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封筒型冬用寝袋 モンベル ファミリーバッグ#1 購入レポート

 モンベルのアウトレットに注文を出していた封筒型寝袋の「ファミリーバッグ#1」が届きました。カタログ上ではありますが、快適使用温度が-9℃という冬季にも使える数少ない封筒型寝袋です。

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 赤い収納袋に入れた状態の大きさは、23Lのバックパックより一回り大きいくらいで、車のトランクに押しこんだり、空いた座席に置いていても、それほど圧迫感はない感じです。収納袋には手提げバッグのようになっているので持ち運びも簡単ですし、大きめのクッションとして後部座席の人がリラックスすることもできるでしょう。

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 袋状になった本体はサイドから全開になり、一枚の掛け布団のようにも使えるようになっています。そして、熱を逃がさないように、ジッパー開口部のサイドが2重になっています。

 ただ、他の寝袋に比べたら大きくて重いといっても、果たしてこの寝袋で夜を明かせるのかというのがあったので、たまたま到着した日の夜が相当冷え込んだこともあり、実際に暖房を入れずに冷え切らせた部屋で試してみました。室温は約3℃と、冬季の車中に比べたらまだまだ甘い環境ではありますが、このくらいの状況で毛布と掛け布団2枚で寝ている身としては、この寝袋だけで快適に寝られるのかと疑っていたことも事実です(^^;)。

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 製品の口コミでは足元が冷えるという情報があったので、中に湯たんぽを入れて純粋に寝袋だけで寝ましたが、全く中で寒さを感じることはありませんでした。マミー型のように圧迫されることもなく、適当な広さで寝返りも何とか打てます。さらに、写真のように頭の出る口も紐でしぼることができるので、締めすぎない程度に口を絞って外気の侵入を避けられたのも良かったようです。

 これ単体でも冬用の寝具として十分使えることがわかり、現在は大変満足しています。さすがに真夏には使うことはないでしょうが、秋から梅雨の時期くらいまではこれ一枚を持っていけば、まず困ることはないと思います。車内が-10℃を超えるような場合はインナーシュラフや掛け布団を別途用意し、湯たんぽも併用すれば何とか車の中で一晩過ごせるのではないかと期待しています。


トラベルシーツは車中泊から海外旅行まで

 国内の安く利用できる宿として、以前は多くの利用者があったユースホステルは、現在は他の安いホテルの乱立により今ではすっかり様子が変わってしまいました。私がユースホステルを使っていた当時、二食付きで十分安いにも関わらず、その宿泊料を更に安くする技というのが存在しました。それが、「スリーピングシーツ持ち込み」というものでした。

 普通の布団に寝る場合、シーツは敷布団を覆うように掛けると思いますが、ユースホステルで使われているシーツはちょっと違いました。シーツ自体が袋状になっており、先には枕を入れるスペースがあります。宿に備え付けの布団と枕を汚さないため、このシーツの中に入って寝ることで汚れるものは極力シーツだけになるという工夫がされていました。このシーツの使い方は、知らない人には宿側から十分にレクチャーされ、多くの旅行者は違和感を感じながらもある意味独特なシーツを使っていたと思われます(^^;)。

 このユースホステル用の特別なシーツを自分で用意し宿に持ち込むと、数百円ではありますが宿泊料をが割引になりました。シーツは毎日洗濯をしてたたんで宿泊客に提供されるので、そうした手間を省くという意味での割引だったと思うのですが、さすがに当時の私は「マイシーツ」を買ってでも安く泊まろうとは思いませんでした。そして、ユースホステルに泊まる機会がなくなって、そのシーツの存在もしばらくは忘れていました。

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 その時からかなりの年月が経ち、今回改めてユースホステルで使われていたシーツに近いものとして、ロゴスの「シルキーインナーシュラフ」を購入しました。シルキーとありますが実際は化学繊維なのですが、枕を入れるところのある袋状のシーツは昔の時代を彷彿とさせるものがあります。折りたたんで袋に入れるとかなり小さくなるので、車の中に入れっ放しにする場合も場所を取らずにいい感じです。

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 なぜ今さらこのシーツを購入したかというと、ほぼ同時に注文を出した封筒型シュラフの中に入れて使おうと思ったからです。封筒型でもマミー型でも、寝袋に入って寝るということは汗で内部を汚すことになります。日に干したり洗濯をすることもできますが、洗濯ならシーツだけの方が楽ですし、特に冬に使う場合はシーツとインナーを兼ねることになり多少ではありますが保温効果も期待できます。シーツを袋から出すとこんな感じですが、寝袋の中にこのシーツを入れて、中に入って寝るようになります。

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 枕を入れるスペースが袋状になっているのですが、裏技として専用の枕を入れなくても、タオルや服を詰め込んで枕代わりにできます。写真の状態でポケット状になったところに枕や代用品の衣類を入れると、時間の経過とともに中に入れたものが動き、枕としての用途をなさなくなることが考えられますので、もう一工夫します。ポケット状になっているところを折り返すようにして、シーツの裏側にポケットを作るようにして枕および服などを裏側から入れれば、よほど寝相が悪くなければ中のものは出てこないようになります。

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 実際に枕を収納してみましたが、安定して位置をキープします。ビニールの空気枕をタオルなどを巻いて使っている方もいるでしょうが、これなら直接このカバーの中に入れれば本体の汚れも気にする必要がありません。夏などは袋の中に入らずに普通のシーツとして使い、上にタオルケットを掛けるだけというのでもいいですね。

 車中泊やキャンプ使用だけでなくこのシーツは、海外旅行に出て現地のホテルに宿泊する際に、とてもベッドにそのまま寝たくないほど汚いような所に当たってしまった場合に頼りになるでしょう。海外の宿によっては、宿泊代とは別にシーツ代を取られる所もあると言いますから、国内では車中泊もしつつ海外旅行にも出るような方は、安いものでも1つ購入して、バッグに入れて出掛けるのがおすすめです。


冬の車中泊に必要な寝具を再考

 以前のエントリーで、車中泊のための寝袋はかさばる封筒型よりマミー型と書いた覚えがあるのですが(^^;)、車内の温度がマイナスになってしまった場合にも朝まで耐えられるだけのクオリティを持つ寝袋を手に入れるにはコストがかかります。コンパクトに収納できて軽いものはダウンになりますが、登山をせずキャンプや車中泊レベルなら化学繊維のものでもいいと思いつつも、やはりマミー型のものはそれなりの値段がしてしまうことで、今までは冬用の寝袋に手を出せずにいました。基本的には厳冬期の車中泊は非常時以外にはしないのが一番と心得えていたのですが、2015年2月のモンベルオンラインショップのアウトレットストアで、封筒型の寝袋「ファミリーバッグ#1」がディスカウントされていたので、とりあえず1枚注文を出してしまいました(^^;)。

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 歩きや自転車、バイクなどの旅にはもちろん持ち運びはできないでしょうが、車の中なら何とか押し込むことはできます。どちらにしても、寒さを凌ぐために布団や毛布を追加して持って行くことを考えたら、これ自体で冬の車中泊をしのげるならむしろ荷物を減らせる場合も出てくるでしょう。

 そして、封筒型の寝袋は自宅で使うにもマミー型よりも寝心地がいいため、寝袋の上に布団や毛布を掛けて使ったり、逆にファスナーを開けて一枚の掛け布団のように使い回すこともできます。個人的に日常使いにするつもりはありませんが(^^;)、この中に湯たんぽを入れて中に潜り込めば、布団を寝ているうちに剥がしてしまう心配もないわけで、使っている布団ではいかんともしがたい寒波が来た場合の強い味方になるような気がします。

 まだ注文しただけでやってきてはいないのですが、まだオンラインショップには在庫があるようですので、興味のある方は早めに入手しておくことをおすすめします。厳冬期だけではなく、春先や秋口の早朝あたりでも0℃くらいまで冷え込む際には、これ一つだけで十分でしょうし、暑すぎる場合もジッパーを開いて温度調整ができるので、他の薄いものよりも応用が効くと思われます。

 実際に到着したところで、改めて紹介させていただきたいと思いますが、モンベルアウトレットに出る商品は販売休止になる可能性もあります。それなりに安価に冬用の寝袋を手に入れるのは難しいと思いますので、あえて後から読んでも意味のないエントリーとして書かせていただきました(^^)。


「STYLUS 1s」と同じ機能になる「STYLUS 1」用のファームウェア

 私が旅用のデジタルカメラとしてオリンパスの「STYLUS 1」を購入したのは、すでに後継機の「STYLUS 1s」が出ていて、そのおかげで格安で購入ができたからなのですが、オリンパスでは何と後継機である「STYLUS 1s」の機能を前機種の「STYLUS 1」でもまるまる実現できる新しいファームウェアを提供してくれるとのアナウンスが昨年のうちにありました。具体的には、以下の内容になっています。

1.AFターゲット選択に、スモールAFターゲット [・]sを追加
2.焦点距離表示に、[倍率]、[焦点距離]、[35mm換算]を選択可能
3.ステップズーム機能を追加(28,35,50,70,85,100,135,200,300mm 35mm換算)
4.MFアシストに、[ピーキング]機能を追加
5.インターバル撮影(コマ数:最大999、撮影間隔:1秒から24時間)とタイムラプス動画を追加
6.ワイドコンバージョンレンズ「WCON-08X」に対応

 今回のファームウェアのバージョンアップは、昨日から提供開始ということで、早速やってみたのでした。方法としてはパソコンに専用ケーブルを接続して行ないますが、約70MBをパソコンにダウンロードするのにぷららのモバイル回線を使ったものの、それほど待たされることなく落とせ、カメラに転送して無事にバージョンアップできました。

 カメラで今まで設定していた情報は飛んでしまったので、改めて倍率表示から35mm換算の焦点距離の表示に変更し、2つあるズームレバーのうち、左側レンズの脇にあるズームレバーをステップズームに割り当てました。スモールAFターゲットはより小さい場所にピントを合わせる時に便利ですし、マニュアルフォーカスでのピント合わせもやりやすくなりました。これがSTYLUS 1のファームウェアとしては最終形ということなのかも知れませんが、これだけの機能が後付けできれば十分です。ただ旅で使う場合はもう少し広角が欲しい場合もあります。そう考えると、とりあえずこれで今回新たに対応したワイドコンバージョンレンズを買う選択というのも出てきましたし(今まではテレコンバージョンレンズのみ対応)、オリンパスの思う壺にはまる可能性もなくはありません。

 ワイドコンバージョンレンズを使っても、F2.8の明るさを維持したまま×0.8というと約22.4mm(35mmカメラ換算)での撮影ができるわけですが、28mm相当と比べてどの程度差が出るのかということも含めて、まずはすでにSTYLE 1sで使われている方の作品などを見ながら検討して行きたいと思います。STYLUS 1を持っている方は前のファームウェアで使い続けること自体がもったいないくらいの今回のファームウェアアップデートなので、オリンパスのウェブサイトから早めにアップデートをして、日常に旅にと活用されることをおすすめします。



オリンパス stylus1 のスマートフォン連携機能について

 先日、紅葉を撮影するのに使ったのが購入したばかりのオリンパスstylus1というコンパクトカメラなのですが、その画質は一眼レフやレンズ交換式カメラのそれとは明らかに劣るものの、小型で明るいレンズに広角から35mm換算で300mmという望遠撮影ができるということでかなり余裕を持った撮影ができるようになりました。本来、被写体にはできるだけ近づいて撮影するのがセオリーですが、望遠レンズを使うことで、自分が動かなくても自分の求める画角は簡単に得られてしまいます。あまりこのカメラばかり使っていると、どんどん他のコンパクトカメラが使えなくなってしまう予感がしてちょっと怖いですね。

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 今回は、カメラの基本性能以外の、スマートフォン連携機能について詳しく紹介しようと思います。AndroidとiPhone用にオリンパスから提供されている専用アプリ「OLYMPUS Image Share」をインストールしておくと、Wi-Fi通信を使って様々な操作が可能になります。カメラとスマートフォン間の画像データのやり取りをしたり、スマートフォン上で写真の加工ができたりするだけでなく、stylus1には搭載されていないGPSからの情報を付与してこの写真がどこで撮影されたものであるかを記録できるようにもできます。ただし、そうして位置情報を付与した写真をそのままネット上にアップしてしまうと、その際の行動が知らない人にも筒抜けになってしまうので注意が必要にはなります。

 私がスマートフォン連携で一番便利だと思ったのが、スマートフォンからstylus1をリモートコントロールすることができる機能でした。単にシャッターを押せるだけでなく、レンズが写している画をそのままスマートフォンの画面で確認しながらズームしたりシャッターも押せます。当初、私はワイヤードリモコンを持っていたので、あえて設定に時間をかけてスマートフォンをリモコンとして使わなくてもいいのではないかと思ったのですが、カメラを固定して月や星のような被写体を撮影する場合、目的の天体をフレームに収めるためには天頂付近を探しながらかなり無理な態勢を強いられることになります。しかし、この機能を使うと、カメラを三脚にセットしたらスマートフォンの画面を見ながらカメラを動かして目的の被写体を入れればいいので、かなり撮影環境が変わります。スマートフォンではなくタブレット端末をリモコンとして使えば、本体モニターよりもかなり大きく拡大した画像を見ながら作業できます。画面の確認だけスマートフォンで行ないながら、レスポンスの早いワイヤードリモコンを併用するというのも風景写真を撮影する場合には便利だと思います。電池の消耗を早めてしまうデメリットはあるものの、これは予備の電池を持つことで解決できるでしょう。小さいものでもいいので三脚を併用してリモコン機能を使いこなせば、相当面白い写真が撮れるかも知れませんね。



オリンパス デジタルカメラ Stylus 1

 前日までは全くノーマークの買い物をしてしまいました(^^;)。最近の私の買い物の仕方は、事前に購入したいもののリストアップを行ないつつ、できるだけ下がったのを見はからって底値に近いところで購入するのを良しとします。どうしても必要に迫られて買わなければならないものは果たして値段が下がっていくかわからないものを下がるまで待っているわけにはいきませんが、安定した供給があり、時間の経過とともに下がっていく見込みがあるものなら、それほど急いで買いに行くというようなことはしなくなりました。こうした消費行動が日本の景気を停滞させているのだと言われれば返す言葉がありませんが(^^;)、実際に当初の目論見通りに下がってきたのがオリンパスのコンパクトデジカメStylus 1でした。

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 購入したのは大型家電量販店のアウトレットコーナーで、値下価格は約35,000円でした。発売されてしばらくして5万円前後で価格が安定していましたので、後継機のStylus 1sの登場により一気に安くなったようです。新機種との違いはインターバル撮影のサポートや9段階のステップズームが主なところで、基本性能自体のアップグレードはそれほど行なわれなかったようです。それなら安い旧機種でもいいのではと思い購入に至りましたが、今回の購入で、レンズ交換式のカメラをこれ以上追求することはやめ、あくまで小さく持ち運びやすいコンパクトデジカメで旅の写真を撮影する方向に向かおうと思います。

 このカメラは小さくて重さも400gそこそこと持ち運びにはかさばりませんが、現在持ち歩いている同じオリンパスのXZ-10のようにフラットな形状ではないので、常に持ち歩くことはしないと思いますが、何よりもケーブルはXZ-10のものを使い回せますし、電池はPENシリーズのものを使い回せるので液晶画面の保護シートを買うくらいで追加投資がほとんど必要ないのもこれを狙っていた一因です。35mm換算の28-300mm F2.8通しというレンズ性能は評価が高く、さすがに大型センサーを付けたレンズ交換式カメラには画質の面では劣りますが、考えてみれば今私が乗っているホンダ・フィットのような小型でも使い回しのきく製品に仕上がっているような気がします。

 あと、スマートフォンとの連携がWi-Fiで可能なのが嬉しい所で、専用アプリを導入すれば単なる本体の画像をスマートフォンに取り込めるというだけではなく、スマートフォンの画面をファインダーのように使ったり、リモコンでシャッターを切ったりカメラの電源オフまでやってくれます。こういう機能は、スマートフォンの進化がなければとても実現できなかったと思いますし、今後は電池の持ちに影響が出ないようリモートコントロールをBluetoothでできるカメラが出てきてほしいですが、現状でここまでできればたいがい満足できるでしょう。

 先述の通り、以前から同じオリンパスのコンパクトデジカメやレンズ交換式カメラを持っていたので、Stylus 1でも使える周辺機器として私が持っているのはケーブルの他、外付フラッシュやワイヤードリモコンになります。交換レンズがいらないタイプのカメラのため、ミニ三脚やブロワー、クリーニングキットと一緒に持ち歩いてもそれほどかさばらないのは旅に持って行くカメラとしてはかなり大きなポイントであると思います。今回私が購入した値段が底値ではないかも知れませんが、気軽に撮影できる旅用カメラを探している方にとっては、ここにきて値段が下がってきたのは朗報でしょう。今後安く店頭で見掛けたら検討してみるのもいいかも知れません。



CASIO PROTREK PRG-270-1AJF

 先日このブログに書かせていただいた、気圧計の携帯について進展がありました。たまたまお盆のセールで安く売りに出ていた山岳用の腕時計、カシオのプロトレックシリーズの中で新しいバージョンのトリプルセンサーが付いた廉価版のシリーズを入手することができたのです。型番は全て黒のモデルPRG-270-1AJFです。

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 センサー自体は他のシリーズに搭載されているものと変わりませんが、対衝撃という面からすると劣る材質であることと、時刻を自動で修正する電波時計ではないということさえ我慢できれば、電池は蛍光灯下でも発電するタフソーラーで、電池の心配をすることはないでしょう。

 この腕時計は、方位・気圧/高度・温度を測定します。温度については腕にはめていると体温を検知してしまうのでしばらく腕から外してから測定することが必要ですが、コンパス機能と気圧表示(高度は気圧の差で計測できます)はそのままでも使えます。高度表示については計測する前に修正を手動で行なうことで正確な値が出ますが、その際に利用したいのがスマートフォンのアプリで現在地や地図上の地点の標高を表示させることができるものとの併用です。購入時に何も調整しないで高度を計ったら、何とマイナス表示になっていたので(^^;)、早速アプリを利用して現在地の高度を出して調整しました。山歩きには使わなくても夏の車中泊場所を選ぶ際にはどのくらいの標高の場所かというのも条件になると思いますので、結構便利に使えると期待しています。

 そして、気圧については数字での表示の他、グラフ形式で気圧の変化を見ることができたり、急激な気圧の変化を察知すると音で知らせてくれる機能が付いています。台風の接近時には刻々と気圧表示に変化が現れます。アラームが鳴るほどの気圧変化が急激に起こった場合は天候の急変が予想されますので、駐車する場所をさらに安全な場所に変えるなどの対処もしやすくなります。もちろんその際にはラジオやインターネットでの天気情報を入手しながら予測するのが大切だと思います。

 表示部分の液晶は黒の背景に白液晶になっているのでそのままでは見づらい感じがしますし、朝や昼はともかく夜には全く時計を見えなくなってしまうということがありますので、ライトの設定は重要だと思います。手前のボタンを押すことでライトを付けられますが北とボタンを長押しすることで、暗所で40度以上傾けることで自動的に点灯させることができます。電波受信による自動の時刻補正機能が欲しいとか、もう少し頑丈で傷が付きにくいものを望まれる場合にはこのシリーズではなく、チタンやサファイアガラスを使用した上のモデルを選ばれることをお薦めしますが、肝心の価格差は1万円以上出てしまうと思いますし、肝心のセンサーの精度は変わらないため、とりあえずこうした機能に興味がある方はあえて腕にはめないで計測を中心に使うというのもありかなという気もします。


気圧のチェックをこまめにすると

 一昨日からの台風11号の被害は本当にひどいもので、台風による被害を受けた地域の方はさぞ大変だろうと思います。台風の直撃を受けない所でもまとまった雨や突風の被害を受けたところもあるので、どのように危険を避けたらいいのかというのが特に出掛けていて天気の急変に遭った場合の課題になりそうです。

 そうは言ってもラジオやテレビ・インターネットを活用して警報の確認や、レーダーの雨予想の動画を見ながら逃げるくらいしかできそうにはないのですが、今回のような台風が日本列島を通過するような場合は、気圧を測れる機器があれば、ある程度の予想を自分で立てられるように思います。

 残念なことに私の持っているスマートフォンにはハード的な気圧を測ることのできるセンサーは付いていないようでしたが、アプリの方でネット接続をすることでだいたいの数値を検索して示してくれるアプリはありました。何とか天気が持っている時には気圧は1,000ヘクトパスカルより高めですが、そこから気圧が下がってくるにしたがって天気は怪しくなり、風が吹いたり雨が降ってきたりする兆候かと思われます。特に今回は台風だったので、気圧の変化を見ていくと、台風が自分のいるところに近づいてきているのかということも、大体わかってくるから面白いものです。ただ、これはあくまで簡易的な数値なので、実際に外へ出た場合にはこのアプリはそれほど正確な値を出さないかも知れません。

 昨日の場合、台風の接近とともに気圧が下がり、通過とともに上がってきましたが、台風の影響で活発になった雨雲が近づいてきたらまた下がり始めました。日付が変わってからもまだ天気が悪くなるようなデータが出ているので、もう少し警戒を続けながら過ごそうと思っています。

 今までは気圧を測るなどというのは登山でもしなければ必要ないと思っていたのですが、今回のような台風が通過する場合や、外を車で走っている時など、オフィシャルな天気に関する情報を補完するものとして、自分で正確な気圧に関するデータを取れるならば、自分の身を守ることにも役立つかも知れません。

 山登りをする方は、腕時計に計測センサーの付いたものをうまく利用していると思います。先日、日本百名山一筆書きに挑戦されている方のテレビ番組を見ました。整備されていない道を歩いていて、登山道を見失ったような場合でも、計測機能の付いた腕時計で高度を測定することによって、知らないうちに下ってしまうことを防ぎ、紙の地図との併用によって登山道に戻り目的の避難小屋にたどり着く様子が出てきました。さすがに私にはそんなことはできないかも知れませんが、天候的に危険な場所に入って行かないためにも、ネットからの情報に加えて、気圧の情報も自分で取って判断することも必要になってくるのかなと思ったりしました。

 ちなみに、車の中で使うだけなら腕時計タイプのものでなくてもいいかも知れません。今後出掛ける際には極力天気が悪くなると思われれは出ないようにはしたいと思いますが、今の状況ではいつどこで天気が急変するがわからないということもあるので、こうした測定グッズについても購入を検討してみようかなと思っています。


弁当小分け用シリコンカップの使いみち

 水筒・ボトル関連とともに、シリコンで作られた製品が大好きな私ですが(^^;)、シリコン製品の魅力は熱に強いということと簡単に形を変えて様々な用途で使えるということがあると思います。

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 実はそんな私でもノーマークだったシリコン製品があります。お弁当のおかずを分けて入れることのできる小型の小分けカップなのですが、先日これが結構便利に使えることがわかり大きさ違いのカップ3個セットを購入しました。

 シリコン製の小分けカップは折り目も付かず、簡単に元に戻るので、旅先で粉物の量を計ったり、別の容器に移す場合に大変に重宝するのです。具体的にはインスタントコーヒーや茶葉をこのカップに出し、必要な分だけスプーンですくい、余ったものはこのカップから簡単に元入っていた容器に戻すようにして使えます。私は主に粉物に使おうと思っていますが、醤油のような液体のものでも移し替えに使うにはぴったりのものだと思いますね。

 また、耐熱温度が200℃までという事を生かし、熱くなってしまったマグカップの取っ手を持ったりするには実は大きさがちょうど良かったりします。シリコン素材のグッズはまだまだ列挙に暇がないほどあるわけですが、このような小分けカップにだいたいでいいので体積を計るスケールが付いたものがあれば、旅の用意としてもう一つ購入して置いておきたいところです(^^)。車の中に入れておいてもかさばるものではないので、折を見て車の中に入れる用としても購入したいと思っています。


外部接続端子のないカーステレオでの強引な方法

 私の車に付いているカーステレオはカーナビと連動しているもので、かつてはアナログテレビも見ることができました。しかしカーナビの地図は古くなり、テレビも当然見られません。さらにミュージックプレイヤーをつなごうとしても外部入力端子すらありません。

 一応CDを聞くことはできますが、MP3ファイルをCDに焼いて聞くようなことも古いためできません。こうした機能を使うにはたとえ1万円以下でも最新のカーオーディオを新たに導入した方が楽で簡単に楽しめるのですが、オーディオとカーナビは車に埋め込まれているので一度取り外しをしたらそれはそれで大変なので、何とかして現状のオーディオでいろんなものが使えるように考えてみました。

 外部接続端子のないオーディオで、あえてミュージックプレイヤーの音を聞くためには、FMトランスミッターを使う方法があります。ただ、実際に使っている方はわかると思いますが、地元を走るだけなら既存の放送局を避けて、トランスミッターをセットすればいいのですが、遠距離を移動していく中で設定した周波数の周辺に地元局がある場合があります。また、周辺を走っている車もトランスミッターを使っていて、設定している周波数がかぶった場合、混信が発生するということにもなりかねません。

 もし車に付いているFMラジオがアナログテレビの1~3チャンネルまで聞くことができるワイドバンドに対応していれば、トランスミッターを同じくワイドバンドに対応しているものを用意し、できるだけ混信を防ぐことも可能ですが、残念ながら私の車に付いているオーディオはFMワイドバンドに対応していません(;_;)。ちなみに、持っているトランスミッターはワイドバンドに対応しているので、半ば強引にセットしてみることにしました。

 調べたところによると、地上波アナログで使われていたテレビの音声周波数は以下の通りになります。

1ch 95.75MHz
2ch 101.75MHz
3ch 107.75MHz

 ワイドバンドは90~108MHzなので、アナログテレビを上のチャンネルに合わせた場合、少なくとも放送局との混信を避けて使うことができるようになります。使ってみると音質はそれなりですが、私のカーオーディオの場合、FMラジオのチューナーと違いステレオだと音質が不安定になることがありました。その代わり、音量は元は変わらないのに車内ではかなり大きい音で聞こえてきます。ちなみに、モノラル出力で出した場合は不安定な感じもなくかなり良好に入感しました。

 まさかアナログテレビチューナーをこの期に及んで使うとは思いませんでしたが(^^;)、トランスミッターをFMラジオで使えない状況になった場合はテレビ音声の方から使うという方法もあることを覚えておいて損はないでしょう。特に出力側で、複数の周波数をメモリーできるようなトランスミッターをお使いの場合は、テレビの1~3chの音声周波数をメモリーしておくと何かの役に立つかも知れません。というのも、古いデジタルラジオの中にはFMワイドバンドが可変でなく、チャンネルごとしか合わせることができないものも存在します。そうしたラジオをスピーカー代わりにする場合には上に挙げた周波数を登録したトランスミッターなら簡単に使うことができるでしょう。この方法は、首都圏のAM局がFMワイドバンドを使って放送を行なうまでのつなぎの方法ではありますが、とりあえず覚えておいて損はないと思いますので参考にしてみてください。