昨日、私の住む静岡市にある静岡駅から近い繁華街の歩行者天国において、車が逆走するような形で歩行者のいる道路に侵入してきて、複数の怪我人が出たというニュースが有りました。実は、その時刻、事故現場となったところからそれほど離れていないところで友人たちと会っていたのですが、タイミング的に事故が起きた時には室内にいたものの、何かの拍子でタイミングがずれていたら、運悪くその道を通っていたかも知れないという状況でした。
報道によると、事故を起こした運転手は意図的に歩行者の集まる車が通行禁止の場所に突っ込んだということで、本当に被害がけが人だけで済んだことは不幸中の幸いでしたが、これはまさしく思想性のない「テロ」に間違いなく、こんなことが日本の地方都市でも起こるんだということを改めて自分の中でかみしめています。
車自体を自爆させるような形で大きな被害を出したり、アクセルを踏みまくって通ろうとするような人は、全国どの街でも今後出てくる可能性があります。そうでなくてもこれからビアガーデンなどでお酒を飲みに繁華街に出る方もいると思います。千鳥足になるまで飲んでしまった場合、普通に走っている車との事故も心配になりますが、今回の場合はそうではなく、車が入ってくることは考えられない状況で車が入ってくるわけで、命を守るためにはこうした運転手の犠牲にならないような注意は、もはや人の集まるところであれば常に心配しなければならない状況になってきたのだということを再認識させてくれます。
一般的に、歩道であっても道路を歩く時には安全が必ずしも確保されているわけではないので、それなりに注意をしながら移動することが必要であると改めて思いました。さすがに車が突っ込んでくるというのはそこまで頻繁に起きたら困りますが、無謀運転する自転車、特に電動自転車はそれなれにスピードが簡単に出てしまうので、そうした自転車にも注意すべきです。今後はさらに電動キックボードを歩道で乗る人も増えてくると思いますので、故意ではなくても歩いていて大きな怪我をする危険のある事故に巻き込まれるケースも色々と出てくるのではないでしょうか。
今回のように、意図的に突っ込まれるとなかなか避けるのは大変だと思いますが、周囲に全く気を付けないで歩くことのないよう、今後のお出掛けには十分注意していただきたいと思います。
報道によると動機は「むしゃくしゃしてやった」と言う事ですが、思想的なテロより怖いですね。思想的なテロであれば事前の情報で防止する事も可能ですが、秋葉原の無差別殺人のような動機では防止のしようが無い。
「安全神話」と言うものはもはや存在しないと考えた方がいい時代です。
埋立地に住んでいる事もあり平坦ですが、自転車の暴走には危険を感じています。ところがエコ信者は自転車に対する規制強化には拒絶反応を示す傾向がありますね。さすがに最近は保険の強制化などされるようにはなりましたが。
世代によっては全く自転車の交通法規を知らない世代もあるので講習の義務付けかなど必要を感じる事はあります。
自分の身は自分で守ると言う世界の常識が日本でも求められる時代ですね。
事件のニュース映像を見ていて、車で突っ込んだ後、車から降りて逃げようとした犯人が、通行人に取り押さえられている姿が映りましたが、体力で相手を圧倒できるような感じの人ではないように感じました。そうした人の感じるむしゃくしゃした感情というのは推し量ることはできませんが、常に多くの人たちがイライラしているような社会であることは最近感じることがあります。
そういう社会の中では事件を起こすような事でなくても、肩がぶつかったくらいでも大きな怪我を生むような騒ぎになってしまうわけで、周辺の状況に気を付けることも大切ですし、ちょっとしたトラブルを大きくしないような現場での対応も大切になってくるように思います。自分が加害者になった時のために車だけでなく自転車の保険を付けたりして、当事者同士でトラブルの解決ができなくなった場合には専門家に任せることができるような体勢を用意しておくことも必要になってくると思います。