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ワークマンの「スクエア真空ハイブリッドコンテナ」はプレミア価格で買う価値があるか?

昨年、販売予定がいったん見直されたワークマンの「スクエア真空ハイブリッドコンテナ」ですが、急に販売が決まったというメールが来て、入荷リクエストをしておいたら、ちょうどいいタイミングでウェブからの注文可能なメールが来ました。

ちなみに、メールが来たのが午前9時頃で、メールを読んだのはメールの時刻から30分も経っていないタイミングで見ることができたので、まさに奇跡的に注文できました。ちなみに、色は黒しか残っていませんでしたが、今回を逃したら購入自体ができなくなるのではないかとも思ったので、容量8リットルで5,800円と少々お高いですが、蓋以外は真空断熱できるので、それなりに保冷・保温効果もあることを売りにしています。現在も併売されている丸型の真空ハイブリッドコンテナと違って、デッドスペースができにくいので色々な使い方ができることが期待できます。

というわけで、多くの方が気になる内寸ですが、左右は19.5cmくらいで高さは20cmくらいという感じになっています。基本的には500mlのペットボトルを入れて蓋ができるくらいの感じなので、そのくらいのものを入れたいと思っている方には良い製品だろうと思います。ただ、何も入れていなくても本体の重さはあるので、外に持ち出す場合も車で運ぶような感じで考えていないと、持ち運びは大変です。気楽に持ち運びたいなら、ソフトタイプで折り畳めるサイズのものを物色した方が良いでしょう。

では実際にどれくらいのものが入れられるかと言うと、家にあった各種ペットボトルを入れてみたところ、大きさは大小ありますが何とか8本入れることができました。保冷剤も十分普通のものが入りますが、旅の途中のコンビニで保冷剤代わりに凍らせたペットボトルを2本くらい購入して写真の中央部分に入れておくぐらいで十分保冷はできると思います。

あと、自分が考えているのは、保冷でなく保温用に使い、主に牛丼屋さんの弁当とか、コンビニのおでんなどを購入してすぐに食べられない場合に、食べられそうな場所に移動するまで熱々を保つために使えないかと思っていたのです。写真は以前に買って食べた牛丼弁当の容器ですが、大手のチェーンであれば二人前くらいは何とかこの中に入るのではないかと思います。

今のところは自宅に置きながら、保冷保温に使うというよりも、きちんと密閉して蓋が閉まるので、食材(おかしなど)を入れておくには大変便利だと思います。

なお、さきほどオークションサイトでは、定価5,800円のこのコンテナを、開始価格が13,000円で即決価格が20,000円で転売しているのを見ました。フリマでも12,000円前後くらいで出品されています。ワークマンの方では今後欲しい人が買えるくらいに商品を提供すると表明していますが、とりたてての転売対策はしていないようなので、こうしたオークションやフリマで大切なお金を使う前に、本当に自分の用途で必要なのかを考えるとともに、ワークマンのオンラインショップから登録し、商品入荷時にメールで連絡をもらえるようにしておきましょう。ワークマン側の言っていることが本当なら、そうして準備してすぐに注文できれば、そこまで入手に苦労することはないでしょう。

こうした転売の実際を見てしまうと、やはりきちんとメーカー側でのチェック及び対応は必要ではないかと思います。1万から2万出せば、機能のしっかりしたクーラーボックスは買えるので、正式に定価で購入することを考えてみて下さい。

やはり一本あると便利だと思う少容量の真空断熱ボトルの持ち歩き方

毎日持ち歩くものは方にかける小さめのショルダーバッグにまとめています。個人的にはついついカバンの中味をパンパンに詰めてしまいがちになるのですが、大きく重い荷物は動くことにも影響を与えるようでは意味がないので、持ちたいと思いながら中味はある程度余裕を持ってということを心掛けてきたのですが、今回ついに持ち物を増やしてしまいました。

というのも、昨日買い物に近くのショッピングセンターへ行ったのですが、中が乾燥していたのか喉がカラカラになり、ちょっと喉を湿らせたいと思ったのですが、ショッピングセンター内で喉を潤すには缶やペットボトルの購入ということになってしまいます。その時にはちょっとしたお出掛けだからとマイボトルを持ってくるのを忘れてしまったのですが、あることに気付き、いったん車の方に戻って缶飲料もペットボトルも買わずに水を手に入れることができました。

以前このブログでも書いたことがありましたが、全国に出店している「無印良品」のお店では、店舗ごとに浄水器を通した水を、マイボトルを持参すればマイボトルの中に入れて持ち出すことができるのです。たまたま車の中に200mlの真空断熱ボトルを入れておいたのを思い出し、車からボトルを持って改めて無印良品の店舗へ行き、給水することができました。

ちなみに、無印良品では「水」というアプリを提供していまして、現在地から給水器のある無印良品の店舗を検索して探すことができるようになっています。さらに、こうした無印良品の取り組みは店内で缶飲料も売っていながら、社会全体でのペットボトルの消費を抑制するために、水を汲んだ時にその容量をカウントできるようになっていて、結果的に自分が無印良品の給水器を使ったことでペットボトルをどのくらい節約できたかを知ることができるようになっています。店内では様々なボトルを販売していますが、全く関係のない他社のボトルを持ち込んでも問題なく給水はできるようになっています。

私が最初にこの事について書いた時には、まだ一部の店舗でしか給水器を置いていませんでしたが、最近改めて「水」アプリを開いて自宅からの無印良品の店舗について調べてみたところ、市内の店舗全てに給水器が置かれていることがわかりました。

これから日常的な水分補給が大切になる時期を迎え、無印良品のようにちょっとしたことで立ち寄ることのできる給水スポットがあるなら、日常的に小さめで良いので真空断熱ボトルを持ち歩いても良いのではないか? と思ったのです。

というわけで、ショルダーバックの外側に少容量の真空断熱ボトルを入れることのできるケースを吊り下げて、あまり意識することなく容器を持ち運ぶことにしたのです。ボトルはいっとき流行った120~150mlというごくごく少容量のものですが、口がカラカラになった場合に使うものであればそれだけの容量で十分ですし、普段は飲み物を入れずにそのまま持ち歩き、外で水が汲める状態になったら使う事にすれば、それほど気にせずにボトル容器を持ち運ぶことができます。

これは地元だけでなく旅行に出た際も、無印良品であれば全国どこにもあるので、移動中に給水して移動中の水分補給に気軽に活用できるような気がします。ただ、これ以上持ち物は増やしたくないので、他に何かバッグに入れたいと思った時には、いったん中に入れたもののあまり使っていないものを出すようにして、中味に余裕を持たせていこうと思っています。

ダイソーの「コーヒードリップポット」で湯沸かしをしたい場合のフタを何とかする

先日ダイソーへ行ったら、どのお店にも550円という低価格で買えてしまう「コーヒードリップポット」は品切れになっていました。同じサイズ感(350ml?)のものがニトリでは倍以上の価格になっていますし、最近はずっとこのポットを使っていますが不具合を感じたこともなく、十分使えると感じるものが安く買えたと思うので、その人気というのもうなずけます。

一つ思ったのが、比較的しっかりしたステンレス製なので、一人分のコーヒーを淹れる場合にこのドリップポットを直接火に掛けられるか? ということでした。もちろん利用は自己責任になりますが、最近セリアの「蚊取り線香スタンド」を使ってのチタンカップによる湯沸かし実験をしている身からすると、それほど強くなく中央に固まるような火の出方を蚊取り線香スタンドの中に燃料用アルコールを入れて点火するとしてくれ、さらには周辺に火が回らないので、そこまでハンドルが熱くならないというメリットを生かせそうだと思ったのです(我慢すれば直接手で持てるが過信は禁物です)。

というわけで、普段はsnowpeakのチタンシングルマグ450を使っているところ、この「コーヒードリップポット」をケトル代わりにして、一人用のコーヒーを飲む場合なら、直接コーヒーを淹れられるように使ってみるのもありかも? と思ったわけです。

「蚊取り線香スタンド」を使用した必要最少限まで絞ったアルコールストーブセットの概要については改めて紹介することにして、今回は「コーヒードリップポット」をケトルにするための「フタ」をどうにかすることと、一杯分のコーヒーを淹れるためのドリップをどうするかというところまで考えることにします。

ご承知の通り、少ない熱量しか出ないアルコールストーブを効率的に使うためには、様々な工夫が必要です。それは外からの風を抑える風防だったり、熱を逃さないための囲いだったりするわけですが、熱気が上部から逃げるのを防ぐためにはケトルには普通にある「フタ」をきちんと閉めるということが大事です。

ちなみに、コーヒードリップポットの口径は約7センチでした。ということですぐに連想したのが、100円ショップのセリアで主に売っているステンレスの小皿のうち一番小さい口径7.5センチのものでした。凹んだ方を下にして上に乗せると、見事に隙間なくはめることができました。

 

ただ、このままだと沸騰した際に手でフタを開けることはできません。何かしらの取手が必要になるのですが、この解決方法は簡単でした。ちょうどお皿の平らな部分に収まるような直径5センチの吸盤のセット(こちらはダイソーで購入したもの・ポットの右側にあります)を付けると、まさに普通の鍋のフタのように熱い部分を触らずに済むようになるのです。

 

このようにセットしてみると、全て100円ショップで揃えたとは思えないくらいにはまっているように感じます。蚊取り線香スタンドをそのまま利用したアルコールストーブに5~6mlくらい燃料を入れて8分ぐらい燃え尽きるまで火にかけると、沸騰までは行かないもののコーヒーを淹れるのに最適な温度くらいまでのお湯を作ることができます(今の時期の水温が20℃くらいからスタートする場合)。ガスバーナーを利用する場合には本体の底面積が小さいため、バナーパッドの利用を推奨します。これも最近は100円ショップに置いてあるお店があるので、気を付けて探してみるとさらに応用範囲が広がるでしょう。

 

そして、現在ドリップに使っている「ハイブリッド茶こし」を直接飲むカップにセットできるように、カップも新しくしました。実はこちらもダイソーで購入した「真空2重ステンレスタンブラー(コンビニアイスコーヒーカップ対応)370ml」が絶妙なのです。ちなみに、写真の茶こしは以下のリンクで紹介されているものです。

容量的にはコーヒー一杯は200mlくらいなのでもっと容量が少なくても大丈夫なのですが、今後は牛乳を足してカフェオレも楽しみたいと思っているので、これだけ余裕があれば十分ですし、茶こしを付けても茶こしの底が水面に付く心配をせずにドリップできます。さらに真空2重構造なので熱を逃さないので、外で飲むには十分な保温性能を持っています。

コンビニのアイスコーヒーカップが入るサイズになっているので、このカップだけ持って出ても結露せず冷たさをキープできるのですが、それだけに使うには勿体ないと私は感じます。さらにこのカップは、スタッキングも可能なので、複数持ってもかさばらないという特徴も合わせ持っています。ダイソーのキャンプコーナーには最初からスタッキングに特化したステンレスカップもありますが、応用範囲の広さから考えると、こちらのタンブラーを常用した方が結果が良いような気がします。

これで、一人分のコーヒーを淹れる場合には、ドリップケトルと茶こし、ステンレスタンブラーだけを用意すれば、後は粉コーヒーを出先で入手すれば、これでコーヒーが淹れられ、飲み終わった後も主に茶こしからコーヒーを捨てて、茶こしとタンブラーを軽く水で流すだけでも十分なので、後片付けのしやすさという点でもおすすめの組み合わせではないかと思います。

さすがにコーヒーミル(豆から粉をひく場合)は100円ショップでないものを用意した方が良いと思いますが、それ以外はほとんど100円ショップに売っているもので揃ってしまうとは良い時代になったものです。今回紹介したセットは室内だけではなく外出先でも大変に実力を発揮できると思いますので、一人から二人用のコーヒーセットを作りたいと思っている方は、ぜひ100円ショップを巡ってみて下さい。

ニトリの超保温ボトルラインナップに従来品より20%軽量化したシリーズが登場

ニトリの「N-HEATEX」シリーズの超保温・保冷ボトルは、モンベルのサーモボトルやサーモスの山専ボトルという登山用に開発された真空断熱ボトルよりも保温・保冷性能が良いということで個人的には一押しのラインナップなのですが、保温性能を追求する反面、大きさや重さが他社と比べると大きく重くなってしまっているのが一つのウィークポイントだったのでした。

それが、先日ついにというか、従来の製品と併売するような形で、新たに超保温・保冷ボトルの軽量版が発売されたということで、果たしてどれだけ違うのか、さらに性能はどの程度になっているのかということについて、カタログスペックから比べてみたいと思います。

軽量 真空断熱 超保温・保冷ボトルのラインナップは3種類で、370ml・500ml・750mlとなっています。これ以上の容量が必要な場合は従来の製品で900mlの方を選ぶと良いでしょう。

ちなみに、今回出た3つの容量のボトルには2つの色から選べるようになっていて、ブラックの他ホワイトが選べます。それでは、それぞれのサイズと重さ、性能について見ていきましょう。

・370ml 幅7.5×奥行7.5×高さ20.2cm 約270g 81℃以上が6時間
・500ml 幅7×奥行7×高さ25cm 約310g 85℃以上が6時間
・750ml 幅8.5×奥行8.5×高さ27cm 約410g 87℃以上が6時間

次に、従来品で同サイズであれば保温能力はピカイチであると思われる、同社の真空断熱カップ付きボトルの重さおよび性能と比べてみましょう。こちらの方のラインナップには370mlはないので、小容量で最軽量を求めるのなら、今回の新製品がベストではないかと思いますので、ここでは500mlと750mlのカタログスペックを上に習って紹介します。

・500ml 幅7.8×奥行7.8×高さ24.5cm 約380g 85℃以上が6時間
・750ml 幅8.5×奥行8.5×高さ28.2cm 約470g 87℃以上が6時間

あくまでカタログスペックではありますが、真空断熱カップがなくても、従来品と保温性能が同じという表記になっています。ちなみにこのシリーズの900mlのものは、90℃以上が6時間継続しますので、用途によってはこちらの方が良いということになります。個人的な感想としては、蓋と栓の間にある真空断熱カップの威力はあると思うので、カタログ上とは言え、性能は同じなのか? とも思いますが、その前のモデルについては真空断熱カップがなくてもそれなりの保温性能はあったので、普通に使うにはどちらでも問題ないでしょう。ちなみに従来品は期間限定ながら価格を下げて販売していますので、重さが気にならなければ従来品を選ぶのもありだとは思います。

次に、他社の山用ボトルとそのサイズ・重さ・性能を簡単に比べてみたいと思います。まず、モンベルのアルパインサーモボトルについて同じようにカタログデータをひろってみましょう。

・350ml 直径7 X 高さ 18.5cm 240g 74℃以上が6時間
・500ml 直径7 X 高さ 24cm 265g 78℃以上が6時間
・750ml 直径7.9 X 高さ 26.3cm 360g 80℃以上が6時間

こうして比べてみると、今回のニトリの軽量ボトルよりもさらに軽くなっていることがわかると思います。その分保温性能は劣りますが、モンベルのボトルは、直飲み用の蓋を別に購入して夏用冬用と一年中使えるというメリットもあります。次にサーモスの山専ボトルと比べてみましょう。こちらも、ラインナップが500ml・750ml・900mlとなっているので、500mlと750mlの製品で比べてみます。

・500ml 幅7×奥行7×高さ23.5cm 約280g 77℃以上が6時間
・750ml 幅8×奥行8×高さ26cm 約360g 78℃以上が6時間

このようになっています。価格も3社の中では一番高いので(サーモス>モンベル>ニトリ)、モンベルと比較しての購入になるかと思います。こうしてみると、ニトリの新製品は頑張ってはいるものの、他社のボトルと比べるとまだまだ重いという状況は変わっていません。グラム単位で軽量化を求める登山ユースでは勝負になりませんが、気軽に持っていくような用途だったり、車中泊用に使ったりするには問題ないと思います。特に今現在はニトリの従来品が値下げされていて、500ml・2,790円、750ml・3,290円、900ml・3,790円で2023年3月末までは買えるので(ネットショップから注文して店頭受取なら送料無料)、個人的にはその期間内であれば、安くて性能も高い従来品の方をおすすめします。

現在の電気代・ガス代の高騰に対応するため、最大容量の900mlを自宅で保温ポットとして使用すれば、朝入れた熱湯で夕方まで熱々のお茶が飲め、無駄にガス(電気)を消費しないエコな生活の助けになるのではないかと思います。もちろん、軽量サイズには370mlという少容量のものもあるので、朝入れたお湯を持っていき、昼食時にお茶だけでなく、カップめんを作るお湯として使ったり、フリーズドライの味噌汁を美味しくいただくために持っていくというのも有りでしょう。ぜひ、皆さんの生活に合ったサイズの高性能保温ボトルについて、「お湯を携帯する」という目的で持つことも検討してみてはいかがでしょうか。

ソロ主体のコーヒーセットで組み合わせるとドリップケトルの代わりになるものとは?

寒い季節です。家でも外でも、こんな時には暖かい飲み物が欲しくなりますが、特に外では入れる容器を考えないとあっという間に温かい飲み物が冷めてしまうような状況も考えられます。

私が作ったコーヒーセットは以前のブログでも紹介しましたが、火に掛けられるマグカップとは別に、普通に飲むためのカップは、サーモスの真空断熱カップを選んでいます。お店へ行くと取手のあるマグカップ状のものが売れ筋のような感じではありますが、真空断熱カップなら熱い飲み物を入れても外に熱を伝えないため、あえて取手のない湯呑のような形のペアカップを使っています。

今回はこのカップにぴったり合うという噂の、スノーピークから出ているダブルウォール300ml用のシリコン蓋を追加購入しました。

実際に付けてみると、写真のようにぴったりとはまります。特に外で飲む際には蓋があった方が冷めにくいだけでなく、呑み口と空気穴以外からは飲み物は漏れてきませんので、安心して飲めるようになります。

これだけなら大したことはないのですが、実はこの蓋を使って外でコーヒーを淹れる際に便利に使うことができるのではないか? と思ったのです。ちなみに、カップの方がペアで1,400円と、スノーピークの真空断熱でないダブルウォールカップよりもかなり安いのですが、この蓋自体が600円弱と、カップと比べてちょっと高いかな(100円ショップの簡易蓋で代用できるのでは?)とも思ったのですが、今回購入してかなり満足しましたので、その内容をここで改めて紹介させていただこうかと思った次第です。

この蓋をはめると何が便利なのかと言うと、中にお湯を入れて呑み口や空気穴からコーヒーポットのように細くお湯を出すことができ、特に空気穴の方から出すと、先日購入したばかりのドリップケトルまでは行かないものの、外で簡易的に使うなら十分ではないかと思えるクオリティなのです。

この写真を見ていただければわかると思うのですが、細く少な目にお湯を注ぐことがこの蓋を付けることで可能になります。本来はドリップケトルまで持ち出したいところですが、状況によっては荷物を減らして持っていくようなこともあると思います。そんな時でもコーヒーのクオリティを下げることなく、美味しいコーヒーを外でもいただけ、さらに2つのカップを使ってコーヒーを淹れれば(一つのカップで受けてもう一つでドリップする)、外でもお湯を冷ますことなく、極力温かさをキープして一連のドリップが完了します。

というわけで、ペアカップに蓋と、ハイテック茶こしを用意し、別にドリップスタンドを用意してあとはミニマムの湯沸かしセットだけあれば、そこそこの味のコーヒーを外でもいただける環境が整いました。当然、道具は専用のものの方が良いわけですが、野外コーヒーのミニマム化を考えておられる方の参考になればと思います。

自宅でも外出先でも美味しいコーヒーを淹れるためのセットがようやく完成?

先日先行して紹介しました、キメの細かい「ハイテック茶こし」で淹れるコーヒーを日常的に使うための道具ですが、先日ようやく形になりまして、今回改めて紹介することができるようになりました。ちなみに、その際には「ハイテック茶こし」および、コーヒーを落とすための「ドリップケトル」を紹介していたのですが、今回紹介するものを加えると、家の中でも外でも同じようなコーヒーを飲むことができるようになるのではないかと思っています。ちなみに、その際のブログは以下のリンクにありますので、参考までにリンクを貼っておきます。

一人用のコーヒーを淹れるためのグッズは約2千円でそれなりに揃う?

今回購入したのは数々あるのですが、まずは二人分のコーヒーをまとめて淹れられるようなサーバーを安く購入しました。通常のサーバーはガラス製なので、家の中で落としたりしないように細心の注意が必要ですし、外へ持ち出すような事はほとんど考えられないのですが、今回購入したものはプラスチック樹脂(トライタン)のもので、落としても割れませんし、直接電子レンジにもかけられます。

このようにちょっと見るとプラスチック樹脂のものとは思われないかも知れませんが、この製品は実に良くできていまして、本体の中にドリッパーが収納できるようになっています。その場合に使えるのは円錐型のペーパーフィルター(1~2人用)となっています。

このようにペーパーフィルターをセットすると、茶こしで淹れるのとはちょっと違ってすっきりした味になるような気がします。これは好みだろうと思いますし、外で何杯も淹れる場合は、ペーパーフィルターで処理した方がいい場合もありますので、こうした製品を日常使いとして用意しました。

また、「ハイテック茶こし(大)」が写真のようにすっぽりとサーバーにセットできるので、二杯分はこのままお湯を注いでも大丈夫です。家で淹れるにはこの状態で挽いた豆を入れるのが一番楽ですね。大人数でコーヒーを楽しむには向きませんが、二人から三人くらいで楽しむなら悪い選択ではないと思います。

そして、これは主に外でコーヒーを飲む場合について考え、真空断熱機能があり、ちょうどコーヒー一杯分が入るカップということで、サーモスの取手のない容量280mlカップ(写真はペアですが一個ずつでも買えます)を揃えました。これから寒くなりますが、このカップなら多少時間を掛けて飲んでも冷めにくくなっており、湯呑のような形をしているので他の飲み物を外で飲む場合にも汎用性があるのではないでしょうか。

あと、このセットの他に、外でお湯を調達することを考え、できるだけ小さな湯沸かしセットをコーヒーセットの中に入れることにしました。それが以前このブログでも紹介したDAISOで購入したステンレスカップを使って約400mlのお湯をわかすためのセットです。

安く揃うから愛おしい100円ショップで揃えた格安で最少の湯沸かし調理セット

これがあれば、アルコール燃料でも固型燃料でも水からお湯を作ることができるようになります。その容量がちょうどコーヒー二杯分の約400mlなのですが、ここでさらに、たまたま終売在庫限りでかなり安く購入できたことから追加購入したタイガー魔法瓶のスリムボトル400ml(MSE-A040-Nが型番ですが、現在は品切れのためリンクは割愛します)と相性が良く、そのボトルもコーヒーセットの中に加えることにしました。

かなりスリムなのに必要な容量があるこのボトルがあれば、計量カップなしでも400mlを計ることができ、湯沸かしした後もこのボトルでかなり長い間でも熱々のお湯を保存することができます。事前にお湯を沸かしておいてこのボトルから出すことで、いつでも美味しいコーヒーをいただけるということで、家でお湯を用意して持っていくようなパターンも今後は増えるのではないかと思います。

ここでは紹介していませんが、セットの中にはコーヒー豆を入れる容器や、手動で回すタイプのコーヒーミルも同梱できますので、これからの季節、人の家に出張してコーヒーを提供するようなこともできそうで、その際は改めて自分が淹れたコーヒーの味の評価をしてもらおうかとも思っています。

非常用の湯沸かし量を考える場合あえて500ml以上にしたい理由について

先日紹介したアルミ缶を切り出して作ったグルーブストーブ クレセントは何とか自分なりに満足する性能を出せるようになりました。今回作ったのは、一般的なビールや清涼飲料水が入っている直径66mmのものと、普通はコーヒーが入っている小さめの直径55mmのものを上に直乗せするクッカーの口径によって使い分けます。

今後は常に持ち出して、どこにいてもいざという時には使えるようにと目論んでいるエバニューのアルミクッカー550FDの底面の口径は95mmなので66mm缶で作ったものを使い、コーヒーセットの中に入れているモンベルチタンカップ600mmは底面の口径が75mmなので、55mm缶で作ったアルコールストーブを使うようにします。どちらで湯沸かししても、アルコール燃料を20ml入れて点火すれば室内(無風状態)でだいたい10分から11分くらいで沸騰させることができました。

他のサイトを見ると、アルコールストーブの性能を見るための沸騰実験で用意する水の量はもっと少なく300~400mlくらいだと思いますが、500mlという量に私がこだわるのは、非常時にお湯を沸かす際に最低限どのくらいの量が必要で、その量を把握できるのかということを考えた結果なのです。

というのも、災害が起きた後、一人一人に配られる支援物資としての「水」はどのくらいの量かということを考えると、当然2Lのペットボトルはありますが、多くは一人分の飲料として配られる500mlのペットボトルではないでしょうか。もし水が大きなサイズのものしか配られなくても、別に配られたお茶のペットボトルなどが空になったものがあれば、そのボトルが計量カップの代わりになります。クッカーの方に目盛りが付いていれば500mlのボトルから分けて入れることはできるものの、私は湯わかしセットに容量500mlの真空断熱ボトルをセットにして持ち運ぼうと思っているので、一回でボトルを満タンにできる500mlの量が使いやすいと思います。

さらに、お湯の量としての500mlというものを考えますと、これも災害避難時に支給されやすいと思われるカップ麺の場合、自分で想定して用意できるわけではないので、大盛りタイプのものの場合は500ml弱のお湯が必要になるものがあるので、常に湯沸かしして真空断熱ボトルに入れた高温をキープしたお湯が500mlあると便利です。とりあえず用意してあるお湯を使って空腹を満たした後、残ったお湯で一人分くらいの温かい飲み物が飲めるなら(日清カップヌードルタイプのものでは150mlちょっと残ります)、急いで追加の湯沸かしはしなくてもいいでしょう。

そして、私が持っている真空断熱ボトルの中で、熱いお湯を長く持たすという点において性能とお湯の量のバランスが最も取れているのが500mlなのです。これも以前このブログで紹介しましたが、値段が安く性能の良い山用ボトルの定番とも言える、ニトリのN-HEATEX 500mL(ニトリでの価格は税込2,490円)の場合、85℃以上が6時間持続というのがカタログ値ですが、大体6時間後でも80℃をキープし、24時間放置しても温かい飲み物用としては十分飲めるくらいの高性能なのです。これを予算5千円で2本用意しておき、時間がある時に2本分の熱湯を入れておけば、車中泊時の夜食や朝ごはん用として2人ぐらいであれば必要十分のお湯をいつでも飲めるように確保しておけます。ボトルに入れたお湯は極力使い切るようにして、その都度補充しておけば旅行にも災害時にも大変重宝するとともに、バックパックに入れておいてもそこまでかさばらずに持ち運べます。

話は最初に戻りますが、私の場合は最小の湯沸かしセットを作るために、熱源についてはガスでなくアルコール燃料を選択したことで、劇的に持ち物の量と重量を減らし、利用後のゴミも出さないようにしました。グルーブストーブは直乗せが可能なので、通常のキャンプ用ストーブでは必要になるゴトクすら必要としません。今回は湯沸かし試験で手いっぱいだったのでここまでにしますが、これで自作のグルーブストーブ クレセントの性能に手ごたえを感じたので湯沸かしセットでの自動炊飯にチャレンジして、さらに利用範囲を広げていきたいと思っています。

モンベルアルパインサーモボトル0.35Lはリッド交換によって3Wayに使える

前回紹介した持ち運びできるステンレスストローを使っての水分補給を考えた時、真空断熱ボトルで利用する場合には、片手で簡単に開けられ、呑み口の穴にストローが入るものが一番いいのではないかと思って、手持ちのボトルの中でワンタッチオープン機能のあるボトルで試してみたのですが、一気に中味が飛び出ないためでしょうか、微妙に太いストローが入らない構造になっていました。

そうなると、また新しくボトルを買い足さないとダメなのかと思ったところに、一つ閃いた製品がありました。保温性能が高く山用のサーモボトルとして評価の高いモンベルの「アルパインサーモボトル」に、カップと断熱材入りの中せんの代わりに片手で開けてそのまま中味を飲める「アクティブリッド」を付け替えただけの「アルパインサーモボトル アクティブ」という商品名で販売されているのです。ただモンベルでは従来のカップ付き(主に保温用)とアクティブリッド(直飲み保冷専用)を一本のボトルで使い分けるため、「交換用コップセット」と「交換用アクティブリッド」を単体で販売しています。価格は660円と安いので、どちらかのボトルを買い、リッド交換をすれば2通りの用を成すボトルとしてアルパインサーモボトルを使えるようになるのです。ちなみに現在、アルパインサーモボトルの0.35Lを保有しています。

昨日、早速近くのモンベルストアへ行き、そのアクティブリッドを開けるとストローは入るのか? という事を確かめてみたのですが、これが問題なくストローが入ることを確認した上で、交換用アクティブリッドを買って帰ってきました。ダイソーのケース付き伸び縮みするストローを入れた写真がこちらになります。

ちなみに、この交換用アクティブリッドはアルパインサーモボトルの0.35Lと0.5Lの穴の大きさに対応するのですが、ストローを差して使うには、写真を見ていただければおわかりの通り、0.35Lのものの方が安定すると思います。この0.35Lというのは、カップヌードル一人前分として利用できますし、珈琲を飲むならぎりぎり2杯分と、ソロで使うにはかなりバランスの良いサイズだと思います。ペットボトル飲料(炭酸以外)を入れる場合には少し余るわけですが、購入時に余った分だけ飲み、残った分をボトルに入れて飲むようにすれば、規則的な水分補給には良いのではないでしょうか。

ちなみに、アルパインサーモボトルの価格(0.35L)の価格は3,300円とそれほど高くありません。0.5L以上のものについては、ストローの利用に不安があるということと、保温性能およびその価格で比較すると、ニトリの出している山用ボトルの方が若干大き目にはなるものの、性能は高くなおかつ安いので、個人的には0.35L一択だと思っていますが、すでに0.5Lのアルパインサーモボトルを持っている場合は、単に交換用の部品を買うのではなく、最初からアクティブリッドの付いた0.35Lのモデルを買い、必要に応じて相互のリッドを付け換えて利用するというのもいいかも知れません。

個人的には今回のアップグレードで、水分補給のための常時持ち歩きボトルをアルパインサーモボトルアクティブタイプにして、直飲みとストロー利用の二刀流として使いながら、お湯を持って行きたい場合にはコップタイプにして使うような三刀流の使い方をしようと思っています。

「タイガー」「サーモス」と発売になった炭酸用真空断熱ボトルの次は「ニトリ」だった

昨日、私の住む東海地方でも梅雨が明けましたが、外から体を冷やすだけでなく、冷たい飲み物をいただきながら体の中から冷やすことも必要になってくるのではないでしょうか。そうした需要を見越して、2022年の真空断熱ボトルは「炭酸飲料を持ち運べる」というキーワードのもと、ずっと炭酸飲料を入れていても爆発しないような工夫されたボトルがまずタイガー魔法瓶から出て、次にサーモスからも登場しました。

となると、過去にも書いたことですが次にいつ象印から炭酸飲料用真空断熱ボトルが出るのかということで色々調べていたのですが、何と象印を差し置いて保温ボトルとしては国内最強の真空断熱ボトルを出している「ニトリ」から、炭酸用(保冷のみ)真空断熱ボトルの発表がありました。

ニトリのラインアップは2種類で、容量は370ml(2,490円)と530ml(2,990円)という、ペットボトルの炭酸飲料の移し替えを主目的に考えている方にとっての製品であることに注意しましょう。量り売りのビールを入れてキャンプに持っていくような大容量の製品はありませんので、そうしたニーズのある方はタイガー魔法瓶から出ているものを検討されるのが良いと思いますが、何しろニトリの製品は安いですし、個人的には容量の少ない370mlは他の会社が出していないサイズであるということと、500~600mlの炭酸飲料を外で購入し、先にこのボトルに入れて残ったものをその場で飲んでペットボトルを処分し、残りを時間を掛けて冷たいまま飲むような人には合っていますね。もう一方の530mlは500mlペットボトルの中味がそのまま入りますので、活用の仕方はそれなりにあるでしょう。参考までにニトリの公式ページへのリンクをはっておきますので、キーワード「ステンレス炭酸用ボトル」で検索してその内容をご確認下さい。

https://www.nitori-net.jp/

ちなみに、ニトリのボトルについては、ボトル内部が振動などにより加圧された場合に圧力を抜く場合、30分に一回程度、ボトル上部にある減圧レバーを手動で動かして内圧を調整する必要があるようです。

この手の製品を購入するか迷う場合は、特にこのニトリの製品がペットボトルの中味を移すことに最適化された容量ではないかということを考えると、あえて高額で使った後の手入れの煩雑さということを考えると、ダイソーでも税込770円で売っているペットボトルを入れることで熱が逃げにくくなり、ペットボトル内部の温度上昇を緩やかにする「ペットボトルホルダー」を使った方が良い場合もあります。比較的早めに500mlのペットボトルを飲み終えるような方はホルダー利用の方が個人的には良いと思いますし、多少飲んだらしばらくは飲まないものの、再度飲む時にはしっかり炭酸感が残って欲しいという方にとってはこうした専用ボトルへの移し替えの方が便利だと思います。今回は、ニトリが出したことにより、サイズ展開も増えて自分の好みの量に応じたボトルを買いやすくなったように思います。最後に、容量と価格の一覧(価格はニトリは店頭価格、他はアマゾンの執筆当時の価格)をまとめてみることにしました。購入を考えている方は参考にしてみて下さい。

(容量少)
・ニトリ ステンレス炭酸用ボトル 370ml(2,490円)
・サーモス 保冷炭酸飲料ボトル 500ml(3,080円)
・タイガー魔法瓶 真空断熱炭酸ボトル 500ml(5,250円)
・ニトリ ステンレス炭酸用ボトル 530ml(2,990円)
・サーモス 保冷炭酸飲料ボトル 750ml(3,599円)
・タイガー魔法瓶 真空断熱炭酸ボトル 800ml(5,909円)
・タイガー魔法瓶 真空断熱炭酸ボトル 1,200ml(6,364円)
・タイガー魔法瓶 真空断熱炭酸ボトル 1,500ml(6,818円)
(容量大)

こうしてみると、大容量ならタイガー一択、中容量ではサーモスもあり、小容量ではニトリが唯一という感じでバランスが取れてきたのではないかと思えます。中容量の炭酸飲料はペットボトル持ち運びでペットボトルクーラーを利用するなら、両極端なニトリとタイガーの製品を用途によって使い分けるのは十分ありです。車で家族分の炭酸の飲み物を持ち運ぶ場合は、タイガーの1,500mlに大容量ペットボトルの中味を移し替えて持っていったり空になったら追加したりして、カップで飲むようにした方が経済的かつクーラーボックスを必要としないので、限られた車のスペースを有効活用できます。今回のニトリの製品の販売を機会にして、こうしたボトルは必要か? というところから考えてみることをおすすめします。

炭酸対応真空断熱ボトルはどのサイズを用意するのが効率的なのか考える

昨日は、こちら静岡でも日中かなり暑く、冷たい飲み物が欲しくなるような一日でした。冷たい飲み物を外で飲む場合にはペットボトルを持っていくか、出先で買って飲むことが一般的でしょう。私の場合、500~600ml対応のペットボトルカバー(真空断熱)を持っているので、出先でペットボトルを買い足した場合は、購入時に全て飲み干さなくてもしばらくの間は冷たさをキープできるのでそれなりに便利なのですが、この夏のトレンドとなりそうなのは、炭酸用のペットボトルを移し替えて持ち運びができ、なおかつ冷たさをキープできる炭酸利用可能な真空断熱ボトルでしょう。

現在はタイガー魔法瓶から1500ml・1200ml・800ml・500mlのサイズが、サーモスからは750ml・500mlのサイズが出ていますが、果たしてどのサイズを選ぶのが良いのでしょうか。今回はその点について色々とシミュレーションをしてみることにします。

まず、どちらのメーカーも出している最少の500mlというサイズですが、このサイズのボトルには二つの意味があるように思います。家から飲み物を持っていく場合、炭酸水を作る装置を持っている方もいるとは思いますが、多くはスーパーなどで購入したペットボトルの移し替えだろうと思います。ペットボトルの価格は自販機では500mlのものが160円くらいですが、安売りのスーパーでは同じ容量のものが種類にもよりますが、100円以下、もっというと50円前後くらいまで安くなっているものもあります。安いものを求めて箱買いする方もいると思いますが、さらに安く炭酸飲料を入手する方法があります。それが大容量のペットボトルを購入する方法です。

有名メーカーの主力商品でも、1.5Lなら一本200円ちょっとで購入できますし、スーパーのプライベートブランドであれば、一本100円ちょっとで1.5Lのペットボトルが購入できる場合もあります。500mlあたり40円くらいで中味が買えるなら、スーパーやネットショッピングでまとめてお気に入りの1.5Lサイズの炭酸ドリンクをキープしておき、500mlのサイズなら3回分持ち出せるということになります。

2回目はまだしも3回目は気が抜けてしまうと心配なら、750mlや800mlのサイズにして2回に分けて持ち出すという手もありますが、一回開けてボトルに移す時しかキャップを開けないのなら、それなりに炭酸が残った状態で冷たさがキープされた炭酸飲料をリーズナブルに外で利用できるということで、やはり普通は500mlのもの、それでは足りないという場合には750mlや800mlのサイズのものから始めると思う方が少なくないのではないかと思います。

では、タイガー魔法瓶の1200mlや1500mlのサイズはどんな時に良いかと言うと、それこそ1.5Lのペットボトル(清涼飲料だけでなくビールを入れるニーズもあるのでバーベキューのお供に)を出先でまるまる移してみんなで飲むために使うために作られているように思われます。

多くの炭酸飲料の場合、その中に入っている糖分が高いことが問題になっているので、個人で1.5Lのペットボトルを大き目の真空断熱ボトルに移して旅行中に飲み切るというような事は、個人的にはちょっとおすすめしません。今後、酒屋さんでビールの量り売りができるようになったら、缶や瓶を出さずに晩酌を楽しむ道具として使うような事も考えられます。すでに計り売りを近所で行なっているところがあれば、大容量のものの方がかえって都合が良いでしょう。

さて、私の場合ですが、すでに500mlペットボトルにセットできる真空断熱ペットボトルカバーは持っているので、あえて500mlのペットボトルを移し替えて使う必要性を感じていません。また、野外に持ち出すなら、500mlでは少し足りないかなという感じがするので、今のところは750mlか800mlという夏の喉の乾きを潤すサイズに注目しています。さすがに旅先で1.5Lのペットボトルを移して残り半分になったペットボトルを持ち歩くのはきついですが、最近は1Lサイズのペットボトルもあり、スーパーのプライベートブランドのものなら80円ぐらいでも買えるので、移した後の200~250mlのものは購入したその場で飲み干してペットボトルは処分し、残りの750~800mlをゆっくり飲むこともできますし、日常生活の中では1,5Lのペットボトルを2回(2日?)に分けて外に持ち出すことで飲み物に掛けるのコストを下げることもできそうです。

また、無糖の炭酸水を入れて持って行き、加えてウィスキーを合わせれば旅先の電車などでの移動中に2人くらいまでであればハイボールを十分に楽しめます。アルコールだけではなく希釈して飲むためのお酢と合わせて炭酸入りの飲むお酢にするとか、色々と出先での楽しみは広がるので、やはり750mlか800mlあたりのものが色々と潰しが効いてどれか一つという時には最初のボトルとして今の私には便利なのかも知れません。

個人的には第三のメーカーである象印が早く製品を出してくれないかなと思っているのですが、少なくとも容量については他の2つのメーカーの路線から大きく外れるサイズは出してこないと思うので、今後の価格推移などを見ながら、考えてみることにします。