ブラックフライデーセールで冬のボーナスを当てにして購入するのは控えた方が……

先日書きました車検に出した車のヘッドライトについて修理工場の方から連絡がありました。結論としてやはり今の曇ったヘッドライトのままでは今回の車検が通らないということで、左右のヘッドライト2本を交換して車検を取るか、それとも車検を止めて車を買い替えるかという話になりましたが、私自身は古いと言えども快調に動く今の車を買い替えるという選択肢は全くなかったので、ヘッドライトの交換の上で車検を取って欲しいとお願いしました。

その結果、車検の代金は税金を含めて20万円くらいになってしまうそうで、これはこれで手痛い出費になってしまいます。ただ、今年は色々思うところがあってベースアップした毎月の給料だけでなく夏のボーナスも入ったら飲みに行ったり欲しいものを買ったりという行動を控えました。それには、今年夏の電気料金がどのくらいになるのか読めなかったということもあるのですが、結果としては車検費用の分はそうしてお金を使わなかった分で何とか補填することができそうです。

ボーナス分で補填しなくても今回の請求分くらいは問題なく出すことはできるのですが、これから自分や家族の体の事も含めていつどんな大きな出費が起こるかわからないということもあるので(悪い事があるとひき続いて悪いことが続くということも良くありそうですので)、今年の判断は正解だったのではないかと思います。そんな中で来週からいよいよ始まるのが大手通販サイトでのブラックフライデーセールです。もちろん、今まで欲しいと思っていたものが安く買えるようになるということは有難いのですが、今回はそうしたセールの有効活用という事について考えてみたいと思います。

かくいう私も、すでにアマゾンのプライムデー先行セールでは多少の買い物をしているのですが、その金額は数千円程度のものが4割引になっていたので、どちらにしても購入しなければならない消耗品なので購入しました。金額が大きなものが安くなっていた場合でも、できるだけ今の給料と照らし合わせて不釣り合いな物についての購入は自粛し、どうしても欲しいものであれば、別口座に毎月貯めるような形で目標金額に到達した時に改めて考える(いざ買えるお金が貯まった時にはそれほど必要なくなっていたこともあり得るので)という感じにして、臨時収入で焦って買わないということを心掛けています。

ただ、一つ例外はあります。それは、ずっと自分の欲しいものの価格をウォッチングしている中で、明らかに相場がおかしいような状況で安売りされているのを見た時です。ただその場合も、自分の趣味に使えるお金はプールしているので、その中で買えるものがあれば、再度値上りすることがわかっている場合は即決断して購入することはあります。ただ、何でも値上げという風潮の中、そのような場面に遭遇することはあまりないので、まだ見ぬ「買い時」に後悔しないためにある程度のお金は貯めておくということもあります。

以前このブログで書いたことがありましたが、パソコンのWindows10のサポートが終了した場合に備えて、新しいWindows11が使えるノートパソコンを買うために資金をストックしておいたことがありました。そのお金は今使っている二台のパソコン(MiniPCとモバイルノート)を購入するために使いましたが、二台合計でも6万円くらいで済み、その代わりとして今まで使っていたノートパソコンのOSを入れ替えて無料のLinux Mintで使い続けるという方法にしたことで、新品のWindows11が快適に使えるノートパソコンの購入費用と比べてかなりの節約ができました。思い立ってすぐ買うのではなく、時間を掛けて購入資金を準備しながら臨機応変に自分のライフスタイルを考えていくことで、いざという時に大きなお金が必要になっても慌てずに、けれども趣味にもお金を使うという生活を変えないこともできると私は思っています。

車に乗らない方からすると、今回の車検費用の20万というのはかなり大きな金額で、それ自体が無駄ではないかと思う方もいるかと思います。私も、うっすらとは車を止めてレンタカーやカーシェアリング、公共交通機関の利用にシフトするということも考えてはいたのですが、それではまず、このブログのテーマである車中泊を含めた車での自由な旅(いつでも行きたい時に出発できる)はできなくなりますし、公共交通機関だけでも自由で安く行ける旅ができていた「青春18きっぷ」の改定があったので、今後は自分の理想的な旅に出るためには、乗り慣れた車に乗り続けることがまだ必要だと思いました。

一回ヘッドライトを交換してしまえば、まだ当分は同じ車に乗り続けることはできるので、今回は自分の車で心配なところを修理工場にお願いして見てもらうこともしています。今後ガソリン価格がどのように推移するのかはわかりませんが、流石に家族全員の新幹線代よりも高くはならないので、来年はさらに行動範囲を広げて車での旅の割合を増やしていきたいと思っています。そういう意味でも買った後でほとんど使わない散財的なお金の使い方は、後から後悔するだけですので、まずは今回のブラックフライデーセールで無駄な買い物をしないようにお互い気を付けたいものです。

スポンサーリンク

Windows11の大型アップデート時間の掛かり方に改めて複数OSの利用の必要性を考える

自宅のWindows11の入っているMiniPCについに新しいバージョンの「24H2」の案内が来ました。アップデートすると一部のUSB機器を認識しなくなるというような話も出てはいるものの、Windowsを使う上では常にアップデートの内容について気にかけ、常に最新のものについてどうするか考えなければなりません。昨日は時間があったので、決断してアップデートを開始しました。

私の使っているMiniPCはCPUがインテルのN100を使っていて、ちょっとしたネット利用であれば、そこまでパソコンの動きが遅くなったりすることはないので良いのですが、ダウンロードからインストール完了まで数時間かかってしまい、その間ずっとパソコンの電源を入れ続けなければならないのは、ちょっと不便です。

ようやくアップデートが終わって再起動まできて、すぐに最新の更新はないかと見たら、さすがにあちこちのネットニュースで不具合が報告されている大型アップデートだけに、すぐに問題更新のためのアップデートが来ていました。こういうことがあるので、一通りアップデートが終わったと思っても、再度確認することはWindowsを使雨にあたっては大切になると思います。追加アップデートは改めて1時間くらい続きまして、最新の状態となるまでにはかなりの時間がかかりました。実際にアップデートを行なう場合には、時間がある時に行なわないと中途半端に終わってしまうかも知れないので、注意が必要ではないかと思います。

ただ、今回は直接MiniPCを操作していたのではなく、Linux Mintを入れた古いノートパソコン経由でリモート接続を行なっていたので、再起動をしていても作業自体はLinuxで続けることができたので、時間はかかりましたがやっている作業を中断させることなく今回のアップデートを乗り切ることができました。

Linux Mintにも常にアプリやOSのアップデートはあるのですが、時間はさほどかからずに気軽に行なうことができます。もちろん、Windowsでないとできない事もあるので、全てのパソコンをLinux Mintにすることはできませんが、私の場合はLinux Mintを使いながらもWindowsパソコンは定期的に電源を入れてその都度最新のアップデートを掛けていくことによって、使いたい時に長く待たなければならなくなるような事を避けたり、そんな中どうしても長時間のアップデートとかち合ってしまった場合には、Linux Mintの方で何とかできる作業だけを行なうというような事もできます。

今後、ChromebookとAndroidの融合が行なわれると、キーボードやマウスをつないで実用になるAndroidタブレットもこうした違うOSのラインナップとして入ってくるのではないかと思っています。

Androidの場合はアプリについてはアップデートがありますが、OS自体は今までほとんど購入時のOSのまま終了というパターンでしたが、今後多少変わることはあっても、Windowsのアップデートのように時間がかかるということはないと思いますので、将来的にはWindows、Linux Mint、新Android OSで同じような作業ができるような形に持っていければ自分にとっては便利に使い分けられるのではないかと思っています。

Androidタブレットの場合は、場合によっては本体にSIMカードスロットを内蔵しているタイプのものなら、本体だけでいつでもSMS送信ができたり、通信衛星と直接接続して電話やデータ通信ができる可能性もあるので、WindowsとLinux Mintとのコンビに加えた時にどのような関わり方ができるかも期待したいところです。

新たにスマホを使う前にスマホの価格や通話料・通信料の仕組みをきちんと説明できないと大変なことに

今の時代でも良くあることなのかと思うのですが、あるネットニュースで中学生の息子にスマホを持たせたところ、その料金(記事ではワイモバイルでした)請求で、「通話料」が13万円弱になっていて大変高い勉強代を払うことになったという話を読みました。
私のブログではそれぞれの利用者にとって安く使えるスマホプランについて結構書くことがあるのですが、今回はその前提となる「基本的なスマホの料金の仕組み」について書いてみたいと思います。

スマホの料金には二通りあり、一つが「データ通信料」で、もう一つが電話番号を使って通話やSMSをする場合の「通話料」というものに分けられると思います。データ通信を使い切ってしまった場合、通信速度が制限されてしまいますが、追加のクーポンをお金を出して買わない限り、月のデータ容量分の料金については毎月一定になります。
ここで気を付けたいのは、通信会社のアプリを使うと、アプリの操作だけで自由に高速データ通信の容量を追加することができてしまうので、お子さんにスマホを使わせる場合にはその点について話し合いつつ、勝手にアプリをインストールしていないか(当然そのアプリで不足した高速データ容量の追加購入をしていないか)を親御さんは把握しておいた方が良いでしょう。

今回のネットニュースで問題となったのが、電話番号を使った「通話料金」です。月に13万円というのは、ワイモバイルの場合30秒20円という他の携帯電話会社と同じくらいの料金水準だと思うので、月に54時間くらい電話していたということになります。なぜこんな事になったのかというと、ニュースでの説明では、親子間の話し合いで、夜間についてはスマホにロックを掛けて自由にスマホを使わせないことにしたのですが、ロックが掛かった状態で画面を付けると「緊急通報」というボタンが出てきて、そこから進むと電話番号を使った通話を掛けることができることを発見し、それからは友人と直接電話番号を使った電話をするだけでなく、電話をつなぎっぱなしにしたまま放置するような事もあったのだそうです。

その後、ワイモバイルから連絡が来たことで、家族割を使って別回線も親子ともども使っていたということもあり、その13万円を払ったのだそうです。ニュースの中でも言及がありましたが、家の中で友人と連絡を取る場合、もし自宅に光回線などのネット環境があれば、LINE通話を使うことで通信料は光回線の固定料金になるので、息子さんからすると無料で電話(ビデオ電話も)が掛け放題になることが当り前になる中、電話番号を使った電話とLINE通話との区別がついていなかった可能性が高いと言えるでしょう。そして、これが今後の初めて自分のスマホを持つ若年層の人たちにきちんと説明すべきことでもあります。

そもそも、国内の通信事業は有線の音声通話しかできない電話から始まりました。直接人と会わなくても話しができるというのはそれ以前の生活からすると大きな変化ですが、料金大系はきちんと決められていました。市内通話なら3分7円ですが、当然長電話をすると話した分だけ料金がかかります。さらにその料金というのは事前に支払う固定料金とは別に、「使った分だけ後払い」になるので、長電話を国内の長距離でしばしば行なった場合には、今回の事例と同じように楽しく話していたその翌月に10万単位の電話代請求が行なわれて大変な思いをしたという方も少なくないと思います。

また、インターネット創成期には電話回線に接続してインターネットを行なっていたので、まずつなぎ続けると延々と通話料と同じ料金がかさみます。さらに、インターネットに接続する場合はプロバイダーと契約するので、データをダウンロードするにも通信料が結構かかっていたのです。ゲームアプリをダウンロードしたら、通話料と通信料の合計で1万円くらいかかった時代もありました。

そんな高額請求にならないように、正しくスマホ関連の料金について知ることが必要で、私自身はできるだけ固定料金の他に料金を払わないような工夫をしています。今回のニュースの中学生のようにロックが外れないからと緊急通報ボタンから電話をしてしまうと、電話代が無料なはずの楽天モバイルでも通話料金が青天井でかかります(一応通話オプションは用意されてはいます)。なぜなら、楽天モバイルの通話・SMSが無料になる条件は、専用の「Rakuten Link」というソフト経由で発信しないと無料にならない仕組みになっているからです。

今回の場合、特に電話番号から通話するための定額プランを付けていなければ、掛ければ掛けるだけ青天井の通話料請求になりますので、通話定額オプションを付けない場合には、電話番号に電話をする場合の料金についてきちんと説明することが大切になりますね。ちなみに、私の親に持たせているスマホには5分定額を付けていて、別のアプリと組み合わせることで、こちらから掛けた通話が5分を超える前に強制切断するようにセットしてあるので、ニュースのような高額請求の危険性はほぼないと思います。

どちらにしても、どんなスマホプランでも通話やデータ通信を無制限に使って安く済むようなものにするには、それなりのコストがかかります。通話もデータも無制限ということだと、回線を2つ契約して、一つは通話専用にpovo2.0の通話無制限のトッピング(月1,650円)にして、もう一つは楽天モバイルの回線(無制限で月3,278円)にすると二回線合計で4,928円/月になります。ただこれでも、0570から始まる電話番号への電話や、povo2.0の回線でSMSを送ると別料金になりますので、それらの点には注意ですね。

外に出て活動することで次の活動を起こすきっかけになりやすいと思ったこと

コロナの時期には自分から買い物以外の外出をすることはなかったのですが、今年は宿泊を含めいろいろなところに出掛ける機会が増えました。以前は、出掛けた後に自分で出掛けた事をまとめてこのブログなどで書いていたりしたのですが、それは自分の思い出の中に収っていることがほとんどで、そこから新しい展開になるということはありませんでした。もっとも、以前は自分の興味あるところへどんどん行こうというアイデアが有り、それを車中泊旅を含めて実行することで、多くの場所に出掛けることはできましたが、すでに国内では全ての都道府県を回ってしまっていますし。以前と比べるとそこまでガツガツとは出掛ける感じにはなっていません。

ただ、今の世の中というのはほとんどのことでスマホやパソコンを使った予約システムが動いているので、たとえ目的とする場所の前にいたとしてもそこでスマホのアプリをダウンロードし、現金より安くサービスを受けることのできる電子チケットを購入するような事もできます。昔、ホテルや旅館を予約する場合には、飛び込みで交渉するのではなく、直接電話して交渉した方が泊まりやすいと言うこともありましたが、今では宿の公式ページからかんたんに予約できます。公式ページでは部屋があれば公開しているので、怪しい駆け引きも必要ありません。

さらに、今年色々なところに出掛けて思ったのが、例えば電子チケットを購入したところで何か興味深いイベントを行なうような場合には、登録したメールアドレスに連絡が入ってくるということです。こうした連絡を迷惑に思う人もいるかも知れませんが、私の場合には多くのメールの中から自分に興味のある情報が入ってくれば(そもそも興味があったので電子チケットの購入を行なっているわけなので)、それがどんなきっかけであったとしても幅広に情報を入れたい方なので、こうした連絡が入ってくることは私にはありがたかったりします。

今年は全国にチェーンを持つ宿泊施設も利用しましたが、これも無料会員に登録しておくと様々な情報をメールで配信してくれます。単に自社の宿泊施設だけでなく、宿の周辺で行なわれているイベントや、美味しい食事を提供してくれる地元の有名店の紹介などもしてくれるので、送ってくれた宿の方々には悪いのですが、そうした情報だけ入手してしまうということもあります。

来年はもう少し幅を広げて今年利用していない施設や場所で電子チケットやスマホ・パソコンからの宿や施設、交通機関の予約をすることによって、さらに自分にとって有益な情報が入ってくる可能性があります。今後はそんな事も考えつつ、できるだけ利用する施設がかぶることの無いような計画を立てて、自ら調べることに加えて、黙っていても向こうから新たな情報が入ってくるような旅のやり方について考えながら、便利に電子チケットなどの利用を推進していこうと思っています。

2024年8月よりヘッドライトの車検基準が変わるので古い車では高額なヘッドライト交換の必要性も

昨日、車検になったのでいつもお世話になっている修理屋さんに車を持って行きました。経費節減のため代車はもらわず、バスと徒歩で帰ってきました。その時に実に不吉な話を聞きました。

というのも、今年(2024年)8月から今まで経過措置で古い車でも審査がゆるかったヘッドライトの検査が厳格化されたそうで、特に私の車(GD1・ホンダフィット)は樹脂製のヘッドライトカバーが付いているのですが、それが紫外線の影響でかなりくすんできており、厳格化になった検査をパスしない可能性があることを指摘されました。

その場合、まずは樹脂の部分に磨きをかけたり、ライトを出力が大きいものに変えるという方法があるようですが、それがうまくいかなかった場合、ヘッドライト自体を新品に交換する必要があると言われました。部品の価格は片方で3万くらい? ということなので、工賃と合わせると新品交換の場合は通常の車検費用に加えて7万円くらい余分にかかるのではということで、もしそうなったら実に痛い変更であるということになります。トータルの車検代を考えたら新しい中古車が買える(古い車なのでそのくらいの価格でも売られている可能性あり)という話までされましたが、こちらとしては長年乗り慣れている車ということもあり、最悪そのくらいの負担が出ても仕方がないと話して帰ってきました。

逆に、中古車を新たに購入するにしても、恐らく前オーナーが車を手離す理由がそうしたヘッドライトの劣化に起因するかも知れず、よくヘッドライトの状態を見て買わないと、買ってすぐ後の車検で同じようにヘッドライトの部品交換をしなくてはならないかもわかりません。そうなったら、今乗り慣れた車を乗り続けた方が良いわけで、そうした状況を考えた上で車検費用を用意する必要が古い車を乗り続けている人には大切になってくるということになります(このような費用が古い車にはかかるので、せめて古い車の自動車税を高くするのは止めて欲しいですが)。

まあ、恐らくガラスからプラスチック樹脂にヘッドライトのカバー部分の素材を変えたのは、変更当時に事故の時に割れにくいなどのメリットを考え、そこまで長く乗る人がそこまで増えることは想定されていなかったのではないかと思われます。ただ、昔から日本の車は海外での評価が高く、日本で乗り切ったと思ってもその車が廃車にはならず、海外で新たなユーザーに使われるような状況もあります。そんな中、エンジンの性能はそこまで落ちなくても、ヘッドライトの安全性は日本で車検が通らないので処分され海外に行った車ではかなり落ちるということなので、その辺の事も今後は色々と考えなければならないでしょう。

今年は海外のツアーでバス事故による被害が多く出ましたが、特に日本の中古車がまだ現役で走っている地域において、大きな事故として報道されることはなくても、夜間の正面における認識性が落ちることで事故につながることも出てくるのではないかと思われます。今回、車検に出してからこんな話を聞いたので、今回はうまく今のままの状態で車検を通るにしても、将来的には費用を掛けても部品を交換することを考えた上で車を乗り続けるか別の車に替えるかということを考えなければならなくなるということになります。

さしあたっては、これから中古車を安く買おうと思っている方は、いくら安くてもヘッドライトカバーが黄ばんでいて、他の車と比較すると明らかに光量が落ちるような車については、こうした状況があることを考えた上で購入の判断をすることが必要になってくるかと思います。

ノートパソコンを外で使う場合のマウスをストレスなく使うためにはどれを選べば良いか?

現在、複数のOSの入ったノートパソコンを使っていて、自宅だけでなく外でも使うために色々と使い分けているのですが、使っていて思うのは、ノートパソコンに付いているタッチパッドだけでは快適に操作することは難しいということです。

自宅でノートパソコンを使う場合、机の上に置いた上で使っているのでマウスが使えるので、各種マウスを使っているのですが、自宅で使う場合は良いのですが、外にパソコンと必要な周辺機器を持ち出すような場合、できるだけ出先でパソコンを使う際のトラブルが起こらないような構成にしたいと思っています。

私の場合、WindowsとLinuxの環境が混在しているので、無線マウスを使う場合、BluetoothマウスにしないとLinux環境で使えないものがあります。で、今までは比較的小さなBluetoothマウスを持ち歩いていました。この場合、パソコンだけでなくAndroid OSの入ったタブレットと接続してBluetoothキーボードとセットにすれば、それでパソコンのように使えるので、便利は便利です。

ただ、Bluetooth機器は電気が必要なため、普段使わないものを外で急に使おうということになった場合、内蔵電池が切れている状態に気付いた場合、充電し直す必要があります。そんなこともあるので、私が持っているBluetoothマウスの中には単三や単四電池を入れて動かすものもあります。これだと普段はマウスの中に入れないで保管しておけば、必要な時にマウスに入れて使うようにできます。また、マウスだけでなく他の周辺機器でも使っている充電池に仕様を統一することで、他の機器で使った電池をその都度充電するようにして、使うことも可能にはしています。

ただ、そうした管理というのも結構手間がかかるということもあり、私は小型のBluetoothマウスだけでなく、有線マウスを使うようにしています。有線マウスは電源をパソコンから取るので、充電をするという事は考えなくても済みます。

ただ、有線ということでできるだけコンパクトにまとめたいという中、配線が邪魔になるというディメリットもあるというのが問題です。自宅で使う分には別に良いのですが、旅行や車中泊先で使う場合にはパソコンを設置する場所にもよりますが、あまり長いコードの付いたものはあまり持ち歩きたくはないですね。

調べたら、本体にコードを巻き込むことができる有線マウスが販売されていることがわかりました。ただ、この種の製品は使ったことがあるのですが頻繁に使っていると、巻取り部の故障が起こった場合、便利な巻取り機能自体が使えなくなってしまうという問題があります。

あくまで個人的な考えですが、本体にUSBケーブルを接続できる端子を付けて、普通のUSBケーブルを使う時だけせつぞくできるようにすれば、ケーブルは充電用のものを流用できるなら結構スッキリします。調べたら、ゲーミングマウスで無線でも有線でも使えるようになっているマウスにはそのようなものはあるようですが、それだと大きいし個人的には無線部分はほとんど使わないし、あまり購買意欲はわきません。

今後どこかのメーカーがケーブル別売りの端子に接続するタイプのモバイルマウスを売ってくれないのかと思ってしまいました。これだと、パソコン本体にUSB-Cタイプの端子しか付いていないものでも、ケーブルを変えることでスムーズに付けられるだけでなく、ケーブルが断線した場合もケーブルだけ交換すれば使い続けられることになるので、こうしたマウスの需要はあるのではないかと思うのですが。とりあえずは今後もこの種のウォッチングを続けながら、私にとって理想的なモバイル用の有線マウスを探して行きたいと思っています。

今年の感染症対策にはとりあえずインフルエンザワクチンを打ってきました

新型コロナは実際のところ流行っているのか? ということについては、周りに感染している人がいるので、それなりに気を付けてきたものの、予防接種についてはしてきませんでした。ただ、毎年会社の方で地域のお医者さんに来てもらって集団でのインフルエンザワクチンの接種は行なわれているので、とりあえずインフルエンザだけでもということで、昨日受けてきました。

幸いなことに、かつて一連のコロナウィルスに対応するワクチンを打った時にも後遺症などとは無縁でしたが、今回のインフルエンザワクチンについては、打ったところが最初にかゆみを持った程度で済み、これを書いている現在も体調に問題はありません。

ネットで様々な情報が入ってくる中で、副反応が自分に起こったらどうなるのか? という不安は今の時代にはあるわけですが、インフルエンザの予防接種についてはそこまでの副反応が問題になってはいません。ただ、今回の予防接種についても全てのインフルエンザに対応できるわけではなく、特定のインフルエンザに効くもので、これから流行するのではないかと思われるものの免疫ができるような形になっています。

以前はこうした仕組みを知って、もし予想と違う形のウィルスが流行したら予防接種を打っていても意味がないということで、長らく予防接種はしなかったのですが、今は自分で感染症を防ぐための方法として予防接種を打つことにしています。ただ、今年は会社でも昨年と比べると、感染症の影響も薄れてきたからかも知れませんが、そこまで混み合うことなくスムーズに打つことはできました。

感染症対策の基本は手洗いやうがいでウィルスをできるだけ体に入れないことと、そもそも睡眠不足や極度の疲労などで体内の免疫を弱まらせないように体調管理に気を付けることがまずは大事で、その上での予防接種ではあると思います。ただ、コロナやインフルエンザにかかってしまうと、家族にもうつしてしまう可能性もあり、一定期間休み続けることを余儀なくされてしまいます。

とりあえず今年から来年にかけては、コロナは打たずインフルエンザだけ打つという形で何とか乗り切れればと思っています。まだ承認されていないのがインフルエンザとコロナの混合ワクチンですが、これが来年の職場で打てるようになれば(ということは、会社の方で推奨されているということになる)、そうしたワクチンの接種についても考えていきたいと思っています。

これから秋の行楽シーズンになりますが、日中も気温が上がらないようなところに紅葉を見に行く機会も増えるのではないかと思います。限られた休みの中で色々なところに行きたいと思っている人は多いと思いますが、今年もここまでコロナだけでなくインフルエンザの感染も増えてきているということなので、決して無理はせず、自分の免疫を守るような生活を心掛けたいものです。

東芝の防災用手回し発電ラジオTY-JKR6をあえて購入した理由とその他のおすすめ

2021年に販売を開始した、東芝の災害用ラジオTY-JKR6を改めて購入してみました。現在、手回し発電ラジオはTY-JKR6の前機種であるTY-JKR5を持っているので、同じようなラジオは必要ないと言われればその通りかも知れません。ですが、今回通常の価格より安く5千円弱で売り出されていたので、使い勝手などを比較してみることにしました。今後、防災用ラジオの購入を考えられている人の参考になれば幸いです。

まず、二台の大きさを比較してみました。JKR5の方が小さくて重さも軽いです。今でもJKR5に対する自分の評価は高く、個人的におすすめしたい防災ラジオであるのですが、JkR5は2016年発売で、ホームベージを見ると生寒終了になってしまっています。それは、2021年に発売になったJKR6という後継機があるので、今後は次第に新品が買えなくなるのではないかと思います。これを書いている現在、JKR5はそれなりに値段も高くなっていますし、そこまでお金を出すのなら、もっと別の選択肢もあります。

JKR5のJKR6との大きな違いは、大きさもありますが、ラジオがアナログチューニングで電池持ちが良い(JKR6と比較して)ということが挙げられます。今回購入したJKR6は、一つのICによって選局・検波・復調という動作を行なうデジタル方式のDSP方式を採用しています。部品が少なく調整も必要ないので簡単に組み立てられ、特にFMの感度が高いと言われています。ただ、従来のアナログ方式(JKR5や低価格のダイヤルチューニング式ラジオ)と比べて多くの電力を消費するので、同じ電池を入れても聞き続けられる時間が極端に少なくなります。以前もこのブログで紹介しましたが、JKR6を手回し充電でなく単四アルカリ2本でFM放送をスピーカーで聞き続けた場合の連続利用時間が30時間であるのに対し(手回しだと一回15分)、JKR5の方は40時間(手回しでは40分)と、デジタルとアナログで電池持ちはかなり違います。

もし、もう少し大きくして電池が単四ではなく単三2本であればと思いますが、単三2本でアナログ方式、しかも東芝の防災手回しラジオと同じキャパシタに蓄電するタイプのラジオが有ります。山善のYTM-R100がそれで、手回しでFM放送をスピーカーで聴ける最大が60分で、単三アルカリ電池を入れると驚異の120時間も聴けます。ですから、ホームラジオとして使いながら非常用としても使うなら、YTM-R100で良いと思いますが、今回は私がなぜTY-JKR6を買い足したかということについて書かせていただきます。

また、JKR5との比較になりますが、内蔵のロッドアンテナはJKR6の方が長くなっています。デジタルのDSP方式であるJKR6の方がFMの感度が良いと書きましたが、さらにFMラジオを聴く場合にはアンテナの性能に左右されますので、多少でも長い方が安定した受信ができるということになります。ラジオはAMに限るという方も当然いると思いますが、現在は多くのAM局がFMでの同時放送を行なっておりますし、私の住む市の広報を流したり大きな災害が起こったり、津波警報が出た時に地域の情報を流し続けるのは地域のFM局になりますので、FMの感度というのは意外に大きなポイントになります。

さらに、JKR6はデジタルチューニングで、AM・FM局それぞれ3局のメモリーができますので、自分の住む地域で何か大きな災害が起こった時、ラジオのスイッチを入れてボタンを押すだけで目的の放送局をピンポイントでつかまえることができます。この点が私には大切でした。JKR5でも同じことができるのですが、本体だけでなくチューニング用のつまみも小さいので、デリケートな作業が例えばこれからの季節、寒さで手がかじかんでしまった場合にはなかなかうまく放送局を受信できないというような事が起こるかも知れません。防災用手回しラジオの中では、デジタルチューニングのプリセット方式というのはこのラジオが唯一なので、デジタルラジオでの電池の持ちの悪さは我慢しても、外に持ち出して何かあった場合に外でもすぐにラジオを聞けるようになるというラジオの操作性というのは大切だと思います。

ただ、プリセット方式のラジオの場合、自宅のある地域から動かなければ良いのですが、車中泊の旅で地元でない旅先で災害に遭遇した場合には逆に放送局をオートチューニングで捉えにくい(特に山の中では電波が弱くなるので)、かえってアナログチューニング方式の方が出力の強い放送局を見付けやすいということはあります。ですから、今回購入したJKR6は通勤バッグの中に忍ばせて、ローカル局をプリセットしておき、いざという時にはピンポイントで情報を得るためのラジオとして活用しようと思っています。基本的にはエネループでも動くので、手回しはしないで電池駆動で使うことを想定しているので、デジタルDSPラジオ特有の連続使用時間が短い点もそこまで気になりません。

ただ、これはあくまで私の場合なので、あくまで手回しにこだわりたくないのなら安くて性能の良いラジオを防災用として使うのも良いですし、いざという時に電池がないのが怖いということであれば、手回し機能の付いたここで紹介したラジオも参考にしていただけると幸いです。

Chromebookは将来的にAndroid化すればモバイル関係のハードは最少限にできる?

海外のネットニュースで、現在のChromeOS(Chromebookに入っているOS)をAndroidOSに統合するのでは? という話があるという記事を読みました。まだすぐにというわけではないとは思うのですが、Android陣営は学校の授業用に特にiPadとの勢力争いを繰り広げていますので、今後は10インチクラスのAndroidタブレットでできることが広がれば良いと思うのですが、その際には色々問題になりそうな事もあります。

私は現在、持ち出すキーボード付きの端末ということでは、Windows11のミニノートの他、もはやWindows11にアップデートできないノートパソコンにLinux Mintを入れたのを便利に使っています。Linux MintはOSの料金がかかりませんし、ベースとなるパソコンは使い終ったものが中心なので、中古市場で購入しても格安(1~2万円程度でも可)で購入できます。それで、今ではWindowsパソコンでやっていたことがほとんどできてしまうのですから、もはや現状ではChromebookよりもLinux Mintという風になってきているのですが、もしChromeOSとAndroidの統合が行なわれると、また違った可能性が出てきます。

今のChromeOSをインストールしたChromebookは、一部のAndroid用のアプリが動くようになっていますし、Linux環境をインストールすれば、Linux Mintで私がやっていることもできるようになりますが、メモリを消費したり動作が不安定になったりするので、今持っているChromebookではLinux環境をアンインストールし、基本的にはChormeブラウザのみで使っています。

ただ、現状のChromebookで私にとってネックなのは、WindowsやLinuxで使える「Google日本語入力(Mozc)」と同じ入力用のカスタマイズ機能が無いことです。今のAndroid端末にこの機能さえあれば、10インチくらすのAndroidタブレットにBluetoothキーボード、マウスをつなぐことで外での簡単な作業は全てAndroidに一本化できます。そう思っていてもその辺の進化はないので、手持ちの古いノートをLinux Mint化して使っているという状態です。

今後、そうした状況が改善し、iPadに対抗できるような新Androidタブレットが出てきたら、恐らくSIMフリーの通信機能が付いても圧倒的にiPadより安くなると思うので、持っている周辺機器を有効に使いながら、旅行用の持ち出しのためのモバイル機器のコンパクト化に一役買うのではないかとも思うのですが、そこに一つ考えなければならない問題も潜んでいます。

というのも、現在のAndoridのOSを積んだタブレットやスマホは、購入時に入っているOSのバージョンからのバージョンアップがあるかどうか不透明なので、できるだけ現行での最新OSが載っているものを購入して、できるだけ使える期間を伸ばす必要があります。その点、今のChromebookは発売してから10年はサポートがされるので、安心して使えるようになっています。今後ChromebookとAndoidが統合するなら、せめてiOSと同じくらいは長く使えるようなサポート体制を考えてくれれば、そこまでCPUの負担になるような作業をしなければ、安心して長く使えるようなものになるのではないかと思います。

AndroidはiOSと違って多くの国やメーカーで作るので、少しずつ仕様も異なるなど、統合に向けて難しいところは当然あると思います。それでも、Androidで動くアプリというのは本当にたくさんあり、今のChromebookでそうしたアプリが安定して動くようであれば、現在のブラウザのみの使い勝手とは変わって、一通り使えるOSになってくるのではないかと思います。ただ、キーボードを使っての入力方法については、やはりパソコンではできるきちんとしたカスタマイズはできるような形で統合して欲しいなと思いつつ、今後のChromebookの進化を待ちたいと思います。

谷川俊太郎さんの業績についてその作品とともに考えてみることにした

詩人の谷川俊太郎さんの訃報が流れてきました。車中泊とは関係ありませんが、今回は故人を偲ぶということで少々書かせていただきたいと思います。

私の谷川俊太郎初体験は、記録をひもとくと彼の初めての絵本という和田誠さんと組んだ「ケンはへっちゃら」という本に出会ったことでした。当然ながら本を見ていた時にはそこまで内容について深く考えられるような年齢ではなく、和田さんの絵と子どもが好きな「おなら」の擬音がことにつけ印象には残っていました。

その後、チャーリーブラウンとスヌーピーが登場するチャールズ・M・シュルツ氏のコミック「ピーナッツ」の日本語訳者としてその名前を目にしました。学校の授業では彼の「二十億光年の孤独」を読みましたが、最初の絵本の内容はともかく、世の中から至極まっとうに評価されている方であるという印象は持っていました。

その後、高校時代に何かのステージにご本人が出ているのを見る機会に恵まれました。ご本人は個人としての講演会というものは行なわず、ご当地の若い人との座談会という形であれば出るというようなスタンスだったらしく、一緒にステージに立った地元の子や会場からの質問に答えるような形でその座談会は進行していきました。その際、私が思った、教科書に載るような詩というのはあまり日常的には触れることがないのでとっつきにくい(?)というような話をした人がいました。それに答えた谷川さんの言葉は確か「でもぼく『鉄腕アトム』を作詞してるのよ」という感じだったと思います。なかなか地元在住だと有名な詩人の人柄というものに触れる機会はないのですが、この言葉だけは今でも覚えていて、それから彼に対する印象が変わりました。

その後、漫才の世界で大人気だったビートたけし(北野武)さんが、漫才の世界だけでは収まらないくらいに、深夜のラジオだけでなく映画の世界や歌にも挑戦している時期があって、その中で強烈な印象だったのが、谷川さんの詩に坂本龍一さんが曲を付けた「たかをくくろうか」は大人の味で、かなり印象的でした。北野さんの歌も良いですが、その後谷川さん自身が歌ったバージョンも良く、高校時代の事を思い出したりしました。

私にとっては、谷川さんはまさに日常的なものから詩の世界の扉を開かせてくれたような存在で、どんな人でも名前を知られているというのはやはりすごい人であるという感じがあります。ここまでだらだらとした駄文を書き連ねている身からすると、言葉を選んで短い表現の中で強い印象を読んでいる人に与える詩人というのはすごいと思います。最近では紛争の続くパレスチナのガザでソーシャルメディア上から作品を発表し続けていたリフアト・アライール氏の作品を読むと、詩というものは高尚なものではなく、人間の叫びを具現化してその気持が多くの人に伝わる文学の奥深さを感じずにはいられません。

谷川さんの死因は老衰だということですが、今の社会について谷川さんの言葉が聞けないというのは本当に残念です。むしろこれからの日本でこそ詩人の叫びが必要になってくるのではないでしょうか。私にはさすがに詩をひねり出す才能は無いので、国内で谷川さんに続く詩人の方の作品に今後は期待していきたいと思います。今生きる多くの人たちの不安を具体的に言葉として紡いでくれるような作品を目にできるようにと今は願っています。