スーツケースを選ぶ際に考えたい「保証」か「リペア」かの選択について

すぐに買うわけではないのですが、今ある車輪の付いたスーツケースは布製のソフトタイプなので、今後は悪天候に強く、旅行だけでなく徒歩・バス・電車でのお出掛けにも便利に使えそうな道を転がして移動できるスーツケースについて色々調べているところです。

ネットで調べるには動画を見るのが簡単なのですが、これはテレビと同じで時間の制約があるため、自分が思っている疑問を動画だけでは解決できないという点もあります。

もちろん、YouTubeで発信している人はコメントを出せばそれに丁寧に答えてくれるということもあるので、こうした動画だけを見て参考にする事も悪くありませんが、ネットの情報はそれだけではないので、やはり文字による情報というのも合わせて見ていくことで、色々考えさせられることがありました。

ハードタイプのスーツケースは、プラスチック・ポリカーボネイト・アルミという材質によって価格は違ってきます。私自身は海外に行くというよりも、国内のLCCを使って移動する場合に機内持ち込みサイズのものを物色しているので、海外で荷物を預けた場合のぞんざいにスーツケースを扱われて壊れるリスクについてはそこまで考慮してはいないものの、やはり長く使えば壊れるリスクがあります。

スーツケースを調べていて、保証期間が長いものから「生涯保証」をうたう製品もあることを知りましたが、安いものは1万円以下でも買えるものがある一方で、複数年から10年の保証から生涯保証になるとLCC用の小さいものでも10万円以上の価格になっています。

致命的な故障をしたら粗大ごみになり買い換えになるので、それなら高いお金を払って生涯保証のメーカーのものを買うという選択もありますが、私の場合はその生涯保証で対応できる故障になるのか? という点について疑問に思い調べたところ、改めて難しい保証の内容について知りました。

どんな製品も、取扱説明書に沿って正しい使い方をしていて壊れたものについては、メーカー保証の範囲になることは理解できます。しかし、海外の空港でスーツケースを投げられて破損した場合、それ専用の保証を用意しているメーカーと、そうでないメーカーがあります。破損に対しての責任がどこにあるかを考えれば、この場合はぞんざいな扱いをした航空会社に補償してもらうケースだと思うので、その場合には専用の保証のあるメーカーのものを購入するか、いわゆる「身の回り品」に対する損害補償がされる海外旅行保険を使うことで、そちらの方面から解決できるということになれば、メーカー保証を目当てに購入すること自体がどうなのか? という風に思えてきます。

そして、実は私が一番心配するスーツケースについてのトラブルが、メーカー保証および海外旅行保険(ないしは身の回り品に対する保険)の対象外になるであろうケースで、実はスーツケースのトラブルでは一番多いのではないかという「キャスター」についてどう考えるかということです。

キャスターは使えば使うほど消耗します。いわば自動車のタイヤのようなものなのですが、実は一般的な自動車保険の車両保険においても、タイヤ単体のトラブルについてはカバーされていません。よくあるケースが、悪意を持った犯罪者が、千枚通しなどで愉快犯的にタイヤを差して走行不能にするというトラブルがありますが、この場合は車の所有者に何も責任がなくても、タイヤ自体が走行することで摩耗していくことから、保険の対象外になってしまうのです。

スーツケースのキャスターについても同じ事なので、実際にキャスターが壊れてしまったら、そのまま粗大ゴミにするか、キャスターの修理を依頼するかということになると思うのですが、この点についてスーツケースの販売ページをネットで検索して見ていると気付くことがあります。ネット上にはメーカーによってはキャスターを交換するための部品としてキャスターだけが売られている場合もあります。さらに調べていくと、キャスター修理を業者に依頼しないで自分で交換する方法について解説されたページもあります。

国内のメーカーでこうした部品も販売している大手の製品の中から選ぶことで、旅行の時だけでなく、ちょっとした買い物にも気軽に持っていって、日々の生活の中でも活用し、長く使うことができるなら、最安の1万円以下のものを購入するよりもメリットは高いのではないかと思えます。

今後、実際に色々な交通手段を使って旅に出ながら、今の装備に足りないところをカバーしてくれるスーツケースについても長く使えることを条件に探していきたいと思っています。


カテゴリー: 旅コラム | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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スーツケースを選ぶ際に考えたい「保証」か「リペア」かの選択について」への2件のフィードバック

  1. ケータイオタク

    最近は航空機の預け荷物の重さ制限もうるさくなりました。昔は結構緩かったです。最大35Kgと言う記憶があります。
    スーツケースの場合預け荷物の場合メーカーの保証はないと思います。修理さえ受け付けていないメーカーも在ります。航空会社でも補償されないこともありました。海外の会社の場合あるようです。
    先日は結局カード付帯の海外旅行保険で免責を除いて補償されたくらいです。
    重さ制限が厳しくなった結果耐久性より軽量化が重視されています。航空会社も壊れる事を前提にしているようです。確かに海外の場合日本では考えられないような乱暴な扱いです。
    スーツケースも使い捨ての時代になっているようです。ただ以前は本体に比べてキャスターが壊れやすく感じましたが、最近は軽量化で本体の強度が落ちているような感じです。

  2. てら 投稿作成者

    ケータイオタクさん コメントありがとうございました。

    私はLCC用で、機内持ち込み可能なサイズのものを物色しているのですが、サイズはクリアできても、重さに関する判定はかなりシビアになっているようですね。7kgという制限は、それなりに強度のある材質のスーツケースの場合、まるで登山に行く時のように持ち物の軽量化を図らないといけなくなります。その分料金が安いので、国内の移動であればスーツケースごと宅配便でホテルや自宅に送ってしまったほうが良いのではとも思えます。

    どちらにしても、旅に出る場合の荷物は少ないにこしたことはないので、自分の旅のスタイルに合わせ、妥協せず最良なものを今後選んでみたいと思っています。

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