昨日、私の住む東海地方でも梅雨が明けましたが、外から体を冷やすだけでなく、冷たい飲み物をいただきながら体の中から冷やすことも必要になってくるのではないでしょうか。そうした需要を見越して、2022年の真空断熱ボトルは「炭酸飲料を持ち運べる」というキーワードのもと、ずっと炭酸飲料を入れていても爆発しないような工夫されたボトルがまずタイガー魔法瓶から出て、次にサーモスからも登場しました。
となると、過去にも書いたことですが次にいつ象印から炭酸飲料用真空断熱ボトルが出るのかということで色々調べていたのですが、何と象印を差し置いて保温ボトルとしては国内最強の真空断熱ボトルを出している「ニトリ」から、炭酸用(保冷のみ)真空断熱ボトルの発表がありました。
ニトリのラインアップは2種類で、容量は370ml(2,490円)と530ml(2,990円)という、ペットボトルの炭酸飲料の移し替えを主目的に考えている方にとっての製品であることに注意しましょう。量り売りのビールを入れてキャンプに持っていくような大容量の製品はありませんので、そうしたニーズのある方はタイガー魔法瓶から出ているものを検討されるのが良いと思いますが、何しろニトリの製品は安いですし、個人的には容量の少ない370mlは他の会社が出していないサイズであるということと、500~600mlの炭酸飲料を外で購入し、先にこのボトルに入れて残ったものをその場で飲んでペットボトルを処分し、残りを時間を掛けて冷たいまま飲むような人には合っていますね。もう一方の530mlは500mlペットボトルの中味がそのまま入りますので、活用の仕方はそれなりにあるでしょう。参考までにニトリの公式ページへのリンクをはっておきますので、キーワード「ステンレス炭酸用ボトル」で検索してその内容をご確認下さい。
ちなみに、ニトリのボトルについては、ボトル内部が振動などにより加圧された場合に圧力を抜く場合、30分に一回程度、ボトル上部にある減圧レバーを手動で動かして内圧を調整する必要があるようです。
この手の製品を購入するか迷う場合は、特にこのニトリの製品がペットボトルの中味を移すことに最適化された容量ではないかということを考えると、あえて高額で使った後の手入れの煩雑さということを考えると、ダイソーでも税込770円で売っているペットボトルを入れることで熱が逃げにくくなり、ペットボトル内部の温度上昇を緩やかにする「ペットボトルホルダー」を使った方が良い場合もあります。比較的早めに500mlのペットボトルを飲み終えるような方はホルダー利用の方が個人的には良いと思いますし、多少飲んだらしばらくは飲まないものの、再度飲む時にはしっかり炭酸感が残って欲しいという方にとってはこうした専用ボトルへの移し替えの方が便利だと思います。今回は、ニトリが出したことにより、サイズ展開も増えて自分の好みの量に応じたボトルを買いやすくなったように思います。最後に、容量と価格の一覧(価格はニトリは店頭価格、他はアマゾンの執筆当時の価格)をまとめてみることにしました。購入を考えている方は参考にしてみて下さい。
(容量少)
・ニトリ ステンレス炭酸用ボトル 370ml(2,490円)
・サーモス 保冷炭酸飲料ボトル 500ml(3,080円)
・タイガー魔法瓶 真空断熱炭酸ボトル 500ml(5,250円)
・ニトリ ステンレス炭酸用ボトル 530ml(2,990円)
・サーモス 保冷炭酸飲料ボトル 750ml(3,599円)
・タイガー魔法瓶 真空断熱炭酸ボトル 800ml(5,909円)
・タイガー魔法瓶 真空断熱炭酸ボトル 1,200ml(6,364円)
・タイガー魔法瓶 真空断熱炭酸ボトル 1,500ml(6,818円)
(容量大)
こうしてみると、大容量ならタイガー一択、中容量ではサーモスもあり、小容量ではニトリが唯一という感じでバランスが取れてきたのではないかと思えます。中容量の炭酸飲料はペットボトル持ち運びでペットボトルクーラーを利用するなら、両極端なニトリとタイガーの製品を用途によって使い分けるのは十分ありです。車で家族分の炭酸の飲み物を持ち運ぶ場合は、タイガーの1,500mlに大容量ペットボトルの中味を移し替えて持っていったり空になったら追加したりして、カップで飲むようにした方が経済的かつクーラーボックスを必要としないので、限られた車のスペースを有効活用できます。今回のニトリの製品の販売を機会にして、こうしたボトルは必要か? というところから考えてみることをおすすめします。