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サーモス テーブルスープジャー KJC-1000

2016年は暑い日が10月まで続き、11月になって急に寒くなってきました。そうなると恋しくなるのが温かい食べ物ということは日本全国どこでも変わらないのではないでしょうか。そんな中で真空断熱ボトルを出しているサーモスから新たな製品「テーブルスープジャー」が販売され、小売店でも目立つ所に置かれるようになりました。

この製品はきちんとネジ式のフタで密封され、アウトドアにも持ち出し可能な「スープジャー」シリーズとは違い、フタは保温保冷性はあるものの上からかぶせるだけのものなのでお弁当と一緒に持って行くには向きません。しかしその分料理のお供として使えるよう容量が1リットルとスープジャーに比べると多く入るようになっています。

下ごしらえをした具材に熱湯を注いでしばらく待てば、美味しいスープを作ることができますし、煮込み料理は本体の性能の関係から2時間以内の利用に限るとされていますが、これは熱湯を入れて2時間は74℃をキープするという性能なので、保温調理に使う場合は中味の温度低下には気を付けましょう。

個人的にはカップヌードルリフィルやチキンラーメンをお湯を注いで3分待って作るくらいしかしなそうではありますが(^^;)、ナベで作ったお味噌汁やスープを保温して食事の際にお代わりをしても熱々のままいただけるという感じでも使うことができるでしょう。

ここまでは保温用に使うことを想定していましたが、氷を入れてフタをすれば、水割り用の氷をまとめて置いていても長く持たすことができたり、冷やしておいたフルーツやサラダをそのままの状態でいつでも食卓でいただくこともできます。

ただ、ここは車中泊のブログなのでフタが取れやすく家の中で使うことを想定したテーブルスープジャーをあえて車で持ち歩いて使うことを考えてみます。キャンプで使う場合は先に汁物を作ってもこのテーブルスープジャーに入れておけばできたての熱さをそのままいただけ、後で温め直しする必要もありません。保温調理をすれば、それほどキャンプで用意できるとは思えない火器をその時必要なものを調理するのに回せます。

さらに、出来合いのお惣菜を利用する際も、家族4人分くらいまでだったら汁物(おそばなども持ち運べるかも)はこのスープジャーに入れてもらえば、運ぶのに多少時間がかかっても冷めずにいただくことができます。なお、車で買い出しに行くなど、移動の際の転倒対策には、ハードタイプのクーラーボックスを保温用に使い、それほど大きくないクーラーボックスの中にスープジャーが入るくらいのスペースを作って持ち運びできるようにしておき、隙間をタオルで埋めるようにすれば、二重三重の保温(保冷)効果が生まれるでしょう。

これからの社会を考える時、鍋スープすらも一人用の製品が出る世の中ですから、あえて大きなものを購入せず、一人ないし二人で食べ切れるくらいの量を作ったり持ち帰ったりするくらいなら、このスープジャーでも大きいくらいかも知れません。今後同じような製品が各社から出てくることが予想されますが、もっと色んなサイズのものや、ひっくり返してもこぼれない容器などの登場も期待されます。


紙コップの飲み物を車内でこぼさずに運ぶ試みは……

このブログと旧ブログではコンビニで売っている100円のコーヒーを小型の真空断熱ボトルに移し替えて時間が経過してもそのままの熱さや冷たさで飲めるように、移し替えにちょうどいいボトルを探しているのですが、今回は別の観点から真空断熱ボトルを使うことを考えました。

というのも、現在の私の車のドリンクホルダーにはタイガー魔法瓶のスープカップが差さって置かれています。型番はMCC-B038という380mlの容量があるものですが、本体にスプーンが付いていたり、寸胴ではなく角度のあるカップの型になっていて、この形だからこそドリンクホルダーに差しても安定するということもあり気に入っています。

で、今回は何をしたかというと、近所のパン屋さんで買い物をする人限定で180mlのカップにコーヒーを一杯いただけるのですが、車で行って自宅まで持って帰るのに車の中でこぼさないようにして持ち帰れないだろうかと思ってのことです。

カップをボタンを押すとコーヒーが出てくるコーヒーメーカーにセットすると、だいたい180mlが満杯のカップの7分目くらいまでコーヒーが入ります。そのくらいの容量なら気を付けで帰れば何とかなるかも知れませんが、自宅に入る時にはちょっと大き目の段差になっているので、常に小容量の真空断熱ボトルを用意して入れ替えるしかないのかなと今までは思っていたのですが、今回はカップにコーヒーが入ったままタイガーのスープカップに入れて運んでみることにしました。

タイガー魔法瓶MCC-B038

実際どんな感じになるかというと、まるであつらえたようにすっぽりとカップがはまり、もしひっくり返ったとしても、スープカップの内はひどいことになったとしても車内が汚れることはないでしょう。これはいいことに気が付いたと思って改めてコーヒーを飲もうとしたところ、大きな問題に気付きました(^^;)。

勘の鋭い方にはもうおわかりかも知れませんが、入れる時にはすんなり入れることができるものの、すっぽり入ったカップを取り出す場合に、片手ではちょっと取り出すことはできません。左右の両指でカップの内側をつかむようにして引き上げることで何とかこぼさずにカップを出すことができたのですが、事前に手を洗っておかないと引き出したカップにそのまま口を付けて飲むことがはばかられるかも知れません。

このまま何とかしようと思った場合、ぴったりと閉まるフタを100円ショップなどを回って別に用意してそのフタに紐かリボンでも付けておけば、カップに手を付けずに出し入れが簡単にできそうですが、そこまでするよりもコーヒーの中味ごと小容量のボトルに入れ替えてしまった方が楽なので、このアイデアも微妙かも知れません(^^;)。

まあ、全てのアイデアがうまくいくとは限らないということですが、飲み物では無理でもジェラート、シャーベットやプリン、ゼリーが今回紹介したサイズくらいのカップに入っているものだったら中に入れてフタをして運び、冷えたままの状態のものを後でゆっくり食べることも可能になるでしょう。当初はスープ類の他、スーパーなどで売っている冷えたカットフルーツなどを入れて持ち運ぼうと思っていたのですが、これも直接フルーツを入れて後で洗い物を増やすよりも、まずカップを入れておいて、そのカップの中にカットフルーツを入れ直して改めて入れれば食べた後の片付けが楽になるなど、今後の展開へのヒントにはなりました。今後はせっかく車の中に入れて持ち運んでいるということもあるので、このスープカップの様々な利用方法について改めて考えていければと思っています。


購入したサーモス ステンレススリムボトル0.5L FFM-500 SBK

前回紹介した3社で出しているコップ付きボトルのうち、一番安くてさらにオールマイティに使えそうだということで、結局サーモスのFFM-500 SBKを購入しました。色については長く使っていると塗装が剥げてくることになるため、最初からシルバーの方がいいということで個人的には選びました。

FFK-500 その2

まず最初に気になったのは、フタ兼コップの容量でしたが、なみなみ入れると約150ml弱、8分目くらいで普通に飲む場合はだいたい100mlくらいで、ボトルの中味を5杯分くらいいただける勘定になります。コップの飲み口は金属になっていないので割と熱くはならず、熱湯を入れても冷ましながら何とか飲めるようにできます。

FFM-500 その3

さらにこの製品の特徴である中せんについて見ていきます。中せんはねじ込み式になっていますので、セットする時にはずれないように気を付けないと思わぬところで漏れてしまうかも知れませんが、気を付けてきちっと閉めれば問題ありません。ワンプッシュで簡単に開けることができ、注いだり飲むことができます。専用の直飲みボトルと違って鼻に当たるような感じにはなりますが、直接この口からも飲めるというのはポイントが高い点です。

今後の使い方としては旅先で購入した500mlのペットボトルの中味をこのボトルの中にそのまま入れて一気に飲むのでなくコップに移して飲んだり、熱湯を入れていって直接コーヒーやスープにして飲むことの他に、カップ麺を作るお湯として使い残った分をお茶やコーヒーにして飲むというような方法も取れます。

口径が4センチと広く、冷蔵庫で作った小さめの氷なら十分中に入るので、夏には氷をとかさないように長い時間冷たい飲み物を持ち運ぶこともできますし、飲み切ったらボトルの中に追加していけば常に冷たい飲み物を飲むことができます。

また、比較的個人で持ち歩くボトルとしては容量が大きいことから、いざという時にも意識することなく飲み水を確保でき、さらに他人に水を分けてあげるような場合でもコップからならシェアして飲むことができるというメリットもあります。水分補給という点でいうと、喉が渇いてから一気に飲むのではなく、喉が渇く前に少しずつ体に水分を入れておくことが重要だと言われています。直飲みだとつい飲み過ぎてしまう事もありますが、コップの中に注ぐことで量をコントロールできるので、夏の水分補給には最適のボトルと言えなくもありません。

サーモスのボトル全般に言えることかも知れませんが、中センのパッキンが比較的簡単な作りで、部品も安くいろんなところで買えるので、匂いの付くコーヒーを入れるような事をしていても、パッキンを交換することで長く使い続けることができるという点があります。

FFM-500についてもゴムのパッキン部分だけが「FFMパッキンセット」という交換部品として売られています。他社の場合、ゴムパッキンを含めた中センそのものを交換しなくてはいけない場合もあり、本体が安く買えるなら新しい製品を買い足した方がいいようなケースも出てきてしまっていました。

この点ではサーモス製品は維持コストが低いと言えますし、あえて新品で買った状態で予備のパッキンセットを用意しておけば、例えばコーヒーを直接入れる時のパッキンと、水やお湯を入れる際のパッキンを使い分けることで、水を入れている時にコーヒーの匂いが気にならないというような利用の仕方もできるわけです。

コンビニコーヒーの場合ラージサイズが2杯分は入りますので、別に持ち運べるコップも持って行けば、2~3人でコーヒーを頂くような場合でも十分活用できます。そう考えると購入当初はあまり考えていなかったコーヒーサーバーとしても活用できるわけで、今後の展開が楽しみになってきました。


コップ付き水筒 三大メーカーの製品比較

前回の最後に触れた、国内の3メーカーというのは以下のメーカーになります。

・象印マホービン
・タイガー魔法瓶
・サーモス

他のメーカーが全くダメであるかというとそんなわけではないのですが、それこそ中国から爆買いにやってくる人たちのお目当てはこれらのメーカーの保温保冷品質がいいものを買いに来るだけあって、海外生産ではあるものの初心者が初めて真空断熱ボトルを購入する際にはこれら3社の製品から選べは間違いないでしょう。全て国内で製造しているメーカーもありますが、製品のバリエーションはやはりこの3社が種類も多く、まずはこうしたメーカーの製品を使ってみて不満があればさらに自分の用途によってステップアップしていけばいいでしょう。

まず、今回購入を目指す水筒、0.5Lの容量で中センのあるコップ付きのものということで、まずは象印から見ていきましょう。「TUFF/SV-GR50」がコップ付きのボトルで、以下のような特徴があります。

・外形寸法 7×7×22.5(cm)
・重さ 0.27kg
・口径 4cm
・内部フッ素コート丸洗い可
・銀イオン配合で抗菌が期待できるコップ
・保温性能 95℃の熱湯が6時間後でも76℃以上
・保冷性能 4℃の冷水が6時間後でも8℃以下

性能自体は今回紹介する中で一番カタログ値が良く、コップに抗菌処理がされているところも好感が持てます。ただ、本体内部かフッ素コートになっているので、コーヒーやお茶を入れてそのままにしてしまうと、茶しぶが残ってしまい、無理に取ろうとするとコートごと剥がれてしまうかもという心配があります。水道水をそのまま入れる場合も塩素が付いてしまう恐れがあるので、こまめなお手入れができればおすすめでしょう。

次にタイガー魔法瓶の出しているものは、通常タイプMSC-B050とスリムタイプMSE-A050の2種があります。まず、MSC-B050について見ていきます。

・外形寸法 6.8×6.8×23.8(cm)
・重さ 0.36kg
・口径 4cm
・内部は光沢のあるスーパークリーン加工 丸洗い可
・分解して洗えるプッシュせん
・保温性能 熱湯が6時間後70℃以上 24時間後40℃以上

いわゆるスリムタイプではなく、今回紹介する他のものと比べると大きくて重くなっています。口径もスリムタイプと変わらないので、購入するかどうかは価格次第といった感じもします。

次にスリムタイプのMSE-A050の仕様を見てみます。

・外形寸法 6.3×6.3×25.1(cm)
・重さ 0.27kg
・口径 4.1cm
・内部は光沢のあるスーパークリーン加工 丸洗い可
・分解して洗えるプッシュせん
・保温性能 熱湯が6時間後71℃以上 24時間後43℃以上
・保冷性能 冷水が6時間後でも8℃以下

このように比べてしまうとスリムなのに性能も高く口径もほんの僅かですが広いMSE-A050の優位性が際立ちます。唯一コップの質が落ちるのではということぐらいがウィークポイントのようで、この2種を比べてしまうと見てくれも良いので普通ならMSE-A050を選ぶ人の方が多いのではないでしょうか。

最後に、サーモスです。サーモスのコップ付きのシリーズには長年登山愛好家によって使われてきた「山専ボトル」FFX-500というモデルが存在します。保温性能に優れ、衝撃に耐えるためにゴツくなっているということからか価格が今回比較した製品と比べて二倍近く高値が付いていて、おいそれとは手を出せないというのが正直なところです。その上で調べてみたところ、同じコップ付きのものとしてはもう一種類、価格的にも他社と同じようなスリムボトルであるFFM-500がありましたので今回はこちらをチョイスしました。その仕様は以下の通りです。

・外形寸法 6.5×6.5×23.5(cm)
・重さ 0.27kg
・口径 4cm
・内部は丸洗い可
・中センはワンタッチで開き直飲みにも対応
・保温性能 95℃の熱湯が6時間後74℃以上 24時間後46℃以上
・保冷性能 4℃の冷水が6時間後でも10℃以下

コップも使いやすそうで、保温能力もしっかりしていて、直飲みにも対応するということで実にオールマイティな製品という感じです。

こうしてみると、保温・保冷性能は外形が大きい象印→サーモス→タイガーの順で落ちていきますが、スリムさとデザインではタイガーであとは内部がフッ素コートされているのが象印ということになります。

ただ見ていくとどれを購入してもそう後悔することはないと思います。コップがタイガーのスリムタイプのものでは物足りないと思うか、コップにも抗菌仕様が欲しければ象印、コップだけでなく直飲みもしたい場合はサーモスという感じでしょうか。

あとは実質的な価格の問題もあります。個人的に一番ないと思っているものでも価格が激的に安ければ私なら買ってしまうかも知れませんし(^^;)、迷うところです。あとは実際に現物が見られる所があれば見て確認した上で購入されるのがいいと思います。私も次回までにはどれを購入するか決めたいと思います。


限られた量の水分を少量ずつ摂るのに適したボトル

普段当り前に蛇口をひねれば水が出ることに慣れていると、水を得ることに窮した場合に困ることになります。災害時に支給される水というのは給水車から直接受けるか、ペットボトルで渡されるようになるかでしょうが、そうしていただいた水をどうやって飲むのか、特に飲める水をみんなで分ける場合には考えなければなりません。

ペットボトルに直接口を付けて飲んでしまうと、それだけでもうその水は飲めないと拒絶する人もいます。また、季節にもよりますが口を付けたボトルを大事に飲むあまり、飲み口が不衛生になり感染症を引き起こす可能性も出てきます。専用のボトルでも直接口を付けて飲むタイプのものは、常に衛生的に洗える状況でなら便利ですが、災害の時には使い捨てできるペットボトルの方がまだましという状況も出てきます。

ペットボトルの小さな蓋をカップ代わりにして少しずつ皆で水分を補給したという話は東日本大震災の時にそんな話を聞きましたが、あまりに少量では口の中の渇きを潤すことも大変です。私はそうした状況を見越したわけではありませんが、少量ずつ水分を補給できる小さなカップの付いた象印の真空断熱ボトル「SS-PC20」「SS-PC25」のうち、私は大きい方を購入しました。

2つの製品の容量は「SS-PC20」は200mlで「SS-PC25」は250mlです。私の購入理由は、一人で時間を掛けてコンビニコーヒーを楽しもうと思ったからです。200mlならレギュラーサイズ(ホット)がまるまる入り、250mlだとラージサイズを入れるとほんの少し余ります。温かさを保ちながら少しの量を付属のカップで時間を掛けて楽しもうと思ったのですが、このカップの容量が口の中を潤すには絶妙のサイズであることに気付きました。

このボトルに水を入れて使う限りは内部の洗浄はいりませんし、カップの部分についてはウェットティッシュで拭きながら飲むようにすれば、一人で独占することなく回りの人とのシェアが可能になります。少量ずつ飲んでいくことで、少ない水を大切にしながら飲んでいけます。

さらに、避難所で500mlのペットボトルを支給された場合、大きい方のSS-PC25に移しても半分は他の人と水をシェアできます。ペットボトルに残った方の水は早めに飲む用途にして、このボトルに入れた水についてはエコノミークラス症候群が心配される夜間の水分補給に使うなど、飲みきりボトルでは一人で一気に飲んでしまうところ、工夫次第でいろんな用途に使えます。

加えて、真空断熱ボトルという事を生かし、もし白湯の形てボトルに入れていただければ、夜間に体が冷え切ってしまっている方に少しずつ分けてあげることで、多くの人と温かさを共有できるでしょう。

普段使いでも最初に紹介したように、喉が渇く前に少量ずつ水分補給をするということでは、こうした小さなカップ付きのボトルというのは重宝するように思います。昨今のマイボトルブームで挙げられるボトルとは一線を画す製品ではありますが、一つ常備しておくといろいろ便利に使える可能性のあるボトルとして、改めてここで紹介させていただきました。