車中泊のノウハウが役に立つ時代?

このブログはあくまで車中泊のブログなのですが、現在はほとんど車中泊用のグッズを揃えてしまったこともあってなかなかグッズ紹介はできませんが、まさかこうしたノウハウが旅行以外で役に立つときが来るとは思いませんでした。

現在の私の車中泊スタイルは、シートを倒してその上にコット(組み立て式のキャンプ用ベッド)を組み立てて寝るというスタイルに落ち着いたのですが、それ以前に試行錯誤したキャンプ用のマット各種や、季節ごとに使い分けられる寝袋などは古くなっても使えるので、しっかりキープしています。

今後、都市のロックアウトが起こったとして、どうしても出かけなくてはならなくなった場合、様々なお店はもちろんのこと、ホテルの営業自体もしていないということも考えられます。さらに今もそうなのですが、海外から日本に戻った人が検査を受けて、たとえ陰性だったとしても、二週間は自宅かホテルなどで経過観察をする必要があります。その報道を見ていて大変だと思うのは、自宅やホテルに移動する手段に、公共交通機関が一切使えないということになっていることです。

そんな時でも空港でレンタカーを借りて自分で運転して移動することは許されているので、たとえ迎えに来てくれる家族がいない場合でも、軽自動車のワンボックスカーを指定してレンタカーを乗り捨て利用すれば二週間ホテルに泊まるよりも安く安全に移動しながら簡易隔離状態を作ることができます。その際、キャンプマットと簡易寝袋があれば、何とか手足を伸ばして寝られる状況を空港のロビー床でも車内でも構築することができます。かなり小さくなるマットも寝袋も、さらにテントだってありますので、海外に長期で出かける場合にはそうしたミニキャンプセットを持っていくのもありではないでしょうか。

もし、単身世帯でなく自宅に誰かいる場合は、出かける前に「車中泊お出かけセット(マット・寝袋・アイマスクなど)」をわかるところにバッグに入れて置いておき、足止めされている空港の郵便局や宅配便の営業所留めという形でバッグごと荷物を送ってもらえるように日本に出発する前から手配しておけば、車中泊環境がまるでなくても、空港で荷物を受け取りしばらく空港で待たされる場合は仮眠に使うもよし、自宅へ出発することができるようになったらすぐレンタカーを借りればいいわけです。長期ではなく短期の観光や商用で海外に行かれる場合、あまり荷物を持っていきたくない場合で、留守番の人がいるなら、そうした方法も使えます。こうした車中泊お出かけセットを作っておくと、こうしたときだけでなく大きな災害の時にも有効に使えますので、今回の騒動をきっかけにして、荷物として送れそうなバッグにすべて入るものを厳選してみるのも面白いと思います。

そう考えてみると、一時期は自動車の運転免許を取らない方が生活にかかる経費は安く上がるという考え方もあるかなと思ったことがありましたが、車は手放しても免許だけは持っていたほうが、自分で好きな場所に行けるだけでなく、自宅へもちゃんと帰ることができるようになります。そして車中泊を快適に行うためのノウハウを身に着けていれば、空港から自宅がかなり遠くでも、車中泊の連続がそこまで苦にならないので、自分のペースを守って帰宅することも可能です。

もちろん、成田から九州・北海道なんていう移動を車でするなら専用プランで安く泊まれるホテル利用もいいでしょうが、現在はそうした費用はすべて自費になるので、同じ自費なら車中泊をしながらのんびり自宅に帰る(どちらにしても14日間は自宅待機になるので)という考え方もあるのではないかという気もします。もしこうしたプランを実行される方がいましたら、観光は基本的にはせず景色は車の窓から眺めることにとどめ、買い物や食事などでお店の方や他のお客さんと濃厚接触しないように細心の注意を払うことだけは忘れないでください。


カテゴリー: 車中泊実践編 | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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