうことも可能になってくるかも知れません。

River2 Proの出力は最大1000Wですが、最大1000Wであれば停電時に自宅の冷蔵庫の長時間運用もできますし、いざという時には電子レンジも使えます(自宅のレンジは950W)。洗濯機も水さえ出れば使えますので、災害時だけではなく季節を問わず日々の家電で消費している電気代を減らす方向へ向かわせることも可能でしょう。また、今は持っていないのですが、IH調理器を使うこともできます。特に冬には食卓に鍋を置いてそのまま調理するような事も可能です。こういったこと全てがソーラー充電した電気で賄えるのであれば、その分の電気代のコスト負担なしで使える状況は増えていくと思われます。

ただ、容量が多い分、使い切ってしまったポータブル電源を満充電するには晴天の日でも一日では足りなくなるかも知れません。その場合は60Wのパネルで今使っているポータブル電源を充電しながら、出力の大きな家電を使うのはその時だけ我慢して、何とか電気代の負担を少なくしたままで生活パターンを維持できればという感じですね。

便利だからといって、家のコンセントからこうした大出力の家電を使うようになってしまうと、冬の電気代の方が夏よりも高くなってしまうかも知れません。ちなみに、我が家では暖房も冷房も必要ない季節だと月6,000円前後くらい、夏にずっとエアコンを使い続けた最高が月15,000円くらいでしたが、今年は節電の効果もあり月11,000円くらいで推移しています。また、冬の暖房が必要な時期には最高で月10,000円くらいまで電気代が上がった経験があります。さらに冬の場合は先述の石油ストーブ用の灯油代も別途かかるので、何も考えずに使うと下手をしたら月15,000円くらい光熱費だけで使ってしまいそうです。

それを、ポータブル電源とソーラー発電によって灯油代や一部の暖房機具の使用ができて、冬のシーズンを中心に月5千円くらい電気代や光熱費を抑えることができれば、だいたい2シーズンくらいで追加するポータブル電源代くらいははペイできるかも知れません。今だとEcoFlowの公式ページからだと防災の日セールでRiver2 Proは6万3千円くらいで買えるので、安値で買えた上での計算にはなりますが、日々の節電に気を付けながら、およそ10年は繰り返し充電で使えるポータブル電源を使っての生活というのは、極端に我慢すること無くソーラー発電が日々安定してできるならおすすめですね。

ちなみに、私はすでにソーラーパネルとポータブル電源を購入したばかりで、魅力的なセールも終わっている状況なので、次回の冬のボーナス商戦の際のセールを狙って、今よりもさらに安く買えそうなポータブル電源と合わせて消費電力が少なくても使えそうなIH調理器・暖房器具についてもチェックしていくつもりです。

車中泊の旅の場合でも、大き目のポータブル電源を持って出掛ければ、それで動く家電が多ければ多くの場合で利用できますし、車の場合は常時100Wでシガーソケットから走行充電もできますので、現地でソーラー充電ができる環境であれば、自宅での生活とほとんど同じような形で電気のある生活を享受しながら旅ができることになります。もちろん、電気を使わない調理器具なども併用して使えば、普段の生活と何ら変わらない使い勝手で旅が楽しめるでしょう。

今後、電気代や燃料代がどこまで上がるのかわかりませんが、とりあえずは他の事についての物欲を抑え、パソコンやスマホは今あるものを大事に使いながら、まずはどんな状態でもそれらの機器を使い続けられる環境作りを行なっていきたいと思っています。


もはや自力でスマホを使いこなすスキルがないと生き残れない時代であることを意識すべき

先日、自分より年上の方からの相談を受けました。その方はそれなりの大きな会社できちんと働いている方なのですが、今まで紙で出ていた給与明細を基本的に自分のスマホやパソコン上から会社の新たなシステムに入り、そこからダウンロードして印刷・閲覧するようにという話になったのでどうすべきかというものでした。

残念ながら、私はその方と同じ会社に勤めているわけではありませんので、その会社の人しか入ることのできないシステムに入るためにその内容を詳しく聞いたり設定のお手伝いをすることはできませんので、同じ会社の中でスマホの扱いに詳しい人に聞きながら登録してはとアドバイスしたのですが、その方はスマホは持っていてもなかなか作業をするのが苦手だということで、そうであれば、会社の総務に話をして、今まで通り紙で出してもらうようにできれば良いのだがという話をして、とりあえず話はそこで終わったのですが、こうした流れはもはや止まることはないだろうと思います。

恐らく、その方の会社の方でも経費節減という側面もあると思いますし、細々とした作業を減らして他の方に力を注ぎたいというところなのでしょう。ただ、詳しく話を聞いたわけではないのですが、最初に使っているスマホに特定のアプリを導入してそのアプリで会社のホームページに入るための認証を行なうらしいので、パソコン単体では接続できない(恐らくパソコンでIDとパスワードを入力しても、さらにスマホ画面からの認証を行なわないとログインできない?)ような感じなのでしょう。それは当然、悪意ある第三者がシステムに侵入できないような対策なのでしょう。しかし、そうしたセキュリティを強化していく中で、それこそ現在まだスマホでなくガラケーしか使っていない人が会社にいた場合は、ついにというかスマホへの転換を強制されることになるわけです。

恐らく、しばらくは以前のようなやり取りを続ける例外を認めているとは思いますが、最初はそのような事はできても、ずっとそれが続く保証はありません。翻って、私自身や身の回りについて考えてみても、そうした事が自分の身に起こる可能性はあるので、やはりきちんとスマホへの乗り換えを行ない、スムーズに新しいシステムを使わなくてはいけなくなっても、移行できるようにしておかないといけない状況はあると思います。

ただ、一つそうしたシステムについて問題だと思うことは、閲覧はスマホがあればそのまま画面の中で見ることはできるのですが、もし自分で出した書類を紙に出力したい場合、新たな費用が発生しかねないことだと思います。昔なら年賀状を毎年一回は書く時に家庭用のプリンターを使っていましたが、今や「年賀状じまい」をし、用件は全てメールやSNSで済ます人も珍しくありません。インクジェットプリンターの場合、使わないで放っておくとインクづまりが発生していざという時に印刷できないという事も考えられる中、あえてそのためだけにプリンターを買うのは、現代の値上げ社会に生きていると、コスト的に痛いという方もいると思います。

そうした場合、ファイルをPDFやエクセルファイルなどの定形で保存できるならば、スマホからコンビニのマルチコピー機を使って出力するサービスを活用することを考えた方が良いでしょう。

https://syachu.net/202211030

上のリンクは、以前紹介したセブンイレブンのマルチコピー機を使って会員登録不用で印刷が可能な「かんたんnetprint」というアプリを使い、QRコードを読み込ませて印刷できるという内容について紹介しています。詳しい使い方や入手先についての説明はセブンイレブンの以下のリンクを紹介しておきますので、こうしたものを使えば、今後色々な変化が自分の周りであったとしても、スマホ一台で何とかなることは確かです。だからこそ、苦手であってもスマホに向き合って使っていく覚悟というものも必要になってくるところもあるかも知れません。ただ、頑張ってそうした苦手を克服することができれば、お金も掛けずに対応できるようになります。こうした社会の流れを理不尽だと思う方もいるかも知れませんが、今の社会は今までのように単純作業をするための人材まで常に置くことはできなくなっていることも確かなのです。今回相談を受けた方についても、できれば自分で閲覧・印刷ができるようにした方が良いのでは? とアドバイスしたいと今は思っています。

https://www.printing.ne.jp/support/mobile/appli_netprint_k.html


ペロブスカイト太陽電池への期待をしながら現状でのベストな自宅ソーラー環境を考える

以前から、日本で開発された技術ということで注目を集めているペロブスカイト太陽電池について、テレビの特集で開発状況を見られる機会がありました。フィルムのように薄く軽くできるだけでなく、現在のソーラーパネルの場合、曇りになるとがくっと発電力が落ちたり、影になると発電しなくなるような事も改善されていて、しかもロールシートに印刷するような形での大量生産が可能になるということになると、出たては高額になるのは仕方ないにしても、国内国外で普及していく中でパネル自体も安くなっていくだろうし、今まで考えられなかったような使い道も出てくるのではないかという話で、国内のエネルギー事情を改善するという点で、かなり期待できる流れになってきました。

ちなみに、現在もアルミパネルで覆われた大きくて重いソーラーパネルもありますが、フレキシブルタイプで、かなり軽いソーラーパネルもあり、アマゾンでは安いものだと100Wのパネルが1万円くらいで購入することができます。私が本格的にソーラー発電をしようと思ったきっかけは、こうしたソーラーパネルの価格が安くなったこともあるのですが、ポータブル電源が爆発の危険があり、使用回数が500サイクル前後と少ないリチウムイオン電池から、爆発する危険がなく、充放電3,000回以上利用可能なリン酸鉄リチウム電池を採用したものが多くなったことにも理由があります。

ただ、まだ大容量のポータブル電源は高額でなかなか揃えるのは大変だと思います。ただそれも、多くの家庭の意識が変わり、多くの人がソーラーパネルを使って日常生活に使う電気の一部でもポータブル電源に蓄電して使うようになればなるほど、関連ハードの価格は下がっていくだろうと思います。ただ、やはり今後のソーラー発電が家庭内で行なう人が増えるかどうかというのは、ソーラーパネルの高性能化が必要になってくると思います。

ちなみに、以前も書きましたが、私の自宅の場合、太陽が正面に来る時間が決まっているので、できれば直接太陽が当たらない時間だったり、曇りや雨の天気でもそれなりに発電をしてくれないと、継続して発電した電気を使うには、蓄電池の数や容量を増やしていかなければなりません。それが、先日のテレビのペロブスカイト太陽電池の場合、ほとんど日が差さない場所に設置されていても、それなりの発電量が見込めるみたいなのです。現在は手持ちの折りたたみ式のソーラーパネルの発電量合計は280Wで、実際はかなり効率が落ちるのでポータブル電源をとりあえずは使っての蓄電になりますが、曇でも直接日光が当たらなくても雨でもそれなりに発電できるペロブスカイト太陽電池が実用になるなら、また違ったやり方も視野に入ってきます。

本格的に家の電気をソーラー発電で賄おうと思っている方が使っている、車のバッテリーのような大き目で大容量のリン酸鉄リチウム電池にインバーターを組み合わせてそこにどれだけ溜められるかによって、生活に必要な電気のかなりの部分を使えるような生活ができる可能性も出てきます。問題は、一軒家ではない集合住宅の限られたスペースで果たしてどのくらいの電気が作れるのかということです。ペロブスカイト太陽電池で今の自宅の窓をできる限り使ったとして、私の自宅の場合、現在の上限だと思われる300W弱からどのくらい増やすことができるのか(曇りや雨の場合の発電量がどれくらいになるかということも含めて)、それが私の今後の注目したいところです。

また、ペロブスカイト太陽電池が安く売られるようになると、自宅だけでなく車の天井やボディにかけて貼りまくり車の中に今後車内に放置しても爆発せず劣化もしない蓄電池がさらなる技術革新によってできればそれを入れておく、充電用の施設として車を使うこともできるようになるでしょう。今でもフレキシブルソーラーパネルを車の天井に貼って、大型のポータブル電源に走行充電を組み合わせることで、車で移動しながら車内に入れた家電を動かすようなチャレンジをしている方もいますが、キャンピングカーを持てるご家庭はそれほど多くはないと考えた時、やはり車自体を発電場所として使うような形で考えた方が現実的です。蓄えた電気を持ち運びしやすいポータブル電源に溜めて自宅に運んで利用したり、電動自転車や電動バイクの充電用の電源として使うこともできると、近くを移動するだけなら、お金を掛けないで動力を得ることにもなります。

というわけで、日本で発明され、量産化への開発が進んでいるペロブスカイト太陽電池の今後には期待しております。個人的には賃貸の住宅でも設置しやすいようなパネルや、車に簡単に貼り付けて使えるようなものが、今の中国産のパネルより安く出てきた時、今持っているシリコンのソーラーパネルに代わって利用できるようになると思います。新しいソーラーパネルを安くするためには、国内での需要が上がることが必要なのですが、業者が儲かってユーザーが割を食うようなことになっては駄目で、DIYで安く設置して手軽に楽しむような事が普通にできるようになれば、状況は変わるのではないか? と思っています。私も今後は、溜めた電気をどのように使うかということも考えながら、新しい技術が安く使えるようになることを待ちたいと思います。


あくまで車両である「自転車」運転中に気を付けたい行動について考える

先日、TVerのコンテンツを色々と見ていたら、先日目標ではあるものの運転時にヘルメットの着用が言われるようになった自転車について、取締りを行なっている警察の方々の様子を取材したニュース素材を見る機会がありました。
今のところ罰金までは行かないものの、悪質な場合には切符が切られて書類送検されるような事例もあるというこで、実際に警察に止められて注意を受けるケースと、そこでごねたらどうなるかというところまで紹介されてきて興味深い内容でした。

テレビの取材ということで、かなりマナーを逸脱している人にカメラを向けているという感じがしました。明らかに止まれの標識のある交差点で一旦停止しないで通り抜けた人が、警察に止められた時に「時間がない」を連発し、切符を切るため身分証明書の提出を求められた際に写真付きの証明書を持っていなかったため、警察が自宅を訪れて確認したいと言ったところ、激しく抵抗する様子がカメラに追い掛けられていました。

もし同じように自転車を重点的に対象にした取締りが行なわれた場合、そういったことも想定しておくことは大切であると思いましたが、私の場合は運転免許証を携帯しているので自宅まで来られることはないにしても、信号無視はもちろん、「自転車も止まれ」という表示のある止まれの標識のところでは、きちんと停止線のところで足を下ろして止まることは今後はきちんとやっていかないと、見付かれば注意を受けるでしょうし、悪質と判断されれば、書類送検の可能性もあることを肝に銘じました。

あと、自転車に乗っていて違反と言われる行動の中に、「イヤホンを付けての運転」があります。「ながらスマホ」の場合は歩行中でも注意を受けるのは自転車も同じですが、イヤホンを付けての運転というのは、回りの音を遮断するということで、注意の対象になるということです。

これはそのニュース内でも実際に警察官の方が注意の対象として、イヤホンを使って音楽やラジオを聞いている人を止めて注意カードを渡していました。スマホの画面を見ながら運転するのはもちろんだめですが、イヤホンで耳を塞いで何かを聞いていると思われると(実際に音を出していなくても)、自転車を止められて事情を聞かれる対象にはなるということなので、私の持っているワイヤレスイヤホンは歩いて行動している時限定にしなければならないでしょう。

ただ、今後自転車に乗りながらラジオなどを聞きたいと思った場合にどうすれば良いのかということも考えます。自転車にスピーカーを付けてしまうという手段もありますが、走っている時は良いにしても、大きな交差点で停まっている時にはその音で周りに迷惑を掛けてしまいそうですし、自転車から離れる際にいちいち取り外すのは面倒です。となると、今のところはネックスピーカーを首に挟んで利用するのがベターな選択かなと思います。

前々からネックスピーカーは一つ持っておきたいと思っていたのですが、今後自動車の代わりに自転車で移動する機会が増え、場所から場所の移動が長くなるような場合は、車で移動する時のように、ラジオや音楽をスマホと連動させて聞けるようにしておけば、それはそれで便利ですし、耳は塞いでいないので警察に止められたとしても、ネックスピーカーを使うこと自体がいけないのか、音をある程度絞れば大丈夫なのか、現場での判断を聞くこともできるのではないかと思います。

ということで、今まであまり意識せず歩いている時と同じように、自転車に乗っている場合にもワイヤレスイヤホンをしたままにしている方は、もし見付かれば注意を受ける可能性があるというこをを十分理解しておく方が良いと思います。止められると急いでいる場合に時間に間に合わない場合もあるかも知れませんし、そのために加害事故を起こしてしまったら悔やんでも悔やみきれません。そうした事でいやな思いをしないためにも、自転車に乗る場合には十分注意したいものです。


ソーラーパネルの発電量を嘆く前にポータブル電源を新しいものにして試してみる事も大切

昨日、私の住む静岡市では台風が午後から上陸するに従って大雨への対策が求められていたのですが、午前9時過ぎごろから日が差すような天候になってしまいました。ということで、早速仕舞っていたソーラーパネルを設置し、ポータブル電源の充電に入ったのですが、新しいポータブル電源の性能に改めてびっくりしています。

というのも、我が家にはすでにリチウムイオン電池を搭載した容量300Wh弱のポータブル電源があり、入力・出力ともそのワット数をチェックできるのですが、新たに購入した120Wのソーラーパネルを単体でつないでも良いのですが、さらにその前から持っていた60Wのソーラーパネルとを並列につなぐことで(ソーラーパネルが同じ電圧なら並列接続してパワーアップできるので、先日並列接続のためのケーブルを購入)、180W・18Vでの出力が計算上では可能になりました。この2枚でのソーラー充電環境をもってしても以前からのポータブル電源に表示されるのが、60W弱くらいしか出力が伸びないという状況に、さらに大きなパネルを買わなければだめなのかと思っていたのですが、そうではありませんでした。

新しく購入した「EcoFlow River2」に並列接続した2枚のソーラーパネルからケーブルを接続し、充電を始めてしばらくして、雲が切れて直射日光が当たったら、River2のパネルでは、入力上限の110Wから105Wくらいまでの数値が行ったり来たりしていたのです。ちなみに、今までのポータブル電源を繋いでみると、その出力表示は56~57Wくらいで頭打ちになっていて、これはソーラーパネルに問題があるのではなく、ポータブル電源の方の問題だということがはっきりとわかったのです。ちなみに、120Wの単体パネルでも80Wくらいの数値がRiver2では出ていました。

ちなみに我が家のソーラーパネルは、物干し竿から吊るし、念のためワイヤーを掛けて風で飛ばないようにしているだけで、太陽の向きに合わせて角度を変えるようなことはしていませせん。幸いなことに窓正面には影になるような建物もないので、晴天の天気であれば、「EcoFlow River2」の容量は256Whなので、うまくいけば3時間ぐらいで0からでも満充電になってしまう計算になります。

逆にそういうことだと、今のソーラーパネルの性能にポータブル電源の容量が追い付いていないということにもなってきます。これは新製品を買わなければわからないことだったとは言え、今後ポータブル電源を増やす場合の容量についても考え方を変えなければならないと思いました。

例えば、朝起きたら日が出ていて、その日の天気予報でも晴れの天気が続くような場合、我が家では5~6時間はそれなりに発電できるだけの期待ができるので、今の暑い時期ではなくもっと条件の良い季節であれば、今のポータブル電源が3時間くらいで充電が終わってしまうのはもったいないわけです。さらには、今回見た「EcoFlow River2」のソーラーからの入力値は、本体のソーラー入力の上限が110Wということなので、今のパネル2枚でももう少し出力が上がる可能性もあります。

そうなると今後は、一日中充電していても満充電になるかぎりぎりぐらいの容量を持っているものの方が日の光を無駄にすることなく、日頃使っている家電製品をポータブル電源で賄えるようなら、本格的な電気代の削減へ進むことができます。

具体的には、洗濯機(我が家の洗濯機の消費電力は500Wくらい)をポータブル電源で動かしたり、ポータブル冷蔵庫を購入するならその資金を容量大き目のポータブル電源の購入にあて、もしもの時には家にある冷蔵庫につないで一定時間の利用時間を確保するような事も現実的になってきます。さらに家にある電子レンジの消費電力は850Wのものなので、冷凍食品をレンジで調理するような事もポータブル電源だけでできるような環境が作れます。災害時の停電中でも天気さえ良ければ、常に使ったポータブル電源を充電して切らすことなく回していくことも可能です。

実は家にはもう一つ、古いポータブル電源では出力が得られず、現在お蔵入りしている100Wの折りたたみソーラーパネルもあるので、非常時には100Wと120Wのパネルを並列につないで計算上220W・18Vの出力が一つと、小さなポータブル電源の充電には便利な60Wのものを単体で、計3枚のパネルをフル稼働して手持ちのポータブル電源を充電しながら使うこともできるかも知れません。その場合、並列に繋がなくても複数のポータブル電源を一斉に充電するというパターンも見えてきます。晴れてさえいれば、あえて低電力の家電を買い足すことなく、家の中の家電をそのまま使って不自由しないくらいの事はできるかも知れません。

そうなると、同じEcoFlowのポータブル電源では768Whの容量がある「River2 Pro」か、電子レンジを使わなくてもよいなら、中間の512Whの容量を持つ「River2 Max」あたりが購入目標となってきます。他社でも同じような性能のポータブル電源が安く購入できるなら、改めて購入を検討してみたいですね。当初は自宅のパソコンや映像を見るくらいに使えればと思っていたソーラー発電のパワーを新たに感じることとなり、単なるベランダからの物干し竿吊り下げソーラー発電でも色々な可能性を感じることになりました。すぐに環境が整うわけではありませんが、将来的には今まで購入してきた機材を生かして災害に動じない暮らしを目指していきたいですね。


新しく購入したポータブル電源「EcoFlow River2」の使い勝手とコンパクト車中泊との相性の良さ

注文していた新しいポータブル電源が届きました。当初から、自宅のソーラーパネルで充電可能な容量を考えると、200~300Whくらいの容量のものをまずは買うと決めて機種の選定をし、たまたま楽天スーパーセールでアマゾンのタイムセールより安く購入できるという情報をいただいたので、EcoFlowというメーカーの256Whの容量があり、300Wまでの家電が使えるRiver2というものにしました。過去のレビューを見ると、シガーソケットのところにカバーがないという話だったのですが、2023年9月に楽天の直営店から購入したものには最初からシガーソケットのカバーが付いていました。

早速、ソーラーパネルから充電を試みたのですが、このポータブル電源は10Wより出力が落ちると0表示になって止まってしまうので、早々にソーラーパネルを撤収し、車を走行させながら充電することを試してみました。今回この機種を選んだ理由の一つが、自宅だけで使うのではなく、車に乗っている時に使ったり充電できることを優先した部分があります。

新しいポータブル電源は、専用のスマホアプリから現在のバッテリー状況を本体のスイッチを入れないでもBlurtooth接続で見ることができたり、設定で本体だけではできない機能を生かすこともできます。この製品については、特にシガーソケットからのDC入力充電の量を変えることができるようになっています。

最大が8Aで実質105Wくらいで充電でき、出力を6A(80W)と4A(50W)出力に変更できます。少しの電流で長く充電することで本体やケーブルが車によっては痛んでしまう可能性があるので、個々の車の状況に応じて出力をコントロールできるのです。本体に付属するシガーソケットケーブルは短かったですが、本体裏にある接続端子を近づけるために正面を後方に向けて置いたら、ぎりぎり後部座席の真ん中に収まりました。充電中にも、バッテリー本体にあるシガーソケットやUSB端子に電装品のケーブルを差すと、充電しながら使うことができます。私の場合はドライブレコーダーやカーナビ用として使うスマホは動かしたいので、充電しながら必要最低限のものが使えるというのは便利ですね。

私の車の場合には最大の8Aでも大丈夫だったのでそのまま充電しました。購入直後には30%くらいは残量があったので、およそ2時間の走行で満充電になりました。これは小容量のポータブル電源だからこそのメリットだと思います。小容量のポータブル電源のレビューには、あえて色々な家電製品を使おうとするものがありますが、基本的には少容量のポータブル電源の場合にはACコンセントを使うのは最後の手段にすべきではないか? と個人的には思っています。というのも、DCからACに出力変換する際のロスがどうしても出てしまうので、せっかくクリーンな方法でためた電気をロスで失なってしまうのは残念ですから。

というわけで、現在は3つあるUSBポートを全て使い、モバイルモニターとAmazon TVsticと、ノートパソコン(一つあるType-C出力は最大60Wでの入出力が可能なので)を同時に利用しましたが、ノートパソコンを満充電にした状態で使えば、3つの機器の消費電力量は10W前後で収まるので、使い続けても24時間以上使えるとポータブル電源の専用アプリが予想してくれています。夜にテレビや動画の同時配信を見ながらパソコンで作業しても、このバッテリー1台でコンセントがない場所での作業に使う分には全く困りません。

お湯を沸かしたりご飯を炊きたい場合、私はすでに車の外に出して風の影響なくアルコール燃料でお湯が沸かせる「アルポット」を持っていますので、あえて電気でお湯を沸かす必要性を感じていません。持っていく荷物を絞って最少限のものということを考えると、全ての車内生活のエネルギーをポータブル電源にするのは大変だと思います。大き目のソーラーパネルを設置して、さらに走行充電ができるキャンピングカーなら大容量のポータブル電源を使うことで、エアコンも電子レンジも使えると思いますが、そもそも普通車で車中泊をするような場合は、寝る場所を圧迫する荷物はできるだけ持っていきたくないのです。

今のところ、買い出しに行った際にお店の迷惑にならない量の氷をいただければ、車載冷蔵庫は必ずしも必要ありませんが、今回ポータブル電源を車内にセットして短時間で満充電できることがわかったので、DC入力で動く車載冷蔵庫であれば、小さめのポータブル電源をローテーションしていくことで普通車での車中泊でも連続して使い続けることはできるようになり、それはそれで便利だと思っています。

そうした車内装備を増やす前に電源回りをしっかりしたいと思う中で、今気になっているポータブル電源の製品は、River2よりさらに小さいもので、置き方によっては車のダッシュボードに置いたまま充電も可能なように思います。まだすぐ購入することはないと思いますが、セールの時などを狙ってウォッチしている中での最安値よりさらに安い金額で購入できるチャンスを待ちたいと思います。

ちなみに、一般的な車載冷蔵庫の急速冷凍時の消費電力は約60Wくらいで、いったん内部が冷えた場合、Ecoモードにすると40Wくらいかかるそうです。200Whあるポータブル電源をDC接続して使えば、4時間くらいは連続使用できそうです。それで走行充電は空の状態からでも2時間ちょっとで終わるのですから、現地まで移動する場合には、直接シガーソケットに冷蔵庫をつないで動かすとして、もう一台小型のポータブル電源があれば、両方とも満タンにして出掛ければ、合計で約8時間くらいは冷やし続けられる計算になります。

帰る時にも一つのポータブル電源で充電しながら、もう一つのポータブル電源で冷蔵庫を動かしていけば、冷蔵庫を使いながら両方のポータブル電源を走行充電だけで満タンにすることも可能でしょう。そうなったら、途中で車を停めてもバッテリーで冷蔵庫を動かすこともできますし、さらに言うとキャンプのような事をするなら、晴天が条件になるものの、100Wのソーラーパネルを一緒に持ち出せば、それでもポータブルバッテリーを充電でき、どこかのコンセントを借りなくても、全て自前で電気を用意して使えるということになります。

ここでのポイントは、車中泊では特に、いかにDC出力やUSB接続のできるハードに統一して、ポータブル電源の使用ロスを抑えながら使うかということでしょう。これから寒くなる時期の車中泊用としては、シガーソケットで使える電気毛布を入手すれば消費電力を控えつつも便利に使えるのではないでしょうか。ただ、電気を使わずにお湯を沸かすことのできる環境があれば、冬用の寝袋の中に湯たんぽを入れることでも暖かく眠れます。小容量だから我慢して使うというよりも、どうしても電気でなければできない事を実現する手段としてポータブル電源を捉えれば、必ずしも車中泊の旅であれば大きなものを一つよりも、小さいものを複数持って走行充電しながらDC入力の機器利用というのがお金も掛かりませんし、むしろ私の車中泊旅には合っていると感じます。今後はそうした観点から、日常生活でも使えそうな品物を揃えていきたいと思っています。


一つの部屋でスマートスピーカーを2台設置して使い分けるのにはそれないの意味があり使い方によっては便利

今年、本格的なソーラー充電生活に入ろうと思った一つの理由が、今までテレビが大型プラズマテレビ一台しかなく、あとはスマホでテレビを見るような状況だったので、できれば一人でいる時にはプラズマテレビを付けないで電気代の節約をしたいと思ったからでした。

そう思って今年の始めから揃えだしたモバイルモニターにテレビチューナーを連携させるやり方で昨年比でもかなり電気代を減らすことに成功したのですが、最近はもはやテレビを常に見るということもなくなってきています。

現在、アマゾンのスマートスピーカーを部屋に置いているのですが、スピーカー単体のモデルと、ちょっと離れたところにアマゾンタブレットを置き、どちらに呼び掛けてもテレビやエアコンにパソコン、照明や扇風機のON・OFFができるようにしていて(パソコンはONのみ)、わざわざスイッチを入れたりリモコンを手に持たなくても気が付いた時に呼び掛ければ家電のスイッチをOFFできることも、節電に寄与しているのではないかと思います。ただ、今まではちょっとした問題がありました。

2台あるスマートスピーカーに同じ名前で動作させていたため、呼び掛けても近くのものでなく遠くのものが反応してしまうようなことは、同じ部屋に置いてある以上どうしても起こってしまう不具合です。そこで、以前にも書いたかも知れませんが、二台のスマートスピーカーの名前を別に登録してキーワードを変えました。アマゾンタブレットの方は今まで通り「アレクサ」ですが、単体のスピーカーを、商品名と同じ「エコー」にしたことで、私の使い方ではかなり便利になりました。

というのも、今までも単体スピーカーの方に呼び掛けてインターネットラジオのradikoを利用したり、パソコン上の音楽配信サイトspotifyから、音の出口をスピーカーの方にして音楽を楽しんだりしていると、何かスマートスピーカーに呼び掛けて家電操作などをしたい場合に最悪ラジオや音楽を止めてしまうことがしばしばあったのです。それが、呼び名で使い分けるようになって、その時の状況によって家電操作のためのスマートスピーカーに呼び掛ければラジオや音楽を中断しないで利用できるようになりました。

逆にアマゾンタブレットの方で動画コンテンツを見ている時に他の家電の操作したい場合には単体スピーカーの方に呼び掛けるようにすれば良く、スマートスピーカーと連携させているものを動かすなら、全く動くことなく操作することができるようになりました。ある意味、二つのスマートスピーカーの使い分けができているわけですが、アマゾンタブレットの方だと音だけでなく画面に呼びかけた反答を出してくれることもあるので、もう一方のスピーカーから音による情報を入れつつ、ピンポイントで知りたい明日の天気を瞬時に把握でき、それが声による呼び掛けだけでできるというのは、改めて電気とインターネットの力を感じます。

結果的に、ブログを書きながらラジオからの新しい情報によって内容を新たに書き直すこともありますし、ネットとスマートスピーカーの連携は今後も色々とやっていく中で、新たな魅力的なハードの出現にも期待したいですね。


停電時の冷蔵庫の中味を何とかするために小型ポータブル電源で何をどこまでできるのか?

先日、新たなソーラーパネルを購入してベランダに設置しましたが、その後そのソーラーパネルの発電量で何とか実用的に運用できそうな、容量256Whのポータブル電源を新たに注文しました。

出力する電力は通常で300Wが上限なので、かなり小さいものです。が、自宅のソーラーパネルで発電できる電力を考えると、晴天時に一日パネルで充電すれば満充電になることが期待できるようなタイプだと、このくらいの大きさのものをまずは購入しておき、次第に同じクラスのポータブル電源を増やす中で、容量の大きいものを将来的に購入するようにしないと、なかなか満充電にならないまま使えない状況が見えてきてしまうので、今はとにかく、小容量のポータブル電源をいかに効率よく使って、停電時に備えるかということをまずは考えてみます。

ちなみに、災害時の情報収集には欠かせないテレビについては、インターネットが繋がっていればスマホからのテザリングでモバイルモニターにネット配信のNHKニュースでも映し出せる環境であれば、15~20Wの電力しか消費しませんので、256Whのポータブル電源ならずっと見ていても一週間くらいは使えるような計算にはなります。ちなみに、電源はACコンセントからではなくUSBポートから取るので、電気を使う場合の効率も悪くありません。ACコンセントから出力すると、DCをACに変換することで電気を使ってしまうのです。ただこれくらいの電力消費だと、さらに容量の少ないポータブル電源や、ポータブル電源からUSB経由で充電が可能なモバイルバッテリーの使い回しでも良いレベルです。

個人的に、電気が止まった場合に一番考えなければならないのが、常時動いている家電の中でも電気がないとどうにもならない「冷蔵庫」が止まったらどうするのか? ということです。ちなみに、自宅の冷蔵庫は150L弱くらいの大きさで、消費電力は92Wというカタログスペックで、実際にワットチェッカーで計ったら大体70Wくらいの消費がありました。ACからの出力だとロスが出ることも考えると、新たに購入したポータブル電源を満タンの状態から使っても、連続3時間くらい使えるかどうかというような感じになると思います。それでも、普段からあまり冷蔵庫の中に物が入っていないのなら良いのですが、冷蔵だけでなく冷凍庫に多くの冷凍食品が入っていてすぐには食べられないような状況になると、みすみす食料を無駄にしていまいます。

そのために大きなポータブル電源を用意している方もいるかも知れませんが、いつ起こるかわからない状況の中で、日常生活でもそれなりにポータブル電源を使うとなると容量の少ないものの方が使い勝手が良いので、こうした状態の中でいかに少ない電力で食品の温度を保つかということを考えなければならないでしょう。

現在は電気で冷やすことのできるのは家にある冷蔵庫しかないので、冷凍庫に保冷剤を入れておき、もしもの時にはその保冷剤をクーラーボックス(非電力系)に入れて時間稼ぎをするしかありません。ただその場合も、一回保冷剤を使ってしまったり、たまたま保冷剤を入れ忘れていたらアウトです。今後の事を考えると、やはり必要なのはクーラーボックスでも動くような車載用の冷蔵冷凍庫を新たに入手することかなとも思います。

車載冷蔵冷凍庫の場合、消費電力は家庭用より低く、40Wもあれば動くので、ACコンセントでなくDCのシガーソケットから効率よく冷蔵庫を動かせば、メーカースペック(ポータブル電源の方の)の使用例として大体5時間くらいは冷蔵庫を動かすことができるという事らしいので、普通の保冷剤を冷やすくらいなら何とか継続してできそうです。まず、保冷剤以外の冷凍食品を食べて減らし、同時に多くの保冷剤を凍らせ、その上で保冷剤をクーラーボックスに移して飲み物を冷やしたり、暑い時期にお弁当がくさらないようにして使うくらいなら、うまくポータブル電源をローテーションしながら使えばできるかな? と思うのですが。

なお、クーラーボックスは断熱の仕様によって高額にはなりますが、冷蔵庫と違って稼働する部分がないため、多少高いものを購入してもずっと使えるようになります。6面全て真空パネルのものであれば、カタログスペックで40時間中の温度が安定するようなものもあるので、ソーラーパネルから発電し直したポータブル電源を使って保冷剤を冷やしても、冷やすまでにクーラーボックスの温度が上がってしまう事は、開閉にさえ気を付ければ避けることも可能でしょう。

ただ、どちらにしてもまだ自分の環境は不十分なのでこうした事についての検証もできませんし、すぐに何か大きな災害が起きたら、今の物の中で何とかしなければいけません。現在持っているクーラーボックスはレジャー用に毛の生えたくらいの性能ではありますが、もし今持っているポータブル電源が動いているうちに冷凍庫内で氷が作れるなら(メーカーでの目安は2~3時間くらい)、冷蔵庫に付いている製氷皿に加えて、100円ショップで売っている製氷皿を複数仕入れておき、いざという時にはまず冷蔵庫の中味をクーラーボックスに移してから、追加した製氷皿で多めの氷を保冷剤が溶けるまでに作るというアイデアはどうでしょうか。

これなら、車載冷蔵庫を買わなくても何とかなりそうですし、その分のお金で高性能なクーラーボックスや、追加のポータブル電源を買うことで何とか電気が復旧するまで持たすことは可能になるなら良いのですが。現在は新たに購入したポータブル電源と合わせて3台体制で回していく予定ですが、あとはそれらのポータブル電源を晴天時にくまなく充電できるだけのソーラーパネルの能力があるかどうかも問題になってきます。新しいポータブル電源については改めて紹介する予定ですが、その前に100円ショップへ行って、追加の製氷皿を買ってくることにしましょう。