車の中は熱しやすく冷めやすいので急激な気温変化に備えるためにはしっかりとした準備が必要

昨日は夏から一気に冬となるような気温の変化もあり、体調がおかしくなった方もおられるのではないかと思います。基本的には前日の天気予報などで翌日の気温のデータなどをきっちり収集し、その予想に基づいた準備をしておくことが大切になると思います。

もし、昨日に車中泊をされていた方がいたとしたら、特に夜から早朝に掛けてはかなり気温が下がった場所もあったと思いますので、マットの上にタオルケットをかけるだけというような感じでは、かなり気温が下がった状況の中で寒さで目が覚めてしまうでしょう。

キャンピングカーのように室内空間が作られた車の中で寝られるなら良いのですが、普通の車は鉄板で囲まれているだけなので、外気温が下がるとその影響を直接受けてしまいます。風に吹きさらされるよりはマシではあるのですが、日中が気温が高いものの、風が冷たくなり夜から朝にかけて気温が下がる可能性のあるこれからの季節は、冬でも対応可能なくらいの準備をして出るくらいのことをしないと、なかなか大変だということはこの寒さを感じてみて改めてわかるのではないかと思います。

個人的には、車中泊用としては上から掛ける布団や毛布もあっていいのですが、体全体を覆うことができる寝袋を用意しておくと、中に毛布を入れたり、雨具を着込んだ状態で寝袋の中に入るとか、新聞紙を体に巻き付けた状態で寝袋を使うなど、体を冷やさずに保温をするためにはやはりマミー型の寝袋が良いと思います。

私の車にはこの他にも片面アルミになっているシート(いわゆる非常用アルミシートで何回も使い続けられるもの)もあるので、寝袋をシートで包むことで、ある程度の暖かさは確保できるのではないかと思っています。さすがに秋に真冬用の寝袋を持って行くのは過剰だと思いますが、夏用の寝袋というよりもオールシーズン用の夏用より厚いものを持って行った方がいざという時の事を考えると役に立つ度合いは高まります。

もし夏用の寝袋しかなかったり、寝袋に入っただけでは寒さを感じるというような時のために、「簡易湯たんぽ」の利用についても考えておくことも必要ですね。これは秋だけのためでなく、大雨にまともに打たれてしまい体が冷えるようなことは夏でも起こり得るので、寝袋に入ってじわじわとあたためるのではなく、直接暖かくするための工夫です。具体的には、車中泊をする場合は飲水用の水の用意は必要だと思うので、水用のボトルの中に熱湯を入れても大丈夫なものを用意しておくだけで簡易湯たんぽが作れます。

昔は一升瓶にお湯を詰めて抱いて寝るというパターンもあったように聞いていますが、ガラス瓶は割れたら大変なので、それ自体では保温できないアルミ製のボトルや、ナルゲンのようなプラボトルの500mlくらいのものを人数分用意しておくのが良いと思います。一回500mlなら車中泊用に用意した湯沸かし用のカセットコンロでも短時間でお湯を沸かせますので、それにお湯を詰めてタオルで包めば簡易湯たんぽの完成です。寝袋の中に入れて寝ると体温近辺での温度をキープしますので、冬などは手洗いや洗面・歯磨き用の水として使うこともできます。

10月に入ってまた3連休がありますので、車中泊の旅に出掛ける方もいると思うのですが、移動しながらその場所の天候を把握するのは大変かも知れません。少なくとも、行き当りばったりに進むのではなく、車中泊をする場所については大体の目星を付けておき、車中泊場所周辺の天気について事前に調べ、その最低気温についても知っておくことが、旅先での体調を守るためには大切なことだろうと思います。自らが運転して出掛ける場合、旅先で体調を崩してしまうと予定通りに進めなくなるだけでなく運転中の事故を心配しなければなりません。そんなことにならないためにも、車中泊の装備についても多少は余分に持っていくことを心掛けたいものです。


カテゴリー: 車中泊での心構え | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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