単3単4充電池活用法」カテゴリーアーカイブ

内蔵充電池しか使えないものでは仕方ないがエネループでも動くものだったら私はエネループを選ぶかも

世の中の動向にともなって多くの商品が開発されている中で、より多くの人たちが便利だと思い、普通に利用しているような方向に向かって製品の仕様が決まっていくのは仕方のない事です。ただそれは、もしかしたら購入した直後から「使い捨て」を前提としたものかも知れません。

新品の製品の耐用年数を考えた場合、昔なら壊れて部品も無くなったら仕方なく買い替えるということが普通だったと思うのですが、今ではまずスマホなどOSのバージョンが上がったことにより、低バージョンのOSでは使えなくなることによるソフト的劣化によって使えなくなることも普通になっています。これは、もうすぐセキュリティなどのサポートが終了するWindows10しか動かないパソコンからWindows11が動くパソコンへの買い替えという形になって現れます。スマホでもOSが古くなると、最新のアプリの中には使えなくなるものもありますので、最新アプリを使いたければハード的に問題がなくても買い替えになってしまうというのが今では普通になっています。

さらに、電子機器の場合はもう一つの故障でないのに買い替えになってしまうケースがあります。それが内蔵充電池の劣化に伴う買い替え需要です。もちろん、修理扱いで内蔵電池を交換してもらう方法はあります。ただ、電池交換の費用よりもスタンダードなスマホの方が安く性能も上がっているとなれば、どうしても電池交換とはいかず、買い替えに向かってしまうのは仕方ないことなのでしょう。もし、昔のガラケーや初期のスマホのように電池パックを自分で交換できれば今よりもスマホの製品寿命を伸ばすこともできるのかも知れませんが、内蔵式にすることでスマホが薄く軽くなるというところで、これはある意味世の中の流れであると言えます。

私自身も数々のスマホを乗り換えて使っていますので、こうした事も当然理解していて、高額なスマホではなくスタンダードくらすで安いものを買ったり、キャンペーンで電池交換が安くできるような時を狙って交換をお願いしたりしています。ただこれは、常に最新の機種を追っていかないと進化していかないパソコンやスマホについて言えることでしょう。逆に、あまり使い勝手は長く使っていても変わらないような家電製品・電子機器であれば、内蔵式の充電池を採用することでは個人的にはディメリットしかないような気がするのです。

一つ例を挙げると、私は長年フィリップスの回転刃を使った電気シェーバーを使っているのですが、昔は回転刃が2つしかないものの、単三乾電池2本で使えるモデルが有りました。最近の電気シェーバーの能力は上がり、自動洗浄や圧倒的なパワーなど、乾電池の非力さではとても実現できない機能を売りにしているものが主力製品になっています。ただ、シェーバーの掃除は手作業で自分でやり、回転刃の特性をうまく使えば十分探剃りはできるので、私は今だに乾電池式のシェーバーを使い続けています。製品の特性上ほぼ毎日使うものですが、モーター自体は全く音を上げず、替刃は新しい機種と同じものなので、それを定期的に替えることで十分実用になります。

ちなみに、メーカーの推奨する使用法ではありませんが、アルカリ乾電池の代わりに充電式のエネループを使っても、少々力は落ちるものの、私の場合は問題なく使い続けられています。このように、一つの技術として完成している製品については、内蔵充電池を使うものよりも自分で電池の交換が可能で充電もできるエネループ対応のものの方が便利な点もあるということです。

ただ、エネループを入れて使う製品については、電気が切れたら充電して使うことになるので、その一連の作業がめんどくさいという事もあるでしょう。私の場合は多くの乾電池仕様の製品があるので、複数のエネループと充電器を持っているので、今は常に充電されていていつでも交換可能な単三・単四型電池を常備しています。こうした準備がないと、安易に便利な内蔵充電池の方を選んでしまう人が多く、それに伴って乾電池仕様の製品が生産されなくなっていってしまっているのだろうと思いますが、私はまだまだ乾電池仕様の家電製品・電子機器にこだわっていきたいと思っています。

今考えているのは、ネット上からのダウンロードで無料で読むことのできる作者の著作権が切れた文学作品を出している「青空文庫」用のリーダーを乾電池仕様にできないかということです。私の手元には白黒で電池の持ちが良いアマゾン用のkindleがあるのですが、これも内蔵充電池使用なので、ずっと放っておいても長時間充電をかければ使えるようになるのですが、「すぐ」使えないというのがウィークポイントです。これが、乾電池仕様のリーダーであれば使わない時期には電池を抜いて保存していたとしても、使いたい時には充電済の電池を入れればすぐに使えますし、いざという時には外でアルカリ乾電池を買って使うことも可能です。

先日このブログで紹介したように、USB経由でモバイルバッテリーからエネループの充電が可能な充電器を常備しているので、私の場合はむしろ内蔵充電池よりも便利ではないかと思います。

実は、青空文庫用リーダーとしても使えそうな乾電池対応(しかもエネループにも対応する)古い電子機器を入手することにしているのですが、これからその顛末を書くと長くなるので、それは稿を改め、実際に物が手元に来てからさせていただこうかと思います。充電式のニッケル水素電池は、セールの時期にアマゾンベーシックのニッケル水素電池をまとめ買いするとコストもかからず、USBケーブルから充電できる充電器とセットで購入すれば、気軽に始められます。ライト系やラジオなど、最新の機能を必要としないものは乾電池式のものでも十分なので、興味のある方はぜひ自分で電池を充電して交換できる生活を考えてみてはと思います。

Poolのニッケル水素電池2本用充電器の端子がUSB-TypeCにリニューアルしたので追加購入しました。

以前のページで、旅行の時や日常的に持ち運び、モバイルバッテリーから単三や単四のニッケル水素電池(エネループなどの充電用電池)を1本ないし2本同時に充電できる充電器について紹介したことがありました。

常時持ち歩き用・災害対策用のエネループ充電器としてUSB接続・2本独立充電のPool充電器を購入

この充電器の記事を書いた当時、この製品最大のウィークポイントは、USBケーブル用の端子が現在主流のUSB-TypeCではなく、その前世代であるMicro-B端子だったことです。Micro-Bに限らず以前のUSB端子には裏表があり、きちんと合わせてから差し込まないと正しくセットできませんでした。無理に入れようとすると端子を傷め、最悪使えなくなってしまう可能性もあります。特にMicro-Bの場合はそれが顕著でした。

それが、USB-TypeCになって裏表関係なく差せるようになったので、そうした接続時のトラブルが劇的に少なくなりました。実際のところ、今持ち出しているスマホ・タブレット・パソコン・モバイルバッテリー・イヤホンの端子は全てUSB-TypeCで私は統一しているのですが、そんななかで唯一USB-TypeCを使えずにいたのが、このUSB経由でエネループが充電できる充電器だったのです。

それが、同じPoolブランドの充電器がリニューアルして、端子がUSB-TypeCに変更されたという情報を掴み、早速ネットから注文しました。恐らく、上記リンクでも貼っている製品へのリンクも新バージョンへのリンクに変わっているのではないかと思いますが、こちらからも商品へのリンクを貼らせていただきます。「【Pool】 USB2本用充電器

商品的には以前の記事で書いた通りのものですが、USB-TypeCに対応したことで、これも先日購入したばかりの充電用ケーブルの付いたXiaomi 33W Power Bank 20000mAhと併用して使うことができます。このモバイルバッテリーにはスマートウォッチやイヤホンを充電する時のために低電力充電の機能がありますので、ニッケル水素電池を充電する場合にも、低電力充電にセットしておいた方が良いと思います。

やり方としては、サイドにあるボタンを二度押す低出力に切り替わります。元の高出力に戻したい場合は同じボタンを一回押せば戻るので、使う機材によって出力を変えて使える分、利用できる機器が多岐になるのでありがたいですね。たまたま私は、スマホに同じシャオミのRadmi 12 5Gを使っていて普通に差すと「高速充電」になり、ボタンを二回押すと「高速」の文字が消えて低出力の充電になります。その状況を確認してから接続できるので、バッテリーだけでは本当に変わっているのかわからないというところを「見える化」できるのは地味にありがたいことです。これでもうケーブルを持ち出すのを忘れたとしても、下の写真のように充電器の本体だけを持って行けば、出先で急にニッケル水素電池の充電が必要になった場合でも安心して充電をすることができるようになります。

今回のバージョンアップによって、旅に持ち出すものの中にエネループを使ったマウスや、ラジオも予備電池と一緒に持って行けば、連続使用がさらにしやすくなると思います。Xiaomiのバッテリー(ケーブル付きバッテリーでも同様)とセットで使うと、バッグからケーブルを出した拍子に何か別のものを現地に落として失くしてしまうようなトラブルからも回避できるようになるでしょう。

エネループで動かしている旅行グッズということだと、以前から電気シェーバーを単三2本駆動のものにして使っています。いざという時には旅先でもこれで充電できるので、そこまで細かい充電管理をしなくても物だけを放り込んで出掛けられるようになり、旅行用の準備としても大変便利なものです。というわけで、この充電器は私の持っているモバイルバッテリーのような、USB-TypeCのコードが付いているバッテリーと合わせて使うのがおすすめだと思います。

私は以前からリチウムイオン電池が内蔵されていて自分で取り外しや交換が不可な製品よりも、エネループのような充電できる単三・単四電池を使うものの方が、製品寿命が伸びるので同じ性能であるならそちらの方を優先して使ってきました。エネループの充電自体にはそれほど電力を使わないので、モバイルバッテリーで主にスマホを充電しながらも十分に使えます。今回の充電器リニューアルで、私の旅用の充電器はこれに固定ということになりそうです。

なかなか見付からなかった単四2本タイプのトラベルクロックをニトリで発見したのでゲットしてみた

旅行用に時計など普通は必要なく、スマホで事足りると思う方は多いと思います。スマホは便利なもので、アラームを設定すれば、目覚まし時計としても使えます。基本はデジタル表示ですが、アプリにはアナログ時計を表示するものもあり、今回紹介するような時計を別にして持ち出すというのは、あまり意味をなさないのかも知れません。

ただ、単体で動作する小さな時計というのは、デジタル時計しかないホテルや、夜行列車・フェリーなどで移動するような場合、スマホに触らなくても時間がわかるので、あると便利は便利です。

今までそうしたトラベルクロックを持っていたのは、単三2本で動くデジタル表示の電波時計でした。しかし、今回あえてこだわったのは「非電波時計」「非デジタル時計」ということでした。

電池で動くアナログ表示の時計ということになるのですが、アナログ表示は二本の針で時間を示すので多少寝ぼけていても大体の時間はわかります。そして、アナログの非電波時計というのは手動で時刻を合わせるだけなので、旅行へ持っていく時には電池すら入れず、寝る前に電池を入れてスマホの時刻で時間を合わせ、寝ている間から朝に掛けてのみというような限定的な使い方ができます。

正確な時刻はスマホの時計表示でわかりますから(インターネット経由で正確な時刻をスマホは表示しますので)、非電波時計の時刻のズレというのも気にならず、さらにはアラーム機能のあるものがほとんどなので、直感的にアラーム時刻を合わせてどうしても起きなければならない時間にセットできます。

そのような、電池式の小さなアナログ時計を物色していたのですが、残念なことに単三電池一本ないし二本を使っているものがほとんどなのでした。近くの時計屋さんに行ったら、小さくてかわいらしく、私の目的にぴったりなものはほとんど単三電池利用だったので、「単四電池2本で動くアナログのトラベルクロックはありませんか?」とお店の人に聞いたところ、残念ながら時計メーカーのものでそういうものはないという話でした。
そんな事で一時は諦めるか、デジタル表示のトラベルクロックにしようか(デジタル方式なら単四2本のものはありました)と思っていたのですが、何と思わぬところで単四2本で動くアナログ方式の小さな目覚まし時計が売っていました。

商品名は「暗い所で文字が光る目覚し時計」というニトリで税込999円で売っている時計でした。ニトリのネットショップを見ると、近くの店舗の在庫情報が出ていたので、早速在庫のあるお店まで出掛けてゲットしてきました。

名前通り光を当てると文字が光る蛍光になっていて、さらに秒単位で針がカチカチ動くことのない、静かな連続しての秒が変わるタイプの秒針になっています。これが単四2本で動くというのが私にとっては嬉しく、これで常に旅行用として保存している単四電池のストックをいつでも使って好きな時に動かすことができるようになりました。もちろん、日常的に使いながら出掛ける際に電池を抜いて持ち出し、必要な時に外で使うこともできるようになりました。ちなみに、あまりに安いので長く使っているとかなり時刻のズレが起こるのでは? と思っていましたが、そんなこともなく使えているので、目立ってずれている時には手動で修正はするものの、現状では日常の中で使いながら旅行にも持って行くような時計にしようと思っています。

とりあえずこれで、単四2本で動く旅行用のグッズとして「非常用ラジオ」「Bluetoothキーボード」「Bluetoothマウス」「目覚まし時計」となりました。非常用ラジオにはライトも付いているので、多めに電池を持って行ってもそれほど荷物にならずに旅先では便利に使えるようなりそうです。今後も、色々とアンテナを張り巡らせながら単四電池で動く便利な道具を増やしていければと思っています。

ダイソーの「手になじむワイヤレスマウス」はLinux Mintでも問題なく動作した

先日紹介したLCCでも手荷物扱いで機内に持ち込めるバックパックを購入したことをきっかけにして、今後、外に持ち出すことを考えた電池使用の製品導入を考えています。USB充電の内蔵バッテリーではなく、さらには単三電池でもなく、単四電池にまとめることを目指す中で、モバイルパソコンを外で使うためにぜひとも用意したいマウスについても何がモバイル用途にとって良いのかを常々考えていました。

手持ちのマウスの中では、WindowsとLinux Mintの両方で問題なく動くのは有線のマウスのみでした。私の持っているBluetoothのマウスでは普通に動くものと、一部左右のクリックの応答速度が遅くてうまく使えないものもあり、新たにBluetoothマウスを購入するにしても、果たしてどのマウスを買えばどのOSでも使えるのかというのが今一わからないというのが正直なところでした。

次に、手持ちの2.4GHzの無線マウスについては、Linux Mintで試してみたところ、USB機器として認識しているのにポインターが全く動かなかったので、当初はこの種のマウスは選択肢から外していました。ただ、この考えの一部は間違いだったということが後になってわかります。というのも、この種のマウスでも製品によってはちゃんと動くものもあるということがネットをウロウロしているうちにわかってきて、実際にLinux Mintを使っている人の動作報告されたものについては使えそうだとわかったのです。

ただ、そうした相性の問題を考えなくても使えるのが有線のマウスです。ネットで販売している有線マウスを調べていくと、小型でUSBケーブルが巻取り式のモデルもあるので、普通に動作用の電源(乾電池含む)を用意しなくても良く、なおかつどのOSでも使える有線マウスに心は傾いて行ったのですが、たまたまそんな時に普段使用の電池を単四に統一する感じになったので、たまたま100円ショップのダイソーで見掛けた、販売価格330円の、「手になじむワイヤレスマウス」が単四2本で使用できるものだったため、これを購入してみました。

手に馴染むということで、そこまで小さくはありませんが、ワイヤレスには使い勝手の良い部分もあります。電車などでパソコンを膝の上に載せて使うような場合、マウスだけ小さなテーブルの上に置けば、コードが絡まることを気にしないでマウスだけで済む作業をスムーズにこなすことができます。このマウスを使うためにはUSBポートが必要ですが、小さなUSBユニットはマウス本体に収納できるようになっているので、モバイル用のマウスとしても使えないことはありません。

実のところ、今回購入したマウスと同じ方式のすでに購入していた無線マウスは、ちゃんと接続してもWindowsパソコン上でも使うことができなかった、不良の疑いが濃いマウスでした。元々動かないものを何とか動くのではないかと思いながら使っていたわけで、これならダメ元でも買える価格だし、さらに今後使っていて動かなくなったとしても、全国のダイソーへ飛び込めば代替のマウスを買って使うことができるだろうということで購入してみたのです。

結果として、USBユニットをセットした上でLinux Mint をインストールしたパソコン本体の電源を入れたら全く問題なく操作ができました。もっと早くからまともなワイヤレスマウスを使っていれば、こんな事をわざわざ書くことはなかったろうと思いますが、そのおかげであえてネット通販で買うこともなく、安くてしかも単四電池で動くワイヤレスマウスを手に入れることができたというのは良いことだったと思います。

現在、Linux Mintを入れた複数のパソコンを使い回している状態なので、いちいちペアリングをしなくても使えるワイヤレスマウスは家の中でも重宝します。もちろん、スマートフォンやタブレットと合わせて使えるBluetoothマウスにも良い点はあるものの、パソコンとスマホ・タブレットで使う周辺機器を分けるというのも悪くないと思います。

いざという時に動かしたいグッズを「単四電池使用」のものにまとめることを考えてみる

昨日、私の住む静岡県限定ではありますが、大きな地震が来たという想定の元に訓練があったようです。朝、けたたましくスマホの緊急通報が鳴りまして、一瞬怯みましたが「訓練」という文字にほっとしたとともに、最近また能登半島で大きな地震があったり、相変わらず東北地方では地震が頻発しているので、いざという時の対策というものはきちんとしなければと改めて思いました。

そんな中、自宅にいる時は良いのですが、通勤時や仕事中に大きな災害が起こった時に備えて、持ち歩くバッグの中に少しではありますが防災グッズを入れています。といっても、基本的にはスマホの充電をするためのモバイルバッテリーだったり、暗闇を照らすライトだったり、スマホが使えない場合にも情報を入手できるラジオだったりします。

私の場合、タブレットも持っているので、いざという時にはタブレットやスマホを使ってスムーズな長文入力ができるようにBluetoothキーボードも携行しているのですが、今回改めてそうした電池使用のグッズについて、あえて「単四電池」を使うものに統一することにしました。

なぜそんなことをするのかというと、単三電池と比べると小さいので容量が少なく、使い切ってしまった場合に充電する時間がかかりませんし、少ない電力で充電が可能だということがあります。このブログでも紹介しましたが、携行品の中には一枚6Wのソーラーパネルを2枚つないで充電できる小型システムもありますので、天候に発電が左右される中でも、ソーラー発電でためた電気をできるだけ効率よく使うためには、やはり小容量の電池を使った方が良いだろうと思ったこともあります。

そうした中で、今回のブラックフライデーセールの中でアマゾンの充電池が安くなっているので、今回まとめて購入しました。たまたまそれ以前に、近所の100円ショップで、単三電池なら6本、単四電池だと8本を入れることのできる電池ケースが売られていたので、単四電池8本のニッケル水素電池を購入しました。

今使っている電子機器では大体単四2本で動くものが多いので、ラジオ、ライト、キーボードを同時に使っても2本余る勘定になります。これでうまくローテーションしていけば、最初はモバイルバッテリーにUSB経由でニッケル水素電池2本を充電できる充電池にかけることで、ラジオを使いながらBluetoothキーボードを夜でも使えるようにできそうです。

他に単四電池が使えるものというと、各種リモコンがありますので、リモコンの電池が切れた場合の一時しのぎにも使えるのでそこも便利だったりします。今回、電池だけを増やしましたので、改めて単四電池を採用している家電について色々調べながら、旅行や非常用として使えるものを増やしていきたいと今は思っています。

常時持ち歩き用・災害対策用のエネループ充電器としてUSB接続・2本独立充電のPool充電器を購入

エネループ以外のニッケル水素充電池・充電器はちょっと見ただけでは良くわからないものが少なくありません。先日購入したEBLの充電器も、良く知らない人にとっては怪しさ満載の充電器かと思います。前から色々な充電器・充電池の動向を見ている中で、EBLというメーカーのものはよく目に付いていて、そこまで悪い評判を聞かなかったので購入にふみきったのですが、結果的にはお金を散材せずに済みました。本体のサイズも4本充電用にしては小さく、持ち歩きにも十分対応するのですが、今使っている日々持ち歩くバッグに入れるにはちょっと大きいのが私にとっては問題でした。

過去には、まだ三洋電機がエネループを作っていた頃、USBのAタイプのケーブルが付いたエネループ2本充電用の充電器(NC-MDU01)があったのでそれを購入してバッグに入れていたのですが、先日動作確認をしたらうまく充電できなくなっていました。設計が古く単三と単四の混在充電ができず、入力の電流がMax500mAということもあり、新たにUSB経由で2本充電可能なエネループにも使える充電器を持っていたいと思ったのでした。

現在、日々持ち歩くバッグの中でニッケル水素電池を使用する機器は、各種LEDライト・ポケットラジオ・Bluetoothキーボード・無線マウスあたりですが、旅に出る時には電気カミソリや血圧計、電動歯ブラシなどまだ結構使うような機器が揃っているので、コンセント経由からだけでなくモバイルバッテリーからでも充電が可能なUSB接続ができるニッケル水素電池用の充電器で、それなりに実績がありそうなものはないかと物色しました。その中から最高というものではないのですが、あくまでベターな選択として挙がってきたのが、今回紹介するPoolというブランドのUSB2本用充電器です。

販売元の電池・充電器のセットは岐阜県笠松町のふるさと納税返礼品となっており、充電器の仕様には「急速充電/0v充電対応/独立型スロット/過充電防止」とあるので、他の2本用充電器の中でも中華製の激安品と比べても一応の安心感はあります。ただ、「ベスト」でなく「ベター」の選択にしたのにはそれなりの理由があります。

まず、USB接続の方法が現在一般的なUSB-Cではなく一つ前のMicro-B端子なので、端子に誤って反対に差してしまうと物理的に壊れてしまう可能性があるということと、2本充電で独立型スロットなのに、充電状態を示すパイロットランプが一つしかなく、充電中の電池の状況を見ることができないというのがネックではあります。

ただ、この充電器は自宅で使うというよりも、外出先や旅先で必要に迫られた時に使うことを想定しているので、必要最低限の機能さえあれば、それはそれで十分なところはあります。今後、USB-Cタイプを装備したものが出てきたら買い足したいとは思いますが、これでいざという時にニッケル水素電池を使った家電を使いやすくなることは間違いないと思います。

最近は内蔵のリチウムイオン電池をUSB経由で充電することで、利用可能な製品が多いのですが、製品の寿命ということで言えば、自由に電池の交換ができるニッケル水素電池で十分に動くものであれば、今後もそうした機器を使い続けたいと思っています。そのためにも、充電池および充電器の進化は必要で、今後に期待といったところでしょうか。

本家パナソニックの充電器で充電できないエネループをEBLの充電器で充電する

パナソニック本家の充電器は、自分的にはまだまだ十分使えると思えるような電池まで充電できない(取り替え時期お知らせ機能?)仕様になっていて、同じエネループであるのにちょっときびしすぎるくらいの判定を受けることがあります。そのための充電器を用意はしているのですが、かなり前に購入した無骨な充電器なので、もう少しスマートに本家パナソニックの充電器で充電できない電池の充電をしたいと以前から思っていました。

色々とそのための充電器を物色していたのですが、いわゆる定番の充電器というものは、これといって見付からない感じだったのですが、安くてもそこそこ使えそうな充電器を見付けたので、手に入れてみました。ただ、この選択が決定版か? と言われると必ずしもそうではないことは購入した充電器の仕様を見ると明らかなのですが(後述)、その不足する機能については手持ちの機材で何とかなるということから、今回購入しました。EBLという会社から出ている単三・単四を4本充電できる小型の黒い充電器です。商品ページから型番を探したのですが、ちょっとわからなかったというある意味怪しい充電器なので、購入される際は自己責任でお願いします。

私が欲しかったのが、使えそうな電池を弾いてしまう、パナソニックのUSB端子から充電のできる急速充電器のUSB端子は今は最新ではないmicro-B端子でUSB-Cではないのですね。micro-B端子は表裏を間違えて押し込んでしまうと端子が壊れてしまうリスクがあるので、表裏の関係がないUSB-Cタイプの端子から充電できるタイプの充電器は一つ持っておきたいと常々思っていたのです。

早速、新旧のエネループを四本(全て単三です)充電してみました。新しいものは本家の充電器でも普通に充電できますが、古い2本はどちらもエラーメッセージが出て充電できませんでしたが、この充電器に掛けると問題なく充電を開始しました。メーカーの説明書きによると、この充電器は4つの端子ごとの独立充電で、一本ごとに電池の状況を判定して充電しているようです。充電が終わっても本家と比べて電池はそこまで熱くなっていないというのも好ポイントでした。あくまで主観ではありますが、本家よりこちらで充電した方が電池は長持ちするのではないかとも思ったりします。

ただ、この充電器には放電機能(リフレッシュ機能)が付いていないので、いったん安全なところまで放電してから充電し、電池の性能を戻したいという場合には困ることになります。私の場合は放電機能を持っている充電器を別に持っているから良いのですが、放電機能を使うとかなり時間がかかりますので、この製品では省略しているのではないかと思います。

もし、そうした機能を使ってまで判定で使用不能になった電池を復活させたい場合には、別に放電機能付きの充電器を買っておけば、いざという時には役に立つでしょう。ただ、エネループだけでなく様々なメーカーの電池を気楽に充電したいというような用途では、価格もそんなに高くありませんし、ケーブルは必ずしも本体に付いてきたものでなくても大丈夫なので、とり回しも楽です。

今回、新たに充電器を購入したことで、USB経由で充電可能な充電器で充電できるエネループの本数は8本になりました。USBで充電できれば、今ある汎用アダプターにはUSBポートは複数あるので、充電器を同時に使って最大8本充電できます。そんな多くの充電をなぜするのか? と思う人もいるかも知れませんが、現在メインで使っているLEDランタンの電池が単一3本仕様なのですが、単一形のアダプターには一本につき3本入れることのできる特別なアダプターを使い、連続稼働時間を伸ばしています。つまり、LEDランタンだけでも一度に9本のエネループを使うので、少なくとも8本以上は同時充電できるものということで、今回は4本分充電できる本数を増やしました。

実は、さらに2本USB経由で充電できる充電器を物色しているのですが、それについてはさらに一般的な使い方にはならず、限定的な使い方になってくると思うので、とりあえず普段使いには便利で、扱いも簡単な充電器としてEBLの充電器をまずは紹介させていただきました。

新しい製品に依存するのではなく今あるものを活用しようとすることを拒むような企業の論理は正しいのか

新たに物を作り出すには労力だけでなく多くのエネルギーがかかります。ですから、昔の日本では手に入れたものを使えなくなるまで使うだけでなく、さらに捨てる時にも単なるゴミにはしないで、再度何かに利用することを考えるという文化がありました。それが、「もったいない」という言葉になり、世界でも受け入れられている所もあるわけです。
現在、この夏の暑さだけでなくさらなる平均気温の上昇というものが予想されていますが、物を作るにあたって多量の二酸化炭素の発生が起こることで、地球の気温の上昇を考えざるを得ないので、かつての日本では普通に行なわれていた物を大事に最後まで使うということに注目が集まっています。

そんな中、使えなくなるまで整備して古い車に乗り続けることがさも環境に悪いかのように税制において登録後13年以上を経過した自動車は運行コストが高くなっています。古いものは当然壊れるわけですが、まだ十分に整備すれば乗れる車なのであれば、そのまま乗り続けたいと思う人は少なからずいます。どう整備してもまともに使えないことがわかれば買い換えということになるのでしょうが、そうではないのに新しい車に買い換えを促すような減税を新車に対して行なっている政策は地球環境ということを第一に考えた時に方向性が違ってはいないのかと考える人もいるようです。

ただこれは、自動車会社としては新車を作って売らないことには利益が出ないというビジネスモデルのもと業務を行なっているので、理想と現実が違うといってしまえばそれまでなのですが、私自身は古い車でも実際の燃費が長距離走行では20km/Lを超える車が環境に悪いとはどうしても思えず、現在のエンジンの調子は快調なので今年の車検もそのまま通そうと思っています。古い車である分、車検代がかさむという事は仕方がないと割り切って、整備業者からストップがかかるまでは乗り続けようと今は思っています。

同じような事が、最近というわけではありませんが、電池の業界でもあることをご存知でしょうか。ここで言う電池は、いわゆる単三や単四という乾電池と同じサイズのニッケル水素電池の事です。日本におけるこの分野の最大手は、「エネループ」事業を三洋電機から引き継いだパナソニックなのですが、現在店頭で購入できるパナソニックのエネループ用充電器の仕様に個人的には疑問を持っているのです。

例えば、私が持っているパナソニックの中でUSBによる急速充電が利用できるBQ-CC87という充電器があるのですが、この充電器には「買い替え目安診断機能」が付いていまして、電池をセットしてもLEDが点滅して充電できない場合には、この電池が買い替え時期だということを教えてくれる機能ということらしいです。

しかしながら、「もったいない」精神で考えてみると、ニッケル水素電池というのは内部の化学反応により充電によって再度容量を復活できるものであるので、単純に○と×といったことで分けられるものではありません。急速充電用に大きな電流を流すとうまく充電できないということはあるかも知れませんが、その場合は急速でない普通充電を試したり、いったん電池を放電させてからゆっくりと充電を行なえば充電自体は可能な場合もあります。

メモリー効果により満充電と表示されても容量が半分以下になってしまうということもあるかも知れませんが、その場合には利用する機器を変え、例えばテレビなどのリモコンに入れるようにすれば、古い充電池でもまだまだ現役で使えます。

私は、このようにして古いニッケル水素電池でも使うものを変えながら長く使い続けることによって、一回使ったらゴミになってしまうアルカリ電池やマンガン電池を買わないことで環境に貢献できるのではないかと思っています。少なくとも私が住んでいる自治体では乾電池類は普通のゴミとして出すことはできず、だんだん使えない電池がたまってくるに従って、かつてはかなりのストレスになってきていました。今は家の中で乾電池を使う機器に充電池を置き換えることによって、電池のゴミは著しく減りました。こういう事こそ、環境に優しい生き方なのではないかと思っています。

過去でも今でも、国産以外の充電器の中には放電機能や電池診断機能、制御した上での充電機能など様々な機能を持った充電器があり、BQ-CC87で「買い替え」と判断された電池をちゃんと満充電まで持っていけています。急速充電というわけにはいきませんが、充電器を変えれば普通に充電できるものを「買い替え必要」と診断されてしまうと、何のための充電池なのか? と疑問を感じざるを得ません。

ただ、だからと言ってどの充電器がベストバイなのか? と言われると、ネットショップで売られている海外製の充電器は様々なものがありすぎて、それを実際に試すこともできないので、ネット上での評価を調べて買うしかないというのがきついところです。

私の場合、急速充電器は普通に使っていて、その充電器で「買い替え」と診断された電池は改めて同じパナソニックでも急速でない充電器を使ってみて普通に充電されるものはそのまま充電し、その充電器でも充電できないほど深刻なものは、現在はもう古くて販売されていませんが、かつては私のような充電池愛好家が所有していたことで知られているBearmaxという会社の「スーパーチャージャー」という単一や9V電池まで充電できる大きな充電器に一本ずつかけて(複数同時にかけると平均値を取られるので、手間を掛けても一本ずつ充電になります)、必要であれば放電もして丁寧に充電させることで、古い電池でも廃棄せずに使い続けています。

個人的には日本メーカーで、同時に充電器にセットしてもきちんと一本一本その電池を診断し、その電池に合った電流で充電をし分けてくれるものがあればと思っているのですが、そんなものを作ったら、新しいエネループが売れなくなるとでも思っているのか、国内メーカーからはそうした充電器が出てこないのが残念です。

ただ、一つの希望的な話として、それまで少量のインクカートリッジを売って利益を挙げていた国内のプリンタメーカーは、今までの製品に加えて大容量タンクを装備して長く使えるタイプの業務用インクジェットプリンターを売るという方向も見せています。これは、海外のユーザーがプリンターを改造して大容量インクを取り替えて使えるようにした品が流れたため、そうした類の製品を自らも作って国内販売したという流れがあるのでしょう。また、最新の製品ではそれだけでなくクリーニングした際のインクを吸収する「インク吸収体」もユーザー自身で交換できるような構造とした製品も出てきています。

こうなってくると、業務で多くの印刷をする方々にとっては、本体が物理的に壊れるまでインクを継ぎ足しつつユーザー自身でメンテナンスをしながら使えるわけで、そちらの方では劇的に状況は変わっています。願わくば、ニッケル水素電池の世界においても、そうした流れになってきて欲しいものです。

クーラーボックスに保冷剤を入れて内部の温度管理をするためにBluetooth温度計を導入

前回、自宅でのサブ用途と災害対策のため、主に冷凍庫として使うための容量10Lのポータブル冷蔵庫を購入した話をしましたが、それだと中に入れたものが凍ってしまうので、いわゆる冷蔵室の代わりにポータブル冷蔵庫で凍らせた保冷剤を手持ちのクーラーボックスに入れて飲み物などを冷やすために使うことにしました。

この写真の上段にあるのが以前から持っているクーラーボックスで、底面のみ真空パネルを採用した(他の5面は発泡ウレタン)ダイワのタフクール(20L)というクーラーボックスです。取り回ししやすく、それなりに保冷力もあるので、気に入って使っているのですが、日常的にクーラーボックスを冷蔵庫代わりに使うためには、そこまで保冷力は必要ないかと思います。

というのも、常に保冷剤を凍らせることができる環境を作ってしまえば、保冷剤をローテーションしていく中で、家にある冷蔵庫の冷蔵室くらいの温度がクーラーボックスのためにキープされていれば、基本的には問題ないわけです。ただその際、正確にクーラーボックス内の温度を測定する必要があります。

そこで用意したのが、Bluetooth経由でスマホ上から温度の変化を見ることのできる温度計です。こうした製品は色々ありますが、今回は単四電池2本で動くINKBIRDのIBS-TH2という温度計専用の製品にしました。温度と湿度が計れたり、本体に液晶が付いていて本体のみで温度や湿度を表示できるものもありますが、基本的には必要なく、そもそもクーラーボックスの温度を一定に保つためには食材を入れたり保冷剤を入れ替える時以外は開けたくないので、中に入れたままスマホアプリから確認できるようなもので十分なのです。

クーラーボックスの底に置き、直接保冷剤が当たらないようにして温度のモニターを行なうことで、一定の温度より上がった頃を見計らって保冷剤を交換したり、多くの食材を入れて庫内の温度が上がってしまう恐れがある時には、保冷剤を追加するとか、色々と対応ができます。

難しいのは、今の季節は室内も寒いのでクーラーボックス内の温度も下がり気味ですが、これが真夏になれば、想定の温度(冷蔵庫の場合2℃から5℃くらいと言われています)から外れてしまうまでの時間も短くなるでしょう。ですから、何回かテストを繰り返したとしても、このクーラーボックスに一定の保冷剤を入れた場合、中の温度がどれくらいキープできるかというのは、その都度違ってくるでしょう。ですから、こうしてクーラーボックスを開けずに中の温度を計ることができるようになると、スマホの画面で確認するだけである程度温度が上がってきた時に保冷剤を交換すれば、連続してクーラーボックス内の温度をキープできるようになるわけです。

基本的にはポータブル冷蔵庫のみで完結させたいところはありますが、家の冷蔵庫でも保冷剤を凍らせておけば、さらに便利になります。Bluetooth温度計はその他にも色々便利に使えますし、この製品はエネループ対応ではないと思いますが、エネループ自体が氷点下でも動くこともあり、マイナス10℃以上でも正確に動作しました(ちなみにメーカーページでは-20℃でも使用可能という表示があります)。ただし、アプリで見られる温度計の電池残量はエネループ満充電の状態でも66%以上にはなっていませんでしたが、電池容量が少なくなればそれは再充電すればコストも掛かりませんので、これはこれで便利だと思います。

ちなみに私の場合、20Lのクーラーボックスに500gの保冷剤4個を利用していますが、クーラーボックスの大きさや保冷性能によって保冷剤の数は変えられると思います。ちなみに、ポータブル冷蔵庫の設定温度も冷凍庫と同じくらいのー18℃に設定して、保冷剤以外のものを入れる場合に備えています。とりあえず、まずは今持っているクーラーボックスで使いやすい組合せを考えるようにすれば、小さなポータブル冷蔵庫でもそれなりに使えるようになりますので、こうした小物も用意すると便利です。

単三電池を単一電池として使えるアダプターは利用する単三電池3本タイプが色々使えておすすめ

昨今、色々なものをネット通販で購入していますが、その中でブラックフライデーセールとは関係ないところで買ったのが、単三電池を単一電池として使えるアダプターでした。

このアダプターは単三電池を一本入れて使うメーカー純正のものとは違い、一つのアダプターで最大3本の単三電池をセットできるようになっています。私は今までエネループと合わせるためメーカー純正のアダプターを使ってきたのですが、さすが純正だけあって作りはしっかりしているものの、一つのアダプターについて単三1本のタイプだと、当然単一アルカリ電池を使っている時と比べて利用機器の使用時間は短くなってしまいます。ただ、LEDランタンのような比較的長時間利用可能なものであれば、しっかりと予備の充電池を用意しておけば、単体での使用時間の短さはそれほど感じることはありませんでした。

ただ、多くの電力を使う機器を使う場合、自分で使おうとする時間内に電源が切れてしまったり、そもそも入れても使えないような事があります。高出力の機器というのは、例えばLEDランタンならより明るい光を出せるもので、それが夜の長い季節で数時間で切れてしまうと、災害時など停電の際には困ります。あえて出力(光量)を落とすという選択もありますが、電池式のランタン自体通常の照明より元々暗いわけなので、日常の明かるさに近づけるためにはあえて最高照度で点灯させたいと思うところもあります。

また、多くの家庭でガスコンロを使っている方は多いと思いますが、点火およびガスコンロの機能を使うための電源として用意された単一電池について、純正のアダプターだと力不足で利用ができませんでした。製品上の口コミで、ガスコンロにもこのアダプターを使えば利用できるという言葉を信じて今回購入したわけです。

写真で違いを見るとわかるかと思いますが、今回購入したアダプター(左側)はかなり単純な構造をしていますが、エネループがぴったりと入るので、使っていて電池が取れてしまうような事はありませんでした。自宅のガスコンロに2個のアダプターにそれぞれ電池を入れて使ってみたところ、無事に点火することを確認しました。また、これも口コミなのでその発言を裏付けるソースはありませんが、単一3本のランタンでこのアダプターに合計9個のエネループ(スタンダードタイプ)を入れて使った場合、アルカリ単一電池を使った時と比べておおよそ半分くらい持続力があるという事だそうです。実際、利用時間を状況によって変わりますが、一つの目安として覚えておけば、使用時に電池交換をするタイミングは計ることができるでしょう。

ちなみに、先日紹介した白色光で約1,000ルーメンで光るLEDランタン、EX-109Dの最大光量での連続使用時間は約11時間ということですから、単純にアルカリ電池の半分の容量と考えると約5.5時間となり、日が暮れてから寝るまで点灯してぎりぎりくらいになる計算ができます。そうなると、毎日使うためには常に予備の電池を充電しておくことが必要になるわけで、かなり大量の充電式の電池が必要になってしまいますが、これはまた電池やアダプターが安くなったタイミングで、徐々に揃えていけば良いかなと思っています。もっとも、充電した直後にランタンに入れた電池ホルダーで点灯時間を計りはじめたら、6時間経っても点灯が続いていますので、これは嬉しい方の誤算でした。

ちなみに、エネループの充電はポータブル電源から夜でもでき、それほどの電力消費量を必要としないので、災害時は状況を見ながら使い終わった電池の充電をすぐ行なうのか、ランタンの光量を下げることでそもそも使える時間を伸ばすのかということを考えていきたいと思います。翌日が晴れなら良いのですが、長雨が続くような場合には、光量を落とすのも一つの考え方でしょう。

エネループの場合、ランタン用途でなくても、他の単三・単四電池を使える家電製品にも使えるので、多く所有して使い回していけば、バランス良く長く使い続けられるということもあります。そのための手段として今回購入したアダプターを有効活用して、日常の中でも使えるケースを増やせていければと思っています。