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象印ステンレスボトル SJ-JS10

前回の内容で予告通り、ネットで注目して翌日には自宅にやってきたのが1.03Lというちょっと中途半端な容量の象印のステンレスボトル「SJ-JS10-BA(ブラック)」です。

実際のところ、今使っている象印の旧モデル「SD10-XA」と比べると取っ手やストラップホールもないためかなり軽いものの、本体の太さは少し細いくらいで手の小さい人が片手で持つには苦労するサイズであることは確かだろうと思います。にも関わらず全長は旧モデルよりさらに長いのが特徴です。性能は保温6時間後82℃以上ということで、サーモスの山専ボトルやモンベルのステンレスサーモボトルのカタログ値よりも高い性能を持ってきながら実売の最安値で2,500円前後という価格ということで、個人的に注目していたのです。もしここまでの話で興味を持った方は実際にお店でその大きさを確認した方がいいと思います。

ともあれ、本体だけを裸で持ち歩くのは辛そうなので、ボトルを入れるカバーを探しに行ってきました。一番都合が良さそうだったのが、昔から100円ショップの定番商品だと思われる、1.5Lペットボトル用のソフトケースでした。このケースは今でもコンパクトキーボードの入れ物としても利用しているのですが、なかなか具合はいいです。

このように本体がすっぽりと入り、わずかではあると思うのですが保温保冷機能を向上させることにも期待が出てきます。もちろん、カバーを付けたまま中味を注ぐことができますので、安いものですがとりあえずこのカバーを使ってみることにしました。

私がこのボトルを持ち出すことを想定しているのは、バックパックのサイドポケットにカバーに入れた状態で入るかということでした。もちろん、使っているバックパックによってその機能には違いはあるものの、写真のように十分サイドポケットに入れて落とさずに運べることがわかりました。過酷な登山に向くかどうかはわかりませんが、ちょっとした山登りで中に熱々のお湯を入れていけば、カップヌードルなら最大3人分くらいは行けそうですし、2人ならカップヌードルにコーヒーをいただいてもこれ一本で十分になるでしょう。

あと、本体を手にして確認したいと思ったのですが付属カップの容量です。写真のようにねじ込むための線の手前まで入れると約150mlということで、いわゆるインスタントコーヒーをいただくには十分な容量です。ただ、ギリギリまで水を入れようとしても約180mlくらいまでしか入りませんので、200ml以上の容量を飲みたい場合は素直に別のカップを持って行くのがいいと思います。
今回はこれで、気軽に使える1リットルのボトルが2つ揃うことになりましたが、旧製品でも冷たい飲料や氷入りの飲料は十分に冷たさが持続しますので、旅先で水を切らしたらスーパーやコンビニで安い2リットルの冷やされた水を購入して移し換えれば、氷いらずで冷たさを持続させることができますので、ドライブ中の水分補給には十分です。

また、旅の出発時にあらかじめ中味を温めておいたこのボトルに熱湯を入れておけば早朝出発の時でもお昼には十分な熱さのお湯がいただけます。車中泊の旅を道の駅や高速道路のサービスエリアで行なうのが主という方にとって、現場でお湯を沸かさなくとも必要十分な熱さと量のお湯が火を使わないで手に入るためのグッズとしてはもっと注目されてもいい製品ではないかと思うのですが。

最後になりますが、この製品はスポーツドリンクのような酸のきつい飲料を入れ続けても中のフッ素コーティングがだめにならないように従来品の2倍のコーティングをしていることもあり、麦茶やお茶、コーヒーを直に入れて使われる方も少なくないと思いますが、水とお湯だけを入れて旧製品を使っている身からすると、旅先でも手入れはカップだけで良く、そのカップも抗菌加工が施されているということで、水やお湯をカップに移してお茶でもコーヒーでもジュースでもスープやみそ汁でも作る方が物として長持ちさせることができるということで、私は今後もこの使い方を崩すつもりはありません。車の旅では思わぬところで安全に飲めるおいしい水が汲める場所に行き付くこともあるので、汲んだ時と近い冷たさを大量にキープできる大きめのステンレスボトルを狙っている方にはなかなかいい製品ではないかと思います。色違いで赤もありますので、水とお湯でボトルを替えるというのも面白いのではないかと思います。


大は小を兼ねるという観点から選ぶ真空断熱ボトル

先日東京へ行った時、多くの外国人観光客の方々がいらっしゃいましたが、一人で4本も5本もペットボトルを買い込み、無造作にバッグに入れているような方をお見かけしました。今後の梅雨明けの状況からするとかなり日本国中が暑くなりそうなので、特に旅行先での十分な水分補給の必要性ということからするとその場その場でペットボトル飲料を買いたくなる気持ちもわかります。

しかし、ペットボトルは買った当初は冷えていますがだんだんと生ぬるくなり、長時間飲み掛けにしていると口から雑菌が増えてしまう可能性があります。これは、スポーツタイプのボトルの多くで採用している直接口を付けて飲むタイプのボトルも同じで、スポーツの試合中など短時間のうちに飲み切るような使い方であればいいのですが、旅行中の水分補給に使うには長時間になればなるほど雑菌を体に取り込んでしまって健康に悪い影響を与える可能性も無いとは言えません。

私自身のボトルの使い方は中に直接味の付いた飲み物を入れるのではなく、水やお湯を入れてカップに移して飲むためカップ付きのボトルを旅行には極力持って行くようにしています。今までは500mlと350mlというように用途に応じてボトルを複数持っていくという考え方だったのですが、これだと中味を飲みきった場合に空のボトル何本も持って行き、状況に応じてその組合せをどうするかというのが問題になっていました。今回東京駅の売店を見ていると、中心に揃っているのは500mlの商品であることは当り前ですが、そんな中にひっそりと1リットルの水も置かれているのを見て、今後はあえて1リットルサイズの真空断熱ボトルを一本持って行くのもいいのではないかと思い、このエントリーを立ち上げました。

実は、すでに私は過去にカップ付きの1リットルサイズの真空断熱ボトルを持っています。象印の「SD10-XA」というタイプのもので、取っ手が付いていて持ち運びやすく、重さやスリムさは最新モデルよりも劣りますが、外に持っていくには便利な一品です。ただ肝心の保温性能について1リットルの容量がある割には若干あのモンベルの「アルパインサーモボトル0.9リットル」に劣るというのが残念でありました。95℃の熱湯と、4℃の冷水を保温する能力はこんな風になっています。

・アルパインサーモボトル0.9L 保温6時間後81℃以上 保温24時間61℃以上

・象印 SD10-XA 1リットル  保温6時間後79℃以上 保温24時間54℃以上

ちなみに、現行の象印のカップ付きの真空断熱ボトル「SJ-TG10-AA」(取ってはないものの紐付きで軽くなっています)でもSD10-XAと同じカタログ値で、天下の象印が何をやっているんだと思ってしまう結果になっています。モンベルのアルパインサーモボトルは、モンベルのホームページを見るとどうやら在庫限りの売り止めになっているようで、新しいボトルが出るのか出ないのかわからないのが不安ですが、できれば0.9リットルでなく1リットルで保温能力が高くて安いボトルがないかと思ってネット上を探したところ、何と象印が昨年に出したカップ付きの別のボトルがありました。

それが「SJ-JS10」という持ち手もストラップホールもないスリム型(とは言ってもかなり太めのボトルです)の1.03リットルというちょっと1リットルより多い真空断熱ボトルで、スポーツドリンクを入れても大丈夫なように中のフッ素加工が2倍になっているせいなのか、保温・保冷性能がモンベルのアルパインサーモボトルより高いことがわかりました。保温6時間後82℃以上でアルパインサーモボトルをしのぎ、保冷機能は同等です。

ハードな使い方には向かないかも知れませんが、旅に持って行く場合には100円ショップなどでぴったりのケースやシリコン関連グッズでも探して、自分なりに仕上げればデイパックのサイドにも収まり、自宅から用意して行った水を飲み干しても出先で1リットルの水を買って補充すれば一人だけでなく家族での水分補給にも対応できるでしょう。ボトルの色は黒と赤の2種類あるので、家族で2本持って行って片方に冷水、もう一本に熱湯を入れて行き、出先でコーヒーやお茶、または外でフリーズドライのお味噌汁やカップ麺をいただくにも十分な保温能力と容量を誇ります。また、2本1リットルの真空断熱ボトルがあれば、車での旅などで荷物にならずにボトルを複数持って行けるなら、現在のペットボトルに入った水のコストは恐らく2リットルタイプのものが一番安いと思うので、キンキンに冷えた水をスーパーなどで購入すれば長いことその温度を維持することができます。

また、公共交通機関等を使っての旅でも1リットルタイプのものを家族で2本持って行けるようであれば、中味を全て飲み切ってもコンビニで2リットルのボトルを2本の真空断熱ボトルに移せば旅の途中の熱中症対策としても役立ちます。個人的にはボトルの中にスポーツドリンクを入れるよりも、水と塩飴やクエン酸が配合されたタブレットを併用した方がボトルの洗浄もカップのみで済みますし、スポーツドリンクにおける糖分のとりすぎもせーぶすることができるように思います。そんなわけで、手持ちの1リットル用の真空断熱ボトルを2本にすべく、つい「SJ-JS10」を新たに注文してしまいました(^^;)。実際に到着しましたら、ハード的な部分のレポートをしてみようと思っていますので、これから夏に向けて新しい真空断熱ボトルの購入を検討されている方がいましたらぜひこの続きをお読みいただければと思っています。


サーモス テーブルスープジャー KJC-1000

2016年は暑い日が10月まで続き、11月になって急に寒くなってきました。そうなると恋しくなるのが温かい食べ物ということは日本全国どこでも変わらないのではないでしょうか。そんな中で真空断熱ボトルを出しているサーモスから新たな製品「テーブルスープジャー」が販売され、小売店でも目立つ所に置かれるようになりました。

この製品はきちんとネジ式のフタで密封され、アウトドアにも持ち出し可能な「スープジャー」シリーズとは違い、フタは保温保冷性はあるものの上からかぶせるだけのものなのでお弁当と一緒に持って行くには向きません。しかしその分料理のお供として使えるよう容量が1リットルとスープジャーに比べると多く入るようになっています。

下ごしらえをした具材に熱湯を注いでしばらく待てば、美味しいスープを作ることができますし、煮込み料理は本体の性能の関係から2時間以内の利用に限るとされていますが、これは熱湯を入れて2時間は74℃をキープするという性能なので、保温調理に使う場合は中味の温度低下には気を付けましょう。

個人的にはカップヌードルリフィルやチキンラーメンをお湯を注いで3分待って作るくらいしかしなそうではありますが(^^;)、ナベで作ったお味噌汁やスープを保温して食事の際にお代わりをしても熱々のままいただけるという感じでも使うことができるでしょう。

ここまでは保温用に使うことを想定していましたが、氷を入れてフタをすれば、水割り用の氷をまとめて置いていても長く持たすことができたり、冷やしておいたフルーツやサラダをそのままの状態でいつでも食卓でいただくこともできます。

ただ、ここは車中泊のブログなのでフタが取れやすく家の中で使うことを想定したテーブルスープジャーをあえて車で持ち歩いて使うことを考えてみます。キャンプで使う場合は先に汁物を作ってもこのテーブルスープジャーに入れておけばできたての熱さをそのままいただけ、後で温め直しする必要もありません。保温調理をすれば、それほどキャンプで用意できるとは思えない火器をその時必要なものを調理するのに回せます。

さらに、出来合いのお惣菜を利用する際も、家族4人分くらいまでだったら汁物(おそばなども持ち運べるかも)はこのスープジャーに入れてもらえば、運ぶのに多少時間がかかっても冷めずにいただくことができます。なお、車で買い出しに行くなど、移動の際の転倒対策には、ハードタイプのクーラーボックスを保温用に使い、それほど大きくないクーラーボックスの中にスープジャーが入るくらいのスペースを作って持ち運びできるようにしておき、隙間をタオルで埋めるようにすれば、二重三重の保温(保冷)効果が生まれるでしょう。

これからの社会を考える時、鍋スープすらも一人用の製品が出る世の中ですから、あえて大きなものを購入せず、一人ないし二人で食べ切れるくらいの量を作ったり持ち帰ったりするくらいなら、このスープジャーでも大きいくらいかも知れません。今後同じような製品が各社から出てくることが予想されますが、もっと色んなサイズのものや、ひっくり返してもこぼれない容器などの登場も期待されます。


紙コップの飲み物を車内でこぼさずに運ぶ試みは……

このブログと旧ブログではコンビニで売っている100円のコーヒーを小型の真空断熱ボトルに移し替えて時間が経過してもそのままの熱さや冷たさで飲めるように、移し替えにちょうどいいボトルを探しているのですが、今回は別の観点から真空断熱ボトルを使うことを考えました。

というのも、現在の私の車のドリンクホルダーにはタイガー魔法瓶のスープカップが差さって置かれています。型番はMCC-B038という380mlの容量があるものですが、本体にスプーンが付いていたり、寸胴ではなく角度のあるカップの型になっていて、この形だからこそドリンクホルダーに差しても安定するということもあり気に入っています。

で、今回は何をしたかというと、近所のパン屋さんで買い物をする人限定で180mlのカップにコーヒーを一杯いただけるのですが、車で行って自宅まで持って帰るのに車の中でこぼさないようにして持ち帰れないだろうかと思ってのことです。

カップをボタンを押すとコーヒーが出てくるコーヒーメーカーにセットすると、だいたい180mlが満杯のカップの7分目くらいまでコーヒーが入ります。そのくらいの容量なら気を付けで帰れば何とかなるかも知れませんが、自宅に入る時にはちょっと大き目の段差になっているので、常に小容量の真空断熱ボトルを用意して入れ替えるしかないのかなと今までは思っていたのですが、今回はカップにコーヒーが入ったままタイガーのスープカップに入れて運んでみることにしました。

タイガー魔法瓶MCC-B038

実際どんな感じになるかというと、まるであつらえたようにすっぽりとカップがはまり、もしひっくり返ったとしても、スープカップの内はひどいことになったとしても車内が汚れることはないでしょう。これはいいことに気が付いたと思って改めてコーヒーを飲もうとしたところ、大きな問題に気付きました(^^;)。

勘の鋭い方にはもうおわかりかも知れませんが、入れる時にはすんなり入れることができるものの、すっぽり入ったカップを取り出す場合に、片手ではちょっと取り出すことはできません。左右の両指でカップの内側をつかむようにして引き上げることで何とかこぼさずにカップを出すことができたのですが、事前に手を洗っておかないと引き出したカップにそのまま口を付けて飲むことがはばかられるかも知れません。

このまま何とかしようと思った場合、ぴったりと閉まるフタを100円ショップなどを回って別に用意してそのフタに紐かリボンでも付けておけば、カップに手を付けずに出し入れが簡単にできそうですが、そこまでするよりもコーヒーの中味ごと小容量のボトルに入れ替えてしまった方が楽なので、このアイデアも微妙かも知れません(^^;)。

まあ、全てのアイデアがうまくいくとは限らないということですが、飲み物では無理でもジェラート、シャーベットやプリン、ゼリーが今回紹介したサイズくらいのカップに入っているものだったら中に入れてフタをして運び、冷えたままの状態のものを後でゆっくり食べることも可能になるでしょう。当初はスープ類の他、スーパーなどで売っている冷えたカットフルーツなどを入れて持ち運ぼうと思っていたのですが、これも直接フルーツを入れて後で洗い物を増やすよりも、まずカップを入れておいて、そのカップの中にカットフルーツを入れ直して改めて入れれば食べた後の片付けが楽になるなど、今後の展開へのヒントにはなりました。今後はせっかく車の中に入れて持ち運んでいるということもあるので、このスープカップの様々な利用方法について改めて考えていければと思っています。


購入したサーモス ステンレススリムボトル0.5L FFM-500 SBK

前回紹介した3社で出しているコップ付きボトルのうち、一番安くてさらにオールマイティに使えそうだということで、結局サーモスのFFM-500 SBKを購入しました。色については長く使っていると塗装が剥げてくることになるため、最初からシルバーの方がいいということで個人的には選びました。

FFK-500 その2

まず最初に気になったのは、フタ兼コップの容量でしたが、なみなみ入れると約150ml弱、8分目くらいで普通に飲む場合はだいたい100mlくらいで、ボトルの中味を5杯分くらいいただける勘定になります。コップの飲み口は金属になっていないので割と熱くはならず、熱湯を入れても冷ましながら何とか飲めるようにできます。

FFM-500 その3

さらにこの製品の特徴である中せんについて見ていきます。中せんはねじ込み式になっていますので、セットする時にはずれないように気を付けないと思わぬところで漏れてしまうかも知れませんが、気を付けてきちっと閉めれば問題ありません。ワンプッシュで簡単に開けることができ、注いだり飲むことができます。専用の直飲みボトルと違って鼻に当たるような感じにはなりますが、直接この口からも飲めるというのはポイントが高い点です。

今後の使い方としては旅先で購入した500mlのペットボトルの中味をこのボトルの中にそのまま入れて一気に飲むのでなくコップに移して飲んだり、熱湯を入れていって直接コーヒーやスープにして飲むことの他に、カップ麺を作るお湯として使い残った分をお茶やコーヒーにして飲むというような方法も取れます。

口径が4センチと広く、冷蔵庫で作った小さめの氷なら十分中に入るので、夏には氷をとかさないように長い時間冷たい飲み物を持ち運ぶこともできますし、飲み切ったらボトルの中に追加していけば常に冷たい飲み物を飲むことができます。

また、比較的個人で持ち歩くボトルとしては容量が大きいことから、いざという時にも意識することなく飲み水を確保でき、さらに他人に水を分けてあげるような場合でもコップからならシェアして飲むことができるというメリットもあります。水分補給という点でいうと、喉が渇いてから一気に飲むのではなく、喉が渇く前に少しずつ体に水分を入れておくことが重要だと言われています。直飲みだとつい飲み過ぎてしまう事もありますが、コップの中に注ぐことで量をコントロールできるので、夏の水分補給には最適のボトルと言えなくもありません。

サーモスのボトル全般に言えることかも知れませんが、中センのパッキンが比較的簡単な作りで、部品も安くいろんなところで買えるので、匂いの付くコーヒーを入れるような事をしていても、パッキンを交換することで長く使い続けることができるという点があります。

FFM-500についてもゴムのパッキン部分だけが「FFMパッキンセット」という交換部品として売られています。他社の場合、ゴムパッキンを含めた中センそのものを交換しなくてはいけない場合もあり、本体が安く買えるなら新しい製品を買い足した方がいいようなケースも出てきてしまっていました。

この点ではサーモス製品は維持コストが低いと言えますし、あえて新品で買った状態で予備のパッキンセットを用意しておけば、例えばコーヒーを直接入れる時のパッキンと、水やお湯を入れる際のパッキンを使い分けることで、水を入れている時にコーヒーの匂いが気にならないというような利用の仕方もできるわけです。

コンビニコーヒーの場合ラージサイズが2杯分は入りますので、別に持ち運べるコップも持って行けば、2~3人でコーヒーを頂くような場合でも十分活用できます。そう考えると購入当初はあまり考えていなかったコーヒーサーバーとしても活用できるわけで、今後の展開が楽しみになってきました。


コップ付き水筒 三大メーカーの製品比較

前回の最後に触れた、国内の3メーカーというのは以下のメーカーになります。

・象印マホービン
・タイガー魔法瓶
・サーモス

他のメーカーが全くダメであるかというとそんなわけではないのですが、それこそ中国から爆買いにやってくる人たちのお目当てはこれらのメーカーの保温保冷品質がいいものを買いに来るだけあって、海外生産ではあるものの初心者が初めて真空断熱ボトルを購入する際にはこれら3社の製品から選べは間違いないでしょう。全て国内で製造しているメーカーもありますが、製品のバリエーションはやはりこの3社が種類も多く、まずはこうしたメーカーの製品を使ってみて不満があればさらに自分の用途によってステップアップしていけばいいでしょう。

まず、今回購入を目指す水筒、0.5Lの容量で中センのあるコップ付きのものということで、まずは象印から見ていきましょう。「TUFF/SV-GR50」がコップ付きのボトルで、以下のような特徴があります。

・外形寸法 7×7×22.5(cm)
・重さ 0.27kg
・口径 4cm
・内部フッ素コート丸洗い可
・銀イオン配合で抗菌が期待できるコップ
・保温性能 95℃の熱湯が6時間後でも76℃以上
・保冷性能 4℃の冷水が6時間後でも8℃以下

性能自体は今回紹介する中で一番カタログ値が良く、コップに抗菌処理がされているところも好感が持てます。ただ、本体内部かフッ素コートになっているので、コーヒーやお茶を入れてそのままにしてしまうと、茶しぶが残ってしまい、無理に取ろうとするとコートごと剥がれてしまうかもという心配があります。水道水をそのまま入れる場合も塩素が付いてしまう恐れがあるので、こまめなお手入れができればおすすめでしょう。

次にタイガー魔法瓶の出しているものは、通常タイプMSC-B050とスリムタイプMSE-A050の2種があります。まず、MSC-B050について見ていきます。

・外形寸法 6.8×6.8×23.8(cm)
・重さ 0.36kg
・口径 4cm
・内部は光沢のあるスーパークリーン加工 丸洗い可
・分解して洗えるプッシュせん
・保温性能 熱湯が6時間後70℃以上 24時間後40℃以上

いわゆるスリムタイプではなく、今回紹介する他のものと比べると大きくて重くなっています。口径もスリムタイプと変わらないので、購入するかどうかは価格次第といった感じもします。

次にスリムタイプのMSE-A050の仕様を見てみます。

・外形寸法 6.3×6.3×25.1(cm)
・重さ 0.27kg
・口径 4.1cm
・内部は光沢のあるスーパークリーン加工 丸洗い可
・分解して洗えるプッシュせん
・保温性能 熱湯が6時間後71℃以上 24時間後43℃以上
・保冷性能 冷水が6時間後でも8℃以下

このように比べてしまうとスリムなのに性能も高く口径もほんの僅かですが広いMSE-A050の優位性が際立ちます。唯一コップの質が落ちるのではということぐらいがウィークポイントのようで、この2種を比べてしまうと見てくれも良いので普通ならMSE-A050を選ぶ人の方が多いのではないでしょうか。

最後に、サーモスです。サーモスのコップ付きのシリーズには長年登山愛好家によって使われてきた「山専ボトル」FFX-500というモデルが存在します。保温性能に優れ、衝撃に耐えるためにゴツくなっているということからか価格が今回比較した製品と比べて二倍近く高値が付いていて、おいそれとは手を出せないというのが正直なところです。その上で調べてみたところ、同じコップ付きのものとしてはもう一種類、価格的にも他社と同じようなスリムボトルであるFFM-500がありましたので今回はこちらをチョイスしました。その仕様は以下の通りです。

・外形寸法 6.5×6.5×23.5(cm)
・重さ 0.27kg
・口径 4cm
・内部は丸洗い可
・中センはワンタッチで開き直飲みにも対応
・保温性能 95℃の熱湯が6時間後74℃以上 24時間後46℃以上
・保冷性能 4℃の冷水が6時間後でも10℃以下

コップも使いやすそうで、保温能力もしっかりしていて、直飲みにも対応するということで実にオールマイティな製品という感じです。

こうしてみると、保温・保冷性能は外形が大きい象印→サーモス→タイガーの順で落ちていきますが、スリムさとデザインではタイガーであとは内部がフッ素コートされているのが象印ということになります。

ただ見ていくとどれを購入してもそう後悔することはないと思います。コップがタイガーのスリムタイプのものでは物足りないと思うか、コップにも抗菌仕様が欲しければ象印、コップだけでなく直飲みもしたい場合はサーモスという感じでしょうか。

あとは実質的な価格の問題もあります。個人的に一番ないと思っているものでも価格が激的に安ければ私なら買ってしまうかも知れませんし(^^;)、迷うところです。あとは実際に現物が見られる所があれば見て確認した上で購入されるのがいいと思います。私も次回までにはどれを購入するか決めたいと思います。


限られた量の水分を少量ずつ摂るのに適したボトル

普段当り前に蛇口をひねれば水が出ることに慣れていると、水を得ることに窮した場合に困ることになります。災害時に支給される水というのは給水車から直接受けるか、ペットボトルで渡されるようになるかでしょうが、そうしていただいた水をどうやって飲むのか、特に飲める水をみんなで分ける場合には考えなければなりません。

ペットボトルに直接口を付けて飲んでしまうと、それだけでもうその水は飲めないと拒絶する人もいます。また、季節にもよりますが口を付けたボトルを大事に飲むあまり、飲み口が不衛生になり感染症を引き起こす可能性も出てきます。専用のボトルでも直接口を付けて飲むタイプのものは、常に衛生的に洗える状況でなら便利ですが、災害の時には使い捨てできるペットボトルの方がまだましという状況も出てきます。

ペットボトルの小さな蓋をカップ代わりにして少しずつ皆で水分を補給したという話は東日本大震災の時にそんな話を聞きましたが、あまりに少量では口の中の渇きを潤すことも大変です。私はそうした状況を見越したわけではありませんが、少量ずつ水分を補給できる小さなカップの付いた象印の真空断熱ボトル「SS-PC20」「SS-PC25」のうち、私は大きい方を購入しました。

2つの製品の容量は「SS-PC20」は200mlで「SS-PC25」は250mlです。私の購入理由は、一人で時間を掛けてコンビニコーヒーを楽しもうと思ったからです。200mlならレギュラーサイズ(ホット)がまるまる入り、250mlだとラージサイズを入れるとほんの少し余ります。温かさを保ちながら少しの量を付属のカップで時間を掛けて楽しもうと思ったのですが、このカップの容量が口の中を潤すには絶妙のサイズであることに気付きました。

このボトルに水を入れて使う限りは内部の洗浄はいりませんし、カップの部分についてはウェットティッシュで拭きながら飲むようにすれば、一人で独占することなく回りの人とのシェアが可能になります。少量ずつ飲んでいくことで、少ない水を大切にしながら飲んでいけます。

さらに、避難所で500mlのペットボトルを支給された場合、大きい方のSS-PC25に移しても半分は他の人と水をシェアできます。ペットボトルに残った方の水は早めに飲む用途にして、このボトルに入れた水についてはエコノミークラス症候群が心配される夜間の水分補給に使うなど、飲みきりボトルでは一人で一気に飲んでしまうところ、工夫次第でいろんな用途に使えます。

加えて、真空断熱ボトルという事を生かし、もし白湯の形てボトルに入れていただければ、夜間に体が冷え切ってしまっている方に少しずつ分けてあげることで、多くの人と温かさを共有できるでしょう。

普段使いでも最初に紹介したように、喉が渇く前に少量ずつ水分補給をするということでは、こうした小さなカップ付きのボトルというのは重宝するように思います。昨今のマイボトルブームで挙げられるボトルとは一線を画す製品ではありますが、一つ常備しておくといろいろ便利に使える可能性のあるボトルとして、改めてここで紹介させていただきました。


サーモス真空断熱アイスコンテナー FHK-2200

今年の夏を前にして、サーモスからまた面白そうな製品が出てきました。フードコンテナーの発展形とでも言うべき、「アイスコンテナー」です。これは、氷を運ぶことを考えて作られた製品で、ステンレス製の真空断熱構造の魔法瓶の中に内容器が2つ入り、この内容器に氷を入れることで氷を溶かさずに長時間持たすことが可能になります。

容器を2つに分けたことで、中で氷がくっつくことを避け、さらに容器を一つだけにして空いた空間に氷のうや食品を入れて持ち運ぶ事も可能になります。ちなみに、内容器一個あたりの容量は0.7lで、一般的な氷が2つの内容器で約60個(3×3×2cmの角氷)入るとのことです。1つの内容器には氷が約400グラム入るとのことなので、外で氷を購入する際の参考にして下さい。

この製品は一シーズンの一発屋的な製品として終わるのか、フードコンテナーのように他社からも同じような製品が出るほどのヒットになるのかはわかりませんが、車中泊のためにいろんなものを車に入れており、大きなクーラーボックスを持って行けないという場合に役に立つケースは出てきそうです。

というのも、バーベキューなどで食材を出発時から持って行くのでなく、旅先でどうしても冷やしたまま持ち帰りたいものが急にできてしまった場合にクーラーボックスを使いたいという場合を想定しています。ハードクーラーボックスを車中泊の旅にそうした理由で持って行く場合、何も入っていない大きなクーラーボックスに入っているのは保冷剤のみで、もし出先で何も冷やしてまで持って帰ろうと思うものがなければ、単にクーラーボックスが車の中のスペースを占拠するだけの存在になってしまいます。

このアイスコンテナーの場合、出発時から氷を入れて持って行く必要すらありません。クーラーボックスは折りたたみできるソフトクーラーボックスにすれば、とりあえず冷蔵が必要な買い物をして、保冷剤どいっしょに入れつつ、別に「ロックアイス」のようなこのアイスコンテナーの内容器に収まるような氷をコンビニで調達したら、購入場所でもらった保冷剤が溶けてしまった頃を見計らって氷を一容器ずつ補給していけば、ソフトクーラーボックス内の温度を上げてしまう恐れは減ります。もちろん、出発時から氷と出先で冷やして食べたいものを内容器の一つずつに入れて持って行ってもいいのですが、この製品が小さくて持ち運びしやすいということもあり、中に氷を入れるのを忘れてもどうとでもなるということで、あるうちに一つ確保しておきたいと思える品です。


象印 ステンレスボトル 「タフボーイ」1.00L SJ-SD10-XA

車での旅では、水の確保はちゃんとしておきたいものですが、水と同時にお湯もある程度確保しておくといろいろ便利です。寒い時期には水道の水もかなり冷えているので、歯磨き用として使ったり冷えた手を暖められます。

どのくらいの量を準備しておくのかということは、それこそ一人で行くのか家族で行くのかによっても変わってくるかと思います。ただ、必要だからといってあまり大きなキーパーを持っていったとしても、お湯の補充が大変になってしまいます。そんなわけで、それほど金額的な負担がなく、ある程度のお湯を貯めておけるだけの容量ということで、丁度いいサイズかなと思い選んだのがこの1リットルタイプのスリムステンレス水筒でした。

高速道路のサービスエリアにある給湯器からお湯を補給する際、私が使うのは450mlのマグカップなのですが、このサイズだと3回で中を満たすことができます。混雑しているところではさすがにやりませんが、使っている人がいない時をみはからってやるにはこの位が限度でしょう。800mlというタイプのものもありましたが、それほど大きさが変わるものではなかったので、迷った末に大きめのものに落ち着きました。もっとも、全く空の状態から補充するという状況はそれほどなく、ずっと高速道路を移動するような旅なら、使った分だけ最寄のサービスエリアで補充するようにすれば、それほど周辺の方に迷惑を掛けることもないでしょう。

なぜこまめにお湯を補充することにこだわるかと言うと、基本的に高い温度を水筒の中で維持するためには、中を満たす必要があるからです。例えば、500mlの沸騰したお湯を長時間高い温度に保ちたいような場合は、この水筒に半分入れるよりも、500mlの水筒を満たした方が時間による温度低下を抑えられます。容器全体を満たすことで全体を温められカタログにあるような保温ができるので、お湯の量が少なくなるにしたがって保温力が低下するのです。こうした保温水筒の性能について知っておくことでさまざまな工夫が可能です。

給湯器からどこでもお湯が出るとはいっても、その水質にはかなりの開きがあります。私の場合はあまりそういう事を気にしないので、どんどん補充してしまいますが、水質の違うお湯を混ぜたくないと思われる方は、ちょっとした工夫が必要です。今回紹介した水筒よりも、500mlの水筒2本とか、持っている水筒を複数使いそれぞれにお湯を入れて持って行く方が、違った場所から手に入れたお湯が混ざりません。

今回、象印の商品を紹介していますが、こうした水筒を出しているメーカーについて、個人的には、象印・タイガー・サーモスに加え、国内製造のセブン・セブンあたりから選べば間違いないと思いますが、多少機能に違いがあります。こちらの象印の水筒はほとんどの製品で中がフッ素加工になっています。汚れに強いということで長旅にはありがたいものですが、私は水やお湯しか入れないので、フッ素加工だから購入したというわけでもありません。基本的には入手しやすい価格のものを選ばれてもそう問題はないでしょう。こうしたステンレスボトルは価格の上下が結構あり、ネットで販売価格をきちんと比較してから購入すべきだと思いますが、手に取って見てから買いたい場合でも、特売のチラシなどで上記メーカーの品が意外と安くホームセンターなどで売られることもありますので、一気に揃えないでじっくりと揃えていくのもいいでしょう。

大きめの水筒の場合、直接口を付けて飲むのではなく、写真のようにフタの部分がカップの代用になるようになっています。マグカップなどを用意していない場合、インスタントコーヒーなどならば、水筒だけで飲むことができます。そこが小さめの水筒との違いであるとも言えますが、カップは何個あってもいいので、そのためにこうした製品を選ぶのも悪くない選択だと思います。


サーモス 真空断熱フードコンテナー JBF-270 その2

フードコンテナー購入後、主に味噌汁を入れて使ってきましたが、さすがにコンテナー内部に匂いが残ることはありません。ただ、フタの部分のゴムパッキンには多少匂いが移ってしまうことがあります。気になる方は細かい隙間などは歯ブラシのような細かいところを洗えるもので洗浄した方がいいでしょう。毎日お使いの場合はパッキン自体を消耗品と割り切って、メーカーから予備部品として調達しておいた方がいいような気がします。

さて、今回ははじめて炊き立てのご飯を入れてみました。小さい方の270にしたのは、だいたいそれくらいで十分だったということと、大きい方だとちょっとご飯を食べるにしては底が深すぎると思ったからでした。中を汚さないならラップにくるんで入れておけばいいのでしょうが、今回はそのままご飯を入れました。ちょっと多めに入れてしまったようで、お昼にフタを開けたら、写真のように内ブタの形にご飯がへこんでいました(^^;)。

ご飯は朝7時頃に入れ、お昼の12時過ぎに開けたのですが、保温弁当箱と違って単体で保温するということからアツアツというわけにはいきませんでした。保温弁当箱の場合、お味噌汁などスープと一緒に入れることでアツアツの温度を確保するようで、その点がこのフードコンテナーとは違う点です。ほんのり温かいぐらいでは納得ができないような場合は、ご飯を入れる前に熱湯を入れ、余熱が発生するように下準備することがスープの場合より重要になります。

実際に食してみて、サイズ選択は小さい方にして正解でした。ご飯が内部にもっとベタベタとくっつくかと思ったのですが、案外きれいに飯粒がはがれ、写真のようにかなりきれいに食べられました。ただ、このままだと残ったご飯のでんぷん質が固まってしまうので、別に用意してきたお湯を使ってお茶にすることにしました。

お茶は普通のお茶ですが、茶ガラが内部に留まらないように紙のパックに入れてあります。ティーパックがあればなおいいのでしょうが、普段はティーパックのお茶を飲むことはないので、このような形で準備してきました。パックを箸で押しながら少々待つと、ちゃんとしたお茶の色になってきました。

ステンレスの二層断熱構造の水筒にはほとんどお湯しか入れないというのは前にも書いたことですが、こういった飲み方をするのに、フードコンテナーの口の広さは実にマッチします。パックを出すのも実に簡単で、煎れ立てのお茶をお弁当と一緒に飲むのなら、今回のパターンは実に効率的と言えます。お茶わんにお茶を入れて飲むように溜まったでんぷん質をはがしながら飲んでいくのが、片付けの事を考えると最良の方法だと言えるでしょう。

お茶を飲み終わって、内部はこれだけきれいになりました。今回は350mlの水筒にお湯を入れてきたのでまだ少々余っています。その分をお湯を改めて入れ、かんたんに本体を振りながらさらに洗えば、あとはキッチンペーパーで拭いておけば何とか再使用に耐えるのではないでしょうか。ご飯を食べながらお茶が飲めないという残念な点はありますが、お茶を飲むだけなら大きい方のフードコンテナーを使えば、ちょっとしたティーポットのようにも使えそうです。このような使い方も旅先では十分できそうなので、今後の旅が楽しみになってきました。