単3単4充電池活用法」カテゴリーアーカイブ

太陽電池でニッケル水素電池充電しながらの旅レポート

 2013年の5月3日から5日にかけての車中泊旅行では、全ての行程において太陽電池パネルを車のダッシュボードに設置して移動や休憩の際でも継続して単三や単四のニッケル水素電池を充電しながら移動していました。

 実は今回の旅では普段の旅なら必ず持って行くノートパソコンを持って行きませんでした。というのも、全ての行程においてホテルの利用は全く考えていなかったので、コンセントから充電するという事は全く期待していませんでした。その代わり、全ての電気を太陽電池パネルや車のシガーソケット経由で充電して対応しようと画策しました。旅先でもコンセントからの電気を使わないでインターネットにアクセスし、外からでもブログを書き、旅先から更新するための最低限の機材は私の場合以下のようになります。

・キングジム ボメラDM100(単三電池2本で動くテキスト入力マシン)
・Apple iPod touch(ポメラ専用アプリがあり、ポメラで作成したQRコードを読み込める)
・ドコモ無線ルータL-09C(格安SIMカードで使えるモバイルルータ)

 もし私がiPhoneを持っていれば無線ルータはいらないのですが、モバイルルータを持っていれば他の端末もインターネットに接続できるので、ネット閲覧にはタブレット端末(Nexus 7)を使えます。この他、通話用のガラケーや、スマートフォンが充電できるようにすれば何とかなるのではないかという感じです。あと充電した電池を使ってスマートフォンやタブレット端末を充電するためには単三電池を4本使ったモバイルバッテリーを用意する必要がありますが、ガラケーについては単三電池2本で使えるタイプのモバイルバッテリーがあれば十分です。この他、車内で音楽を聞くためのICレコーダーが単三電池2本を使っていたり、ランタン、髭剃りや歯ブラシが単三電池を使っているものの、これらのものは旅行中に電池が切れるという事はなかなか考えられないので、携帯電話を含む通信機器の充電を旅行中に気にするだけで私は大丈夫でした。

 また、通信機器のうちスマートフォンについては、私の場合カーナビとしても使っていたので、車のシガーソケットに差すUSBアダプタで常に電源を確保していたので、夜に空の状態から充電するという事はほとんどありませんでした。ですから、実際に車を止めてから使う電気というのは言うほど使わないというのがあり、それが太陽電池パネルを使った充電でも何とかなるのではという事になったわけです。(使用した電池は全てエネループかエボルタのノーマルタイプを使用しました)

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 今回は、私が持っている太陽電池パネルで充電するハードを全て使いました。3種類ありますがそれぞれに特徴があり、使い分ける事によって便利になるように思います。充電能力も高く曇りでも一番粘るのがGOAL ZERO Guide 10 Plus Adventure Kitでした。これで充電した単三電池4本をタブレット端末の充電に使うのが一番効率がいいような感じです。

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 次に、中規模のパネルを持つエレコム ソーラー充電器セット DE-SCSET01WHですが、出力が汎用のUSBケーブルで何にでも(携帯端末を直接接続することも可)つながるというのがポイントでした。今回はUSBケーブル経由で単三電池および単四電池を一本から充電できる充電器を100円ショップで売っているUSB延長ケーブルを使って動かしましたので、ここで充電した電池は直射日光の影響を受けませんでした。日が陰ると充電中を示すパイロットランプが付かなくなる事もありましたが、一度日光にあたってから徐々に日が陰るような場合はそこそこ充電が粘る場面もあり、当初の印象から比べると思いの外使えるという感じがした事もつけ加えておきます。個人的には安くなった時に買っておいて良かったと思います。

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 最後に、単三電池および単四電池を2本ずつ充電できるバイオレッタソーラーギアです。これは以前から書いている通り、利用可能かどうかの判定がボタン一つででき、曇っていても確実に充電しているかどうかもボタン一つでできるのがありがたいです。充電能力は3つの中では一番悪いと思いますが、前日に携帯電話を充電したものの、まだかなり容量があると思われる単三電池2本を1日で再度使用が十分可能な状態にまで持って行ける一方、ほとんど使い果たしたエネループをバイオレッタソーラーギアに入れたところ丸2日充電しても一応使用可能にはなるものの充電完了までは行きませんでした。エネループは継ぎ足し充電も問題なくできるため、少し使ってすぐにまた充電という形で回していくのがいいような気がします。空に近い電池を充電する場合は素直に走行中にシガーソケット経由で充電するか、多少でも日差しがある場合には4本まとめて大きなソーラーパネルのGOAL ZERO Guide 10 Plus Adventure Kitを使う方がいいという事になりそうです。

 なお最初に書いたように、今回は連日十分な日照時間があったので、太陽電池パネルによる充電を十分に活用できましたが、雨などの天候ではほとんど使えないという事があるというのが太陽電池パネルによる充電の問題でもあります。多少雨の天候が続いても大丈夫なくらいの電池のストックが無い場合には走行中に充電できるよう、車のシガーソケットに差して使うタイプの単三・単四電池用充電器を持つ事も必要になってくると思います。私は今回用意しませんでしたが、軽自動車に適合する程度の小さなサブバッテリーを車内に持ち込み、走行充電のできるアイソレーターIS-330を繋ぐと、この機器には普通のバッテリーからシガーソケットで出力できる端子がありますので(家庭用コンセントは使えないので、使いたい場合は別にインバーターを用意する事が必要です)、走行中にはそのままシガーソケットを使え、停車中にはサブバッテリーから電源を取るシステムが組めます(詳しい内容は以下のリンクを参考にしてください)。

http://syachu.cocolog-nifty.com/blog/2012/10/post-3625.html

 単三・単四電池くらいならこのシステムでも十分に余裕を持って充電ができますので、今後長期旅行で車内でしか充電できないような状況では今回紹介したシステムと組み合わせれば、少なくとも単三・単四電池の充電には苦労しないで済むようになるでしょう。もちろん、大型のサブバッテリーと正弦波のインバーターを搭載し、家電製品を使いまくる車中泊の旅の方法もあるかとは思いますが、走行充電だけではサブバッテリーを満充電することは難しいということもあります。というわけで、私としては長期の旅の際には単三・単四のニッケル水素電池を充電してローテーションさせていく太陽電池パネル中心のシステムを今後も継続して行こうと思っています。


ELECOM iPhone用ドックスピーカー ASP-IPD100

 私はスマートフォンとしてiPhoneは持っていないのですが、iPhone5以前に売られていたiPod touchを代わりに使っています。本体を購入してからずっと100円ショップで購入した充電ケーブルを使って充電していたので、本体を立てて使えるドックを何とか手に入れたいと常々思っていました。たまたま近所のパソコンショップのワゴンセールの中にこのスピーカーも一緒になったドックを見付け、その価格が何と380円でした。iPhone5になって端子の形状が変わってしまったため、現行機ではこの製品は使えないということでのディスカウントなのですが、それにしても安すぎますね(^^;)。

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 パッケージにはiPod touchについては書いてありませんでしたが、もちろん問題なくドッグに立てて使えます。付属のACアダプタをつなぐと充電が開始され、ACアダプタを付けた状態でmini-BタイプのUSBケーブルをパソコンに接続するとデータの同期ができるようになります。スピーカーから音を出すためには背面にあるスライドのスイッチをONにする必要があり、前面にある音量調整ボタンを押すことでかなり大きい音(1W×1W)が出ます。もちろん、きちんとしたオーディオと比べるとちゃちな音ではありますが、枕元に置いてちょっと音楽を楽しむには十分な音質だと思います。

 普段の生活の中では充電台として使うことがほとんどだと思いますが、本体が小さいということと、裏面から単四電池4本を入れられるようになっていまして、スピーカーから音楽を楽しむことは電池でできるようになっています。

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 旅行先において、私の場合は車中泊の車の中で音楽を聴きたいという場合は外付けのスピーカーがあり、iPod touchだけでなく他の機種でも使えて便利なのですが、私が持っている外付スピーカーはステレオケーブルを繋げて聴くタイプのものなので、この製品のように直接ドックに差して使えるというのはとり回しが楽でこれはこれで便利なのですね。写真のような感じでどこにでも置いて音楽が楽しめるというのはそれなりに魅力があります。私はお気に入りの音楽をあえてインターネットストレージに保存しているので、パソコンだけでなく各種スマートフォンやiPod touchでもインターネットに高速で接続できる環境さえあれば目的の音楽ファイルをその場で聴取することは可能になっています。単四4本というのはちょっと電池の数が多いように思うかも知れませんが、私が持っている太陽電池パネルを使った乾電池充電システムの中で一番使いものになると思われる、Guide 10 Plus Adventure Kit付属のニッケル水素電池充電器は単三および単四電池を4本単位でしか充電できないため、とりあえず単四4本というのは私の中では許容範囲です。旅行中、どの程度使うかにもよりますが、車での移動中にはiPod touchを使うことはほとんど考えられないため、走行中に電池を充電し、夜落ち着いた時から就寝時まで使うくらいならちょうどいいのではないかとも思えます。

 ここらへんは電話やネット接続で常に使うiPhoneではなく、ほとんど音楽専用にできるiPod touchで使うからこそだと思いますが、ある程度容量の大きなiPod touchであれば旅行の音楽は本体に入れてしまってこのセットに集約させてしまうというのもいいかなと思います。今回紹介した製品に限らず、iPhone4S以前の端子対応のさまざまなスピーカー付きドックはどれもかなり安くなっていますが、大きいものは旅に持っていくにはかさばりますし、乾電池で動くものの方が長く使い続けられると思いますので、私のようにまだ古い端末を使っている方は在庫があるうちに手に入れておいてもいいかなと思います。


Panasonic 2013年4月発売のエネループとエボルタの違い

 充電池として国内で多くのユーザーを持っているのが三洋電機のエネループであり、Panasonicの充電式エボルタであったわけですが、ご存知の通りPanasonicが三洋を吸収してしまったことで、今まで最大のライバルとして存在していた2つの充電池が同じ会社で販売されるという変な事になってしまっています。

 Panasonicは2013年4月からこの2つのブランドの充電池をリニューアルして売り出すという事なので、改めて出されている資料から2つの充電池の違いについて見ていきたいと思います。ちなみにここでデータを出して紹介する電池の種類は単三型スタンダードモデルでの比較にしていますのでご注意下さい。というのも、高容量なProではくり返し充電回数が極端に少なくなり、容量の少ないLiteはくり返し充電回数が多いものの、容量が少ない割に価格差が少ないという事で一般的なスタンダードモデルを購入して使われる方が多いだろうと思ってのことです。

 さて、メーカーのホームページでは、以下のようなキャッチコピーが示されています。

【「くり返し回数」重視のエネループ、「長持ち」重視の充電式エボルタ】

 具体的にはどういう事かというと、今までメーカー発表のくり返し充電回数はどちらも1800回となっていましたが、充電式エボルタの方は回数を据え置いていますが、エネループの方は2100回までくり返し充電回数を増やしています。その代わり、充電式エボルタの方は従来の容量である1900mAhから50mAh多い1950mAhになっています。そんなわけでキャッチコピーのような究極の選択を迫られるわけですが、もう一つの違いについても指摘しておきましょう。

 充電池は充電してすぐ使う場合も多いですが、私の場合はかなり多くの電池を持っていますので、充電してからすぐに使わず、数ヶ月間保管したままという場合も結構あります。そこで気になるのが保存時にどの程度容量が残っているかという事です。それがメーカーのホームページでは「1年後容量残存率」というデータで紹介されています。その部分だけ以下に抜き出し、1年後の予想される容量を計算してみました。

・エネループ単三1900mAh 1年後容量残存率約90% 1年後の容量予想値 約1710mAh
・充電式エボルタ1950mAh 1年後容量残存率約80% 1年後の容量予想値 約1560mAh

さらにエネループの方がくり返し充電回数が300回も多いという事になると、常に使用後満充電の状態で使うのでなければ、充電式エボルタよりもエネループの方を私は選ぶと思います。災害用の備蓄として充電池を用意する際にも、エネループはメーカーのホームページでは5年後でも使用可能とうたっていますので、その点にも注目したいと思います。

 新しいエネループは電池に大きく「Panasonic」の文字が入る事で一部の人から必ずしも評判がいいとは言えませんが、こういったデータも冷静に把握して充電池を選ばれるのがいいかと思います。



電池を使ったグッズたち その8 単三4本で動くグッズ

 このシリーズも最後のエントリーになりますが、様々なモバイル機器を使っている中で、バッテリーの充電をニッケル水素電池で行いたいと思う場合、この単三4本という組み合わせがポイントになります。というのも、単三4本をまとめて入れるタイプの外付バッテリーは5V1Aというスマートフォンを何とか充電できる能力を発揮するものも多く、一つはこのようなUSB接続の外付バッテリーを一つ持っておくと便利です。

・サンワサプライ BTN-DC2BK
http://syachu.cocolog-nifty.com/blog/2011/03/btn-dc2bk-00a0.html

 タブレット端末の充電はこれでは厳しいですが、携帯電話やスマートフォンくらいならこれで充電可能です。常時使わなくても、充電した電池とともに用意しておけば、いざという時に役に立つと思います。また、電話そのものに単三電池4本を使う製品もあります。これは名前の通り携帯する電話とは言えませんが(^^;)、新たに自宅に電話を引くよりも安価に維持できるので、人によっては便利に使えるでしょう。

・ウィルコム イエデンワ WX02A
http://syachu.cocolog-nifty.com/blog/2011/11/wx02a-da69.html

 夏の車中泊での環境を変えるための扇風機も、単三電池4本で動くものがあります。サイズは手に乗るコンバクトサイズになるため、多人数での利用には適しませんが、個人で使う分には何とか使える程度のスペックではないかと思います。季節ものという事で一年中店頭に並んでいるわけではありませんが、反対側に向けて換気扇としての使い方もいいかと思いますので、同様な製品がありましたら、ぜひ専用電池を使ったりACやDCのコード専用のものではない、単三電池使用のものを手に入れておくと意外なところで役に立つかも知れません。

・ドウシシャ コンパクトデスク扇風機 LPM-1081U
http://syachu.cocolog-nifty.com/blog/2011/04/lpm-1081u-1247.html

 このように、多くの機器をそろえる中でメインが単三4本という形で充電池をローテーションしていく場合、車内の明かりについても単三4本を使ったものを用意していると充電した電池を無駄なく使えるというメリットがあります。本体の大きさや効率の点で優れる単三3本を使ったものより大きく重くなりますが、以下のリンクで紹介するEX-757MSはランタンにも懐中電灯にも使え、そのまま吊るせるなど、これはこれで多くの特徴を持ったキャンプ用LEDランタンです。単三4本を使う明かりを探す際に参考にしていただければ幸いです。

・GENTOS LEDランタン エクスプローラー EX-757MS
http://syachu.cocolog-nifty.com/blog/2010/10/gentos-ledex-75.html

 そして、旅先での運用には大切な充電についても考えなくてはいけないでしょう。私が車に積載している実用的な太陽電池パネル充電キットのGOAL ZERO Guide 10 Plus Adventure Kitに付属している充電器兼モバイルバッテリーは単三および単四を4本まとめてしか充電できません。下のリンクのセットを使われる場合は半端な本数を使うようだとかなり充電のロスが出ることが予想されるため、単三4本で使えるものを多く集めて使われるのがいいと思います。ラジオでも大きなものは単三4本で動くものも意外と多いですし、改めてどういったものを使うかに合わせて充電器や使用グッズは変化していくということが普通だという事ですね。

・GOAL ZERO Guide 10 Plus Adventure Kit
http://syachu.cocolog-nifty.com/blog/2012/03/goal-zero-guide.html

 エントリーの中にも書きましたが、すでに生産が中止されてしまっているので入手は難しいかもしれませんが、電池で水やお湯が注げる魔法瓶構造を使ったアウトドアや災害時にも頼りになる製品です。

・THERMOS ステンレス電池給湯ポット TAL-2200
http://syachu.cocolog-nifty.com/blog/2014/11/thermos-tal-220.html

 以上、様々なグッズを使用する電池の本数でまとめてみましたが、どの電池を何本使ってもそれなりに使えるものは結構あるというのが実感です。今後も新たなグッズが出てきたらこれらのエントリーに追記する形でのばしていきますので、このカテゴリの方もご注目下さい。


電池を使ったグッズたち その7 単三3本で動くグッズ

 単三電池3本で動くというものはそれほどあるわけではありません。そして、充電池を利用して使い続けるには結構大変だというのが正直なところです。しかし、魅力的な製品があればそんな事は言ってはいられないわけで、私が常用している2つの製品はどちらにもそれなりの味があります。

・TECSUN PL-398MP とGENTOS EX-837NX
http://syachu.cocolog-nifty.com/blog/2013/03/tecsun-pl-398-1.html

 元々小型ランタンのEX-837NXを気に入って使っていました。この製品は明るさと電池寿命を両立したいいものなのですが、単三電池3本という使用電池の数がネックでした。それが、新しく単三電池3本で動くラジオ兼外付スピーカーにもなるPL-398MPが加わったことにより電池の組み合わせがしやすくなりました。上記リンクの記事でも説明していますが、私の場合は充電池をローテーションして使い回しているので、同じ本数で使える機器が増えていくとさらに使いやすくなるのですね。

 ただ、一般的には単三電池3本というパターンの製品はなかなか扱いづらいものである事に変わりはありません。改めて購入する前にはどんな電池を何本使っているのかを確認することが大切でしょう。この他にこのブログで紹介したものとしては、レジャー用の連絡用として使えるものもあります。

・特定小電力型トランシーバー ICOM IC-4008
http://syachu.cocolog-nifty.com/blog/2010/11/icom-ic-4008-a5.html

 現在は携帯電話の普及で用はないかも知れませんが、複数の車での移動通信用とか、携帯電話の通じない場所での使用、更にはライフラインが止まった災害時の連絡用としても使えない事はありません。旅先でトランシーバーをよく使っている方は、単三3本で使える機器を探して揃えてみるのもいいのではないでしょうか。


電池を使ったグッズたち その6 単三2本で動くグッズ

 個人的にはこれから紹介する単三2本で使える機器は数も多く、電池を充電池にしてローテーションしていくのにも便利ですので、常用するのにおすすめの機器が多いです。それでは、具体的に紹介していきましょう。

・ソニー ステレオポータブルラジオ SRF-18
http://syachu.cocolog-nifty.com/blog/2012/09/srf-18-d57e.html

・SONY ポータブルラジオ ICF-9
http://syachu.cocolog-nifty.com/blog/2011/05/sony-icf-p21icf.html

・SONY 野外作業用ラジオ ICR-S71
http://syachu.cocolog-nifty.com/blog/2010/10/sony-icr-s71-11.html

・SONY 災害用ラジオICF-B100
http://syachu.cocolog-nifty.com/blog/2011/03/sony-icf-b100-e.html

 スピーカーを鳴らすことのできるラジオは、単三2本のものが使いやすいものです。この中でICR-S71は単一2本のものですが、私は単三電池を単一スペーサーの中に入れて使っています。これらの中で一番電池が持つのが、ICF-9のようなオールアナログタイプのラジオで、常用でなくても防災用として用意しておくのもありだと思います。

・ICレコーダー TASCAM DR-05
http://syachu.cocolog-nifty.com/blog/2011/12/tascam-dr-05.html

 単四1本のICレコーダーと比べると持ち運びに躊躇するほど大きくて重いものですが、それだけ質実剛健で、長時間安定して使える安心感があります。また、私独特の使い方かも知れませんが、FMトランスミッターをつないで車内で音楽を聞く場合に、かなり大きな音で音を飛ばせるだけのパワーがあるので、ラジオ放送から切り替える時でもボリューム調整はせずに済むので私はむしろミュージックプレーヤーとしての出番が多かったりします。もちろん、本格的に音楽を録音したいと思われる場合にはコストパフォーマンス最高のレコーダーであることも大きな特徴です。

・パナソニック コンパクトソーラーライトBG-BL01G
http://syachu.cocolog-nifty.com/blog/2011/12/bg-bl01g-e3d1.html

 太陽電池パネルが付き、単三2本を充電できるだけでなく(付属のコードによってUSB端子経由の充電も可)、携帯電話用の外付バッテリーとしても使えたり、三脚を取り付けて室内を照らすランタンとしても使えるマルチライトです。オールインワンでこれ一台でまかなえるということはあるものの、やはりいろいろそろえていくと、それぞれの機能を別のグッズでまかないたくなってしまいます。ただ、非常用持ち出し袋にこれを入れておけばそれなりに役に立つと思いますが。

・PYXIS デジタル 目覚まし付き電波時計 NR525W
http://syachu.cocolog-nifty.com/blog/2010/12/pyxis-nr525w-55.html

 安い電波時計の中で表示が見やすく、さまざまな機能も付いた私が枕元で使っている目覚ましです。単三2本使うのでちょっと大きいかなという気もしますが、車の旅くらいなら旅のお伴に持って行っても苦にならないと思います。ただこの辺は個人の趣味というところも多いと思いますので、大きさやデザイン、使っている電池の種類と本数などで自分に適していると思われるものを買われてもそう差はないと思います。

・フィリップス 乾電池式シェーバー HQ904
http://syachu.cocolog-nifty.com/blog/2011/01/hq904-9e19.html

・フィリップス 乾電池式シェーバー PQ208

http://syachu.cocolog-nifty.com/blog/2014/02/pq208-369f.html

 普段は充電式やコンセントから使う髭剃りを使っている方も、電池で動く髭剃りを持っていればいざという時に役に立ちます。他のメーカーからも単三2本で使える小型の髭剃りが出ている中、なぜフィリップスの丸形刃のものを選んだかといいますと、そり方には違いはあるものの、そこそこ実用的に髭が剃れ、音も比較的静かであるということです。災害時に使う場合は、周辺へ爆音を撒き散らさないような配慮も必要かと思いますので、この点についてはぜひ他の電池式シェーバーと比べてみていただきたいと思います。

・キングジム ポメラDM100
http://syachu.cocolog-nifty.com/blog/2011/11/dm100-eb3b.html

 パソコンやスマートフォンが使えているうちはいいですが、連続して電源を確保できなくなると、かなり早い段階で文字入力は手書き以外選択肢がなくなってしまう場合が多くなってしまいます。しかし、ポメラは電池でかなり長時間使えますので、旅行の際だけでなく意外と災害時にも役に立つのではないかと思っています。

・任天堂 バトル&ゲット ポケモンタイピングDS キーボード
http://syachu.cocolog-nifty.com/blog/2012/03/post-fc15.html

 もともとはゲームをするための付属品なのですが、持ち運びできるBluetoothキーボードとして重宝する一品です。そして、単三電池で動くというのが大きなポイントです。他のBluetoothキーボードが電池や電源の問題で使えなくなっても、電池の入手がしやすい単三なら使える場面も出てくるでしょう。ゲームでは使わなくても、いざという時のために用意しています。

・ウッドガスキャンプストーブ
http://syachu.cocolog-nifty.com/blog/2013/01/post-2a37.html

 薪や本質ペレット燃料を燃やす場合、コンロにファンがあるかないかで燃焼効率は相当違ってきます。かまどに竹筒から息を吹き込んだり、団扇を使ってあおぐことで火の勢いが強くなりますが、これを電池でやってしまおうというわけです。しかも単三電池2本でファンを回すことができるこのストーブは、単三の充電池をたくさん持っている人ならば十分メリットがあるでしょう。

 この他にも携帯電話の充電ができる外付バッテリーのうち単三2本を入れて動かすものが多くあり、必要に応じて入手しておき、いざという時に備えるのもいいでしょう。ここで紹介する以外にもまだまだ多くの機器がありますが、このような機器が増えていくと必然的に充電池の数が増えてしまいますね。

(2013年11月27日 追記)

・パナソニック ハンディトワレ DL-P200

http://syachu.cocolog-nifty.com/blog/2013/11/post-62ae.html

 いわゆる「携帯用シャワートイレ」を実現する主に海外旅行用に考案された便利グッズです。電池を使うことで便座内蔵のものに迫る使い勝手を誇ります。

 


 電池を使ったグッズたち その5 単三1本で動くグッズ

 今の世の中で一番使われている電池の種類は、異論はあるかも知れませんが単三電池ではないかと思われます。使われている数が多いという事は、災害などの緊急時に家の中を探せばどこからか使っていないか使用中のものでも容量が残っているものを見付けられる可能性が高いと言えます。私自身も使っているグッズの多くは単三電池を使っているものが多くなっています。その中でも単三電池1本で使えるものというのは乾電池を使っていて、容量の残っている電池の備蓄がなくなってきたような場合にはありがたいものだろうと思います。それでは、以下に以前紹介したものを含む私が使っている単三1本で使える機器を紹介します。

・Panasonic 防災ライト BF-BM10
http://syachu.cocolog-nifty.com/blog/2013/02/panasonic-bf-bm.html

・GENTOS ヘッドランプ GTR-731H
http://syachu.cocolog-nifty.com/blog/2010/10/gentos-gtr-731h.html

・GENTOS リゲルヘッドライト GTR-931H
http://syachu.cocolog-nifty.com/blog/2011/04/gentosgtr-931h-.html

・モンベル コンパクトヘッドランプ
http://syachu.cocolog-nifty.com/blog/2012/03/post-600e.html

・(参考)モンベル クラッシャブル ランタンシェード
http://syachu.cocolog-nifty.com/blog/2012/03/post-3617.html

 最初のBF-BM10は単三の他に単四、単一、単二電池も使えるマルチライトですが、私はスペーサーを入れて単四電池以外は全て単三の充電池で運用しています。そうすれば、もし他の用途で電池が必要になった場合はここから電池を取り出して使うことができます。懐中電灯タイプのライトとしては最強でしょう。残りのライトは全てヘッドライトタイプで、マグライト型のものは単三2本のものの方が使い勝手がいいので省いてありますが、もしキーライトとして使いたいと思われるなら、私はむしろ単四電池1本のものの方がかさばらなくていいと思います。ヘッドライトの個人的なおすすめは、かなりの本格的な山登りに使うのでなければ、モンベルのコンパクトヘッドランプにランタンシェードをセットにして持つというのがいいのではないかと思います。このセットだけでヘッドライトだけでなく懐中電灯や据え置き型のランタンとしても使い回せます。ただ、ランタンとして使っていると他の用途には使えないので、単三電池1本を使用するヘッドライトを複数用意するというのもかえって便利かも知れません。

・A&D 上腕式血圧計 UA-704
http://syachu.cocolog-nifty.com/blog/2011/04/ad-ua-704-70b9.html

 健康器具としてそれなりに人気がある血圧計ですが、実は自宅で使っている別の血圧計は単三電池4本を使って全て自動で計ってくれるものです。それはそれで便利なのですが、少ない電力で動くこの血圧計は手で空気を入れるようになっています。そのため、単三のマンガン電池でもかなりの回数測り続けることができるのです。私はそれこそ旅行の時のみに使うために車内で保管し、もしもの災害用としても準備しています。

・ミニマム 電動付歯ブラシ ハピカ マイナスイオン
http://syachu.cocolog-nifty.com/blog/2011/05/post-df7d.html

 私が現在、普段の口腔ケアに使っている歯ブラシです。単四を使ったものより大きくなるものの、その分ブラシも大きくて使いやすいので気に入っています。手に入りやすく私の環境では充電された単三電池を多く保有しているということもあり、状況によっては予備を購入し災害用持ち出し袋に入れるのもいいかなと思っています。

・エステー エアカウンターS
http://syachu.cocolog-nifty.com/blog/2012/02/post-3bfb.html

 まさか、こんなものが売り出され、自分が購入するようになるとは思いませんでした。あくまで簡易的な放射能測定器だということを割り引いて使うべきものだと思います。私が購入に至ったのも、単三電池1本で使える手軽さにあったと言えます。今後も使う機会がないように願いたいものですが、いざという時にでも何とか使えそうな単三電池を1本探して使える安心感はあります。

・ロジクール Bluetoothマウス M336
http://syachu.cocolog-nifty.com/blog/2015/11/bluetoothm336-6.html

 タブレットをキーボードと一緒に使う場合にあると便利なBluetoothマウスの中でも単三電池で動くものがあります。一回電池を入れると相当長く使えるくらい消費電力は少ないので、もし災害に遭った場合、この中に入っている電池を他に使い回すこともできるので、モバイルパソコンと一緒に持ち歩くのがいいでしょう。

 こうした単三1本で使える機器の数々は常用してももちろんいいですし、いざという時のために普段は電池を入れないでおいて、必要に応じていつでも使えるようにしておくというのもいいと思います。


電池を使ったグッズたち その4 単四4本で動くグッズ

 このカテゴリでは、できるだけ多くの電池を使ったグッズを紹介していくつもりですが、改めて身の回りで単四電池を4本使って動くグッズを探してみましたが、今の所私が使っているものの中にはその種のものはありませんでした。もちろん、どんなものでもいいからと探せばあるのではないかと思いますが、単四2本で動くもののような機器を小さくできるメリットもそれほどないということかも知れません。

 ただ、いろんなメーカーがリチウムイオンバッテリーではなく、エネループやエボルタなどのニッケル水素電池を使った機器を充実させてきた場合、それなりの可能性は残ります。単三の電池では大きさや厚さに問題ありの場合、必然的に単四電池採用という風になって行かざるを得ないわけですし。個人的には単四電池4本で動くような携帯電話やPHSがあれば、それほど大きく厚くならずに本体を作れるので結構話題になるのではないかと思います。現在でも単三電池4本で使えるものとしてウィルコムのイエデンワがありますが、あそこまで大きくせずに災害などの緊急時に電池を入れ替えて使える端末があれば嬉しいですね。

 今後、このスペースに興味深い機器が出てきた場合は内容を変更してそうしたグッズの紹介に使う予定でいますが、もし今後市販のニッケル水素電池において、単四タイプの容量が現在のMin.750mAhから上がってくれば、もっと多くの機器が単四電池を採用してくれ、単四4本で使える面白い製品も出てきてくれる気もします。ただ、単純に容量を上げた「エネループプロ」「充電式エボルタ ハイエンド」のような製品は、容量を上げることで繰り返し使用回数が極端に落ちるのが残念です。新しいエネループはMin.750mAhで繰り返し使用回数2,100回を誇りますが、Min.900mAhのエネループプロは繰り返し使用回数500回、充電式エボルタ ハイエンドではMin.930mAhで繰り返し使用回数300回までしかメーカー保証がなくなってしまいます。繰り返し使用回数2,100回を保ったままで、どのくらい容量を上げる事ができるか、今後も動向を見守っていきたいですね。

(2016.2.13追記)

 ここまで、この項目だけ具体的な品物の紹介をすることができませんでしたが、ようやく紹介することができます。単四電池4本で使える小型ランタン、GENTOS エクスプローラー LEDランタン SOL-144S です。 

http://syachu.cocolog-nifty.com/blog/2016/02/gentosledsol-14.html

 上のエントリーでも書きましたが、単三電池3本のミニランタンよりも電池のローテーションがしやすく、明るさや使いやすさはむしろこちらの方がいいくらいです。電池のサイズが小さいことで本体の大きさも小さくできますし、単三電池使用のミニランタンとともに使用することによって、単三・単四どちらかの電池が入手できるかによって使い分けることもできますので、個人的におすすめしたい製品です。


電池を使ったグッズたち その3 単四3本で動くグッズ

 単三でも単四でも、使う側からすると3本というのは中途半端な本数という事もあり、私はほとんど3本用のグッズは持っていませんが、必要に応じて持っていて、他の1本用2本用にストックしておいた充電池で使い回すこともあります。それでは、具体的に紹介していきましょう。

・OSRAM LEDライト DOT-it Waterproof
http://syachu.cocolog-nifty.com/blog/2011/03/osram-leddot-it.html

 このライトは東日本大震災直後に全く懐中電灯の類が店頭から消えた時にも売っていました(^^;)。それも単四3本という中途半端な本数の故なのかも知れませんね。ただ、付属のマジックテープや磁石で天井に付けて簡易照明のように使ったり、服に付けて両手を自由にして使えたり、普通の懐中電灯よりは用途は多様で、防水という事もあり持っていて全くだめという事はないとは思います。

・MAQUINO 体組織計 レジェール
http://syachu.cocolog-nifty.com/blog/2011/04/maquino-0e93.html

 薄型の持ち運び可能そうな体重計の購入を考えた時、そのほとんどがボタン電池を使うものだったのですが、この体重計だけ汎用の単四電池を使っているという事で購入したものです。自宅には別の体重計があるので使う時が限定されていて、使う時だけ電池を入れて計るだけなので、ストックしてある充電池をその都度入れて利用する程度に使う感じです。

 この他、小型ランタンやラジオの中に単四3本で動くものがあるようですが、こうしたものをそろえるよりも個人的には単四ならば1本使用のものと2本使用のものを合わせて3本で使った方がいいのではないかと思います。もっとも、これから単四電池を3本使った画期的な製品が出てくるようでしたら、改めてここで紹介することができれば嬉しいと思っています(^^)。

(2015.4.21)

・SONY アクティブスピーカー SRS-M50

http://syachu.cocolog-nifty.com/blog/2015/04/sony-srs-m50-7b.html

・プリングルズ パーティスピーカー

http://syachu.cocolog-nifty.com/blog/2015/04/post-c403.html

 ほぼ同じ時期に手に入れた、電池駆動の小型スピーカーです。単四電池を使うことで小型化されているという部分もあるとは思いますが、双方のスピーカーともすぐに電池が切れることなく安定して動作するので、スマートフォンやタブレット端末のスピーカーから大きな音を出してみんなで聞くためにはベストサイズのような気がします。


電池を使ったグッズたち その2 単四2本で動くグッズ

 もし電池の需要が供給に追いつかなくなった場合、あの東日本大震災直後の状況を考えてみると、他の電池が売れても単四タイプの電池がかろうじて売れ残っていたという事実をしっかりとらえる必要はあるかも知れません。これから徐々に紹介していくつもりですが、やはり単三や単一電池はすぐになくなってしまう可能性が大きいので、主に使いたいグッズが使っている電池が単一や単三使用のものだったとしても、単四メインで動くこれらの商品を気にかけておく必要はあると思います。ということで、単四4本の電池セットしか入手できない場合に備えて、単四電池2本で動くグッズを紹介していきましょう。

・CASIO トラベルクロック DQD-205J
http://syachu.cocolog-nifty.com/blog/2010/11/casio-dqd-205j-.html

 小型の電波時計は日常生活だけでなく旅先でも便利に使えます。ただ、このようなタイプのグッズは電池を入れてからかなり長時間使い続けることになるので、充電池よりマンガン電池を使う方が便利で、他の物に使い回すことは考えない方がいいかも知れません。

・SONY アクティブスピーカーシステム SRS-T33
http://syachu.cocolog-nifty.com/blog/2012/03/sony-srs-t33-ab.html

 手軽にスマートフォン、ミュージックプレーヤーや、イヤホン専用のライターサイズラジオをつなぎ、スピーカーから音を楽しめます。電源として単四2本を使わなくても音は出るのですが、電池を使わないとかなり音が小さいので、やはり電池を使って動かすのがいいでしょう。サイズも小さいですし、接続用のケーブルが本体に収納されているので、余計な荷物が増えなくて便利ですね。

・MINI MAGLITE 2AAA
http://syachu.cocolog-nifty.com/blog/2011/04/mini-maglite-2a.html

・無印良品 LEDキャンドルライト
http://syachu.cocolog-nifty.com/blog/2012/12/led-cbff.html

・GENTOS ヘッドランプ HR-710H(リンクはありません)

 単四2本で光るライトはここで紹介していないものでも探せばいろいろあると思いますが、連続発光時間は少なくなっても、コンパクトに携帯できるサイズであるというのがポイントだと思います。単四1本タイプのものよりも連続使用に使えるくらいのクオリティのありそうなものを選びたいですね。それと、ここで紹介している他のグッズと一緒に持ち歩くことで、充電池使用の場合ローテーションできるというのもポイントでしょう。

・エレコム Bluetooth折りたたみキーボード TK-FBP017(リンクはありません)

 最近のBluetoothキーボードの中には内蔵充電池が最初から入っているものもありますが、市販の充電池が使えるタイプの方が長く使えるような気がします。単三電池を使うキーボードよりも本体のサイズが若干小さくなるのもメリットですし、電池の使い回しが利くような環境を作っておけば電池切れの不安も解消できます。

・TOSHIBA 手回しラジオ TY-JR11(リンクはありません)

 スピーカー付きラジオの中にも単四2本で動くものがあります。このラジオはいわゆる災害用オールインワンラジオで、LEDライトにサイレンも搭載され、電池の他に内蔵充電池に手回しハンドルで充電する事ができます。もし内蔵の充電池がだめになっても、単四2本で継続利用が可というのもポイントです。

 こうして見ていくと、単四であっても2本で動くものなら機材自体が小型化され、小さくまとめて持ち歩きたいようなニーズには合っています。加えて、店頭で乾電池を購入する場合に残っている可能性も考えられるので、普段は使わなくてもラジオやライトぐらいは持っておけばあるいは役に立つ場面も出てくるかも知れません。