先日紹介したNHKの旧BSプレミアムチャンネルで、NHK金沢局発の地震関連ニュースや現地の生活情報を見る機会を意識的に持つようにしています。定時の全国ニュースでもきちんと報道されるものの、より詳しく現地の情報を伝えてくれるだけでなく、現地で生活している人に向けての生活情報も、全く関係ない場所から見ていてもそれなりに考えることがあります。ちなみに、リアルタイムで見られない方には、見のがし配信も可能な「NHK+」のサイトやアプリから金沢放送局発のニュースを見ることができるようになっています。
そうした生活情報の中に、各避難所や大きな損傷を免れたと思われる施設でのお風呂の提供についての情報を見ていて気付いたことがあります。災害場所でお風呂を提供するということは、なかなか大変なことだと思います。施設のない避難所では自衛隊がお風呂の設備を設営して提供する場合もあれば、宿泊施設や日帰り入浴施設(温泉含む)で提供する場合もありますが、その際必要なものとして「風呂桶・石鹸類・バスタオル」があることに注目しました。
石鹸(シャンプー・リンスなども)やバスタオルは支援物資として避難所に届く可能性のあるものですが、入浴セットの一式を入れて持ち運び、入浴時にはかけ湯に使ったりタオルをつけたりする風呂桶については、支援物資として届くのかは私は知りません。近くのお店で災害時でも手に入れば良いですが、入浴サービスが開始されることがわかった段階では、どのお店に行っても手に入らない可能性は高いと思います。これは、私の住む静岡市で大雨になり、清水地区で断水が長く続いた時、本当に水やポリタンク(給水用)を売っている場所がなく、給水車を待つ人の列がすごいことになっていた体験もあるからそう思えるのです。
このように、普段の状況では100円ショップでも入手可能なものが、いざ何かあると全く手に入らないものもあるということなので、もし自宅に浴槽がなくシャワーで済ましているような方で、シャワー室に風呂桶を用意していない方は、どんなものでも良いので買って備えておくことは、やはり大切ではないかと思うのです。
車中泊の旅でも、外湯を使う時だけでなく、車内で食べた食器を浸けておくために使ったり、ハンカチやタオルなどを簡単に選択するような場合に便利なので、浴槽だけでなく自分の車の中にも入れてあります。風呂桶といっても色々ありますが、丈夫で他人とかぶってトラブルになる心配のないものとして、カー用品チェーンの「イエローハット」が出している「オリジナル風呂桶」を個人的にはおすすめしたいです。内容は以下のリンクをご覧になり、購入はお近くの店舗で大丈夫だろうと思います。
https://www.yellowhat.jp/tokusyuu/hatnyan/collection.html
ぱっと見、「ケロリン桶」のように誤解を受けるかも知れませんが、印字内容はイエローハットのものなので、温浴施設に行っても、備品を勝手に持ってきたというような形で言われることはないでしょう。強度もケロリン桶並にあるので、安心して使い続けられます。そして、何より本家ケロリン桶よりも安いのが嬉しいです。重ねて保管できますので、家族の人数分用意しても良いかも知れません。本家ケロリン桶は全国のハンズ各店やLOFTでも買えますので、ケロリン桶の方が良い場合はそちらをどうぞ。ただ、温浴施設などでケロリン桶を使っている場合、入場時にこれは「マイケロリン桶」であると一応申告してから入った方がトラブル防止という観点では良いだろうと思います。